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JP7295736B2 - 防爆用マットスイッチ - Google Patents
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JP7295736B2 - 防爆用マットスイッチ - Google Patents

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Description

本発明は、防爆規格を十分に満たす防爆用マットスイッチの技術に関する。
マットスイッチは、例えば化学工場の生産ラインでの人検知又は防犯装置等として幅広く使用されている。
例えば、特許文献1には、上板と下板との間に、微小間隔を隔てて部分的に絶縁した上電極及び下電極を対向させた接点素子を内蔵したマットスイッチが提案されている。
実用新案登録第3063415号公報
特許文献1に記載の発明において、上板及び下板はウレタン材からなる。ウレタン材は絶縁性を有するゴムの一種である。絶縁性を有するゴムは帯電し易いため、絶縁性を有するゴムを使用したマットスイッチは、静電気により火花を生じるおそれがある。また、特許文献1に記載の発明において、上板と下板との間には空間が存在し、帯電し易い上板と下板とに挟まれているため、放電が起こるおそれがある。ここで、例えば上板及び下板を導電性ゴムとする、又は帯電防止用の導電性ゴムを上板に被せることにより、マットスイッチの外側を導電性とし、アースを接地することが考えられるが、マットスイッチ内部の電荷は除去できない。このため、破損等によりマットスイッチの内部に可燃性ガスが入り込むことを考慮すると、従来のマットスイッチは、可燃性ガスの雰囲気下で安全に使用するには不十分である。
そこで、本発明の目的は、本質安全防爆構造の規格を十分に満たすことができる防爆用マットスイッチを提供することにある。
この発明の防爆用マットスイッチは、導電性ゴムの上板と、前記上板と対向するように配置される導電性ゴムの下板と、前記上板及び前記下板の間に配置され、重量物の荷重を検出する検出素子と、前記上板と前記下板とを電気的かつ物理的に接続する接続部材と、を備えることを特徴とする。
この構成では、上板及び下板は、接続部材によって接続されている。接続部材は、上板及び下板を物理的に固定する。上板及び下板は、導電性ゴムで形成されている。また、上板及び下板は、接続部材によって同電位となる。これにより、防爆用マットスイッチは、上板及び下板での電位の偏りをなくすことができる。従って、防爆用マットスイッチは、上板、下板又は接続部材のいずれかを接地するだけで火花の発生を防止できるため、本質安全防爆構造の規格を十分に満たすことができる。
また、前記上板及び前記下板を互いに接着する接着剤を備えてもよい。
この構成では、上板及び下板は、接着剤で互いに接着されている。このため、上板及び下板の間は、水や粉塵等が侵入しにくい。従って、防爆用マットスイッチは、耐水性及び耐久性が向上する。接着剤で接着されている場合でも、上板及び下板は、接続部材で電気的に接続されているため、同電位を維持できる。
また、前記上板及び前記下板の間に配置された導電性ゴムの枠板をさらに備えてもよい。
この構成では、枠板も導電性ゴムであるため、上板及び下板と同様に同電位となる。枠板は、上板及び下板のスペーサとして機能する。従って、枠板は、上板及び下板の間に検出素子を配置する空間を形成する。このため、上板及び下板の形状が平板状でも検出素子を配置する空間を確保することができる。
また、前記接続部材は、インサートナットを含んでいてもよい。
この構成では、汎用のインサートナットが使用できる。インサートナットは、アース線を接続し易い。そのため、防爆用マットスイッチは、アース線を介して容易に接地できる。
前記接続部材は、内周の雌ネジ、及び外周の雄ネジのうち少なくともいずれか一方が形成されていてもよい。
この構成では、接続部材の内周に雌ネジが形成されている場合、ユーザは雄ネジでアース線を接続し易くなる。また、接続部材の外周に雄ネジが形成されている場合、雄ネジのネジ山は、上板及び下板とかみ合うため、雄ネジは上板及び下板と強固に接続する。このため、接続部材は、上板及び下板からより剥離し難くすることができる。
また、前記検出素子を覆う絶縁性の部材を備えてもよい。
この構成では、検出素子は絶縁性の部材で覆われている。すなわち、絶縁性の部材は、検出素子と、検出素子を囲む導電性ゴムの上板又は下板との間に存在する。このため、検出素子と上板との間、又は検出素子と下板との間は、絶縁される。従って、検出素子は、該検出素子の表面に導電性の部材を配置しても使用することができる。
