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JP7255683B2 - 可動支持構造体 - Google Patents
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Description

本開示は、可動支持構造体に関する。
特許文献1は、インターロックコネクタがシーリング保持部材に対して移動可能に取付けられた構成を開示している。インターロックコネクタは、保持部材に形成された挿通溝に挿通されてフローティングが可能な状態で支持されている。また、インターロックコネクタには弾性係止片が形成される。保持部材には弾性係止片が係止する被係止部が形成されている。インターロックコネクタが挿通溝に挿通された状態で、弾性係止片が被係止部に係止することによって、インターロックコネクタの抜止めが図られる。
特開2012-238422号公報
ここで、インターロックコネクタのような可動体が、支持体に対してより脱落し難くなることが望まれている。
そこで、本開示は、第2部品が第1部品に対して相対的に可動に支持される際に、第2部品が第1部品からより離脱し難くすることを目的とする。
本開示の可動支持構造体は、可動支持部と抜止め規制部とを有する第1部品と、被支持部と受部とを有する第2部品と、を備え、前記可動支持部は、第1方向に沿って前記可動支持部に向けてスライド移動した前記被支持部の、スライド移動方向奥側への移動を規制し、前記スライド移動した被支持部を、前記第1方向及び前記第1方向に直交する第2方向に沿って移動可能な状態で支持し、前記抜止め規制部は、前記受部に対して前記第2部品とは反対側に離れた位置から前記被支持部がスライド移動する側に向うにつれて前記受部に徐々に近づく姿勢で延在し、前記被支持部が前記可動支持部に向けてスライド移動した状態で、前記抜止め規制部の先端に形成された抜止め面が、前記受部に対して前記被支持部の脱出を図る方向から接触可能である、可動支持構造体である。
本開示によれば、第2部品が第1部品に対して相対的に可動に支持される際に、第2部品が第1部品からより脱落し難くなる。
図1は実施形態に係るカバーを示す分解斜視図である。 図2はカバーが機器筐体の開口部に取付けられた状態を示す正面図である。 図3は可動支持部及び被支持部を示す斜視図である。 図4は可動支持部及び被支持部を示す斜視図である。 図5は可動支持部の正面図である。 図6は図2のVI-VI線部分断面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の可動支持構造体は、次の通りである。
(1)可動支持部と抜止め規制部とを有する第1部品と、被支持部と受部とを有する第2部品と、を備え、前記可動支持部は、第1方向に沿って前記可動支持部に向けてスライド移動した前記被支持部の、スライド移動方向奥側への移動を規制し、前記スライド移動した被支持部を、前記第1方向及び前記第1方向に直交する第2方向に沿って移動可能な状態で支持し、前記抜止め規制部は、前記受部に対して前記第2部品とは反対側に離れた位置から前記被支持部がスライド移動する側に向うにつれて前記受部に徐々に近づく姿勢で延在し、前記被支持部が前記可動支持部に向けてスライド移動した状態で、前記抜止め規制部の先端に形成された抜止め面が、前記受部に対して前記被支持部の脱出を図る方向から接触可能である、可動支持構造体である。被支持部が可動支持部から抜出るようとする場合、抜止め規制部の先端部に、被支持部の抜け方向の力及び第1部品側への力が加わることが考えられる。しかしながら、そのような力は、斜め姿勢の抜止め規制部によって効果的に受止められる。このため、抜止め規制部自体は、先端部を第1部品側に変位させるように変形し難い。これにより、抜止め規制部と受部との引っ掛かり解除が抑制される。これにより、第1部品に対して第2部品が相対的に可動に支持される際に、第2部品が第1部品から離脱し難くなる。
(2)前記抜止め規制部の先端に形成された押付面が、前記第2部品とは反対側から前記受部に接触して、前記第2部品を前記第1部品から離れる側に押付けてもよい。第2部品が第1部品に対してがたつき難くなる。
(3)前記抜止め規制部の先端の少なくとも一方の側部に側方突出部が形成され、前記側方突出部が、前記第2部品とは反対側から前記第2部品に接触して、前記第2部品を前記第1部品から離れる側に押付けてもよい。
