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JP7275382B2 - 記録制御装置及び記録制御方法 - Google Patents
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JP7275382B2 - 記録制御装置及び記録制御方法 - Google Patents

記録制御装置及び記録制御方法 Download PDF

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Description

本開示は、記録制御装置及び記録制御方法に関する。
近年、事故発生要因の事後解析のために事故発生前後の車両周辺の画像と車両内の音声とを記録する、ドライブレコーダやEDR(Event Data Recorder)などの車両用の記録装置に関する技術が提案されている。例えば、特許文献1には、運転者の意識などを記録する記録装置が提案されている。
特開2014-21767号公報
車両の走行音や音響機器からの音楽などの音声は、運転者の音声に対してノイズとして作用するため、重要な運転者の音声が精度よく記録されないことがある。つまり、従来技術では、事故などのイベント後に精度よく復元できるように、運転者の音声を記録することができない。このため、イベント後に適切な解析を行うための各種信号を記録することができないという問題があった。
そこで、本開示は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、イベント後に適切な解析を行うための信号を記録可能な技術を提供することを目的とする。
本開示に係る記録制御装置は、記録装置の記録を制御する記録制御装置であって、車両周辺の映像を車外映像信号として取得する車外映像取得部と、車両の運転者の状態である運転者状態を運転者状態信号として取得する運転者状態取得部と、車両内及び車両外の少なくともいずれか一方の音声を第1音声信号として取得する第1音声取得部と、音声の取得に指向性を有する音声取得装置を用いて、第1音声信号よりも運転者側の音声の精度が高い音声を第2音声信号として取得する第2音声取得部と、車両での特定のイベントの発生を検出するイベント検出部と、イベント検出部で特定のイベントの発生が検出された場合に、特定のイベントの発生時を含む予め定められた期間内の、車外映像信号と、運転者状態信号と、第1音声信号と、第2音声信号とを、イベント記録情報として記録装置に記録する制御を行う記録制御部とを備える。運転者状態信号は、電子透かしによって車外映像信号に含められて記録装置に記録される。
本開示によれば、特定のイベントの発生が検出された場合に、特定のイベントの発生時を含む予め定められた期間内の、車外映像信号と、運転者状態信号と、第1音声信号と、第2音声信号とを、イベント記録情報として記録装置に記録する制御を行う。このような構成によれば、イベント後に適切な解析を行うための信号を記録することができる。
本開示の目的、特徴、態様及び利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1に係る記録制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る記録制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係るマイクロホンアレイの構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る記録装置の記録構造を示す図である。 実施の形態2に係る単位記録ブロックの記録構造を示す図である。 実施の形態2に係る記録制御装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2の変形例5に係るマイクロホンアレイの構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る記録制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る第2音声取得部及びその周辺の構成を示すブロック図である。 実施の形態4に係る記録制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態5に係る単位記録ブロックの記録構造を示す図である。 その他の変形例に係る記録制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係る記録制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係るサーバの構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係る通信端末の構成を示すブロック図である。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態1に係る記録制御装置1の構成を示すブロック図である。以下、記録制御装置1が、車両に搭載されているものとして主に説明するが、後述するように車両に搭載されていなくてもよい。
図1の記録制御装置1は、記録装置51と無線または有線によって通信可能に接続されており、記録装置51の記録を制御する。記録装置51は、例えば、記録メモリを含むドライブレコーダ及びEDRなどのように車両に設けられてもよいし、それらと異なり車両外部に設けられてもよい。
図1の記録制御装置1は、車外映像取得部11と、運転者状態取得部12と、第1音声取得部13と、第2音声取得部14と、イベント検出部15と、記録制御部16とを備える。
