JP7262256B2 - chain tensioner - Google Patents
chain tensioner Download PDFInfo
- Publication number
- JP7262256B2 JP7262256B2 JP2019049608A JP2019049608A JP7262256B2 JP 7262256 B2 JP7262256 B2 JP 7262256B2 JP 2019049608 A JP2019049608 A JP 2019049608A JP 2019049608 A JP2019049608 A JP 2019049608A JP 7262256 B2 JP7262256 B2 JP 7262256B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- cylinder
- return spring
- spring
- chain tensioner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes or chains
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
この発明は、チェーンの張力保持に用いられるチェーンテンショナに関する。 The present invention relates to a chain tensioner used for maintaining tension on a chain.
自動車等のエンジンに使用されるチェーン伝動装置として、例えば、クランクシャフトの回転をカムシャフトに伝達するものや、クランクシャフトの回転をオイルポンプ等の補機に伝達するものや、クランクシャフトの回転をバランサシャフトに伝達するものや、あるいは、ツインカムエンジンの吸気カムと排気カムを互いに連結するもの等がある。これらのチェーン伝動装置のチェーンの張力を適正範囲に保つために、チェーンテンショナが使用される。 Examples of chain transmission devices used in automobile engines include those that transmit the rotation of the crankshaft to the camshaft, those that transmit the rotation of the crankshaft to auxiliary equipment such as oil pumps, and those that transmit the rotation of the crankshaft. There are those that transmit to the balancer shaft, and those that connect the intake and exhaust cams of a twin-cam engine. A chain tensioner is used to keep the tension of the chain in these chain drives in the proper range.
チェーンテンショナは、一般的に、エンジンからのオイル供給により油圧ダンパを発生させて、チェーンの張力の変動を一定に保っている。しかし、エンジン停止時はオイル供給が止まっているため、エンジン始動後、チェーンテンショナ内部の圧力室にオイルが充填されるまでの間は、所定の油圧ダンパを発生させることができない場合がある。このような場合、チェーンテンショナが大きく押し込まれて、チェーンのばたつきや異音が発生するという問題がある。そこで、多くのチェーンテンショナでは、ノーバック機構と呼ばれる機構を備え、プランジャが一定量を超えて押し込まれないようにしている。 A chain tensioner generally generates a hydraulic damper using oil supplied from an engine to keep chain tension constant. However, since the oil supply is stopped when the engine is stopped, it may not be possible to generate a predetermined hydraulic damper until the pressure chamber inside the chain tensioner is filled with oil after the engine is started. In such a case, there is a problem that the chain tensioner is largely pushed in, causing the chain to flutter and generate abnormal noise. Therefore, many chain tensioners have a mechanism called a no-back mechanism to prevent the plunger from being pushed in beyond a certain amount.
また、チェーンテンショナ内部でオイルを循環することで、チェーンテンショナの外部へのオイルの流出を抑制するとともに、そのオイルをチェーンテンショナ内部に貯留させることで、エンジン始動直後から油圧ダンパを発生できるようにしたチェーンテンショナもある(例えば、特許文献1、2参照)。
