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JP7277155B2 - 便座装置 - Google Patents
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JP7277155B2 - 便座装置 - Google Patents

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Description

本発明は、便座装置に関するものである。
従来から、便蓋や便座が機能部に設けられた開閉機構により回動(開閉)可能に設けられた便座装置が知られている(例えば下記の特許文献1参照)。
下記の特許文献1では、機能部の開閉機構にヒンジピンが設けられ、便蓋に機能部側(便座装置の幅方向の内側)に向かって突出する基端部が設けられ、基端部内にはヒンジピンを保持して連動するヒンジピン保持部が設けられた便座装置が提案されている。
特開2010-167135号公報
しかしながら、上記の特許文献1の便座装置では、便蓋に設けられた基端部はヒンジピンを保持するように機能部側に向かって突出しているため、機能部内のスペースが狭くなり、機能部内の各種装置に配置位置の制約が生じてしまうという問題点がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、機能部の領域を広く確保することができる便座装置を提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る便座装置は、便器の後部上方に設置される機能部と、前記便器の前部上方に設置される便座と、該便座の上方に配置される便蓋と、該便蓋が前記便座を覆う閉姿勢から起立した開姿勢まで、左右方向を軸線方向として該軸線回りに、前記便蓋を回動させる回動機構と、を備え、該回動機構は、前記便蓋に設けられ、前記機能部側に突出するとともに、金属材料で形成された左右両側の係合部と、前記機能部に設けられ、前記係合部と係合して、前記便蓋を回動させる左右両側の回動部材と、を有し、前記左右両側の回動部材には、前記軸線方向と直交する方向に開口し、前記係合部が前記直交する方向から通過可能とされた開口部が形成されていることを特徴とする。
また、本発明に係る便座装置は、便器の後部上方に設置される機能部と、前記便器の前部上方に設置される便座と、該便座の上方に配置される便蓋と、該便蓋が前記便座を覆う閉姿勢から起立した開姿勢まで、左右方向を軸線方向として該軸線回りに、前記便蓋を回動させる回動機構と、を備え、該回動機構は、前記便蓋に設けられ、前記機能部側に突出するとともに、金属材料で形成された係合部と、前記機能部に設けられ、前記係合部と係合して、前記便蓋を回動させる回動部材と、を有し、前記便蓋の閉状態での下面に沿って、金属製の補強部が設けられ、前記係合部は、前記補強部に設けられていることを特徴とする。
このように構成された便座装置では、便蓋を回動させる回動部材は、便蓋の係合部に係合している。係合部は金属製であり強度があるため、例えば係合部が樹脂製等に比べて大きさを小さくすることができる。よって、便蓋から機能部側に突出する係合部の突出量を小さくすることができるため、機能部の領域を大きく確保することができる。
また、本発明に係る便座装置では、前記回動部材は、前記係合部に係合され、前記軸線回りに回動可能であるとともに、金属材料で形成された回動部を有することが好ましい。
このように構成された便座装置では、軸線回りに回動可能な回動部は、便蓋の係合部に係合されている。回動部と係合部とが係合しつつ回動する際に負荷が生じても、回動部及び係合部はともに金属材料で形成されているため、回動部及び係合部は損傷することがない。また、金属製の回動部は強度があり、回動部の大きさを小さくすることができるため、機能部内に各種装置等の部材の配置する際に制限が少ない。
また、本発明に係る便座装置は、前記回動部材には、前記軸線方向と直交する方向に開口し、前記係合部が通過可能とされた開口部が形成されていてもよい。
