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JP7299062B2 - 取引処理装置及びその制御プログラム - Google Patents
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Description

本発明の実施形態は、取引処理装置及びその制御プログラムに関する。
近年、電子化されたレシートをスマートフォン等の通信端末で受け取るようにしたサービス、いわゆる電子レシートサービスが普及している。客は、電子レシートサービスの運営会社に会員登録をすることで、電子レシートサービスを利用することができる。また、多くの店舗では、客の囲い込みを目的に、ポイントサービス等の会員サービスを実施している。客は、店舗に会員登録をすることで、その店舗での会員サービスを受けられる。
電子レシートサービスに加盟している店舗では、その店舗で会員サービスの会員登録を行った客を自動的に電子レシートサービスの会員としても登録することが考えられている。そうすることにより、客は、店舗の会員サービスを受けられるだけではない。客は、その店舗での取引は勿論のこと、電子レシートサービスに加盟している他の店舗での取引においても電子レシートを受け取れるようになる。したがって、客の利便性が向上するので、さらなる囲い込みが期待できる。
しかしながら、客の中には、会員登録をした店舗のレシートを電子レシートではなく紙レシートとして受け取りたいという客もいる。前述したように、店舗に会員登録をした客を自動的に電子レシートサービスの会員としても登録するようにした場合には、かような客の要望に応えることができない。
特開2018-200727号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、電子レシートサービスの会員であっても特定の店舗での取引において紙レシートを受け取ることができる取引処理装置を提供しようとするものである。
一実施形態において、取引処理装置は、作成手段と、発行手段と、処理手段と、確認手段と、第1制御手段と、第2制御手段とを備える。作成手段は、取引対象者との取引に係る情報を記録したレシートのデータを作成する。発行手段は、レシートのデータを印刷した紙レシートを発行する。処理手段は、レシートを電子化した電子レシートを処理する。確認手段は、取引対象者が、電子レシートサービスの利用者である場合、当該取引対象者に対して紙レシートを受け取る設定がなされているかを確認する。第1制御手段は、取引対象者が、電子レシートサービスの利用者でありかつ紙レシートを受け取る設定がなされていない場合、処理手段による電子レシートの処理を制御する。第2制御手段は、取引対象者が、電子レシートサービスの利用者でない場合、あるいは、電子レシートサービスの利用者でありかつ紙レシートを受け取る設定がなされている場合、発行手段による紙レシートの発行を制御する。
実施形態のシステム構成を示すブロック図。 電子レシートデータベースのデータ構造を示す模式図。 電子レシート会員データベースのデータ構造を示す模式図。 店舗会員データベースのデータ構造を示す模式図。 電子レシートIDの構成を示す模式図。 POS端末の要部回路構成を示すブロック図。 POS端末のプロセッサが、制御プログラムに従って実行する情報処理の要部手順を示す流れ図。 第1の実施形態において、POS端末のプロセッサが、制御プログラムに従って実行する情報処理の要部手順を示す流れ図。 第2の実施形態において、POS端末のプロセッサが、制御プログラムに従って実行する情報処理の要部手順を示す流れ図。 第3の実施形態において、POS端末のプロセッサが、制御プログラムに従って実行する情報処理の要部手順を示す流れ図。
以下、電子レシートサービスの会員であっても特定の店舗での取引において紙レシートを受け取ることができる取引処理装置の実施形態について、図面を用いて説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態のシステム構成図である。本システムは、電子レシートシステム1と、複数の店舗システム2(2A,2B)と、ネットワーク3とを含む。
電子レシートシステム1は、電子レシートサービスの運営会社によって構成される。電子レシートシステム1は、電子レシート管理サーバ11と電子レシート会員サーバ12とを備える。電子レシート管理サーバ11は、電子レシートデータベース13の管理に特化したサーバである。電子レシートデータベース13については、後で図2を用いて詳細に説明する。電子レシート会員サーバ12は、電子レシート会員データベース14の管理に特化したサーバである。電子レシート会員データベース14については、後で図3を用いて詳細に説明する。
各店舗システム2は、それぞれ電子レシートサービスに加盟している店舗によって構成される。なお、図1では、店舗システム2として店舗システム2Aと店舗システム2Bとを示しているが、店舗システム2の数は2つに限定されない。好ましくは、店舗システム2の数は、電子レシートサービスに加盟している店舗の数と一致する。以下では、電子レシートサービスに加盟している店舗を加盟店と称する。加盟店は、1つの独立した店舗であってもよいし、チェーン店である複数の店舗を1つの加盟店としてもよい。
各店舗システム2は、それぞれ店舗会員サーバ21と、通信サーバ22と、複数のPOS(Point Of Sales)端末23と、ネットワーク24とを備える。店舗会員サーバ21は、店舗会員データベース25の管理に特化したサーバである。店舗会員データベース25については、後で図4を用いて詳細に説明する。通信サーバ22は、ネットワーク3上でのデータ通信を支援するのに特化したサーバである。
POS端末23は、客との取引に係るデータを処理し、その取引の決済を処理する端末である。因みに、取引とは、商品の売買を伴う行為に限定されるものではない。例えば施設の利用料、物品のレンタル料等が発生する行為、あるいは役務の提供に対して対価の支払いが発生する行為等も取引として定義する。ここにPOS端末23は、取引処理装置の一態様である。
ネットワーク24は、複数のPOS端末23と、店舗会員サーバ21及び通信サーバ22とを双方向通信自在に接続する。ネットワーク24は、典型的にはLAN(Local Area Network)である。LANは、有線LANであってもよいし、無線LANであってもよい。ネットワーク24は、インターネット又はイントラネットであってもよい。ネットワーク24は、モバイル通信網を含んでいてもよい。