車外映像取得部11は、車両周辺の映像を車外映像信号として取得する。車外映像取得部11は、例えば、車両周辺の映像を撮影する車外撮影装置と、そのインターフェースである車外映像入力部との少なくともいずれか1つを含む。車両周辺の映像は、例えば車両前方の映像であるが、これに限ったものではない。
運転者状態取得部12は、車両の運転者の状態である運転者状態を運転者状態信号として取得する。運転者状態取得部12は、例えば、運転者状態を検出するドライバセンシング装置と、そのインターフェースである運転者状態入力部との少なくともいずれか1つを含む。なお、運転者状態の例については実施の形態2などで説明する。
第1音声取得部13は、車両内及び車両外の少なくともいずれか一方の音声を第1音声信号として取得する。第2音声取得部14は、音声の取得に指向性を有する音声取得装置を用いて、第1音声信号よりも運転者側の音声の精度が高い音声を第2音声信号として取得する。
第1音声取得部13は、例えば、車両の特定の位置に設けられた無指向性マイクロホンと、そのインターフェースである音声入力装置との少なくともいずれか1つを含む。ただし、第1音声取得部13は、第2音声信号よりも運転者側の音声以外の音声の精度が高い第1音声信号を取得できるのであれば、無指向性マイクロホンの代わりに、例えば車両前方への指向性を有するマイクロホンなどを含んでもよい。
第2音声取得部14は、例えば、音声の取得に指向性を有する音声取得装置と、そのインターフェースである音声入力装置との少なくともいずれか1つを含む。音声取得装置は、例えば、複数のマイクロホンにビームフォーミング処理を行うことにより音声の取得に指向性を有するマイクロホンアレイ、または、内部機構により音声の取得に指向性を有する1つ以上の指向性マイクロホンである。音声取得装置は、車両の特定の位置に設けられればよく、好ましくは運転者の前方に設けられる。
イベント検出部15は、車両での特定のイベントの発生を検出する。イベント検出部15は、イベント検出部15のセンサ、または、記録制御装置1の外部に設けられたセンサで検出されたセンサ情報に基づいて、特定のイベントの発生を検出する。センサ情報は、例えば車両が受けた衝撃などによる加速度などであり、特定のイベントは、例えば事後解析の対象となる車両の事故などのイベントである。
記録制御部16は、イベント検出部15で特定のイベントの発生が検出された場合に、特定のイベントの発生時を含む予め定められた期間内の、車外映像信号と、運転者状態信号と、第1音声信号と、第2音声信号とを、イベント記録情報として記録装置51に記録する制御を行う。
<実施の形態1のまとめ>
以上のような本実施の形態1に係る記録制御装置1によれば、特定のイベントの発生が検出された場合に、特定のイベントの発生時を含む予め定められた期間内のイベント記録情報が記録装置51に記録される。イベント記録情報は、運転者側の音声以外の音声の精度が高い第1音声信号と、運転者側の音声の精度が高い第2音声信号とを含むので、上記構成によれば、イベント後に適切な解析を行うための信号を記録することができる。また、イベント記録情報は、車外映像信号と、運転者状態信号とを含むので、上記構成によれば、イベント後に適切な解析を行うための信号を記録することができる。例えば、運転者の「あぶない」などの発声が記録された場合、その記録は、運転者が、いつ、どのような状況で、危険な状況を認識したのかを裏付ける材料となり、事故解析に貢献できる材料となる。また、運転者の「右から」などの発声が記録された場合、その記録は、右から何かの危険要素が迫ってきたことを裏付ける材料となり、事故解析に貢献できる材料となる。
<実施の形態2>
図2は、本実施の形態2に係る記録制御装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態2に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じまたは類似する参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図2の記録制御装置1は、記録装置51、ドライバセンシング装置52及びマイクロホンアレイ53と無線または有線によって通信可能に接続されている。記録装置51は、実施の形態1で説明した記録装置51と同様である。
ドライバセンシング装置52は、実施の形態1で述べた運転者状態として、例えば、運転者の脈拍及び呼吸などの生理状態、及び、運転者の覚醒度及び緊張度などの心理状態を検出する。この場合、ドライバセンシング装置52は、例えば、赤外線を用いて脈拍を検出する脈拍検出装置、ミリ波レーダを用いて呼吸を検出する呼吸検出装置、並びに、運転者の顔画像の画像処理を用いて表情から覚醒度及び緊張度を認識する認識装置などを含む。なお、運転者状態、及び、ドライバセンシング装置52は、上記に限ったものではない。
マイクロホンアレイ53は、第2音声取得部14に用いられる。図3は、本実施の形態2に係るマイクロホンアレイ53の構成を示すブロック図である。このマイクロホンアレイ53は、実施の形態1で述べた音声取得装置の概念に含まれ、記録制御装置1に備えられてもよいし、記録制御装置1に備えられなくてもよい。
図3のマイクロホンアレイ53は、複数のマイクロホン53a1~53a5と、複数のマイクロホン53a1~53a5に対してビームフォーミング処理を行う処理フィルタ53bとを含む。ビームフォーミング処理として、例えば特表2007-523514号公報及び特開2016-127300号公報に記載された処理が用いられてもよい。以下、本実施の形態2に係るビームフォーミング処理の概要について説明する。
