JP7269425B2 - 水性液剤 - Google Patents
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Description
項1-1. ブリモニジン及び/又はその塩と、緩衝剤と、金属塩化物とを含む水性液剤が
、フィルター付き容器に収容されてなる、医薬製品。
項1-2. 前記ブリモニジン及び/又はその塩が、ブリモニジン酒石酸塩である、項1-1に記載の医薬製品。
項1-3. 前記ブリモニジン及び/又はその塩の濃度が、0.05~0.2w/v%である、項1-1又は1-2に記載の医薬製品。
項1-4. 前記緩衝剤が、ホウ酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、トリス緩衝剤、及びクエン酸緩衝剤よりなる群から選択される少なくとも1種である、項1-1~1-3のいずれかに記載の医薬製品。
項1-5. 前記緩衝剤が、ホウ酸緩衝剤である、項1-1~1-4のいずれかに記載の医薬製品。
項1-6. 前記緩衝剤が、ホウ酸緩衝剤であり、ホウ酸緩衝剤の濃度が0.01~10w/v%である、項1-1~1-5のいずれかに記載の医薬製品。
項1-7. 前記緩衝剤が、リン酸緩衝剤であり、リン酸緩衝剤の濃度が0.01~5w/v%である、項1-1~1-4のいずれかに記載の医薬製品。
項1-8. 前記緩衝剤が、トリス酸緩衝剤であり、トリス酸緩衝剤の濃度が0.01~5w/v%である、項1-1~1-4のいずれかに記載の医薬製品。
項1-9. 前記緩衝剤が、クエン酸緩衝剤であり、クエン酸緩衝剤の濃度が0.01~5w/v%である、項1-1~1-4のいずれかに記載の医薬製品。
項1-10. 前記金属塩化物が、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、及び塩化カルシウムよりなる群から選択される少なくとも1種である、項1-1~1-9のいずれかに記載の医薬製品。
項1-11. 前記金属塩化物が、塩化ナトリウムである、項1-1~1-10のいずれかに記載の医薬製品。
項1-12. 前記金属塩化物の濃度が、0.01~5w/v%である、項1-1~1-11のいずれかに記載の医薬製品。
項1-13. 前記水性液剤が、保存剤を実質的に含まない、項1-1~1-12のいずれかに記載の医薬製品。
項1-14. 前記水性液剤が、点眼液である、項1-1~1-13のいずれかに記載の医薬製品。
項1-15. 前記フィルターの素材が、ポリエーテルスルホン、又はポリフッ化ビニリデンである、項1-1~1-14のいずれかに記載の医薬製品。
項1-16. 前記フィルター付き容器が、マルチドーズ型容器である、項1-1~1-15のいずれかに記載の医薬製品。
項1-17. 緑内障の治療に使用される、項1-1~1-16のいずれかに記載の医薬製品。
項1-18. ブリモニジン及び/又はその塩と、緩衝剤と、金属塩化物とを含む水性液剤が、フィルター付き容器に収容されてなる、医薬製品であって、
ブリモニジン及び/又はその塩が、ブリモニジン酒石酸塩であり、
ブリモニジン及び/又はその塩の濃度が、0.05~0.2w/v%であり、
緩衝剤が、ホウ酸緩衝剤であり、
水性液剤が、点眼液であり、
フィルターの素材が、ポリエーテルスルホンであり、
フィルター通過後の水性液剤におけるブリモニジン含量をフィルター通過前の水性液剤におけるブリモニジン含量で除して求められる薬物回収率が、95%以上であり、且つ
フィルター付き容器が、マルチドーズ型容器である、医薬製品。
項1-19. ブリモニジン及び/又はその塩と、緩衝剤と、金属塩化物とを含む水性液剤が、フィルター付き容器に収容されてなる、医薬製品であって、
ブリモニジン及び/又はその塩が、ブリモニジン酒石酸塩であり、
ブリモニジン及び/又はその塩の濃度が、0.05~0.2w/v%であり、
緩衝剤が、ホウ酸緩衝剤であり、
水性液剤が、点眼液であり、
フィルターの素材が、ポリフッ化ビニリデンであり、
フィルター通過後の水性液剤におけるブリモニジン含量をフィルター通過前の水性液剤におけるブリモニジン含量で除して求められる薬物回収率が、90%以上であり、且つ
フィルター付き容器が、マルチドーズ型容器である、医薬製品。
項2-1. フィルターを通過させる水性液剤に、ブリモニジン及び/又はその塩と、緩衝剤と、金属塩化物とを含有させる、ブリモニジン及び/又はその塩のフィルターへの吸着抑制方法。
項2-2. 前記ブリモニジン及び/又はその塩が、ブリモニジン酒石酸塩である、項2-1に記載の吸着抑制方法。
項2-3. 前記水性液剤におけるブリモニジン及び/又はその塩の濃度が、0.05~0.2w/v%である、項2-1又は2-2に記載の吸着抑制方法。