このように、加盟店毎にネットワーク24を介して複数のPOS端末23と店舗会員サーバ21及び通信サーバ22とが接続されることにより、その加盟店の店舗システム2が構築される。因みに、加盟店が1つの独立した店舗からなる場合には、各POS端末23は、その店舗の会計場に設置され、店舗会員サーバ21及び通信サーバ22は、その店舗のバックヤードに設置されることが想定される。一方、加盟店がチェーン店である複数の店舗からなる場合には、各POS端末23は、チェーン店毎に設置され、店舗会員サーバ21及び通信サーバ22は、各チェーン店を統括する本部に設置されることが想定される。
ネットワーク3は、電子レシートシステム1の電子レシート管理サーバ11及び電子レシート会員サーバ12と、各店舗システム2の通信サーバ22とを双方向通信自在に接続する。ネットワーク3は、典型的にはインターネット又はイントラネットである。ネットワーク3は、モバイル通信網を含んでいてもよい。
このように、ネットワーク3を介して上記の各サーバが接続されることにより、本システムが構築される。かくして、加盟店で取引を行った客は、その加盟店で実施されているポイントサービス等の会員サービスを受けられるだけでなく、その取引に係るレシートを電子レシートとしてスマートフォン等の通信端末4で受け取ることができる。すなわち、客は、加盟店毎の会員サービスだけでなく、各加盟店での取引に際して電子レシートサービスを受けることができる。
通常、会員サービスを受けるためには、客は、加盟店に対して会員登録を行う必要がある。会員登録を行うことにより、その客に対して固有の会員IDが発行される。会員IDは、例えばICカード、磁気カード等のカード媒体に記録されて発行される。あるいは会員IDは、通信端末4に会員サービス専用のアプリケーションプログラムをインストールすることにより、そのプログラムに設定されて発行される。以下、会員サービス専用のアプリケーションプログラムを会員アプリと称する。
また、電子レシートサービスを受けるためには、客は、電子レシートサービスの運営会社に対して会員登録を行う必要がある。会員登録を行うことにより、その客に対して固有の電子レシートIDが発行される。電子レシートIDは、通信端末4に電子レシートサービス専用のアプリケーションプログラムをインストールすることにより、そのプログラムに設定されて発行される。以下、電子レシートサービス専用のアプリケーションプログラムを電子レシートアプリと称する。
本実施形態では、客が会員サービスを受けるために加盟店に対して会員登録を行うと、自動的に電子レシートサービスの運営会社に対しても会員登録が行われる仕組みとなっている。具体的には、客が通信端末4に会員アプリをインストールして加盟店に対する会員登録を行うと、電子レシートサービスを承諾するか否かの問合せが通信端末4から発生する。この問合せに対して客が承諾する旨の操作を通信端末4で行うと、電子レシートサービスの運営会社に対して会員登録が行われ、当該通信端末4に電子レシートアプリがインストールされる。かくして、当該客に対して会員IDとともに電子レシートIDが発行されるので、客は、会員IDと電子レシートIDとを連携するための操作を通信端末4で行う。そうすることにより、以後、客は、会員サービスと電子レシートサービスとを受けられるようになる。
一方、加盟店に対して会員登録を行った客が既に電子レシートサービスの利用者であることもあり得る。このような客は、電子レシートサービスを承諾するか否かの問合せに対して、電子レシートサービスを利用中である旨の操作を通信端末4で行う。そして客は、会員IDと電子レシートIDとを連携する操作を通信端末4で行う。そうすることにより、以後、客は、電子レシートサービスだけでなくその加盟店の会員サービスを受けられるようになる。
ところで、加盟店に対して会員登録を行った客の中には、電子レシートサービスを利用するもののその加盟店ではレシートを紙で受け取りたいという客がいることが想定される。このような客は、加盟店に対してレシートを紙で受け取ることを申請する。申請は、通信端末4を介して行ってもよいし、書面で行ってもよい。そうすることにより、申請を行った加盟店では、紙レシートを受け取れるようになる。
以下、上述したような電子レシートサービスと会員サービスとの併用を可能とする本システムの詳細について、図2乃至図8を用いて説明する。
図2は、電子レシートデータベース13のデータ構造を示す模式図である。図示するように、電子レシートデータベース13は、電子レシートIDと関連付けて索引データと電子レシートデータとを保存する。電子レシートデータは、客との取引に係る情報が記録されたレシートを電子化したデータである。索引データは、電子レシートデータに含まれる取引日時、店舗情報及び合計金額を配列したデータである。客は、索引データの取引日時、店舗情報及び合計金額から、電子レシートデータの取引を特定することができる。
図3は、電子レシート会員データベース14のデータ構造を示す模式図である。図示するように、電子レシート会員データベース14は、電子レシートIDと関連付けて連携会員IDを保存する。連携会員IDは、対応する電子レシートIDに対して連携する操作が行われた会員IDである。例えば、図1において、店舗システム2Aが構築された加盟店に対して会員登録を行った客が会員IDと電子レシートIDとを連携する操作を行った場合、電子レシート会員データベース14には、当該客の電子レシートIDと関連付けて、店舗システム2Aが構築された加盟店の会員IDが連携会員ID1として保存される。また、この客が、店舗システム2Bが構築された加盟店に対しても会員登録を行い、会員IDと電子レシートIDとを連携する操作を行うと、電子レシート会員データベース14には、当該客の電子レシートIDと関連付けて、店舗システム2Bが構築された加盟店の会員IDが連携会員ID2として保存される。したがって、電子レシートIDと関連付けて電子レシート会員データベース14に保存される連携会員IDの数は、任意である。
図4は、店舗会員データベース25のデータ構造を示す模式図である。図示するように、店舗会員データベース25は、会員IDと関連付けて累積ポイントP0、第1フラグF1及び第2フラグF2を保存する。累積ポイントP0は、会員IDで識別される客との当該加盟店での取引で発生したサービスポイントの累積値である。
第1フラグF1は、会員IDで識別される客が電子レシートサービスの利用者であるか否かを識別するためのフラグである。本実施形態では、第1フラグF1は、客が電子レシートサービスの利用者である場合に“1”となり、利用者でない場合に“0”となる。すなわち、加盟店に対して会員登録を行った客が電子レシートサービスを利用中、若しくは電子レシートサービスを承諾する旨の操作を行った場合、第1フラグF1は“1”となる。当該客が電子レシートサービスを利用中でなく、かつ電子レシートサービスを承諾する旨の操作を行わなかった場合には、第1フラグF1は“0”となる。
