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JP7259874B2 - 情報可視化装置、情報可視化方法、及びプログラム - Google Patents
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情報可視化装置、情報可視化方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、組織及びそれに属する個人に関する情報を可視化するための、情報可視化装置、及び情報可視化方法に関し、更には、これらを実現するためのプログラムに関する。
近年、組織運営においては、労働生産性の向上を図るため、個人のモチベーションと個人の集合である組織のモチベーションとの両方を高めることが求められている。また、このような点から、HR(Human Resources)テックが注目されている。HRテックは、HRとテクノロジーとを組み合わせた造語であり、人事評価等の人事領域の業務の改善を図るソリューション群を指す言葉である。
例えば、特許文献1は、このようなHRテックを実現するためのシステムを開示している。特許文献1に開示されたシステムは、まず、対象となる組織のアンケートに対する回答を集計し、集計結果に対応するアクションプランを提案する。続いて、特許文献1に開示されたシステムは、提案されたアクションプランのいずれかが選択されると、選択されたアクションプランを正式なアクションプランとして設定し、その後、設定されたアクションプランの進捗を管理する。
また、特許文献1に開示されたシステムは、アンケートの集計結果に基づいて、モチベーションに影響を与える要因毎の満足度(会社満足度、仕事満足度、上司満足度、及び職場満足度)が示されたグラフを生成し、生成したグラフを提示することもできる。
また、特許文献1に開示されたシステムは、対象となった組織の最新のアンケートの集計結果を、その組織の過去のアンケートの集計結果、又は他の組織の過去のアンケートの集計結果と比較し、比較結果を表示することもできる。
このように、特許文献1に開示されたシステムによれば、組織の構成員の仕事におけるモチベーションを可視化及び数値化することができる。よって、管理者は、個人及び組織全体のモチベーションを把握できるので、モチベーションを上げるための施策をとりやすくなる。特許文献1に開示されたシステムによれば、個人のモチベーション及び組織のモチベーションの向上を図ることが容易になると考えられる。
特開2018-18152号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたシステムでは、モチベーションに影響を与える要因間の因果関係が可視化されているわけではない。このため、このシステムには、管理者にとって、複数の要因に有効な施策を取りにくいという問題や、施策後に個人又は組織に生じた問題点を発見することが難しいという問題がある。
本発明の目的の一例は、上記問題を解消し、個人及び組織全体におけるモチベーションに影響を与える要因間の因果関係を可視化し得る、情報可視化装置、情報可視化方法、及びプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における情報可視化装置は、
組織に属する個人に対して実施されたアンケートの回答、及び前記個人から収集された生体情報、のうち少なくとも一方を、データとして取得する、データ取得部と、
予め登録されている項目をノードとし、且つ、前記ノード間の関係を矢印によって示す、因果ループ図において、取得された前記データに基づいて、ノード間の相関を示す係数を算出する、係数算出部と、
算出された前記係数に基づいて、前記因果ループ図を更新する、更新部と、
前記因果ループ図を提示する、提示部と、
を備えている、ことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における情報可視化方法は、
(a)組織に属する個人に対して実施されたアンケートの回答、及び前記個人から収集された生体情報、のうち少なくとも一方を、データとして取得する、ステップと、
(b)予め登録されている項目をノードとし、且つ、前記ノード間の関係を矢印によって示す、因果ループ図において、取得された前記データに基づいて、ノード間の相関を示す係数を算出する、ステップと、
(c)算出された前記係数に基づいて、前記因果ループ図を更新する、ステップと、
(d)前記因果ループ図を提示する、ステップと、
を有する、ことを特徴とする。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、
コンピュータに、
(a)組織に属する個人に対して実施されたアンケートの回答、及び前記個人から収集された生体情報、のうち少なくとも一方を、データとして取得する、ステップと、
(b)予め登録されている項目をノードとし、且つ、前記ノード間の関係を矢印によって示す、因果ループ図において、取得された前記データに基づいて、ノード間の相関を示す係数を算出する、ステップと、
(c)算出された前記係数に基づいて、前記因果ループ図を更新する、ステップと、
(d)前記因果ループ図を提示する、ステップと、
を実行させる命令を含む、ことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、個人及び組織全体におけるモチベーションに影響を与える要因間の因果関係を可視化することができる。
図1は、本発明の実施の形態1における情報可視化装置の概略構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態1における情報可視化装置の構成を具体的に示すブロック図である。 図3は、本発明の実施の形態1で行われるアンケートの一例を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態1において個人データ格納部に格納されている個人データの一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態1において用いられる因果ループ図の一例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態において相関係数が付加された因果ループ図の一例を示す図である。 図7は、本発明の実施の形態において因果ループ図の更新に用いられるデータベースの一例を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態1において提示される個人データの時系列変化の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態1における情報可視化装置の動作を示すフロー図である。 図10は、本発明の実施の形態2における情報可視化装置の構成を具体的に示すブロック図である。 図11は、本発明の実施の形態2において行われる施策候補策定処理を説明するための図である。 