このように構成された便座装置では、回動部材には軸線方向と直交する方向に開口する開口部が形成され、開口部には便蓋の係合部が通過可能とされている。よって、開口部に係合部を通過させて、便蓋を取り付け及び取り外しすることができる。
また、本発明に係る便座装置は、便器の後部上方に設置される機能部と、前記便器の前部上方に設置される便座と、該便座の上方に配置される便蓋と、該便蓋が前記便座を覆う閉姿勢から起立した開姿勢まで、左右方向を軸線方向として該軸線回りに、前記便蓋を回動させる回動機構と、を備え、該回動機構は、前記便蓋に設けられ、前記機能部側に突出するとともに、金属材料で形成された係合部と、前記機能部に設けられ、前記係合部と係合して、前記便蓋を回動させる回動部材と、を有し、前記係合部には、前記軸線方向の一方側に凹む凹部が形成され、前記回動部材は、前記軸線方向の一方側に付勢されるとともに前記凹部に係合されるボールプランジャーのボール部を有していてもよい。
このように構成された便座装置では、係合部に形成された凹部にボール部を係合させるボールプランジャーにより、便蓋を回動部材に確実に係合させることができる。
また、本発明に係る便座装置は、便器の後部上方に設置される機能部と、前記便器の前部上方に設置される便座と、該便座の上方に配置される便蓋と、該便蓋が前記便座を覆う閉姿勢から起立した開姿勢まで、左右方向を軸線方向として該軸線回りに、前記便蓋を回動させる回動機構と、を備え、該回動機構は、前記便蓋に設けられ、前記機能部側に突出するとともに、金属材料で形成された係合部と、前記機能部に設けられ、前記係合部と係合して、前記便蓋を回動させる回動部材と、を有し、前記便蓋には、前記閉姿勢で、前記便座の上方に配置される蓋本体と、該蓋本体の幅方向の両端部から前記閉姿勢における下方に延びる側壁部と、を備え、前記蓋本体における前記閉姿勢での下面及び前記側壁部の内面には、金属製の補強部が設けられていてもよい。
このように構成された便座装置では、蓋本体における閉姿勢での下面及び側壁部の内面には、金属製の補強部が設けられている。よって、外力による便蓋の変形を抑制することができる。
本発明に係る便座装置によれば、機能部の領域を広く確保することができる。
本発明の一実施形態に係る便座装置を備えた便器装置を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る便座装置の便蓋を上下反転させた斜視図である。 本発明の一実施形態に係る便座装置の回動部材(便蓋の閉位置)を示す図である。 本発明の一実施形態に係る便座装置の回動機構を示す断面図であり、左右方向及び上下方向に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係る便座装置の回動機構を示す断面図であり、左右方向及び上下方向に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係る便座装置の回動部材(便蓋の開位置)を示す図である。
本発明の一実施形態に係る便座装置を備えた便器装置について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る便座装置を備えた便器装置を示す斜視図である。
図1に示すように、便器装置100は、下方に凹む開口部(不図示。以下同じ。)が設けられた便器11と、便器11に設置された便座装置12と、を備えている。
なお、下記の説明において、利用者が便座装置12の便座3に着座した状態で前方を向く方向を「前方」とし、反対側を「後方」とし、これらを結ぶ方向を前後方向とする。また、便座3に着座した利用者から見て左側を「左側」とし、右側を「右側」とし、これらを結ぶ方向を左右方向(または幅方向)とする。
便座装置12は、便器11の後部上方に設置された本体部1と、本体部1に開閉(回動)可能に設けられた便座3及び便蓋4と、便蓋4を回動させる便蓋回動機構(回動機構)6(図4参照。以下同じ。)と、を備えている。
本体部1は、各種機能を有する機能部10と、機能部10を収容するカバー20と、を有している。
機能部10は、便器11の後部に設置されている。機能部10は、便器11の上部に設けられたベース部(不図示)上等に配置されている。
