JP7282364B2 - バルーンカテーテル、バルーンカテーテルのバルーンの折り畳み方法及びバルーン成形装置 - Google Patents
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Description
内管及び外管よりなる長尺なシャフトと、前記シャフトの遠位端側に設けられ屈曲又は湾曲形状となるようにあらかじめ成型されたバルーンを備え、前記バルーンの遠位端が前記内管と液密に固着されるとともに、前記バルーンの近位端が前記外管と液密に固着され、前記内管と前記外管との間に形成される空間を介して前記バルーンの内部に供給される流体の圧力によって、前記バルーンが拡張及び収縮するバルーンカテーテルであって、
前記バルーンは、少なくとも屈曲又は湾曲形状の凹状側に形成される凹状側羽根を含む複数の羽根が形成されるようにバルーンを収縮状態で内管に折り畳まれていることを特徴とする。
内管および外管よりなる長尺なシャフトと、前記シャフトの遠位端側に設けられ、屈曲又は湾曲形状となるようにあらかじめ成型されたバルーンを備え、前記バルーンの遠位端が前記内管と液密に固着されるとともに、前記バルーンの近位端が前記外管と液密に固着され、前記内管と前記外管との間に形成される空間を介して前記バルーンの内部に供給される流体の圧力によって、前記バルーンが拡張および収縮するバルーンカテーテルのバルーンの折り畳み方法であって、以下の工程からなることを特徴とする。
(1)前記バルーンカテーテルのバルーンの屈曲又は湾曲形状の凸状側及び屈曲又は湾曲形状の凹状側かつ両方側の三方向から押圧し、凹状側の羽根が最も長くなるように三つの羽根を形成する工程。
(2)前記バルーンカテーテルのバルーンの屈曲又は湾曲形状を直線にする工程。
(3)三羽根の凹状側の羽根が最外周となるように内管に折り畳む工程。
内管および外管よりなる長尺なシャフトと、前記シャフトの遠位端側に設けられ、屈曲又は湾曲形状となるようにあらかじめ成型されたバルーンを備え、前記バルーンの遠位端が前記内管と液密に固着されるとともに、前記バルーンの近位端が前記外管と液密に固着され、前記内管と前記外管との間に形成される空間を介して前記バルーンの内部に供給される流体の圧力によって、前記バルーンが拡張および収縮するバルーンカテーテルのバルーンを巻回するために成形するバルーン成形装置において、
前記成形装置は、バルーンを折り畳む前に所定の形態に成形する型を備え、
成形時に湾曲したバルーンの凸状側に配置される型であり、バルーン内の内管の凸状の湾曲に沿うように凹状部を有しており、凹状部の断面は、山形に形成され、その頂点には内管が配置される凹状に形成された凹状溝が凹状部の全長に渡って形成されている中爪型と、
湾曲したバルーンに対して、一方側下方の方向から押圧した場合にバルーン内の内管に沿うように湾曲した凸状部を有し、その頂点には内管が配置される凹状に形成された凹状溝が凸状部の全長に渡って形成されている奥爪型と、
成形時に湾曲したバルーンに対して、他方側下方の方向から押圧した場合にバルーン内の内管に沿うように湾曲した凸状部を有し、その頂点には内管が配置される凹状に形成された凹状溝が凸状部の全長に渡って形成されている手前爪型と、
を備えていることを特徴とする。
本発明にかかるバルーンカテーテル100のバルーン20は、作製後はバルーン20が完全に収縮した状態ではなく拡張した状態で作製される。この状態からバルーン20を折り畳むのであるが、図3に示すように折り畳む前にバルーン20の内の空気を排出し、収縮した状態にする必要がある。収縮状態は、バルーン20が内管11側に押し付けられ、余ったバルーン20が放射方向へ複数延びた羽根(21,22,23)を有する状態にされる。なお、この延びたバルーン20の部分(21,22,23)を本明細書及び特許請求の範囲では「羽根」をいう。なお、図3においては羽根の部分が理解容易となるように間隔が空いて図示されているが、実際には互いがぴったりと重なりあうように形成される。また羽根の長さとは、図3に示すように、放射状に形成された羽根の中心部分からの距離を指す。本実施形態においては、3つの羽根(21,22,23)が形成されたものが示されているが、羽根の数は3つの限定するものではない。羽根(21,22,23)のうちの1つは、湾曲されたバルーン20の凹状側(図3の下方側)に配置される凹状側羽根21が形成される。凹状側羽根21とは、図1に示すように、湾曲したバルーン20に対して側方から観た場合にバルーン20の仮中心線(図のθ)に対して凹状側にある羽根をいい、凸状側羽根22,23とは、バルーン20の仮中心線(図のθ)に対して凸状側にある羽根をという。凹状側羽根21は、図3においては、直下の方向に羽根が形成されているが、必ずしも直下方向である必要はなく、図4に示すように、ある程度角度が形成されていても構わない。この際に、第1収縮状態では、凹状側羽根21の中心からの長さαが図3に示すように、凸状側羽根22,23の長さβよりも長くなるように作製される。このように凹状側羽根21を形成することによって、バルーン20の素材に比較的柔らかい素材を使用した場合は、シワがよって形成されることになる。