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JP7298364B2 - 排気ガス浄化装置及び排気ガス浄化方法 - Google Patents
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JP7298364B2 - 排気ガス浄化装置及び排気ガス浄化方法 - Google Patents

排気ガス浄化装置及び排気ガス浄化方法 Download PDF

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Description

本発明は排気ガス浄化装置及び排気ガス浄化方法に関する。
エンジンの排気ガスの浄化に関して、排気ガス中のHC(炭化水素)やCO等を酸化させる酸化触媒を化学蓄熱材によって昇温することが知られている。例えば、特許文献1には、水蒸気等と可逆的に発熱反応及び吸熱反応する化学蓄熱材と酸化触媒とを隣り合わせ、化学蓄熱材が排気ガス中の水蒸気等と反応して発熱することを利用して、酸化触媒を昇温させることが記載されている。同文献には、エンジン停止時にフューエルカットでエンジンを作動させることで排気管の排気を排出した後、触媒よりも下流側に設けたバルブを閉じることも記載されている。エンジン停止後に化学蓄熱材が水蒸気と反応して発熱することを防止するものである。
特開2011-252464号公報
ところで、酸化触媒とHCトラップ材を併用した排気ガス浄化システムが知られている。これは、排気ガス温度が低く酸化触媒が活性化していないときには排気ガス中のHCをトラップ材に吸着させ、排気ガス温度が上昇したら、活性化した酸化触媒によって排気ガス中のHCと共にトラップ材から放出されるHCを酸化浄化する。
しかし、HCトラップ材がその温度の上昇に伴ってHCを徐々に放出していくため、酸化触媒が活性化する前に多くのHCが未浄化のまま排出されてしまう結果となりやすい。つまり、HCトラップ材がHCを放出し始める温度と、酸化触媒が活性になる温度とが必ずしも一致しないという問題である。
そこで、本発明は、HCトラップ材から放出されるHCが未浄化のまま排出されることを抑制する。
本発明は、上記課題を解決するために、酸素を吸蔵するときに発熱する自己発熱材を用いて、HCトラップ材がHCを放出し始める頃に酸化触媒の温度を急速に上昇させる。
ここに開示する排気ガス浄化装置は、HCを含有する排気ガスを浄化する装置であって、
上記排気ガスが流れる排気ガス通路に設けられ、上記HCをトラップするHCトラップ材と、
上記排気ガス通路に設けられ、上記HCトラップ材から放出されるHC及び上記排気ガスに含まれるHCを酸化するための酸化触媒と、
上記排気ガス通路に設けられ、上記酸化触媒を加熱するための、酸素を吸蔵するときに自己発熱する自己発熱材と、
上記HCトラップ材の温度に相関する温度が、該HCトラップ材がHCの放出を開始する前の所定温度以下であるときに、上記自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度を低くすることによって上記自己発熱材の自己発熱を抑制し、上記HCトラップ材の温度に相関する温度が上記所定温度を超えたときに上記酸素濃度を高くすることによって上記自己発熱を生じさせる自己発熱制御手段と、
上記排気ガスの浄化を終了するときに、上記酸素濃度を下げることによって上記自己発熱材から酸素を放出させて、該自己発熱材の自己発熱性を回復させる自己発熱材再生手段と、
上記自己発熱材の雰囲気を次の排気ガスの浄化開始まで酸素濃度が下がった状態に保つことによって上記自己発熱材の自己発熱性を維持する自己発熱性維持手段とを備え
上記自己発熱材再生手段は、上記自己発熱材の温度に相関する温度に基づいて該自己発熱材の酸素吸蔵量を求め、該酸素吸蔵量を所定値まで低下させるための上記自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度の低減度合及び低減時間を設定することを特徴とする。
この排気ガス浄化装置では、HCトラップ材の温度に相関する温度が所定温度以下であるときは自己発熱材の自己発熱が抑制され、所定温度を超えたときに上記自己発熱を生じさせる。
従って、排気ガス温度が低いときに、自己発熱材の発熱によってHCトラップ材が加熱されることが避けられる。つまり、HCトラップ材からのHCの放出が早まることが避けられる。よって、酸化触媒の活性化前に未浄化のままHCが排出されることが防止される。そして、HCトラップ材がHCを放出し始める前に、自己発熱材の発熱によって、酸化触媒を短時間で昇温させることができる。この酸化触媒の昇温に伴う活性化によって、HCが未浄化のまま排出される量が少なくなる。