図12は、ループ構造におけるバランスループと強化ループとを示す図である。 図13は、悪循環の強化ループと好循環の強化ループとの一例を示す図である。 図14は、ボトルネックとなるノードが2つある場合の処理を説明するための図である。 図15は施策候補データベースの一例を示す図である。 図16は、本発明の実施の形態2における情報可視化装置の動作を示すフロー図である。 図17は、本発明の実施の形態における情報可視化装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における、情報可視化装置、情報可視化方法、及びプログラムについて、図1~図9を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、図1を用いて、本発明の実施の形態1における情報可視化装置の構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1における情報可視化装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示す、本実施の形態1における情報可視化装置10は、組織及びそれに属する個人に関する情報を可視化するための装置である。図1に示すように、情報可視化装置10は、データ取得部11と、係数算出部12と、更新部13と、提示部14とを備えている。
データ取得部11は、組織に属する個人に対して実施されたアンケートの回答、及び個人から収集された生体情報、のうち少なくとも一方を、データとして取得する。係数算出部12は、予め登録されている項目をノードとし、且つ、ノード間の関係を矢印によって示す、因果ループ図において、取得されたデータに基づいて、ノード間の相関を示す係数を算出する。更新部13は、算出された係数に基づいて、因果ループ図を更新する。提示部14は、因果ループ図を提示する。
このように、本実施の形態1では、個人から取得されたデータを用いて、因果ループ図が更新され、更新された因果ループ図が提示される。また、因果ループ図は、例えば、個人のモチベーションに影響を与える因子をノードとして構築される。このため、本実施の形態1によれば、個人及び組織全体におけるモチベーションに影響を与える要因間の因果関係を可視化することができる。
続いて、図2~図7を用いて、本実施の形態1における情報可視化装置10の構成及び機能についてより具体的に説明する。図2は、本発明の実施の形態1における情報可視化装置の構成を具体的に示すブロック図である。
図2に示すように、本実施の形態1では、情報可視化装置10には、因果ループ図を画面によって提示するための表示装置20が接続されている。また、本実施の形態1では、情報可視化装置10は、LAN(Local Area Network)等のネットワーク40を介して、組織に属する各個人の端末装置30に接続されている。
各個人の端末装置30は、画面上で、例えば、図3に示すアンケートを実施し、その回答の入力を受け取る。そして、各個人の端末装置30は、入力された回答を、ネットワーク40を介して、情報可視化装置10に送信する。図3は、本発明の実施の形態1で行われるアンケートの一例を示す図である。図3の例では、各個人は、1~7の7段階で回答する。
また、各個人の端末装置30は、個人が、生体情報を取得するためのセンサ装置を装着している場合は、センサ装置が出力した生体情報を取得し、取得した生体情報も、ネットワーク40を介して、情報可視化装置10に送信する。本実施の形態1において、生体情報としては、脈拍(心拍)、会話量、歩数、活動状況、睡眠状態、食事状態、紫外線状態、皮膚温度等が挙げられる。
また、図2に示すように、本実施の形態1では、情報可視化装置10は、データ取得部11、係数算出部12、更新部13、及び提示部14に加えて、個人データ格納部15と、因果ループ図格納部16とを備えている。また、以下においては、組織全体の因果ループ図が提示される場合について説明する。
データ取得部11は、本実施の形態1では、各個人の端末装置30、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット型端末、スマートフォン等から、ネットワークを介して、各個人のアンケートの回答及び生体情報をデータ(個人データ)として取得する。また、データ取得部11は、取得した個人データを、個人データ格納部15に格納する。
図4は、本発明の実施の形態1において個人データ格納部に格納されている個人データの一例を示す図である。図4の例では、個人データ格納部15は、個人(個人ID(Identification))毎に、アンケートの回答のと生体情報と(両者を合わせて「個人データ」と表記する)を格納している。また、図4に示すように、アンケートの回答は、「主体性」、「思考力」、「集中力」、「インプット量」、「ひらめき」、「わくわく」、「X」といった項目毎の回答で構成されている。また、図4に示すように、生体情報としては、「会話量」のみが格納されている。なお、「X」は任意の項目である。
係数算出部12は、本実施の形態1では、まず、個人データ格納部15から、図4に示す個人データを取得し、更に、因果ループ図格納部16から因果ループ図を取得する。因果ループ図格納部16は、例えば、図5に示す因果ループ図を格納している。図5は、本発明の実施の形態1において用いられる因果ループ図の一例を示す図である。
図5の例では、因果ループ図においてノードとなる項目は、個人データの各項目とに対応している。矢印は、ノード間(項目間)の関係を示している。以下においては、「矢印」は「アーク」とも表記される。また、通常、因果ループ図には、特定のノードの項目を高めることが、予め目標として設定されている。図5においては、ノード「わくわく」を高めることが目標として設定されている。
なお、図5の例では、上述したように、因果ループ図の各ノードと個人データの各項目とが、1対1で対応しているが、本実施の形態はこの例に限定されるわけではない。例えば、因果ループ図で示す1つのノードが、個人データの複数の項目に対応していても良い。例えば、「仕事への興味」のノードについて、アンケートにおいて3つの質問が用意されている場合は、このノードに対して3つの項目が対応することになる。
係数算出部12は、本実施の形態1では、ノード間の相関を示す係数として、2種類のデータの関係を示す相関係数を算出することができる。具体的には、係数算出部12は、xとyとの相関係数rを、下記の数1を用いて算出することができる。下記の数1においてSxyは、xとyとの共分散であり、Sはxの標準偏差、Sはyの標準偏差である。また、nは、2変数データ(x,y)の総数、x及びyは個々の数値である。xバー及びyバーはそれぞれの平均値である。
Figure 0007259874000001
ここで、図5に示した因果ループ図における「仕事への興味」と「主体性」との間の相関係数を算出する場合について説明する。この場合において、必要となる因果ループ図が組織全体のものであるとする。なお、この場合の相関係数は、矢印の向きを考慮して、「「仕事への興味→主体性」の相関係数」と表記する。また、このような表記は他のノード間の相関係数においても同様とする。
