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JP7273392B2 - トリガー式噴出器 - Google Patents
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特許法第30条第2項適用 平成30年12月18日にエステー株式会社が「2019年 春の卸店様説明会」で公開した。 平成30年12月19日にエステー株式会社が「2019年 春の商談会」で公開した。
本発明は、トリガーを操作することによって容器内の液体を噴出させるトリガー式噴出器に関し、特に、ポンプ機構を覆うカバーを備えた構造の技術分野に属する。
従来より、この種のトリガー式噴出器は、例えば洗剤や消臭剤等を収容する容器に取り付けられて使用されており、容器内の液体を吸入して吐出するポンプ機構と、ポンプ機構を操作するトリガーと、ポンプ機構の吐出孔に連通するノズルとを備えている。使用者が容器を持ってトリガーを操作すると、ポンプ機構が容器内の液体を吸入して吐出孔から吐出され、その吐出孔から吐出された液体がノズルから霧状や泡状になって噴出する。
特許文献1に開示されているトリガー式噴出器には、ポンプ機構を覆うように形成されたカバーが取り付けられており、このカバーには貫通孔等が形成されておらず、ポンプ機構の全体を覆い隠すことができるようになっている。
また、特許文献2に開示されているトリガー式噴出器にもカバーが取り付けられている。特許文献2のカバーの側壁には、貫通孔が形成されている。
特表2013-533098号公報 特開2018-43778号公報
ところで、特許文献1のトリガー式噴出器のカバーには貫通孔等が形成されていないのでポンプ機構の全体を覆い隠すことができる反面、デザインの多様性に乏しく、また樹脂材の使用量が多くなってしまう。そこで、特許文献2のカバーのように、外観の差別化を図るとともに樹脂材の使用量を削減するため、側壁に貫通孔を形成することが考えられる。
しかしながら、カバーの側壁に貫通孔を形成するとカバーの強度が低下し、特に上下方向の荷重に対して容易に変形してしまうおそれがある。カバーの内部にはポンプ機構が設けられているので、カバーが変形してしまうと、ポンプ機構に無理な力が作用して故障の原因となることが考えられる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ポンプ機構を覆うカバーのデザインの多様化を図るとともに、樹脂材の使用量を削減しながら、上下方向の荷重に対するカバーの変形を最小限に抑えることができるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、上下方向に延びる柱状部を少なくとも2つ設け、これら柱状部の上端部同士を繋ぐことによって強度を確保するようにした。
第1の発明は、液体を収容する容器に取り付けられ、該液体を噴出するトリガー式噴出器において、前記容器に収容された液体を吸入するポンプ機構と、前記ポンプ機構を操作する揺動可能なトリガーと、前記ポンプ機構が有する吐出孔に連通し、該吐出孔から吐出した前記液体を外部に噴出させるためのノズルと、前記ポンプ機構を覆うように設けられる樹脂製のカバーとを備え、前記カバーには、前記トリガーの揺動方向に互いに間隔をあけて配置され、上下方向に延びる第1柱状部及び第2柱状部と、該第1柱状部の上端部と該第2柱状部の上端部とを繋ぐ繋ぎ部とが設けられ、前記液体が噴出する側を前側としたとき、前記第1柱状部は前記第2柱状部よりも前に配置され、前記カバーにおける前記第1柱状部と前記第2柱状部との間の部分は、前記カバーの内部空間を前記カバーの外部に連通させる連通部とされ、前記連通部が前記カバーの両側にそれぞれ形成され、前記繋ぎ部の上下方向の寸法よりも前記連通部の上下方向の寸法の方が長く設定され、前記第2柱状部は、前記ポンプ機構よりも後に配置されるとともに、前記第1柱状部よりも細く形成され、前記カバーの一側に形成されている前記連通部の後側部分と前記カバーの他側に形成されている前記連通部の後側部分とが側面視で互いに重複していることを特徴とする。
この構成によれば、使用者がトリガーを揺動させるとポンプ機構が操作されて容器に収容された液体がポンプ機構に吸入される。ポンプ機構に吸入された液体は吐出孔を経てノズルから噴出される。