In addition, by circulating the oil inside the chain tensioner, it is possible to suppress the outflow of oil to the outside of the chain tensioner, and by storing the oil inside the chain tensioner, it is possible to generate a hydraulic damper immediately after the engine starts. There is also a chain tensioner that does this (for example, see
例えば、図6に示すチェーンテンショナ50は、一端が開口し、他端が閉じた筒状のシリンダ9と、そのシリンダ9の内周で軸方向へ摺動可能に支持された筒状のプランジャ10と、そのプランジャ10をシリンダ9から一端側へ突出する方向に付勢するリターンスプリング33と、プランジャ10の内部に形成されたリザーバ室27と、シリンダ9内においてプランジャ10の他端側に形成されプランジャ10の軸方向移動に伴って容積が変化する圧力室18と、プランジャ10のシリンダ9内への挿入端に設けられリザーバ室27から圧力室18へのオイルの流れのみを許容するチェックバルブ20と、を備えている。
For example, the
シリンダ9は、エンジンのオイルポンプ等によって供給されるオイルを内側に導入する給油通路31を有し、その給油通路31が、プランジャ10の外周とシリンダ9の内周との間に形成されたオイル供給空間28に開口している。プランジャ10の外周とシリンダ9の内周の間にはリーク隙間19が形成されている。リーク隙間19は微小な隙間で構成され、圧力室18からオイル供給空間28を経てシリンダ9の一端の開口に至っている。また、リーク隙間19及びオイル供給空間28とリザーバ室27とは連通路30で連通している。また、プランジャ10をチェーンのバタつきに追従させるため、プランジャ10に推力を付与するリターンスプリング33を設けている。
The
エンジン作動中にチェーンの張力が大きくなると、そのチェーンの張力によって、プランジャ10がシリンダ9内の他端側に押し込まれる方向(以下、「押し込み方向」と称する)に移動し、チェーンの緊張を吸収する。このとき、圧力室18側の圧力増大によってチェックバルブ20は閉じられ、オイルは、圧力室18からリーク隙間19を通ってオイル供給空間28側へ流出する。このリーク隙間19を通るオイルの粘性抵抗によってダンパ力が発生し、チェーンのバタつきを防止する。このとき、オイルの一部は、オイル供給空間28よりも一端側のリーク隙間19を通じてチェーンテンショナ50の外部へ流出し、エンジン側へ戻っていく。しかし、リーク隙間19は微小な隙間であり流路の抵抗が大きいので、大部分のオイルは、連通路30を通じてオイル供給空間28からリザーバ室27へと戻される。
When the tension of the chain increases during engine operation, the tension of the chain causes the
一方、エンジン作動中にチェーンの張力が小さくなると、リターンスプリング33の付勢力によって、プランジャ10がシリンダ9から一端側へ突出する方向(以下、「突出方向」と称する)に移動し、チェーンの弛みを吸収する。このとき、チェックバルブ20が開き、リザーバ室27から圧力室18にオイルが流入するので、プランジャ10は速やかに突出方向へ移動する。
On the other hand, when the tension of the chain decreases during engine operation, the
図6に記載の従来のチェーンテンショナ50では、エンジン始動直後において、オイルがテンショナへ供給されるまでの間は、テンショナの内部に貯留したオイルで油圧ダンパ力を発生させることとなる。このため、プランジャ10の内部の空間容積が大きいほうが、貯留オイルが増加し有利である。しかし、プランジャ10の内部の空間容積を増やすには、プランジャ10のサイズ(長さや直径)を大きくする必要があり、これは、テンショナの大型化や重量の増加につながってしまうという問題がある。
In the
また、プランジャ10の推力不足を補う手段として、リターンスプリング33の弾性力を強化する方法が公知である。しかし、テンショナのサイズを従来と同等とする場合、内部に組み込むことができるリターンスプリング33の線径や巻き数には、スペース上の制限がある。このため、リターンスプリング33の強化によって、プランジャ10に付与される推力を増強するには限界があった。その結果、プランジャの質量と使用条件(加速度)に対して、スプリングによる推力が不足する場合、プランジャの追従不良が生じ、チェーンのばたつきや異音の発生につながる可能性があった。
Also, as means for compensating for insufficient thrust of the
そこで、この発明が解決しようとする課題は、チェーンの張力変化やばたつきに追随して適切な推力を発生するチェーンテンショナとすることである。 SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, the problem to be solved by the present invention is to provide a chain tensioner that generates an appropriate thrust in response to changes in tension and fluttering of the chain.