(4)前記可動支持部及び前記被支持部の一方は、一対の挿入突部を有し、前記可動支持部及び前記被支持部の他方は、前記一対の挿入突部が挿入される一対のガイド溝を有し、前記一対のガイド溝のうち前記一対の挿入突部が挿入される挿入口側端部に、前記一対のガイド溝内において前記一対の挿入突部を挿入可能な隙間をあけた状態で前記一対のガイド溝を部分的に塞ぐ抜け止突部が形成されていてもよい。1対の挿入突部が一対のガイド溝から抜け難くなり、第2部品が第1部品に対して離脱し難くなる。
(5)前記可動支持部は、前記第1方向に沿って前記可動支持部に向けてスライド移動した前記被支持部に対して、スライド移動方向奥側で対向する奥側受部を有し、前記奥側受部は、前記第2方向において隙間を介して分離する一対の分割奥側受部を有していてもよい。軽量化を図りつつ、一対の分割奥側受部で安定して被支持部が受止められる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の可動支持構造体の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
[実施形態]
以下、実施形態に係る可動支持構造体について説明する。本実施形態では、可動支持構造体が機器筐体の開口に取付けられるカバーである例で説明する。図1はカバー20を示す分解斜視図である。図2はカバー20が機器筐体10の開口部11に取付けられた状態を示す正面図である。
機器筐体10は金属等によって形成された部材であり、例えば、電気機器のケースである。この機器筐体10に開口10hが形成される。この開口10hに開口部11が取付けられる。開口部11は、筒部12と、ブラケット部13とを備える。筒部12は、樹脂等によって形成されている。ここでは、筒部12は、細長い筒状に形成されている。ブラケット部13は金属板等によって形成されている。ブラケット部13は、筒部12の外周部の軸方向中間部において、筒部12の外周側に張り出している。本ブラケット部13が機器筐体10に対してネジ等によって固定される。ブラケット部13が機器筐体10に固定された状態で、筒部12は、平面視において、機器筐体10の開口10h内に位置する。例えば、ブラケット部13の一部がインサート部分として、筒部12が金型成形されることで、筒部12とブラケット部13とが一体化される。
筒部12内の空間は、機器筐体10の内方及び外方に開口している。カバー20は、当該筒部12の外側開口を閉じるカバーである。
カバー20は、カバー本体30と、コネクタ50とを備える。
カバー本体30は、樹脂等によって形成された部材であり、筒部12に嵌込可能な形状に形成されている。ここでは、カバー本体30は、平面視において、筒部12の内周面形状に応じた形状を有する板状に形成されている。ここでは、筒部12は細長い筒状に形成されているため、カバー本体30は、長円板形状に形成されている。カバー本体30が筒部12に嵌め込まれることによって、筒部12の開口が塞がれる。
ここでは、カバー本体30の外側に、金属板等で形成されたシールドカバー28が取付けられている。ここでは、シールドカバー28は、カバー本体30に対してネジ29等を利用して固定されている。カバー本体30が筒部12に嵌め込まれた状態で、シールドカバー28が開口部11の周りを覆って電磁的なシールドを行う。この状態で、シールドカバー28は、ブラケット部13にネジ止等されて機器筐体10に接地される。シールドカバー28は必須ではなく、省略されてもよい。
コネクタ50は、カバー本体30に対して所定の範囲内で相対的に移動可能な状態で保持される部材である。ここでは、コネクタ50は、カバー本体30に対して機器筐体10内を向く部分に可動な状態で保持される。機器筐体10内には、相手側コネクタ16が設けられる(図2参照)。相手側コネクタ16は、コネクタ50と接続可能なコネクタである。相手側コネクタ16は、カバー本体30が筒部12に嵌め込まれた状態で、当該カバー本体30によって保持されたコネクタ50と接続可能な位置に支持されている。
例えば、相手側コネクタ16は2つの端子を有するコネクタであり、コネクタ50も2つの端子を有するコネクタであることが想定される。また、コネクタ50の2つの端子は、電線等の短絡部材によって導通した状態となっていることが想定される。そして、カバー20が開口部11に装着されると、コネクタ50が相手側のコネクタ16に接続される。すると、相手側コネクタ16の2つの端子が、コネクタ50において対応する2つの端子に接続されて導通状態となる。
