JP7304763B2 - Injection member for aerosol container and injection device provided with the same - Google Patents
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Description
本発明は、エアゾール容器に取り付けられる噴射部材およびそれを備えた噴射装置に関する。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to an injection member attached to an aerosol container and an injection device having the same.
特許文献1には、エアゾール容器用の噴射部材が記載されている。この噴射部材は被噴射面をマッサージするための突出体を備えており、突出体を被噴射面に押し当てる力を利用してステムを押し下げ、エアゾール容器から内容物を噴射する仕組みになっている。 Patent Document 1 describes an injection member for an aerosol container. This injection member has a projecting body for massaging the surface to be injected, and the force of pressing the projecting body against the surface to be injected pushes down the stem to inject the contents from the aerosol container. .
しかし、ステムを付勢するバネ等の付勢部材は、意図しない噴射を防止するために一般的に反発力の強いものが使用されており、その付勢力に抗してステムを押し下げるには、突出体をそれなりの力で被噴射面に押し当てる必要がある。そのため、被噴射面が体の柔らかい部分である場合、痛みや不快感を覚えることがある。 However, an urging member such as a spring that urges the stem generally has a strong repulsive force in order to prevent unintended jetting. It is necessary to press the projecting body against the jetted surface with a certain amount of force. Therefore, when the jetted surface is a soft part of the body, the user may feel pain or discomfort.
本発明は、小さな押し当て力で噴射させることができるエアゾール容器用の噴射部材およびこの噴射部材を備えた噴射装置を提供することを目的としている。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide an injection member for an aerosol container that can be injected with a small pressing force, and an injection device provided with this injection member.
本発明のエアゾール容器用の噴射部材は、エアゾール容器20、20Aの容器本体30、30Aに取り付けられる本体部材51、71、81と、一端53a、73a、83aが本体部材51、71、81に回動可能に取り付けられた第1梃子部材53、73、83と、一端54a、84aが本体部材51、71、81に回動可能に取り付けられた第2梃子部材54、84と、本体部材51、71、81から突出し、被噴射面Sに押し当てられ、押し当て力を第1梃子部材53、73、83に伝達する押圧操作部材55、75、85とを備え、第1梃子部材53、73、83が、第2梃子部材54、84と回動方向で当接し、押し当て力を第2梃子部材54、84に伝達する当接部53d、73d、83dを備え、第2梃子部材54、84が、押圧操作部材55、75、85の被噴射面Sへの押し当てに連動してエアゾール容器20、20Aのステム41aを押し下げる押し下げ部54d、82cを備えていることを特徴としている。
The injection member for the aerosol container of the present invention includes
また、押圧操作部材55の本体部材51からの突出状態を維持するストッパ(51f)を備えていることが好ましい。また、押し当て力の方向を変えてステム41aの押し下げ力とする転向機構Tを備えていることが好ましい。特に、押圧操作部材75が、本体部材71の側方から突出しており、転向機構Tが、押圧操作部材75を本体部材71に回動可能に取り付けることで構成されていることが好ましい。また、押圧操作部材85が、マッサージ用の突出部85bを複数備えていてもよい。また、ステム41aに取り付けるための噴射ノズル52、72、82を備え、噴射ノズル52、72が押圧操作部材55、75、85の押し当て方向に開口していることが好ましい。
Moreover, it is preferable that a stopper (51f) is provided to maintain the protruding state of the pressing
本発明の噴射装置は、上記いずれかに記載のエアゾール容器用の噴射部材50、70、80と、エアゾール容器20、20Aとを備えていることを特徴としている。
The injection device of the present invention is characterized by including any of the
本発明のエアゾール容器用の噴射部材は、第1梃子部材と第2梃子部材とを備えている、すなわち2段梃子を構成しているため、エアゾール容器からの内容物の噴射(ステムの押し下げ)に際して、押圧操作部材の被噴射面への押し当て力を小さくすることができる。 Since the injection member for an aerosol container of the present invention comprises a first lever member and a second lever member, that is, constitutes a two-step lever, the content from the aerosol container is ejected (pressing down of the stem). At this time, it is possible to reduce the pressing force of the pressing operation member against the jetted surface.