処理フィルタ53bは、運転者の口と複数のマイクロホン53a1~53a5のそれぞれとの距離同士の差に応じて生じる位相差を考慮して、複数のマイクロホン53a1~53a5から出力された音声信号MS1~MS5を加算するフィルタ処理を行う。これにより、運転者の口からの音声の音声信号の増幅、及び、他の音声の音声信号の減衰の少なくともいずれかが行われ、運転者側の音声の精度、つまり明瞭性及びS/N比が高くなる。この結果、複数のマイクロホン53a1~53a5のそれぞれが無指向性マイクロホンであったとしても、マイクロホンアレイ53全体として音声の取得に指向性を有することが可能となる。
ここで、図3において、運転者61からの音声である発話音声がS0(t)であり、それ以外の音声であるノイズ音声がN(t)である場合について説明する。この場合、複数のマイクロホン53a1~53a5のそれぞれはfn{S0(t)}+gn{N(t)}という音声を取得する。なお、fnは発話音声の伝達特性であり、gnはノイズ音声の伝達特性である。
処理フィルタ53bは、複数のマイクロホン53a1~53a5で取得された音声の音声信号MS1~MS5に対して上記ビームフォーミング処理を行う。これにより、処理フィルタ53bは、音声信号MS1~MS5からノイズ音声N(t)の音声信号を除去することによって、音声の音声信号SS(t)を第2音声信号として生成する。この音声信号SS(t)は、ノイズ音声N(t)による多少の影響があるものの、発話音声S0(t)のみの音声信号に近い音声信号となる。
図2の記録制御装置1は、実施の形態1と同様に、車外映像取得部11と、運転者状態取得部12と、第1音声取得部13と、第2音声取得部14と、イベント検出部15と、記録制御部16とを備える。
車外映像取得部11は、車両周辺の映像を車外映像信号として取得する。運転者状態取得部12は、ドライバセンシング装置52で検出された運転者の生理状態及び心理状態を含む運転者状態を、運転者状態信号として取得する。
第1音声取得部13は、マイクロホンアレイ53とは別のマイクロホン(図示せず)から、車両内及び車両外の少なくともいずれか一方の音声を第1音声信号として取得する。第2音声取得部14は、マイクロホンアレイ53からノイズ音声N(t)の影響が低減された、第1音声信号よりも発話音声S0(t)などの運転者側の音声の精度が高い音声を、第2音声信号SS(t)として取得する。
イベント検出部15は、車両での特定のイベントの発生を検出する。記録制御部16は、イベント検出部15で特定のイベントの発生が検出された場合に、特定のイベントの発生時を含む予め定められた期間内のイベント記録情報を、記録装置51に記録する制御を行う。なお、記録装置51に記録されるイベント記録情報は、車外映像信号と、運転者状態信号と、第1音声信号と、第2音声信号と含むだけでなく、イベント発生時刻、及び、イベント発生位置などの情報を含んでもよい。
図4は、本実施の形態2に係る記録装置51の記録構造を示す図である。記録装置51は、常時記録エリア51aと、保護記録エリア51bとを含む。記録制御部16は、常時記録エリア51a及び保護記録エリア51bに、1つのファイルに対応する6分間のイベント記録情報の記録を、1つの単位記録ブロック51cとして記録する。
図5は、単位記録ブロック51cの記録構造を示す図である。単位記録ブロック51cは、6分間のイベント記録情報、つまり、6分間の車外映像信号、運転者状態信号、第1音声信号、及び、第2音声信号に相当する。本実施の形態2では、第1音声信号が、ステレオ形式のLチャンネル音声として記録され、第2音声信号が、ステレオ形式のRチャンネル音声として記録される。なお、これとは逆に、第1音声信号が、ステレオ形式のRチャンネル音声として記録され、第2音声信号が、ステレオ形式のLチャンネル音声として記録されてもよい。
図4に戻って、記録制御部16は、記録制御装置1及び記録装置51が起動してから一定周期(この例では6分)ごとに、単位記録ブロック51cを常時記録エリア51aに記録する。常時記録エリア51aでは、例えば24時間分の単位記録ブロック51c、すなわち240(=24時間/6分間)個の単位記録ブロック51cが記録可能となっている。
記録制御部16は、常時記録エリア51aの図4に示される部分領域LM1、LM2、…、LM240の順に、単位記録ブロック51cを記録していく。記録制御装置1及び記録装置51の電源オフ時には、記録制御部16は、単位記録ブロック51cが記録されている部分領域を識別する情報を記憶し、その後の電源オン時に、当該部分領域の次の部分領域から単位記録ブロック51cを記録していく。記録制御部16は、部分領域LM240に単位記録ブロック51cを記録すると、部分領域LM1に戻って、部分領域LM1、LM2、…、LM240の順に、単位記録ブロック51cを上書きで記録していく。つまり、記録制御部16は、常時記録エリア51aをリングバッファとして用いる。
イベント検出部15が特定のイベントの発生を検出した場合、記録制御部16は、常時記録エリア51aで記録された単位記録ブロック51cのうち、特定のイベントの発生時の単位記録ブロック51cを保護記録エリア51bに記録する。この際、記録制御部16は、特定のイベントの発生時の単位記録ブロック51cに加えて、その前の部分領域の単位記録ブロック51cと、その後の部分領域の単位記録ブロック51cとの少なくともいずれか1つを保護記録エリア51bに記録してもよい。
保護記録エリア51bでは、例えば10個の単位記録ブロック51cが記録可能となっている。記録制御部16は、常時記録エリア51aに記録された単位記録ブロック51cを、新たな単位記録ブロック51cで上書きした。これに対し、記録制御部16は、保護記録エリア51bに記録された単位記録ブロック51cに対する上書きなどによる消去を、予め定められた条件が満たされるまで禁止する。予め定められた条件は、例えば、図示しないボタンへの操作などが行われること、及び、記録から1か月などの一定期間が経過したことなどを含む。これにより、特定のイベントの発生が検出された場合に保護記録エリア51bに記録されるイベント記録情報の記録期間は、特定のイベントの発生が検出されなかった場合に常時記録エリア51aに記録されるイベント記録情報の記録期間よりも長くなる。
