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JP7285191B2 - 複合熱源機 - Google Patents
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JP7285191B2 - 複合熱源機 - Google Patents

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Description

本発明は、給湯用の第1熱交換器と、第1熱交換器を加熱する第1バーナと、暖房用又は風呂追い焚き用の第2熱交換器と、第2熱交換器を加熱する第2バーナと、第1バーナと第2バーナとに燃焼用空気を供給する共通の燃焼ファンとを備える複合熱源機に関する。
従来、この種の複合熱源機において、第1と第2の各バーナを複数のバーナブロックを有するものとし、第1バーナと第2バーナとに対する共通のガス供給路に比例弁を介設し、比例弁の下流側で共通のガス供給路から分岐された第1バーナ用の分岐ガス供給路に、燃料ガスを供給する第1バーナのバーナブロックの組み合わせを変更して第1バーナの燃焼能力を複数段に切換える能力切換弁を設けると共に、比例弁の下流側で共通のガス供給路から分岐された第2バーナ用の分岐ガス供給路に、燃料ガスを供給する第2バーナのバーナブロックの組み合わせを変更して第2バーナの燃焼能力を複数段に切換える能力切換弁を設けたものが知られている。
このような複合熱源機では、第1バーナを全てのバーナブロックに燃料ガスを供給する最大燃焼能力で燃焼させているときに、第2バーナを全てのバーナブロックに燃料ガスを供給する最大燃焼能力で燃焼させると、第2バーナの燃焼が安定するまでの間、第2バーナで生ずる燃焼振動の周波数が複合熱源機のヘルムホルツ型共鳴周波数に一致して、共鳴音が発生してしまうことがある。そこで、従来、第1バーナの最大燃焼能力での燃焼中に第2バーナの最大燃焼能力での燃焼指示が出された場合、先ず、第2バーナの一部のバーナブロックに燃料ガスを供給する小燃焼能力で第2バーナの燃焼を開始し、所定時間経過して第2バーナの燃焼が安定したところで、第2バーナを最大燃焼能力で燃焼させ、共鳴音の発生を防止できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、複合熱源機には、第1バーナのみを複数のバーナブロックを有するものとし、第1バーナ用の分岐ガス供給路には、燃料ガスを供給するバーナブロックの組み合わせを変更して第1バーナの燃焼能力を複数段に切換える能力切換弁を設けるが、第2バーナ用の分岐ガス供給路には開閉弁を介設したものも知られている。かかる複合熱源機では、第1バーナと第2バーナとを共に燃焼させる同時燃焼時に、第1バーナと第2バーナとの合計燃焼量と燃焼ファンの回転数との相関関係を規定する、第1バーナの各燃焼能力に対応して予め定められた同時燃焼特性線に基づき、第1バーナと第2バーナとの合計燃焼量に応じて燃焼ファンの回転数を調節する制御を行う。
このような複合熱源機でも、第1バーナの最大燃焼能力での燃焼中に、第2バーナの燃焼指示が出された場合、第2バーナの燃焼を開始すると共に最大燃焼能力に対応する同時燃焼特性線である同時最大能力燃焼特性線に基づいて燃焼ファンの回転数を調節すると、第2バーナの燃焼が安定するまでの間、第2バーナの燃焼振動の周波数が複合熱源機のヘルムホルツ型共鳴周波数に一致して、共鳴音が発生してしまうことがある。
然し、この複合熱源機は、第2バーナを複数のバーナブロックを有するものとしていない。そのため、第1バーナの最大燃焼能力での燃焼中に第2バーナの燃焼指示が出された場合、上述した複合熱源機の如く第2バーナの燃焼を小燃焼能力状態で開始して、共鳴音の発生を防止することができない。