押圧操作部材の本体部材からの突出状態を維持するストッパを備えている場合、本体部材と被噴射面との間に一定の距離を確保することができ、内容物を安定した用法でまんべんなく塗布することができる。押し当て力の方向を変えてステムの押し下げ力とする転向機構を備えている場合、ステムの押し下げ方向に関係なく、押圧操作部材の押し当て方向を決めることができる。押圧操作部材が、本体部材の側方から突出しており、転向機構が、押圧操作部材を本体部材に回動可能に取り付けることで構成されている場合、簡単な構成で押し当て力をステムの押し下げ力とすることができる。押圧操作部材が、マッサージ用の突出部を複数備えている場合、被噴射面に内容物を塗布しながら、被噴射面をマッサージすることができる。ステムに取り付けるための噴射ノズルを備え、噴射ノズルが押圧操作部材の押し当て方向に開口している場合、押圧操作部材を押し当てた部分に向かって内容物を噴射させ易い。 When the pressing operation member is provided with a stopper that maintains the projecting state from the main body member, a constant distance can be secured between the main body member and the sprayed surface, and the contents can be evenly applied in a stable manner. be able to. If a turning mechanism is provided to change the direction of the pressing force and use it as the downward force of the stem, the pressing direction of the pressing member can be determined regardless of the downward direction of the stem. When the pressing operation member protrudes from the side of the body member and the turning mechanism is configured by rotatably attaching the pressing operation member to the body member, the pressing force can be applied to push down the stem with a simple configuration. can be power. When the pressing operation member has a plurality of massage protrusions, the jetted surface can be massaged while the content is being applied to the jetted surface. When an injection nozzle for attachment to the stem is provided and the injection nozzle is open in the pressing direction of the pressing member, it is easy to eject the contents toward the portion pressed by the pressing member.
本発明の噴射装置は、2段梃子を備えた噴射部材を備えているため、噴射に際して、押圧操作部材の被噴射面への押し当て力を小さくすることができる。また、エアゾール容器を把持して押圧操作部材を被噴射面に押し当てるだけで内容物を塗布することができるため、指先で噴射操作しなくてもよく高齢者にも使いやすい。 Since the injection device of the present invention includes the injection member having the two-step lever, it is possible to reduce the pressing force of the pressing member against the injection surface during injection. In addition, since the content can be applied simply by holding the aerosol container and pressing the pressing member against the surface to be sprayed, there is no need to perform the spraying operation with the fingertips, making it easy for the elderly to use.
図1および図2に示す噴射装置10は、エアゾール容器20と、エアゾール容器20のバルブアッセンブリ40を開閉操作するための噴射部材50とを備えている。
The
エアゾール容器20は、内容物を収容する容器本体30と、容器本体30の開口を塞ぐバルブアッセンブリ40とを備えている。このエアゾール容器20には、内容物として、原液と、原液を噴射するための噴射剤(ガス)とが充填されている。