なお、ファイル構成、常時記録エリア51a及び保護記録エリア51bの記録可能時間、単位記録ブロック51cの容量、フォルダの役割は、上記に限ったものではなく、例えば記録可能時間や容量は上記より小さくてもよいし、大きくてもよい。
記録装置51は、例えば、車両に設けられてもよいし、車両外部に設けられてもよい。具体的には、常時記録エリア51a及び保護記録エリア51bの両方が、車両に設けられてもよいし、車両外部に設けられてもよいし、常時記録エリア51a及び保護記録エリア51bの一方が車両に設けられて他方が車両外部に設けられてもよい。
また、上記の例では、常時記録エリア51aと保護記録エリア51bとが分離されていたが、これらは分離されていなくてもよい。例えば、常時記録エリア51a内に保護記録エリア51bが規定されてもよい。具体的には、イベント検出部15が特定のイベントの発生を検出した場合、記録制御部16は、常時記録エリア51aで記録された単位記録ブロック51cのうち、特定のイベントの発生時の単位記録ブロック51cに、保護記録エリアフラグを付与する。そして、記録制御部16は、保護記録エリアフラグが付与された単位記録ブロック51cを一定周期の記録から除外する。このような構成では、保護記録エリアフラグが付与された単位記録ブロック51cは、保護記録エリア51bに記録された単位記録ブロック51cと実質的に同じとなるため、常時記録エリア51a内に保護記録エリア51bが実質的に規定されることになる。
<動作>
図6は、本実施の形態2に係る記録制御装置1の動作を示すフローチャートである。図6の動作は、例えば、車両のエンジンなどの駆動源の始動などによって記録制御装置1及び記録装置51の電源がオンになった場合に開始される。
ステップS1にて、車外映像取得部11は車外映像信号を取得する。ステップS2にて、運転者状態取得部12は運転者状態信号を取得する。ステップS3にて、第1音声取得部13は第1音声信号を取得する。ステップS4にて、第2音声取得部14は第2音声信号を取得する。なお、ステップS1~ステップS4の動作の順序は適宜変更されてもよい。
ステップS5にて、記録制御部16は、ステップS1~ステップS4の動作によって得られたイベント記録情報を、常時記録エリア51aに記録する。
ステップS6にて、記録制御部16は、イベント検出部15で特定のイベントの発生が検出されたか否かを判定する。特定のイベントの発生が検出されたと判定された場合には処理がステップS7に進み、特定のイベントの発生が検出されなかったと判定された場合には処理がステップS1に戻る。なお、車両の事故などの特定のイベントが発生した場合でもステップS6以降の動作を行うことができるように、そのような場合に電力を供給可能な非常用の電源及びキャパシタが、記録制御装置1に設けられてもよい。
ステップS7にて、記録制御部16は、特定のイベントの発生時を含む予め定められた期間内のイベント記録情報を保護記録エリア51bに記録する。
ステップS8にて、記録制御部16は、車両における運転が終了したか否かを判定する。運転が終了したと判定された場合には図6の動作が終了し、運転が終了したと判定されなかった場合には処理がステップS1に戻る。
<実施の形態2のまとめ>
以上のような本実施の形態2に係る記録制御装置1によれば、特定のイベントの発生が検出された場合に、特定のイベントの発生時を含む予め定められた期間内のイベント記録情報が記録装置51に記録される。このため、実施の形態1と同様にイベント後に適切な解析を行うための信号を記録することができる。
また本実施の形態2では、特定のイベントの発生が検出された場合に保護記録エリア51bに記録されるイベント記録情報の記録期間は、特定のイベントの発生が検出されなかった場合に常時記録エリア51aに記録されるイベント記録情報の記録期間よりも長い。このため、このため、イベント後に適切な解析を行うための信号が消去されることをなるべく抑制することができる。
<実施の形態2の変形例1>
実施の形態2では、音声取得装置はマイクロホンアレイ53であったがこれに限ったものではない。実施の形態1で説明したように、音声取得装置は、内部機構により音声の取得に指向性を有し、当該指向性が運転者に設計された1つの指向性マイクロホンであってもよい。このような構成によれば、音声取得装置がマイクロホンアレイ53である構成よりも、運転者側の音声の精度は低くなるが、コストを低減することができる。
<実施の形態2の変形例2>
実施の形態2では、運転者状態取得部12で取得される運転者状態は、ドライバセンシング装置52で検出された運転者の生理状態及び心理状態を含んだが、これに限ったものではない。
例えば、運転者状態取得部12で取得される運転者状態は、運転者の身体の外観状態(物理的状態)を含んでもよい。運転者の身体の外観状態は、例えば、運転者の口の開閉状態、運転者の脇見状態、運転者の視線、運転者の目の開閉状態、及び、運転者の体の傾斜状態などを含む。この場合、ドライバセンシング装置52は、例えば、画像処理装置、超音波センサ、及び、圧力センサなどを含む。なお、ドライバセンシング装置52は、運転者の口の開閉に基づいて運転者からの音声の有無を判定してもよいし、運転者の口の開閉にリップリーディングを行うことにより運転者が発した言葉を検出してもよい。
また例えば、運転者状態取得部12で取得される運転者状態は、運転者を撮影した画像を含んでもよい。この場合、ドライバセンシング装置52は、例えば、画像撮影装置などを含む。
また例えば、運転者状態取得部12で取得される運転者状態は、運転者の生理状態、運転者の心理状態、運転者の身体の外観状態、及び、運転者を撮影した画像の少なくとも1つ以上を含んでもよい。
