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JP7309066B2 - 熱交換型換気装置 - Google Patents
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JP7309066B2 - 熱交換型換気装置 - Google Patents

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Description

本開示は、給気風路と排気風路とを流れる気流間で熱交換を行なわせる熱交換器を備えた熱交換型換気装置に関する。
従来、熱交換型換気装置には給気風路と排気風路とを流れる気流間で熱交換を行わせる熱交換換気と、給気風路と排気風路とを流れる気流間で熱交換を行わせない非熱交換換気とを切り換えることが可能である機種がある。このような熱交換型換気装置では、停止時の風路が熱交換換気状態の風路を維持するように制御されている。このため、熱交換型換気装置が換気対象空間としている室内と室外との間に圧力差があり、且つ室内が負圧である場合には、熱交換型換気装置の風路を介して外気が室内に流入する。そして、室内に流入する外気は、熱交換器を通過する。
このとき、霧が発生している場合または外気が高湿度な状態である場合には、熱交換型換気装置は、意図せずその空気を取り入れることになる。この結果、熱交換器の内部において水が凝縮し、凝縮した水が熱交換器の内部に付着することにより、熱交換器の劣化が早まる。また、室内の負圧が室内に設置された他の換気装置による局所換気に起因して恒常的に発生している場合、室内の負圧によって、扉が開きにくくなる状態の発生および室内への隙間風の発生が懸念される。
局所換気による室内の負圧の抑制方法としては、さらなる換気扇の増設および室内に給気するためのパスダクトの設置が考えられる。しかしながら、この場合は、追加で費用が必要となり、換気扇を増設する場合は電気料金も追加で必要となる。
特許文献1には、局所換気の運転動作および停止動作に従って熱交換型換気装置の排気を停止および運転させることにより、室内の過度の負圧を抑制することが記載されている。
特開2013-195010号公報
しかしながら、上記特許文献1では、熱交換型換気装置が常時動作している前提での制御である。一方で、非住宅の建物では、事務所などの専用部の換気を停止させ、トイレなどの共用部の換気を継続させる環境が想定される。この場合に生じる室内の負圧に対する対策としては、換気系統の運用および窓の開放など、使用者に手間をかけさせることが想定され、また対応としては確実性がないものとなっている。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、停止時の室内の負圧対策として換気扇またはパスダクトといった給気設備の追加を必要とせずに、停止時の外気の流入に起因した熱交換器の劣化を抑制できる熱交換型換気装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる熱交換型換気装置は、室内空気を室外に排気する排気風路と、室外空気を室内に給気する給気風路と、が独立して内部に形成されたケーシングと、排気風路に設けられて排気風路を流れる排気流を発生させる排気送風機と、給気風路に設けられて給気風路を流れる給気流を発生させる給気送風機と、給気風路と排気風路とに跨って設けられ給気流と排気流との間で熱交換させる熱交換器と、を備える。また、熱交換型換気装置は、排気風路および給気風路のうち少なくとも一方における熱交換器を通る風路に併設されて熱交換器を迂回するバイパス風路と、熱交換器を通る風路とバイパス風路とを切り替える風路切替用ダンパーと、排気送風機の動作と、給気送風機の動作と、風路切替用ダンパーの動作とを制御する制御部と、を備える。制御部は、給気送風機および排気送風機の運転が停止した状態では、バイパス風路を開放する開放位置に風路切替用ダンパーを配置する。
本開示にかかる熱交換型換気装置は、停止時の室内の負圧対策として換気扇またはパスダクトといった給気設備の追加を必要とせずに、停止時の外気の流入に起因した熱交換器の劣化を抑制できる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる熱交換型換気装置を示す斜視図 実施の形態1にかかる熱交換型換気装置の内部を模式的に示す図 実施の形態1にかかる熱交換型換気装置における熱交換換気運転時の排気流の流れのイメージを示す概念図 実施の形態1にかかる熱交換型換気装置の非熱交換換気運転時の排気流の流れのイメージを示す概念図 実施の形態1にかかる熱交換型換気装置の制御に関わる機能構成を示すブロック図 実施の形態1にかかる熱交換型換気装置が停止する場合の制御部の制御手順を示すフローチャート 実施の形態1にかかる熱交換型換気装置が停止している場合の第1風路切替用ダンパーの位置を示す概念図 実施の形態2にかかる熱交換型換気装置が停止している場合の第2風路切替用ダンパーの位置を示す概念図 実施の形態3にかかる熱交換型換気装置が停止している場合の第1風路切替用ダンパーおよび第2風路切替用ダンパーの位置を示す概念図 実施の形態4にかかる熱交換型換気装置の停止中における気流の流れのイメージを示す概念図 実施の形態4にかかる熱交換型換気装置の運転中における気流の流れのイメージを示す概念図 実施の形態1にかかる熱交換換気装置が有する制御部のハードウェア構成の例を示す第1の図 実施の形態1にかかる熱交換換気装置が有する制御部のハードウェア構成の例を示す第2の図
以下に、実施の形態にかかる熱交換型換気装置を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置を示す斜視図である。図2は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置の内部を模式的に示す図である。熱交換型換気装置1は、給気流と排気流との熱交換を行いながら換気を行うことが可能な装置である。