機能部10とは、便蓋4を回動させる後述する便蓋回動ユニット60(図4参照。以下同じ。)及び便蓋回動部材70(図4参照。以下同じ。)と、便座3を回動させるための不図示の便座回動ユニット、局部洗浄装置、脱臭装置などの各種機能装置および各種機能部品、これらの各種機能装置および各種機能部品を制御する制御部、これらの各種機能装置および各種機能部品に電源を供給する電源部などを示している。
カバー20は、機能部10を覆う上部カバー21と、便器11の後方に配置された下部カバー29と、を有している。
上部カバー21は、機能部10の上方に配置された上面パネル部22と、機能部10の左右両側方に配置された側面パネル部23と、機能部10の後方に配置された後面パネル部24と、を有している。
便座3は、便器11の前部上方に設置されている。便座3は、便座回動ユニットより、回動自在とされている。便座3は便器11の上部に沿う着座姿勢から、着座姿勢での前部側を上方に向けた起立姿勢まで回動自在とされている。
便蓋4は、後述する便蓋回動機構6により回動自在とされている。便蓋4は、便座3を覆う閉姿勢から、閉姿勢での前部側を上方に向けた開姿勢まで回動自在とされている。
図2は、便蓋4を上下反転させた斜視図である。
図1及び図2に示すように、便蓋4は、閉姿勢で、便座3(図1参照。以下同じ。)の上方に配置される蓋本体41と、蓋本体41の外縁から下方に延びる周壁部42と、を有している。蓋本体41及び周壁部42は、一体として形成されている。本実施形態では、便蓋4は、樹脂製である。
なお、便蓋4及び便蓋4に設けられた後述する補強板5に関する説明において、前後方向及び上下方向等は、便蓋4が閉姿勢にある場合を基準として述べることとする。
蓋本体41は、板状に形成されている。蓋本体41は、板厚方向を上下方向に向けて配置されている。蓋本体41の下部には、閉姿勢で便座3に当接可能な下向き凸部41aが複数設けられている。
周壁部42は、蓋本体41の前部から下方に延びる前壁部43と、蓋本体41の左右両端部からそれぞれ下方に延びている側壁部44とを有している。前壁部43及び側壁部44は、一体として形成されている。
一対の側壁部44は、左右方向に対向配置されている。側壁部44は、板状に形成されている。側壁部44は、板厚方向を左右方向に向けて配置されている。
側壁部44には、後方に向かって突出する腕部44aが設けられている。腕部44aは、蓋本体41の後端部よりも後方に突出している。
蓋本体41及び側壁部44の後部には、補強板(補強部)5が設けられている。補強板5は、金属材料で形成されている。補強板5は、補強本体部51と、補強側壁部52と、を有している。
補強本体部51は、蓋本体41の下面41dに沿って配置されている。補強本体部51は、板状に形成されている。補強本体は、板厚方向を上下方向に向けて配置されている。
補強側壁部52は、補強本体部51の左右両端部からそれぞれ下方に延びている。補強側壁部52は、各側壁部44における対向する側壁部44側を向く内面(幅方向の内側を向く面)44iに沿って配置される。補強側壁部52は、板状に形成されている。補強側壁部52は、板厚方向を左右方向に向けて配置されている。
図3は、便蓋回動部材70を示す図であり、右側方から見た図である。図4は、便蓋回動機構6を示す断面図であり、左右方向及び上下方向に沿う断面図である。なお、図3及び図4において、便蓋4が閉姿勢にある場合を示している。図3では、便蓋4及び補強板5の図示を省略している。図4では、便蓋4及び上部カバー21の図示を省略している。
図4に示すように、便蓋回動機構6は、便蓋回動ユニット60と、便蓋回動部材(回動部材)70と、係合部56と、を備えている。
便蓋回動ユニット60は、機能部10の一部であり、他の機能部10と同様にカバー20(図1参照。以下同じ。)内に配置されている。本実施形態では、便蓋回動ユニット60は、機能部10の右側に配置されている。
便蓋回動ユニット60は、駆動モータ(不図示。以下同じ。)の駆動力に基づいて駆動軸部61を左右方向を軸線方向として軸線回りに回動駆動する駆動機構である。駆動軸部61は、駆動モータから右側(幅方向の外側)に延びている。
図5は、便蓋回動機構6を示す断面図であり、ボール部を通る断面図であり、左右方向及び上下方向に沿う断面図である。なお、図5において、便蓋4が閉姿勢にある場合を示していて、便蓋4及び上部カバー21の図示を省略している。