The
容器本体30は、図1に示すように有底筒状であって、底部30aと、胴部30bと、肩部30cとを有している。上端は開口している。この容器本体30は金属製であって、図2に示すように、上端にビード部30dを有している。ビード部30dと肩部30cとの間には溝部30eが形成されている。なお、容器本体30の材質は合成樹脂製であってもよい。
As shown in FIG. 1, the
バルブアッセンブリ40は、バルブ機構41と、バルブ機構41を収容するハウジング42と、ハウジング42を容器本体30に固定するマウンティングカップ43とを備えている。
The
バルブ機構41は、ステム孔を備えたステム41aと、ステム孔を塞ぐステムラバー(図示しない)と、常時ステム41aを付勢し、ステムラバーによるステム孔の閉塞状態を維持する付勢部材(図示しない)とを備えている。このバルブ機構41は、ステム41aを押し下げる(ハウジング42側に押し込む)ことで、ステムラバーによるステム孔の閉塞状態が解かれ、エアゾール容器20に収容された内容物を噴射できるようになっている。
The
ハウジング42は有底筒状であって、内部空間にバルブ機構41を収容している。
The
マウンティングカップ43は、容器本体30のビード部30dにクリンプ固定され、エアゾール容器内を気密状態に維持する金属製の蓋であって、中央部でハウジング42やバルブ機構41を抱持している。外周部は容器本体30のビード部30dにクリンプされ、容器本体30に固定されている。なお、容器本体30とマウンティングカップ43とにネジを設け、螺合により固定するようにしてもよい。
The
噴射部材50は、エアゾール容器20の容器本体30の上部(ステム41a側の端部)に取り付けられる本体部材51と、ステム41aに取り付けられる噴射ノズル52と、一端53aが本体部材51に回動可能に取り付けられた第1梃子部材53と、一端54aが本体部材51に回動可能に取り付けられた第2梃子部材54と、本体部材51から突出し、被噴射面Sに押し当てられ、押し当て力を第1梃子部材53に伝達する押圧操作部材55とを備えている。噴射ノズル52、第1梃子部材53および第2梃子部材54は、本体部材51の内部に収容されている。押圧操作部材55については、本体部材51に対して出入り可能とされている。
The
本体部材51は、略円筒状であって上底51aを有している。本体部材51の下部51bの内周面には、容器本体30の溝部30eに係合する係合部51cが設けられている。下部51bの外径は容器本体30の胴部30bの外径と略同じである。一方、本体部材51の上部51dは下部51bよりも大径とされている。上底51aには、第1梃子部材53の一部と押圧操作部材55とを外部に突出させるため、また内容物を噴射するための開口部51eが設けられている。
The
噴射ノズル52は、内部に内容物を通すための通路が形成されたノズル部52aと、ノズル部52aの外面から側方に延出された突起部52bとを備えている。通路の下端側(ステム41a側)は、ステム41aに外嵌固定するために拡径されている。この噴射ノズル52は、ステム41aに対してまっすぐに取り付けられている。また、本体部材51内に収まっており、開口部51eから外部に突出することはない。
The
第1梃子部材53は、平面視、ステム41aに被さるようにして配置され、その一端53aがステム41aの押し下げ方向と直交する軸60によって、本体部材51の上部51dの内周面に軸支されている。ステム41aと重なる位置には、噴射ノズル52を挿通するための挿通孔53bが設けられている。第1梃子部材53の他端53c側には、略球状の押圧操作部材55が一体化されている。第1梃子部材53は、第2梃子部材54と回動方向で当接し、押し当て力を第2梃子部材54に伝達する当接部53dを備えている。当接部53dは、軸支された一端53aと挿通孔53bとの間の下面に位置している。
The
第2梃子部材54は、第1梃子部材53の下(エアゾール容器20側)に位置している。また、平面視、第2梃子部材54の一端54aは、第1梃子部材53の他端53c側(押圧操作部材55側)に位置しており、第2梃子部材54の他端54cは、第1梃子部材53の一端53a側に位置している。この第2梃子部材54は、押圧操作部材55の被噴射面Sへの押し当てに連動してエアゾール容器20のステム41aを押し下げる押し下げ部54dを備えている。第2梃子部材54の一端54aは、ステム41aの押し下げ方向と直交し且つ第1梃子部材53を軸支する軸60と平行な軸61によって、本体部材51の下部51bに軸支されている。より具体的には、本体部材51の下部51bから延出されたブラケット部51fに軸支されている。このブラケット部51fは、第1梃子部材53の過度な回動を規制し、押圧操作部材55の本体部材51からの突出状態を維持するストッパとしても機能する(図2b参照)。第2梃子部材54の他端54cは、第1梃子部材53の当接部53dと当接しており、第1梃子部材53の回動(図2における時計回りの回動)に連動して第2梃子部材54が回動するようになっている。第2梃子部材54においても、平面視、ステム41aに被さるようにして配置されており、ステム41aと重なる位置には、噴射ノズル52のノズル部52aを挿通するための切欠54bが設けられている。この切欠54bの幅は、噴射ノズル52の突起部52bよりも小さく、突起部52bは挿通することができない。そのため、切欠54b周辺の縁部が、第2梃子部材54の回動時にステム41aを押し下げるための押し下げ部54dとなる。
The
