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JP7249642B2 - 水槽装置 - Google Patents
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本発明は、展示するに際して鑑賞者の興味をひくような水槽装置に関するものである。
ペットショップなど、魚を鑑賞する水槽を多段に配置した多段型水槽台が下記特許文献1に開示されている。これにより、多数種類の観賞魚が鑑賞可能になっている。
特開2007-166911号公報
しかしながら、水槽そのものは一般的な構成であり、観賞魚には注目をされても水槽そのものに興味をひくような要素がない。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、水槽そのものに興味を引き付けるような構成を有する水槽装置を提供することである。
上記課題を解決するため本発明に係る水槽装置は、
前方に位置する第1ガラス板と、
後方に位置する第2ガラス板と、
前記第1ガラス板と第2ガラス板に挟持される底板と左右の側板により構成され、下方に位置する第1水槽と、
前記第1ガラス板と第2ガラス板に挟持される底板と左右の側板により構成され、上方に位置する第2水槽と、
第1水槽から第2水槽へと水をくみ上げるポンプと、
第2水槽から第1水槽へ水を自然落下させる落下流路と、を備えたことを特徴とするものである。
かかる構成による水槽装置の作用・効果は以下の通りである。第1水槽と第2水槽は、ともに第1ガラス板と第2ガラス板に挟まれるように上下に配置され、前方あるいは後方から見たときに浮いているように見せることができる。水は第1水槽から第2水槽へとくみ上げられたのちに落下流路を介して第1水槽に戻り循環させることができる。かかる構成により通常とは異なる態様で水槽装置を構成し、水槽そのものに興味を持たせることができる。
本発明において、前記第2水槽の少なくともいずれか一方の側板は、中央板とこの中央板の両側に位置する一対の端板により構成され、一対の端板と中央板が段差を有するように結合することで前記落下流路が形成されることが好ましい。
これにより、所定の幅を有する流路を形成することができ、確実に下方の第1水槽に向けて水を落下させることができる。
本発明において、前記中央板の上端面は、前記一対の端板の上端面より低くなるように設定することで、出口部を形成し、この出口部に魚落下防止板を着脱自在にしたことが好ましい。
これにより、確実に出口部から落下流路へと水を案内することができると共に、魚が出口部から落下することを防止することができる。
本発明において、前記第1水槽にフィルター装置を配置し、前記落下流路から落下した水をスポンジで受け止めた後にフィルターへ送りこむようにスポンジ及びフィルターが配置されていることが好ましい。
落下した水を一旦スポンジで受け止めることで、騒音の発生を抑制することができる。
本実施形態に係る水槽装置の正面図 図1のC-C断面図 図1のA-A断面図 図1のB-B断面図 本実施形態に係る水槽装置の分解斜視図 第1水槽を構成する部材を示す斜視図 ろ過装置の外観斜視図 ろ過装置の縦断面図 ろ過装置の平面図 魚落下防止板の出口部への取り付けを示す図 魚落下防止板を取り付けた状態を示す図 魚落下防止板の正面図 魚落下防止板の平面図
本発明に係る水槽装置の好適な実施形態をまず説明する。図1は、本実施形態に係る水槽装置の正面図、図2は、図1のC-C断面図、図3は、図1のA-A断面図、図4は、図1のB-B断面図である。図5は、分解斜視図である。
図5に示すように、第1ガラス板1と第2ガラス板2に挟持されるように下方に位置する第1水槽W1と上方に位置する第2水槽W2を有している。説明の便宜上、第1ガラス板1は前側に位置するものとし、第2ガラス板2は後側に位置するものとする。前後左右の方向設定は、説明の便宜のためであり、水槽装置の設置態様がこれに限定されるものではない。また、ガラス板の具体的な素材についても特定の素材に限定されるものではなく、例えば、アクリル板のような樹脂を使用してもよい。さらに、ガラス板の透明度についても見た目の効果を狙って適宜設定できるものとする。その他のガラス板に関しても同様である。なお、図1は、第1ガラス板1を取り除いた状態で図示している。
第1水槽W1は、右側板10と、左側板11と、底板12を有し、これらが第1ガラス板1と第2ガラス板2で挟持されることで、水槽としての空間部が構成される。右側板10、左側板11、底板12は、いずれもガラス板により構成される。また、ガラス板同士の結合は接着等の適宜の方法により行われる。
