JP7303354B2 - 突起付きfrp格子材の製造方法 - Google Patents
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Description
(1)樹脂浸漬:通常方法にて成形された既製のFRP格子材を樹脂槽に浸漬するか、樹脂を吹き付けるか、或いは、手塗り等により、FRP格子材の表面に接着樹脂を付着する。
(2)砂蒔き:接着樹脂が付着したFRP格子材に、付着した樹脂が乾かないうちにスプレーノズルにより表面に砂を均一に散布する。
(3)成形:常温か、必要に応じて加熱することで樹脂を硬化させる。
工程を有する作製方法を記載している。特許文献2は、FRP格子材の製造工程にて、格子状に成形され、樹脂含浸された縦補強筋及び横補強筋が硬化する前にその表面に砂を散布し、表面に付着させることを記載している。また、特許文献3も、上記特許文献1、2と同様に、コンクリート補強材は、アラミド等の非金属繊維を結着樹脂で束ねた紐状体を織り合わせて形成した網状体を液状のエポキシ樹脂に浸漬し、引き上げたものに砂を押し付けて砂等が一様に分布して付着するようにして作製されることを記載している。
前記FRP格子材の少なくとも一側において、
(a)前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された交点の位置に、又は、
(b)前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点間における前記縦補強筋及び/又は前記横補強筋の位置に、又は、
(c)前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された交点の位置と、前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点間における前記縦補強筋及び/又は前記横補強筋の位置に、
一体に形成された突起を有しており、前記突起は互いに離間して配置されている突起付きFRP格子材の製造方法において、
(A)強化繊維を一方向に並べてマトリクス樹脂を含浸させた紐状強化繊維を、平面状の下型の成形型へと導き、前記成形型の縦横方向に引き回し、格子状に配置した格子状部材を作製する工程、
(B)前記成形型内には、前記突起を形成する位置に、前記突起と相補形状をなす成形穴が形成されており、前記成形穴には、前記工程(A)を実施するに先立って、樹脂を充填する工程、
(C)前記格子状部材が格子状に配置された前記成形型内に、平面状の上型が配置されて押下され、これにより、前記格子状部材は押圧成形され、前記縦補強筋と前記横補強筋が積層されて所望の縦横補強筋幅(w)、厚さ(t)とされるFRP格子材が成形され、同時に、前記成形穴内の樹脂が前記FRP格子材の前記縦横補強筋の所定位置に接着して一体とされ、前記突起を成形する工程、
(D)上記(A)~(C)工程にて成形された突起付きFRP格子材は、硬化後に前記成形型から切断分離する工程、
を有することを特徴とする突起付きFRP格子材の製造方法が提供される。
本発明の他の態様によれば、強化繊維を一方向に並べてマトリクス樹脂を含浸させた紐状強化繊維を複数積層して形成される縦補強筋と横補強筋とを格子状に配置して形成されるFRP格子材であって、
前記FRP格子材の少なくとも一側において、
(a)前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された交点の位置に、又は、
(b)前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点間における前記縦補強筋及び/又は前記横補強筋の位置に、又は、
(c)前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された交点の位置と、前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点間における前記縦補強筋及び/又は前記横補強筋の位置に、
一体に形成された突起を有しており、前記突起は互いに離間して配置されている突起付きFRP格子材の製造方法において、
前記FRP格子材とは別個に成形された突起を、互いに離間して配置して、接着剤にて接着して一体とする、
ことを特徴とする突起付きFRP格子材の製造方法が提供される。
(1)既設のコンクリート構造物とFRP格子材との間、或いは、新たにコンクリート構造物を構築するときの型枠とFRP格子材との間におけるモルタルの流れを確保し、コンクリート構造物表面と格子材との付着面積を増大させ、補強効果の向上を図ることができる。
(2)新たにコンクリート構造物を構築するときの型枠とFRP格子材との間におけるモルタルの流れを確保し、コンクリート打設時に、コンクリート構造物表面にジャンカが発生するのを回避し、気泡の形成を防止することができる。
といった特長を有する突起付きFRP格子材を簡単にかつ量産可能にて製造することができる。
(a)縦補強筋101と横補強筋102とが互いに積層された交点103の位置に、
(b)縦補強筋101と横補強筋102とが互いに積層された各交点103、103間における縦補強筋101及び/又は横補強筋102の位置に、又は、
(c)縦補強筋101と横補強筋102とが互いに積層された交点103の位置と、縦補強筋101と横補強筋102とが互いに積層された各交点103、103間における縦補強筋101及び/又は横補強筋102の位置に、
一体に形成することができる。突起110は、互いに離間して所定の間隔(P)をもって配置される。突起110の間隔(P)は、一定でも良く、異なっていても良い。
(第一の実施例)
先ず、図7(a)、(b)を参照して、本発明の突起付きFRP格子材100を使用した、既設コンクリート構造物の補強方法について説明する。
次に、図8(a)、(b)を参照して、本発明の突起付きFRP格子材100を、新たに構築するコンクリート構造物内に埋め込み、コンクリート1を補強する補強方法について説明する。
・格子材の材料
強化繊維: 炭素繊維
マトリクス樹脂: ビニルエステル樹脂
強化繊維:マトリクス樹脂=40:60(体積%)
・格子材の寸法 補強筋幅(w):5mm
厚さ(t):2mm
格子間距離(W1、W2):50mm
全体形状: 縦1.0m、横3.0mの矩形
・突起の材料、形状寸法
樹脂: ビニルエステル樹脂
形状:円錐体
寸法:取付基台の大きさ(直径d)4mm、突起全体の高さ(H)3mm
突起間隔(P):100mm
100 FRP格子材
