JP7306917B2 - ガス発生器、及びガス発生器の製造方法 - Google Patents
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Description
部材よりも熱伝導率が低い熱伝導抑制部を有する。
めの着火電流が供給される導電部と、を含み、前記導電部を介して供給された着火電流により前記点火薬を燃焼し、その燃焼生成物を前記着火部の開裂面から放出するように構成された点火器を、更に有し、前記金属部材は、前記点火器を保持する金属製カラーとして形成されており、前記樹脂部材は、前記着火部の開裂面を前記収容空間の内側に露出させると共に前記導電部を当該収容空間の外側に露出させた状態で前記収容空間を封止するように、前記点火器と前記金属製カラーとを一体に接合してもよい。このような態様によれば、金属製カラーをハウジングに溶接する際に、点火器を金属製カラーに一体に接合する樹脂部材に溶接熱が伝わり難くなり、樹脂部材が溶融したり、変形することを抑制できる。よって、ガス発生器におけるハウジングの密閉度(密封度)が低くなることを抑制し、ガス発生器における性能の安定化に資することができる。
製筒状部に溶接熱の影響が及ぶことを好適に低減できる。また、熱伝導抑制部としての中空部を金属製筒状部の環状端面側に開口する開口溝によって形成することで、封止用部品に熱伝導抑制部を容易に形成することができる。なお、金属製筒状部の環状端面側に開口する開口溝は、金属製筒状部と樹脂製筒状部との境界部に配設されてもよいし、金属製筒状部における径方向中間領域に形成されてもよい。
、前記封止用部品と、を用意する準備工程と、前記ハウジング部品における前記溶接箇所と前記樹脂部材との間に前記金属部材よりも熱伝導率が低い熱伝導抑制部を介在させた状態で、前記溶接箇所に前記金属部材を溶接する溶接工程と、を有する。
部材の溶接時に発生する溶接熱を樹脂部材に対して好適に伝わり難くすることができる。また、ハウジング部品の溶接箇所と樹脂部材に空気層を介在させた中空部を配置するだけで熱伝導抑制部を形成することができるため、ガス発生器を製造するコスト、工数を減らすことができる。
図1は、実施形態に係るガス発生器100の軸方向断面図である。ガス発生器100は、例えばエアバッグ用に使用されるエアバッグ用ガス発生器である。ガス発生器100は、金属製のハウジング1の内部に形成された収容空間に、当該ガス発生器100を構成する各種部品を収容している。ガス発生器100は、内筒カップ部材4、点火器組立体5、フィルタ6、クッション材10等を有し、これらがハウジング1内に形成された収容空間に配置されている。また、ガス発生器100は、点火器組立体5における点火器13を作動させることによって、ハウジング1内における燃焼室11に充填されたガス発生剤7を燃焼させ、その燃焼生成物である燃焼ガスをハウジング1に設けられたガス放出口12を通じて外部に放出することでエアバッグ(図示せず)を膨張させるように構成されている。以下、ガス発生器100の各構成について説明する。
カップ部材4の円筒壁部41には、連通孔43が設けられている。連通孔43は、一定の開口面積となるように1つの連通孔として形成されてもよいし、複数の連通孔として形成されていてもよい。
酸カリウム)、鉛トリシネート等を採用してもよい。なお、点火薬は、ブリッジワイヤに接触した状態で点火器カップ131内に収容されている。
周部141Bが、ハウジング開口部321の縁部322に対して溶接されている。
4とを一体に接合している。つまり、点火器13、金属製カラー14、及びこれらを一体に接合する樹脂接合部材15によって形成される点火器組立体5は、金属製カラー14の金属製筒状部141における環状端面141A側の外周部141Bをハウジング開口部321の縁部322に溶接することでハウジング1の収容空間を封止すると共に、ハウジング1と共に収容空間を画定する封止用部品ということができる。このように、ハウジング1(下部シェル3)に開口するハウジング開口部321の縁部322に金属製カラー14を溶接することによってハウジング1の収容空間が封止されるため、外部からの湿気の侵入を好適に抑制することができる。その結果、燃焼室11内に充填されたガス発生剤7を乾燥状態に維持することができ、安定した性能を有するガス発生器100を提供することができる。
所とは、下部シェル3のうち、金属製カラー14が溶接される特定の部位を指し、下部シェル3におけるハウジング開口部321の縁部322が溶接箇所に該当することになる。
ればよく、その後工程において点火器組立体5から熱伝導抑制部が取り除かれてもよい。すなわち、点火器組立体5における熱伝導抑制部(上記の例では、開口溝18)は、溶接工程を行う際に存在している限りにおいて、ガス発生器100の製造完了時に熱伝導抑制部が存在していなくてもよい。
る。例えば、金属製カラー14における金属製筒状部141を複層構造として形成し、その内部に断熱層(中空層)を熱伝導抑制部として配設してもよい。