上記課題を解決するため、この発明は、一端が開口し他端が閉じた筒状のシリンダと、前記シリンダの内周で軸方向に摺動可能に支持され前記シリンダ内への挿入端が開口し前記シリンダからの突出端が閉塞した筒状のプランジャと、前記プランジャを前記シリンダの一端から突出する方向に付勢するリターンスプリングと、前記プランジャの軸方向移動に伴って容積が変化するように前記シリンダ内に形成された圧力室と、前記プランジャの内部から前記圧力室へのオイルの流れのみを許容するチェックバルブと、前記シリンダの外側から内側へオイルを導入する給油通路と、前記リターンスプリングよりも小さい弾性力を有し前記プランジャを前記シリンダの一端から突出する方向に付勢する補助スプリングと、を備えるチェーンテンショナを採用した。 In order to solve the above-mentioned problems, the present invention provides a cylindrical cylinder with one end open and the other end closed, and a cylindrical cylinder supported axially slidably on the inner periphery of the cylinder and having an open end inserted into the cylinder. and a cylindrical plunger whose projecting end from the cylinder is closed, a return spring that biases the plunger in a direction projecting from one end of the cylinder, and a volume that changes as the plunger moves in the axial direction. a pressure chamber formed in the cylinder; a check valve that allows oil to flow only from the inside of the plunger to the pressure chamber; an oil supply passage that introduces oil from the outside to the inside of the cylinder; and the return spring. and an auxiliary spring that has an elastic force smaller than that of the chain tensioner and biases the plunger in the direction of protruding from one end of the cylinder.
ここで、前記リターンスプリング及び前記補助スプリングはコイルスプリングであり、前記補助スプリングは前記リターンスプリングよりもコイル径が大径で且つ前記リターンスプリングと同軸状に配置されている構成を採用することができる。 Here, the return spring and the auxiliary spring may be coil springs, and the auxiliary spring may have a larger coil diameter than the return spring and may be arranged coaxially with the return spring. .
また、前記リターンスプリング及び前記補助スプリングは、コイルスプリングの巻方向が互いに反対方向である構成を採用することができる。 Further, the return spring and the auxiliary spring may adopt a configuration in which coil spring winding directions are opposite to each other.
これらの各態様において、前記チェックバルブは、前記プランジャの他端側へ向く端面に宛がわれるバルブシートと、前記バルブシートに形成された弁孔と、前記弁孔を開閉する弁体と、を備え、前記リターンスプリングは前記バルブシートを前記端面側へ押圧している構成を採用することができる。 In each of these aspects, the check valve includes a valve seat attached to the end face facing the other end of the plunger, a valve hole formed in the valve seat, and a valve body that opens and closes the valve hole. In addition, the return spring may press the valve seat toward the end surface.
また、前記リターンスプリングは前記端面側が小径となるテーパー形状である構成を採用することができる。 Further, the return spring may have a tapered shape with a smaller diameter on the end face side.
これらの各態様において、前記プランジャのストローク範囲内における前記リターンスプリングと前記補助スプリングの合計推力(単位:N)は、前記プランジャの質量(単位:g)の数値の0.8倍以上の数値に設定されている構成を採用することができる。 In each of these aspects, the total thrust (unit: N) of the return spring and the auxiliary spring within the stroke range of the plunger is 0.8 times or more the mass (unit: g) of the plunger. A set configuration can be adopted.
この発明は、チェーンの張力変化やばたつきに追随して適切な推力を発生するチェーンテンショナとすることができる。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can be a chain tensioner that generates an appropriate thrust following tension changes and fluttering of the chain.