<実施の形態2の変形例3>
実施の形態2では、図5に示したように、単位記録ブロック51cでは、運転者状態信号は、車外映像信号、第1音声信号、及び、第2音声信号と別の記録エリアに記録されたがこれに限ったものではない。例えば、運転者状態信号は、電子透かしのように暗号的に車外映像信号に含められて記録装置51に記録されることにより、車外映像信号と同じ記録エリアに記録されてもよい。この場合、車外映像信号、第1音声信号、及び、第2音声信号は、通常の映像再生アプリケーションや通常の映像再生装置で簡単に確認することができ、運転者状態信号は、専用の映像再生アプリケーションや専用の映像再生装置で解析することができる。
なお、車外映像信号などの映像記録方式は、例えば、AVCHD(登録商標)、MPEG2、MPEG4、MP4、JPEG2000、及び、AVIなどの一般的な方式が好ましいが、これらに限ったものではない。
また、運転者状態信号が車外映像信号に含められて記録装置51に記録される本変形例3の構成において、運転者状態信号は映像信号として記録装置51に記録されてもよい。例えば、運転者状態信号で表される運転者状態の数値が、時間をパラメータとしてグラフとして表示できるように、つまりオシロスコープの電圧波形表示のような表示ができるように、映像信号として記録されてもよい。この際、車外映像信号の表示領域が運転者状態信号の表示領域よりも大きくなるように、例えば、車外映像信号が表示領域の9割を占め、運転者状態信号が当該表示領域の1割を占めるようにしてもよい。
<実施の形態2の変形例4>
イベント検出部15は、第2音声取得部14で取得された第2音声信号に基づいて、特定のイベントの発生を検出してもよい。例えば、イベント検出部15は、第2音声信号を解析することによって運転者の音声を認識し、当該運転者の音声が、恐怖を示す音声、記録開始を命令する音声、及び、車外状況を実況する音声の少なくともいずれか1つであるかを判定してもよい。そして、運転者の音声が上記少なくともいずれか1つであると判定された場合に、イベント検出部15で特定のイベントの発生が検出されたと判定してもよい。
また、運転者状態信号で表される運転者状態が、運転者の画像を含む場合には、イベント検出部15は、当該画像に基づいて、特定のイベントの発生を検出してもよい。例えば、運転者の画像の解析によって、当該運転者の表情が恐怖を示す表情であると判定された場合に、イベント検出部15で特定のイベントの発生が検出されたと判定してもよい。
<実施の形態2の変形例5>
実施の形態2では、第1音声取得部13は、マイクロホンアレイ53とは別のマイクロホンから第1音声信号を取得したが、これに限ったものではない。図7に示すように、例えば、第1音声取得部13は、マイクロホンアレイ53の複数のマイクロホンのいずれか1つ(図7ではマイクロホン53a3)で取得された車両内及び車両外の少なくともいずれか一方の音声を、第1音声信号として取得してもよい。このような構成によれば、マイクロホンの個数を低減することができる。
<実施の形態3>
図8は、本実施の形態3に係る記録制御装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態3に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じまたは類似する参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図8の記録制御装置1は、記録装置51、ドライバセンシング装置52及びマイクロホンアレイ53と無線または有線によって通信可能に接続されているだけでなく、オーディオ装置54と無線または有線によって通信可能に接続されている。
オーディオ装置54は、音楽の音声を生成するためのオーディオ信号に基づいて音楽の音声を生成し、車両の音声出力部であるスピーカ54aから音楽の音声を出力する。オーディオ装置54は、例えば、再生用の音楽データなどのオーディオ信号から音楽の音声を再生する再生装置、及び、音声信号を増幅するアンプなどを含む。
第2音声取得部14は、スピーカ54aから出力される音楽の音声を生成するためのオーディオ信号に基づいて、第2音声信号から音楽の音声に対応する音楽音声信号を低減し、好ましくは削除する。
図9は、本実施の形態3に係る第2音声取得部14及びその周辺の構成を示すブロック図である。M(t)はスピーカ54aから車両内に発せられる音楽の音声である。処理フィルタ53bでビームフォーミング処理が行われると、発話音声S0(t)に近い音声の音声信号SS(t)と、音楽の音声M(t)に対応する音楽音声信号MM(t)とが混在する混在音声が生成される。
第2音声取得部14は、処理フィルタ53bからの混在音声を第2音声信号として暫定的に取得する。また、第2音声取得部14には、音楽の音声M(t)を生成するためのオーディオ信号Mo(t)が入力される。
本実施の形態3に係る第2音声取得部14は適応フィルタ14aを含む。適応フィルタ14aは、オーディオ信号Mo(t)に基づいて、暫定的に取得した第2音声信号から音楽音声信号MM(t)を低減するミュージックキャンセリング処理を行うことによって、第2音声信号SSS(t)を生成する。なお、オーディオ信号Mo(t)と、暫定的に取得した第2音声信号に含まれる音楽音声信号MM(t)との相関性は高いので、適応フィルタ14aで生成される第2音声信号SSS(t)は、発話音声S0(t)のみの音声信号に近い音声信号となる。
<実施の形態3のまとめ>
以上のような本実施の形態3に係る記録制御装置1によれば、第2音声信号から音楽音声信号が低減されるので、音楽の音声が大きくても、運転者側の音声の精度が高い第2音声信号を記録することができる。
<実施の形態4>