第2フラグF2は、会員IDで識別される客が紙レシートを受け取るか否かを識別するためのフラグである。本実施形態では、第2フラグF2は、客が紙レシートを受け取る場合に“1”となり、受け取らない場合に“0”となる。すなわち、加盟店に対してレシートを紙で受け取ることを申請した客の会員IDに関連付けられた第2フラグは“1”となり、申請していない客の会員IDに関連付けられた第2フラグは“0”となる。
図5は、電子レシートIDの構成図である。図示するように電子レシートIDは、16ビットのデータである。そのうち先頭の2ビット(b1,b2)は、電子レシートIDであることを識別するためのデータである。次の10ビット(b3~b12)は、電子レシートサービスを利用するために会員登録を行った客を個々に識別するための固有のIDである。次の3ビット(b13,b14,b15)は、オプションフラグである。最後の1ビット(C/D)は、チェックデジットである。
かかる構成の電子レシートIDにおいて、オプションフラグの1ビット(b13)は、レシート印字をするか否かを識別するためのフラグ、いわゆる印字フラグb13として使用される。本実施形態では、印字フラグb13は、レシート印字をする場合に“1”となり、レシート印字をしない場合に“0”となる。通常、電子レシートサービスを利用する客は、レシートを電子レシートとして受け取る。したがって、電子レシートIDの印字フラグb13は“0”である。しかし、客の中には、電子レシートだけでなく紙レシートも欲しいという客がいる。このような客に対して発行される電子レシートIDの印字フラグb13は“1”となる。
図6は、POS端末23の要部回路構成を示すブロック図である。各加盟店の店舗システム2(2A,2B)には、それぞれPOS端末23が複数設けられている。これらのPOS端末23の基本的な回路構成は共通である。
図6に示すように、POS端末23は、プロセッサ23a、メインメモリ23b、補助記憶デバイス23c、時計23d、釣銭機インターフェース23e、通信インターフェース23f、キーボード23g、スキャナ23h、ディスプレイ23i、リーダ23j、プリンタ23k及びシステム伝送路23lを備える。システム伝送路23lは、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。システム伝送路23lは、プロセッサ23aと、メインメモリ23b、補助記憶デバイス23c、時計23d、釣銭機インターフェース23e、通信インターフェース23f、キーボード23g、スキャナ23h、ディスプレイ23i、リーダ23j及びプリンタ23kとを相互に接続する。プロセッサ23a、メインメモリ23b及び補助記憶デバイス23cがシステム伝送路23lで接続されることにより、POS端末23のコンピュータが構成される。
プロセッサ23aは、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ23aは、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムに従って、POS端末23としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ23aは、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
メインメモリ23bは、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ23bは、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ23bは、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。メインメモリ23bは、プロセッサ23aが各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ23bは、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ23aによってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROM(Read Only Memory)である。揮発性のメモリ領域は、例えばRAM(Random Access Memory)である。
補助記憶デバイス23cは、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)等が補助記憶デバイス23cとなり得る。補助記憶デバイス23cは、プロセッサ23aが各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ23aでの処理によって作成されたデータ等を保存する。補助記憶デバイス23cは、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
メインメモリ23b又は補助記憶デバイス23cに記憶されるアプリケーションプログラムには、POS端末23で実行される情報処理に関して記述した制御プログラムが含まれる。制御プログラムをメインメモリ23b又は補助記憶デバイス23cにインストールする方法は特に限定されるものではない。リムーバブルな記録媒体に制御プログラムを記録して、あるいはネットワークを介した通信により制御プログラムを配信して、メインメモリ23b又は補助記憶デバイス23cにインストールすることができる。記録媒体は、CD-ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。
時計23dは、POS端末23の時刻情報源として機能する。プロセッサ23aは、時計23dによって計時される時刻情報を基に、現在の日付及び時間を計時する。
釣銭機インターフェース23eは、自動釣銭機との間でデータ通信を行う。釣銭機インターフェース23eは、自動釣銭機から投入金額のデータ、貨幣収納枚数のデータ等を受信する。釣銭機インターフェース23eは、釣銭データを自動釣銭機へと送信する。
通信インターフェース23fは、ネットワーク24を介して接続される店舗会員サーバ21及び通信サーバ22との間で、所定の通信プロトコルに従いデータ通信を行う。
キーボード23gは、POS端末23の入力デバイスとして機能する。キーボード23gには、取引に関するデータの入力及び取引の決済に必要なキーとして、テンキー、クリアキー、乗算キー、小計キー、預/現計キー、クレジットキー、電子マネーキー等が配置されている。預/現計キー、クレジットキー及び電子マネーキーは、取引の締めを宣言する締めキーである。預/現計キーは、現金支払いによる取引の締めキーである。クレジットキーは、クレジットカード支払いによる取引の締めキーである。電子マネーキーは、電子マネー支払いによる取引の締めキーである。