また、前記検出素子は、テープスイッチを含んでいてもよい。
この構成では、テープスイッチは、必要な箇所に必要な長さの検出素子を容易に配置することができる。
この発明の防爆用マットスイッチの製造方法は、導電性ゴムの上板と、導電性ゴムの下板と、を用意し、前記上板と前記下板との間に重量物の荷重を検出する検出素子を配置し、前記上板及び前記下板を対向して配置し、前記上板及び前記下板を電気的かつ物理的に接続する接続部材を取り付けることを特徴とする。
この構成では、上板及び下板は、接続部材によって接続される。接続部材は、上板及び下板を物理的に固定する。上板及び下板は、導電性ゴムで形成されている。また、上板及び下板は、接続部材によって同電位となる。これにより、上板及び下板での電位の偏りをなくすことができる。このため、防爆用マットスイッチは、上板及び下板のいずれかを接地するだけで火花の発生を防止できる。従って、製造者は、本質安全防爆構造の規格を十分に満たす防爆用マットスイッチを得ることができる。
この発明によれば、本質安全防爆構造の規格を十分に満たすことができる。
図1(A)は、第1実施形態に係る防爆用マットスイッチ1の斜視図である。図1(B)は、防爆用マットスイッチ1の平面図である。 図2は、防爆用マットスイッチ1の分解斜視図である。 図3(A)は、防爆用マットスイッチ1を図1(B)のI-Iで切断した模式的な断面図である。図3(B)は、図3(A)の破線Aで囲まれた領域の拡大断面図である。 図4は、防爆用マットスイッチ1の製造方法を示すフローチャートである。 図5(A)、図5(B)は、防爆用マットスイッチ1の使用方法の一例を説明するための図である。 図6(A)~図6(C)は、第1実施形態に係る上板11又は下板12の変形例1~3を説明するための図である。 図7(A)、図7(B)は、第1実施形態に係るインサートナット14の変形例4、5を説明するための図である。
図1(A)は、第1実施形態に係る防爆用マットスイッチ1の斜視図である。図1(B)は、防爆用マットスイッチ1の平面図である。図2は、防爆用マットスイッチ1の分解斜視図である。図3(A)は、防爆用マットスイッチ1を図1(B)のI-Iで切断した模式的な断面図である。図3(B)は、図3(A)の破線Aで囲まれた領域の拡大断面図である。なお、図1(B)は、上板11を透過して、枠板13及びテープスイッチ15を破線で示している。また、各図は、引き出しケーブル等の配線を省略して示す。以下、防爆用マットスイッチ1の長さ方向(横方向)をX軸方向とし、幅方向(縦方向)をY軸方向とし、厚み方向をZ軸方向として説明する。
図1(A)、図1(B)、図2、及び図3(A)に示すように、防爆用マットスイッチ1は、上板11と、下板12と、枠板13と、インサートナット14と、テープスイッチ15とを備える。上板11及び下板12は、矩形の平板である。枠板13は、矩形の平板であり、かつ中央に矩形の開口16を有する。枠板13は、一枚の平板に開口16を形成したものであってもよく、複数の部材を組み合わせて枠板13の形状を形成したものであってもよく、又は一本の細長いゴム板の端部同士を接合することにより環状に形成したものであってもよい。なお、上板11、下板12、及び枠板13の形状は、矩形には限られず、例えば、円状でもよく、又は三角形状等であってもよい。
上板11、下板12、及び枠板13は、下板12、枠板13、及び上板11の順にZ軸方向に沿って積層されている。下板12は、上板11と対向するように配置されている。枠板13は、上板11及び下板12の間に配置されている。枠板13は、上板11及び下板12を所定の間隔を隔てるスペーサとして機能する。これにより、上板11、下板12、及び枠板13によって囲まれる空間17が形成される。従って、上板11及び下板12の形状が平板状であっても、上板11、下板12、及び枠板13は、テープスイッチ15を配置する空間17を確保することができる。
テープスイッチ15は、下板12のうち上板11側と対向する側の主面に配置される。これにより、テープスイッチ15は、上板11及び下板12の間に配置される。テープスイッチは、必要な長さに切り分けて使用することができる。テープスイッチ15は、空間17の概ね全面に亘るように、Y軸方向に平行に複数配置されている。なお、テープスイッチ15の配置は、図2等に示す例に限定されない。テープスイッチ15は、防爆用マットスイッチ1の仕様に応じて、空間17の必要な箇所に必要な長さ分を容易に配置することができる。