また、第1バーナと第2バーナとを共に燃焼させる同時燃焼時に、第1バーナを最大燃焼能力以外の燃焼能力で燃焼させる状態から最大燃焼能力で燃焼させる状態に切換える指示が出された場合、第1バーナの最大燃焼能力での燃焼を開始すると共に同時最大能力燃焼特性線に基づいて燃焼ファンの回転数を調節すると、最大燃焼能力への切換えで燃料ガスが供給される第1バーナのバーナブロックの燃焼が安定するまでの間、このバーナブロックの燃焼振動の周波数が複合熱源機のヘルムホルツ型共鳴周波数に一致して、共鳴音が発生してしまうことがある。
特開2013-170772号公報
本願発明者は、鋭意努力の結果、第1バーナの最大燃焼能力での燃焼中に、第2バーナの燃焼指示が出された場合、第2バーナの燃焼を開始すると共に基準となる同時最大能力燃焼特性線とは異なる所定の特性線に基づいて燃焼ファンの回転数を調節することにより、第2バーナの燃焼振動の周波数が複合熱源機のヘルムホルツ型共鳴周波数からずれて、共鳴音の発生を防止でき、また、同時燃焼時に、第1バーナを最大燃焼能力以外の燃焼能力で燃焼させる状態から最大燃焼能力で燃焼させる状態に切換える指示が出された場合も、第1バーナの最大燃焼能力での燃焼を開始すると共に基準となる同時最大能力燃焼特性線とは異なる所定の特性線に基づいて燃焼ファンの回転数を調節することにより、最大燃焼能力への切換えで燃料ガスが供給されるバーナブロックの燃焼振動の周波数が複合熱源機のヘルムホルツ型共鳴周波数からずれて、共鳴音の発生を防止できることを知見するに至った。
本発明は、以上の知見に基づき、第1バーナの最大燃焼能力での燃焼中に第2バーナの燃焼を開始する際に発生する共鳴音や、同時燃焼時に第1バーナを最大燃焼能力以外の燃焼能力で燃焼させる状態から最大燃焼能力で燃焼させる状態に切換える際に発生する共鳴音を防止できるようにした複合熱源機を提供することをその課題としている。
本願は、給湯用の第1熱交換器と、第1熱交換器を加熱する複数のバーナブロックを有する第1バーナと、暖房用又は風呂追い焚き用の第2熱交換器と、第2熱交換器を加熱する第2バーナと、第1バーナと第2バーナとに燃焼用空気を供給する共通の燃焼ファンと、第1バーナと第2バーナとに対する共通のガス供給路に介設された比例弁と、比例弁の下流側で共通のガス供給路から分岐された第1バーナ用の分岐ガス供給路に設けられ、燃料ガスを供給するバーナブロックの組み合わせを変更して第1バーナの燃焼能力を複数段に切換える能力切換弁と、比例弁の下流側で共通のガス供給路から分岐された第2バーナ用の分岐ガス供給路に介設された開閉弁と、燃焼ファン、比例弁、能力切換弁及び開閉弁を制御する制御手段とを備える複合熱源機であって、制御手段は、第1バーナと第2バーナとを共に燃焼させる同時燃焼時に、第1バーナと第2バーナとの合計燃焼量と燃焼ファンの回転数との相関関係を規定する、第1バーナの各燃焼能力に対応して予め定められた同時燃焼特性線に基づき、第1バーナと第2バーナとの合計燃焼量に応じて燃焼ファンの回転数を調節する制御を行うものを前提としている。
そして、本願の第1発明は、上記課題を解決するために、第1バーナの全てのバーナブロックに燃料ガスを供給する最大燃焼能力に対応する同時燃焼特性線である同時最大能力燃焼特性線として、基準となる同時最大能力燃焼特性線とは別に、第1バーナの最大燃焼能力での燃焼中に第2バーナの燃焼を開始したときに、第2バーナの燃焼が安定するまでの間、基準となる同時最大能力燃焼特性線に基づく燃焼ファンの回転数調節では発生する共鳴音が発生しなくなる共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線を設定し、制御手段を、第1バーナの最大燃焼能力での燃焼中に第2バーナの燃焼指示が出された場合、開閉弁を開弁させて第2バーナの燃焼を開始すると共に共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線に基づいて燃焼ファンの回転数を調節する同時燃焼への移行制御を行うように構成したことを特徴とする。
