JP7311566B2 - 配管設置管理システムおよび配管設置管理方法 - Google Patents
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Description
設計工程においては、設置される複数の配管1の設計が行われる。配管1の設計により決定された各々の配管1の設置位置は、CADデータとして記録される。CADデータとして記録された各々の設置位置は、後述する位置合わせ工程において設置位置情報として用いられる。設置される各々の配管1には、設計時に識別番号が割り当てられてもよい。識別番号は、設計識別情報として、設置位置情報と関連づけられる。なお、各配管1への無線ICタグ20の固定位置が設計時に決定されてもよい。設置位置は、後述する位置検出端末21が固定される位置としてもよい。
製作工程においては、設計工程において設計された配管1の製作が行われる。製作工程において、無線ICタグ20が各々の配管1に固定されてもよい。無線ICタグ20は、設計時に決定された固定位置に固定されてもよい。無線ICタグ20には、対応する配管1に割り当てられた識別番号が、配管識別情報として記録される。各々の配管1に、上述した位置検出端末21および物理量センサ22が無線ICタグ20とともに固定されてもよい。
受入工程においては、図3に示すように、製作された配管1の受入作業が行われる。配管1は、所望の受入エリアに位置づけられてもよく、受入対象の配管1は、分散して配置されていてもよい。受入工程においては、上述した配管設置管理システム10を用いて受入作業の管理が行われてもよい。この場合、受入工程は、読取工程と、判定工程と、表示工程と、を有していてもよい。配管設置管理システム10は、製作工程の完了を確認したオペレータ4からの入力により、配管設置工事が受入工程に進んだことを認識してもよい。
読取工程においては、各々の配管1に固定された無線ICタグ20から、配管1の配管識別情報が読み取られる。例えば、オペレータ4が、携帯型読取装置31を携帯して、受入対象の配管1が置かれた位置に出向く。その位置において、携帯型読取装置31から電波2が照射される。このことにより、各々の配管1に固定された無線ICタグ20から、配管識別情報が読み取られる。読み取られた配管識別情報は、インターネット5を介して判定部40に送信される。なお、受入工程の読取工程においては、無線ICタグ20から配管位置情報も読み取られて、判定部40に送信されてもよい。
判定工程において、読み取られた配管識別情報に基づいて、配管1の受入作業が完了しているか否かが判定される。より具体的には、判定部40には、受入作業予定の各々の配管1の受入識別情報が、予め、配管の製作者から送信されて記録されている。各々の受入識別情報は、上述した識別番号である。判定部40は、各々の配管1の配管識別情報と受入識別情報とを照合し、受入識別情報に対応する配管識別情報を携帯型読取装置31から読み取られているか否かを判定する。受入識別情報に対応する配管識別情報が携帯型読取装置31から読み取られている場合に、受入予定の配管1の全てが受け入れられていることから、受入作業完了と判定する。
表示工程において、判定工程における判定結果が表示される。より具体的には、判定工程において受入作業完了と判定された場合、受入作業完了と表示される。
保管工程においては、受入作業完了を確認した配管1が、次の吊り込み工程が始まるまで、所定の保管エリアで保管される。保管工程においては、上述した配管設置管理システム10を用いて保管の管理が行われてもよい。配管設置管理システム10は、受入作業完了の表示を確認したオペレータ4からの入力により、配管設置工事が保管工程に進んだことを認識してもよい。保管工程においては、例えば、配管1が、保管エリアに保管され続けているか否かを確認してもよい。この場合、上述の受入工程における読取工程、判定工程および表示工程を実施してもよい。
吊り込み工程においては、図4に示すように、保管エリアに保管されていた配管1を、設置位置に移動させる。配管1を建屋内に設置する場合、配管1は、建屋の鉄骨6からワイヤーなどの吊り具7によって吊り下げられる。