図10は、本実施の形態4に係る記録制御装置1の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態4に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じまたは類似する参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
ドライバセンシング装置52は、運転者の画像を撮影し、当該画像に基づいて運転者の口の位置を検出する。この場合、ドライバセンシング装置52は、例えば、画像認識などの画像処理を用いて口の位置を検出してもよいし、超音波センサなどを用いて口の位置を検出してもよい。
実施の形態2では、運転者の口の位置は一定の位置であると想定して、マイクロホンアレイ53はフィルタ処理(ビームフォーミング処理)を行った。これに対して本実施の形態4では、マイクロホンアレイ53は、運転者の口の位置に基づいてフィルタ処理(ビームフォーミング処理)のパラメータを調整することにより、音声の取得の指向性が口の位置に対応するように音声の取得の指向性を制御する。このような構成によれば、発話音声S0(t)などの運転者側の音声が複数のマイクロホン53a1~53a5のそれぞれに到達する時刻差(位相差)の予測精度、ひいては伝達特性の予測精度を高めることができる。このため、運転者側の音声の精度をさらに高めることができる。
<実施の形態4のまとめ>
以上のような本実施の形態4に係る記録制御装置1によれば、運転者の口の位置に基づいてマイクロホンアレイ53の指向性が制御される。このような構成によれば、比較的容易な処理で運転者側の音声の精度がさらに高められた第2音声信号を記録することができる。
<実施の形態5>
本実施の形態5に係る記録制御装置1のブロック構成は、実施の形態2に係る記録制御装置1のブロック構成(図2)と同じである。以下、本実施の形態5に係る構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じまたは類似する参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
本実施の形態2では、図5に示すように第1音声信号は、ステレオ形式のLチャンネル音声として記録され、第2音声信号は、ステレオ形式のRチャンネル音声として記録された。これら音声を図示しない再生装置で音声再生すると、Lチャンネルからの車両内及び車両外の少なくともいずれか一方の音声と、Rチャンネルからの運転者側の音声とが同時に再生される。しかしながら、これら音声には異なる音声源からの音声が含まれることが想定されるため、聞きづらい音声が再生されることになる。
そこで本実施の形態5では、図11に示すように、第1音声信号及び第2音声信号のいずれもステレオ音声信号であり、第1音声信号及び第2音声信号の一方は主音声として記録され、第1音声信号及び第2音声信号の他方は副音声として記録される。図11では、第1音声信号はLチャンネル及びRチャンネルの主音声として記録され、第2音声信号はLチャンネル及びRチャンネルの副音声として記録されているが、これに限ったものではない。例えば、第2音声信号がLチャンネル及びRチャンネルの主音声として記録され、第1音声信号がLチャンネル及びRチャンネルの副音声として記録されてもよい。
なお、ステレオ形式の第1音声信号を記録するために、第1音声取得部13はステレオマイクロホンを用いて第1音声信号を取得してもよい。同様に、ステレオ形式の第2音声信号を記録するために、第2音声取得部14はステレオマイクロホンを用いて第2音声信号を取得してもよい。
<実施の形態5のまとめ>
以上のような本実施の形態5に係る記録制御装置1によれば、第1音声信号及び第2音声信号の一方は主音声として記録され、第1音声信号及び第2音声信号の他方は副音声として記録される。このような構成によれば、音声再生時に主音声及び副音声を切り替えることによって、第1音声信号の音声及び第2音声信号の音声を切り替えて再生することができる。また、音声再生時に主音声及び副音声の同時再生することによって、第1音声信号の音声と第2音声信号の音声との比較を容易に行うことができる。
<実施の形態5の変形例1>
記録制御部16は、イベント記録情報を、映像再生アプリケーションやテレビなどの映像再生装置で直接再生可能なフォーマットで記録装置51に記録してもよい。このような構成によれば、記録装置51をテレビなどの映像再生装置に接続したり挿入したりするだけで、主音声及び副音声の切り替えと映像再生とが可能になる。なお、運転者状態信号が車外映像信号に含められて記録装置51に記録される構成では、イベント記録情報を映像信号と音声信号とからのみ構成することができるので、記録装置51の使い勝手を高めることができる。
<実施の形態5の変形例2>
以上の説明では、記録制御装置1及び記録装置51は、イベント記録情報を再生する再生機能を有していなかったが、当該再生機能を有していてもよい。このような構成によれば、専用の再生装置を記録制御装置1などに接続しなくても、イベント記録情報を再生することができる。
<その他の変形例>
上述した図1の車外映像取得部11、運転者状態取得部12、第1音声取得部13、第2音声取得部14、イベント検出部15、及び、記録制御部16を、以下「車外映像取得部11」と記す。車外映像取得部11等は、図12に示す処理回路81により実現される。すなわち、処理回路81は、車両周辺の映像を車外映像信号として取得する車外映像取得部11と、車両の運転者の状態である運転者状態を運転者状態信号として取得する運転者状態取得部12と、車両内及び車両外の少なくともいずれか一方の音声を第1音声信号として取得する第1音声取得部13と、音声の取得に指向性を有する音声取得装置を用いて、第1音声信号よりも運転者側の音声の精度が高い音声を第2音声信号として取得する第2音声取得部14と、車両での特定のイベントの発生を検出するイベント検出部15と、イベント検出部15で特定のイベントの発生が検出された場合に、特定のイベントの発生時を含む予め定められた期間内の、車外映像信号と、運転者状態信号と、第1音声信号と、第2音声信号とを、イベント記録情報として記録装置51に記録する制御を行う記録制御部16と、を備える。処理回路81には、専用のハードウェアが適用されてもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサが適用されてもよい。プロセッサには、例えば、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)などが該当する。