項2-4. 前記緩衝剤が、ホウ酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、トリス緩衝剤、及びクエン酸緩衝剤よりなる群から選択される少なくとも1種である、項2-1~2-3のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項2-5. 前記緩衝剤が、ホウ酸緩衝剤である、項2-1~2-4のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項2-6. 前記緩衝剤がホウ酸緩衝剤であり、前記水性液剤におけるホウ酸緩衝剤の濃度が0.01~10w/v%である、項2-1~2-5のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項2-7. 前記緩衝剤がリン酸緩衝剤であり、前記水性液剤におけるリン酸緩衝剤の濃度が0.01~5w/v%である、項2-1~2-4のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項2-8. 前記緩衝剤がトリス酸緩衝剤であり、前記水性液剤におけるトリス酸緩衝剤の濃度が0.01~5w/v%である、項2-1~2-4のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項2-9. 前記緩衝剤がクエン酸緩衝剤であり、前記水性液剤におけるクエン酸緩衝剤の濃度が0.01~5w/v%である、項2-1~2-4のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項2-10. 前記金属塩化物が、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、及び塩化カルシウムよりなる群から選択される少なくとも1種である、項2-1~2-9のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項2-11. 前記金属塩化物が、塩化ナトリウムである、項2-1~2-10のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項2-12. 前記水性液剤における金属塩化物の濃度が、0.01~5w/v%である、項2-1~2-11のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項2-13. 前記水性液剤が、保存剤を実質的に含まない、項2-1~2-12のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項2-14. 前記水性液剤が、点眼液である、項2-1~2-13のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項2-15. 前記フィルターの素材が、ポリエーテルスルホン、又はポリフッ化ビニリデンである、項2-1~2-14のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項2-16. 前記フィルターが、フィルター付き容器のフィルターである、項2-1~2-15のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項2-17. 前記フィルターが、ろ過滅菌工程で使用されるフィルターである、項2-1~2-15のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項3-1. ブリモニジン及び/又はその塩と、緩衝剤と、金属塩化物とを含む水性液剤を調製する工程、並びに
前記工程で得られた水性液剤を、フィルターを用いたろ過滅菌工程に供する工程、
を含む、水性液剤の製造方法。
項3-2. 前記ブリモニジン及び/又はその塩が、ブリモニジン酒石酸塩である、項3-1に記載の製造方法。
項3-3. 前記水性液剤におけるブリモニジン及び/又はその塩の濃度が、0.05~0.2w/v%である、項3-1又は3-2に記載の製造方法。
項3-4. 前記緩衝剤が、ホウ酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、トリス緩衝剤、及びクエン酸緩衝剤よりなる群から選択される少なくとも1種である、項3-1~3-3のいずれかに記載の製造方法。
項3-5. 前記緩衝剤が、ホウ酸緩衝剤である、項3-1~3-4のいずれかに記載の製造方法。
項3-6. 前記緩衝剤がホウ酸緩衝剤であり、前記水性液剤におけるホウ酸緩衝剤の濃度が0.01~10w/v%である、項3-1~3-5のいずれかに記載の製造方法。
項3-7. 前記緩衝剤がリン酸緩衝剤であり、前記水性液剤におけるリン酸緩衝剤の濃度が0.01~5w/v%である、項3-1~3-4のいずれかに記載の製造方法。
項3-8. 前記緩衝剤がトリス酸緩衝剤であり、前記水性液剤におけるトリス酸緩衝剤の濃度が0.01~5w/v%である、項3-1~3-4のいずれかに記載の製造方法。
項3-9. 前記緩衝剤がクエン酸緩衝剤であり、前記水性液剤における前記水性液剤におけるクエン酸緩衝剤の濃度が0.01~5w/v%である、項3-1~3-4のいずれかに記載の製造方法。
項3-10. 前記金属塩化物が、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化マグネシウム、及び塩化カルシウムよりなる群から選択される少なくとも1種である、項3-1~3-9のいずれかに記載の製造方法。
項3-11. 前記金属塩化物が、塩化ナトリウムである、項3-1~3-10のいずれかに記載の製造方法。