また、本願の第2発明は、上記課題を解決するために、同時最大能力特性線として、基準となる同時最大能力燃焼特性線とは別に、同時燃焼時に第1バーナを最大燃焼能力以外の燃焼能力で燃焼させる状態から最大燃焼能力で燃焼させる状態に切換えたときに、最大燃焼能力への切換えで燃料ガスが供給されるバーナブロックの燃焼が安定するまでの間、基準となる同時最大能力燃焼特性線に基づく燃焼ファンの回転数調節では発生する共鳴音が発生しなくなる共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線を設定し、制御手段を、同時燃焼時に、第1バーナを最大燃焼能力以外の燃焼能力で燃焼させる状態から最大燃焼能力で燃焼させる状態に切換える指示が出された場合、第1バーナの燃焼能力を最大燃焼能力に切換えると共に共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線に基づいて燃焼ファンの回転数を調節する能力切換制御を行うように構成したことを特徴とする。
第1発明によれば、第1バーナの最大燃焼能力での燃焼中に第2バーナの燃焼を開始する際、共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線に基づいて燃焼ファンの回転数を調節することにより、第2バーナで発生する燃焼振動の周波数が複合熱源機のヘルムホルツ型共鳴周波数からずれて、共鳴音の発生を防止することができる。同様に、第2発明によれば、同時燃焼時に第1バーナを最大燃焼能力以外の燃焼能力で燃焼させる状態から最大燃焼能力で燃焼させる状態に切換える際、共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線に基づいて燃焼ファンの回転数を調節することにより、最大燃焼能力への切換えで燃料ガスが供給されるバーナブロックで発生する燃焼振動の周波数が複合熱源機のヘルムホルツ型共鳴周波数からずれて、共鳴音の発生を防止することができる。
尚、第1バーナの最大燃焼能力での燃焼中に第2バーナの燃焼指示が出されて、上記同時燃焼への移行制御を行ってから所定時間経過すると、第2バーナの燃焼が安定し、基準となる同時最大能力燃焼特性線に基づいて燃焼ファンの回転数を調節しても、共鳴音は発生しなくなる。同様に、同時燃焼時に第1バーナを最大燃焼能力で燃焼させる状態に切換える指示が出されて、上記能力切換制御を行ってから所定時間経過すると、最大燃焼能力への切換えで燃料ガスが供給されるバーナブロックの燃焼が安定し、基準となる同時最大能力燃焼特性線に基づいて燃焼ファンの回転数を調節しても、共鳴音は発生しなくなる。
従って、第1発明において、制御手段は、上記同時燃焼への移行制御を行ってから所定時間経過したところで、基準となる同時最大能力燃焼特性線に基づいて燃焼ファンの回転数を調節する制御を行うように構成されることが望ましい。同様に、第2発明において、制御手段は、上記能力切換制御を行ってから所定時間経過したところで、基準となる同時最大能力燃焼特性線に基づいて燃焼ファンの回転数を調節する制御を行うように構成されることが望ましい。これによれば、共鳴音の発生を防止しつつ、第1バーナ及び第2バーナを正常な燃焼状態に戻すことができる。
本発明の実施形態の複合熱源機の構成を示す模式図。 第1バーナ単独燃焼時の燃焼特性線と第1バーナと第2バーナの同時燃焼時の燃焼特性線とを示すグラフ。 実施形態の複合熱源機の制御手段が行う第1バーナ燃焼中の共鳴音防止制御の内容を示すフロー図。