処理回路81が専用のハードウェアである場合、処理回路81は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。車外映像取得部11等の各部の機能それぞれは、処理回路を分散させた回路で実現されてもよいし、各部の機能をまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
処理回路81がプロセッサである場合、車外映像取得部11等の機能は、ソフトウェア等との組み合わせにより実現される。なお、ソフトウェア等には、例えば、ソフトウェア、ファームウェア、または、ソフトウェア及びファームウェアが該当する。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリに格納される。図13に示すように、処理回路81に適用されるプロセッサ82は、メモリ83に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、記録制御装置1は、処理回路81により実行されるときに、車両周辺の映像を車外映像信号として取得するステップと、車両の運転者の状態である運転者状態を運転者状態信号として取得するステップと、車両内及び車両外の少なくともいずれか一方の音声を第1音声信号として取得するステップと、音声の取得に指向性を有する音声取得装置を用いて、第1音声信号よりも運転者側の音声の精度が高い音声を第2音声信号として取得するステップと、車両での特定のイベントの発生を検出するステップと、特定のイベントの発生が検出された場合に、特定のイベントの発生時を含む予め定められた期間内の、車外映像信号と、運転者状態信号と、第1音声信号と、第2音声信号とを、イベント記録情報として記録装置51に記録する制御を行うステップと、が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ83を備える。換言すれば、このプログラムは、車外映像取得部11等の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ83は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、そのドライブ装置等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
以上、車外映像取得部11等の各機能が、ハードウェア及びソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、車外映像取得部11等の一部を専用のハードウェアで実現し、別の一部をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。例えば、車外映像取得部11、運転者状態取得部12、第1音声取得部13、第2音声取得部14、及び、イベント検出部15については専用のハードウェアとしての処理回路81、インターフェース及びレシーバなどでその機能を実現し、それ以外についてはプロセッサ82としての処理回路81がメモリ83に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
以上のように、処理回路81は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
また、以上で説明した記録制御装置1は、DMS(Driver Monitoring System)などの車両装置と、携帯電話、スマートフォン及びタブレットなどの携帯端末を含む通信端末と、車両装置及び通信端末の少なくとも1つにインストールされるアプリケーションの機能と、サーバとを適宜に組み合わせてシステムとして構築される記録制御システムにも適用することができる。この場合、以上で説明した記録制御装置1の各機能あるいは各構成要素は、前記システムを構築する各機器に分散して配置されてもよいし、いずれかの機器に集中して配置されてもよい。
図14は、本変形例に係るサーバ91の構成を示すブロック図である。図14のサーバ91は、通信部91aと制御部91bとを備えており、車両92のDMS装置などの車両装置93と無線通信を行うことが可能となっている。
車外映像取得部11、運転者状態取得部12、第1音声取得部13、及び、第2音声取得部14に対応する車両装置93は、車外映像信号、運転者状態信号、第1音声信号、及び、第2音声信号を取得し、かつ、特定のイベントに関するイベント関連情報を取得する。
通信部91aは、車両装置93と無線通信を行うことにより、車両装置93で取得されたイベント関連情報を受信する。
制御部91bは、サーバ91の図示しないプロセッサなどが、サーバ91の図示しないメモリに記憶されたプログラムを実行することにより、図1のイベント検出部15及び記録制御部16と同様の機能を有している。つまり、制御部91bは、イベント関連情報に基づいて車両での特定のイベントの発生を検出する。そして、制御部91bは、特定のイベントの発生が検出された場合に、特定のイベントの発生時を含む予め定められた期間内の、車外映像信号と、運転者状態信号と、第1音声信号と、第2音声信号とを、イベント記録情報として記録装置51に記録する制御を行うための制御信号を生成する。そして、通信部91aは、制御部91bで生成された制御信号を車両装置93に送信する。このように構成されたサーバ91によれば、実施の形態1で説明した記録制御装置1と同様の効果を得ることができる。