項3-12. 前記水性液剤における金属塩化物の濃度が、0.01~5w/v%である、項3-1~3-11のいずれかに記載の製造方法。
項3-13. 前記水性液剤が、保存剤を実質的に含まない、項3-1~3-12のいずれかに記載の製造方法。
項3-14. 前記水性液剤が、点眼液である、項3-1~3-13のいずれかに記載の製造方法。
項3-15. 前記フィルターの素材が、ポリエーテルスルホン、又はポリフッ化ビニリデンである、項3-1~3-14のいずれかに記載の製造方法。
項4-1. フィルターを通過させる水性液剤に、
ブリモニジン及び/又はその塩と、
緩衝剤と、
クロルヘキシジン及びその塩、塩化ベンザルコニウム、並びにポリヘキサニド及びその塩よりなる群から選択される少なくとも1種の保存剤と
を含有させる、ブリモニジン及び/又はその塩のフィルターへの吸着抑制方法。
項4-2. 前記ブリモニジン及び/又はその塩が、ブリモニジン酒石酸塩である、項4-1に記載の吸着抑制方法。
項4-3. 前記水性液剤におけるブリモニジン及び/又はその塩の濃度が、0.05~0.2w/v%である、項4-1又は4-2に記載の吸着抑制方法。
項4-4. 前記緩衝剤が、ホウ酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、トリス緩衝剤、及びクエン酸緩衝剤よりなる群から選択される少なくとも1種である、項4-1~4-3のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項4-5. 前記緩衝剤が、ホウ酸緩衝剤である、項4-1~4-4のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項4-6. 前記緩衝剤がホウ酸緩衝剤であり、前記水性液剤におけるホウ酸緩衝剤の濃度が0.01~10w/v%である、項4-1~4-5のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項4-7. 前記緩衝剤がリン酸緩衝剤であり、前記水性液剤におけるリン酸緩衝剤の濃度が0.01~5w/v%である、項4-1~4-4のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項4-8. 前記緩衝剤がトリス酸緩衝剤であり、前記水性液剤におけるトリス酸緩衝剤の濃度が0.01~5w/v%である、項4-1~4-4のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項4-9. 前記緩衝剤がクエン酸緩衝剤であり、前記水性液剤におけるクエン酸緩衝剤の濃度が0.01~5w/v%である、項4-1~4-4のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項4-10. 前記保存剤が、クロルヘキシジングルコン酸塩、塩化ベンザルコニウム、及び塩酸ポリヘキサニドよりなる群から選択される少なくとも1種である、項4-1~4-9のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項4-11. 前記保存剤がクロルヘキシジン及び/又はその塩であり、前記水性液剤におけるクロルヘキシジン及び/又はその塩の濃度が0.0001~0.1w/v%である、項4-1~4-10のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項4-12. 前記保存剤が塩化ベンザルコニウムであり、前記水性液剤における塩化ベンザルコニウムの濃度が0.0001~0.1w/v%である、項4-1~4-10のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項4-13. 前記保存剤がポリヘキサニド及び/又はその塩であり、前記水性液剤におけるポリヘキサニド及び/又はその塩の濃度が0.00001~0.1w/v%である、項4-1~4-10のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項4-14. 前記水性液剤が粘稠剤を含まない、項4-1~4-13のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項4-15. 前記水性液剤が、点眼液である、項4-1~4-14のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項4-16. 前記フィルターの素材が、ポリエーテルスルホン、又はポリフッ化ビニリデンである、項4-1~4-15のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項4-17. 前記フィルターが、ろ過滅菌工程で使用されるフィルターである、項4-1~4-16のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項4-18. 前記水性液剤が、製造時にろ過滅菌工程でフィルターを通過させる水性液剤であって、ろ過滅菌工程後にフィルターを備えていないマルチドーズ型容器に収容して提供される、項4-1~4-17のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項4-19. 前記フィルターが、フィルター付き容器のフィルターである、項4-1~4-16のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項5-1. ブリモニジン及び/又はその塩と、緩衝剤と、クロルヘキシジン及びその塩、塩化ベンザルコニウム、並びにポリヘキサニド及びその塩よりなる群から選択される少なくとも1種の保存剤とを含む水性液剤を調製する工程、並びに