アークは「仕事の興味」から「主体性」へと向いているので、係数算出部12は、「仕事への興味」の値をx、「主体性」の値をyとして、上記数1を用いて相関係数rを算出する。このとき、各個人の「仕事への興味」の値が、x~xとなり、各個人の「主体性」の値が、y~yとなる。同様にして、他のノード間についても相関係数が計算される。また、上述したように、因果ループ図で示す1つのノードが、個人データの複数の項目に対応している場合は、相関係数は、例えば、複数の項目の合計値、平均値、又は代表値等が用いられて計算される。
また、本実施の形態1において、係数は、ノード間の相関を示すものであれば、相関係数に限定されることはなく、その他の係数としては、例えば、偏相関係数も挙げられる。偏相関係数の算出は、既存の数学的手法によって行うことができる。
更新部13は、本実施の形態1では、係数算出部12が各ノード間の相関係数を算出すると、図6に示すように、算出された相関係数を、因果ループ図に付加して、これを更新する。また、更新部13は、更新後の因果ループ図を因果ループ図格納部16に格納する。図6は、本発明の実施の形態において相関係数が付加された因果ループ図の一例を示す図である。
また、更新部13は、相関係数の値が閾値未満となるノード間が存在する場合は、このノード間におけるアークを削除する。更に、削除により、接続されているアークが無くなったノードがあると、更新部13は、このノードも削除する。更新部13は、アークとノードとを削除することによって、因果ループ図を更新することもできる。
ここで図4~図6を用いて、ノード及びアークの削除について具体的に説明する。また、以下の説明では、アークを削除する場合の閾値は、「0.5」に設定されているとする。
上述したように、図5に示す因果ループ図では、「わくわく」を高めることが目標として設定されている。従って、更新部13は、「わくわく」を起点にして、相関係数が閾値未満であるかどうかを判定する。
具体的には、図6に示すように、「わくわく」に達するアークは、「ひらめき」からの1本であるため、更新部13は、「ひらめき→わくわく」の相関係数の判定から開始する。この場合の相関係数は、図6に示すように、0.54であるため、更新部13は、相関係数は閾値以上であると判定する。よって、更新部13は、「ひらめき」から「わくわく」に達するアークを、削除せずに残置する。
また、ノード「ひらめき」に向かうアークは、ノード「集中力」、「インプット量」、及び「会話量」それぞれからの3つである。そして、図6に示すように、「会話量→ひらめき」の相関係数が0.95であるので、更新部13は、「会話量」から「ひらめき」に達するアークを残置する。一方、「インプット量→ひらめき」の相関係数は0.03であり、「集中力→ひらめき」の相関係数(集中力→ひらめき)は0.21である。よって、更新部13は、これらについてのアークを削除する。
更に、更新部13は、アークを削除した場合、即ち、接続されているアークが削除されたノードが存在する場合は、まず、接続されている矢印が削除されたノードと他のノードとの相関係数を算出する。そして、更新部13は、この場合、算出した相関係数が閾値以上となることを条件に、接続されている矢印が削除されたノードと他のノードとを新たなアークで接続して、因果ループ図を更新することもできる。
具体的には、更新部13は、「インプット量」から「ひらめき」に達するアークを削除すると、削除されたアークの根元となっているノード「インプット量」に達している別のアークについて判定を行う。図6の例では、更新部13は、「思考力→インプット量」の相関係数について判定を行う。この場合、相関係数は-0.01であり、その絶対値|0.01|は閾値0.5未満であるため、更新部13は、「思考力」から「インプット量」に達するアークを削除の候補とする。
次に、更新部13は、「ひらめき」と「思考力」との中間に位置するノードである「インプット量」が除かれた、「思考力」と「ひらめき」との間について、「思考力→ひらめき」相関係数を算出する。そして、図4に示した個人データによれば、相関係数は0.9となるので、更新部13は、算出した相関係数が閾値以上であると判定して、「思考力」から「ひらめき」に達する新たなアークを作成する。
このように、本実施の形態1では、ノード及びアークの削除による因果ループ図の更新が行われる。また、更新部13は、「集中力」から「ひらめき」に達するアークも削除するので、「主体性」から「集中力」に達するアークについても相関係数の判定を行う。その後、更新部13は、相関係数が閾値未満であるときは、「主体性→ひらめき」の相関係数を算出し、この相関係数が閾値以上であるときは、新たなアークを作成する。
また、上述の例では、「わくわく」という目標ノードを起点にして、相関係数の判定が開始されているため、計算数が削減されることとなる。ここで、「わくわく」から一番遠い原因である「仕事への興味」を起点に相関係数の判定が開始されるとする。この場合、「ひらめき→わくわく」の相関係数は閾値未満であるとすると、「ひらめき」とそれに達するアークの元にあるノードとの因果関係は、最終目標である「わくわく」に影響することはないため、「ひらめき」までの計算が無駄になる。また、このことは、「仕事への興味→主体性」、「主体性→集中力」、「集中力→ひらめき」の相関係数は閾値以上であっても同様である。
続いて、図4~図6を用いて、個人データには存在するが、因果ループ図に存在していない項目がある場合における、因果ループ図の更新について説明する。図4の例では、項目「X」が、このような項目に該当する。
具体的には、更新部13は、特定のノードにおいて、それから出るすべてのアークの相関係数が閾値未満となると、このノードを削除の候補とするが、項目「X」のノードを因果ループ図に設定する。そして、更新部13は、削除の候補となった特定のノードと、ノード「X」との間の相関係数を算出し、算出された相関係数が閾値以上であるかどうかを判定する。
例えば、図6の例において、「会話量→ひらめき」の相関係数が閾値0.5未満である場合を想定する。この場合、「会話量」は他にアークを持たないため、削除の候補となるので、更新部13は、「会話量→X」の相関係数を算出する。そして、更新部13は、算出した相関係数が閾値0.5以上である場合は、ノードとして「X」を追加すると共に、「会話量」から「X」に達するアークも追加する。
また、このような当初因果ループ図に存在していないノードの追加と、このノードに接続されたアークの追加とは、図7に示すデータベースを用いて行うことができる。図7は、本発明の実施の形態において因果ループ図の更新に用いられるデータベースの一例を示す図である。図7に示すデータベースは、例えば、因果ループ図格納部16に格納される。