また、上板11、下板12、及び枠板13は、それぞれ導電性ゴムである。このため、上板11、下板12、又は枠板13は、アース線を接続することにより容易に電荷を外部に逃がすことができる。なお、導電性ゴムの導電率は、防爆用マットスイッチ1の仕様に応じて適宜設計変更できる。また、導電性ゴムは、例えば、合成ゴム又は天然ゴム(NR)等の高分子材料を含む。合成ゴムとしては、例えば、ニトリルブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)等が挙げられる。
テープスイッチ15は、テープ状のスイッチである。テープスイッチ15は、例えば、上板11の上に人が乗ることにより押圧力がテープスイッチ15にかけられると、テープスイッチ15はオンになる。テープスイッチ15は、不図示の回路とともに検出素子を構成する。すなわち、テープスイッチ15は、本発明における検出素子の一部である。なお、検出素子は、重量物の荷重を検出することができるものであればよい。また、検出素子は、テープスイッチ15以外にも、例えば歪ゲージ又は圧電センサ等を用いることができる。
テープスイッチ15は、フィルム18で覆われている。フィルム18は、絶縁性の部材の一例である。フィルム18は、テープスイッチ15と上板11との間、及びテープスイッチ15と下板12との間に存在する。このため、テープスイッチ15と上板11との間、及びテープスイッチ15と下板12との間は、絶縁される。従って、テープスイッチ15は、テープスイッチ15の表面に導電性の部材を配置しているものであっても防爆用マットスイッチ1に使用することができる。
インサートナット14は、防爆用マットスイッチ1の4隅に二つずつ合計で8個取り付けられている。図3(A)に示すように、インサートナット14は、上板11、下板12、及び枠板13をZ軸方向に沿って貫通するように防爆用マットスイッチ1に嵌め込まれている。これにより、インサートナット14は、上板11、下板12、及び枠板13を物理的に接続する。
インサートナット14は、本発明における接続部材の一例である。本実施形態において、インサートナット14は、上板11、下板12、及び枠板13に埋め込むことができる筒状の締結部品である。インサートナット14は、貫通孔19を有する。貫通孔19の内周には、雌ネジ21が形成されている。ユーザは、雌ネジ21に雄ネジを挿入し、雄ネジでアース線を挟んで締めるだけで、該アース線を簡単に接続できる。このため、防爆用マットスイッチ1は、アース線を介して容易に接地できる。なお、アース線の接地については後で詳細に説明する。また、インサートナット14は、汎用のインサートナットが使用できる。汎用のインサートナットとしては、後で説明するような内周及び外周にネジ山が形成されているエンザート等が使用できる。
インサートナット14は、外周に雄ネジ22が形成されている。これにより、雄ネジ22のネジ山は、上板11、下板12、及び枠板13とかみ合う。このため、雄ネジ22は、上板11、下板12、及び枠板13と強固に接続することができる。従って、インサートナット14は、上板11、下板12、及び枠板13からより剥離し難くなる。なお、インサートナット14は、内周の雌ネジ21、及び外周の雄ネジ22のうちいずれか一方が形成されている場合であってもよい。
インサートナット14は、ネジ山を有するものに限定されず、表面がネジ山以外の凹凸形状を有するものであってもよい。この場合、インサートナット14は、外周の凹凸形状によって、上板11、下板12、及び枠板13と強固に接続することができる。
インサートナット14は、導電性を有する素材からなる。インサートナット14は、例えばSUS等の金属からなる。これにより、インサートナット14は、上板11、下板12、及び枠板13を電気的に接続する。上板11、下板12、及び枠板13は、インサートナット14によって同電位となる。防爆用マットスイッチ1は、上板11、下板12、及び枠板13の電位の偏りをなくすことができる。このため、防爆用マットスイッチ1は、上板11、下板12、枠板13又はインサートナット14のいずれかを接地するだけで上板11、下板12、枠板13、及びインサートナット14から速やかに電荷を外部へ逃がすことができる。これにより、上板11、下板12、枠板13又はインサートナット14の電気エネルギーは、常にゼロに近い状態となり、火花の発生を防止できる。なお、仮に防爆用マットスイッチ1の表面を導電性として接地すれば、上板11、下板12又は枠板13を絶縁性のゴムとしても、表面における放電は防止できる。ここで、仮に内部の空間に爆発性ガスが侵入した場合、内部空間で放電が起こる可能性がある。しかし、本実施形態の防爆用マットスイッチ1においては、上板11、下板12、及び枠板13の電位の偏りが無いため、上板11、下板12、及び枠板13で囲まれる内部空間での放電が防止される。従って、防爆用マットスイッチ1は、可燃性のガス雰囲気下等の危険区域で使用することができる。このように、防爆用マットスイッチ1は、本質安全防爆構造の規格を十分に満たす。