第2水槽W2は、右側板20と、左側板21と、底板22を有し、これらが第1ガラス板1と第2ガラス板2で挟持されることで、水槽としての空間部が構成される。さらに、右側板20は、第1端板200と第2端板201と上中央板202と下中央板203の4つのガラス板により構成される。図6は、第2水槽W2のみを部分的に異なる方向から見た斜視図である。
上中央板202と下中央板203は、第1端板200と第2端板201の裏側に取り付けられている。これにより、第1端板200と第2端板201の間に凹部が形成されて、これが落下流路Fとして機能する。落下流路Fの幅は、第1端板200と第2端板201の間隔に相当し、凹部の深さは第1端板200と第2端板201の厚さと一致する。上中央板202と下中央板203の幅は、落下流路Fの幅よりも大きな寸法に設定される。図2に示すように、落下流路Fは前方側(第1ガラス板1に近いほう)に配置されているが、落下流路Fの配置は上記に限定されるものではなく、例えば、第2ガラス板2に近いほうに配置してもよい。
上中央板202の上端面は、第1端板200と第2端板201の上端面よりも低い位置にある。これにより、上端面の上に出口部202aが形成され、出口部202aからオーバーフローした水が落下流路Fへと自然落下する。また、下中央板203の下部203aは、第1端板200と第2端板201の下端面よりも下方に突出しており、後述のろ過装置3へと水を案内しやすくしている。
図1を見ても分かるように、右側板20の長さは、左側板21の長さよりも長くなっており、第1水槽W1の上部にまでその長さが伸びている。かかる構成により、落下流路Fを落下した水をろ過装置3へと適切に案内するようにしている。また、落下流路Fを形成することで、水が落下する幅を規制して、周囲に飛び散らないようにしている。また、落下流路Fを適切に配置するために、図1に示すように、第1水槽W1は第2水槽W2よりも右側にずれて配置されている。
第2ガラス板2には、穴2aが形成されており、これは後述のポンプの配線を通すための穴である。
図5に示すように、パイプ4が設けられており、パイプ4に連結されたポンプにより、水を第1水槽W1から第2水槽W2へと吸い上げるようにしている。これにより、水は第1水槽W1と第2水槽W2の間を循環する。なお、パイプ4は、図1~図4では図示を省略している。
一対の角棒状に形成された棚部材13が設けられる。一対の棚部材13の一方は第1ガラス板1に取り付けられ、もう一方は第2ガラス板2に取り付けられる。棚部材13の上面は、右側板10および左側板11の上端面と同じ高さである。図5に示すように、ガラス板で形成された蓋部材14が設けられており、一対の棚部材13及び左側板11の上に載置される。なお、蓋部材14の載置は任意である。
右側板20の上端面と左側板21の上端面は同じ高さに設定されており、この上にガラス板で形成された蓋部材23が載置される。なお、蓋部材23の載置は任意である。蓋部材23の四隅のうち一カ所に斜めに切り取られた切欠23aが形成されており、この部分にパイプ4の先端4aが配置される。パイプ4の先端4aは内側に曲げられている。
図7はろ過装置3を示す外観斜視図である。図8は、図7に示すろ過装置3の縦断面図である。図9は、ろ過装置3の平面図である。ろ過装置3は、第2水槽W2から落下してきた汚れた水を受け取り、これをろ過して第1水槽W1に戻す役割を有する。
ろ過装置3は、箱状の筐体30を有しており、その内部は隔壁31により2つに分けられている。図8において、左側に位置する部屋R1には、ポンプ5が配置される。ポンプ5には、パイプ4の下端部が接続されており、第1水槽W1内の水を吸い上げてパイプ4を介して第2水槽W2に送り込む。図7に示すように、部屋R1内に通じる多数の小孔30aが形成されており、この小孔30aから水が吸い込まれる。
隔壁31の右側の部屋にはスポンジ6とフィルター7が配置される。スポンジ6は、落下してくる水を受け止めて騒音の発生を抑制するものである。部屋R2の内壁には一対の棚部材32が設けられており、ここにスポンジ6が載置される。なお、図9では、スポンジ6およびフィルター7の図示は省略している。スポンジ6を通過した水はフィルター7に送り込まれ汚れた水がろ過される。部屋R2の底面には多数の小孔30bが形成されており、ろ過された水はこの小孔30bを通過して第1水槽W1内に供給される。