図7に示すように、データベースには、項目毎に、影響を与える別の項目が登録されている。登録されている項目は、図5及び図6に示す因果ループ図においてノードとして用いられる。また、図7において、矢印は、因果ループ図におけるアークの向きを示している。
具体的には、図7の例では、「会話量」が影響を与える項目として、「仕事のスピード」、「職場の多様性」、及び「X」が登録されている。また、「仕事のスピード」、「職場の多様性」、及び「X」は、図5に示す因果ループ図の初期において、ノードとして存在していない項目である。
また、図7の例では、因果ループ図の初期においてノードとして存在していない「X」が影響を与える項目として、「ひらめき」、「集中力」、及び「職場の多様性」が登録されている。なお、「ひらめき」及び「集中力」は、図5に示す因果ループ図の初期において、ノードとして存在している項目であるが、「職場の多様性」は、図5に示す因果ループ図の初期において、ノードとして存在していない項目である。
このようなデータベースが存在する場合において、上述と同様に、「会話量」に接続されているアークが削除され、「会話量」が削除の候補になったとする。この場合、更新部13は、「会話量→仕事のスピード」、「会話量→職場の多様性」、「会話量→X」それぞれの相関係数を算出し、算出した相関係数が閾値以上となる場合は、「会話量」からのアークを追加する。
また、データベースには、「X」が影響を与える項目として、「ひらめき」、「集中力」、及び「職場の多様性」が登録されている。よって、更新部13は、ノードとして「X」を追加した場合は、「X→ひらめき」、「X→集中力」、「X→職場の多様性」それぞれについて相関係数を算出する。そして、更新部13は、閾値以上となる相関係数が存在する場合は、「X」から、該当するノードに達するアークを追加する。
提示部14は、本実施の形態1では、更新部13によって更新された因果ループ図を、表示装置20の画面上に表示することによって提示を行う。また、提示部14は、表示装置20ではなく、管理者の端末装置の画面上に因果ループ図を表示することもできる。
更に、提示部14は、因果ループ図に加えて、個人データの内容を提示することもできる。また、個人データが、時間間隔をおいて複数回取得され、取得の度に、個人データ格納部15に蓄積されているとする。この場合、提示部14は、図8に示すように、個人データを時系列に沿って提示することもできる。図8は、本発明の実施の形態1において提示される個人データの時系列変化の一例を示す図である。図8の例では、項目「わくわく」の値が時系列に沿って提示されている。また、提示部14は、提示に際して、項目の値の平均値、合計値、標準偏差等を算出し、算出した値を提示することもできる。
[装置動作]
次に、本実施の形態1における情報可視化装置10の動作について図9を用いて説明する。図9は、本発明の実施の形態1における情報可視化装置の動作を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜図1~図7を参照する。また、本実施の形態1では、情報可視化装置10を動作させることによって、情報可視化方法が実施される。よって、本実施の形態1における情報可視化方法の説明は、以下の情報可視化装置10の動作説明に代える。
図9に示すように、最初に、データ取得部11は、組織に属する個人に対して実施されたアンケートの回答、及び個人から収集された生体情報を、データとして取得する(ステップA1)。
具体的には、ステップA1では、データ取得部11は、各個人の端末装置30から、ネットワークを介して、各個人のアンケートの回答及び生体情報をデータ(個人データ)として取得し、これらを個人データ格納部15に格納する。
次に、係数算出部12は、個人データ格納部15から個人データを取得し、因果ループ図格納部16から因果ループ図を取得し、これらを用いて、因果ループ図の各ノード間の相関係数を算出する(ステップA2)。
具体的には、ステップA2では、係数算出部12は、各個人のデータを、上記の数1に適用して、各ノード間における相関係数を算出する。
次に、更新部13は、ステップA2で算出された相関係数を用いて、因果ループ図を更新する(ステップA3)。これにより、図6に示すように、図5に示す因果ループ図に、相関係数が付加される。なお、更新される因果ループ図は、既に更新が行われたものであっても良い。
具体的には、ステップA3では、更新部13は、因果ループ図への相関係数の付加以外に、因果ループ図へのノード及びアークの削除、更にはノード及びアークの追加を行って、因果ループ図を更新する。そして、更新部13は、更新後の因果ループ図を、因果ループ図格納部16に格納する。
次に、提示部14は、更新された因果ループ図を、表示装置20の画面上に表示することによって、組織の管理者に、因果ループ図を提示する(ステップA4)。
ステップA4の実行後、情報可視化装置10での処理は一旦終了する。但し、本実施の形態1では、ステップA1~A4は、例えば、設定期間が経過する度に、又は個人データが一定量蓄積される度に、再度実行される。このため、組織の管理者は、因果ループ図の時系列変化を確認することができる。
[変形例]
上述した例では、組織全体の因果ループ図が提示される態様について説明されているが、本実施の形態1は、この態様に限定されるものではない。本実施の形態1は、組織に属する個人毎の因果ループが提示される態様であっても良い。
この態様では、係数算出部12は、個人毎に、例えば、上記数1を用いて、各ノード間の相関係数を算出する。また、個人毎の因果ループ図の場合、x~x及びy~yとしては、個人について日又は時間を変えて取得されたデータが用いられる。また、この態様では、更新部13は、個人毎に、因果ループ図を更新し、提示部14は、個人毎に、因果ループ図を提示する。
また、本実施の形態は、係数算出部12が、個人毎の相関係数と、組織全体の相関係数とを算出し、更新部13が、個人毎及び組織全体について因果ループ図を更新する、態様であっても良い。この場合、提示部14は、個人毎の因果ループ図と、組織全体の因果ループ図との両方を提示することができる。
[実施の形態1による効果]
以上のように本実施の形態1によれば、個人データに基づいて、因果ループ図が更新され、最新の因果ループ図の提示が可能となる。本実施の形態1によれば、個人及び組織全体におけるモチベーションに影響を与える要因間の因果関係を可視化することができる。
[プログラム]
本実施の形態1におけるプログラムは、コンピュータに、図9に示すステップA1~A4を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態1における情報可視化装置と情報可視化方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、データ取得部11、係数算出部12、更新部13、及び提示部14として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態1では、個人データ格納部15及び因果ループ図格納部16は、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置に、これらを構成するデータファイルを格納することによって実現できる。