次に、上記噴射部材50を用いた内容物の噴射方法について説明する。図2Aおよび図3Aに示すように、押圧操作部材55を被噴射面Sに押し付けていない非操作状態においては、押圧操作部材55は本体部材51の上端(天面)から突出している。この突出した押圧操作部材55を被噴射面Sに押し当てると、第1梃子部材53が軸60周りに回動する。すると、これに連動して第2梃子部材54の他端54cが第1梃子部材53に押し下げられ、第2梃子部材54も軸61周りに回動する。第2梃子部材54の回動によって、押し下げ部54dが噴射ノズル52の突起部52bを押し下げ、その結果、ステム41aが押し下げられて内容物が噴射される(図2Bおよび図3B参照)。噴射ノズル52は、押圧操作部材55の押し当て方向に開口しており、内容物は被噴射面Sに噴射される。
Next, a method of injecting contents using the
この一連の動作において、押圧操作部材55が第1力点として、第1梃子部材53の一端53a(軸60)が第1支点として、当接部53dが第1作用点として働き、第2梃子部材54の他端54cが第2力点として、第2梃子部材54の一端54a(軸61)が第2支点として、押し下げ部54dが第2作用点として働く。すなわち、第1梃子部材53と第2梃子部材54がそれぞれ第2種梃子(力点と支点との間に作用点がある梃子)を構成し、いわゆる2段梃子になっている。そのため、単にステム41aを押し下げるときと比べて小さな力で内容物を噴射させることができる。
In this series of operations, the
また、図2Bに示すように、ストッパ(ブラケット部51f)に押圧操作部材55が当接することによって、押圧操作部材55の本体部材51からの突出状態が維持されることから、噴射ノズル52と被噴射面Sとの間に一定の距離を確保することができ、内容物をまんべんなく塗布することができる。さらに、付勢部材による付勢力と、第1梃子部材53や第2梃子部材54の弾発力(しなりによる反発力)により、押圧操作部材55には回動前の元の位置に戻ろうとする適度な反発力が生じる。そのため、エアゾール容器20を軽く持って、押圧操作部材55を被噴射面Sに押し当てれば、弾むような感覚が得られ、トントンとリズミカルな塗布が可能となる。これらにより、使用者が噴射装置をリズミカルに使用しても、噴射ノズル52と被噴射面Sとの間に一定の距離が確保されるため、安定した用法で内容物を塗布することができる。
Further, as shown in FIG. 2B, the
続いて、図4に示す噴射装置10Aについて説明する。図4の噴射装置10Aのうち、エアゾール容器20については図1の噴射装置10と同じものである。そこで、エアゾール容器20については同符号を付して説明を省略し、以下、噴射部材70について説明する。
Next, the
噴射部材70は、図5に示すように、エアゾール容器20の容器本体30の上部(ステム41a側の端部)に取り付けられる本体部材71と、ステム41aに取り付けられる噴射ノズル72と、一端73aが本体部材71に回動可能に取り付けられた第1梃子部材73と、一端54aが本体部材71に回動可能に取り付けられた第2梃子部材54と、本体部材71から突出して被噴射面Sに押し当てられ、押し当て力を第1梃子部材73に伝達する押圧操作部材75とを備えている。噴射ノズル72、第1梃子部材73および第2梃子部材54は、本体部材71の内部に収容されている。押圧操作部材75については、本体部材71に対して出入り可能とされている。
As shown in FIG. 5, the
本体部材71は、図4に示すように、斜めに傾けた長球の長手方向の一方端部下端に円筒を接続した外観をなしている。本体部材71の円筒部分71bの内周面には、容器本体30の溝部30eに係合する係合部(図示しない)が設けられている。円筒部分71bの外径は容器本体30の胴部30bの外径と略同じである。一方、長球部分71aは円筒部分71bよりも大きく、長球部分71aの他方端部は前方に張り出している。以下、この張り出した方向を前方といい、張り出した方向と反対の方向を後方という。長球部分71aの前方には、押圧操作部材75を外部に突出させるため、また内容物を噴射するための開口部71eが設けられている。円筒部分71bの前方には、第2梃子部材54の一端54aを回動可能に取り付けるためのブラケット部71fが設けられている(図5参照)。
As shown in FIG. 4, the
噴射ノズル72は、内部に内容物を通すための通路が形成されたノズル部72aと、ノズル部72aの外面から側方に延出された突起部72bとを備えている。通路の下端側(ステム41a側)は、ステム41aに外嵌固定するために拡径されている。この噴射ノズル72は、先端側が本体部材71の開口部71eに向くよう、略L字状に折曲されている。先端は、本体部材71内に収まっており、外部へは突出していない。なお、72cはリブである。
The
第1梃子部材73は、平面視、ステム41aに被さるようにして配置され、その一端73aがステム41aの押し下げ方向と直交する軸60によって、本体部材71の後方に軸支されている。ステム41aと重なる位置には、噴射ノズル72を挿通するための切欠73bが設けられており、他端73c側が二股に分かれている。上面にはそれぞれリブ73eが設けられており、しなりを抑制している。この第1梃子部材73は、第2梃子部材54と回動方向で当接し、押し当て力を第2梃子部材54に伝達する当接部73dを備えている。当接部73dは、軸支された一端73aと切欠73bとの間の下面に位置している。
The