熱交換型換気装置1は、室外から室内への給気と室内から室外への排気とにより室内を換気することで、室内の快適な空気環境を維持する。また、熱交換型換気装置1は、給気流と排気流との熱交換により、室内に取り込まれる空気と室内の空気との温度差を小さくして、室内の空気調和の負担を低減させる。熱交換型換気装置1は、天井裏の空間に設置される。
熱交換型換気装置1は、給気流と排気流との熱交換を行う熱交換器2がケーシング5に収納されている。ケーシング5は、天板3と底板4とを含む六面体であり、熱交換型換気装置1の本体部を構成する。ケーシング5の内部には、給気流が通る給気風路31と、排気流が通る熱交換排気風路である排気風路32と、給気風路31と排気風路32とを仕切る仕切壁17,18とが設けられている。図1では、ケーシング5から天板3が取り外された状態における熱交換型換気装置1を示している。なお、実施の形態1において、熱交換型換気装置1は、天板3を鉛直上方へ向けて設置されるものとする。
ケーシング5のうちの1つの側面には、給気吸込口13と排気吹出口14とが設けられている。ケーシング5のうち当該側面と対向する側面には、給気吹出口15と排気吸込口16とが設けられている。給気吸込口13には、室外と給気吸込口13とを連通する不図示の室外側給気ダクトが接続される。給気吹出口15には、室内と給気吹出口15とを連通する不図示の室内側給気ダクトが接続される。排気吸込口16には、室内と排気吸込口16とを連通する不図示の室内側排気ダクトが接続される。排気吹出口14には、室外と排気吹出口14とを連通する不図示の室外側排気ダクトが接続される。
外気は、室外側給気ダクトを介して給気吸込口13から給気風路31へ取り込まれる。給気風路31に取り込まれた外気は、給気風路31を通って、給気吹出口15から室内側給気ダクトを通って室内へ吹き出される。室内の空気は、室内側排気ダクトを介して排気吸込口16から排気風路32へ取り込まれる。排気風路32へ取り込まれた空気は、排気風路32を通って、排気吹出口14から室外側排気ダクトを通って室外へ吹き出される。すなわち、室内空気を室外に排気する排気風路32と、室外空気を室内に給気する給気風路31と、が独立してケーシング5の内部に形成されている。
熱交換器2は、給気風路31と排気風路32とに跨って設けられ、給気流と排気流との間の全熱交換を行う。熱交換器2は、排気流が通る一次側風路と、給気流が通る二次側風路とを有する。熱交換器2の内部において、一時側風路と二次側風路とは垂直に交差している。一次側風路と二次側風路とは、平板紙と、波板紙であるコルゲートシートとが交互に積層および接着されて構成された積層体により形成されている。図1では、一次側風路と二次側風路との図示を省略している。積層体は、四角柱形状を呈する。熱交換器2のうち積層方向における両端に位置する端面は、それぞれ正方形を呈する。積層方向は、平板紙およびコルゲートシートが積層されている方向である。
熱交換器2は、積層方向に平行な4つの稜線部を有する。熱交換器2は、各稜線部が天板3、底板4、仕切壁17および仕切壁18のそれぞれに向けられるようにして、ケーシング5に収納される。すなわち、熱交換器2は、ケーシング5の内部の中央領域に、四角柱形状の軸方向が横向きにされた状態で、両端に位置する端面の対角線が上下方向と水平方向とに向くようにして組み込まれている。
給気風路31は、室外の空気である外気を室内へ給気するための風路であり、給気吸込口13と熱交換器2との間に形成された上流側給気風路31aと、熱交換器2と給気吹出口15との間に形成された下流側給気風路31bと、熱交換器2内の給気風路31である熱交換器内給気風路31cと、を有している。すなわち、上流側給気風路31aは、給気風路31において熱交換器2よりも上流側であって室外に連通する上流側の給気風路である。また、下流側給気風路31bは、給気風路31において熱交換器2よりも下流側であって室内に連通する下流側の給気風路である。
排気風路32は、室内空気である還気を室外へ排気するための風路であり、排気吸込口16と熱交換器2との間に形成された上流側排気風路32aと、熱交換器2と排気吹出口14との間に形成された下流側排気風路32bと、熱交換器2内の排気風路32である熱交換器内排気風路32cと、を有している。すなわち、上流側排気風路32aは、熱交換器2よりも上流側であって室内に連通する上流側の排気風路である。また、下流側排気風路32bは、熱交換器2よりも下流側であって室外に連通する下流側の排気風路である。
このように構成された排気風路32は、排気吸込口16と排気吹出口14とを熱交換器2を介して繋いで室内の空気を室外に排気する熱交換排気風路である。
熱交換型換気装置1は、室外の空気を取り込み、取り込まれた空気を室内へ送る給気送風機11と、室内の空気を取り込み、取り込まれた空気を室外へ送る排気送風機12とを有する。
給気送風機11は、下流側給気風路31b内に配置され、給気吸込口13から給気吹出口15に向かう給気流の流れを生成する。給気送風機11は、給気送風機ケーシング7内に遠心多翼羽根と、遠心多翼羽根を回転させるための給気用電動機とを内部に備える。給気送風機11は、給気用電動機によって遠心多翼羽根を回転させることによって給気流を発生させる。図においては、遠心多翼羽根と給気用電動機との図示を省略している。給気送風機11は、後述する制御部35によって給気用電動機の運転、停止および回転速度が制御されることで、制御部35によって運転動作が制御される。
給気送風機ケーシング7は、給気送風機11のスクロールケーシングを形成するとともに給気風路31と排気風路32とを仕切る仕切壁18を構成している。