このポンプ機構を覆うカバーには、第1柱状部及び第2柱状部がトリガーの揺動方向に互いに間隔をあけて配置されているので、第1柱状部及び第2柱状部の間には空間が形成され、この空間がカバーのデザインに多様性をもたらすことになるとともに、カバーを構成する樹脂材の使用量の削減に寄与する。
また、カバーの第1柱状部及び第2柱状部が上下方向に延びるように設けられているので、カバーに対して例えば上方から荷重が加わった際には、第1柱状部及び第2柱状部が突っ張るようにして荷重を受け止める。このとき、第1柱状部及び第2柱状部の上端部同士が繋ぎ部によって繋がれているので、第1柱状部及び第2柱状部の間隔が拡がるように変形し難く、よって、カバーの変形量が少なくなる。
また、第2柱状部がポンプ機構よりも後に配置されるので、ポンプ機構がある部分に配置される第1柱状部よりも細くすることが可能になる。第2柱状部を細くすることで、カバーの後側が細くなり、スマートな印象のデザインになる。
また、連通部がカバーの両側にそれぞれ形成されることになるので、例えば、カバーを一方側から見た時に該カバーを通して他方側まで見えることになり、デザインがより一層多様化する。
第2の発明は、前記第1柱状部と前記第2柱状部とは、上端部に近づけば近づくほど互い接近するように形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、第1柱状部と第2柱状部の上端部同士が互い接近することになるので、繋ぎ部の長さを短くすることが可能になる。
第3の発明は、前記第1柱状部における前記トリガーの揺動方向の寸法は、下端部に近づけば近づくほど長くなるように設定されていることを特徴とする。
この構成によれば、第1柱状部の下端部の寸法が長くなるので、第1柱状部の根元部分の強度が十分に高まる
の発明は、前記第2柱状部には、凹条部が上下方向に延びるように形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、相対的に細い第2柱状部が凹条部の形成によって補強されて第2柱状部の変形が抑制される。
の発明は、前記凹条部は、前記繋ぎ部まで連続して延びていることを特徴とする。
この構成によれば、第2柱状部と繋ぎ部との境界部分が凹条部の形成によって補強される
第1の発明によれば、樹脂製のカバーに、上下方向に延びる第1柱状部及び第2柱状部を互いに間隔をあけて設けるとともに、第1柱状部及び第2柱状部の上端部同士を繋ぐ繋ぎ部を設けたので、カバーのデザインの多様化を図ることができるとともに、樹脂材の使用量を削減することができ、しかも、上下方向の荷重に対する変形を最小限に抑えることができる。
また、ポンプ機構よりも後に配置した第2柱状部を前側の第1柱状部よりも細くすることで、カバーの後側が細いスマートな印象のデザインとすることができる。
また、カバーの両側に連通部をそれぞれ形成することで、カバーを一方側から見た時に該カバーを通して他方側まで見えることになり、デザインをより一層多様化することができる。
第2の発明によれば、第1柱状部と第2柱状部とが上端部に近づけば近づくほど互い接近するように形成されているので、繋ぎ部の長さを短くすることができる。これにより、上下方向の荷重に対するカバーの変形をより一層少なくすることができる。
第3の発明によれば、第1柱状部の寸法がその下端部に近づけば近づくほど長くなるように設定されているので、第1柱状部の根元部分の強度を高めることができ、カバーの変形をより一層少なくすることができる
の発明によれば、第2柱状部に凹条部を形成したので、相対的に細い第2柱状部の変形を抑制することができ、その結果、カバーの変形をより一層少なくすることができる。
の発明によれば、第2柱状部から繋ぎ部まで連続するように凹条部を形成したので、第2柱状部と繋ぎ部との境界部分を補強することができ、カバーの変形をより一層少なくすることができる