スキャナ23hは、POS端末23の入力デバイスとして機能する。スキャナ23hは、バーコード、二次元データコード等のコードシンボルを読み取る読取装置の一例である。例えば、商品に付されているバーコードを翳すことによって、スキャナ23hはそのバーコードのデータを読み取ることができる。スキャナ23hは、レーザ光の走査によりコードシンボルを読み取るタイプであってもよいし、撮像デバイスで撮像した画像からコードシンボルを読み取るタイプであってもよい。
ディスプレイ23iは、POS端末23の表示デバイスとして機能する。ディスプレイ23iは、POS端末23のオペレータである店員に対して情報の表示を行う。ディスプレイ23iは、客に対して情報の表示を行うものを含んでもよい。この種のディスプレイ23iとしては、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等を利用できる。ディスプレイ23iは、タッチパネルを備えたものであってもよい。
リーダ23jは、POS端末23の入力デバイスとして機能する。リーダ23jは、ICカード、磁気カード等のカード媒体に記録されたデータを読み取る読取装置の一例である。リーダ23jは、RFID(Radio Frequency Identification)のデータを非接触で読み取る装置であってもよい。
プリンタ23kは、レシート用紙に対して各種の文字列又は画像等を印刷することにより、レシートを発行する。この種のプリンタ23kとしては、例えばサーマルプリンタ又はドットインパクトプリンタ等を利用できる。
図7及び図8は、POS端末23のプロセッサ23aが、制御プログラムに従って実行する情報処理の要部手順を示す流れ図である。以下、これらの流れ図を参照して、POS端末23の動作について説明する。詳しくは、商品の売買を伴う行為、いわゆる商取引を処理するPOS端末23の動作である。なお、図7及び図8に示すとともに以下に説明する動作の内容は一例である。同様な結果を得ることが可能であれば、その処理手順及び処理内容は特に限定されるものではない。
はじめに、POS端末23のオペレータである店員は、客が商取引の決済のために会計場に来ると、ポイント会員であるか否かを確認する。ポイント会員とは、会員サービスの1つであるポイントサービスを受けるために当該加盟店に対して会員登録を行った客のことである。ポイント会員の場合、その客固有の会員IDが発行されている。そこで店員は、会員IDの提示を求める。ここで、客が通信端末4に会員アプリをインストールしている場合、客は、その会員アプリを起動する。そうすると、通信端末4のディスプレイに会員IDのコードシンボルが表示されるので、店員は、スキャナ23hでそのコードシンボルを読み取る。一方、客が会員カードを提示した場合には、店員は、リーダ23jでそのカードデータを読み取る。カードデータには会員IDが含まれている。かかる操作により、POS端末23に対して会員IDが入力される。
POS端末23のプロセッサ23aは、図7に示すように、ACT1として会員IDが入力されるのを待ち受けている。会員IDが入力されると、プロセッサ23aは、ACT1においてYESと判定し、ACT2へと進む。プロセッサ23aは、ACT2として店舗会員サーバ21への問合せを行うように通信インターフェース23fを制御する。この制御により、通信インターフェース23fからネットワーク24を介して店舗会員サーバ21宛に問合せコマンドが送信される。この問合せコマンドには、入力された会員IDが含まれている。問合せコマンドを受信した店舗会員サーバ21は、店舗会員データベース25を検索する。そして店舗会員サーバ21は、問合せコマンドに含まれた会員IDと関連付けて記憶されている累積ポイントP0、第1フラグF1及び第2フラグF2を読出し、これらのデータを含んだ許諾応答コマンドを、問合せコマンド送信元のPOS端末23へと送信する。なお、問合せコマンドに含まれた会員IDが店舗会員データベース25に記憶されていない場合には、店舗会員サーバ21は、エラー応答コマンドを問合せコマンド送信元のPOS端末23へと送信する。店舗会員サーバ21からの応答コマンドは、ネットワーク24を介して問合せコマンド送信元のPOS端末23へと送られる。
問合せコマンドを送信したプロセッサ23aは、ACT3として許諾応答コマンドを受信したか否かを確認する。通信インターフェース23fを介して受信したコマンドがエラー応答コマンドであった場合には、プロセッサ23aは、ACT3においてNOと判定し、この処理をエラーとする。
許諾応答コマンドを受信した場合には、プロセッサ23aは、ACT3においてYESと判定し、ACT4へと進む。プロセッサ23aは、ACT4として許諾応答コマンドに含まれていた累積ポイントP0、第1フラグF1及び第2フラグF2をメインメモリ23bの揮発性エリアに書き込む。
ここに、プロセッサ23aを主体とするコンピュータは、ACT1乃至ACT4の処理を実行することで、取引対象者を識別する識別子を取得する取得手段を構成する。因みに、取引対象者とは、会員IDを提示した客である。識別子とは、会員IDである。
プロセッサ23aは、ACT5として第1フラグF1を調べる。第1フラグF1が“0”であった場合、プロセッサ23aは、ACT5においてNOと判定し、ACT6へと進む。プロセッサ23aは、ACT6として第3フラグF3を“0”とする。第3フラグF3は、メインメモリ23bの揮発性エリアに記憶されている。このように、第1フラグF1が“0”の客、すなわち電子レシートサービスの利用者でない客との取引の場合には、第3フラグF3が“0”となる。
これに対し、第1フラグF1が“1”であった場合には、プロセッサ23aは、ACT5においてYESと判定し、ACT7へと進む。プロセッサ23aは、ACT6として第3フラグF3を“1”とする。このように、第1フラグF1が“1”の客、すなわち電子レシートサービスの利用者である客との取引の場合には、第3フラグF3が“1”となる。
第3フラグF3を“1”としたプロセッサ23aは、ACT8として電子レシート会員サーバ12への問合せを行うように通信インターフェース23fを制御する。この制御により、通信インターフェース23fからネットワーク24を介して通信サーバ22宛に問合せコマンドが送信される。この問合せコマンドには、入力された会員IDが含まれている。問合せコマンドを受信した通信サーバ22は、その問合せコマンドを、ネットワーク3を介して電子レシート会員サーバ12へと送信する。