図1に示す本発明の実施形態の複合熱源機は、単一の缶体1内に設けられた、給湯用の第1熱交換器2と、暖房用の第2熱交換器2と、第1熱交換器2を加熱する、第1熱交換器2の下方の第1バーナ3と、第2熱交換器2を加熱する、第2熱交換器2の下方の第2バーナ3とを備えると共に、第1バーナ3と第2バーナ3とに燃焼用空気を供給する共通の燃焼ファン4を備えている。缶体1内には、缶体1内の空間を第1熱交換器2及び第1バーナ3が収納された第1燃焼空間11と第2熱交換器2及び第2バーナ3が収納された第2燃焼空間11とに仕切る仕切板12が設けられている。また、缶体1の上端には共通の排気筒13が接続されている。そして、第1バーナ3での燃焼により生ずる燃焼ガスが第1熱交換器2を経由して第1燃焼空間11から排気筒13に流れ、第2バーナ3の燃焼で生ずる燃焼ガスが第2熱交換器2を経由して第2燃焼空間11から排気筒13に流れるようにしている。
第1熱交換器2には、上流側の給水管2aと下流側の出湯管2bとが接続されている。そして、出湯管2bの下流端の出湯栓(図示せず)を開いて第1熱交換器2に通水したときに、第1バーナ3が燃焼して第1熱交換器2が加熱され、出湯栓から設定温度の湯が出湯される。また、第2熱交換器2には、戻り管2aと往き管2bとを介して暖房回路が接続されている。そして、暖房運転時に第2バーナ3が燃焼し、温水が第2熱交換器2で加熱されつつ暖房回路に循環される。
第1バーナ3は、第1乃至第3の3個のバーナブロック3a,3b,3cを有している。具体的には、計15本の単位バーナ3aを並設して、2本の単位バーナ3aで第1バーナブロック3a、4本の単位バーナ3aで第2バーナブロック3b、残りの9本の単位バーナ3aで第3バーナブロック3cを構成している。尚、各バーナブロック3a,3b,3cを各所定本数の単位バーナ3aで構成せずに、所定本数の単位バーナ3aと同様の燃焼能力を持つ各一個のバーナで各バーナブロック3a,3b,3cを構成することも可能である。一方、第2バーナ3は、並設した4本の単位バーナ3aから成る単一のバーナブロックで構成されている。
第1バーナ3と第2バーナ3とに対する共通のガス供給路5には、元弁51とその下流側の比例弁52とが介設されている。また、ガス供給路5は、比例弁52の下流側で、第1バーナ3用の分岐ガス供給路5と第2バーナ3用の分岐ガス供給路5とに分岐されている。第1バーナ3用の分岐ガス供給路5には、燃料ガスを供給するバーナブロック3a,3b,3cの組み合わせを変更して第1バーナ3の燃焼能力を複数段に切換える第1乃至第3の3個の能力切換弁53,53,53が設けられ、また、第2バーナ3用の分岐ガス供給路5には、開閉弁54が介設されている。
第1バーナ3の燃焼能力の切換えについて具体的に説明すれば、第1能力切換弁53を開弁して第1バーナブロック3aのみに燃料ガスを供給することにより、第1バーナ3全体の燃焼能力を最小の第1段の能力(単位バーナ2本分の能力)に切換え、第2能力切換弁53を開弁して第2バーナブロック3bのみに燃料ガスを供給することにより、第1バーナ3全体の燃焼能力を第2段の能力(単位バーナ4本分の能力)に切換え、第1と第2の両能力切換弁53,53を開弁して第1と第2の両バーナブロック3a,3bに燃料ガスを供給することにより、第1バーナ3全体の燃焼能力を第3段の能力(単位バーナ6本分の能力)に切換え、第1と第3の両能力切換弁53,53を開弁して第1と第3の両バーナブロック3a,3cに燃料ガスを供給することにより、第1バーナ3全体の燃焼能力を第4段の能力(単位バーナ11本分の能力)に切換え、第1乃至第3能力切換弁53,53,53を開弁して第1乃至第3バーナブロック3a,3b,3cに燃料ガスを供給することにより、第1バーナ3全体の燃焼能力を最大の第5段の能力(単位バーナ15本分の能力)に切換えるようにしている。
複合熱源機は、更に、燃焼ファン4、元弁51、比例弁52、能力切換弁53,53,53及び開閉弁54を制御する制御手段たるマイクロコンピュータから成るコントローラ6を備えている。コントローラ6は、第2バーナ3のみを燃焼させる第2バーナ単独燃焼時、比例弁52に通電する比例弁電流を所定の下限値と上限値との間で、且つ、燃焼ファン4の回転数(以下、ファン回転数と記す)を比例弁電流の下限値と上限値に対応する下限回転数と上限回転数との間で夫々要求燃焼量(第2熱交換器2から所定の暖房設定温度の温水を送り出すのに必要な燃焼量)に応じて調節する制御を行う。