本発明の実施形態に係るトリガー式噴出器を備えた液体噴出装置を前側から見た斜視図である。 液体噴出装置を後側から見た斜視図である。 液体噴出装置の右側面図である。 液体噴出装置の平面図である。 液体噴出装置の背面図である。 図4におけるA-A線に相当する断面図であり、容器を省略した状態を示す。 実施形態の変形例1に係る図3相当図である。 実施形態の変形例2に係る図3相当図である。 実施形態の変形例3に係る図3相当図である。 実施形態の変形例4に係る図3相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態に係るトリガー式噴出器1を備えた液体噴出装置100を前側から見た斜視図である。液体噴出装置100は、トリガー式噴出器1と、液体を収容する容器2とを少なくとも備えている。トリガー式噴出器1は、容器2に取り付けられ、該容器2に収容されている液体を外部に噴出するためのものである。容器2は、例えば樹脂製の部材からなり、内部には、各種消臭剤、除菌剤、洗剤、カビ取り剤、防カビ剤等、またはこれらを混合した液体が収容されるようになっているが、容器2に収容される液体は特に限定されるものではなく、上記液体以外の液体を収容することもできる。
(トリガー式噴出器1の全体構造)
図6に示すように、トリガー式噴出器1は、容器に収容された液体を吸入するポンプ機構10と、ポンプ機構10を操作する揺動可能なトリガー20と、ポンプ機構10が有する吐出孔10aに連通し、該吐出孔10aから吐出した液体を外部に噴出させるためのノズル30と、ポンプ機構10を覆うように設けられる樹脂製のカバー40とを備えている。ポンプ機構10が有する吸入孔10bには、チューブ11が接続されている。チューブ11は、容器2の内部に配設されて該容器2の底部に達するまで上下方向に延びている。
この実施形態の説明では、液体が噴出する側を液体噴出装置100の前側とし、その反対側を液体噴出装置100の後側とし、また、液体噴出装置100を前側から見たとき、右になる側を右側とし、左になる側を左側とするが、これは説明の便宜を図るために定義するだけであり、実際の使用時の姿勢や保管時の姿勢を限定するものではなく、どのような姿勢でも使用や保管することができる。
(ポンプ機構10及びノズル30の構造)
ポンプ機構10は、従来から周知のものであることから詳細な説明は省略する。例えば、ポンプ機構10は、本体ケーシング12と、ピストン13と、第1逆止弁14と、第2逆止弁15とを備えた構成とすることができる。本体ケーシング12の内部には、上下方向に延びる吸入孔10bと、前後方向に延びる吐出孔10aと、吸入孔10b及び吐出孔10aを接続する中間通路10cとが形成されている。吐出孔10aの下流端は、本体ケーシング12の前端面に開口している。本体ケーシング12の前端面にノズル30が取り付けられている。吐出孔10aの下流端にノズル30が連通している。ノズル30の開口形状等により、液体を霧状に噴出することができる。また、液体の種類によっては、液体を泡状に噴出することもできる。
吸入孔10bは、本体ケーシング12の下端部に開口しており、この開口にチューブ11の上端部が接続されている。中間通路10cは上下方向に延びており、中間通路10cの下端部は吸入孔10bの上端部(下流端部)に接続され、中間通路10cの上端部は吐出孔10aの後端部(上流端部)に接続されている。吸入孔10bの上端部と、中間通路10cの下端部との間には、第1逆止弁14が配設されており、この第1逆止弁14により上方への液体及び気体の流れは許容されるが、下方への液体及び気体の流れは阻止されるようになっている。また、吐出孔10aの後端部と、中間通路10cの上端部との間には、第2逆止弁15が配設されており、この第2逆止弁15により吐出孔10aへ向けての液体及び気体の流れは許容されるが、下方への液体及び気体の流れは阻止されるようになっている。
本体ケーシング12の内部には、シリンダ10dが形成されている。シリンダ10dは、吐出孔10aから下方に離れて配置されており、その中心線は前後方向に延びている。シリンダ10dの後端部が中間通路10cの中途部に連通している。シリンダ10dには、ピストン13が挿入されている。ピストン13の外周面とシリンダ10dの内周面との間には、図示しないシール材が介在しており、両者の間が液密及び気密にシールされている。ピストン13は、シリンダ10dの中心線方向、即ち前後方向に往復動可能となっている。また、図示しないが、ピストン13は、スプリング等の付勢手段によって前方向へ向けて常時付勢されている。また、図示しないが、ピストン13は、シリンダ10dから抜け出ないようにストッパによって移動量が規制されている。