第2梃子部材54は、図1の噴射部材50のものと同様である。そのため、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
The
押圧操作部材75は、略球状の押圧部75aと、押圧部75aから後方に延出された腕部75bとを備えている。押圧部75aの下部は、開口部71eの下部に回動可能に取り付けられている。具体的には、軸60と平行な軸62によって軸支されている。また、押圧部75aには、噴射ノズル72の先端を収容する貫通孔75cが設けられている。貫通孔75cは、押圧操作部材75が回動しても噴射ノズル72と干渉しないよう、後方に向かって上下方向に広がるテーパ状とされている。腕部75bは、その下面が第1梃子部材73の他端73c(軸支された一端73aと反対側の端部)と当接している。この腕部75bは、噴射ノズル72と干渉しないよう2つに分割されている。
The
次に、上記噴射部材70を用いた内容物の噴射方法について説明する。図5Aに示すように、押圧操作部材75を被噴射面Sに押し付けていない非操作状態において、押圧部75aが本体部材71の側方(前方)から突出している。この突出した押圧部75aを被噴射面Sに押し当てると、図5Bに示すように、押圧部75aが本体部材71内に引っ込むようにして軸62周りに回動する。すると、腕部75bが第1梃子部材73の他端73cを押し下げる。すなわち、押圧操作部材75を被噴射面Sに押し当てたときに生じる押し当て力の方向が、水平方向から鉛直方向へと変わり、第1梃子部材73を軸60周りに回動させる。そしてそれに連動して第2梃子部材54の他端54cが第1梃子部材73に押し下げられ、第2梃子部材54も軸61周りに回動する。第2梃子部材54の回動によって、押し下げ部54dが噴射ノズル72の突起部72bを押し下げ、その結果、ステム41aが押し下げられて内容物が噴射される。噴射ノズル72は、押圧操作部材75の押し当て方向に開口しており、内容物は被噴射面Sに噴射される。
Next, a method of injecting contents using the
この一連の動作において、第1梃子部材73の他端73cが第1力点として、第1梃子部材73の一端73a(軸60)が第1支点として、当接部73dが第1作用点として働き、第2梃子部材54の他端54cが第2力点として、第2梃子部材54の一端54aが第2支点(軸61)として、押し下げ部54dが第2作用点として働く。すなわち、第1梃子部材73と第2梃子部材54がそれぞれ第2種梃子(力点と支点との間に作用点がある梃子)を構成し、いわゆる2段梃子になっている。そのため、単にステム41aを押し下げるときと比べて小さな力で内容物を噴射させることができる。
In this series of operations, the
また、押圧操作部材75の下部を本体部材71に回動可能に取り付けることで、押し当て力の方向を水平方向から上下方向に変える、すなわちステム41aを押し下げるには不向きな、ステム41aの軸方向と略直交する方向の力をステム41aの押し下げ力に変える転向機構Tを構成しているため、押し当て方向が水平方向であっても小さな力で内容物を噴射することができる。なお、被噴射面Sへの押圧操作部材75の押し当てを止めると、ステム41aを付勢する付勢部材の付勢力によって第1梃子部材73と、第2梃子部材54と、押圧操作部材75は回動前の位置に戻る。この噴射部材70も、付勢部材による付勢力と、第1梃子部材73や第2梃子部材54の弾発力(しなりによる反発力)により、押圧操作部材75には回動前の元の位置に戻ろうとする適度な反発力が生じる。そのため、エアゾール容器20を軽く持って、押圧操作部材75を頭皮などの被噴射面Sに押し当てれば、弾むような感覚が得られ、トントンとリズミカルな塗布とマッサージが可能となる。これらにより、使用者が噴射装置をリズミカルに使用しても、噴射ノズル52と被噴射面Sとの間に一定の距離が確保されるため、安定した用法で内容物を塗布することができる。
Further, by rotatably attaching the lower portion of the
続いて、図8に示す噴射装置10Bについて説明する。図8の噴射装置10Bは、エアゾール容器20Aと、エアゾール容器20Aのバルブアッセンブリ40を開閉操作するための噴射部材80とを備えている。
Next, the
エアゾール容器20Aは、内容物を収容する容器本体30Aと、容器本体30Aの開口を塞ぐバルブアッセンブリ40とを備えている。このエアゾール容器20Aには、内容物として、原液と、原液を噴射するための噴射剤(ガス)とが充填されている。
The
容器本体30Aは有底筒状であって、底部(図示しない)と、胴部30bと、肩部30cとを有している。上端は開口している。この容器本体30Aは金属製であって、上端にビード部30dを有している。また、この容器本体30Aはいわゆる3ピース缶であって、胴部30bと肩部30cとのつなぎ目には溝部30eが形成されている。なお、容器本体30Aの材質は合成樹脂製であってもよい。
The
バルブアッセンブリ40は、図1のものと同様である。そのため、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