また、本実施の形態1におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されても良い。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、データ取得部11、係数算出部12、更新部13、及び提示部14のいずれかとして機能しても良い。また、個人データ格納部15及び因果ループ図格納部16は、本実施の形態1におけるプログラムを実行するコンピュータとは別のコンピュータ上に構築されていても良い。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における、情報可視化装置、情報可視化方法、及びプログラムについて、図10~図16を参照しながら説明する。
[装置構成]
最初に、図10を用いて、本発明の実施の形態2における情報可視化装置の構成について説明する。図10は、本発明の実施の形態2における情報可視化装置の構成を具体的に示すブロック図である。
図10に示す、本実施の形態2における情報可視化装置50も、実施の形態1における情報可視化装置10と同様に、組織及びそれに属する個人に関する情報を可視化するための装置である。図10に示すように、情報可視化装置50も、情報可視化装置10と同様に、データ取得部11と、係数算出部12と、更新部13と、提示部14と、個人データ格納部15と、因果ループ図格納部16とを備えている。
但し、本実施の形態2では、情報可視化装置50は、上記構成に加えて、施策候補策定部17も備えている。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。施策候補策定部17は、因果ループ図が更新されると、組織全体又は個人における課題解決のためのボトルネックを特定し、特定したボトルネックから施策を策定する。
施策候補策定部17は、まず、因果ループ図において、予め特定のノードが指定されている場合に、指定されているノードと、他のノードと、アークとで、構築されたループ構造を特定する。次いで、施策候補策定部17は、特定したループ構造におけるノード間の相関係数に基づいて、指定されているノードに影響を与えるノードを特定し、特定したノードの項目に基づいて、組織について行うべき施策の候補を策定する。
ここで、図11~図15を用いて、施策候補策定部17の機能をより詳細に説明する。図11は、本発明の実施の形態2において行われる施策候補策定処理を説明するための図である。図11に示されている因果ループ図は、図6に示された因果ループ図と同様である。
まず、ループ構造は、因果ループ図において、アークが閉じることによって、アークとノードとによってループが構築されている部分である。図10の例では、破線で示すように3つのループ構造が存在する。
そして、本実施の形態2では、「わくわく」を高めることが目標として設定されており、「わくわく」が指定されている。従って、図10に示すように、施策候補策定部17は、因果ループ図から、「わくわく」を含むループ構造を抽出する。なお、「会話量→ひらめき」はループ構造を構築していない。
また、ループ構造には、バランスループと強化ループとがある。バランスループ及び強化ループのいずれであるかは、ループ構造における正の相関係数の数と負の相関係数の数との総和から判定される。図12は、ループ構造におけるバランスループと強化ループとを示す図である。図12において、上段の図はバランスループを示し、下段の図は強化ループを示している。図12において「+」は相関係数が正であることを示し、「-」は相関係数が負であることを示している。
図12に示すように、ループ構造における正の相関係数の数と負の相関係数の数との総和が、正(相関係数が負となったアークの数が偶数)の場合、バランスループとなる。一方、ループ構造における正の相関係数の数と負の相関係数の数との総和が、負(相関係数が負となったアークの数が奇数)の場合、強化ループとなる。
また、図12に示すように、バランスループでは、「わくわく」が増加すると「B」が増加し、「わくわく」が減少すると「B」も減少するという正の関係にある。また、強化ループでは、「わくわく」が増加すると「B」が減少し、「わくわく」が減少すると「B」が増加するという負の関係にある。
また、強化ループには、悪循環の強化ループと好循環の強化ループとがある。図13は、悪循環の強化ループと好循環の強化ループとの一例を示す図である。図13に示すように、わくわく」を増加させることを目標とすると、「わくわく」が減少していく一方となる場合は、強化ループは、「悪循環の強化ループである。反対に、「わくわく」を増加させることを目標とすると、「わくわく」が増加していく一方となる場合は、強化ループは好循環の強化ループである。
このように、強化ループが、悪循環及び好循環のいずれであるかは、「わくわく」に達するアークにおける相関係数の正負により判定される。つまり、目標である「わくわく」に達するアークの相関係数が負(-)の場合、悪循環の強化ループと判定される。一方、目標である「わくわく」に達するアークの相関係数が正(+)の場合、好循環の強化ループと判定される。
そして、悪循環の強化ループであることが分かれば、ボトルネックとなるノードを特定できる。従って、「わくわく」を高めることが目標とされているので、図11の例では、施策候補策定部17は、「B→C→わくわく」に基づいて、根本原因である「B」を、課題解決のためのボトルネットとして特定する。
また、ボトルネックとなる可能性のあるノードが2つある場合は、施策候補策定部17は、各ノードについて回帰係数を算出し、より効果が大きいノードをボトルネックとする。図14は、ボトルネックとなるノードが2つある場合の処理を説明するための図である。図14において、上段の図は、ボトルネックとなる可能性のあるノードが2つ存在する場合のループ構造を示し、中段及び下段の図は、それぞれ、ボトルネックとなる可能性のあるノードの回帰係数を示している。
図14の上段には、ループ構造として、「わくわく→B→C→わくわく」と「わくわく→D→C→わくわく」との2つが示されており、共に、悪循環の強化ループである。これらの悪循環の強化ループにおいては、「わくわく」を高めることを目標としており、ノード「B」と「D」とがボトルネック候補として特定されている。このため、施策候補策定部17は、図2の中段及び下段に示すように、「B→C」の回帰係数と「D→C」の回帰係数とを求め、両者を比較する。回帰係数は、個人データにおける項目「B」と「D」とのデータ値から求められる。
ここで、「B→C」の回帰係数をαとすると、図14の中段から回帰式C=αB+kが求められる。また、「D→C」の回帰係数をβとすると、図14の下段から回帰式C=βD+kが求められる。そして、図2の中段及び下段から分かるように、α>βの関係にある。従って、「D」の値を上昇させたときに「C」の値が上がる見込み(Dについての施策を実施したときのCへの効果)は、「B」の値を上昇させたときに「C」の値が上がる見込み(Bについての施策を実施したときのCへの効果)よりも小さいことがわかる。このため、施策候補策定部17は、「B」をボトルネックとして特定する。