位置合わせ工程においては、図4に示すように、吊り下げられた各々の配管1の位置合わせ作業が行われる。各々の配管1は、所望の設置位置に位置づけられる。位置合わせ工程においては、上述した配管設置管理システム10を用いて位置合わせ作業の管理が行われてもよい。この場合、位置合わせ工程は、読取工程と、判定工程と、表示工程と、を有していてもよい。配管設置管理システム10は、吊り込み工程の完了を確認したオペレータ4からの入力により、配管設置工事が位置合わせ工程に進んだことを認識してもよい。
読取工程においては、各々の配管1に固定された無線ICタグ20から、配管1の配管識別情報と、配管1の配管位置情報が読み取られる。例えば、設置位置の近傍に予め設置された定置型読取装置32から電波2が照射される。図4においては、複数台の定置型読取装置32を用いている例が示されているが、定置型読取装置32の設置台数は1台であってもよく、定置型読取装置32の読取可能範囲に応じて任意に設定できる。このことにより、各々の配管1に固定された無線ICタグ20から、配管識別情報および配管位置情報が読み取られる。読み取られた配管識別情報および配管位置情報は、インターネット5を介して判定部40に送信される。
判定工程において、読み取られた配管識別情報および配管位置情報に基づいて、配管1の位置合わせ作業が完了しているか否かが判定される。より具体的には、判定部40には、各々の配管1の設置位置を示す設置位置情報が、予め、上述したCADシステムから送信されて、設計識別情報と関連づけられて記録されている。判定部40は、各々の配管1の配管位置情報と、配管位置情報に対応する設置位置情報とを照合し、各々の配管1が設置位置に位置づけられているか否かを判定する。この際、判定部40は、配管位置情報と、この配管位置情報に関連付けられた配管識別情報と同じ設計識別情報に関連づけられた設置位置情報を照合する。そして、判定部40は、位置合わせ作業予定の配管1が設置位置に位置づけられている場合に、位置合わせ作業完了と判定する。この場合、位置合わせ作業予定の全ての配管1が、対応する設置位置に位置している。
表示工程において、判定工程における判定結果が表示される。より具体的には、判定工程において位置合わせ作業完了と判定された場合に、位置合わせ作業完了と表示される。
接続工程においては、隣り合う配管1が接続される。また、各々の配管1が、建屋の鉄骨6に固定される。
進捗状況確認工程においては、予め設定されていたスケジュールに基づいて、配管設置工事の進捗状況が確認される。進捗状況の確認結果は、表示部50に表示される。
耐圧工程においては、図5に示すように、配管1内に流体3を流して、配管1の耐圧確認が行われる。流体3の圧力を確認することにより、流体3の漏洩の有無が確認される。流体3は、運転時および試運転時に配管1内に流す流体3と同じ流体3であってもよい。流体3は、冷却水、高温水、蒸気、冷却空気など、配管1内を流れることができれば任意である。耐圧工程においては、上述した配管設置管理システム10を用いて耐圧確認が行われてもよい。この場合、耐圧工程は、読取工程と、判定工程と、表示工程と、を有していてもよい。配管設置管理システム10は、進捗状況の確認結果の表示を確認したオペレータ4からの入力により、配管設置工事が耐圧工程に進んだことを認識してもよい。耐圧工程は、読取工程の前に、オペレータ4により配管1内に流体3を流すことにより開始される。
読取工程においては、各々の配管1に固定された無線ICタグ20から、配管1の配管識別情報と、圧力情報が読み取られる。例えば、上述した定置型読取装置32から電波2が照射される。このことにより、各々の配管1に固定された無線ICタグ20から、圧力情報が読み取られる。読み取られた配管識別情報および圧力情報は、インターネット5を介して判定部40に送信される。なお、耐圧工程の読取工程においては、無線ICタグ20から配管識別情報も読み取られて、判定部40に送信されてもよい。