噴射部材80は、図8に示すように、エアゾール容器20Aの容器本体30Aの上部(ステム41a側の端部)に取り付けられる本体部材81と、ステム41aに取り付けられる噴射ノズル82と、一端83aが本体部材81に回動可能に取り付けられた第1梃子部材83と、一端84aが本体部材81に回動可能に取り付けられた第2梃子部材84と、本体部材81から突出して被噴射面Sに押し当てられ、押し当て力を第1梃子部材83に伝達する押圧操作部材85とを備えている。噴射ノズル82、第1梃子部材83および第2梃子部材84は、本体部材81の内部に収容されている。押圧操作部材85については、本体部材81に対して出入り可能とされている。
As shown in FIG. 8, the
本体部材81は、図7に示すように略円筒状であって、その外径は容器本体30Aの胴部30bの外径よりやや大きい。本体部81の上端は、押圧操作部材85を外部に突出させるため、また内容物を噴射するための開口部81eとなっている。本体部材81の下方端部近傍の内周面には、容器本体30Aの溝部30eに係合する係合部81cが設けられている(図8参照)。また、本体部材81の内周面には、第1ブラケット部81fと、第2ブラケット部81gが設けられている。第1ブラケット部81fは、第1梃子部材83の一端83aを回動可能に取り付けるためのものである。第2ブラケット部81gは、第2梃子部材84の一端84aを回動可能に取り付けるためのものである。この第2ブラケット部81gは、平面視、第1ブラケット部81fと反対側に設けられている。本体部材81の上方端部近傍の内周面には、第1梃子部材83の他端83cの回動をガイドするためのガイド部81hが設けられている。このガイド部81hは上下方向に延びる溝によって構成されている。なお、ガイド部81hと第2ブラケット部81gは平面視、同じ位置に位置している。
The
噴射ノズル82は、内部に内容物を通すための通路が形成されたノズル部82aと、ステム41aを挿入するためのステム挿入孔82bとを備えている。ステム挿入孔82bは通路と連通している。また、ステム挿入孔82bは通路に比べて大径であり、通路とステム挿入孔82bとの間には段部82cが形成されている。この噴射ノズル82は、第2梃子部材84と一体化されている。そのため、第2梃子部材84に、通路と、ステム挿入孔82bと、段部82cが設けられているともいえる。また、ステム41aに対してやや斜めに配置されている。これは、押圧操作部材85を被噴射面Sに押し付けた際、第2梃子部材84が回動することを考慮し、押し付け時に噴射ノズル82がステム41aに対してまっすぐになるようにした結果である。また、噴射ノズル82は本体部材81内に収まっており、開口部81eから外部に突出することはない。
The
第1梃子部材83は、平面視、ステム41aに被さるようにして配置され、その一端83aがステム41aの押し下げ方向と直交する軸60によって、本体部材81に軸支されている。より具体的には、第1ブラケット部81fに軸支されている。ステム41aと重なる位置には、噴射ノズル82を挿通するための挿通孔83bが設けられている。第1梃子部材83の上面には、平面視円環状の押圧操作部材85が一体化されている。第1梃子部材83は、第2梃子部材84と回動方向で当接し、押し当て力を第2梃子部材84に伝達する当接部83dを備えている。当接部83dは、軸支された一端83aと挿通孔83bとの間の下面に位置している。
The
第2梃子部材84は、第1梃子部材83の下(エアゾール容器20A側)に位置している。また、平面視、第2梃子部材84の一端84aは、第1梃子部材83の他端83c側に位置しており、第2梃子部材84の他端84cは、第1梃子部材83の一端83a側に位置している。第2梃子部材84においても、平面視、ステム41aに被さるようにして配置されている。また、第2梃子部材84は、押圧操作部材85の被噴射面Sへの押し当てに連動してエアゾール容器20Aのステム41aを押し下げる押し下げ部を備えている。なお、この押し下げ部として機能する部位は、段部82cである。第2梃子部材84の一端84aは、ステム41aの押し下げ方向と直交し且つ第1梃子部材83を軸支する軸60と平行な軸61によって、本体部材81に軸支されている。より具体的には、第2ブラケット部81gに軸支されている。第2梃子部材84の他端84c側は、第1梃子部材83の当接部83dと当接しており、第1梃子部材83の回動(図8Aにおける時計回りの回動)に連動して第2梃子部材84が回動するようになっている。
The
押圧操作部材85は、平面視略円環状の基部85aと、基部85aから上方に突出する突出部85bとを備えている。突出部85bは平面視、噴射ノズル82の周りを囲むようにして環状に配置されている。このように押圧操作部材85に複数の突出部85bを設けることで、被噴射面Sに内容部を塗布しながら、被噴射面Sをマッサージすることができる。
The
次に、上記噴射部材80を用いた内容物の噴射方法について説明する。図8Aに示すように、押圧操作部材85を被噴射面Sに押し付けていない非操作状態においては、押圧操作部材85の突出部85bは、本体部材81の上端(天面)から突出している。この突出した突出部85bを被噴射面Sに押し当てると、第1梃子部材83が軸60周りに回動する。すると、これに連動して第2梃子部材84の他端84c側が第1梃子部材83に押し下げられ、第2梃子部材84も軸61周りに回動する。そして第2梃子部材84の回動によって押し下げ部(段部82c)がステム41aを押し下げて内容物が噴射される(図8B参照)。噴射ノズル82は、押圧操作部材85の押し当て方向に開口しており、内容物は被噴射面Sに噴射される。
Next, a method of injecting contents using the