また、この排気ガス浄化装置によれば、排気ガスの浄化が終了するときに、自己発熱材から酸素を放出させてその自己発熱性を回復させ、この自己発熱性を次の排気ガスの浄化開始まで維持することができる。従って、自己発熱材を排気ガスの浄化に奏効するように繰り返し利用することができる。
また、ここに開示する排気ガス浄化装置は、HCを含有する排気ガスを浄化する装置であって、
上記排気ガスが流れる排気ガス通路に設けられ、上記HCをトラップするHCトラップ材と、
上記排気ガス通路に設けられ、上記HCトラップ材から放出されるHC及び上記排気ガスに含まれるHCを酸化するための酸化触媒と、
上記排気ガス通路に設けられ、上記酸化触媒を加熱するための、酸素を吸蔵するときに自己発熱する自己発熱材と、
上記HCトラップ材がHCのトラップを開始からの該HCトラップ材へのHC流入量を求める手段と、
上記HC流入量が所定値以下であるときに、上記自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度を低くすることによって上記自己発熱材の自己発熱を抑制し、上記HC流入量が所定値を超えたら上記酸素濃度を高くすることによって上記自己発熱を生じさせる自己発熱制御手段と、
上記排気ガスの浄化を終了するときに、上記酸素濃度を下げることによって上記自己発熱材から酸素を放出させて、該自己発熱材の自己発熱性を回復させる自己発熱材再生手段と、
上記自己発熱材の雰囲気を次の排気ガスの浄化開始まで酸素濃度が下がった状態に保つことによって上記自己発熱材の自己発熱性を維持する自己発熱性維持手段とを備えていることを特徴とする。
この排気ガス浄化装置は、HCトラップ材の温度ではなく、HCトラップ材へのHC流入量に基づいて、自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度を制御する点が、先に説明した排気ガス浄化装置とは異なる。この酸素濃度を変更制御する閾値である所定値は、例えば、HCトラップ材がHCを放出せずにトラップすることができる量よりも少ないHC量とすることができる。従って、HCトラップ材がHCを放出し始める頃に、酸化触媒を活性状態にすることが容易になり、HCが未浄化のまま排出されることを防止することができる。また、この排気ガス浄化装置によれば、排気ガスの浄化が終了するときに、自己発熱材から酸素を放出させてその自己発熱性を回復させ、この自己発熱性を次の排気ガスの浄化開始まで維持することができる。従って、自己発熱材を排気ガスの浄化に奏効するように繰り返し利用することができる。
一実施形態では、上記自己発熱材は、Biを含有するCeZr系複合酸化物である。Ceモル比は0.4以上であることが好ましく、Biモル比は0.2以下であることが好ましい。これにより、酸素吸蔵に伴う自己発熱量が大きくなるから、酸化触媒の急速加熱に有利になり、また、比較的低温(300℃以下)での酸素の放出が可能になるから自己発熱材の回復に有利になる。
一実施形態では、上記自己発熱性維持手段は、上記排気ガス通路に設けられ、該排気ガス通路への外気の侵入を阻止する開閉弁によって構成されている。開閉弁による排気ガス通路への外気の侵入阻止により、自己発熱材の雰囲気を酸素濃度が下がった状態に保つことができる。
一実施形態では、上記自己発熱材再生手段は、上記自己発熱材の温度に相関する温度に基づいて該自己発熱材の酸素吸蔵量を求め、該酸素吸蔵量を所定値まで低下させるための上記自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度の低減度合及び低減時間を設定する。これにより、自己発熱材の自己発熱性を確実に回復させる上で有利になる。
本発明によれば、HCトラップ材の温度に相関する温度又はHCトラップ材へのHC流入量に基づいて、自己発熱性を有する自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度を制御することによって、自己発熱材の自己発熱の抑制及び自己発熱の発現を行ない、排気ガスの浄化を終了するときに、自己発熱材から酸素を放出させてその自己発熱性を回復させ、次の排気ガスの浄化開始までその自己発熱性を維持するから、HCトラップ材がHCを放出し始める頃に、酸化触媒を活性状態にすることが容易になり、HCが未浄化のまま排出されることを防止することができ、また、自己発熱材を排気ガスの浄化に奏効するように繰り返し利用することができる。
エンジンの排気ガス浄化装置の全体構成図。 自己発熱材の自己発熱に関する制御フロー図。 自己発熱材のH-TPR試験結果を示すグラフ図。 自己発熱材の自己発熱による到達温度の経時変化を示すグラフ図。 自己発熱材のH-TPR試験結果を示すグラフ図。 自己発熱材の自己発熱による到達温度を示すグラフ図。 例1のTHC等の経時変化を示すグラフ図。 例2のTHC等の経時変化を示すグラフ図。 例3のTHC等の経時変化を示すグラフ図。 例1-3のHC浄化率を示すグラフ図。 WLTPモードにおける車速の経時変化を示すグラフ図。 WLTPモードのエンジン始動時の車速等の経時変化を示すグラフ図。 WLTPモードのエンジン停止時の車速等の経時変化を示すグラフ図。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて説明する。以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