判定工程において、読み取られた配管識別情報および圧力情報に基づいて、各々の配管1内を流れる流体3の圧力が正常であるか否かが判定される。より具体的には、判定部40には、流体3の目標圧力値を示す目標圧力情報が予め記録されている。目標圧力値は、各々の配管1に共通になっている。判定部40は、各々の配管1の圧力情報に基づく圧力値と、目標圧力情報に基づく目標圧力との差を算出し、この差が所望の閾値以下であるか否かを判定する。そして、判定部40は、流体3の圧力値と目標圧力値との差が閾値以下である場合に、流体3の圧力は正常であると判定する。
表示工程において、判定工程における判定結果が表示される。より具体的には、判定工程において流体3の圧力は正常であると判定された場合に、圧力は正常であると表示される。また、表示部50に、判定部40に送信された圧力情報に基づいて、配管1毎に圧力値が表示されるようにしてもよい。なお、表示部50に表示される圧力値は、全ての配管1の圧力値を表示しなくてもよい。
系統試運転工程においては、図5に示すように、配管1内に流体3を流して、配管1が設置された系統の試運転を行う。この際、配管1内を流れる流体3の流量および温度が確認される。系統試運転工程においては、上述した配管設置管理システム10を用いて系統試運転が行われてもよい。この場合、系統試運転工程は、読取工程と、判定工程と、表示工程と、を有していてもよい。配管設置管理システム10は、耐圧工程の判定結果の表示を確認したオペレータ4からの入力により、配管設置工事が系統試運転工程に進んだことを認識してもよい。系統試運転工程は、読取工程の前に、オペレータ4により配管1内に流体3を流すことにより開始される。
読取工程においては、各々の配管1に固定された無線ICタグ20から、配管1の配管識別情報と、流量情報と、温度情報が読み取られる。例えば、上述した定置型読取装置32から電波2が照射される。このことにより、各々の配管1に固定された無線ICタグ20から、識別情報、流量情報および温度情報が読み取られる。読み取られた識別情報、流量情報および温度情報は、インターネット5を介して判定部40に送信される。
判定工程において、読み取られた配管識別情報、流量情報および圧力情報に基づいて、各々の配管1内を流れる流体3の流量値および温度値が正常であるか否かが判定される。より具体的には、判定部40には、流体3の目標流量値を示す目標流量情報と、目標温度値を示す目標温度情報が予め記録されている。目標流量値および目標温度値は、各々の配管1に共通になっている。判定部40は、各々の配管1の流量情報に基づく流量値と、目標流量情報に基づく目標流量値との差を算出し、この差が、所望の閾値以下であるか否かを判定する。そして、判定部40は、流体3の流量値と目標流量値との差が閾値以下である場合に、流体3の流量は正常であると判定する。同様にして、判定部40は、各々の配管1の温度情報に基づく温度値と、目標温度情報に基づく目標温度との差を算出し、この差が、所望の閾値以下であるか否かを判定する。そして、判定部40は、流体3の温度と目標温度との差が閾値以下である場合に、流体3の温度は正常であると判定する。
表示工程において、判定工程における判定結果が表示される。より具体的には、判定工程において流体3の流量は正常であると判定された場合に、流量は正常であると表示される。判定工程において流体3の温度は正常であると判定された場合に、温度は正常であると表示される。また、表示部50に、判定部40に送信された流量情報に基づいて、配管1毎に流量値が表示されるようにしてもよい。表示部50に、判定部40に送信された温度情報に基づいて、配管1毎に温度値が表示されるようにしてもよい。なお、表示部50に表示される流量値および温度値は、全ての配管1ではなく、代表的な1つ以上の配管1についての値であってもよい。
Claims (10)
- 複数の配管を設置する配管設置工事を管理するための配管設置管理システムであって、
各々の前記配管に固定された無線ICタグであって、対応する前記配管の配管識別情報を有するとともに、対応する前記配管の位置を示す配管位置情報を取得する無線ICタグと、