開口部11に対する相手側コネクタ16の配置位置には製造誤差、組付誤差等が生じ得る。また、カバー本体30に対するコネクタ50の保持位置についても製造誤差、組付誤差等が生じ得る。かかる誤差を吸収するため、カバー本体30に対してコネクタ50が所定範囲内で可動に支持される。
本実施形態では、カバー本体30は、可動支持部及び抜止め規制部を有する第1部品の一例である。コネクタ50は、被支持部と受部とを有する第2部品の一例である。カバー本体30の幅方向の一端部寄りの位置に可動支持部40が設けられている。ここで、カバー本体30は平面視において細長い形状に形成されており、その長手方向が幅方向、短い方向が奥行き方向と称される場合がある。可動支持部40は、コネクタ50を可動に支持する。可動支持部40の位置は特に限定されない。コネクタ50の基端部に被支持部60が設けられる。コネクタ50は、被支持部60を介して可動支持部40によって可動に支持される。
可動支持部40及び被支持部60についてより具体的に説明する。図3及び図4は可動支持部40及び被支持部60を示す斜視図である。図3及び図4では、可動支持部40によって支持される前の被支持部60が仮想線で示されている。図5は可動支持部40の正面図である。図6は図2のVI-VI線部分断面図である。
可動支持部40は、第1方向Xに沿って可動支持部40に向けてスライド移動した被支持部60を、第1方向X及び第2方向Yに沿って移動可能に支持する。ここで、第1方向Xとは、可動支持部40に対して被支持部60が支持される際において被支持部60が可動支持部40に向けて移動する方向である。第2方向Yとは、第1方向Xに直交する方向である。ここでは、カバー本体30に対するコネクタ50の延在方向を第3方向Zとしたとき、第2方向Yは、第1方向X及び第3方向Zの両方に直交する。なお、第3方向Zは、コネクタ16に対するコネクタ50の接続方向であると把握されてもよい。また、可動支持部40は、第1方向Xにおいて、被支持部60のスライド移動方向奥側への移動を規制した状態で、被支持部60を支持している。
より具体的には、可動支持部40は、一対のスライド支持部42と、奥側受部46とを備える。
一対のスライド支持部42は、カバー本体30のうち機器筐体10を向く部分において間隔をあけて突出するように形成されている。スライド支持部42は、XZ平面において広がる板状部分を含む。一対のスライド支持部42は、Y方向において間隔をあけて対向しており、この間に被支持部60が配設される。一対のスライド支持部42の内向き部分(ここではスライド支持部42の先端部における内向き部分)に、一対のガイド溝43が形成されている。ガイド溝43は、被支持部60のスライド移動方向、ここでは、X方向に沿うように形成されている。一対のガイド溝43は互いに向い合う側及び延在方向一端側に開口している。一対のガイド溝43のうち延在方向一端側の端部は、後述する一対の挿入突部62が挿入される挿入口側端部である。
一対のガイド溝43のうち挿入口側端部に抜け止突部44が形成されている。この抜け止突部44は、ガイド溝43の挿入口側端部において当該ガイド溝43を部分的に塞いでいる。また、ガイド溝43の挿入口側端部において、抜け止突部44とガイド溝43の内面との間には、挿入突部62を挿入可能な隙間があけられている。ここでは、抜け止突部44は、ガイド溝43のうちカバー本体30側の面から突出するように形成されている。抜け止突部44と、ガイド溝43のうちコネクタ50側の面との間には、挿入突部62の厚み寸法と同じ程度(好ましくは同じ)の隙間が形成されている。また、抜け止突部44は、被支持部60のスライド移動方向の奥側に向けて徐々に突出するガイド面44f1を含む。挿入突部62がガイド溝43内に挿入される際には、挿入突部62が当該ガイド面44f1に接触することで、上記隙間に案内される。これにより、挿入突部62は円滑にガイド溝43内に案内される。また、抜け止突部44のうちガイド溝43の延在方向中間側の面は第1方向Xに対して直交する止面44f2に形成されている。挿入突部62が抜け止突部44を超えてガイド溝43内に収った状態では、挿入突部62が止面44f2に接触することでガイド溝43から脱出し難くなる。
奥側受部46は、スライド支持部42のうち被支持部60のスライド移動方向奥側に設けられている。この奥側受部46は、可動支持部40に向けてスライド移動した被支持部60に対して、スライド移動方向奥側で対向する位置に設けられている。