<排気ガス浄化装置の概要>
図1に示すように、本実施形態の排気ガス浄化装置は、車両のエンジン1から排出される排気ガスを浄化する。エンジン1の排気ガス通路2には、各々排気ガス浄化装置を構成する、発熱体3、酸化触媒コンバータ4、パティキュレートフィルタ5、SCR(Selective Catalytic Reduction)触媒6、スリップ触媒7及び排気通路弁(開閉弁)8が排気ガス流れ方向の上流側から順に配置されている。排気ガス浄化装置は、発熱体3に流入する排気ガスの酸素濃度及び排気通路弁8を制御するマイクロコンピュータを利用したコントローラ9を備えている。エンジン1は、ディーゼルエンジン及びガソリンエンジンのいずれであってもよい。
発熱体3は、排気ガスの空燃比がリッチの状態で酸素を放出し、リーンの状態で酸素を吸蔵すると共に自己発熱する自己発熱材を備え、この自己発熱材はハニカム担体に担持されている。自己発熱材としては、CeZr系複合酸化物を好ましく採用することができ、特にCeZrBi複合酸化物を採用することが好ましい。CeZrBi複合酸化物は、自己発熱性向上の観点から、Ceモル比が0.3以上0.75以下であることが好ましく、Biモル比は0.1以上0.3以下であることが好ましい。CeZrBi複合酸化物には、触媒金属、例えば、Rhを担持することが好ましい。Rhの担持により、水蒸気改質反応又は水性ガスシフト反応を促進することができ、その反応で得られる水素が自己発熱材の低温還元(酸素を放出させて自己発熱性を回復)を容易にする。また、Rhの担持により、Rh近傍の酸素の活性化によって、低温時でも自己発熱材の酸素吸蔵放出性能が高くなり、自己発熱に有利になる。CeZrBi複合酸化物のRh担持量は0.01質量%以上20質量%以下であることが好ましい。
触媒コンバータ4は、排気ガス中のHCをトラップするHCトラップ材と、HCトラップ材から放出されるHC及び排気ガス中のHC、CO、NOを酸化するための酸化触媒とをハニカム担体に担持させてなる。HCトラップ材としては、ゼオライトを採用することが好ましく、特にβ-ゼオライトの採用が好ましい。酸化触媒としては、例えば、活性アルミナとOSC(Oxygen Storage capacity)材(酸素吸蔵放出材)との混合物にPt及び/又はPdを担持させた触媒を採用することが好ましい。OSC材としては、例えばZrなどの遷移金属や、Ndなどの希土類金属により耐熱性を向上させたCe含有酸化物を好ましく採用することができる。
HCトラップ材と酸化触媒とは混合してハニカム担体に担持させることができる。また、HCトラップ材と酸化触媒とは、前者が下層となり、後者が上層となるように、或いは、前者が上層となり、後者が下層となるように、ハニカム担体に層状に担持することができる。或いは、HCトラップ材と酸化触媒とは、前者が上流側に位置し、後者がその下流側に位置するように、ハニカム担体にタンデムに担持することができる。
自己発熱材についても、これを触媒コンバータ4と別体にすることなく、触媒コンバータ4のハニカム担体に担持することができる。例えば、自己発熱材が上流側に位置し、その下流側に酸化触媒が位置するように、両者をハニカム担体にタンデムに担持することができる。或いは、自己発熱材が下層となり、酸化触媒が上層となるように、両者をハニカム担体に層状に担持することができる。
パティキュレートフィルタ5は、排気ガス中に含まれるPM(粒子状物質;Particulate Matter)を捕集・除去する。このフィルタ5は、PMを捕集するフィルタ本体にPM燃焼触媒を担持させてなる。PM燃焼触媒は、フィルタ本体に捕集されたPMの燃焼を促進する。フィルタ本体は、下流端が閉塞された排気ガス流入通路と、上流端が閉塞された排気ガス流出通路が交互に並行に設けられたハニカム構造をなし、排気ガス流入通路に流入した排気ガスが通路隔壁の細孔を通って隣接する排気ガス流出通路に流出するウォールフロータイプである。フィルタ本体は、コージェライト、SiC、Si、サイアロン、AlTiOのような無機多孔質材料から形成される。PM燃焼触媒としては、活性アルミナにPtを担持させた触媒、Zr系複合酸化物とRhドープCe含有Zr系複合酸化物(RhがCe含有Zr系複合酸化物の結晶格子点又は格子点間にRhが配置された化合物)との混合物等を採用することができる。