なお、インサートナット14は、上板11、下板12、及び枠板13を物理的に接続する箇所に嵌め込まれていればよく、インサートナット14の数や位置は、防爆用マットスイッチ1の仕様によって適宜変更できる。ただし、本実施形態のインサートナット14は、4隅に配置されているため、上板11、下板12、及び枠板13が角部分からめくれないようにすることができる。
また、導電性ゴムからなる上板11、下板12、及び枠板13は、ある程度の電気的抵抗があり、インサートナット14から離れた位置ほど、電位が異なる状態になる可能性がある。しかし、本実施形態のインサートナット14は、複数箇所に配置されていることで、それぞれの箇所において電位の偏りを抑えることができる。特に、インサートナット14は、4隅に配置されていることで、上板11、下板12、及び枠板13をほぼ同電位とすることができる。よって、アース線は、インサートナット14のうちいずれか1箇所に接続するだけでも、上板11、下板12、及び枠板13の全体にわたって電気エネルギーを抑えることができる。
図4は、防爆用マットスイッチ1の製造方法を示すフローチャートである。図4に示すように、初めに製造者は上板11、下板12、及び枠板13を用意する(S1)。製造者は、予めテープスイッチ15をフィルム18で覆っておく。製造者は、図2に示すように、フィルム18で覆われた複数のテープスイッチ15を下板12に配置する(S2)。テープスイッチ15は、接着剤又は粘着剤等により下板12に貼り付けられ、下板12に固定される。
製造者は、テープスイッチ15を配置した下板12、枠板13、及び上板11を順に積層する。このとき、製造者は、枠板13を挟んで上板11と、テープスイッチ15を配置した下板12とを対向するように、配置する(S3)。ここで、製造者は、防爆用マットスイッチ1の4隅に二つずつインサートナット14を挿入するための孔をドリル等によって形成してもよい。インサートナット14を挿入するための孔の直径は、インサートナット14の直径より少し小さい。これにより、製造者は、ドライバでインサートナット14を孔に押し込んで回転させることにより、インサートナット14を上板11、下板12、及び枠板13に取り付け易くなる。このように、製造者は、インサートナット14を上板11、下板12、及び枠板13に取り付ける(S4)。従って、製造者は、本質安全防爆構造の規格を十分に満たす防爆用マットスイッチ1を製造することができる。
また、防爆用マットスイッチ1は、上板11、下板12、及び枠板13を互いに接着する接着剤を備えてもよい。防爆用マットスイッチ1に接着剤を使用する場合、製造者は、下板12、枠板13、及び上板11に接着剤を塗布した後に、下板12、枠板13、及び上板11を順に積層する。これにより、上板11、下板12、及び枠板13の全周は、接着剤で互いに接着される。このため、上板11、下板12、及び枠板13の間は、水や粉塵等が侵入しにくい。従って、防爆用マットスイッチ1は、耐水性及び耐久性が向上する。
なお、上板11、下板12、及び枠板13が絶縁性の接着剤で接着されている場合でも、上板11、下板12、及び枠板13は、インサートナット14で電気的に接続されているため、同電位を維持できる。また、上板11、下板12、及び枠板13は、導電性の接着剤で接着されていてもよい。この場合、上板11、下板12、及び枠板13は、導電性の接着剤介しても電気的に接続される。このため、例えば仮にインサートナット14が外れた場合であっても、上板11、下板12、及び枠板13の各主面の間で同電位を保つことができる。
図5(A)、図5(B)は、防爆用マットスイッチ1の使用方法の一例を説明するための図である。なお、図5(B)は、図5(A)のII-IIで切断した一部断面図である。
図5(A)、図5(B)に示すように、防爆用マットスイッチ1は、枠材50で囲まれている状態で使用してもよい。枠材50は、4つのコーナ部51と4つの側面部52とを備える。コーナ部51及び側面部52は、組み立てられることにより、一つの枠として防爆用マットスイッチ1の周囲を覆う。コーナ部51は、貫通孔58を有する。図5(A)に示すように、貫通孔58には、ネジが装着されている。ネジが床等に接続されることにより、枠材50は、床等に固定される。また、防爆用マットスイッチ1の周囲が枠材50によって覆われているため、防爆用マットスイッチ1も、床等に固定することができる。