問合せコマンドを受信した電子レシート会員サーバ12は、電子レシート会員データベース14を検索する。そして電子レシート会員サーバ12は、問合せコマンドに含まれた会員IDが連携会員IDとして設定されたレコードの有無を確認する。そして、該当するレコードを検出したならば、電子レシート会員サーバ12は、そのレコードの電子レシートIDを取得する。そして電子レシート会員サーバ12は、この電子レシートIDを含んだ許諾応答コマンドを、問合せコマンド送信元のPOS端末23へと送信する。なお、問合せコマンドに含まれた会員IDが連携会員IDとして設定されたレコードが存在しない場合には、電子レシート会員サーバ12は、エラー応答コマンドを問合せコマンド送信元のPOS端末23へと送信する。電子レシート会員サーバ12からの応答コマンドは、ネットワーク3、通信サーバ22、ネットワーク24を経由して問合せコマンド送信元のPOS端末23へと送られる。
問合せコマンドを送信したプロセッサ23aは、ACT9として許諾応答コマンドを受信したか否かを確認する。通信インターフェース23fを介して受信したコマンドがエラー応答コマンドであった場合には、プロセッサ23aは、ACT9においてNOと判定し、この処理をエラーとする。
許諾応答コマンドを受信した場合には、プロセッサ23aは、ACT9においてYESと判定し、ACT10へと進む。プロセッサ23aは、ACT10として許諾応答コマンドに含まれていた電子レシートIDをメインメモリ23bの揮発性エリアに書き込む。
プロセッサ23aは、ACT11として揮発性エリアに書き込んだ電子レシートIDの印字フラグb13を調べる。ここで、印字フラグb13が“1”、すなわち電子レシートIDがレシートを印字する設定になっていた場合には、プロセッサ23aは、ACT11においてNOと判定し、ACT15へと進む。プロセッサ23aは、ACT15として第4フラグF4を“1”とする。第4フラグF4は、メインメモリ23bの揮発性エリアに記憶されている。
一方、印字フラグb13が“0”、すなわち電子レシートIDがレシートを印字しない設定になっていた場合には、プロセッサ23aは、ACT11においてYESと判定し、ACT12へと進む。プロセッサ23aは、ACT12として揮発性エリアに書き込んだ第2フラグF2を調べる。ここで、第2フラグF2が“0”であった場合、プロセッサ23aは、ACT12においてNOと判定し、ACT13へと進む。プロセッサ23aは、ACT13として第4フラグF4を“0”とする。このように、印字フラグb13が“0”、すなわち電子レシートIDがレシートを印字しない設定であり、なおかつ第2フラグF2が“0”の客、すなわち加盟店に対してレシートを紙で受け取ることを申請していない客との取引の場合には、第4フラグF4が“0”となる。
これに対し、第2フラグF2が“1”であった場合には、プロセッサ23aは、ACT12においてYESと判定し、ACT14へと進む。プロセッサ23aは、ACT14として揮発性エリアに記憶されている電子レシートIDを編集する。具体的には、プロセッサ23aは、印字フラグb13を“0”から“1”に変更する。またプロセッサ23aは、最後の1ビットのチェックデジット(C/D)を算出し直す。こうして、電子レシートIDを編集し終えると、プロセッサ23aは、ACT15へと進む。プロセッサ23aは、ACT15として第4フラグF4を“1”とする。
このように、印字フラグb13が“1”、すなわち電子レシートIDがレシートを印字する設定になっていた場合だけでなく、第2フラグF2が“1”の客、すなわち加盟店に対してレシートを紙で受け取ることを申請している客との取引の場合には、第4フラグF4が“0”となる。
ここに、プロセッサを主体とするコンピュータは、ACT5及びACT12の処理を実行することにより、取引対象者が、電子レシートサービスの利用者である場合、当該取引対象者に対して紙レシートを受け取る設定がなされているか否かを確認する確認手段を構成する。
より詳しくは、同コンピュータは、ACT12の処理を実行することにより、取引対象者を識別する識別コードである会員IDと関連付けて紙レシートを受け取るか否かを設定した第2フラグF2を記憶する記憶部、すなわち店舗会員データベース25を検索する検索手段を構成する。そして同コンピュータは、確認手段として、取引対象者の会員IDと関連付けて記憶されている第2フラグF2から、当該取引対象者に対して紙レシートを受け取る設定がなされているか否かを確認している。したがって、紙レシートを受け取るか否かの情報を第2フラグF2で管理できるので、管理の容易化を図ることができる。また同コンピュータは、その第2フラグF2を確認するだけでよいので、簡単な処理で迅速に当該取引対象者に対して紙レシートを受け取る設定がなされているか否かを確認することができる。
図7において、ACT6、ACT13又はACT15の処理を終えると、プロセッサ23aは、図8のACT21へと進む。プロセッサ23aは、ACT21として商品登録を待ち受ける。
会員IDの入力操作を終えた店員は、キーボード23g又はスキャナ23hを操作して、客が買い上げる商品を登録する。そして店員は、客が買い上げる全ての商品の登録を終えると、締めキーを入力して、取引の締めを宣言する。
プロセッサ23aは、商品が登録されると、ACT21においてYESと判定し、ACT22へと進む。プロセッサ23aは、ACT22として商品販売データを処理する。すなわちプロセッサ23aは、商品コード、商品名、単価、販売点数、販売金額等の商品販売データを作成し、トランザクションエリアに登録する。トランザクションエリアは、メインメモリ23bの揮発性エリアに形成されている。また、プロセッサ23aは、商品販売データの商品名、単価、販売点数、販売金額等をディスプレイ23iに表示する。
プロセッサ23aは、商品販売データの処理を終えると、ACT23へと進む。プロセッサ23aは、ACT23として登録締めが宣言されたか否かを確認する。登録締めが宣言されていない場合、プロセッサ23aは、ACT23においてNOと判定し、ACT21へと戻る。そしてプロセッサ23aは、次の商品が登録されたならば、その商品の販売データを処理する。以後、プロセッサ23aは、登録締めが宣言されるまで、商品販売データの処理を繰り返す。
キーボード23gに配置されたいずれかの締めキーが入力されて登録締めが宣言されると、プロセッサ23aは、ACT23においてYESと判定し、ACT24へと進む。プロセッサ23aは、ACT24として決済処理を実行する。すなわち、締めキーとして預/現計キーが入力された場合には、プロセッサ23aは、現金支払いによる取引の締め処理を実行する。締めキーとしてクレジットキーが入力された場合には、プロセッサ23aは、クレジットカード支払いによる取引の締め処理を実行する。締めキーとして電子マネーキーが入力された場合には、プロセッサ23aは、電子マネー支払いによる取引の締め処理を実行する。なお、商品販売データの処理及び現金、クレジットカード、電子マネー等の支払いに対する決済処理は、既存の処理をそのまま適用できる。したがって、ここでの詳しい説明は省略する。