前記工程で得られた水性液剤を、フィルターを用いたろ過滅菌工程に供する工程、
を含む、水性液剤の製造方法。
項5-2. 前記ブリモニジン及び/又はその塩が、ブリモニジン酒石酸塩である、項5-1に記載の製造方法。
項5-3. 前記水性液剤におけるブリモニジン及び/又はその塩の濃度が、0.05~0.2w/v%である、項5-1又は5-2に記載の製造方法。
項5-4. 前記緩衝剤が、ホウ酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、トリス緩衝剤、及びクエン酸緩衝剤よりなる群から選択される少なくとも1種である、項5-1~5-3のいずれかに記載の製造方法。
項5-5. 前記緩衝剤が、ホウ酸緩衝剤である、項5-1~5-4のいずれかに記載の製造方法。
項5-6. 前記緩衝剤がホウ酸緩衝剤であり、前記水性液剤におけるホウ酸緩衝剤の濃度が0.01~10w/v%である、項5-1~5-5のいずれかに記載の製造方法。
項5-7. 前記緩衝剤がリン酸緩衝剤であり、前記水性液剤におけるリン酸緩衝剤の濃度
が0.01~5w/v%である、項5-1~5-4のいずれかに記載の製造方法。
項5-8. 前記緩衝剤がトリス酸緩衝剤であり、前記水性液剤におけるトリス酸緩衝剤の濃度が0.01~5w/v%である、項5-1~5-4のいずれかに記載の製造方法。
項5-9. 前記緩衝剤がクエン酸緩衝剤であり、前記水性液剤における前記水性液剤におけるクエン酸緩衝剤の濃度が0.01~5w/v%である、項5-1~5-4のいずれかに記載の製造方法。
項5-10. 前記保存剤が、クロルヘキシジングルコン酸塩、塩化ベンザルコニウム、及び塩酸ポリヘキサニドよりなる群から選択される少なくとも1種である、項5-1~5-9のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項5-11. 前記保存剤がクロルヘキシジン及び/又はその塩であり、前記水性液剤におけるクロルヘキシジン及び/又はその塩の濃度が0.0001~0.1w/v%である、項5-1~4-10のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項5-12. 前記保存剤が塩化ベンザルコニウムであり、前記水性液剤における塩化ベンザルコニウムの濃度が0.0001~0.1w/v%である、項5-1~5-10のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項5-13. 前記保存剤がポリヘキサニド及び/又はその塩であり、前記水性液剤におけるポリヘキサニド及び/又はその塩の濃度が0.00001~0.1w/v%である、項5-1~5-10のいずれかに記載の吸着抑制方法。
項5-14. 前記水性液剤が粘稠剤を含まない、項5-1~5-13のいずれかに記載の製造方法。
項5-15. 前記水性液剤が、点眼液である、項5-1~5-14のいずれかに記載の製造方法。
項5-16. 前記フィルターの素材が、ポリエーテルスルホン、又はポリフッ化ビニリデンである、項5-1~5-15のいずれかに記載の製造方法。
項5-17. 前記水性液剤が、ろ過滅菌工程後にフィルターを備えていないマルチドーズ型容器に収容して提供される、項5-1~5-16のいずれかに記載の製造方法。
本明細書において使用される用語は、特に言及しない限り、当該分野で通常用いられる意味で用いられることが理解されるべきである。従って、他に定義されない限り、本明細書中で使用されるすべての専門用語及び科学技術用語は、本発明の属する分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。
以下に好ましい実施形態の説明を記載するが、この実施形態は本発明の例示であり、本発明の範囲はそのような好ましい実施形態に限定されないことが理解されるべきである。当業者はまた、以下のような好ましい実施例を参考にして、本発明の範囲内にある改変、変更などを容易に行うことができることが理解されるべきである。これらの実施形態について、当業者は適宜、任意の実施形態を組み合わせ得る。
フィルター付き容器に収容される水性液剤については、容器のフィルターに薬物が吸着すると、容器から注出された水性液剤中の薬物の含量が低下し、所期の効果を奏し得なくなることにつながる。そのため、フィルター付き容器に収容される水性液剤については、薬物がフィルターに吸着しないように設計されることが求められる。
好ましくは0.05~3.5w/v%、更に好ましくは0.1~1w/v%が挙げられる。本明細書において、クエン酸緩衝剤の濃度は、クエン酸に換算された濃度である。