ここでは、奥側受部46は、一対の分割奥側受部46a、46aを含む。一対の分割奥側受部46a、46aは、一対のスライド支持部42のそれぞれに設けられている。分割奥側受部46aの一部は、ガイド溝43の延在方向他端側を塞いでいる。分割奥側受部46aの他の一部は、スライド支持部42のうちスライド方向奥側における先端側部分から、一対のスライド支持部42の間に向けて突出している。一対の分割奥側受部46a、46aは、第2方向Yにおいて隙間を介して分離している。一対の分割奥側受部46a、46aは相互に繋がっていてもよい。
被支持部60は、コネクタ50の基端部をなす部分である。ここでは、コネクタ50の基端部51は、コネクタ50の先端側部分に対して第1方向X側に突出する形状に形成されている。コネクタ50の基端部51が先端部よりも突出している分、次に説明する挿入突部62が長く形成され得る。これにより、挿入突部62がガイド溝43内で安定し易い。
被支持部60は、コネクタ50の基端部51の両側から突出する一対の挿入突部62を含む。一対の挿入突部62は、それぞれガイド溝43に嵌込可能な細長板形状に形成されている。一対の挿入突部62の外向き面間の間隔は、一対のスライド支持部42の内面間の間隔よりも大きいが、一対のガイド溝43の溝底面間の間隔よりも小さい。また、コネクタ50の基端部51の両側面間の寸法は、一対のスライド支持部42の内面間の間隔よりも小さい。このため、コネクタ50の基端部51の被支持部60は、一対のスライド支持部42を結ぶ方向である第2方向Yに沿って所定範囲内で移動することができる。
挿入突部62の長さ寸法は、ガイド溝43の長さ寸法よりも小さい。このため、ガイド溝43の延在方向において、挿入突部62は、ガイド溝43内に収った状態となり得る。なお、ここでは、ガイド溝43の幅は、挿入突部62の厚みより大きい。このため、挿入突部62は、第3方向Zにおいてガイド溝43内を動くことができる。よって、被支持部60は、第3方向Zにおいても所定の範囲内で可動に支持されている。結果、コネクタ50は、カバー本体30に対して所定範囲内で傾くことができ、相手側コネクタ16の姿勢に合わせてコネクタ50が傾くことができる。このため、コネクタ50を相手側コネクタ16に接続する作業が円滑に行われる。
また、被支持部60は、第1方向Xにおいてスライド移動される向きにおいては、上記奥側受部46によって移動を規制される。スライド移動される向きとは逆方向、すなわち、被支持部60が可動支持部40から抜ける向きにおいては、次に説明する受部64と抜止め規制部48との引っ掛かりによって、被支持部60の移動が規制される。
なお、可動支持部が被支持部を所定範囲内で移動可能に支持する構成は上記例に限られない。例えば、可動支持部が断面T字状の凸部であり、被支持部は、当該断面T字状の突部が遊びを持った状態でスライド可能に嵌め込まれる断面T字状の溝であってもよい。
また、上記例では、可動支持部40が一対のガイド溝43を有し、被支持部60が一対の挿入突部62を有する例が説明された。この構成とは逆に、可動支持部が一対の挿入突部を有し、被支持部が一対のガイド溝を有する構成であってもよい。
可動支持部40に対する被支持部60の抜止めは、抜止め規制部48が受部64に接触することによってなされる。
コネクタ50の基端部51は、可動支持部40側から見て開口している。基端部51に受部64が形成されている。ここでは、基端部51に形成された開口を囲む周壁部分のうちスライド移動方向奥側の壁部の先端部が受部64である。受部64は、一対の挿入突部62の延在方向に対して直交する板状に形成されている。受部64の端縁部のうちスライド移動方向奥側の部分(外向き部分)は、面取りされた斜面形状に形成されている。ここでは、受部64の端縁部のうちスライド移動方向手前側の部分(内向き部分)も、面取りされた斜面形状に形成されている。受部64のうち上記斜面形状に形成された部分より奥側の部分の両面は、スライド移動方向に対して直交する面に形成されている。