前記無線ICタグから前記配管識別情報および前記配管位置情報を読み取る読取部と、
各々の前記配管の設置位置を示す複数の設置位置情報を有し、前記読取部により読み取られた前記配管識別情報および前記配管位置情報に基づいた判定を行う判定部と、
前記判定部による判定結果を表示する表示部と、を備え、
前記判定部は、前記配管位置情報と当該配管位置情報に対応する前記設置位置情報を照合して前記配管の位置合わせ作業が完了しているか否かの判定を行う、配管設置管理システム。 - 前記判定部は、前記読取部により読み取られた前記配管識別情報に基づいて、前記配管の受入作業が完了しているか否かを判定可能になっており、
前記判定部は、受入作業予定の前記配管の受入識別情報を有し、
前記判定部は、受入作業完了の判定時、前記配管識別情報と前記受入識別情報とを照合し、前記受入識別情報に対応する前記配管識別情報を前記読取部から得た場合に受入作業完了と判定する、請求項1に記載の配管設置管理システム。 - 前記無線ICタグは、前記配管に固定されて前記配管の位置を検出する位置センサから、対応する前記配管の配管位置情報を取得可能になっている、請求項1または2に記載の配管設置管理システム。
- 前記判定部は、位置合わせ作業完了と判定した場合、予め設定されていたスケジュールに基づいて、配管設置工事の進捗状況を確認し、
前記表示部は、前記判定部による進捗状況の確認結果を表示する、請求項3に記載の配管設置管理システム。 - 前記判定部は、前記配管毎に位置合わせ作業が完了しているか否かを判定し、
前記表示部は、前記配管毎に前記判定部による判定結果を表示する、請求項3または4に記載の配管設置管理システム。 - 前記無線ICタグは、対応する前記配管内を流れる流体の物理量を示す物理量情報を取得する物理量センサを含み、
前記読取部は、前記無線ICタグから前記物理量情報を読み取り可能になっており、
前記表示部は、前記物理量情報に基づいて前記流体の物理量を表示する、請求項1~5のいずれか一項に記載の配管設置管理システム。 - 前記無線ICタグは、対応する前記配管内を流れる流体の物理量を示す物理量情報を取得する物理量センサを含み、
前記読取部は、前記無線ICタグから前記物理量情報を読み取り可能になっており、
前記判定部は、前記読取部により読み取られた前記物理量情報に基づいて、動作確認時に前記配管内を流れる流体の物理量が正常であるか否かを判定可能になっており、
前記判定部は、前記流体の目標物理量を示す目標物理量情報を有し、
前記判定部は、前記物理量が正常であるか否かの判定時、前記物理量情報に基づく前記流体の前記物理量と、前記目標物理量情報に基づく目標物理量との差が所定の閾値以下である場合に正常と判定する、請求項2~5のいずれか一項に記載の配管設置管理システム。 - 前記物理量は、圧力値、流量値および温度値の少なくとも1つを含む、請求項6または7に記載の配管設置管理システム。
- 前記位置センサは、GPSを構成する人工衛星から発信される電波を受信して前記配管の前記配管位置情報を得る、請求項3~5のいずれか一項に記載の配管設置管理システム。
- 複数の配管を設置する配管設置工事を管理するための配管設置管理方法であって、
各々の前記配管に固定された無線ICタグであって、前記配管の配管識別情報を有するとともに、前記配管の位置を示す配管位置情報を取得した無線ICタグから、対応する前記配管の前記配管識別情報および前記配管位置情報を読み取る読取工程と、
前記読取工程において読み取られた前記配管識別情報および配管位置情報に基づいた判定を行う判定工程と、
前記判定工程における判定結果を表示する表示工程と、を備え、
前記判定工程において、前記配管位置情報と、各々の前記配管の設置位置を示す複数の設置位置情報のうち当該配管位置情報に対応する前記設置位置情報を照合して前記配管の位置合わせ作業が完了しているか否かの判定が行われる、配管設置管理方法。
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