この一連の動作において、押圧操作部材85の突出部85bが第1力点として、第1梃子部材83の一端83a(軸60)が第1支点として、当接部83dが第1作用点として働き、第2梃子部材84の他端84cが第2力点として、第2梃子部材84の一端84a(軸61)が第2支点として、押し下げ部(段部82c)が第2作用点として働く。すなわち、第1梃子部材83と第2梃子部材84がそれぞれ第2種梃子(力点と支点との間に作用点がある梃子)を構成し、いわゆる2段梃子になっている。そのため、単にステム41aを押し下げるときと比べて小さな力で内容物を噴射させることができる。
In this series of operations, the projecting
また、付勢部材による付勢力と、第1梃子部材83や第2梃子部材84の弾発力(しなりによる反発力)により、押圧操作部材85には回動前の元の位置に戻ろうとする適度な反発力が生じる。そのため、エアゾール容器20Aを軽く持って、押圧操作部材85を被噴射面Sに押し当てれば、弾むような感覚が得られ、トントンとリズミカルな塗布が可能となる。これらにより、使用者が噴射装置をリズミカルに使用しても、噴射ノズル82と被噴射面Sとの間に一定の距離が確保されるため、安定した用法で内容物を塗布することができる。
In addition, due to the biasing force of the biasing member and the elastic force (repulsive force due to bending) of the
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、発明の範囲内で種々の変形を行うことができる。たとえば、図4の実施形態においては、押圧操作部材75と第1梃子部材73とを連結させていなかったが、曲げモーメントを伝達しない、又は伝達し難い方法で連結してもよい。例えば、ヒンジ部を介して互いに連結すれば、曲げモーメントを伝達することなく押圧操作部材75と第1梃子部材73とを連結することができる。
Although preferred embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to these embodiments, and various modifications can be made within the scope of the invention. For example, in the embodiment of FIG. 4, the
10、10A、10B 噴射装置
20、20A エアゾール容器
30、30A 容器本体
30a 底部
30b 胴部
30c 肩部
30d ビード部
30e 溝部
40 バルブアッセンブリ
41 バルブ機構
41a ステム
42 ハウジング
43 マウンティングカップ
50 噴射部材
51 本体部材
51a 上底
51b 下部
51c 係合部
51d 上部
51e 開口部
51f ブラケット部
52 噴射ノズル
52a ノズル部
52b 突起部
53 第1梃子部材
53a 一端
53b 挿通孔
53c 他端
53d 当接部
54 第2梃子部材
54a 一端
54b 切欠
54c 他端
54d 押し下げ部
55 押圧操作部材
60 第1梃子部材を軸支する軸
61 第2梃子部材を軸支する軸
62 押圧操作部材を軸支する軸
70 噴射部材
71 本体部材
71a 長球部分
71b 円筒部分
71e 開口部
71f ブラケット部
72 噴射ノズル
72a ノズル部
72b 突起部
72c リブ
73 第1梃子部材
73a 一端
73b 切欠
73c 他端
73d 当接部
73e リブ
75 押圧操作部材
75a 押圧部
75b 腕部
75c 貫通孔
T 転向機構
S 被噴射面
80 噴射部材
81 本体部材
81c 係合部
81e 開口部
81f 第1ブラケット部
81g 第2ブラケット部
81h ガイド部
82 噴射ノズル
82a ノズル部
82b ステム挿入孔
82c 段部
83 第1梃子部材
83a 一端
83b 挿通孔
83c 他端
83d 当接部
84 第2梃子部材
84a 一端
84c 他端
85 押圧操作部材
85a 基部
85b 突出部
10, 10A, 10B Injector 20, 20A Aerosol container 30, 30A Container body 30a Bottom 30b Body 30c Shoulder 30d Bead 30e Groove 40 Valve assembly 41 Valve mechanism 41a Stem 42 Housing 43 Mounting cup 50 Injection member 51 Body member 51a Upper base 51b Lower portion 51c Engagement portion 51d Upper portion 51e Opening portion 51f Bracket portion 52 Injection nozzle 52a Nozzle portion 52b Projection portion 53 First lever member 53a One end 53b Insertion hole 53c Other end 53d Contact portion 54 Second lever member 54a One end 54b Notch 54c Other end 54d Depressing portion 55 Pressing member 60 Shaft 61 supporting the first lever member Shaft 