排気送風機12は、下流側排気風路32b内に配置され、排気吸込口16から排気吹出口14に向かう排気流の流れを生成する。排気送風機12は、排気送風機ケーシング8内に遠心多翼羽根と、遠心多翼羽根を回転させるための排気用電動機とを内部に備える。排気送風機12は、排気用電動機によって遠心多翼羽根を回転させることによって排気流を発生させる。図においては、遠心多翼羽根と排気用電動機との図示を省略している。排気送風機12は、後述する制御部35によって排気用電動機の運転、停止および回転速度が制御されることで、制御部35によって運転動作が制御される。
排気送風機ケーシング8は、排気送風機12のスクロールケーシングを形成するとともに給気風路31と排気風路32とを仕切る仕切壁17を構成している。
ケーシング5のうち、給気吸込口13と排気吹出口14とを有する側面および給気吹出口15と排気吸込口16とを有する側面以外の側面のうちの1つである前面には、メンテナンスカバー6と制御部9とが設けられている。メンテナンスカバー6は、熱交換器2のうちの1つの端面と対向する位置に設けられている。熱交換器2は、メンテナンスカバー6を開くことによって、ケーシング5の内部からのケーシング5の外部への引き出しと、ケーシング5の外部からケーシング5の内部への挿入とが可能とされている。制御部9は、熱交換型換気装置1の全体を制御する。
ケーシング5の内部には、熱交換器2を支持するガイドレール21、ガイドレール22、ガイドレール23およびガイドレール24が設けられている。ガイドレール21は、天板3に設けられている。4つの稜線部のうち天板3へ向けられている1つがガイドレール21へ挿入される。ガイドレール22は、底板4に設けられている。4つの稜線部のうち底板4へ向けられている1つがガイドレール22へ挿入される。ガイドレール23は、仕切壁17に設けられている。4つの稜線部のうち仕切壁17に向けられている1つがガイドレール23へ挿入される。ガイドレール24は、仕切壁18に設けられている。4つの稜線部のうち仕切壁18に向けられている1つがガイドレール24へ挿入される。メンテナンスカバー6を開けた状態において、ガイドレール21,22,23,24に沿って熱交換器2を移動させることによって、熱交換器2の引き出しと熱交換器2の挿入とが行われる。
ケーシング5の内部は、熱交換器2とガイドレール21,22,23,24と仕切壁17,18とによって互いに隔てられて独立した4つの空間に区分けされ、当該4つの空間が、上流側給気風路31aと下流側給気風路31bと上流側排気風路32aと下流側排気風路32bとされている。
図3は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置における熱交換換気運転時の排気流の流れのイメージを示す概念図である。図4は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置の非熱交換換気運転時の排気流の流れのイメージを示す概念図である。図3および図4における矢印は、気流の流れを示している。
ケーシング5の内部には、熱交換排気風路である排気風路32における熱交換器2を通る風路に併設されて熱交換器2を迂回するバイパス風路である排気側バイパス風路50が形成されている。排気側バイパス風路50は、熱交換器2を迂回して上流側排気風路32aと下流側排気風路32bとを繋ぐ風路であり、熱交換器2を通さずに排気吹出口14に排気流を流すためのバイパス風路である。排気側バイパス風路50は、熱交換器2を通らない非熱交換風路である。そして、熱交換器2よりも上流側の上流側排気風路32aと熱交換器2よりも下流側の下流側排気風路32bとが熱交換器2を通さずに排気側バイパス風路50によって繋がれた非熱交換風路である排気側非熱交換風路101が、ケーシング5の内部に形成されている。
熱交換型換気装置1は、排気吸込口16から吸い込んだ室内空気の気流である排気流を熱交換排気風路である排気風路32に流して熱交換器2に通すことにより、給気流と排気流との間で熱交換を伴う熱交換換気を行うことができる。一方、熱交換型換気装置1は、排気吸込口16から吸い込んだ室内空気の気流である排気流を排気側非熱交換風路101の排気側バイパス風路50に流して熱交換器2に通さないことにより、給気流と排気流との間で熱交換を伴わない普通換気を行うことができる。普通換気は、給気流と排気流との間で熱交換を伴わない換気である非熱交換換気である。
ケーシング5の内部には、排気風路32と排気側バイパス風路50とが分岐する部分に、排気風路32における熱交換器2を通る風路と排気側バイパス風路50とを切り替えるためのダンパーである電動式の第1風路切替用ダンパー51が設けられている。第1風路切替用ダンパー51は、排気風路32と排気側非熱交換風路101とを切り替えるためのダンパーと換言できる。
第1風路切替用ダンパー51は、排気風路32と排気側バイパス風路50との分岐点に回転軸を有し排気吸込口16から吸い込まれた室内空気を熱交換器2に通すか否かを切り替えて排気風路32と排気側バイパス風路50とを切り替える風路切替部を構成している。第1風路切替用ダンパー51は、例えば上流側排気風路32aの内部で回転する板からなり、向きが変化することにより排気風路32と排気側バイパス風路50とを切り替えることができる。第1風路切替用ダンパー51の動作は、制御部35によって制御される。
図3では、排気側バイパス風路50を閉塞する閉塞位置に第1風路切替用ダンパー51を配置して、排気流が通る排気風路を排気風路32に切り替えた状態を示している。図3に示すように第1風路切替用ダンパー51が閉塞位置に配置されているときは、上流側排気風路32aから熱交換器2に向かう風路が開放されることにより、排気風路32が開放され、排気側バイパス風路50および排気側非熱交換風路101が閉塞される。これにより、排気流が上流側排気風路32aから熱交換器2を通って下流側排気風路32bに流れるため、熱交換型換気装置1は、熱交換器2において給気流と排気流との間で熱交換を行う熱交換換気運転を行うことができる。