SCR触媒6は、還元剤の存在下、排気ガス中のNOxを還元浄化する。例えば、還元剤となるNHの前駆体として尿素を採用した尿素-SCRを採用することが好ましい。尿素水タンク(図示省略)からSCR触媒6の上流側に供給される。SCR触媒6としては、NHをトラップするゼオライトに、NHを還元剤としてNOxを還元する触媒金属を担持させた触媒成分を採用することが好ましい。NOx還元用の触媒金属としては、Fe、Cu、Ti、V、W等が好ましい。
スリップ触媒7は、NOxと反応することなくSCR触媒6を通過する(スリップする)NH及びその誘導体をトラップして酸化(浄化)する、すなわち、NH等のスリップを防止する触媒である。スリップ触媒7としては、NHをトラップするゼオライトと、Ptを担持させたアルミナ材と、Ptを担持させたOSC材とをハニカム担体のセル壁に担持させた構成とすることが好ましい。
排気通路弁8は、スリップ触媒7よりも下流側において、排気ガス通路2を開閉する。排気通路弁8は、排気ガス浄化時には開となり、排気ガスの浄化終了から次の排気ガス浄化の開始まで、排気ガス通路2にその下流側から外気が侵入することを阻止するべく閉となる。排気ガスの浄化終了時には、後述の自己発熱材再生手段によって自己発熱材の自己発熱性の回復(自己発熱材からの酸素の放出)が行なわれる。その後、排気通路弁8は、閉となって、排気ガス通路2への外気の侵入をすることにより、自己発熱材の自己発熱性を次の排気ガスの浄化開始まで維持するものであり、自己発熱性維持手段を構成している。
<コントローラについて>
本実施形態のコントローラ9は、エンジン1の空燃比A/Fを制御することによって自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度を制御する。その酸素濃度は触媒コンバータ4のHCトラップ材の温度に相関する温度(以下、単に「触媒温度」という。)に基づいて制御される。本実施形態では、触媒温度として、発熱体3に流入する排気ガスの温度が採用され、温度センサ11によって検出される。その温度センサ11は発熱体3よりも上流側の排気ガス通路2に設けられている。この温度センサ11は、自己発熱材の温度に相関する温度(以下、「自己発熱材相関温度」という。)を検出するセンサでもある。
-自己発熱制御-
β-ゼオライトを利用したHCトラップ材は、その温度が120℃前後になると、トラップしていたHCを放出し始める。一方、酸化触媒のHC浄化に関するライトオフ温度(浄化率が50%に達する温度)は一般に200℃前後である。従って、エンジン1を始動し、HCトラップ材が排気ガスの熱による温度上昇に伴ってHCを放出し始めても、酸化触媒がライトオフしていなければ、HCの浄化が進まないため、HCの多くが浄化されることなく排出されてしまう。
そこで、本実施形態では、HCトラップ材が実質的にHCの放出を開始するようになる前の温度を上記酸素濃度を変更制御する温度閾値(所定温度)として、A/F制御により、自己発熱材を酸素の吸蔵によって発熱させ、酸化触媒の温度を急速上昇させるようにしている。
すなわち、コントローラ9は、エンジンの運転状態に応じてA/Fを制御する一方、温度センサ11によって検出される触媒温度が第1温度T1以下であるときは、自己発熱性を有する自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度が1質量%未満となるように、A/Fをリッチ側に補正する。この場合、自己発熱材は、排気ガスの酸素濃度が低いために、酸素を実質的に吸蔵することがなく、よって、その自己発熱が抑制される。すなわち、自己発熱性が維持される。
そうして、触媒温度が第2温度T2(所定温度)を超えると、自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度が10質量%となるように、A/Fをリーン側に所定時間(例えば、数秒間)補正する。このA/Fのリーン側への補正によって、自己発熱材に酸素が供給される。その結果、自己発熱材は酸素を吸蔵して発熱し、その熱によって酸化触媒は温度が急速上昇して、HCトラップ材から放出されるHCを酸化浄化することができる状態になる(触媒の活性化)。
ここに、第1温度T1は、エンジン1が冷間始動されたときのように、自己発熱材を酸化触媒の急速昇温に利用するために、自己発熱材の自己発熱性を酸化触媒が第2温度Tになるまで維持すべきか、すなわち、A/Fをリッチ側に補正すべきか否かを判定するための温度閾値である。従って、T1<T2である。
なお、A/Fのリーン側への補正は、上記の時間制御で終了させるのではなく、酸化触媒の温度が上記ライトオフ温度を超えた時点で終了するようにしてもよい。
上述のコントローラ9による上述のA/F制御は、触媒温度が第2温度T2以下であるときに自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度を低くすることによって自己発熱材の自己発熱を抑制し、触媒温度が第2温度T2を超えたときに上記酸素濃度を高くすることによって上記自己発熱を生じさせる自己発熱制御手段を構成している。