決済処理を終えると、プロセッサ23aは、ACT25へと進む。プロセッサ23aは、ACT25としてトランザクションエリアに登録された商品販売データを基に、レシートデータを作成する。レシートデータには、客が買い上げる商品の名称、単価、販売点数、販売金額等と、合計点数、合計金額と、決済情報と、取引日時、レジ番号、責任者等の取引識別情報と、が含まれる。
ここに、プロセッサ23aを主体とするコンピュータは、ACT25の処理を実行することで、取引対象者との取引に係る情報を記録したレシートのデータを作成する作成手段を構成する。
レシートデータを作成し終えると、プロセッサ23aは、ACT26へと進む。プロセッサ23aは、ACT26として第3フラグF3を調べる。ここで、第3フラグF3が“1”であった場合、プロセッサ23aは、ACT26においてYESと判定し、ACT27へと進む。プロセッサ23aは、ACT27として第4フラグF4を調べる。ここで、第4フラグF4が“0”であった場合、プロセッサ23aは、ACT27においてNOと判定し、ACT28へと進む。
プロセッサ23aは、ACT28として電子レシート処理を実行する。すなわちプロセッサ23aは、ACT25において作成したレシートデータを電子化されたレシートデータとして、メインメモリ23bで記憶している電子レシートIDとともに電子レシート管理サーバ11へと送信するように通信インターフェース23fを制御する。この制御により、通信インターフェース23fからネットワーク24を介して通信サーバ22宛に電子レシートデータと電子レシートIDとが送信される。通信サーバ22は、その電子レシートデータと電子レシートIDとを、ネットワーク3を介して電子レシート管理サーバ11へと送信する。電子レシート管理サーバ11は、POS端末23から受信した電子レシートデータから管理データを作成する。そして電子レシート管理サーバ11は、この管理データと電子レシートデータとを電子レシートIDと関連付けて電子レシートデータベース13に保存する。
一方、第3フラグF3が“0”であった場合には、プロセッサ23aは、ACT26においてNOと判定し、ACT29へと進む。同様に、第4フラグF4が“1”であった場合には、プロセッサ23aは、ACT27においてYESと判定し、ACT29へと進む。プロセッサ23aは、ACT29としてレシートの印字処理を実行する。すなわちプロセッサ23aは、ACT25において作成したレシートデータを印字データとしてプリンタ23kへと出力する。これにより、プリンタ23kが動作し、レシート用紙にレシートデータが印字されて、紙レシートが発行される。
ここにプロセッサ23aを主体とするコンピュータは、ACT28の処理を実行することで、レシートを電子化した電子レシートを処理する処理手段を構成する。また、同コンピュータは、ACT29の処理を実行することで、レシートのデータを印刷した紙レシートを発行する発行手段を構成する。そして、同コンピュータは、ACT26のYESとACT27のNOの処理を実行することにより、取引対象者が、電子レシートサービスの利用者でありかつ紙レシートを受け取る設定がなされていない場合、処理手段による電子レシートの処理を制御する第1制御手段を構成する。また、同コンピュータは、ACT26のNOとACT27のYESの処理を実行することにより、取引対象者が、電子レシートサービスの利用者でない場合、あるいは、電子レシートサービスの利用者でありかつ紙レシートを受け取る設定がなされている場合、発行手段による紙レシートの発行を制御する第2制御手段を構成する。
プロセッサ23aは、上述した電子レシート処理又はレシート印字処理を終了すると、図7及び図8を用いて説明した情報処理を終了する。
このように、POS端末23においては、取引対象者である客が電子レシートサービスの利用者である場合、すなわち店舗会員データベース25に登録されている第1フラグF1が“1”に設定されている会員IDの客の場合、その客に対して紙レシートを受け取る設定がなされているか否かが確認される。すなわち、当該会員IDに関連付けられた第2フラグF2が“1”に設定されているか否かが確認される。ここで、第2フラグF2が“1”に設定されている場合、すなわち紙レシートを受け取る設定がなされている場合には、当該客に対するレシートが紙レシートとして発行される。これに対し、第2フラグF2が“0”に設定されている場合、すなわち紙レシートを受け取る設定がなされていない場合には、当該客に対するレシートが電子レシートとして処理される。
したがって、客が会員サービスを受けるために加盟店に対して会員登録を行うと、自動的に電子レシートサービスの運営会社に対しても会員登録が行われる仕組みであっても、加盟店に対して会員登録を行う際に、レシートを紙で受け取ることを申請することによって、その加盟店での取引に関しては、レシートを紙レシートとして受け取ることができるようになる。
あるいは、既に電子レシートサービスの運営会社に会員登録している客が、新たに会員サービスを受けるために加盟店に対して会員登録を行う際に、レシートを紙で受け取ることを申請することによって、その加盟店での取引に関しては、レシートを紙レシートとして受け取ることができるようになる。
なお、レシートを紙で受け取ることの申請は、会員登録と同時である必要はない。会員登録後の任意のタイミングで申請をすれば、それ以後、レシートを紙レシートとして受け取ることができるようになる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態を説明する。第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、図7及び図8を用いて説明したプロセッサ23aの情報処理の一部である。具体的には、図8のACT27においてプロセッサ23aがYESと判定した後の処理である。したがって、第1の実施形態で用いた図1乃至図7については、第2の実施形態でもそのまま利用し、その説明は省略する。
図9は、図8を用いて説明した第1の実施形態の要部処理に対応した第2の実施形態の手順を示す流れ図である。図9において、図8と共通した処理については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第2の実施形態において、第3フラグF3が“1”であり、第4フラグF4が“0”であった場合、すなわちプロセッサ23aが、ACT26においてYESと判定し、続いてACT27においてNOと判定した場合、プロセッサ23aは、ACT31としてレシート非印字を報知する。例えばプロセッサ23aは、レシートが印字されないことを示すガイダンスをディスプレイ23iに表示する。あるいはプロセッサ23aは、POS端末23のスピーカから同様なガイダンスを音声出力する。