図4では、排気側バイパス風路50を開放する開放位置に第1風路切替用ダンパー51を配置して、排気流が通る排気風路を排気側非熱交換風路101に切り替えた状態を示している。図4に示すように第1風路切替用ダンパー51が開放位置に配置されているときは、上流側排気風路32aから熱交換器2に向かう風路が閉塞されることにより、排気風路32が閉塞され、排気側バイパス風路50および排気側非熱交換風路101が開放される。これにより、排気流は、上流側排気風路32aから熱交換器2を通らずに下流側排気風路32bに流れるため、熱交換型換気装置1は、熱交換器2において給気流と排気流との間で熱交換を行わない非熱交換換気運転である普通換気運転を行うことができる。
普通換気運転は、排気流が熱交換器2を迂回して上流側排気風路32aから下流側排気風路32bに流れ、室内空気を熱交換器2に通さずに室外へ排気するバイパス換気運転と換言できる。
熱交換型換気装置1は、上述した熱交換換気運転と普通換気運転の2つの運転モードを備え、ユーザの好みによって後述するリモートコントローラー36を用いて運転モードが適宜選択される。
図5は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置の制御に関わる機能構成を示すブロック図である。熱交換型換気装置1は、ケーシング5の外部に取り付けられた制御部35と、室内に設置されたリモートコントローラー36とを備える。制御部35とリモートコントローラー36とは、互いに双方向通信が可能である。
制御部35は、熱交換型換気装置1全体の動作を制御する。制御部35は、給気送風機11および排気送風機12の動作を制御して熱交換型換気装置1の運転を制御する。制御部35は、リモートコントローラー36で受け付けられてリモートコントローラー36から送信された、熱交換型換気装置1の動作を指示する制御信号に基づいて、熱交換型換気装置1の動作を制御する。また、制御部35は、制御部35にあらかじめ設定されている動作を指示する情報に基づいて、熱交換型換気装置1の動作を制御する。
また、制御部35は、第1風路切替用ダンパー51の動作を制御するダンパー制御部351を備える。ダンパー制御部351は、第1風路切替用ダンパー51の動作を制御する第1制御部といえる。ダンパー制御部351は、排気側バイパス風路50および排気側非熱交換風路101を閉塞する閉塞位置と、排気側バイパス風路50および排気側非熱交換風路101を開放する開放位置とのうちのいずれかの位置に第1風路切替用ダンパー51の位置を切り替えることにより、排気流が通る排気風路を排気風路32と排気側非熱交換風路101とのうちのいずれかの風路に切り替える制御を行う。すなわち、ダンパー制御部351は、風路切替制御部としての機能を有する。ダンパー制御部351は、リモートコントローラー36から送信された制御信号に基づいて、第1風路切替用ダンパー51の位置を切り替える。
また、ダンパー制御部351は、制御信号を受信した場合に、給気送風機11および排気送風機12の双方の運転の停止を指示する指示信号が制御信号に含まれている場合に、排気側バイパス風路50および排気側非熱交換風路101を開放して排気風路32を閉塞する制御を行う。すなわち、ダンパー制御部351は、受信した制御信号において、給気送風機11および排気送風機12の双方の運転の停止を指示する指示信号が含まれている場合に、第1風路切替用ダンパー51を開放位置に配置する制御を行う。そして、ダンパー制御部351は、排気送風機12を運転させるまで第1風路切替用ダンパー51を開放位置に保持する制御を行う。
給気送風機11および排気送風機12の双方の運転の停止を指示する指示信号が含まれている制御信号は、熱交換型換気装置1の運転停止を指示する停止指示信号が挙げられる。
つぎに、熱交換型換気装置1の動作について説明する。図6は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置が停止する場合の制御部の制御手順を示すフローチャートである。図7は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置が停止している場合の第1風路切替用ダンパーの位置を示す概念図である。
ステップS10において、制御部35は、リモートコントローラー36から送信された制御信号を受信する。
ステップS20において、制御部35は、給気送風機11の運転の停止を指示する給気送風機11の停止信号と、排気送風機12の運転の停止を指示する排気送風機12の停止信号との双方が、受信した制御信号に含まれているか否かを判定する。給気送風機11の停止信号と排気送風機12の停止信号との双方が、受信した制御信号に含まれている場合は、ステップS10において制御部35が熱交換型換気装置1の運転停止を指示する停止指示信号を受信した場合である。
給気送風機11の停止信号と排気送風機12の停止信号との双方が、受信した制御信号に含まれている場合は、ステップS20においてYesとなり、ステップS30に進む。給気送風機11の停止信号と排気送風機12の停止信号とのうち少なくとも一方が、受信した制御信号に含まれていない場合は、ステップS20においてNoとなり、ステップS10に戻る。
ステップS30において、制御部35は、排気側バイパス風路50を開く制御を行う。具体的には、制御部35が、給気送風機11と排気送風機12とを停止させる。そして、ダンパー制御部351が、第1風路切替用ダンパー51を、図7に示すように排気側バイパス風路50および排気側非熱交換風路101を開放する開放位置に配置し、排気側バイパス風路50および排気側非熱交換風路101を開放する制御を行う。すなわち、熱交換型換気装置1は、運転を停止している場合には、第1風路切替用ダンパー51の位置が開放位置とされる。