本体ケーシング12の下部は、ナット15によって容器2の上部に固定されるようになっている。
(トリガー20の構成)
トリガー20は、略上下方向に長い部材で構成されている。トリガー20の上端部は、本体ケーシング12の前側部分に対して左右方向に延びる支軸21(図6にのみ破線で示す)を介して回動可能に支持されている。これにより、トリガー20の支軸21よりも下の部分に対して後側へ向けて操作力を作用させることで、トリガー20が上記付勢手段の付勢力に抗して後側へ揺動し、操作力を除くと上記付勢手段の付勢力によって前側へ揺動する。つまり、トリガー20は本体ケーシング12に対して前後方向に揺動可能に支持されている。
トリガー20の支軸21よりも下の部分には、ピストン13の前端部が回動可能に連結される連結軸20aが左右方向に延びるように設けられている。トリガー20が後側へ揺動すると、トリガー20の揺動に連動してピストン13が後側へ移動する。また、上記付勢手段の付勢力はピストン13を前側へ移動させるように作用する。
(ポンプ機構10の動作)
使用者が例えば指によってトリガー20を後側へ揺動させると、ピストン13がシリンダ10d内を後へ移動し、シリンダ10d内に液体が存在していれば、その液体が第2逆止弁15を通過して中間通路10cから吐出孔10aに流入する。吐出孔10aに流入した液体は、ノズル30から噴出される。一方、使用者がトリガー20から指を離すと、上記付勢手段の付勢力によってピストン13が前側へ移動してシリンダ10d内が負圧になり、この負圧力によって容器2の内部の液体がチューブ11、吸入孔10b、第1逆止弁14を通過してシリンダ10d内に充填される。これを繰り返すことで液体を噴出することができる。
(カバー40の構成)
カバー40は、例えば射出成形された中空状の部材であり、このカバー40の内部には、ポンプ機構10が配置されるポンプ機構配置空間R(図6に示す)が設けられている。図3に示すように、カバー40は、上記ナット15の上面から上方へ向けてポンプ機構10の本体ケーシング12の上方まで延びている。トリガー20は、カバー40の前側の下端部から下方へ突出するように配置されている。また、カバー40は前後方向にも延びており、カバー40の前端部は、本体ケーシング12の前端部近傍に達している。図1等に示すように、ノズル30は、カバー40の前端部から前方へ突出しており、カバー40から露出している。カバー40の後端部は、本体ケーシング12の後端部よりも後まで延びている。図3に示すように、カバー40の上下方向の寸法は該カバー40の前後方向の寸法よりも短く設定されている。
カバー40は、左右方向の幅が広い幅広部41と、幅広部41の幅よりも狭い狭小部42とを有しており、幅広部41と狭小部42とは一体成形されている。幅広部41は、カバー40の下側部分から前側部分まで連続して設けられている。カバー40の前側部分は全て幅広部41で構成されている。一方、狭小部42は、カバー40の前側部分には設けられておらず、カバー40の前後方向の中間部から後端部まで連続して設けられている。また、狭小部42は、カバー40の下側部分には設けられていない。
カバー40には、上下方向に延びる前側柱状部(第1柱状部)43及び後側柱状部(第2柱状部)44が設けられている。前側柱状部43と後側柱状部44とは、トリガー20の揺動方向である前後方向に互いに間隔をあけて配置されている。前側柱状部43の下端部は、カバー40の幅広部41における前後方向中間部に連続している。前側柱状部43は、上端部に近づけば近づくほど後に位置するように延びており、したがって、前側柱状部43の上端部は該前側柱状部43の下端部よりも後に位置することになる。前側柱状部43における前後方向の寸法は、下端部に近づけば近づくほど長くなるように設定されている。これにより、前側柱状部43の根元部分の強度を高めることができる。また、前側柱状部43の前側には、前側へ向けて延びる連続板部45が形成されている。連続板部45の前側は、幅広部41の前側部分に連続している。前側柱状部43と連続板部45とは滑らかに連続しているので、前側柱状部43と連続板部45との境界部分は外観には現れていないが、図3に仮想線L1で示すように、前側柱状部43と連続板部45との境界を設定することができる。また、前側柱状部43と連続板部45との境界が判別可能に形成することもできる。