続いて、施策候補策定部17は、ボトルネックとなるノードを特定すると、図15に示す施策候補データベースを用いて、特定したノードに対応する施策の候補を策定する。図15は施策候補データベースの一例を示す図である。図15に示すように、施策候補データベースは、ボトルネックとなるノードに対応する施策の候補を登録している。図15の例では、ボトルネックとして、「集中力が低い」又は「インプット量」が特定された場合の施策の候補が示されている。
また、本実施の形態2では、施策候補策定部17によって施策の候補が策定されると、提示部14は、更新部13によって更新された因果ループ図に加えて、策定された施策の候補を提示する。更に、提示部14は、ボトルネックとなるノードを提示することもできる。また、提示部14による提示は、実施の形態1と同様に、表示装置20の画面上、又は管理者の端末装置の画面上で行われる。
[装置動作]
次に、本実施の形態2における情報可視化装置50の動作について図16を用いて説明する。図16は、本発明の実施の形態2における情報可視化装置の動作を示すフロー図である。以下の説明においては、適宜図10~図15を参照する。また、本実施の形態2では、情報可視化装置50を動作させることによって、情報可視化方法が実施される。よって、本実施の形態2における情報可視化方法の説明は、以下の情報可視化装置50の動作説明に代える。
図16に示すように、最初に、データ取得部11は、組織に属する個人に対して実施されたアンケートの回答、及び個人から収集された生体情報、のうち少なくとも一方を、データとして取得する(ステップB1)。ステップB1は、図9に示したステップA1と同様のステップである。
次に、係数算出部12は、個人データ格納部15から個人データを取得し、因果ループ図格納部16から因果ループ図を取得し、これらを用いて、因果ループ図の各ノード間について相関を示す係数を算出する(ステップB2)。ステップB2は、図9に示したステップA2と同様のステップである。
次に、更新部13は、ステップB2で算出された相関係数を用いて、因果ループ図を更新する(ステップB3)。ステップB3は、図9に示したステップA3と同様のステップである。
次に、施策候補策定部17は、ステップA3で更新された因果ループ図において、予め指定されているノードを含むループ構造を特定する。そして、施策候補策定部17は、特定したループ構造におけるノード間の相関係数に基づいて、指定されているノードに影響を与えるノードを特定し、特定したノードの項目に基づいて、組織について行うべき施策の候補を策定する(ステップB4)。
次に、提示部14は、ステップA3で更新された因果ループ図と、ステップA4で作成された施策の候補とを、表示装置20の画面上に表示することによって、これらを組織の管理者に提示する(ステップB5)。
ステップB5の実行後、情報可視化装置50での処理は一旦終了する。但し、本実施の形態2では、ステップB1~B5は、例えば、設定期間が経過する度に、又は個人データが一定量蓄積される度に、再度実行される。このため、組織の管理者は、因果ループ図及び施策の候補の時系列変化を確認することができる。
[実施の形態2による効果]
以上のように本実施の形態2によれば、実施の形態1で述べた効果に加えて、個人及び組織全体において実施すべき施策を提示できるという効果も得られる。この結果、個人及び組織の管理者は、モチベーションを上げるために何をすべきかを容易に把握することができる。
[プログラム]
本実施の形態2におけるプログラムは、コンピュータに、図16に示すステップB1~B5を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態2における情報可視化装置と情報可視化方法とを実現することができる。この場合、コンピュータのプロセッサは、データ取得部11、係数算出部12、更新部13、提示部14、及び施策候補策定部17として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態2では、個人データ格納部15及び因果ループ図格納部16は、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置に、これらを構成するデータファイルを格納することによって実現できる。
また、本実施の形態2におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されても良い。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、データ取得部11、係数算出部12、更新部13、提示部14及び施策候補策定部17のいずれかとして機能しても良い。また、個人データ格納部15及び因果ループ図格納部16は、本実施の形態2におけるプログラムを実行するコンピュータとは別のコンピュータ上に構築されていても良い。
(物理構成)
ここで、実施の形態1及び2におけるプログラムを実行することによって、情報可視化装置を実現するコンピュータについて図17を用いて説明する。図17は、本発明の実施の形態における情報可視化装置を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図17に示すように、コンピュータ110は、CPU(Central Processing Unit)111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。なお、コンピュータ110は、CPU111に加えて、又はCPU111に代えて、GPU(Graphics Processing Unit)、又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)を備えていても良い。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記録媒体、又はCD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記録媒体が挙げられる。
なお、本実施の形態における情報可視化装置は、プログラムがインストールされたコンピュータではなく、各部に対応したハードウェアを用いることによっても実現可能である。更に、情報可視化装置は、一部がプログラムで実現され、残りの部分がハードウェアで実現されていてもよい。
上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)~(付記18)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
組織に属する個人に対して実施されたアンケートの回答、及び前記個人から収集された生体情報、のうち少なくとも一方を、データとして取得する、データ取得部と、