ダンパー制御部351は、熱交換型換気装置1の運転を停止させる直前の熱交換型換気装置1の運転モードが熱交換換気運転およびバイパス換気運転のうちのいずれのモードであっても、熱交換型換気装置1の運転を停止させた場合には、第1風路切替用ダンパー51の位置を開放位置とする。したがって、ダンパー制御部351は、熱交換型換気装置1の運転を停止させる直前に熱交換型換気装置1が熱交換換気運転を行っていた場合は、第1風路切替用ダンパー51の位置を閉塞位置から開放位置に切り替える。ダンパー制御部351は、熱交換型換気装置1の運転を停止させる直前に熱交換型換気装置1がバイパス換気運転を行っていた場合は、第1風路切替用ダンパー51の位置を開放位置のまま維持する。
ダンパー制御部351が第1風路切替用ダンパー51の位置を閉塞位置から開放位置に切り替えるタイミングは、制御部35が停止指示信号を受信したタイミングでもよく、制御部35が停止指示信号を受信してから予め決められた時間の経過後でもよい。
ステップS40において、ダンパー制御部351は、排気側バイパス風路50を開いた状態を維持する。具体的には、ダンパー制御部351は、給気送風機11および排気送風機12の双方を運転させて熱交換型換気装置1を運転させるまで第1風路切替用ダンパー51を開放位置に保持する制御を行い、排気側バイパス風路50および排気側非熱交換風路101を開いた状態を維持する。
ステップS50において、制御部35は、リモートコントローラー36から送信された制御信号を受信したか否かを判定する。リモートコントローラー36から送信された制御信号を受信したと判定された場合は、ステップS50においてYesとなり、ステップS60に進む。リモートコントローラー36から送信された制御信号を受信していないと判定された場合は、ステップS50においてNoとなり、ステップS40に戻る。
ステップS60において、制御部35は、受信した制御信号に対応した制御を行って熱交換型換気装置1の運転を開始する。
なお、上述したステップS40においては、ダンパー制御部351は、給気送風機11および排気送風機12の双方を運転させて熱交換型換気装置1を運転させるまで第1風路切替用ダンパー51を開放位置に保持することとしたが、これに限定されない。ダンパー制御部351は、少なくとも制御部35が制御信号に従って排気送風機12を運転させた場合に、排気側バイパス風路50を開いた状態の維持を解除して、第1風路切替用ダンパー51の位置を受信した制御信号の内容に対応した位置に制御してもよい。すなわち、ダンパー制御部351は、排気送風機12を運転させるまで、第1風路切替用ダンパー51を開放位置に保持してもよい。
上記のように、熱交換型換気装置1は、熱交換型換気装置1の停止時に第1風路切替用ダンパー51の位置を開放位置として排気側バイパス風路50および排気側非熱交換風路101を開放する。これにより、熱交換型換気装置1の停止時に排気吹出口14を通って熱交換型換気装置1の内部に流入した外気は、排気側バイパス風路50を通り、熱交換器2を通らない。このため、霧が発生している場合または外気が高湿度な状態であっても、排気吹出口14を通って熱交換型換気装置1の内部に流入した外気が熱交換器2において凝縮することがなく、外気に含まれる水が熱交換器2において凝集することがない。これにより、熱交換型換気装置1は、外気に起因した熱交換器2における不要な保水を低減でき、不要な保水による熱交換器2の劣化を低減できる。
また、排気側バイパス風路50および排気側非熱交換風路101は、気流が熱交換器2を通らない風路であるため、気流が熱交換器2を通る風路である排気風路32よりも圧力損失を少なくできる。このため、熱交換型換気装置1が換気対象空間としている室内に設けられた局所換気装置などの他の換気装置等の運転によって室内の負圧が恒常的に発生している場合でも、熱交換型換気装置1が停止している間は、排気側非熱交換風路101を通して外気が室内に流入しやすくなる。これにより、熱交換型換気装置1が停止している間においては、室内と室外との圧力差を少なくすることができ、室内が負圧であることに起因して扉が開きにくくなること、および室内が負圧であることに起因した隙間風の発生を低減できる。すなわち、排気側バイパス風路50は、室内に外気を給気して室内の負圧を低減するパスダクトとして機能できる。
すなわち、熱交換型換気装置1は、停止時に排気風路32が排気側非熱交換風路101となるように第1風路切替用ダンパー51を切り換えることで、停止時に外気が熱交換器2を通過しない風路を確保することができる。これにより、熱交換型換気装置1は、停止時には室内の負圧によって排気側非熱交換風路101を介して室内へ外気を導入させ、意図しない外気の流入による熱交換器2の劣化を抑制するとともに、室内の負圧を低減できる。
したがって、本実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1は、停止中に室内の圧力が負圧環境であったとしても、熱交換器2を通過しない風路から外気を室内に流入させることが可能となり、熱交換器2が劣化しにくく、停止時の室内の負圧環境を軽減させることが可能となる。
一方、熱交換型換気装置1の停止時に第1風路切替用ダンパー51の位置が閉塞位置とされて排気風路32が開放された場合には、熱交換型換気装置1の停止時に排気吹出口14を通って熱交換型換気装置1の内部に流入した外気は、熱交換器2を通る。このため、霧が発生している場合または外気が高湿度な状態には、排気吹出口14を通って熱交換型換気装置1の内部に流入した外気が熱交換器2において凝縮してしまう。
上述したように、停止時の室内の負圧対策として換気扇またはパスダクトといった給気設備の室内への追加を必要とせずに、停止時の外気の流入に起因した熱交換器2の劣化を抑制できる。
実施の形態2.