抜止め規制部48は、可動支持部40に設けられている。抜止め規制部48は、受部64に対してコネクタ50とは反対側に離れた位置から被支持部60がスライド移動する側に向って前記受部64に徐々に近づく姿勢で延在している。より具体的には、可動支持部40のうち一対のスライド支持部42の間の奥側部分であって第1方向Xの中間部から被支持部60が挿入される側に向けて延出ベース片47が延出している。延出ベース片47の先端部に折返すようにして抜止め規制部48が設けられている。抜止め規制部48は、一対のスライド支持部42の間において、一対のスライド支持部42の奥側から先端側に向うのにつれて可動支持部40に対する被支持部60のスライド移動方向に向うように傾斜姿勢で延出している。ここでは、抜止め規制部48のうち折返し部分及び先端部を除く部分は、直線板状である。抜止め規制部48の先端部は、一対のガイド溝43の間において、被支持部60のスライド移動方向奥寄りに位置している。そして、被支持部60が可動支持部40にスライド挿入された状態で、抜止め規制部48の先端部が受部64と接触可能な位置に配設される。この抜止め規制部48は、その基部側を中心として弾性変形することができる。これにより、抜止め規制部48は、コネクタ50の長手方向である第3方向Zに沿って変位することができる。抜止め規制部48が斜めに延在していることから、当該抜止め規制部48が比較的長くなる。これにより、より省スペースで、抜止め規制部48になるべく十分な弾性変形領域が設けられ得る。
抜止め規制部48の先端部は、抜止め面48f1を含む。ここでは、抜止め規制部48の先端部は、第3方向Zにおいてコネクタ50側に突出する部分48aを含む。この部分48aのうち被支持部60のスライド移動方向奥側の面が、抜止め面48f1である。被支持部60が可動支持部40に向けてスライド移動した状態で、抜止め面48f1が受部64に対して被支持部60の抜止めを図る方向(即ち、被支持部60のスライド移動方向手前側)から接触可能に配置される。
より具体的には、抜止め規制部48が弾性変形していない自然状態では、被支持部60のスライド移動方向に沿って透過視すると、抜止め面48f1を含む部分48aは、受部64と重なり合う位置に存在している。特に、挿入突部62がガイド溝43内においてコネクタ50側の内面に接触した状態(つまり、被支持部60が可動支持部40による可動範囲内においてカバー本体30から最も離れた位置にある状態)でも、この位置関係が成立している。このため、被支持部60がスライド移動して可動支持部40に装着された状態で、抜止め規制部48の抜止め面48f1が受部64に接触して被支持部60の抜止めがなされる。この状態が、抜止め状態である。
また、抜止め規制部48は、上記抜止め状態における姿勢から、被支持部60が可動支持部40に挿入される際における受部64の相対的な通過経路から退避する向き、すなわち、カバー本体30側へと弾性変形可能である。コネクタ50の被支持部60が、カバー本体30の可動支持部40に装着される際には、受部64が部分48aの傾斜面に対して抜止め面48f1とは反対側から接触する。これにより、抜止め規制部48が上記退避する向きへと変形することができる。そして、部分48aが受部64を超えると、抜止め規制部48が元の形状に戻って、上記抜け止状態となる。
なお、被支持部60が、抜止め面48f1によって抜止めが図られる位置と、奥側受部46によって奥側への移動が規制される位置との間に差が設けられている。ここでは、抜止め面48f1と奥側受部46との間隔は、受部64の厚みよりも大きい。これにより、被支持部60は、第1方向Xにおいて所定の範囲内で移動することができる。
抜止め規制部48の先端部は、押付面48f2を含む。ここでは、抜止め規制部48の先端部は、第1方向Xにおいて被支持部60のスライド移動方向奥側に突出する部分48bを含む。この部分48bのうち第3方向Zにおいてコネクタ50を向く面が、押付面48f2である。押付面48f2は、挿入突部62がガイド溝43内に収った状態で、受部64に対してカバー本体30側から接触可能な位置に設けられている。例えば、挿入突部62がガイド溝43内においてコネクタ50側の内面に接触した状態(つまり、被支持部60が可動支持部40による可動範囲内においてカバー本体30から最も離れた位置にある状態)で、受部64に対してカバー本体30側から接触可能な位置に設けられている。図6では、抜止め規制部48が弾性変形していない初期状態において、押付面48f2を含む部分48bが受部64と重なる領域に配設される様子が図示されている。そして、被支持部60が可動支持部40にスライド挿入された状態で、抜止め規制部48の先端に形成された押付面48f2が、コネクタ50とは反対側から受部64に接触して、コネクタ50をカバー本体30から離れる側に押付ける。