62 supporting the second lever member Shaft 70 supporting the pressing member Jet member 71 Body member 71a Spherical portion 71b Cylindrical portion 71e Opening 71f Bracket portion 72 Injection nozzle 72a Nozzle portion 72b Protruding portion 72c Rib 73 First lever member 73a One end 73b Notch 73c Other end 73d Abutting portion 73e Rib 75 Pressing operation member 75a Pressing portion 75b Arm portion 75c Penetration Hole T Turning mechanism S Injection target surface 80 Injection member 81 Body member 81c Engaging portion 81e Opening 81f First bracket portion 81g Second bracket portion 81h Guide portion 82 Injection nozzle 82a Nozzle portion 82b Stem insertion hole 82c Stepped portion 83 First Lever member 83a One end 83b Insertion hole 83c Other end 83d Contact portion 84 Second lever member 84a One end 84c Other end 85 Pressing operation member 85a Base portion 85b Protruding portion
Claims (3)
一端が本体部材に回動可能に取り付けられた第1梃子部材と、
一端が本体部材に回動可能に取り付けられた第2梃子部材と、
本体部材から突出し、被噴射面に押し当てられ、押し当て力を第1梃子部材に伝達する押圧操作部材と、
押圧操作部材の押し当て方向に開口している、ステムに取り付けるための噴射ノズルと、を備え、
第1梃子部材が、第2梃子部材と回動方向で当接し、押し当て力を第2梃子部材に伝達する当接部を備え、
第2梃子部材が、押圧操作部材の被噴射面への押し当てに連動してエアゾール容器のステムを押し下げる押し下げ部を備え、
押圧操作部材が、噴射ノズルの周りを囲むようにして環状に配置されたマッサージ用の突出部を備えている、エアゾール容器用の噴射部材。 a body member attached to the container body of the aerosol container;
a first lever member having one end rotatably attached to the body member;
a second lever member having one end rotatably attached to the body member;
a pressing operation member that protrudes from the main body member, is pressed against the jetted surface, and transmits the pressing force to the first lever member ;
an injection nozzle for attachment to the stem, which is open in the pressing direction of the pressing operation member ;
The first lever member has a contact portion that contacts the second lever member in the rotational direction and transmits the pressing force to the second lever member,
The second lever member has a push-down portion that pushes down the stem of the aerosol container in conjunction with the pressing of the pressing operation member against the jetted surface ,
1. An injection member for an aerosol container, wherein the push operation member has a massaging protrusion annularly arranged around the injection nozzle.
エアゾール容器とを備えている、噴射装置。 an injection member for an aerosol container according to claim 1 or 2 ;
and an aerosol container.
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