実施の形態1では、熱交換器2を迂回する風路であるバイパス風路を排気風路32側に設けた場合について示したが、バイパス風路が給気風路31側に設けられてもよい。
図8は、実施の形態2にかかる熱交換型換気装置が停止している場合の第2風路切替用ダンパーの位置を示す概念図である。実施の形態2にかかる熱交換型換気装置60は、排気側バイパス風路50および第1風路切替用ダンパー51の代わりに給気側バイパス風路61および第2風路切替用ダンパー62を有すること以外は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1と同様の構成を有する。
実施の形態2にかかる熱交換型換気装置60のケーシング5の内部には、熱交換給気風路である給気風路31における熱交換器2を通る風路に併設されて熱交換器2を迂回するバイパス風路である給気側バイパス風路61が形成されている。給気側バイパス風路61は、熱交換器2を迂回して上流側給気風路31aと下流側給気風路31bとを繋ぐ風路であり、熱交換器2を通さずに給気吹出口15に給気流を流すためのバイパス風路である。給気側バイパス風路61は、熱交換器2を通らない非熱交換風路である。そして、熱交換器2よりも上流側の上流側給気風路31aと熱交換器2よりも下流側の下流側給気風路31bとが熱交換器2を通さずに給気側バイパス風路61によって繋がれた非熱交換風路である給気側非熱交換風路102が、ケーシング5の内部に形成されている。
熱交換型換気装置60は、給気吸込口13から吸い込んだ外気の気流である給気流を熱交換給気風路である給気風路31に流して熱交換器2に通すことにより、給気流と排気流との間で熱交換を伴う熱交換換気を行うことができる。一方、熱交換型換気装置60は、給気吸込口13から吸い込んだ外気の気流である給気流を非熱交換風路である給気側非熱交換風路102に流して熱交換器2に通さないことにより、給気流と排気流との間で熱交換を伴わない非熱交換換気である普通換気を行うことができる。
ケーシング5の内部には、給気風路31と給気側バイパス風路61とが分岐する部分に、給気風路31における熱交換器2を通る風路と給気側バイパス風路61とを切り替えるためのダンパーである電動式の第2風路切替用ダンパー62が設けられている。第2風路切替用ダンパー62は、給気風路31と給気側非熱交換風路102とを切り替えるためのダンパーと換言できる。
第2風路切替用ダンパー62は、給気風路31と給気側バイパス風路61との分岐点に回転軸を有し給気吸込口13から吸い込まれた外気を熱交換器2に通すか否かを切り替えて給気風路31と給気側バイパス風路61とを切り替える風路切替部を構成している。第2風路切替用ダンパー62は、例えば上流側給気風路31aの内部で回転する板からなり、向きが変化することにより給気風路31と給気側バイパス風路61とを切り替えることができる。第2風路切替用ダンパー62の動作は、ダンパー制御部351によって制御される。
図8では、開放位置に配置された第2風路切替用ダンパー62を実線で示し、閉塞位置に配置された第2風路切替用ダンパー62を破線で示している。
図8に実線で示すように第2風路切替用ダンパー62が給気側バイパス風路61および給気側非熱交換風路102を開放する開放位置に配置されているときは、給気流が通る給気風路が給気側非熱交換風路102に切り替えられている。この場合、上流側給気風路31aから熱交換器2に向かう風路が閉塞されるため給気風路31が閉塞され、給気側バイパス風路61および給気側非熱交換風路102が開放される。これにより、給気流は、上流側給気風路31aから熱交換器2を通らずに下流側給気風路31bに流れるため、熱交換型換気装置60は、熱交換器2において給気流と排気流との間で熱交換を行わない普通換気運転を行うことができる。
図8に破線で示すように第2風路切替用ダンパー62が給気側バイパス風路61および給気側非熱交換風路102を閉塞する閉塞位置に配置されているときは、給気流が通る給気風路が給気風路31に切り替えられている。この場合、上流側給気風路31aから熱交換器2に向かう風路が開放されるため給気風路31が開放され、給気側バイパス風路61および給気側非熱交換風路102が閉塞される。これにより、給気流が上流側給気風路31aから熱交換器2を通って下流側給気風路31bに流れるため、熱交換型換気装置1は、熱交換器2において給気流と排気流との間で熱交換を行う熱交換換気運転を行うことができる。
制御部35は、実施の形態1において図6を参照して説明した処理において、第1風路切替用ダンパー51の代わりに第2風路切替用ダンパー62を制御する処理を行う。すなわち、制御部35は、給気送風機11の停止信号と排気送風機12の停止信号との双方が、受信した制御信号に含まれている場合に、給気送風機11と排気送風機12とを停止させる。そして、ダンパー制御部351は、給気送風機11および排気送風機12の双方の運転の停止を指示する指示信号が制御信号に含まれている場合に、給気側バイパス風路61および給気側非熱交換風路102を開放する制御を行う。
すなわち、ダンパー制御部351は、受信した制御信号において、給気送風機11および排気送風機12の双方の運転の停止を指示する指示信号が含まれている場合に、第2風路切替用ダンパー62の位置を、給気側バイパス風路61および給気側非熱交換風路102を開放する開放位置に配置する制御を行う。そして、ダンパー制御部351は、排気送風機12を運転させるまで第2風路切替用ダンパー62を開放位置に保持する制御を行う。ダンパー制御部351は、第2風路切替用ダンパー62の動作を制御する第2制御部といえる。
なお、ダンパー制御部351は、少なくとも制御部35が制御信号に従って給気送風機11を運転させた場合に、給気側バイパス風路61を開いた状態の維持を解除して、第2風路切替用ダンパー62の位置を受信した制御信号の内容に対応した位置に制御してもよい。すなわち、ダンパー制御部351は、給気送風機11を運転させるまで、第2風路切替用ダンパー62を開放位置に保持してもよい。