コーナ部51は、表部54、支持部55、及び底面部56を備える。防爆用マットスイッチ1は、表部54の一部及び支持部55に接する状態で枠材50に固定される。表部54は、開口部59を有する。
雄ネジ53は、防爆用マットスイッチ1のインサートナット14の一つに締結されている。アース線57の一端は、ラグ端子31と接続されている。雄ネジ53は、ラグ端子31を挟んだ状態でインサートナット14の一つに挿入される。雄ネジ53は、ラグ端子31を挟むように締められる。このように、インサートナット14及び雄ネジ53は、ラグ端子31を介してアース線57を接続している。これにより、防爆用マットスイッチ1は、インサートナット14、雄ネジ53、ラグ端子31、及びアース線57を介して接地することができる。また、この場合、アース線57の接続部分は、概ね表部54によって覆われている。枠材50は、ユーザによってアース線57の接続部分を踏まれることを防止できる。また、ラグ端子31は、表部54と上板11の上面に挟まれて固定されている。従って、ユーザが仮にアース線57に足を引っ掛けたりしても、ラグ端子31の雄ネジ53の接続部分には負荷が生じ難い。従って、アース線57は、抜け落ちることが防止される。
図6(A)は、第1実施形態に係る上板11又は下板12の変形例1を説明するための図である。図6(B)は、第1実施形態に係る上板11又は下板12の変形例2を説明するための図である。図6(C)は、第1実施形態に係る上板11又は下板12の変形例3を説明するための図である。変形例1~3の説明については、防爆用マットスイッチ1の上板11又は下板12と異なるところについてのみ説明を行い、後は省略する。
図6(A)に示すように、変形例1に係る防爆用マットスイッチ61は、上板11及び枠板13の代わりに上板71を備える。上板71は、下面が開口した略直方体形状である。すなわち、上板71は、第1実施形態に係る上板11及び枠板13が一体となった形状である。上板71の開口する部分は、下板12によって塞がれている。これにより、上板71及び下板12によって、空間17が形成できる。従って、防爆用マットスイッチ61は、少ない部材によって形成することができる。
また、インサートナット14は、上板71及び下板12をZ軸方向に沿って貫通するように防爆用マットスイッチ61に嵌め込まれている。これにより、インサートナット14は、上板71及び下板12を物理的かつ電気的に接続することができる。
図6(B)に示すように、変形例2に係る防爆用マットスイッチ62は、下板12及び枠板13の代わりに下板72を備える。下板72は、上面が開口した略直方体形状である。すなわち、下板72は、第1実施形態に係る下板12及び枠板13が一体となった形状である。下板72の開口する部分は、上板11によって塞がれている。これにより、上板11及び下板72によって、空間17が形成できる。従って、防爆用マットスイッチ62は、少ない部材によって形成することができる。
また、インサートナット14は、上板11及び下板72をZ軸方向に沿って貫通するように防爆用マットスイッチ61に嵌め込まれている。これにより、インサートナット14は、上板11及び下板72を物理的かつ電気的に接続することができる。
図6(C)に示すように、変形例3に係る防爆用マットスイッチ63は、上板11、下板12、及び枠板13の代わりに上下板73を備える。上下板73は、組み立てる前には、直方体を展開して広げた形の平板である。上下板73は、組み立てると内部に空間17を有する直方体形状となる。
このため、空間17にテープスイッチ15を配置した後に、上下板73の端部をそれぞれ閉じることにより、防爆用マットスイッチ63の空間17にテープスイッチ15が配置できる。従って、防爆用マットスイッチ63は、少ない部材によって形成することができる。
また、インサートナット14は、組み立てた上下板73をZ軸方向に沿って貫通するように防爆用マットスイッチ61に嵌め込まれている。これにより、インサートナット14は、上下板73の端部同士を物理的かつ電気的に接続することができる。
図7(A)は、第1実施形態に係るインサートナット14の変形例4を説明するための図である。図7(B)は、第1実施形態に係るインサートナット14の変形例5を説明するための図である。変形例4、5の説明については、防爆用マットスイッチ1のインサートナット14と異なるところについてのみ説明を行い、後は省略する。