予め登録されている項目をノードとし、且つ、前記ノード間の関係を矢印によって示す、因果ループ図において、取得された前記データに基づいて、ノード間の相関を示す係数を算出する、係数算出部と、
算出された前記係数に基づいて、前記因果ループ図を更新する、更新部と、
前記因果ループ図を提示する、提示部と、
を備えている、
ことを特徴とする情報可視化装置。
(付記2)
付記1に記載の情報可視化装置であって、
前記更新部が、前記係数の値が閾値未満となるノード間における前記矢印を削除し、更に、削除によって、接続されている前記矢印が無くなったノードも削除することによって、前記因果ループ図を更新する、
ことを特徴とする情報可視化装置。
(付記3)
付記1に記載の情報可視化装置であって、
前記更新部が、
接続されている前記矢印が削除されたノードが存在する場合に、接続されている前記矢印が削除されたノードと他のノードとの相関を示す係数を算出し、算出した前記係数が閾値以上となることを条件に、接続されている前記矢印が削除されたノードと他のノードとを前記矢印で接続して、前記因果ループ図を更新する、
ことを特徴とする情報可視化装置。
(付記4)
付記1~3のいずれかに記載の情報可視化装置であって、
前記因果ループ図において、予め特定のノードが指定されている場合に、
指定されているノードと、他のノードと、前記矢印とで、構築されたループ構造を特定し、特定したループ構造におけるノード間の前記係数に基づいて、指定されている前記ノードに影響を与えるノードを特定し、
特定したノードの項目に基づいて、前記組織について行うべき施策の候補を策定する、施策候補策定部を、更に備え、
前記提示部が、策定された前記候補を更に提示する、
ことを特徴とする情報可視化装置。
(付記5)
付記1~4のいずれかに記載の情報可視化装置であって、
前記係数算出部が、前記個人毎に、前記係数を算出し、
前記更新部が、前記個人毎に、前記因果ループ図を更新し、
前記提示部が、前記個人毎に、前記因果ループ図を提示する、
ことを特徴とする情報可視化装置。
(付記6)
付記1~4のいずれかに記載の情報可視化装置であって、
前記係数算出部が、前記個人毎の前記データの集合を用いて、前記組織全体についての前記係数を算出し、
前記更新部が、前記因果ループ図を、前記組織全体について算出した前記係数を用いて更新することによって、前記組織全体の因果ループ図とする、
ことを特徴とする情報可視化装置。
(付記7)
(a)組織に属する個人に対して実施されたアンケートの回答、及び前記個人から収集された生体情報、のうち少なくとも一方を、データとして取得する、ステップと、
(b)予め登録されている項目をノードとし、且つ、前記ノード間の関係を矢印によって示す、因果ループ図において、取得された前記データに基づいて、ノード間の相関を示す係数を算出する、ステップと、
(c)算出された前記係数に基づいて、前記因果ループ図を更新する、ステップと、
(d)前記因果ループ図を提示する、ステップと、
を有する、
ことを特徴とする情報可視化方法。
(付記8)
付記7に記載の情報可視化方法であって、
前記(c)のステップにおいて、前記係数の値が閾値未満となるノード間における前記矢印を削除し、更に、削除によって、接続されている前記矢印が無くなったノードも削除することによって、前記因果ループ図を更新する、
ことを特徴とする情報可視化方法。
(付記9)
付記7に記載の情報可視化方法であって、
前記(c)のステップにおいて、
接続されている前記矢印が削除されたノードが存在する場合に、接続されている前記矢印が削除されたノードと他のノードとの相関を示す係数を算出し、算出した前記係数が閾値以上となることを条件に、接続されている前記矢印が削除されたノードと他のノードとを前記矢印で接続して、前記因果ループ図を更新する、
ことを特徴とする情報可視化方法。
(付記10)
付記7~9のいずれかに記載の情報可視化方法であって、
(e)前記因果ループ図において、予め特定のノードが指定されている場合に、
指定されているノードと、他のノードと、前記矢印とで、構築されたループ構造を特定し、特定したループ構造におけるノード間の前記係数に基づいて、指定されている前記ノードに影響を与えるノードを特定し、
特定したノードの項目に基づいて、前記組織について行うべき施策の候補を策定する、ステップと、
(f)策定された前記候補を提示する、ステップと、
を更に有する、
ことを特徴とする情報可視化方法。
(付記11)
付記7~10のいずれかに記載の情報可視化方法であって、
前記(b)のステップにおいて、前記個人毎に、前記係数を算出し、
前記(c)のステップにおいて、前記個人毎に、前記因果ループ図を更新し、
前記(d)のステップにおいて、前記個人毎に、前記因果ループ図を提示する、
ことを特徴とする情報可視化方法。
(付記12)
付記7~10のいずれかに記載の情報可視化方法であって、
前記(b)のステップにおいて、前記個人毎の前記データの集合を用いて、前記組織全体についての前記係数を算出し、
前記(c)のステップにおいて、前記因果ループ図を、前記組織全体について算出した前記係数を用いて更新することによって、前記組織全体の因果ループ図とする、
ことを特徴とする情報可視化方法。
(付記13)
コンピュータに、
(a)組織に属する個人に対して実施されたアンケートの回答、及び前記個人から収集された生体情報、のうち少なくとも一方を、データとして取得する、ステップと、
(b)予め登録されている項目をノードとし、且つ、前記ノード間の関係を矢印によって示す、因果ループ図において、取得された前記データに基づいて、ノード間の相関を示す係数を算出する、ステップと、
(c)算出された前記係数に基づいて、前記因果ループ図を更新する、ステップと、
(d)前記因果ループ図を提示する、ステップと、
を実行させる命令を含む、ことを特徴とするプログラム。
(付記14)
付記13に記載のプログラムであって、
前記(c)のステップにおいて、前記係数の値が閾値未満となるノード間における前記矢印を削除し、更に、削除によって、接続されている前記矢印が無くなったノードも削除することによって、前記因果ループ図を更新する、
ことを特徴とするプログラム
(付記15)
付記13に記載のプログラムであって、
前記(c)のステップにおいて、
接続されている前記矢印が削除されたノードが存在する場合に、接続されている前記矢印が削除されたノードと他のノードとの相関を示す係数を算出し、算出した前記係数が閾値以上となることを条件に、接続されている前記矢印が削除されたノードと他のノードとを前記矢印で接続して、前記因果ループ図を更新する、
ことを特徴とするプログラム
(付記16)
付記13~15のいずれかに記載のプログラムであって、
記コンピュータに、
(e)前記因果ループ図において、予め特定のノードが指定されている場合に、
指定されているノードと、他のノードと、前記矢印とで、構築されたループ構造を特定し、特定したループ構造におけるノード間の前記係数に基づいて、指定されている前記ノードに影響を与えるノードを特定し、