図4及び図5に示すように、駆動軸部61は、便蓋回動部材70に嵌合されている。
便蓋回動部材70は、ケース部700と、第一回動体710と、第二回動体(回動部)720と、ボール軸(ボール部)730(図5参照。以下同じ。)と、を有している。本実施形態では、ケース部700は、樹脂材料で形成されている。第一回動体710、第二回動体720及びボール軸730は、金属材料で形成されている。
便蓋回動部材70は、機能部10の一部であり、他の機能部10と同様にカバー20内に配置されている。本実施形態では、便蓋回動部材70は、機能部10の右側に配置されている。
ケース部700は、左右方向を軸線方向として略円筒状に形成されている。図3に示すように、ケース部700の右端部には、周方向に切り欠かれた切り欠き部701が形成されている。便蓋4の閉姿勢で、切り欠き部701は、ケース部700の前部に配置されている。
ケース部700の右端部には、右側方から見て円弧状をなすケース部700の内側に向かってのびる係止壁部702が複数設けられている。便蓋4の閉姿勢で、係止壁部702は上部に1箇所、下部に2箇所に配置されている。
図4及び図5に示すように、第一回動体710には、ケース部700の内部に嵌合されている。第一回動体710は、ケース部700の内部において左側に配置されている。
第一回動体710は、左右方向を軸線方向とする略円柱状に形成されている。第一回動体710の外周形状は、ケース部700の内周形状よりも僅かに小さい。
図4に示すように、第一回動体710の左端面には、右側に凹む軸嵌合凹部711が形成されている。軸嵌合凹部711は、左側方から見て円形状をなす第一回動体710の中心に形成されている。軸嵌合凹部711に、便蓋回動ユニット60の駆動軸部61が嵌合されている。
図5に示すように、第一回動体710の右端部には、外周面から内側に向かって凹む係止凹部714が形成されている。係止凹部714には、ケース部700の係止壁部702が係止されている。
第一回動体710には、左右方向に貫通するボール軸孔712及び螺子孔(不図示。以下同じ。)が形成されている。
図4及び図5に示すように、第二回動体720は、ケース部700の内部に嵌合されている。第二回動体720は、ケース部700の内部で第一回動体710の右側方に配置されている。
第二回動体720は、左右方向を軸線方向とする略円柱状に形成されている。第二回動体720の外周形状は、ケース部700の内周形状よりも僅かに小さい。
図3に示すように、第二回動体720には、左右方向に貫通するスリット721が形成されている。右側方から見て、スリット721は略直線状をなしている。便蓋4の閉姿勢で、スリット721は、前方に向かうにしたがって次第に下方に向かうように延びている。
直線状をなすスリット721の一端部(便蓋4の閉姿勢で前端部)には、スリット幅が広くなった幅広部722が形成されている。
図4に示すように、便蓋4の閉姿勢で、第二回動体720の前端部には、後方に向かって凹む挿入部723が形成されている。便蓋4の閉姿勢で、挿入部723の前部には、前方(左右方向と直交する方向)に向かって開口する開口部724(図3参照。以下同じ。)が形成されている。
挿入部723は、第二回動体720の左端面まで到達するとともに、スリット721と連通するように形成されている。
図3に示すように、第二回動体720の外周面には、右側方から見て円形状をなす第二回動体720の内側に向かって凹む係止凹部725が形成されている。係止凹部725には、ケース部700の係止壁部702が係止されている。
第二回動体720には、左右方向に貫通する螺子孔728が形成されている。螺子孔728から挿通された螺子729は、第一回動体710の螺子孔に螺合されている。
図5に示すように、ボール軸730は、左右方向を軸線方向として延びている。ボール軸730の先端部(右端部)731は、尖った形状をなしている。ボール軸730は、不図示の付勢部により右側に付勢されている。
図3に示すように、カバー20の側面パネル部23(図1参照。)の内方(幅方向の内側)には、内側パネル部26が設けられている。内側パネル部26には、右側方に向かって突出する環状部27が形成されている。便蓋回動部材70は、カバー20の環状部27内に嵌合されている。