図1に、この発明の実施形態のチェーンテンショナ1を組み込んだチェーン伝動装置を示す。このチェーン伝動装置は、エンジンのクランクシャフト2に固定されたスプロケット3と、2本のカムシャフト4にそれぞれ固定されたスプロケット5とがチェーン6を介して連結されており、そのチェーン6がクランクシャフト2の回転をカムシャフト4に伝達し、そのカムシャフト4の回転により燃焼室のバルブの開閉を行なう。
FIG. 1 shows a chain transmission incorporating a
エンジンが作動しているときのクランクシャフト2の回転方向は一定(図1では右回転)であり、このときチェーン6は、クランクシャフト2の回転に伴ってスプロケット3に引き込まれる側(図1の右側)の部分が張り側となり、スプロケット3から送り出される側(図1の左側)の部分が弛み側となる。そして、チェーン6の弛み側の部分には、支点軸7を中心として揺動可能に支持されたチェーンガイド8が接触している。チェーンテンショナ1は、チェーンガイド8を介してチェーン6を押圧している。
When the engine is running, the direction of rotation of the
図2及び図3に示すように、チェーンテンショナ1は、一端が開口し、他端が閉じた筒状のシリンダ9と、シリンダ9の内周で軸方向に摺動可能に支持されたプランジャ10とを備えている。シリンダ9の一端から突出するプランジャ10の突出端17は、チェーンガイド8を押圧している。
As shown in FIGS. 2 and 3, the
シリンダ9は、金属(例えば、アルミ合金)で一体成形されている。シリンダ9は、シリンダ9の外周に一体に形成された複数の取付片11の孔11a(図2(b)参照)に挿通されたボルト12を締め込むことによって、シリンダブロック等のエンジン壁面に固定されている。また、シリンダ9は、プランジャ10のシリンダ9からの突出方向が斜め上向きとなるようにエンジン壁面に取り付けられている。
The
プランジャ10は、その他端のシリンダ9内への挿入端が開口し、一端のシリンダ9からの突出端17が閉塞する筒状に形成されている。プランジャ10の材質は、鉄系材料(例えば、SCM(クロームモリブデンン鋼)やSCr(クローム鋼)等の鋼材)である。
The
シリンダ9内の他端には、プランジャ10の軸方向移動に伴ってその容積が変化する圧力室18が形成されている。圧力室18の容積は、プランジャ10が突出方向に移動したときに拡大し、プランジャ10が押し込み方向に移動したときに縮小する。
A
プランジャ10のシリンダ9内への挿入端には、プランジャ10の内部から圧力室18側へのオイルの流れのみを許容し、圧力室18からプランジャ10の内部へのオイルの流れを規制するチェックバルブ20が設けられている。チェックバルブ20は、プランジャ10のシリンダ9内への挿入端に設けられたバルブシート21と、そのバルブシート21に備えられる弁孔21aと、その弁孔21aを圧力室18の側から開閉する球状の弁体25であるチェックボール(以下、チェックボール25と称する)と、チェックボール25の移動範囲を規制するリテーナ26とからなる。リテーナ26は、チェックボール25が圧力室18側へ離脱することを防止する保持部26aと、その保持部26aをバルブシート21に支持する裾部26bとを備えている。裾部26bから圧力室18側に立ち上がる放射状の保持部26aは、バルブシート21の弁孔21a周囲の円筒状の突部に嵌合している。
At the insertion end of the
ここで、プランジャ10の内部は、チェックバルブ20の弁孔21aの径よりも大径のリザーバ室27となっている。チェックバルブ20のバルブシート21はリザーバ室27の他端に取り付けられている。バルブシート21は円柱又は円盤状を成し、弁孔21aは、そのバルブシート21の軸心に一端側と他端側を貫通するように形成されている。弁体25が弁孔21aから他端側へ離脱している場合には、その弁孔21aを通じて、圧力室18とリザーバ室27とが連通する。
Here, the inside of the
図3に示すように、プランジャ10の外周15とシリンダ9の内周14との間には、圧力室18内から圧力室18外へオイルをリークさせるリーク隙間19が設けられている。リーク隙間19の大きさは、例えば、プランジャ10の外周15とシリンダ9の内周14との半径差で0.005~0.100mmの範囲に設定することができる。
As shown in FIG. 3 , a
また、プランジャ10の外周15とシリンダ9の内周14の間には、リーク隙間19に連通するオイル供給空間28が形成されている。オイル供給空間28は、プランジャ10の外周全周に形成された凹部16と、シリンダ9の内周14との間に環状に形成されている。オイル供給空間28を形成するための凹部16は、プランジャ10が突出方向、押込み方向にそれぞれ移動した際にも給油通路31と連通する範囲に設けられ、その凹部16を挟んで一端側と他端側にそれぞれリーク隙間19が存在する。
An
図3及び図4に示すように、圧力室18には、リターンスプリング33が組み込まれている。リターンスプリング33は、他端33bがシリンダ9の底部13で支持され、一端33aがプランジャ10を押圧し、その押圧によってプランジャ10を突出方向へ付勢している。
As shown in FIGS. 3 and 4, the