そのため、バルーン20を収縮した状態で容易に直線状にすることができ、容易に羽根(21,22,23)を折り畳むことができる。また、バルーン20の素材に伸縮性を有する素材を使用した場合には、凹状側羽根21が長く形成されているため、伸びしろが大きくなり容易に直線状にしやすくなり、容易に羽根21,22,23を折り畳むことができる。なお、折り畳む際に、凹状側羽根21を長く形成した場合には、凹状側羽根21を最も外周側となるように折り畳むことが好ましい。このように折り畳むことで、バルーン20を拡張する際に最も大きな凹状側羽根21を最初に拡張させることができるので、その他の羽根22,23が干渉することなくスムーズに拡張することができる。さらに、凹状側羽根21以外の羽根22,23すべてを内管11の中心より、バルーン20の凸状側に配置されるようにすることが好ましい。このように形成することで、バルーン20を直線状にするときに凹状側羽根21以外の羽根22,23は縮むことになるため、直線にする際の障害になることを防止することができる。この凹状側羽根21を他の羽根22,23より長くする範囲は、バルーン20の近位端及び遠位端からバルーン20の全長に対して10%の範囲以外の位置に形成することが好ましい。バルーン20を直線状にする際に、バルーン20の遠位端及び近位端近傍は、それほど湾曲を矯正されないので凹状側羽根21が障害になることは少ないからである。なお、羽根を折り畳みやすいように、図5に示すように、予め折り畳む方向へクセ付けをしておいてもよい。
第2収縮状態では、図6に示すように、羽根(21,22,23)のうちの少なくとも1つは、湾曲されたバルーン20の凸状側(図3の上方側)に配置される凸状側羽根22、23が形成される。この際に、一部又はすべての凸状側羽根22,23の中心からの長さβが凹状側羽根21の長さαと比較して長くなるように形成される。このように凸状側羽根22,23を長く形成することによって、バルーン20を直線状にした際に凸状側羽根22,23にシワがよりやすくなり、比較的剛性がある素材をバルーン20にした場合であっても直線にしやすくすることができる。そのため、容易に羽根(21,22,23)を折り畳むことができる。なお、折り畳む際には、凸状側羽根22,23のいずれかを最も外周側となるように折り畳むことが好ましい。このように折り畳むことで、バルーン20を拡張する際に大きな凸状側羽根22,23を最初に拡張させることができるので、その他の羽根が干渉することなくスムーズに拡張することができる。なお、3枚の羽根を形成する場合においては、図7に示すように、凹状側羽根21と凸状側羽根22,23とがなす角度δに対して、凸状側羽根同士22,23とがなす角度γが小さくなるように形成してもよい。このように形成することによって、凸状側羽根22,23がよりシワがより易い方向に配置されるので、よりバルーン20を直線にしやすくすることができる。なお、この凸状側羽根22,23を凹状側羽根21より長くする範囲は、バルーン20の近位端及び遠位端からバルーン20の全長に対して10%の範囲以外の位置に形成することが好ましいことは第1収縮状態と同様である。
Claims (4)
- 内管及び外管よりなる長尺なシャフトと、前記シャフトの遠位端側に設けられ屈曲又は湾曲形状となるようにあらかじめ成型されたバルーンを備え、前記バルーンの遠位端が前記内管と液密に固着されるとともに、前記バルーンの近位端が前記外管と液密に固着され、前記内管と前記外管との間に形成される空間を介して前記バルーンの内部に供給される流体の圧力によって、前記バルーンが拡張及び収縮するバルーンカテーテルであって、
前記バルーンが内管側に押し付けられた収縮状態で放射方向に延びる複数の羽根が形成され、前記羽根は湾曲された前記バルーンの仮中心線に対して凸状側に放射状に形成される凸状側羽根と、凹状側に配置される一つの凹状側羽根と、を有し、
前記バルーンの素材が伸縮性を有し、かつ前記凹状側羽根は前記凸状側羽根に対して長く形成されていることを特徴とするバルーンカテーテル。 - 前記凹状側羽根は、前記バルーンの全長に対して、遠位端及び近位端の10%の部位以外の部位で屈曲又は湾曲形状の凹状側の前記凹状側羽根が長くなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のバルーンカテーテル。
- 前記凹状側羽根が最外周になるように折り畳まれていることを特徴とする請求項1又は2に記載のバルーンカテーテル。
- 請求項1から3のいずれか1項に記載のバルーンカテーテルのバルーンの折り畳み方法であって、以下の工程からなることを特徴とする。
(1)前記バルーンカテーテルのバルーンの屈曲又は湾曲形状の凸状側及び屈曲又は湾曲形状の凹状側かつ両方側の三方向から押圧し、凹状側の羽根が最も長くなるように三つの羽根を形成する工程。
(2)前記バルーンカテーテルのバルーンの屈曲又は湾曲形状を直線にする工程。
(3)三つの羽根の凹状側の羽根が最外周となるように内管に折り畳む工程。
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