後側柱状部44は、上端部に近づけば近づくほど前に位置するように延びており、したがって、後側柱状部44の上端部は該後側柱状部44の下端部よりも前に位置することになる。つまり、前側柱状部43と後側柱状部44とは、上端部に近づけば近づくほど互い接近するように形成されている。後側柱状部44における前後方向の寸法は、下端部に近づけば近づくほど長くなるように設定することもできる。
後側柱状部44は、ポンプ機構10の本体ケーシング12の後端部よりも後に配置されている。この後側柱状部44は、前側柱状部43よりも細く形成されている。具体的には、後側柱状部44の左右方向の寸法は、前側柱状部43の左右方向の寸法よりも短く、また、後側柱状部44の前後方向の寸法は、前側柱状部43の前後方向の寸法よりも短く設定されている。これは、後側柱状部44がポンプ機構10を収容しない部分に配置されているためである。
カバー40の狭小部42には、前側柱状部43の上端部と後側柱状部44の上端部とを繋ぐ繋ぎ部46が設けられている。図3に示すように、繋ぎ部46は、仮想線L2と仮想線L3との間の部分であり、前側柱状部43の上端部から後側柱状部44の上端部まで延びている。この実施形態では、前側柱状部43と後側柱状部44の上端部同士が互い接近しているので、繋ぎ部46の長さを短くすることが可能になる。
図2、図4及び図5等に示すように、後側柱状部44の外面には、上下方向に延びる凹条部47が形成されている。後側柱状部44の凹条部47は、後側柱状部44の下部近傍から繋ぎ部46まで連続して延びている。凹条部47の形成により、後側柱状部44の強度が高まるとともに、後側柱状部44から繋ぎ部46までの強度も高まる。尚、図示しないが、前側柱状部43に同様な凹条部を形成してもよい。
カバー40における前側柱状部43と後側柱状部44との間の部分は、ポンプ機構配置空間Rをカバー4の外部に連通させる連通部48とされている。カバー40の両側に連通部48がそれぞれ形成されている。連通部48は、カバー40における前側柱状部43と後側柱状部44との間に形成された貫通孔や開口部で構成することができる。連通部48を通してカバー40の外部からポンプ機構10を見ることができる。
また、左側の連通部48と右側の連通部48とは同じ形状にすることができる。さらに、左側の連通部48と右側の連通部48とは同じ高さに形成することができる。これにより、例えばカバー40を左側から見たとき、左側の連通部48及び右側の連通部48を通してカバー40の向こう側を見ることができる。連通部48の形状、大きさ、位置、数は任意に設定することができる。
(実施形態の作用効果)
以上説明したように、この実施形態に係るトリガー式噴出器1によれば、ポンプ機構10を覆うカバー40に、前側柱状部43及び後側柱状部44がトリガー20の揺動方向に互いに間隔をあけて配置されているので、前側柱状部43及び後側柱状部44の間には空間が形成されることになる。カバー40の前側柱状部43及び後側柱状部44の間が空間になることで、カバー40を構成する樹脂材の使用量を削減することができる。また、カバー40の前側柱状部43及び後側柱状部44の間に空間があるので、この空間をカバー40のデザインの一部として利用することができ、カバー40のデザインに多様性を持たせることができる。
また、カバー40の第前側柱状部43及び後側柱状部44が上下方向に延びるように設けられているので、カバー40に対して例えば上方から荷重が加わった際には、前側柱状部43及び後側柱状部44が突っ張るように作用して荷重を受け止めることができる。カバー40に対して上方から荷重が加わる場合として考えられるのは、例えば、液体噴出装置100の運搬時や液体噴出装置100の使用時に落下した場合等である。このとき、前側柱状部43及び後側柱状部44の上端部同士が繋ぎ部47によって繋がれているので、前側柱状部43及び後側柱状部44の間隔が拡がるように変形し難く、よって、カバー40の変形量が少なくなる。その結果、ポンプ機構10の故障を抑制することができる。
上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