図15は、本変形例に係る通信端末96の構成を示すブロック図である。図15の通信端末96は、通信部91aと同様の通信部96aと、制御部91bと同様の制御部96bとを備えており、車両97の車両装置98と無線通信を行うことが可能となっている。なお、通信端末96には、例えば車両97の運転者が携帯する携帯電話、スマートフォン、及びタブレットなどの携帯端末が適用される。このように構成された通信端末96によれば、実施の形態1で説明した記録制御装置1と同様の効果を得ることができる。
なお、各実施の形態及び各変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態及び各変形例を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
上記した説明は、すべての局面において、例示であって、限定的なものではない。例示されていない無数の変形例が、想定され得るものと解される。
1 記録制御装置、11 車外映像取得部、12 運転者状態取得部、13 第1音声取得部、14 第2音声取得部、15 イベント検出部、16 記録制御部、51 記録装置、53 マイクロホンアレイ、53a マイクロホン。

Claims (10)

  1. 記録装置の記録を制御する記録制御装置であって、
    車両周辺の映像を車外映像信号として取得する車外映像取得部と、
    前記車両の運転者の状態である運転者状態を運転者状態信号として取得する運転者状態取得部と、
    前記車両内及び前記車両外の少なくともいずれか一方の音声を第1音声信号として取得する第1音声取得部と、
    音声の取得に指向性を有する音声取得装置を用いて、前記第1音声信号よりも前記運転者側の音声の精度が高い音声を第2音声信号として取得する第2音声取得部と、
    前記車両での特定のイベントの発生を検出するイベント検出部と、
    前記イベント検出部で前記特定のイベントの発生が検出された場合に、前記特定のイベントの発生時を含む予め定められた期間内の、前記車外映像信号と、前記運転者状態信号と、前記第1音声信号と、前記第2音声信号とを、イベント記録情報として前記記録装置に記録する制御を行う記録制御部と
    を備え、
    前記運転者状態信号は、電子透かしによって前記車外映像信号に含められて前記記録装置に記録される、記録制御装置。
  2. 請求項1に記載の記録制御装置であって、
    前記運転者状態は、前記運転者の生理状態及び心理状態の少なくともいずれか1つを含む、記録制御装置。
  3. 請求項1に記載の記録制御装置であって、
    前記運転者状態は、前記運転者の身体の外観状態を含む、記録制御装置。
  4. 請求項1に記載の記録制御装置であって、
    前記運転者状態は、前記運転者を撮影した画像を含む、記録制御装置。
  5. 請求項1に記載の記録制御装置であって、
    前記音声取得装置は、前記運転者の口の位置に基づいて前記指向性を制御するマイクロホンアレイを含む、記録制御装置。
  6. 請求項1に記載の記録制御装置であって、
    前記運転者状態信号は映像信号として、前記運転者状態の数値が、時間をパラメータとするグラフで表示される態様で前記記録装置に記録される、記録制御装置。
  7. 請求項1に記載の記録制御装置であって、
    前記イベント検出部は、
    前記第2音声取得部で取得された前記第2音声信号に基づいて、前記特定のイベントの発生を検出する、記録制御装置。
  8. 請求項1に記載の記録制御装置であって、
    前記音声取得装置は、複数のマイクロホンを有するマイクロホンアレイを含み、
    前記第1音声取得部は、
    前記複数のマイクロホンのいずれか1つで取得された前記車両内及び前記車両外の少なくともいずれか一方の音声を、前記第1音声信号として取得する、記録制御装置。
  9. 請求項1に記載の記録制御装置であって、
    前記イベント検出部で前記特定のイベントの発生が検出された場合に前記記録装置に記録される前記イベント記録情報の記録期間は、前記イベント検出部で前記特定のイベントの発生が検出されなかった場合に前記記録装置に記録される前記イベント記録情報の記録期間よりも長い、記録制御装置。
  10. 記録装置の記録を制御する記録制御方法であって、
    車外映像取得部が、車両周辺の映像を車外映像信号として取得し、
    運転者状態取得部が、前記車両の運転者の状態である運転者状態を運転者状態信号として取得し、
    第1音声取得部が、前記車両内及び前記車両外の少なくともいずれか一方の音声を第1音声信号として取得し、
    第2音声取得部が、音声の取得に指向性を有する音声取得装置を用いて、前記第1音声信号よりも前記運転者側の音声の精度が高い音声を第2音声信号として取得し、
    イベント検出部が、前記車両での特定のイベントの発生を検出し、
    記録制御部が、前記特定のイベントの発生が検出された場合に、前記特定のイベントの発生時を含む予め定められた期間内の、前記車外映像信号と、前記運転者状態信号と、前記第1音声信号と、前記第2音声信号とを、イベント記録情報として前記記録装置に記録する制御を行い、
    前記運転者状態信号は、電子透かしによって前記車外映像信号に含められて前記記録装置に記録される、記録制御方法。
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