101 縦補強筋
102 横補強筋
103 交点
110 突起
Claims (12)
- 強化繊維を一方向に並べてマトリクス樹脂を含浸させた紐状強化繊維を複数積層して形成される縦補強筋と横補強筋とを格子状に配置して形成されるFRP格子材であって、
前記FRP格子材の少なくとも一側において、
(a)前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された交点の位置に、又は、
(b)前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点間における前記縦補強筋及び/又は前記横補強筋の位置に、又は、
(c)前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された交点の位置と、前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点間における前記縦補強筋及び/又は前記横補強筋の位置に、
一体に形成された突起を有しており、前記突起は互いに離間して配置されている突起付きFRP格子材の製造方法において、
(A)強化繊維を一方向に並べてマトリクス樹脂を含浸させた紐状強化繊維を、平面状の下型の成形型へと導き、前記成形型の縦横方向に引き回し、格子状に配置した格子状部材を作製する工程、
(B)前記成形型内には、前記突起を形成する位置に、前記突起と相補形状をなす成形穴が形成されており、前記成形穴には、前記工程(A)を実施するに先立って、樹脂を充填する工程、
(C)前記格子状部材が格子状に配置された前記成形型内に、平面状の上型が配置されて押下され、これにより、前記格子状部材は押圧成形され、前記縦補強筋と前記横補強筋が積層されて所望の縦横補強筋幅(w)、厚さ(t)とされるFRP格子材が成形され、同時に、前記成形穴内の樹脂が前記FRP格子材の前記縦横補強筋の所定位置に接着して一体とされ、前記突起を成形する工程、
(D)上記(A)~(C)工程にて成形された突起付きFRP格子材は、硬化後に前記成形型から切断分離する工程、
を有することを特徴とする突起付きFRP格子材の製造方法。 - 強化繊維を一方向に並べてマトリクス樹脂を含浸させた紐状強化繊維を複数積層して形成される縦補強筋と横補強筋とを格子状に配置して形成されるFRP格子材であって、
前記FRP格子材の少なくとも一側において、
(a)前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された交点の位置に、又は、
(b)前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点間における前記縦補強筋及び/又は前記横補強筋の位置に、又は、
(c)前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された交点の位置と、前記縦補強筋と前記横補強筋とが互いに積層された各交点間における前記縦補強筋及び/又は前記横補強筋の位置に、
一体に形成された突起を有しており、前記突起は互いに離間して配置されている突起付きFRP格子材の製造方法において、
前記FRP格子材とは別個に成形された突起を、互いに離間して配置して、接着剤にて接着して一体とする、
ことを特徴とする突起付きFRP格子材の製造方法。 - 前記突起は、互いに隣接する前記突起間の間隔が10~500mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の突起付きFRP格子材の製造方法。
- 前記突起は、凸形形状体とされ、円柱体と円錐体との複合形状体であるか、円錐形状体であるか、円柱体と半球体との複合形状体であるか、半球形状体であるか、釣り鐘形状体であるか、又は、角柱体と角錐体との複合形状体であることを特徴とする請求項1~3のいずれかの項に記載の突起付きFRP格子材の製造方法。
- 前記突起は、前記FRP格子材への取付基台の大きさが1~20mm、前記FRP格子材からの高さが1~25mmであることを特徴とする請求項1~4のいずれかの項に記載の突起付きFRP格子材の製造方法。
- 前記強化繊維は、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、ボロン繊維等の無機繊維;チタン、スチール等の金属繊維;アラミド、ポリエステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン、ポリアセタール、PBО、高強度ポリプロピレン等の有機繊維;から選択されるいずれかの繊維であるか、或いは、前記繊維を複数種混入したハイブリッドタイプとされることを特徴とする請求項1~5のいずれかの項に記載の突起付きFRP格子材の製造方法。
- 前記マトリクス樹脂は、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含むことを特徴とする請求項1~6のいずれかの項に記載の突起付きFRP格子材の製造方法。
- 前記突起は、樹脂、又は、補強助材を混入した樹脂を硬化したものであり、前記樹脂は、熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂であることを特徴とする請求項1~7のいずれかの項に記載の突起付きFRP格子材の製造方法。
- 前記補強助材は、短繊維又はフィラーであることを特徴とする請求項8に記載の突起付きFRP格子材の製造方法。
- 前記突起を形成する前記熱硬化性樹脂は、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、常温硬化型エポキシ樹脂、熱硬化型エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ウレタン樹脂、又は、MMA等のラジカル反応系樹脂を少なくとも一種以上含むことを特徴とする請求項8又は9に記載の突起付きFRP格子材の製造方法。
- 前記突起を形成する前記熱可塑性樹脂は、ポリアミド樹脂、ナイロン樹脂、ポリプロピレン樹脂、又は、ABS樹脂であることを特徴とする請求項8又は9に記載の突起付きFRP格子材の製造方法。
- 前記縦補強筋及び前記横補強筋は、補強筋幅(w)が3~20mm、厚さ(t)が1~20mm、であり、格子間距離(W1、W2)が25~250mmであることを特徴とする請求項1~11のいずれかの項に記載の突起付きFRP格子材の製造方法。
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