図7(A)に示すように、変形例4に係る防爆用マットスイッチ64は、接続部材81を備える。接続部材81は、筒状の筒部82及びフランジ83を備える。筒部82は、上板11、下板12、及び枠板13に貫通するように防爆用マットスイッチ64に取り付けられる。フランジ83は、筒部82の両端に形成される。フランジ83は、筒部82のZ軸方向に沿った移動を防止することができる。
接続部材81が防爆用マットスイッチ64に取り付けられる前に、製造者は、例えば、Z軸方向の長さが上板11、下板12、及び枠板13のZ軸方向の長さを合計した長さより長いものを用意する。接続部材81は、上板11、下板12、及び枠板13に嵌め込まれた時に上板11、下板12、及び枠板13から一部外部へはみ出る。接続部材81は、上板11、下板12、及び枠板13に嵌め込まれた後に、筒部82以外の上板11、下板12、及び枠板13から外部へはみ出た部分にZ軸方向の上下から圧力をかけることにより、X-Y平面に平行に広がってフランジ83が形成される。
もしくは、接続部材81は、組み立てる前に筒部82でZ軸方向の上下に分割された二つの部品からなるものであってもよい。この場合、二つの部品は、Z軸方向の上下方向から上板11、下板12、及び枠板13に嵌め込まれた後に接合される。これにより、接続部材81は、上板11、下板12、及び枠板13に取り付けることができる。また、接続部材81は、上板11、下板12、及び枠板13を電気的かつ物理的に接続することができる。
図7(B)に示すように、変形例5に係る防爆用マットスイッチ65は、インサートナット14の代わりに接続部材74を備える。接続部材74は、支持部75及び周辺部76を備える。周辺部76は、上板11、下板12、及び枠板13の断面に接するように防爆用マットスイッチ65に取り付けられる。支持部75は、周辺部76に連続して、上板11の上側と下板12の下側において、X-Y平面に平行に折れ曲がる。
接続部材74は、例えば、接続部材74を上板11、下板12、及び枠板13の周囲を挟み込むように配置された後に、Z軸方向の上下から圧力をかけることにより、上板11、下板12、及び枠板13に取り付けることができる。これにより、接続部材74は、上板11、下板12、及び枠板13の接続部分を覆う。上板11、下板12、及び枠板13の間は、水や粉塵等が侵入しにくい。従って、防爆用マットスイッチ65は、耐水性及び耐久性が向上する。また、インサートナット14を配置する時の様に、孔の形成が省略できる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1…防爆用マットスイッチ
11…上板
12…下板
13…枠板
14…インサートナット(接続部材)
15…テープスイッチ(検出素子の一部)
21…雌ネジ
22,53…雄ネジ
57…アース線
61,62,63,64,65…防爆用マットスイッチ
71…上板
72…下板
73…上下板(上板及び下板)
74…接続部材
81…接続部材

Claims (8)

  1. 導電性ゴムの上板と、
    前記上板と対向するように配置される導電性ゴムの下板と、
    前記上板及び前記下板の間に配置され、重量物の荷重を検出する検出素子と、
    前記上板と前記下板とを電気的かつ物理的に接続する接続部材と、
    を備える、
    防爆用マットスイッチ。
  2. 前記上板及び前記下板を互いに接着する接着剤を備えた、
    請求項1に記載の防爆用マットスイッチ。
  3. 前記上板及び前記下板の間に配置された導電性ゴムの枠板をさらに備える、
    請求項1に記載の防爆用マットスイッチ。
  4. 前記接続部材は、インサートナットを含む、
    請求項1から3のいずれかに記載の防爆用マットスイッチ。
  5. 前記接続部材は、内周の雌ネジ、及び外周の雄ネジのうち少なくともいずれか一方が形成されている、
    請求項4に記載の防爆用マットスイッチ。
  6. 前記検出素子を覆う絶縁性の部材を備えた、
    請求項1から5のいずれかに記載の防爆用マットスイッチ。
  7. 前記検出素子は、テープスイッチを含む、
    請求項1から6のいずれかに記載の防爆用マットスイッチ。
  8. 導電性ゴムの上板と、導電性ゴムの下板と、を用意し、
    前記上板と前記下板との間に重量物の荷重を検出する検出素子を配置し、
    前記上板及び前記下板を対向して配置し、
    前記上板及び前記下板を電気的かつ物理的に接続する接続部材を取り付ける、
    防爆用マットスイッチの製造方法。
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