ここに、上記A/Fは、触媒温度に代えて、自己発熱材が自己発熱性を有する状態において、HCトラップ材がHCのトラップを開始してからの、該HCトラップ材へのHC流入量に基づいて制御することもできる。
その場合、コントローラ9は、上記HC流入量が所定値以下であるときに、自己発熱性を有する自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度が1質量%未満となるように、A/Fのリッチ側への補正を行なう。従って、自己発熱材は、排気ガスの酸素濃度が低いために、酸素を実質的に吸蔵することがなく、よって、その自己発熱が抑制される。すなわち、自己発熱性が維持される。
そうして、上記HC流入量が当該所定値を超えると、自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度が10質量%となるように、A/Fをリーン側に所定時間(例えば、数秒間)補正する。このA/Fのリーン側への補正によって、自己発熱材に酸素が供給される。その結果、自己発熱材は酸素を吸蔵して発熱し、その熱によって酸化触媒は温度が急速上昇して、HCトラップ材から放出されるHCを酸化浄化することができる状態になる(触媒の活性化)。
上記HC流入量は、エンジン1の運転開始から運転履歴に基づいて検出することができる。上記HC流入量に係る上記所定値は、HCトラップ材がHCを放出せずにトラップし得る量よりも少ないHC量とすることができる。HCトラップ材のHCトラップ量は、HCトラップ材の温度に依存する。そこで、触媒温度からHCトラップ材がトラップし得るHC量を求め、そのHC量よりも所定量少ないHC量を上記HC流入量に係る所定値とすればよい。
-自己発熱材の再生-
ところで、自己発熱材を発熱させるためには、自己発熱材が還元状態(酸素を吸蔵し得る状態)であることが必要になる。しかし、自己発熱材は、自己発熱後は酸素を吸蔵した状態にある。従って、そのままでは、自己発熱材は、酸素の吸蔵による自己発熱を行なうことができない。そこで、本実施形態では、排気ガスの浄化を終了するときに、次のエンジン1の運転時の排気ガスの浄化のために、自己発熱材の自己発熱性を回復させる再生を行なう。
すなわち、コントローラ9は、車速センサ12で得られる車速(車両の現状速度)とその減速度に基づいて、エンジン1の停止、及び停止までの時間を予測する。すなわち、車速が所定値以下で且つ減速度が所定値以上であるときに、エンジン1が停止すると予測し、その車速と減速度に基づいてエンジン停止までの時間を予測する。ここに、自己発熱材の自己発熱性は、自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度を所定値以下にして、自己発熱材から酸素を放出させることによって回復させる。一方、自己発熱材からの酸素の放出は自己発熱材が所定温度以上であるときに可能となる。
そこで、コントローラ9は、エンジン1の停止を予測したときは、自己発熱材相関温度と排気ガス流量に基づいて、自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度を所定値以下にしたときの、自己発熱材の自己発熱性を回復させるために必要な時間を推定する。
具体的には、自己発熱材の酸素吸蔵量は温度に依存するから、自己発熱材相関温度を温度センサ11によって検出し、その温度に基づいて自己発熱材の酸素吸蔵量を推定する。そして、この酸素吸蔵量と排気ガス流量に基づいて、自己発熱材の酸素吸蔵量を所定値まで低下させる(自己発熱性を回復させる)ために必要な、自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度の低減度合と低減時間を設定する。つまり、自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度を所定値以下にしたときの、自己発熱材の自己発熱性を回復させるために必要な時間を設定する。排気ガス流量は、エンジン1の燃料噴射量等に基づいて推定することができるが、流量センサを設けて実測することもできる。
コントローラ9は、エンジン1の停止までの時間が自己発熱性の回復に必要な時間以上であり、且つ自己発熱材の温度が所定温度以上であるときに、A/Fをリッチ側に補正して、自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度を1質量%未満にする。そうして、エンジン1の停止と同時に、排気通路弁8を次のエンジン運転開始まで閉とする。この排気通路弁8の閉止により、自己発熱材は、外気に晒されることが避けられるため、自己発熱性が維持される。