また、抜止め規制部48の先端の少なくとも一方の側部に側方突出部49が形成される。ここでは、抜止め規制部48の先端の両側部に一対の側方突出部49が形成される。より具体的には、抜止め規制部48の先端部のうち部分48aよりもカバー本体30側に側方突出部49が設けられる。第1方向Xにおいて、押付面48f2と側方突出部49の位置はずれている。側方突出部49のうちコネクタ50側の面は、第3方向Zにおいて、押付面48f2と同じ位置に設けられている。そして、押付面48f2が受部64に接触した状態で、側方突出部49が被支持部60に対してカバー本体30側から接触する。ここでは、一対の側方突出部49は、コネクタ50の基端部51における開口を囲む周壁部分のうち両側壁部に接触する。これにより、一対の側方突出部49も、カバー本体30とは反対側からコネクタ50に接触して、当該コネクタ50をカバー本体30から離れる方向に押付ける。
このように構成された可動支持構造体によると、抜止め規制部48は、受部64に対してコネクタ50とは反対側に離れた位置から被支持部60がスライド移動する側に向けて受部64に徐々に近づく姿勢で延在している。そして、抜止め規制部48の先端部の抜止め面48f1が受部64に接触して被支持部60の抜止めを図っている。被支持部60が可動支持部40から抜出るようとする場合、抜止め規制部48の先端部に、被支持部60の抜け方向の力及びカバー本体30方向への力が加わることが考えられる。しかしながら、そのような力は、斜め姿勢の抜止め規制部48の延在方向の剛性によって効果的に受止められる。このため、抜止め規制部48自体は、先端部をカバー本体30側に変位させるように変形し難い。これにより、抜止め規制部48と受部64との引っ掛かり解除が抑制される。これにより、コネクタ50がカバー本体30に対して相対的に可動に支持される際に、コネクタ50がカバー本体30から離脱し難くなる。
また、抜止め規制部48の先端に形成された押付面48f2が、コネクタ50とは反対側から受部64に接触して、コネクタ50をカバー本体30から離れる側に押付けている。このため、コネクタ50がカバー本体30に対してがたつき難い。これにより、例えば、コネクタ50の振動が抑制される。また、コネクタ50の振動を抑制するための他の対策も不要となる。可動支持部40に対する被支持部60の可動幅が大きく設定された場合において、コネクタ50の振動を抑制するための構成としても効果的である。
また、側方突出部49によってコネクタ50をカバー本体30から離れる側に押付けているため、コネクタ50がカバー本体30に対してよりがたつき難くなる。側方突出部49は省略されてもよい。特に、押付面48f2の両側に、一対の側方突出部49が設けられることで、抜止め規制部48の先端部がコネクタ50を安定して押付けることができる。
また、ガイド溝43に抜け止突部44が設けられているため、挿入突部62がガイド溝43から抜け難くなり、コネクタ50がカバー本体30から離脱し難くなる。
また、抜止め規制部48の先端部は、被支持部60のスライド移動方向奥側で受部64をコネクタ50側に押している。このため、コネクタ50は、被支持部60のスライド移動方向手前側に傾き易い、換言すれば、挿入突部62のうち抜け止突部44側の端部をカバー本体30側に変位させるように、傾き易い可能性がある。本実施形態では、抜け止突部44は、ガイド溝43内においてカバー本体30側に設けられている。このため、コネクタ50が上記のように傾いても、挿入突部62が抜け止突部44に接触し易くなり、可動支持部40からの被支持部60の抜止めが効果的になされる。
また、一対の分割奥側受部46a、46aが隙間を介して分離しているため、軽量化を図りつつ一対の分割奥側受部46a、46aが安定して被支持部60を受止めることができる。また、樹脂使用量の削減も可能となる。
[変形例]
上記実施形態では、カバー本体30が第1部品であり、コネクタ50が第2部品である例が説明された。この関係とは逆に、カバー本体が第2部品であり、コネクタが第1部品であってもよい。この場合、可動支持部及び抜止め規制部がコネクタに設けられ、被支持部及び受部がカバー本体に設けられる。
なお、上記各実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
10 機器筐体
10h 開口
11 開口部
12 筒部
13 ブラケット部
16 相手側コネクタ
20 カバー
28 シールドカバー
29 ネジ
30 カバー本体
40 可動支持部
42 スライド支持部
43 ガイド溝
44 抜け止突部
44f1 ガイド面
44f2 止面
46 奥側受部
46a 分割奥側受部
47 延出ベース片
48 抜止め規制部
48a 部分
48b 部分
48f1 抜止め面
48f2 押付面
49 側方突出部
50 コネクタ