環状部27は、右側方から見て略円弧状をなしている。環状部27の上部には、周方向に切り欠かれた切り欠き部28が形成されている。
図2に示すように、係合部56は、便蓋4の補強板5の左右の補強側壁部52に設けられている。係合部56は、便蓋4の腕部44aの左右方向の中央側に配置されている。換言すると、側面視で、係合部56は、便蓋4の腕部44aと重なって配置されている。
図4に示すように、係合部56は、内向き壁部57と、係合壁部58と、を有している。係合部56は、補強板5と同様に、金属材料で形成されている。
内向き壁部57は、補強側壁部52から、便座装置12の幅方向の内側(機能部10側)に突出している。
係合壁部58は、内向き壁部57の端部(便座装置12の幅方向の内側の端部)から折曲されている。便蓋4の閉姿勢で、係合壁部58は、内向き壁部57から下方に向かって延びている。
係合部56の内向き壁部57は、第二回動体720のスリット721に配置されている。係合部56の係合壁部58は、第二回動体720の挿入部723に配置されている。これにより、係合部56は、第二回動体720のスリット721及び挿入部723に係合されている。係合部56は、第二回動体720の開口部724(図3参照。以下同じ。)を通過して、スリット721及び挿入部723内に挿入及び取り出し可能とされている。
図5に示すように、係合部56の係合壁部58には、便座装置12の幅方向の内側を向く内面から反対側の外面側に向かって凹む係合孔(凹部)58hが形成されている。本実施形態では、係合孔58hは、係合壁部58を左右方向に貫通する貫通孔である。
係合孔58hは、左右側方から見て円形状をなしている。係合孔58hは、係合壁部58における便座装置12の幅方向の内側を向く内面側から外面側に向かうにしたがって次第に直径が小さくなるように形成されている。
便蓋回動部材70のボール軸730の先端部731は、補強板5の係合部56の係合孔58hに係合されている。本実施形態では、ボール軸730及び係合孔58hがボールプランジャー740を構成している。
なお、図3では、便座装置12の右側のみを示しているが、便座装置12の左側には不図示の支持軸部が設けられている。便座装置12の右側と同様に、支持軸部は便蓋回動部材70に嵌合され、便蓋回動部材70は便蓋4の係合部56に係合されている。
駆動モータの駆動力により駆動軸部61を回動駆動することで、駆動軸部61に嵌合された便蓋回動部材70及び便蓋回動部材70に係合された便蓋4は、カバー20に対して回動(開閉)可能である。
図3に示すように、便蓋4の閉姿勢で、第二回動体720の開口部724は前方を向いていて、開口部724の前方にはカバー20の環状部27が配置されている。これにより、便蓋4の係合部56は、カバー20の環状部27と干渉して、便蓋回動部材70のスリット721及び挿入部723から取り外されない。
図6は、便蓋回動部材70を示す図であり、右側方から見た図である。なお、図6では、便蓋4が開姿勢にある場合を示し、便蓋4及び補強板5の図示を省略している。
図6に示すように、便蓋4の開姿勢で、第二回動体720の開口部724は上方を向いていて、開口部724の上方にはカバー20の環状部27の切り欠き部28が配置されている(環状部27が配置されていない)。これにより、便蓋4の係合部56(図1参照。以下同じ。)を、便蓋回動部材70のスリット721及び挿入部723(図4参照。以下同じ。)から取り外して、開口部724及びカバー20の切り欠き部28を通過させて、便蓋4を本体部1から取り外すことが可能である。また、便蓋回動部材70が当該位置にある場合には、便蓋4の係合部56をカバー20の切り欠き部28及び便蓋回動部材70の開口部724を通過させて、便蓋回動部材70のスリット721及び挿入部723に挿入して、便蓋4を本体部1に装着することができる。
このように構成された便器装置100では、便蓋4を回動させる便蓋回動部材70は、便蓋4の係合部56に係合している。係合部56は金属製であり強度があるため、例えば係合部56が樹脂製等に比べて大きさを小さくすることができる。よって、便蓋4から機能部10側に突出する係合部56の突出量を小さくすることができるため、機能部10の領域を大きく確保することができる。