また、圧力室18には、リターンスプリング33よりも小さい弾性力を有する補助スプリング34が組み込まれている。補助スプリング34は、同じく他端34bがシリンダ9の底部13で支持され、一端34aがプランジャ10を押圧し、その押圧によって、プランジャ10を突出方向へ付勢している。
Further, the
図3及び図4に示すように、リターンスプリング33及び補助スプリング34は、いずれも線材を螺旋状に巻回したコイルスプリングで構成されている。補助スプリング34の外径は、リターンスプリング33の外径よりも大径であり、補助スプリング34は、リターンスプリング33の外径側に配置されている。また、補助スプリング34の軸心がリターンスプリング33の軸心と一致するように、補助スプリング34とリターンスプリング33とが同軸状に配置されている。
As shown in FIGS. 3 and 4, each of the
プランジャ10には、オイル供給空間28とリザーバ室27との間を連通する連通路30が設けられている。連通路30は、オイル供給空間28を通じて、リーク隙間19とも連通している。
The
連通路30は、シリンダ9の取付片11をエンジン壁面に固定した状態で、プランジャ10の上側の半周に位置するように設けられている。具体的には、連通路30は、プランジャ10の径方向上側部分で、且つ、プランジャ10の外周寸法の半分に相当する範囲内に設けられ、特に、この実施形態では、連通路30は、プランジャ10の外周の頂上に位置するように設けられている。このため、リザーバ室27の内部に空気が存在するときに、その空気を連通路30から円滑に排出することが可能である。
The
また、図3に示すように、シリンダ9には、シリンダ9の外側から内側にオイルを導入する給油通路31が設けられている。給油通路31は、シリンダ9を半径方向に貫通する貫通孔である。給油通路31の入口(図2(b)参照)は、エンジン壁面側のオイル供給口に接続される。給油通路31の出口は、シリンダ9の内周の円筒面に開口して、オイル供給空間28に臨んでいる。この給油通路31によって、エンジンのオイルポンプから供給されるオイルが、シリンダ9の外側から内側へ導入される。
Further, as shown in FIG. 3, the
このチェーンテンショナ1の動作例を説明する。通常運転時、プランジャ10を付勢するリターンスプリング33の推力よりもチェーン6の張力が大きくなると、そのチェーン6の張力によって、プランジャ10がシリンダ9内への押し込み方向へ移動し、チェーン6の緊張を吸収する。そして、プランジャ10とともにバルブシート21が圧力室18側へ移動する。プランジャ10及びバルブシート21の移動に応じて圧力室18の容積が縮小するので、圧力室18の圧力がリザーバ室27の圧力より高くなり、チェックバルブ20が閉じられて圧力室18を密閉する。このとき、圧力室18内からリーク隙間19を通じて流出するオイルのほとんどは、オイル供給空間28、連通路30を通じてリザーバ室27へ戻っていく。このリーク隙間19を流れるオイルの粘性抵抗によってダンパ力が発生し、チェーン6のバタつきを防止する。
An example of operation of this
また、エンジン作動中にチェーン6の張力が小さくなった場合には、リターンスプリング33及び補助スプリング34の付勢力によって、プランジャ10が突出方向へ移動し、チェーン6の弛みを吸収する。このとき、プランジャ10の移動に応じて圧力室18の容積が拡大するので、圧力室18の圧力がリザーバ室27の圧力より低くなり、チェックバルブ20が開く。そして、チェックバルブ20の弁孔21aを通じてリザーバ室27から圧力室18にオイルが流入するので、プランジャ10は速やかに移動する。このとき、オイルポンプの圧力によって、シリンダ9の外側から、給油通路31、オイル供給空間28、連通路30を通じて、リザーバ室27へオイルが導入される。このため、リザーバ室27内の圧力低下が生じにくく、チェーン6の弛みに対する追従性に優れている。
Further, when the tension of the
また、このチェーンテンショナ1は、プランジャ10の内部に、チェックバルブ20の弁孔21aの径よりも大径のリザーバ室27が形成されているので、プランジャ10の内部に貯留するオイルの量を多く確保することができる。このため、エンジン始動直後で、エンジンからチェーンテンショナ1へのオイルの供給が無い状態においても、リザーバ室27に貯留されたオイルを用いてダンパ力を発生することができる。
Further, in this
ここで、リターンスプリング33には、チェーン6の弛みを吸収するために、プランジャ10を突出方向へ押圧する充分な推力(弾性力)が求められる。しかし、大きな推力を発生させるリターンスプリング33を採用すると、リターンスプリング33の直径(外径)や長さ(全長)が大きくなるので、圧力室18内の空間も大きくする必要がある。このため、テンショナ全体のサイズが大型化してしまうという問題があった。そこで、この発明では、テンショナ全体のサイズを大型化することなく必要なプランジャ10の推力を得るため、プランジャ10に推力を与えるコイルばねを2本採用している。すなわち、プランジャ10に推力を付与するコイルばねとして、リターンスプリング33に加えて、リターンスプリング33とはコイルの外径が異なる補助スプリング34を配置している。
Here, the