また、コントローラ6は、第1バーナ3のみを燃焼させる第1バーナ単独燃焼時に、比例弁電流を上記下限値と上限値との間で、且つ、ファン回転数を上記下限回転数と上限回転数との間で夫々要求燃焼量(所定の給湯設定温度の湯を出湯するのに必要な燃焼量)に応じて可変する制御を行うと共に、要求燃焼量が現時点の燃焼能力で比例弁電流を上限値にしたときに得られる第1バーナ3の燃焼量以上になったときに、燃焼能力を高くする能力アップ制御を行い、要求燃焼量が現時点の燃焼能力で比例弁電流を下限値にしたときに得られる第1バーナ3の燃焼量以下になったときに、燃焼能力を低くする能力ダウン制御を行う。
図2のKL1~KL5は、第1バーナ単独燃焼時において、第1バーナ3の燃焼量とファン回転数との相関関係を空燃比が適正値になるように規定する、第1バーナ3の各燃焼能力に対応して予め定められた燃焼特性線を示している。KL1は第1段の燃焼能力に対応する燃焼特性線、KL2は第2段の燃焼能力に対応する燃焼特性線、KL3は第3段の燃焼能力に対応する燃焼特性線、KL4は第4段の燃焼能力に対応する燃焼特性線、KL5は第5段の燃焼能力に対応する燃焼特性線である。そして、第1バーナ単独燃焼時は、現時点の燃焼能力に対応する燃焼特性線に基づき、第1バーナ3の燃焼量(要求燃焼量)に応じてファン回転数を調節する。
また、コントローラ6は、第1バーナ3と第2バーナ3とを共に燃焼させる同時燃焼時、給湯を優先して、第1バーナ3の燃焼量が設定温度の湯を出湯するのに必要な燃焼量になるように比例弁電流の調節と燃焼能力の切換えとを行うと共に、第1バーナ3と第2バーナ3との合計燃焼量とファン回転数との相関関係を空燃比が適正値になるように規定する、第1バーナ3の各燃焼能力に対応して予め定められた図2のDL1~DL5で示す同時燃焼特性線に基づき、第1バーナ3と第2バーナ3との合計燃焼量に応じてファン回転数を調節する制御を行う。尚、DL1は第1バーナ3の第1段の燃焼能力に対応する同時燃焼特性線、DL2は第1バーナ3の第2段の燃焼能力に対応する同時燃焼特性線、DL3は第1バーナ3の第3段の燃焼能力に対応する同時燃焼特性線、DL4は第1バーナ3の第4段の燃焼能力に対応する同時燃焼特性線、DL5は第1バーナ3の第5段の燃焼能力に対応する同時燃焼特性線(同時最大能力燃焼特性線)である。
ところで、第1バーナ3の最大燃焼能力(第5段の燃焼能力)での燃焼中に、第2バーナ3の燃焼指示が出された場合、開閉弁54を開弁させて第2バーナ3の燃焼を開始すると共に同時最大能力燃焼特性線DL5に基づいてファン回転数を調節すると、第2バーナ3の燃焼が安定するまでの間、第2バーナ3の燃焼振動の周波数が複合熱源機のヘルムホルツ型共鳴周波数に一致して、共鳴音が発生してしまうことがある。また、第1バーナ3と第2バーナ3とを共に燃焼させる同時燃焼時に、第1バーナ3を最大燃焼能力以外の燃焼能力で燃焼させる状態から最大燃焼能力で燃焼させる状態に切換える指示が出された場合、第1バーナ3の最大燃焼能力での燃焼を開始すると共に同時最大能力燃焼特性線DL5に基づいてファン回転数を調節すると、最大燃焼能力への切換えで燃料ガスが供給される第1バーナ3のバーナブロック(例えば、第4段から第5段への燃焼能力の切換えでは第2バーナブロック3b)の燃焼が安定するまでの間、このバーナブロックの燃焼振動の周波数が複合熱源機のヘルムホルツ型共鳴周波数に一致して、共鳴音が発生してしまうことがある。