8に挿入し、当該熱伝導抑制部材を開口溝18に挿入した状態で金属製カラー14を溶接してもよい。この態様においては、金属製カラー14の溶接時に発生する溶接熱を、熱伝導抑制部材の熱吸収部によって積極的に吸収(蓄熱)する。そして、金属製カラー14の溶接完了後、熱伝導抑制部材の熱吸収部で吸収した熱が、金属製筒状部141における熱伝導抑制部材よりも内側に配置された内側領域に熱的影響が伝わらないうちに、速やかに開口溝18から熱伝導抑制部材を取り除くようにするとよい。本態様における熱伝導抑制部材は、溶接工程時に熱を蓄積することで自身よりも内側領域への伝熱を抑制するための吸熱部材として機能する、ガス発生器100を製造するために用意される製造用部材として形成することができる。また、当該熱伝導抑制部材の好ましい態様として、熱伝導抑制部材は開口溝18に挿入される複層筒状部を有し、当該複層筒状部は径方向外周側に配置されると共に金属製カラー14よりも高い熱伝導率を有する吸熱層と、当該吸熱層の径方向内周側に配置されると共に金属製カラー14よりも低い熱伝導率を有する断熱層と、を含む態様が挙げられる。このような熱伝導抑制部材によれば、金属製カラー14の溶接時に発生する溶接熱を複層筒状部における吸熱層において吸熱しつつ、吸熱層の熱が開口溝18よりも内側、すなわち樹脂接合部材15側に伝熱することを断熱層によって好適に抑制できる。これにより、金属製カラー14を溶接する際に発生した溶接熱が樹脂接合部材15に伝わることを好適に抑制できる。
状に形成される溶接部17の溶接開始位置であり、符号Peは溶接部17の溶接終了位置である。よって、溶接部17を形成する際の溶接は、溶接開始位置Psを起点として溶接終了位置Peに至るまで360°以上になされている。また、図11に示す符号Rwは、溶接部17のうち、溶接開始位置Psと溶接終了位置Peとの間に形成される溶接重複領域である。図11において、便宜上、溶接部17における溶接重複領域Rwにドット柄のハッチングを施し、溶接部17における他の領域はハッチングを施していない。
次に、実施形態2に係るガス発生器について説明する。実施形態2に係るガス発生器100は、点火器組立体5Cが実施形態1に係る点火器組立体5と相違し、その他の構造は実施形態1に係るガス発生器100と同様である。以下、実施形態2に係る点火器組立体5Cについて、点火器組立体5との相違点を中心に説明する。
に溶接部17が形成される過程で、溶接熱を樹脂接合部材15に伝わり難くすることがで、樹脂接合部材15が溶接熱の影響で溶融したり、変形することを抑制できる。その結果、ハウジング1の密閉性が向上し、ハウジング1の外部から内部への湿気の侵入を好適に抑制できる。従って、ハウジング1の燃焼室11内に充填されたガス発生剤7を乾燥状態に維持することができ、ガス発生器100の性能安定化に資することができる。
次に、実施形態3に係るガス発生器100について説明する。実施形態3に係るガス発生器100は、点火器組立体5Dが実施形態2に係る点火器組立体5Cと相違する。以下、実施形態3に係る点火器組立体5Dについて、上述までの実施形態との相違点を中心に説明する。
組立体5以外の部材に本願開示に係る熱伝導抑制部を適用することができ、ハウジング1に対する金属部材の溶接時に溶接熱が樹脂部材に及ぶことを好適に抑制できる。
2・・・上部シェル
3・・・下部シェル
4・・・内筒カップ部材
5・・・点火器組立体
7・・・ガス発生剤
8・・・伝火薬
9・・・伝火室
11・・・燃焼室
13・・・点火器
14・・・金属製カラー
15・・・樹脂接合部材
17・・・溶接部
18・・・開口溝
100・・・ガス発生器
141・・・金属製筒状部
153・・・樹脂製筒状部
154・・・コネクター挿入空間
155・・・係止部
Claims (12)
- 金属製のハウジングと、
前記ハウジング内の収容空間に収容されたガス発生源と、
前記ハウジングと共に前記収容空間を画定する封止用部品であって、前記ハウジングに溶接された金属部材、及び、前記収容空間を封止するように前記金属部材と一体に形成された樹脂部材、を含む封止用部品と、
を備え、
前記封止用部品は、前記金属部材と前記ハウジングとが溶接された溶接部と前記樹脂部材との間に介在し、前記金属部材よりも熱伝導率が低い熱伝導抑制部を有する、
ガス発生器。 - 前記封止用部品は、
点火薬が収容された着火部と、前記点火薬を着火するための着火電流が供給される導電部と、を含み、前記導電部を介して供給された着火電流により前記点火薬を燃焼し、その燃焼生成物を前記着火部の開裂面から放出するように構成された点火器を、
更に有し、
前記金属部材は、前記点火器を保持する金属製カラーとして形成されており、
前記樹脂部材は、前記着火部の開裂面を前記収容空間の内側に露出させると共に前記導電部を当該収容空間の外側に露出させた状態で前記収容空間を封止するように、前記点火器と前記金属製カラーとを一体に接合している、
請求項1に記載のガス発生器。 - 前記熱伝導抑制部は、前記溶接部と前記樹脂部材との間に空気層を介在させる中空部として形成されている、