従来のように、リターンスプリング33のみでプランジャ10に推力を付与していた場合、プランジャ10のストローク位置(運転中の使用位置)によっては、チェーン6の弛みを解消するのに必要な推力が得られない場合もある。しかし、リターンスプリング33に加えて補助スプリング34を配置することにより、プランジャ10のストローク全域で必要な推力を確保することができる。
If thrust is applied to the
ここで、この実施形態では、図4に示すように、チェックバルブ20のバルブシート21は、プランジャ10に対して圧入固定されておらず、バルブシート21は、プランジャ10の他端側へ向く端面10aに宛がわれている。また、補助スプリング34の一端34aは、プランジャ10の外径寄りの部分の端面10bに直接当接して、プランジャ10を突出方向へ押圧している。また、リターンスプリング33は、バルブシート21の端面21bに当接しているリテーナ26の裾部26bに当接して、そのバルブシート21を介してプランジャ10を突出方向へ押圧している。
Here, in this embodiment, as shown in FIG. 4, the
このため、補助スプリング34の弾性力によってプランジャ10に付与される推力が強すぎる場合、チェックバルブ20のバルブシート21とプランジャ10とが離反する可能性がある。プランジャ10が突出する際にプランジャ10からチェックバルブ20が離反してしまうと、油圧ダンパが正常に作用しない可能性がある。そこで、この発明では、補助スプリング34を追加するに際し、チェーンテンショナ1の使用状態におけるプランジャ10のストローク範囲において、補助スプリング34によるプランジャ10への推力が、リターンスプリング33による推力を上回らないように設定している。これにより、バルブシート21のプランジャ10からの離反を防止している。
Therefore, if the thrust applied to the
また、プランジャ10のストローク範囲内におけるリターンスプリング33と補助スプリング34の合計推力(単位:N/ニュートン)が、プランジャ10の質量(単位:g/グラム)の数値の0.8倍以上の数値になるように設定することで、通常の使用条件(例えば、4気筒エンジン,エンジンのクランクシャフト2の回転速度8000rpm,プランジャ10の全振幅0.6mmにおける加速度86G)において、プランジャ10の追従不良が生じず、安定したダンパ特性を与えることができる。例えば、プランジャ10の質量30gの場合、プランジャ10に付与される推力の合計は、プランジャ10のストローク全域において、30×0.8=24N以上とすることが望ましい。
Further, the total thrust (unit: N/Newton) of the
図5は、プランジャ10のストローク量と、プランジャ10に付与される推力との関係を示すグラフ図である。図中の符号Aは、プランジャ10に対するリターンスプリング33による推力を示している。符号Bは、プランジャ10に対する補助スプリング34による推力を示している。符号Cは、プランジャ10に付与されることが必要な推力を示している。補助スプリング34の推力Bは、プランジャ10のストローク範囲全域に亘って、リターンスプリング33の推力Aよりも小さい値となっている。リターンスプリング33と補助スプリング34の合計推力A+Bは、プランジャ10のストローク範囲全域に亘って、プランジャ10の必要推力C以上となるように設定されている。
FIG. 5 is a graph showing the relationship between the stroke amount of the
また、図4に示すように、リターンスプリング33と補助スプリング34とは、コイルばねの螺旋の巻方向が互いに反対方向となっている。すなわち、リターンスプリング33の螺旋の巻方向が、一端33aから他端33bに向かって軸周り一方向である場合に、補助スプリング34の螺旋の巻方向は、一端34aから他端34bに向かって軸周り他方向となっている。このように、リターンスプリング33と補助スプリング34のコイルばねの巻方向を逆向きとすることで、スプリング同士が互いに干渉することを防いでいる。また、特に、スプリングの圧縮時にスプリングの胴曲がりが大きい場合においても、両者の接触を防ぎ、安定した推力を得ることができる。
Further, as shown in FIG. 4, the
また、この実施形態では、補助スプリング34は、全長に亘って外径が一定のコイルばねであるのに対し、リターンスプリング33は、端面10a側に向く一端33aが、底部13側に向く他端33bよりも小径となるテーパー形状のコイルばねで構成されている。また、リテーナ26の裾部26bは、バルブシート21の弁孔21a周囲に位置し、比較的内径寄りの部分にある。このため、リターンスプリング33の小径側の一端33aがリテーナ26の裾部26bを押圧しやすくなり、リテーナ26がバルブシート21に保持されやすくなる。また、リテーナ26の裾部26bから圧力室18側に立ち上がる放射状の保持部26aの外周にリターンスプリング33の小径側の一端33aが嵌ることで、その一端33aがリテーナ26及びバルブシート21に固定されて、リターンスプリング33の伸縮動作が安定する効果も期待できる。
In this embodiment, the