そこで、本実施形態では、同時最大能力燃焼特性線として、基準となる上記特性線DL5とは別に、第1バーナ3の最大燃焼能力での燃焼中に第2バーナ3の燃焼を開始したときに、第2バーナ3の燃焼が安定するまでの間、上記特性線DL5に基づくファン回転数調節では発生する共鳴音が発生しなくなる共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線DL5´を設定している。この共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線LD5´は、基準となる同時最大能力燃焼特性線DL5よりもファン回転数が所定数(例えば、30Hz)低くなっている。また、同時燃焼時に第1バーナ3を最大燃焼能力以外の燃焼能力で燃焼させる状態から最大燃焼能力で燃焼させる状態に切換えたときに、最大燃焼能力への切換えで燃料ガスが供給されるバーナブロックの燃焼が安定するまでの間、基準となる同時最大能力燃焼特性線LD5に基づくファン回転数調節では発生する共鳴音が発生しなくなる同時最大能力燃焼特性線も設定するが、この特性線は上記共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線LD5´と同一である。
図3は、第1バーナ3の燃焼中に行う共鳴音防止のための制御内容を示している。この制御では、先ず、STEP1で第2バーナ3の燃焼指示が出されたか否かを判別する。そして、第2バーナ3の燃焼指示が出されたときに、STEP2に進み、第1バーナ3が最大燃焼能力で燃焼中であるか否かを判別する。STEP2で「YES」と判別された場合、即ち、第1バーナ3の最大燃焼能力での燃焼中に第2バーナ3の燃焼指示が出された場合は、STEP3で開閉弁54を開弁させて第2バーナ3の燃焼を開始すると共に、STEP4で共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線LD5´に基づいてファン回転数を調節する同時燃焼への移行制御を行う。
このように、共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線LD5´に基づいてファン回転数を調節すれば、第2バーナ3で発生する燃焼振動の周波数が複合熱源機のヘルムホルツ型共鳴周波数からずれて、共鳴音の発生を防止することができる。
次に、STEP5で同時燃焼への移行制御を行ってから所定時間経過したか否かを判別する。所定時間経過するまでは、STEP7に進んで、第1バーナ3の最大燃焼能力以外の燃焼能力への切換指示が出されたか否かを判別し、第1バーナ3の燃焼能力が最大燃焼能力のままであれば、STEP5に戻ることを繰り返す。そして、第1バーナ3の燃焼能力が最大燃焼能力のまま同時燃焼への移行制御を行ってから所定時間経過したときに、STEP6に進み、基準となる同時最大能力燃焼特性線LD5に基づいてファン回転数を調節する制御を行う。
同時燃焼への移行制御を行ってから所定時間経過すれば、第2バーナ3の燃焼が安定する。そのため、基準となる同時最大能力燃焼特性線LD5に基づいてファン回転数を調節しても共鳴音は発生しない。そして、基準となる同時最大能力燃焼特性線LD5に基づいてファン回転数を調節することにより空燃比が適正値になり、燃焼状態が正常に戻る。
第1バーナ3の最大燃焼能力以外の燃焼能力への切換指示が出された場合は、STEP7からSTEP8に進んで指示された燃焼能力に切換えると共に、STEP9に進み、指示された燃焼能力に対応する同時燃焼特性線DLn(nは1~4の何れか)に基づいてファン回転数を調節する制御を行う。次に、STEP10に進み、第1バーナ3の最大燃焼能力への切換指示(第1バーナ3を最大燃焼能力以外の燃焼能力で燃焼させる状態から最大燃焼能力で燃焼させる状態に切換える指示)が出されたか否かを判別する。第1バーナ3の最大燃焼能力への切換指示が出された場合は、STEP11で第1バーナ3の燃焼能力を最大燃焼能力に切換えると共に、STEP12に進み、共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線DL5´に基づいてファン回転数を調節する能力切換制御を行う。