コントローラ9によるエンジン停止時の上記A/F制御が、排気ガスの浄化を終了するときに、自己発熱材に流入する酸素濃度を下げることによって自己発熱材の自己発熱性を回復させる自己発熱材再生手段を構成している。上記排気通路弁8及びコントローラ9による排気通路弁8の閉止制御が、自己発熱材の雰囲気を次の排気ガスの浄化開始まで酸素濃度が下がった状態に保つことによって自己発熱材の自己発熱性を維持する自己発熱性維持手段を構成している。
<コントローラ9による制御の流れ>
図2に示すように、スタート後のステップS1においてエンジン運転中か否かが判断され、エンジン運転中であれば、ステップS2に進んで排気通路弁8が開とされ、エンジン運転状態に応じたA/F制御が行なわれる(ステップS3)。続くステップS4において、触媒温度が第1温度T1以下であるか判断され、第1温度以下であれば、A/Fがリッチ側に補正される(ステップS5)。これにより、自己発熱材への酸素の吸蔵が抑えられ、従って、自己発熱材は自己発熱性を維持することになる。
続くステップS6において、触媒温度が第2温度T2を超えたか否かが判断され、超えていれば、A/Fがリーン側に補正される(ステップS7)。これにより、自己発熱材は酸素の吸蔵を開始して自己発熱する。その結果、酸化触媒の温度が急速に上昇し、HCトラップ材から放出されるHC、排気ガス中のHC、CO及びNOを酸化浄化することができるようになる。
ここに、ステップS4において、触媒温度が第1温度T1以下ではないと判断されたときは、ステップ6に進まず、ステップ8に進む。すなわち、A/Fがリッチ側に補正されて自己発熱材が自己発熱性を維持しているときのみ、触媒温度が第2温度T2を超えたときにA/Fのリーン補正がなされる。
ステップ8では、車速とその減速度に基づいて、エンジン停止が予測されるか否か判断される。エンジンの停止が予測されるときは、自己発熱材は酸素の放出が可能(所定温度以上)であり、エンジン停止までに酸素の放出に必要な時間があるときに、A/Fがリッチ側に補正される(ステップS9~S11)。すなわち、エンジンの停止が予測されても、自己発熱材の温度が低く酸素を放出できないとき、或いは酸素放出に必要な時間を確保できないときは、A/Fのリッチ側への補正は行なわれない。燃費悪化を避けるためである。
ステップS11でのA/Fのリッチ側への補正により、自己発熱材から酸素が放出され、自己発熱材の自己発熱性が回復する。続くステップS12でエンジンの停止が判断されると、排気通路弁8が閉となり、自己発熱材の自己発熱性が維持される。
<自己発熱材について>
自己発熱材として、Ce、Zr及びBiのモル比が異なる複数のRh担持CeZrBi複合酸化物を準備し、さらに、Biを含有しないRh担持CeZr複合酸化物を準備して、各々のTPR(昇温反応法)による低温還元性及び発熱量の評価を行なった。
図3はCe/Zrモル比が還元剤としてのH消費量に及ぼす影響をみたものである。同図によれば、Rh担持CeZrBi複合酸化物は、Ce/Zrモル比が1以上であるときに、400℃以下で還元可能(酸素放出可能)であることがわかる。
図4はCe/Zrモル比が発熱量に及ぼす影響をみたものである。同図によれば、Rh担持CeZrBi複合酸化物は、Ce/Zrモル比が4以上であるときに、発熱量が大きいことがわかる。
図5はBiのモル比がH消費量に及ぼす影響をみたものである。同図によれば、Rh担持CeZrBi複合酸化物は、Biモル比が0.2以下であるときに、400℃以下で還元可能(酸素放出可能)であることがわかる。
図6はBiのモル比が発熱量に及ぼす影響をみたものである。同図によれば、Rh担持CeZrBi複合酸化物は、Biモル比が0.2以下であるときに、発熱量が大きいことがわかる。
図3~図6から、自己発熱材としては、発熱性及び低温還元性の観点から、Ceモル比が0.3以上0.75以下であり、Biモル比が0.1以上0.3以下であるRh担持CeZrBi複合酸化物を採用することが好ましく、Ceモル比は0.4以上0.75以下とすること、Biモル比は0.1以上0.2以下とすることがさらに好ましいということができる。
<リグテスト>
HCトラップ材及び酸化触媒を組み合わせた供試材(自己発熱材なし供試材)と、自己発熱材、HCトラップ材及び酸化触媒を組み合わせた供試材(自己発熱材あり供試材)を準備した。自己発熱材としては、Rh担持Ce0.64Zr0.16Bi0.20を用いた。各供試材を模擬排気ガス流通反応装置にセットし、1000ppmCのHCを含有する模擬排気ガスを、ガス温度100℃で120秒流通させ、しかる後、そのガス温度を30℃/分の速度で上昇させたときの、供試材を流出する排気ガスの温度(出ガス温度)及びトータルのHC濃度(THC)を測定した。
図7は、自己発熱材なし供試材において、模擬排気ガスのO濃度をテスト当初から終了まで10質量%としたケース(例1)の結果を示す。模擬排気ガスの流通を開始した初期はTHCが流入HC濃度よりも低いから、HCがHCトラップ材にトラップされていることがわかる。暫くすると、THCが漸次大きくなっていき、テスト開始から250秒経過時点で流入HC濃度よりも大きくなり、350秒経過時点でTHCがピークになっている。その後、THCが低下しているが、これは、酸化触媒が活性になってHCが浄化されていることを示している。