プラジロール、レボブノロール塩酸塩等のα1・β遮断薬;ブナゾシン塩酸塩等のα1遮断薬等が挙げられる。これらの薬理成分は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
前述の通り、従来技術では、ブリモニジン及び/又はその塩を含む水性液剤をフィルター付き容器に収容すると、容器のフィルターにブリモニジン及び/又はその塩が吸着するという問題点があるが、このような問題点は、ブリモニジン及び/又はその塩を含む水性液剤の製造において、フィルターを用いたろ過滅菌工程でも生じる。即ち、ブリモニジン及び/又はその塩を含む水性液剤をフィルター付き容器に収容して使用する場合やフィルターを用いたろ過滅菌工程を行う場合に、ブリモニジン及び/又はその塩がフィルターに吸着するという課題がある。
前述の通り、ブリモニジン及び/又はその塩を含む水性液剤の製造時に、フィルターを用いたろ過滅菌工程を行うと、ブリモニジン及び/又はその塩がフィルターに吸着し、フィルターを通過した水性液剤におけるブリモニジン及び/又はその塩の含量が低下するという課題がある。
前述の通り、ブリモニジン及び/又はその塩を含む水性液剤をフィルターを用いたろ過滅菌工程を行う場合やフィルター付き容器に収容して使用する場合に、ブリモニジン及び/又はその塩がフィルターに吸着するという課題がある。
R2がアミノ基又は下記一般式(2)に示される基;より好ましくはR1がアミノ基であり、且つR2が下記一般式(2)に示される基が挙げられる。
前述の通り、ブリモニジン及び/又はその塩を含む水性液剤の製造時に、フィルターを用いたろ過滅菌工程を行うと、ブリモニジン及び/又はその塩がフィルターに吸着し、フィルターを通過した水性液剤におけるブリモニジン及び/又はその塩の含量が低下するという課題がある。
表1に示す組成の水性液剤を調製した。調製後の水性液剤を孔径0.22μmのフィルター(ポリエーテルスルホン膜;PES膜)を用いてろ過し、フィルターを通過した最初のろ液0.6gを回収した。また、別途、調製後の水性液剤を孔径0.22μmのフィルター(ポリフッ化ビニリデン膜;PVDF膜)を用いてろ過し、フィルターを通過した最初のろ液1.0gを回収した。なお、PES膜は、STERIVEX-GP 0.22μm/Merck Millipore(細孔径:0.22μm,高さ:67mm,直径:10cm2,カタログ番号:SVGP01050)を、PVDF膜は、STERIVEX
-GV 0.22μm/Merck Millipore(細孔径:0.22μm,高さ:67mm,直径:10cm2,カタログ番号:SVGV010RS)を使用した。
(測定条件)
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:230nm)
カラム:Symmetry C18, 4.6 mm I.D.×150mm, 3.5μm, Waters社製
カラム温度:40℃付近の一定温度
移動相A:4.3mMリン酸水溶液/メタノール/アセトニトリル(容量比:84/8/8)の混液
移動相B:4.3mMリン酸水溶液/メタノール/アセトニトリル(容量比:40/30/30)の混液
移動相の送液:移動相A及び移動相Bの混合比率を以下のように変えて直線濃度勾配制御した。
注入後の時間(分) 移動相A(vol%) 移動相B(vol%)
0.0~20.0 100 0
20.0~25.0 100→0 0→100
25.0~30.0 0 100
30.0~30.1 0→100 100→0
30.1~60.0 100 0
流量:1.0mL/min
オートサンプラ内温度:5℃
表2に示す組成の水性液剤を調製し、前記試験例1と同様の方法で、フィルター通過後の薬物回収率を求めた。
Claims (8)
- 0.1w/v%となる量のブリモニジン及び/又はその塩(但し、示差走査熱量計を用いて昇温速度10℃/分の条件で測定される融点が199~205℃である結晶形ブリモニジン酒石酸塩、及び無定形ブリモニジン酒石酸塩を除く)と、リン酸緩衝剤と、塩化ベンザルコニウムと、塩化ナトリウムとを配合する操作によって、粘稠剤を含まず、pHが6~7である水性液剤を調製する工程、並びに
前記工程で得られた水性液剤を、フィルターを用いてろ過滅菌する工程、
を含む、水性液剤の製造方法。 - 前記ブリモニジン及び/又はその塩が、ブリモニジン酒石酸塩である、請求項1に記載の製造方法。
- 前記水性液剤におけるリン酸緩衝剤の濃度が0.01~5w/v%である、請求項1又は2に記載の製造方法。
- 前記リン酸緩衝剤が、リン酸二水素ナトリウムである、請求項1~3のいずれかに記載の製造方法。
- 前記水性液剤における塩化ベンザルコニウムの濃度が0.0001~0.1w/v%である、請求項1~4のいずれかに記載の製造方法。
- 前記水性液剤が、点眼液である、請求項1~5のいずれかに記載の製造方法。
- 前記フィルターの素材が、ポリエーテルスルホン、又はポリフッ化ビニリデンである、請求項1~6のいずれかに記載の製造方法。
- 前記水性液剤が、ろ過滅菌工程後にフィルターを備えていないマルチドーズ型容器に収容して提供される、請求項1~7のいずれかに記載の製造方法。
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