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。 It should be considered that the embodiments disclosed this time are illustrative in all respects and not restrictive. The scope of the present invention is indicated by the scope of the claims rather than the above description, and is intended to include all modifications within the meaning and range of equivalents of the scope of the claims.
1 チェーンテンショナ
9 シリンダ
10 プランジャ
10a 端面
18 圧力室
20 チェックバルブ
21 バルブシート
21a 弁孔
25 弁体(チェックボール)
31 給油通路
33 リターンスプリング
34 補助スプリング
1
31
Claims (5)
前記シリンダ(9)の内周で軸方向に摺動可能に支持され前記シリンダ(9)内への挿入端が開口し前記シリンダ(9)からの突出端が閉塞した筒状のプランジャ(10)と、前記プランジャ(10)を前記シリンダ(9)の一端から突出する方向に付勢するリターンスプリング(33)と、
前記プランジャ(10)の軸方向移動に伴って容積が変化するように前記シリンダ(9)内に形成された圧力室(18)と、
前記プランジャ(10)の内部から前記圧力室(18)へのオイルの流れのみを許容するチェックバルブ(20)と、
前記シリンダ(9)の外側から内側へオイルを導入する給油通路(31)と、
前記リターンスプリング(33)よりも小さい弾性力を有し前記プランジャ(10)に直接当接して前記プランジャ(10)を前記シリンダ(9)の一端から突出する方向に付勢する補助スプリング(34)と、
を備え、
前記チェックバルブ(20)は、前記プランジャ(10)の他端側へ向く端面(10a)に宛がわれるバルブシート(21)と、前記バルブシート(21)に形成された弁孔(21a)と、前記弁孔(21a)を開閉する弁体(25)と、を備え、
前記リターンスプリング(33)は前記バルブシート(21)を前記端面(10a)側へ押圧しているチェーンテンショナ。 a cylindrical cylinder (9) with one end open and the other end closed;
A cylindrical plunger (10) which is axially slidably supported on the inner periphery of the cylinder (9) and has an open end for insertion into the cylinder (9) and a closed end for projecting from the cylinder (9). and a return spring (33) that biases the plunger (10) in a direction of protruding from one end of the cylinder (9);
a pressure chamber (18) formed in the cylinder (9) so that the volume changes with the axial movement of the plunger (10);
a check valve (20) that only allows oil to flow from the interior of the plunger (10) to the pressure chamber (18);
an oil supply passage (31) for introducing oil from the outside to the inside of the cylinder (9);
An auxiliary spring (34) having an elastic force smaller than that of the return spring (33) and directly abutting the plunger (10) to urge the plunger (10) in a direction of protruding from one end of the cylinder (9). and,
with
The check valve (20) includes a valve seat (21) attached to an end face (10a) facing the other end of the plunger (10), and a valve hole (21a) formed in the valve seat (21). , and a valve body (25) for opening and closing the valve hole (21a),
The return spring (33) is a chain tensioner that presses the valve seat (21) toward the end surface (10a) .