上記のように、熱交換型換気装置60は、熱交換型換気装置60の停止時に第2風路切替用ダンパー62の位置を開放位置として給気側バイパス風路61および給気側非熱交換風路102を開放する。これにより、熱交換型換気装置60の停止時に給気吸込口13を通って熱交換型換気装置60の内部に流入した外気は、給気側バイパス風路61を通り、熱交換器2を通らない。このため、霧が発生している場合または外気が高湿度な状態であっても、給気吸込口13を通って熱交換型換気装置60の内部に流入した外気が熱交換器2において凝縮することがなく、外気に含まれる水が熱交換器2において凝集することがない。これにより、熱交換型換気装置60は、外気に起因した熱交換器2における不要な保水を低減でき、不要な保水による熱交換器2の劣化を低減できる。
また、給気側バイパス風路61および給気側非熱交換風路102は、気流が熱交換器2を通らない風路であるため、気流が熱交換器2を通る風路である給気風路31よりも圧力損失を少なくできる。このため、熱交換型換気装置60が換気対象空間としている室内に設けられた局所換気装置などの他の換気装置等の運転によって室内の負圧が恒常的に発生している場合でも、熱交換型換気装置60が停止している間は、給気側非熱交換風路102を通して外気が室内に流入しやすくなる。これにより、熱交換型換気装置60が停止している間においては、室内と室外との圧力差を少なくすることができ、室内が負圧であることに起因して扉が開きにくくなること、および室内が負圧であることに起因した隙間風の発生を低減できる。すなわち、給気側バイパス風路61は、室内に外気を給気して室内の負圧を低減するパスダクトとして機能できる。
上述したように、本実施の形態2にかかる熱交換型換気装置60によれば、上述した実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1と同様の効果が得られる。
実施の形態3.
図9は、実施の形態3にかかる熱交換型換気装置が停止している場合の第1風路切替用ダンパーおよび第2風路切替用ダンパーの位置を示す概念図である。熱交換器2を迂回する風路であるバイパス風路は、排気風路32側および給気風路31側に設けられてもよい。図9に示す本実施の形態3にかかる熱交換型換気装置70は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1と実施の形態2にかかる熱交換型換気装置60とを組み合わせた構成を有する。
本実施の形態3にかかる熱交換型換気装置70の場合は、熱交換型換気装置70の停止時に熱交換型換気装置70の内部に流入した外気は、熱交換器2を通らない。すなわち、熱交換型換気装置70の停止時に排気吹出口14を通って熱交換型換気装置70の内部に流入した外気は、排気側非熱交換風路101を通り、熱交換器2を通らない。また、熱交換型換気装置70の停止時に給気吸込口13を通って熱交換型換気装置70の内部に流入した外気は、給気側非熱交換風路102を通り、熱交換器2を通らない。このため、本実施の形態3にかかる熱交換型換気装置70は、上述した実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1と同様の効果が、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1および実施の形態2にかかる熱交換型換気装置60と比べて、より大きくなる。
実施の形態4.
図10は、実施の形態4にかかる熱交換型換気装置の停止中における気流の流れのイメージを示す概念図である。図11は、実施の形態4にかかる熱交換型換気装置の運転中における気流の流れのイメージを示す概念図である。本実施の形態4にかかる熱交換型換気装置80は、上述した本実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1の構成に加え、熱交換器2よりも上流側の排気風路32である上流側排気風路32aと、熱交換器2よりも下流側の排気風路32である下流側排気風路32bとを熱交換器2を通さずに繋ぐバイパス風路が、ケーシング5の外部に設けられてもよい。熱交換型換気装置80は、排気風路32における熱交換器2を通る風路に併設されてケーシング5の外部において熱交換器2を迂回する外部バイパス風路と、排気風路32における熱交換器2を通る風路と外部バイパス風路とを切り替える風路切替シャッターと、を備える。
熱交換型換気装置80は、上流側排気風路32aと下流側排気風路32bとを連通して接続するバイパスダクト81を有する。バイパスダクト81は、外部バイパス風路である。バイパスダクト81は、天板3に接続して設けられている。下流側排気風路32bには、鉛直方向において排気吹出口14よりも下側で下流側排気風路32bを閉塞可能なシャッター82が設けられている。シャッター82は、風路切替シャッターである。
シャッター82は、熱交換型換気装置80の運転中は、図11に示すように排気送風機12が発生する排気流の動圧により鉛直方向上側に跳ね上げられて、熱交換器2から排気吹出口14に向かう排気風路32を開放する。
一方、シャッター82は、排気流の動圧が無くなる熱交換型換気装置80の停止中は、図10に示すように排気吹出口14よりも下側で下流側排気風路32bを閉塞し、排気吹出口14から熱交換器2に向かう風路を閉塞して排気風路32を閉塞する。シャッター82は、自重またはバネの付勢力によって排気吹出口14よりも下側で下流側排気風路32bを閉塞できるように構成される。これにより、熱交換器2よりも上流側の上流側排気風路32aと熱交換器2よりも下流側の下流側排気風路32bとが熱交換器2を通さずにバイパスダクト81によって繋がれた非熱交換風路である外部側非熱交換風路103が、ケーシング5の内部に形成されている。そして、熱交換型換気装置80の停止時に排気吹出口14を通って下流側排気風路32bに流入した外気は、バイパスダクト81を通って上流側排気風路32aに流れ、排気吸込口16から室内に流れるため、熱交換器2を通らない。
したがって、本実施の形態4にかかる熱交換型換気装置80によれば、上述した実施の形態1にかかる熱交換型換気装置1と同様の効果が得られる。
なお、上記のバイパスダクト81とシャッター82とを備えることにより、熱交換換気と非熱交換換気とを切り換える機能を有していない熱交換型換気装置においても、停止時の室内の負圧対策として換気扇またはパスダクトといった給気設備の追加を必要とせずに、停止時の外気の流入に起因した熱交換器の劣化を抑制できる。