図7に示す実施形態の変形例1では、前側柱状部43がカバー40の下部から上方かつ前側へ向けて延びている。後側柱状部44はカバー40の下部から上方へ延びており、したがって、前側柱状部43と後側柱状部44とは、上側へ行くほど前後方向の間隔が拡がることになる。繋ぎ部46は、前側柱状部43の上端部から後側柱状部44の上端部まで前後方向に長い形状となっている。
図8に示す実施形態の変形例2では、前側柱状部43がカバー40の下部から上方かつ前側へ向けて延びている。後側柱状部44はカバー40の下部から上方かつ前側へ向けて延びている。繋ぎ部46は、前側柱状部43の上端部から後側柱状部44の上端部まで前後方向に長い形状となっている。連通部48は、カバー40の前側から後側まで大きく形成されている。
図9に示す実施形態の変形例3では、前側柱状部43が幅広部41の上部から上方へ向けて延びている。後側柱状部44も幅広部41の上部から上方へ向けて延びている。繋ぎ部46は、前側柱状部43の上端部から後側柱状部44の上端部まで前後方向に長い形状となっている。
図10に示す実施形態の変形例4では、前側柱状部43がカバー40の下部から上方かつ前側へ向けて延びている。後側柱状部44は、カバー40の下部から上方かつ前側へ向けて延びている。繋ぎ部46は、前側柱状部43の上端部から後側柱状部44の上端部まで前後方向に長い形状となっている。さらに、繋ぎ部46の前後方向中間部から下方へ向けてカバー40の下部近傍まで延びる中間部49が該カバー40に設けられている。中間部49を設けることにより、カバー40の強度をより一層向上させることができる。
以上説明したように、本発明に係るトリガー式噴出器は、例えば、各種消臭剤、除菌剤、洗剤、カビ取り剤、防カビ剤等を噴霧する場合に利用することができる。
1 トリガー式噴出器
2 容器
10 ポンプ機構
20 トリガー
30 ノズル
40 カバー
43 前側柱状部(第1柱状部)
44 後側柱状部(第2柱状部)
46 繋ぎ部

Claims (5)

  1. 液体を収容する容器に取り付けられ、該液体を噴出するトリガー式噴出器において、
    前記容器に収容された液体を吸入するポンプ機構と、
    前記ポンプ機構を操作する揺動可能なトリガーと、
    前記ポンプ機構が有する吐出孔に連通し、該吐出孔から吐出した前記液体を外部に噴出させるためのノズルと、
    前記ポンプ機構を覆うように設けられる樹脂製のカバーとを備え、
    前記カバーには、前記トリガーの揺動方向に互いに間隔をあけて配置され、上下方向に延びる第1柱状部及び第2柱状部と、該第1柱状部の上端部と該第2柱状部の上端部とを繋ぐ繋ぎ部とが設けられ
    前記液体が噴出する側を前側としたとき、前記第1柱状部は前記第2柱状部よりも前に配置され、
    前記カバーにおける前記第1柱状部と前記第2柱状部との間の部分は、前記カバーの内部空間を前記カバーの外部に連通させる連通部とされ、
    前記連通部が前記カバーの両側にそれぞれ形成され、
    前記繋ぎ部の上下方向の寸法よりも前記連通部の上下方向の寸法の方が長く設定され、
    前記第2柱状部は、前記ポンプ機構よりも後に配置されるとともに、前記第1柱状部よりも細く形成され、前記カバーの一側に形成されている前記連通部の後側部分と前記カバーの他側に形成されている前記連通部の後側部分とが側面視で互いに重複していることを特徴とするトリガー式噴出器。
  2. 請求項1に記載のトリガー式噴出器において、
    前記第1柱状部と前記第2柱状部とは、上端部に近づけば近づくほど互い接近するように形成されていることを特徴とするトリガー式噴出器。
  3. 請求項1または2に記載のトリガー式噴出器において、
    前記第1柱状部における前記トリガーの揺動方向の寸法は、下端部に近づけば近づくほど長くなるように設定されていることを特徴とするトリガー式噴出器。
  4. 請求項に記載のトリガー式噴出器において、
    前記第2柱状部には、凹条部が上下方向に延びるように形成されていることを特徴とするトリガー式噴出器。
  5. 請求項に記載のトリガー式噴出器において、
    前記凹条部は、前記繋ぎ部まで連続して延びていることを特徴とするトリガー式噴出器。
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