このように、共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線LD5´に基づいてファン回転数を調節すれば、最大燃焼能力への切換えで燃料ガスが供給されるバーナブロックで発生する燃焼振動の周波数が複合熱源機のヘルムホルツ型共鳴周波数からずれて、共鳴音の発生を防止することができる。
次に、STEP5に戻り、最大燃焼能力への能力切換制御を行ってから所定時間経過したときに、STEP6に進んで基準となる同時最大能力燃焼特性線DL5に基づいてファン回転数を調節する制御を行う。最大燃焼能力への能力切換制御を行ってから所定時間経過すれば、最大燃焼能力への切換えで燃料ガスが供給されるバーナブロックの燃焼が安定する。そのため、基準となる同時最大能力燃焼特性線LD5に基づいてファン回転数を調節しても共鳴音は発生しない。そして、基準となる同時最大能力燃焼特性線LD5に基づいてファン回転数を調節することにより空燃比が適正値になり、燃焼状態が正常に戻る。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、第1バーナ3の最大燃焼能力での燃焼中に第2バーナ3の燃焼を開始したときの共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線と、同時燃焼時に第1バーナを最大燃焼能力以外の燃焼能力で燃焼させる状態から最大燃焼能力で燃焼させる状態に切換えたときの共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線とが同じ特性線DL5´に設定されているが、機種によっては異なる特性線に設定されることもある。また、上記実施形態において、共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線LD5´は、基準となる同時最大能力燃焼特性線LD5よりファン回転数が所定数低く設定されているが、機種によっては、基準となる同時最大能力燃焼特性線LD5よりファン回転数が所定数高く設定されることもある。更に、上記実施形態では、第2熱交換器2が暖房用のものであるが、第2熱交換器2を風呂追い焚き用とする複合熱源機にも同様に本発明を適用できる。
…第1熱交換器、2…第2熱交換器、3…第1バーナ、3a,3b,3c…バーナブロック、3…第2バーナ、4…燃焼ファン、5…共通のガス供給路、5…第1バーナ用の分岐ガス供給路、5…第2バーナ用の分岐ガス供給路、52…比例弁、53,53,53…能力切換弁、54…開閉弁、6…コントローラ(制御手段)、DL5…基準となる同時最大能力燃焼特性線、DL5´…共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線。

Claims (4)

  1. 給湯用の第1熱交換器と、第1熱交換器を加熱する複数のバーナブロックを有する第1バーナと、暖房用又は風呂追い焚き用の第2熱交換器と、第2熱交換器を加熱する第2バーナと、第1バーナと第2バーナとに燃焼用空気を供給する共通の燃焼ファンと、第1バーナと第2バーナとに対する共通のガス供給路に介設された比例弁と、比例弁の下流側で共通のガス供給路から分岐された第1バーナ用の分岐ガス供給路に設けられ、燃料ガスを供給するバーナブロックの組み合わせを変更して第1バーナの燃焼能力を複数段に切換える能力切換弁と、比例弁の下流側で共通のガス供給路から分岐された第2バーナ用の分岐ガス供給路に介設された開閉弁と、燃焼ファン、比例弁、能力切換弁及び開閉弁を制御する制御手段とを備える複合熱源機であって、
    制御手段は、第1バーナと第2バーナとを共に燃焼させる同時燃焼時に、第1バーナと第2バーナとの合計燃焼量と燃焼ファンの回転数との相関関係を規定する、第1バーナの各燃焼能力に対応して予め定められた同時燃焼特性線に基づき、第1バーナと第2バーナとの合計燃焼量に応じて燃焼ファンの回転数を調節する制御を行うものにおいて、