請求項1又は2に記載のガス発生器。 - 前記金属部材は、前記ハウジングに形成されたハウジング開口部の縁部に沿って配置された金属製筒状部を含み、
前記金属製筒状部は、軸方向一端側に位置する環状端面の少なくとも一部が外部に露出するように前記ハウジングの内部に受け入れられると共に、前記金属製筒状部における環状端面側の外周部が前記ハウジング開口部の縁部と全周に亘って環状に溶接された前記溶
接部を形成しており、
前記樹脂部材は、前記金属製筒状部の内周側に沿って延在する筒状の樹脂製筒状部を有し、
前記中空部は、前記金属製筒状部の環状端面側に開口し、前記樹脂製筒状部の外周を囲むように前記金属製筒状部の軸方向に沿って延在すると共に内部に空気層が形成された開口溝である、
請求項3に記載のガス発生器。 - 前記開口溝は、前記金属製筒状部の全周に亘って延在している、請求項4に記載のガス発生器。
- 前記開口溝は、前記金属製筒状部の周方向に沿って不連続に複数配置されており、且つ、環状に形成された前記溶接部における溶接開始位置と溶接終了位置との間に形成される溶接重複領域の内側領域に、少なくとも形成されている、
請求項4に記載のガス発生器。 - 前記開口溝の深さは前記溶接部における溶け込み深さ以上の寸法を有している、請求項4から6の何れか一項に記載のガス発生器。
- 前記封止用部品は、
点火薬が収容された着火部と、前記点火薬を着火するための着火電流が供給される導電部と、を含み、前記導電部を介して供給された着火電流により前記点火薬を燃焼し、その燃焼生成物を前記着火部の開裂面から放出するように構成された点火器を、
更に含み、
前記金属部材は、前記点火器を保持する金属製カラーとして形成されており、
前記樹脂部材は、前記着火部の開裂面を前記収容空間の内側に露出させると共に前記導電部を当該収容空間の外側に露出させた状態で前記収容空間を封止するように、前記点火器と前記金属製カラーとを一体に接合しており、
前記樹脂製筒状部の内周面は、前記導電部に接続されるコネクターを挿入可能なコネクター挿入空間の側面を形成すると共に、前記コネクターに設けられた係合部を係止する係止部を有し、
前記開口溝は、少なくとも前記係止部に対応する深さまで、前記金属製筒状部の軸方向に沿って延在している、
請求項4から7の何れか一項に記載のガス発生器。 - 金属製のハウジングと、前記ハウジング内の収容空間に収容されたガス発生源と、前記ハウジングと共に前記収容空間を画定する封止用部品であって、前記ハウジングに溶接された金属部材及び前記収容空間を封止するように前記金属部材と一体に形成された樹脂部材を含む封止用部品と、を備えるガス発生器の製造方法であって、
前記金属部材を溶接すべき溶接箇所を含み且つ前記ハウジングの一部を構成するハウジング部品又は当該ハウジング部品を有する前記ハウジングと、前記封止用部品と、を用意する準備工程と、
前記ハウジング部品における前記溶接箇所と前記樹脂部材との間に前記金属部材よりも熱伝導率が低い熱伝導抑制部を介在させた状態で、前記溶接箇所に前記金属部材を溶接する溶接工程と、
を有する、
ガス発生器の製造方法。 - 前記封止用部品は、
点火薬が収容された着火部と、前記点火薬を着火するための着火電流が供給される導電
部と、を含み、前記導電部を介して供給された着火電流により前記点火薬を燃焼し、その燃焼生成物を前記着火部の開裂面から放出するように構成された点火器を、含み、
前記金属部材は、前記点火器を保持する金属製カラーとして形成されており、
前記樹脂部材は、前記着火部の開裂面を前記収容空間の内側に露出させると共に前記導電部を当該収容空間の外側に露出させた状態で前記収容空間を封止するように、前記点火器と前記金属製カラーとを一体に接合している、
請求項9に記載のガス発生器の製造方法。 - 前記熱伝導抑制部は、前記溶接箇所と前記樹脂部材との間に空気層を介在させる中空部として形成されている、
請求項9又は10に記載のガス発生器の製造方法。 - 前記金属部材は、前記ハウジング部品に形成されたハウジング開口部の縁部に沿って配置される金属製筒状部を含み、
前記樹脂部材は、前記金属製筒状部の内周側に沿って延在する筒状の樹脂製筒状部を有し、
前記中空部は、前記金属製筒状部の軸方向一端側に位置する環状端面側に開口し、前記樹脂製筒状部の外周を囲むように前記金属製筒状部の軸方向に沿って延在すると共に内部に空気層が形成された開口溝であり、
ガス発生器の製造方法は、
前記溶接工程において、前記金属製筒状部の前記環状端面の少なくとも一部が前記ハウジング部品に形成されたハウジング開口部から外部に露出するように前記金属部材を前記ハウジング部品の内側に配置した状態で、前記金属製筒状部における環状端面側の外周部と前記ハウジング開口部の縁部とを全周に亘って環状に溶接する、
請求項11に記載のガス発生器の製造方法。
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