レシート非印字を報知したプロセッサ23aは、ACT32としてレシートの印字が指示されたか否かを確認する。例えばキーボード23gにレシート印字を指示するキーとレシート非印字を指示するキーとが設けられていた場合、プロセッサ23aは、いずれかのキーが入力されるのを待ち受ける。あるいは、ディスプレイ23iがタッチパネルであり、その画面にレシート印字を指示するボタン画像とレシート非印字を指示するボタン画像とが表示された場合には、プロセッサ23aは、いずれかのボタン画像が入力されるのを待ち受ける。そして、レシート印字を指示するキーまたはボタン画像が操作されたことを検知した場合には、プロセッサ23aは、ACT32においてYESと判定し、ACT29へと進む。すなわちプロセッサ23aは、レシート印字処理を実行する。
これに対し、レシート非印字を指示するキーまたはボタン画像が操作されたことを検知した場合には、プロセッサ23aは、ACT32においてNOと判定し、ACT28へと進む。すなわちプロセッサ23aは、電子レシート処理を実行する。
ここに、プロセッサ23aを主体とするコンピュータは、ACT32の処理を実行することで、取引対象者が、電子レシートサービスの利用者でありかつ紙レシートを受け取る設定がなされていない場合、紙レシートを受け取る旨の指示入力を受け付ける受付手段を構成する。そして、同コンピュータは、紙レシートを受け取る旨の指示入力を受け付けた場合に、発行手段による紙レシートの発行を制御する。
このような構成の第2の実施形態においては、レシートを紙で受け取ることを申請していない客であっても、レシート非印字が報知された場合に紙レシートを受け取る旨を指示することによって、レシートを紙レシートとして受け取ることができる。したがって、例えば友人の代理として買物をしたために、そのときだけ紙レシートが欲しいような場合にも、容易に対処することができる。
また、プロセッサ23aを主体とするコンピュータは、ACT31の処理を実行することで、電子レシートサービスの利用者でありかつ紙レシートを受け取る設定がなされていない場合に報知する報知手段を構成している。したがって、取引対象者が、電子レシートサービスの利用者でありかつ紙レシートを受け取る設定がなされていない場合、その取引対象者に対して紙レシートが発行されないことを知らしめることができる。その結果、上述したようにそのときだけ紙レシートが欲しいような場合に、取引対象者が紙レシートを受け取る旨の指示をし忘れることがなくなる。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態を説明する。第3の実施形態が第2の実施形態と異なる点は、図7及び図8を用いて説明したプロセッサ23aの情報処理の一部である。具体的には、図9のACT26においてプロセッサ23aがYESと判定した後の処理と、ACT32においてプロセッサ23aがNOと判定した後の処理である。したがって、第2の実施形態で用いた図1乃至図7については、第3の実施形態でもそのまま利用し、その説明は省略する。
図10は、図9を用いて説明した第2の実施形態の要部処理に対応した第3の実施形態の手順を示す流れ図である。図10において、図9と共通した処理については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第3の実施形態において、第3フラグF3が“1”であった場合、すなわちプロセッサ23aがACT26においてYESと判定した場合、プロセッサ23aは、ACT41として電子レシート処理を実行する。この電子レシート処理は、第1の実施形態においてACT28で説明した処理と同様なので、ここでの説明は省略する。
プロセッサ23aは、電子レシート処理を終了すると、ACT27へと進む。プロセッサ23aは、ACT27として第4フラグF4を調べる。そして、第4フラグF4が“1”であった場合には、プロセッサ23aは、ACT29へと進み、レシート印字処理を実行する。
第4フラグF4が“1”であった場合には、プロセッサ23aは、ACT31へと進み、レシート非印字を報知した後、ACT32として印字が指令されるか非印字が指令されるのを待ち受ける。ここで、印字が指令された場合には、プロセッサ23aは、ACT29へと進み、レシート印字処理を実行する。
これに対し、非印字が指令された場合には、既に電子レシート処理を終えているので、プロセッサ23aは、この処理を終了する。
ここに、第3の実施形態において、プロセッサ23aを主体とするコンピュータが構成する第1制御手段は、取引対象者が、電子レシートサービスの利用者である場合、処理手段による電子レシートの処理を制御するものとなる。
このような構成により、電子レシートサービスの利用者が、加盟店に対して会員登録を行う際にレシートを紙で受け取ることを申請した場合には、その加盟店での取引に関しては、レシートを紙レシートだけでなく、電子レシートとしても受け取ることができるようになる。したがって、客は、紙レシートを受け取りつつも、例えば電子レシートのデータを家計簿のデータとして活用することができる。
以上、いくつかの実施形態によれば、電子レシートサービスの会員であっても特定の店舗での取引において紙レシートを受け取ることができる取引処理装置を提供することができる。
なお、取得手段によって取得する識別子は、加盟店に対して会員登録を行った客個人の会員IDに限定されるものではない。例えば家族会員のようにグループ毎に発行された識別子であってもよい。あるいは、法人等の組織体に対して発行された識別子であってもよい。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、発明の範囲に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]取引対象者との取引に係る情報を記録したレシートのデータを作成する作成手段と、前記レシートのデータを印刷した紙レシートを発行する発行手段と、前記レシートを電子化した電子レシートを処理する処理手段と、前記取引対象者が、電子レシートサービスの利用者である場合、当該取引対象者に対して紙レシートを受け取る設定がなされているか否かを確認する確認手段と、前記取引対象者が、電子レシートサービスの利用者でありかつ前記紙レシートを受け取る設定がなされていない場合、前記処理手段による電子レシートの処理を制御する第1制御手段と、前記取引対象者が、電子レシートサービスの利用者でない場合、あるいは、電子レシートサービスの利用者でありかつ前記紙レシートを受け取る設定がなされている場合、前記発行手段による紙レシートの発行を制御する第2制御手段と、を具備する取引処理装置。