    第1バーナの全てのバーナブロックに燃料ガスを供給する最大燃焼能力に対応する同時燃焼特性線である同時最大能力燃焼特性線として、基準となる同時最大能力燃焼特性線とは別に、第1バーナの最大燃焼能力での燃焼中に第2バーナの燃焼を開始したときに、第2バーナの燃焼が安定するまでの間、基準となる同時最大能力燃焼特性線に基づく燃焼ファンの回転数調節では発生する共鳴音が発生しなくなる共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線が設定され、
    制御手段は、第1バーナの最大燃焼能力での燃焼中に第2バーナの燃焼指示が出された場合、開閉弁を開弁させて第2バーナの燃焼を開始すると共に共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線に基づいて燃焼ファンの回転数を調節する同時燃焼への移行制御を行うように構成されることを特徴とする複合熱源機。
  2. 前記制御手段は、前記同時燃焼への移行制御を行ってから所定時間経過したところで、前記基準となる同時最大能力燃焼特性線に基づいて前記燃焼ファンの回転数を調節する制御を行うように構成されることを特徴とする請求項1記載の複合熱源機。
  3. 給湯用の第1熱交換器と、第1熱交換器を加熱する複数のバーナブロックを有する第1バーナと、暖房用又は風呂追い焚き用の第2熱交換器と、第2熱交換器を加熱する第2バーナと、第1バーナと第2バーナとに燃焼用空気を供給する共通の燃焼ファンと、第1バーナと第2バーナとに対する共通のガス供給路に介設された比例弁と、比例弁の下流側で共通のガス供給路から分岐された第1バーナ用の分岐ガス供給路に設けられ、燃料ガスを供給するバーナブロックの組み合わせを変更して第1バーナの燃焼能力を複数段に切換える能力切換弁と、比例弁の下流側で共通のガス供給路から分岐された第2バーナ用の分岐ガス供給路に介設された開閉弁と、燃焼ファン、比例弁、能力切換弁及び開閉弁を制御する制御手段とを備える複合熱源機であって、
    制御手段は、第1バーナと第2バーナとを共に燃焼させる同時燃焼時に、第1バーナと第2バーナとの合計燃焼量と燃焼ファンの回転数との相関関係を規定する、第1バーナの各燃焼能力に対応して予め定められた同時燃焼特性線に基づき、第1バーナと第2バーナとの合計燃焼量に応じて燃焼ファンの回転数を調節する制御を行うものにおいて、
    第1バーナの全てのバーナブロックに燃料ガスを供給する最大燃焼能力に対応する同時燃焼特性線である同時最大能力燃焼特性線として、基準となる同時最大能力燃焼特性線とは別に、同時燃焼時に第1バーナを最大燃焼能力以外の燃焼能力で燃焼させる状態から最大燃焼能力で燃焼させる状態に切換えたときに、最大燃焼能力への切換えで燃料ガスが供給されるバーナブロックの燃焼が安定するまでの間、基準となる同時最大能力燃焼特性線に基づく燃焼ファンの回転数調節では発生する共鳴音が発生しなくなる共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線が設定され、
    制御手段は、同時燃焼時に、第1バーナを最大燃焼能力以外の燃焼能力で燃焼させる状態から最大燃焼能力で燃焼させる状態に切換える指示が出された場合、第1バーナの燃焼能力を最大燃焼能力に切換えると共に共鳴音防止用の同時最大能力燃焼特性線に基づいて燃焼ファンの回転数を調節する能力切換制御を行うように構成されることを特徴とする複合熱源機。
  4. 前記制御手段は、前記能力切換制御を行ってから所定時間経過したところで、前記基準となる同時最大能力燃焼特性線に基づいて前記燃焼ファンの回転数を調節する制御を行うように構成されることを特徴とする請求項3記載の複合熱源機。
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