また、係合部56は金属製であり強度があるため、便蓋4の側壁部44を薄くして、便蓋4の閉姿勢で上方から見たデザイン性を向上させることができる。
また、左右方向を軸線方向として軸線回りに回動可能な第二回動体720は、便蓋4の係合部56に係合されている。第二回動体720と係合部56とが係合しつつ回動する負荷が作用しても、第二回動体720及び係合部56は金属材料で形成されているため、第二回動体720及び係合部56が損傷することがない。
また、金属製の第一回動体710及び第二回動体720は強度があり、第一回動体710及び第二回動体720の大きさを小さくすることができるため、機能部10内に各種装置等の部材を配置する際に制限が少ない。
また、便蓋回動部材70には左右方向(軸線方向)と直交する方向に開口する開口部724が形成され、開口部724には便蓋4の係合部56が通過可能とされている。よって、便蓋4と軸線方向と直交する方向、本実施形態では上方から下方に移動させて、便蓋4の係合部56を便蓋回動部材70の開口部724に通過させて、便蓋4を本体部1に取り付けることができる。また、便蓋4を上方に引き上げて、係合部56に形成された係合孔58hとボール軸730との係合を解除して、便蓋4を取り外すことができる。
また、係合部56に形成された係合孔58hにボール軸730を係合させるボールプランジャー740により、便蓋4を便蓋回動部材70に確実に係合させることができる。
また、便蓋4を本体部1に装着する際には、便蓋回動部材70のボール軸730が便蓋4の補強板5の係合孔58hに係合されている。ボール軸730は付勢部により付勢されていて、ボール軸730が係合孔58hに係合する際には音がしたり、作業者が手ごたえを感じたりするため、便蓋4が本体部1に装着されたことが分かりやすい。
また、蓋本体41における閉姿勢での下面及び側壁部44の内面には、金属製の補強板5が設けられている。よって、外力による便蓋4の変形を抑制することができる。
また、便蓋4の開姿勢で、便蓋4を持ち上げると、便蓋回動部材70のボール軸730の先端部731と便蓋4の補強板5の係合孔58hとの係合が解除され、便蓋4が本体部1から取り外される。よって、便蓋4が取り外されない場合には、便蓋4と係合している便蓋回動部材70に負荷が生じるが、便器装置100では便蓋4が取り外されるためそのようなことがない。
また、便蓋4を回動させる便蓋回動部材70は、機能部10に配置されている。よって、従来のように回動部材が機能部から左右側方に突出して便蓋側に延びている場合よりも、本実施形態では、機能部10との接続部分である腕部44aの厚み(左右方向の幅)t1(図1参照)を小さくして、コンパクトなデザインとすることができる。
なお、本発明に係る便器装置100は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能である。
例えば、上記に示す実施形態では、係合部56及び第二回動体720ともに金属材料で形成されているが、本発明はこれに限られない。少なくとも便蓋に設けられた係合部が、金属材料で形成されていればよい。
また、上記に示す実施形態では、便蓋4の係合部56は第二回動体720の開口部724から取り出し及び挿入可能とされ、便蓋4は本体部1から取り外し可能とされているが、本発明はこれに限られない。便蓋4は取り外されることが好ましいが、取り外しができない構成であってもよい。
また、上記に示す実施形態では、ボールプランジャー機構により係合部56はボール軸730に係合しているが、本発明はこれに限られず、回動機構に凹部等が設けられていて、便蓋の係合部が当該凹部に係合する構成であってもよい。
また、上記に示す実施形態では、便蓋4に補強板5が設けられているが、本発明はこれに限られない。補強板5が設けられずに、便蓋4の側壁部44に金属製の係合部が直接設けられる構成であってもよい。
1…本体部
3…便座
4…便蓋
5…補強板(補強部)
6…便蓋回動機構(回動機構)
10…機能部
11…便器
12…便座装置
20…カバー
21…上部カバー
27…環状部
28…切り欠き部
29…下部カバー