[2]前記取引対象者が、電子レシートサービスの利用者でありかつ前記紙レシートを受け取る設定がなされていない場合、前記紙レシートを受け取る旨の指示入力を受け付ける受付手段、をさらに具備し、前記第2制御手段は、前記指示入力を受け付けた場合に、前記発行手段による紙レシートの発行を制御する、付記[1]記載の取引処理装置。
[3]前記取引対象者が、電子レシートサービスの利用者でありかつ前記紙レシートを受け取る設定がなされていない場合に報知する報知手段、をさらに具備する付記[2]記載の取引処理装置。
[4]前記第1制御手段は、前記取引対象者が、電子レシートサービスの利用者である場合、前記処理手段による電子レシートの処理を制御する、付記[1]乃至[3]のうちいずれか1項記載の取引処理装置。
[5]取引対象者を識別する識別子と関連付けて紙レシートを受け取るか否かを設定したフラグを記憶する記憶部を検索する検索手段、をさらに具備し、前記確認手段は、前記識別子と関連付けて記憶されている前記フラグから、当該識別子によって識別される取引対象者に対して紙レシートを受け取る設定がなされているか否かを確認する、付記[1]乃至[4]のうちいずれか1項記載の取引処理装置。
[6]前記取引対象者を識別する識別子を取得する取得手段、をさらに具備する付記[5]記載の取引処理装置。
[7]取引処理装置のコンピュータを、取引対象者との取引に係る情報を記録したレシートのデータを作成する作成手段と、前記レシートのデータを印刷した紙レシートを発行する発行手段、前記レシートを電子化した電子レシートを処理する処理手段、前記取引対象者が、電子レシートサービスの利用者である場合、当該取引対象者に対して紙レシートを受け取る設定がなされているか否かを確認する確認手段、前記取引対象者が、電子レシートサービスの利用者でありかつ前記紙レシートを受け取る設定がなされていない場合、前記処理手段による電子レシートの処理を制御する第1制御手段、及び、前記取引対象者が、電子レシートサービスの利用者でない場合、あるいは、電子レシートサービスの利用者でありかつ前記紙レシートを受け取る設定がなされている場合、前記発行手段による紙レシートの発行を制御する第2制御手段、として機能させるための制御プログラム。
1…電子レシートシステム、2(2A、2B)…店舗システム、3…ネットワーク、4…通信端末、11…電子レシート管理サーバ、12…電子レシート会員サーバ、13…電子レシートデータベース、14…電子レシート会員データベース、21…店舗会員サーバ、22…通信サーバ、23…POS端末、23a…プロセッサ、23b…メインメモリ、23c…補助記憶デバイス、23d…時計、23e…釣銭機インターフェース、23f…通信インターフェース、23g…キーボード、23h…スキャナ、23i…ディスプレイ、23j…リーダ、23k…プリンタ、23l…システム伝送路、24…ネットワーク、25…店舗会員データベース。

Claims (6)

  1. 取引対象者との取引に係る情報を記録したレシートのデータを作成する作成手段と、
    前記レシートのデータを印刷した紙レシートを発行する発行手段と、
    前記レシートを電子化した電子レシートを処理する処理手段と、
    取引対象者を識別する識別子と関連付けて紙レシートを受け取るか否かを設定したフラグを記憶する記憶部を検索する検索手段と、
    前記取引対象者が、電子レシートサービスの利用者である場合、前記検索手段により前記記憶部を検索して、当該取引対象者を識別する識別子と関連付けて記憶されているフラグから、当該取引対象者に対して紙レシートを受け取る設定がなされているか否かを確認する確認手段と、
    前記取引対象者が、電子レシートサービスの利用者でありかつ前記紙レシートを受け取る設定がなされていない場合、前記処理手段による電子レシートの処理を制御する第1制御手段と、
    前記取引対象者が、電子レシートサービスの利用者でない場合、あるいは、電子レシートサービスの利用者でありかつ前記紙レシートを受け取る設定がなされている場合、前記発行手段による紙レシートの発行を制御する第2制御手段と、
    を具備する取引処理装置。
  2. 前記取引対象者が、電子レシートサービスの利用者でありかつ前記紙レシートを受け取る設定がなされていない場合、前記紙レシートを受け取る旨の指示入力を受け付ける受付手段、
    をさらに具備し、
    前記第2制御手段は、前記指示入力を受け付けた場合に、前記発行手段による紙レシートの発行を制御する、請求項1記載の取引処理装置。
  3. 前記取引対象者が、電子レシートサービスの利用者でありかつ前記紙レシートを受け取る設定がなされていない場合に報知する報知手段、
    をさらに具備する請求項2記載の取引処理装置。
  4. 前記第1制御手段は、前記取引対象者が、電子レシートサービスの利用者である場合、前記処理手段による電子レシートの処理を制御する、請求項1乃至3のうちいずれか1項記載の取引処理装置。
  5. 前記取引対象者を識別する識別子を取得する取得手段、
    をさらに具備する請求項1記載の取引処理装置。
  6. 取引処理装置のコンピュータを、
    取引対象者との取引に係る情報を記録したレシートのデータを作成する作成手段と、 前記レシートのデータを印刷した紙レシートを発行する発行手段、
    前記レシートを電子化した電子レシートを処理する処理手段、
    取引対象者を識別する識別子と関連付けて紙レシートを受け取るか否かを設定したフラグを記憶する記憶部を検索する検索手段、
    前記取引対象者が、電子レシートサービスの利用者である場合、前記検索手段により前記記憶部を検索して、当該取引対象者を識別する識別子と関連付けて記憶されているフラグから、当該取引対象者に対して紙レシートを受け取る設定がなされているか否かを確認する確認手段、
    前記取引対象者が、電子レシートサービスの利用者でありかつ前記紙レシートを受け取る設定がなされていない場合、前記処理手段による電子レシートの処理を制御する第1制御手段、及び、
    前記取引対象者が、電子レシートサービスの利用者でない場合、あるいは、電子レシートサービスの利用者でありかつ前記紙レシートを受け取る設定がなされている場合、前記発行手段による紙レシートの発行を制御する第2制御手段、
    として機能させるための制御プログラム。
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