特定したノードの項目に基づいて、前記組織について行うべき施策の候補を策定する、ステップと、
(f)策定された前記候補を提示する、ステップと、
を実行させる命令を、更に含む、
ことを特徴とするプログラム
(付記17)
付記13~16のいずれかに記載のプログラムであって、
前記(b)のステップにおいて、前記個人毎に、前記係数を算出し、
前記(c)のステップにおいて、前記個人毎に、前記因果ループ図を更新し、
前記(d)のステップにおいて、前記個人毎に、前記因果ループ図を提示する、
ことを特徴とするプログラム
(付記18)
付記13~16のいずれかに記載のプログラムであって、
前記(b)のステップにおいて、前記個人毎の前記データの集合を用いて、前記組織全体についての前記係数を算出し、
前記(c)のステップにおいて、前記因果ループ図を、前記組織全体について算出した前記係数を用いて更新することによって、前記組織全体の因果ループ図とする、
ことを特徴とするプログラム
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2019年2月6日に出願された日本出願特願2019-020142を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
以上のように、本発明によれば、個人及び組織全体におけるモチベーションに影響を与える要因間の因果関係を可視化することができる。本発明は、企業等における組織の管理に有用である。
10 情報可視化装置(実施の形態1)
11 データ取得部
12 係数算出部
13 更新部
14 提示部
15 個人データ格納部
16 因果ループ図格納部
17 施策候補策定部
20 表示装置
30 端末装置
40 ネットワーク
50 情報可視化装置(実施の形態2)
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス

Claims (7)

  1. 端末装置から、ネットワークを介して、組織に属する個人に対して実施され且つ個人データを含む、アンケートの回答、及び前記個人から収集され且つ個人データの1つである生体情報、のうち少なくとも一方を、データとして取得する、データ取得手段と、
    前記個人データの項目ノードとなり、且つ、前記ノード間の関係を矢印によって示す、因果ループ図において、ノード間それぞれの前記個人データの値を用いて前記ノード間の相関を示す係数を算出する、係数算出手段と、
    算出された前記係数の値が閾値未満となるノード間における前記矢印を削除し、更に、削除によって、接続されている前記矢印が無くなったノードも削除することによって、前記因果ループ図を更新する、更新手段と、
    前記因果ループ図を提示する、提示手段と、
    を備えている、
    ことを特徴とする情報可視化装置。
  2. 請求項1に記載の情報可視化装置であって、
    前記更新手段が、
    接続されている前記矢印が削除されたノードが存在する場合に、接続されている前記矢印が削除されたノードと他のノードとのそれぞれの前記個人データの値を用いて、両者の相関を示す係数を算出し、算出した前記係数が閾値以上となることを条件に、接続されている前記矢印が削除されたノードと他のノードとを前記矢印で接続して、前記因果ループ図を更新する、
    ことを特徴とする情報可視化装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報可視化装置であって、
    前記因果ループ図において、前記個人データの項目のいずれかが指定されている場合に、
    前記因果ループ図から、指定されている項目に対応するノードと、他のノードと、前記矢印とで、構築されたループ構造を抽出し、抽出したループ構造における正の相関係数の数と負の相関係数の数との総和を求め、求めた前記総和から、指定されている項目に対応するノードに対して正の関係にあるノード又は負の関係にあるノードを特定し、
    登録されている前記組織について行うべき施策の候補を用いて、特定したノードに対応する施策の候補を策定する、施策候補策定手段を、更に備え、
    前記提示手段が、策定された前記候補を更に提示する、
    ことを特徴とする情報可視化装置。
  4. 請求項1に記載の情報可視化装置であって、
    前記係数算出手段が、対象となる個人の前記データのみを用いて、前記対象となる個人の前記因果ループ図において、前記係数を算出し、
    前記更新手段が、前記対象となる個人の前記因果ループ図を更新し、
    前記提示手段が、前記対象となる個人の前記因果ループ図を提示する、
    ことを特徴とする情報可視化装置。
  5. 請求項1に記載の情報可視化装置であって、
    前記データ取得手段が、前記組織に属する複数の個人について、前記データを取得しており、
    前記係数算出手段が、前記組織に属する複数の個人それぞれの前記個人データの値の集合を用いて、前記ノード間の相関を示す前記係数を算出する
    ことを特徴とする情報可視化装置。
  6. コンピュータが実行する方法であって、
    (a)端末装置から、ネットワークを介して、組織に属する個人に対して実施され且つ個人データを含む、アンケートの回答、及び前記個人から収集され且つ個人データの1つである生体情報、のうち少なくとも一方を、データとして取得し、
    (b)前記個人データの項目ノードとなり、且つ、前記ノード間の関係を矢印によって示す、因果ループ図において、ノード間それぞれの前記個人データの値を用いて前記ノード間の相関を示す係数を算出し、
    (c)算出された前記係数の値が閾値未満となるノード間における前記矢印を削除し、更に、削除によって、接続されている前記矢印が無くなったノードも削除することによって、前記因果ループ図を更新し、
    (d)前記因果ループ図を提示する、
    ことを特徴とする情報可視化方法。
  7. コンピュータに、
    (a)端末装置から、ネットワークを介して、組織に属する個人に対して実施され且つ個人データを含む、アンケートの回答、及び前記個人から収集され且つ個人データの1つである生体情報、のうち少なくとも一方を、データとして取得する、ステップと、
    (b)前記個人データの項目ノードとなり、且つ、前記ノード間の関係を矢印によって示す、因果ループ図において、ノード間それぞれの前記個人データの値を用いて前記ノード間の相関を示す係数を算出する、ステップと、
    (c)算出された前記係数の値が閾値未満となるノード間における前記矢印を削除し、更に、削除によって、接続されている前記矢印が無くなったノードも削除することによって、前記因果ループ図を更新する、ステップと、
    (d)前記因果ループ図を提示する、ステップと、
    を実行させる命令を含む、ことを特徴とするプログラム。
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