図8は自己発熱材あり供試材において、模擬排気ガスのO濃度をテスト当初から終了まで10質量%としたケース(例2)の結果を示す。このケースでは、自己発熱材の自己発熱により、テスト開始直後に出ガス温度が立ち上っている。THCがテスト開始直後に立ち上がっているのは、HCトラップ材が自己発熱材の自己発熱によって加熱されたことによると認められる。また、自己発熱材なし供試材のケース(例1)に比べて、THCのピークが低くなっているのは、酸化触媒の活性化が早まった結果と認められる。
図9は、自己発熱材あり供試材において、模擬排気ガスのO濃度をテスト開始から120秒間は0質量%とし、その後、当該O濃度を10質量%にしたケース(例3)の結果を示す。図8の例2は、自己発熱材ありにおいて、模擬排気ガスのO濃度をテスト当初から10質量%としたリーンスタートのケースであるが、図9の例3は、自己発熱材ありにおいて、模擬排気ガスのO濃度をテスト当初は0質量%としたリッチスタートのケースである。
図9のリッチスタートのケース(例3)では、O濃度を0質量%から10質量%に切り換えた時点で出ガス温度が立ち上り、THCも同時に一瞬立ち上がっている。これは、自己発熱材の自己発熱の影響であると認められる。その後、THCが上昇しているが、そのピーク高さは図8のリーンスタートのケース(例2)よりも格段に低い。これは、上記O濃度の切り換え直後から、自己発熱材の自己発熱によって酸化触媒が急速に加熱され、速やかに活性温度に達したことによると認められる。すなわち、HCトラップ材から放出されるHCが酸化触媒によって効率良く浄化された結果である。
図10に例1~例3の低温域(100℃~300℃)の平均HC浄化率を示すように、例2(自己発熱材ありでリーンスタート)では、自己発熱材なし(例1)に比べてHC浄化率が高くなっているが、例3(自己発熱材ありでリッチスタート)では、リーンスタートの例2よりも、HC浄化率がさらに高くなっている。これから、自己発熱材の自己発熱性をリッチスタートによって暫く維持し、その後に排気ガスの空熱比をリ-ンに切り換えることが、HC浄化率の向上に有効であることがわかる。
<WLTPモードでの制御タイムチャート>
図11はWLTPモードにおける車速変化を示す。図12は、WLTPモードにおけるエンジン始動時の、車速、入ガス温度(酸化触媒に流入する排気ガス温度)、触媒温度(酸化触媒の温度)、エンジンのA/F、EGR率及びTHC各々の変化を示す。
エンジン始動後、入ガス温度が徐々に高くなっていき、車速の立上りに略同期して入ガス温度が立ち上がっている(上昇度が大きくなっている)。これに対して、触媒温度は入ガス温度の立ち上がりに遅れて立ち上がっている。触媒温度の立ち上がりに伴って、HCトラップ材の温度も立ち上がって高くなっていき、それに伴って、HCが放出し始めることになる。しかし、触媒温度は未だ低いため、放出されるHCが浄化されない。
本実施形態では、HCトラップ材の温度が所定温度(HCの放出が始まる前の温度)に上昇するまでは、A/Fを破線で示すように理論空燃比(14.7)よりも低くなるようにリッチ側に補正して(排気ガスの酸素濃度を低くして)、自己発熱材の自己発熱を抑制する。その後、A/Fを破線で示すように理論空燃比よりも高くなるようにリーン側に補正して(排気ガスの酸素濃度を高めて)、自己発熱材を酸素の吸蔵によって一気に発熱させる。これにより、触媒温度が破線で示すように急速に上昇し、HCトラップ材がHCを放出し始める頃には、酸化触媒が活性を呈するようになる。その結果、HCトラップ材から放出されるHCが酸化触媒によって浄化され、HCが未浄化のまま排出されることが抑えられる。
ここに、本実施形態では、自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度をエンジンのA/Fの制御によって変化させているが、図12に示すように、HCトラップ材の温度が所定温度(HCの放出が始まる前の温度)に上昇するまでEGR率を50%よりも高くし(ヘビーEGR)、その後にEGR率を低下させることで、自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度を変えるようにすることもできる。或いは、A/F制御とEGR率の制御によって当該酸素濃度を変化させるようにしてもよい。
図13は、WLTPモードにおけるエンジン停止時の、車速、入ガス温度(酸化触媒に流入する排気ガス温度)、触媒温度(酸化触媒の温度)、エンジンのA/F、EGR率及びTHC各々の変化を示す。