51 基端部
60 被支持部
62 挿入突部
64 受部
X 第1方向
Y 第2方向
Z 第3方向

Claims (4)

  1. 可動支持部と抜止め規制部とを有する第1部品と、
    被支持部と受部とを有する第2部品と、
    を備え、
    前記可動支持部は、第1方向に沿って前記可動支持部に向けてスライド移動した前記被支持部の、スライド移動方向奥側への移動を規制し、
    前記スライド移動した被支持部を、前記第1方向及び前記第1方向に直交する第2方向に沿って移動可能な状態で支持し、
    前記抜止め規制部は、前記受部に対して前記第2部品とは反対側に離れた位置から前記被支持部がスライド移動する側に向うにつれて前記受部に徐々に近づく姿勢で延在し、
    前記被支持部が前記可動支持部に向けてスライド移動した状態で、前記抜止め規制部の先端に形成された抜止め面が、前記受部に対して前記被支持部の脱出を図る方向から接触可能であり、
    前記被支持部は、一対の挿入突部を有し、
    前記可動支持部は、前記一対の挿入突部が挿入される一対のガイド溝を有し、
    前記一対のガイド溝の延在方向が前記第1方向であり、前記一対のガイド溝を結ぶ方向が前記第2方向であり、前記第1方向及び前回第2方向に直交する方向が第3方向であり、
    前記第2部品は、前記第3方向において前記一対のガイド溝から前記第1部品とは反対側に出ており、
    前記抜止め規制部の先端に形成された押付面が、前記第2部品とは反対側から前記受部に接触して、前記第2部品を前記第1部品から離れる側に押付け、
    前記抜止め規制部の先端の少なくとも一方の側部に側方突出部が形成され、
    前記側方突出部が、前記第2部品とは反対側から前記第2部品に接触して、前記第2部品を前記第1部品から離れる側に押付けており、
    前記第1方向において、前記押付面と前記側方突出部との位置がずれている、可動支持構造体。
  2. 請求項1に記載の可動支持構造体であって、
    前記第2方向において前記受部が前記一対の挿入突部の間に位置し、
    前記側方突出部が前記抜止め規制部の先端の両側部に一対形成され、
    前記一対の側方突出部が前記受部の両外側で前記被支持部に接触している、可動支持構造体。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の可動支持構造体であって、
    前記一対のガイド溝のうち前記一対の挿入突部が挿入される挿入口側端部に、前記一対のガイド溝内において前記一対の挿入突部を挿入可能な隙間をあけた状態で前記一対のガイド溝を部分的に塞ぐ抜け止突部が形成されている、可動支持構造体。
  4. 可動支持部と抜止め規制部とを有する第1部品と、
    被支持部と受部とを有する第2部品と、
    を備え、
    前記可動支持部は、第1方向に沿って前記可動支持部に向けてスライド移動した前記被支持部の、スライド移動方向奥側への移動を規制し、
    前記スライド移動した被支持部を、前記第1方向及び前記第1方向に直交する第2方向に沿って移動可能な状態で支持し、
    前記抜止め規制部は、前記受部に対して前記第2部品とは反対側に離れた位置から前記被支持部がスライド移動する側に向うにつれて前記受部に徐々に近づく姿勢で延在し、
    前記被支持部が前記可動支持部に向けてスライド移動した状態で、前記抜止め規制部の先端に形成された抜止め面が、前記受部に対して前記被支持部の脱出を図る方向から接触可能であり、
    前記被支持部は、一対の挿入突部を有し、
    前記可動支持部は、前記一対の挿入突部が挿入される一対のガイド溝を有し、
    前記一対のガイド溝の延在方向が前記第1方向であり、前記一対のガイド溝を結ぶ方向が前記第2方向であり、前記第1方向及び前回第2方向に直交する方向が第3方向であり、
    前記第2部品は、前記第3方向において前記一対のガイド溝から前記第1部品とは反対側に出ており、
    前記可動支持部は、前記第1方向に沿って前記可動支持部に向けてスライド移動した前記被支持部に対して、スライド移動方向奥側で対向する奥側受部を有し、
    前記奥側受部は、前記第2方向において隙間を介して分離する一対の分割奥側受部を有し、
    前記奥側受部が前記一対のガイド溝よりも内側の位置で、前記被支持部を受ける、可動支持構造体。
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