41…蓋本体
44…側壁部
51…補強本体部
52…補強側壁部
56…係合部
57…内向き壁部
58…係合壁部
58h…係合孔(凹部)
60…便蓋回動ユニット
70…便蓋回動部材(回動部材)
100…便器装置
700…ケース部
701…切り欠き部
710…第一回動体
720…第二回動体(回動部)
721…スリット
723…挿入部
724…開口部
730…ボール軸(ボール部)
740…ボールプランジャー

Claims (6)

  1. 便器の後部上方に設置される機能部と、
    前記便器の前部上方に設置される便座と、
    該便座の上方に配置される便蓋と、
    該便蓋が前記便座を覆う閉姿勢から起立した開姿勢まで、左右方向を軸線方向として該軸線回りに、前記便蓋を回動させる回動機構と、を備え、
    該回動機構は、
    前記便蓋に設けられ、前記機能部側に突出するとともに、金属材料で形成された左右両側の係合部と、
    前記機能部に設けられ、前記係合部と係合して、前記便蓋を回動させる左右両側の回動部材と、を有し、
    前記左右両側の回動部材には、前記軸線方向と直交する方向に開口し、前記係合部が前記直交する方向から通過可能とされた開口部が形成されていることを特徴とする便座装置。
  2. 便器の後部上方に設置される機能部と、
    前記便器の前部上方に設置される便座と、
    該便座の上方に配置される便蓋と、
    該便蓋が前記便座を覆う閉姿勢から起立した開姿勢まで、左右方向を軸線方向として該軸線回りに、前記便蓋を回動させる回動機構と、を備え、
    該回動機構は、
    前記便蓋に設けられ、前記機能部側に突出するとともに、金属材料で形成された係合部と、
    前記機能部に設けられ、前記係合部と係合して、前記便蓋を回動させる回動部材と、を有し、
    前記係合部には、前記軸線方向の一方側に凹む凹部が形成され、
    前記回動部材は、前記軸線方向の一方側に付勢されるとともに前記凹部に係合されるボールプランジャーのボール部を有することを特徴とする便座装置。
  3. 便器の後部上方に設置される機能部と、
    前記便器の前部上方に設置される便座と、
    該便座の上方に配置される便蓋と、
    該便蓋が前記便座を覆う閉姿勢から起立した開姿勢まで、左右方向を軸線方向として該軸線回りに、前記便蓋を回動させる回動機構と、を備え、
    該回動機構は、
    前記便蓋に設けられ、前記機能部側に突出するとともに、金属材料で形成された係合部と、
    前記機能部に設けられ、前記係合部と係合して、前記便蓋を回動させる回動部材と、を有し、
    前記便蓋には、
    前記閉姿勢で、前記便座の上方に配置される蓋本体と、
    該蓋本体の幅方向の両端部から前記閉姿勢における下方に延びる側壁部と、を備え、
    前記蓋本体における前記閉姿勢での下面及び前記側壁部の内面には、金属製の補強部が設けられていることを特徴とする便座装置。
  4. 便器の後部上方に設置される機能部と、
    前記便器の前部上方に設置される便座と、
    該便座の上方に配置される便蓋と、
    該便蓋が前記便座を覆う閉姿勢から起立した開姿勢まで、左右方向を軸線方向として該軸線回りに、前記便蓋を回動させる回動機構と、を備え、
    該回動機構は、
    前記便蓋に設けられ、前記機能部側に突出するとともに、金属材料で形成された係合部と、
    前記機能部に設けられ、前記係合部と係合して、前記便蓋を回動させる回動部材と、を有し、
    前記便蓋の閉状態での下面に沿って、金属製の補強部が設けられ、
    前記係合部は、前記補強部に設けられていることを特徴とする便座装置。
  5. 前記回動部材には、前記軸線方向と直交する方向に開口し、前記係合部が通過可能とされた開口部が形成されている請求項2から4のいずれか一項に記載の便座装置。
  6. 前記回動部材は、
    前記係合部に係合され、前記軸線回りに回動可能であるとともに、金属材料で形成された回動部を有する請求項1から5のいずれか一項に記載の便座装置。
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