本実施形態では、車速とその減速度によってエンジンの停止を監視し、車速が所定値以下になり且つ減速度が所定値以上になった時点でエンジンの停止及びその停止までの時間を予測する。エンジン停止が予測されたときは、その時点において、自己発熱材の温度が所定温度以上(その吸蔵している酸素の放出が可能)であり、エンジン停止までに酸素の放出に必要な時間があるときに、A/Fを破線で示すように理論空燃比(14.7)よりも低くなるようにリッチ側に補正して(排気ガスの酸素濃度を低くして)、自己発熱材の自己発熱性を回復させる。すなわち、自己発熱材から酸素を放出させる。エンジン停止後に直ちに排気通路弁8を閉止する。
なお、NOxの浄化に関しては、SCR触媒6に代えて、NSC(NOx吸蔵還元触媒)等を採用することもできる。
1 エンジン
2 排気ガス通路
3 発熱体(自己発熱触媒)
4 酸化触媒コンバータ(HCトラップ材含有)
8 排気通路弁(開閉弁)
9 コントローラ
11 温度センサ
12 車速センサ

Claims (5)

  1. HCを含有する排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置であって、
    上記排気ガスが流れる排気ガス通路に設けられ、上記HCをトラップするHCトラップ材と、
    上記排気ガス通路に設けられ、上記HCトラップ材から放出されるHC及び上記排気ガスに含まれるHCを酸化するための酸化触媒と、
    上記排気ガス通路に設けられ、上記酸化触媒を加熱するための、酸素を吸蔵するときに自己発熱する自己発熱材と、
    上記HCトラップ材がHCのトラップを開始からの該HCトラップ材へのHC流入量を求める手段と、
    上記HC流入量が所定値以下であるときに、上記自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度を低くすることによって上記自己発熱材の自己発熱を抑制し、上記HC流入量が所定値を超えたら上記酸素濃度を高くすることによって上記自己発熱を生じさせる自己発熱制御手段と、
    上記排気ガスの浄化を終了するときに、上記酸素濃度を下げることによって上記自己発熱材から酸素を放出させて、該自己発熱材の自己発熱性を回復させる自己発熱材再生手段と、
    上記自己発熱材の雰囲気を次の排気ガスの浄化開始まで酸素濃度が下がった状態に保つことによって上記自己発熱材の自己発熱性を維持する自己発熱性維持手段とを備えていることを特徴とする排気ガス浄化装置。
  2. 請求項1において、
    上記自己発熱材は、Biを含有するCeZr系複合酸化物であることを特徴とする排気ガス浄化装置。
  3. 請求項1において、
    上記自己発熱性維持手段は、上記排気ガス通路に設けられ、該排気ガス通路への外気の侵入を阻止する開閉弁によって構成されていることを特徴とする排気ガス浄化装置。
  4. 請求項1において、
    上記自己発熱材再生手段は、上記自己発熱材の温度に相関する温度に基づいて該自己発熱材の酸素吸蔵量を求め、該酸素吸蔵量を所定値まで低下させるための上記自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度の低減度合及び低減時間を設定することを特徴とする排気ガス浄化装置。
  5. HCを含有する排気ガスを浄化する排気ガス浄化装置であって、
    上記排気ガスが流れる排気ガス通路に設けられ、上記HCをトラップするHCトラップ材と、
    上記排気ガス通路に設けられ、上記HCトラップ材から放出されるHC及び上記排気ガスに含まれるHCを酸化するための酸化触媒と、
    上記排気ガス通路に設けられ、上記酸化触媒を加熱するための、酸素を吸蔵するときに自己発熱する自己発熱材と、
    上記HCトラップ材の温度に相関する温度が、該HCトラップ材がHCの放出を開始する前の所定温度以下であるときに、上記自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度を低くすることによって上記自己発熱材の自己発熱を抑制し、上記HCトラップ材の温度に相関する温度が上記所定温度を超えたときに上記酸素濃度を高くすることによって上記自己発熱を生じさせる自己発熱制御手段と、
    上記排気ガスの浄化を終了するときに、上記酸素濃度を下げることによって上記自己発熱材から酸素を放出させて、該自己発熱材の自己発熱性を回復させる自己発熱材再生手段と、
    上記自己発熱材の雰囲気を次の排気ガスの浄化開始まで酸素濃度が下がった状態に保つことによって上記自己発熱材の自己発熱性を維持する自己発熱性維持手段とを備え、
    上記自己発熱材再生手段は、上記自己発熱材の温度に相関する温度に基づいて該自己発熱材の酸素吸蔵量を求め、該酸素吸蔵量を所定値まで低下させるための上記自己発熱材に流入する排気ガスの酸素濃度の低減度合及び低減時間を設定することを特徴とする排気ガス浄化装置。
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