図12は、実施の形態1にかかる熱交換換気装置が有する制御部のハードウェア構成の例を示す第1の図である。図12には、制御部35の機能が専用のハードウェアを使用して実現される場合におけるハードウェア構成を示している。制御部35は、各種処理を実行する処理回路41と、制御部35の外部の機器との接続インタフェースであるインタフェース42とを備える。
専用のハードウェアである処理回路41は、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はこれらの組み合わせである。制御部35の各機能は、処理回路41を用いて実現される。インタフェース42は、給気送風機11と排気送風機12と第1風路切替用ダンパー51と第2風路切替用ダンパー62とに制御信号を出力する。
図13は、実施の形態1にかかる熱交換換気装置が有する制御部のハードウェア構成の例を示す第2の図である。図13には、プログラムを実行するハードウェアを用いて制御部35の機能が実現される場合におけるハードウェア構成を示している。制御部35は、プロセッサ43と、メモリ44と、インタフェース42とを有する。
プロセッサ43は、CPU(Central Processing Unit)である。プロセッサ43は、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、又はDSP(Digital Signal Processor)であってもよい。制御部35の各機能は、プロセッサ43と、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせによって実現される。ソフトウェアまたはファームウェアは、プログラムとして記述され、内蔵メモリであるメモリ44に格納される。メモリ44は、不揮発性もしくは揮発性の半導体メモリであって、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)またはEEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)である。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,60,70,80 熱交換型換気装置、2 熱交換器、3 天板、4 底板、5 ケーシング、6 メンテナンスカバー、7 給気送風機ケーシング、8 排気送風機ケーシング、9 制御部、11 給気送風機、12 排気送風機、13 給気吸込口、14 排気吹出口、15 給気吹出口、16 排気吸込口、17,18 仕切壁、21,22,23,24 ガイドレール、31 給気風路、31a 上流側給気風路、31b 下流側給気風路、31c 熱交換器内給気風路、32 排気風路、32a 上流側排気風路、32b 下流側排気風路、32c 熱交換器内排気風路、35 制御部、36 リモートコントローラー、41 処理回路、42 インタフェース、43 プロセッサ、44 メモリ、50 排気側バイパス風路、51 第1風路切替用ダンパー、61 給気側バイパス風路、62 第2風路切替用ダンパー、81 バイパスダクト、82 シャッター、101 排気側非熱交換風路、102 給気側非熱交換風路、103 外部側非熱交換風路、351 ダンパー制御部。

Claims (5)

  1. 室内空気を室外に排気する排気風路と、室外空気を室内に給気する給気風路と、が独立して内部に形成されたケーシングと、
    前記排気風路に設けられて前記排気風路を流れる排気流を発生させる排気送風機と、
    前記給気風路に設けられて前記給気風路を流れる給気流を発生させる給気送風機と、
    前記給気風路と前記排気風路とに跨って設けられ前記給気流と前記排気流との間で熱交換させる熱交換器と、
    前記排気風路および前記給気風路のうち少なくとも一方における前記熱交換器を通る風路に併設されて前記熱交換器を迂回するバイパス風路と、
    前記熱交換器を通る風路と前記バイパス風路とを切り替える風路切替用ダンパーと、
    前記排気送風機の動作と、前記給気送風機の動作と、前記風路切替用ダンパーの動作とを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記給気送風機および前記排気送風機の運転が停止した状態では、前記バイパス風路を開放する開放位置に前記風路切替用ダンパーを配置すること、
    を特徴とする熱交換型換気装置。
  2. 前記風路切替用ダンパーは、前記排気風路および前記給気風路の双方における前記熱交換器を通る風路に並設されていること、
    を特徴とする請求項1に記載の熱交換型換気装置。
  3. 前記制御部は、前記排気風路における前記熱交換器を通る風路に併設された前記風路切替用ダンパーを、前記排気送風機を運転させるまで前記開放位置に保持すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の熱交換型換気装置。
  4. 前記制御部は、前記給気風路における前記熱交換器を通る風路に併設された前記風路切替用ダンパーを、前記給気送風機を運転させるまで前記開放位置に保持すること、
    を特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の熱交換型換気装置。
  5. 前記排気風路における前記熱交換器を通る風路に併設されて前記ケーシングの外部において前記熱交換器を迂回する外部バイパス風路と、
    前記排気風路における前記熱交換器を通る風路と前記外部バイパス風路とを切り替える風路切替シャッターと、
    を備え、
    前記風路切替シャッターは、前記排気送風機が停止した状態では前記外部バイパス風路を開放する開放位置に移動すること、
    を特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の熱交換型換気装置。
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