筐体30を構成する外壁の一部に曲げ部33が形成されている。この曲げ部33により、その内側に凹溝33aが形成されている。この凹溝33aを第1水槽W1の右側板10の上端に嵌めることで、ろ過装置3を第1水槽W1に設置することができる。
図10は、魚落下防止板8の出口部200aへの取り付けを示す図である。図11は、魚落下防止板8を取り付けた状態を示す図である。図12は、魚落下防止板の正面図である。図13は、魚落下防止板の平面図である。この魚落下防止板8は、出口部200aからの魚の落下を防止するために設けられる。
魚落下防止板8は、第1支持部80と第2支持部81とこれらの間に配置される多数のスリット板82により構成される。隣接するスリット板82の間にスリットが形成され、このスリットから水が落下する。ただし、スリットの幅は魚が通過できないような大きさに設定される。
第1支持部80は門型に形成され、第2支持部81は直線状に形成される。第1支持部80は、第1端板200と第2端板201の内側に位置し、第2支持部81は、第1端板200と第2端板201の外側に位置する。第1支持部80と第2支持部81の間隔は、第1端板200と第2端板201の厚さと同じか少し大きめに設定しておけばよい。これにより、確実に魚落下防止板8を設置することができる。
魚落下防止板8は、出口部200aの上に着脱自在であり、必要に応じて取り付けられる。
<別実施形態>
第1水槽W1と第2水槽W2の大きさや形状は適宜変更することができる。
本実施形態において、落下流路は図1の右側に設けられているが、左側に設けてもよいし、左右両側に設けてもよい。落下流路の幅も適宜変更することができる。
本実施形態では、第1・第2水槽W1、W2の2つの水槽により構成されているが、さらに水槽を追加して設けてもよい。
F 落下流路
W1 第1水槽
W2 第2水槽
1 第1ガラス板
2 第2ガラス板
10 右側板
11 左側板
12 底板
20 右側板
21 左側板
22 底板
200 第1端板
200a 出口部
201 第2端板
202 上中央板
203 下中央板
3 ろ過装置
4 パイプ
5 ポンプ
6 スポンジ
7 フィルター
8 魚落下防止板

Claims (6)

  1. 前方に位置する第1ガラス板と、
    後方に位置する第2ガラス板と、
    前記第1ガラス板と第2ガラス板に挟持される底板と左右の側板により構成され、下方に位置する第1水槽と、
    前記第1ガラス板と第2ガラス板に挟持される底板と左右の側板により構成され、前記第1水槽の真上に位置する第2水槽と、
    第1水槽から第2水槽へと水をくみ上げるポンプと、
    第2水槽から第1水槽へ水を自然落下させる落下流路と、を備えたことを特徴とする水槽装置。
  2. 前記第2水槽の少なくともいずれか一方の側板は、中央板とこの中央板の両側に位置する一対の端板により構成され、一対の端板と中央板が段差を有するように結合することで前記落下流路が形成されることを特徴とする請求項1に記載の水槽装置。
  3. 前記中央板の上端面は、前記一対の端板の上端面より低くなるように設定することで、出口部を形成し、この出口部に魚落下防止板を着脱自在にしたことを特徴とする請求項2に記載の水槽装置。
  4. 前記第1水槽にフィルター装置を配置し、前記落下流路から落下した水をスポンジで受け止めた後にフィルターへ送りこむようにスポンジ及びフィルターが配置されていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の水槽装置。
  5. 前方に位置する第1ガラス板と、
    後方に位置する第2ガラス板と、
    前記第1ガラス板と第2ガラス板に挟持される底板と左右の側板により構成され、下方に位置する第1水槽と、
    前記第1ガラス板と第2ガラス板に挟持される底板と左右の側板により構成され、上方に位置する第2水槽と、
    第1水槽から第2水槽へと水をくみ上げるポンプと、
    第2水槽から第1水槽へ水を自然落下させる落下流路と、を備え、
    前記第2水槽の少なくともいずれか一方の側板は、中央板とこの中央板の両側に位置する一対の端板により構成され、一対の端板と中央板が段差を有するように結合することで前記落下流路が形成されることを特徴とする水槽装置。
  6. 前記中央板の上端面は、前記一対の端板の上端面より低くなるように設定することで、出口部を形成し、この出口部に魚落下防止板を着脱自在にしたことを特徴とする請求項5に記載の水槽装置。
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