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019049608A JP7262256B2 (en) | 2019-03-18 | 2019-03-18 | chain tensioner |
| PCT/JP2020/010249 WO2020189403A1 (en) | 2019-03-18 | 2020-03-10 | Chain tensioner |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019049608A JP7262256B2 (en) | 2019-03-18 | 2019-03-18 | chain tensioner |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2020153383A JP2020153383A (en) | 2020-09-24 |
| JP7262256B2 true JP7262256B2 (en) | 2023-04-21 |
Family
ID=72520933
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2019049608A Active JP7262256B2 (en) | 2019-03-18 | 2019-03-18 | chain tensioner |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7262256B2 (en) |
| WO (1) | WO2020189403A1 (en) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7561700B2 (en) * | 2021-06-29 | 2024-10-04 | Ntn株式会社 | Chain tensioner |
| JP2023160078A (en) * | 2022-04-21 | 2023-11-02 | Ntn株式会社 | chain tensioner |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010223290A (en) | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Ntn Corp | Hydraulic auto tensioner |
| JP2011141006A (en) | 2010-01-08 | 2011-07-21 | Ntn Corp | Hydraulic automatic tensioner |
| JP2015183767A (en) | 2014-03-24 | 2015-10-22 | 株式会社椿本チエイン | Chain tensioner |
-
2019
- 2019-03-18 JP JP2019049608A patent/JP7262256B2/en active Active
-
2020
- 2020-03-10 WO PCT/JP2020/010249 patent/WO2020189403A1/en not_active Ceased
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010223290A (en) | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Ntn Corp | Hydraulic auto tensioner |
| JP2011141006A (en) | 2010-01-08 | 2011-07-21 | Ntn Corp | Hydraulic automatic tensioner |
| JP2015183767A (en) | 2014-03-24 | 2015-10-22 | 株式会社椿本チエイン | Chain tensioner |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| WO2020189403A1 (en) | 2020-09-24 |
| JP2020153383A (en) | 2020-09-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7070528B2 (en) | Hydraulic tensioner lifter | |
| JP7178207B2 (en) | chain tensioner | |
| JP7262256B2 (en) | chain tensioner | |
| JP5112937B2 (en) | Hydraulic auto tensioner | |
| JP2009191863A (en) | Hydraulic auto tensioner | |
| JP7290436B2 (en) | chain tensioner | |
| JP6257950B2 (en) | Hydraulic auto tensioner | |
| JP4017427B2 (en) | Hydraulic tensioner lifter | |
| JP6263409B2 (en) | Hydraulic auto tensioner | |
| WO2020184322A1 (en) | Chain tensioner | |
| JP5311226B2 (en) | Auto tensioner | |
| JP7250586B2 (en) | chain tensioner | |
| EP4123197B1 (en) | Chain tensioner | |
| JP7651327B2 (en) | Chain tensioner | |
| JP7534988B2 (en) | Chain tensioner | |
| JP7100467B2 (en) | Chain tensioner | |
| JP7093704B2 (en) | Chain tensioner | |
| JP7575304B2 (en) | Chain tensioner | |
| JP7561700B2 (en) | Chain tensioner | |
| JP7651325B2 (en) | Chain tensioner | |
| WO2018168745A1 (en) | Hydraulic auto-tensioner | |
| JP2008202776A (en) | Hydraulic auto tensioner | |
| JP2025015112A (en) | Hydraulic Chain Tensioner | |
| JP2006144886A (en) | Hydraulic auto tensioner | |
| JP2008267456A (en) | Hydraulic auto tensioner |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210915 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220920 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20221109 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230314 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230411 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7262256 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |