JP7286347B2 - 支承機構及び防振床構造 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明に係る支承機構は、下部体に支持されたばねユニットと上部体との間に設けられる支承機構であって、前記ばねユニットの上面に沿って設けられた下部材と、該下部材の上面に沿って設けられ、水平面に沿う第一方向を軸線方向として該軸線回りに回動可能に設けられた下部ローラー部材と、該下部ローラー部材の上部に沿って設けられた転動中板と、該転動中板の上面に沿って設けられ、水平面に沿い前記第一方向と直交する第二方向を軸線方向として該軸線回りに回動可能に設けられた上部ローラー部材と、該上部ローラー部材の上部に沿って設けられた上部材と、を備え、前記下部材は、前記ばねユニットの上面に固定され、前記上部材は、前記上部体に固定され、前記下部材の上面及び前記転動中板の下面は、前記下部ローラー部材の外周面に当接配置され、前記上部材の下面及び前記転動中板の上面は、前記上部ローラー部材の外周面に当接配置され、前記下部ローラー部材のローラー部の外周面および前記上部ローラー部材のローラー部の外周面と当接可能に硬質板が設けられていることを特徴とする。このとき、ローラー部材の上下面に当接する部材とローラー部材との相対変位は、当接する部材間に生じる相対変位の1/2となる。
また、下部体及び上部体のうち少なくとも一方が第二方向に変位しようとすると、下部ローラー部材は第一方向を軸線方向として軸線回りに回動する。下部ローラー部材の回動に伴い、下部材の上面及び転動中板の下面は下部ローラー部材の外周面に沿って滑り(転動し)、下部材と転動中板との間で第二方向への相対変位が生じる。
よって、下部体及び上部体のうち少なくとも一方の変位により上部ローラー部材及び下部ローラー部材の回動が起こり、これに起因して、上部材と転動中板との間で第一方向への滑り変位及び下部材と転動中板との間で第二方向への滑り(転動)変位がスムーズに生じる。
また、下部ローラー部材は複数の下部ローラー部が配置された製品であるため、複数の下部ローラー部の設置を容易に行うことができる。
また、上部ローラー部材は複数の上部ローラー部が配置された製品であるため、複数の上部ローラー部の設置を容易に行うことができる。
また、下部体及び上部体のうち少なくとも一方が第二方向に変位しようとすると、下部ローラー部材は第一方向を軸線方向として軸線回りに回動する。下部ローラー部材の回動に伴い、下部材の上面及び転動中板の下面は下部ローラー部材の外周面に沿って滑り(転動し)、下部材と転動中板との間で第二方向への相対変位が生じる。
よって、下部体及び上部体のうち少なくとも一方の変位により上部ローラー部材及び下部ローラー部材の回動が起こり、これに起因して、上部材と転動中板との間で第一方向への滑り(転動)変位及び下部材と転動中板との間で第二方向への滑り(転動)変位がスムーズに生じる。
図1は、本発明の一実施形態に係る防振床構造の構成を示す図である。
図1に示すように、防振床構造100は、不図示の基礎マット上に設置された下部キャピタル(下部体)91と、浮き床92が設置される上部キャピタル(上部体)93と、下部キャピタル91に支持されたばねユニット94と、ばねユニット94と上部キャピタル93との間に設けられたローラー支承(支承機構)101と、を備えている。
便宜上、水平方向のうち図1に示す紙面左右方向をX方向(第一方向)と称し、水平方向のうちX方向と直交する方向をY方向(第二方向)と称する。
図2に示すように、ローラー支承101は、下部材1と、下部フラットローラー(下部ローラー部材)3と、転動中板40と、上部フラットローラー(上部ローラー部材)5と、上部材6と、下部アングル(第一方向規制部)81(図4(a)参照。以下同じ。)と、上部アングル(第二方向規制部)86(図5(a)参照。以下同じ。)と、を備えている。
図4(a)に示すように、転動下板20は、下板10の上面10uに沿って設けられている。
図6(b)に示すように、各フラットローラー30は、対応する硬質板26に対して、Y方向の中央に配置されている。換言すると、硬質板26のY方向の両端部上には、可動寸法を確保するためフラットローラー30が設けられていない。
図7に示すように、各フラットローラー30は、ケージ部31(下部ローラー支持部)と、ローラー部(下部ローラー部)36と、を有している。本実施形態では、ケージ部31は、鋼板を略M形状にプレス成型して構成されている。このフラットローラー30は大量生産されている製品のため安価である。
まず、浮き床92が乾燥収縮して、浮き床92及び浮き床92を支持する上部キャピタル93が、X方向の一方側に変位した場合について説明する。
上部キャピタル93のX方向の一方側への変位に伴い、上部キャピタル93にボルトで固定された上板60及び上板60の下面60dに沿って設けられた転動上板70にX方向の一方側への力が作用し、上部フラットローラー5のローラー部36が回動する。回動方向は、上方から見て、外周面の上部がX方向の他方側から一方側に向かう向きである。ローラー部36の回動に伴い、転動上板70がローラー部36の外周面を摺動する。これにより、上板60及び転動上板70が、X方向の一方側に変位する。
上部キャピタル93のY方向の一方側への変位に伴い、上部キャピタル93にボルトで固定された上板60、上板60の下面60dに沿って設けられた転動上板70及び転動上板70の下面70dに沿って設けられた転動中板40にY方向の一方側への力が作用し、下部フラットローラー3のローラー部36が回動する。回動方向は、上方から見て、外周面の上部がY方向の他方側から一方側に向かう向きである。ローラー部36の回動に伴い、転動中板40がローラー部36の外周面を摺動する。これにより、上板60、転動上板70及び転動中板40が、Y方向の一方側に変位する。
また、上部キャピタル93がY方向に変位しようとすると、下部フラットローラー3はX方向を軸線方向として軸線回りに回動する。下部フラットローラー3の回動に伴い、転動下板20の上面20u及び転動中板40の下面40dは下部フラットローラー3の外周面に沿って滑り(転動し)、転動下板20と転動中板40との間でY方向への相対変位が生じる。
よって、上部キャピタル93の変位により上部フラットローラー5及び下部フラットローラー3の回動が起こり、これに起因して、転動上板70と転動中板40との間でX方向への滑り(転動)変位及び転動下板20と転動中板40との間でY方向への滑り変位がスムーズに生じる。したがって、支持ばねに作用する水平方向力を大幅に低減することができる。
3…下部フラットローラー(下部ローラー部材)
5…上部フラットローラー(上部ローラー部材)
6…上部材
10…下板
20…転動下板
20g…下板溝
26,46,47,76…硬質板
30…フラットローラー
31…ケージ部(下部ローラー支持部、上部ローラー支持部)
36…ローラー部(下部ローラー部、上部ローラー部)
40…転動中板
40g…中板下部溝
40j…中板上部溝
60…上板
70…転動上板
70g…上板溝
81…下部アングル(第一方向規制部)
86…上部アングル(第二方向規制部)
91…下部キャピタル(下部体)
92…浮き床
93…上部キャピタル(上部体)
94…ばねユニット
95…下部プレート
97…上部プレート
98…ばね本体(支持ばね)
100…防振床構造
101…ローラー支承(支承機構)
Claims (8)
- 下部体に支持されたばねユニットと上部体との間に設けられる支承機構であって、
前記ばねユニットの上面に沿って設けられた下部材と、
該下部材の上面に沿って設けられ、水平面に沿う第一方向を軸線方向として該軸線回りに回動可能に設けられた下部ローラー部材と、
該下部ローラー部材の上部に沿って設けられた転動中板と、
該転動中板の上面に沿って設けられ、水平面に沿い前記第一方向と直交する第二方向を軸線方向として該軸線回りに回動可能に設けられた上部ローラー部材と、
該上部ローラー部材の上部に沿って設けられた上部材と、を備え、
前記下部材は、前記ばねユニットの上面に固定され、
前記上部材は、前記上部体に固定され、
前記下部材の上面及び前記転動中板の下面は、前記下部ローラー部材の外周面に当接配置され、
前記上部材の下面及び前記転動中板の上面は、前記上部ローラー部材の外周面に当接配置され、
前記下部ローラー部材のローラー部の外周面および前記上部ローラー部材のローラー部の外周面と当接可能に硬質板が設けられていることを特徴とする支承機構。 - 前記下部ローラー部材は、
軸線方向を前記第一方向に向けるとともに、前記第二方向に間隔を有して配置された複数の下部ローラー部と、
該複数の下部ローラー部の前記第一方向の両端部を支持する下部ローラー支持部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の支承機構。 - 前記下部材は、
前記ばねユニットの上面に沿って設けられ、前記上部体に前記第一方向及び前記第二方向に変位可能に接続された下板と、
該下板の上面に沿って設けられ、上面に前記下部ローラー部材の下部を収容可能とする下板溝が形成された転動下板と、を有し、
前記転動中板の下面には前記下部ローラー部材の上部を収容可能とする中板下部溝が形成され、
前記下部ローラー部の回動に伴い、前記転動下板及び前記転動中板の少なくとも一方が前記下部ローラー部の外周面を摺動して前記第二方向に変位可能とされていることを特徴とする請求項2に記載の支承機構。 - 前記上部ローラー部材は、
軸線方向を前記第二方向に向けるとともに、前記第一方向に間隔を有して配置された複数の上部ローラー部と、
該複数の上部ローラー部の前記第二方向の両端部を支持する上部ローラー支持部と、を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の支承機構。 - 前記上部材は、
前記上部体の下面に固定された上板と、
該上板の下面に沿って設けられ、下面に前記上部ローラー部材の上部を収容可能とする上板溝が形成された転動上板と、を有し、
前記転動中板の上面には前記上部ローラー部材の下部を収容可能とする中板上部溝が形成され、
前記上部ローラー部の回動に伴い、前記転動上板及び前記転動中板の少なくとも一方が前記上部ローラー部の外周面を摺動して前記第一方向に変位可能とされていることを特徴とする請求項4に記載の支承機構。 - 前記下部材と前記転動中板との間で前記第一方向への相対変位を規制する第一方向規制部を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の支承機構。
- 前記上部材と前記転動中板との間での前記第二方向への相対変位を規制する第二方向規制部を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の支承機構。
- 基礎上に設置される下部体と、
該下部体の上方に配置され、浮き床が設置される上部体と、
該下部体に支持されたばねユニットと、
該ばねユニットと前記上部体との間に配置された請求項1から7のいずれか一項に記載の支承機構と、を備え、
前記ばねユニットは、
前記下部体に固定された下部プレートと、
前記上部体に前記第一方向及び前記第二方向に変位可能に接続された上部プレートと、
前記下部プレートと前記上部プレートとの間に配置された支持ばねと、を有し、
前記下部材は、
前記下部体に支持された前記ばねユニットの上面に沿って設けられ、前記上部体に前記第一方向及び前記第二方向に変位可能に接続された下板と、
該下板の上面に沿って設けられ、上面に前記下部ローラー部材の下部を収容可能とする下板溝が形成された転動下板と、を有していることを特徴とする防振床構造。
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| JP2000096868A (ja) | 1998-09-24 | 2000-04-04 | Nippon Steel Corp | 極軽荷重条件にも適した免震装置 |
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