JP7312947B2 - コンクリート組成物及びコンクリート構造体の製造方法 - Google Patents
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Description
特に、コンクリートの補強繊維として、異形断面を有する繊維であって、より単繊維繊度が小さい繊維(例えば4de未満)を用いた場合、補強繊維の表面積の増加が著しく、それに伴ってコンクリート組成物の流動性が低下し、作業性(ワーカビリティ)や型枠への充填性が低下しやすくなる。そして、この傾向は補強繊維の単繊維繊度が小さくなるほど顕著であった。
セメント:普通ポルトランドセメント、宇部三菱セメント株式会社製
フライアッシュ:株式会社関電パワーテック製(JIS A 6201に準じたフライアッシュII種)
シリカフューム:宇部三菱セメント株式会社製
細骨材:川砂、大阪府淀川産、JIS A 1102(2014)「骨材のふるい分け試験方法」 6.4に準じた粗粒率2.85
粗骨材:砕石(東京都青梅産、JIS A 1102(2014)「骨材のふるい分け試験方法」 6.4に準じた粗粒率8.21)
減水剤:ポリカルボン酸系減水剤、フローリック株式会社製「VP900M」
増粘剤:天然高分子多糖類系増粘剤、CP Kelco社製「KELCO-VIS DG」
補強繊維1:ダイワボウポリテック株式会社製、マーキュリー(登録商標)C、ポリプロピレン(プロピレン単独重合体)からなる単一繊維、繊維断面は4つの凸部を有する4葉状、凸部の先端部分における最大幅Wtは7.0μm、根元部分の幅Wbは4.0μm、Wt/Wbは1.75、凸部の長さLは9.2μm、L/Wbは2.3、単繊維繊度1.3dtex、繊維長6mm、ポリオキシエチレンアルキルホスフェート油剤約2.0質量%付着
補強繊維2:ダイワボウポリテック株式会社製、マーキュリー(登録商標)C、ポリプロピレン(プロピレン単独重合体)からなる単一繊維、繊維断面は4つの凸部を有する4葉状、凸部の先端部分における最大幅Wtは7.0μm、根元部分の幅Wbは4.0μm、Wt/Wbは1.75、凸部の長さLは9.2μm、L/Wbは2.3、単繊維繊度1.3dtex、繊維長3mm、ポリオキシエチレンアルキルホスフェート油剤約2.0質量%付着
補強繊維3:ダイワボウポリテック株式会社製、マーキュリー(登録商標)C、ポリプロピレン(プロピレン単独重合体)からなる単一繊維、繊維断面は4つの凸部を有する4葉状、凸部の先端部分における最大幅Wtは12.2μm、根元部分の幅Wbは6.9μm、Wt/Wbは1.77、凸部の長さLは15.8μm、L/Wbは2.29、単繊維繊度3.8dtex、繊維長6mm、ポリオキシエチレンアルキルホスフェート油剤約2.0質量%付着
補強繊維4:ダイワボウポリテック株式会社製、マーキュリー(登録商標)C、ポリプロピレン(プロピレン単独重合体)からなる単一繊維、繊維断面は4つの凸部を有する4葉状、凸部の先端部分における最大幅Wtは24.3μm、根元部分の幅Wbは13.6μm、Wt/Wbは1.79、凸部の長さLは31.3μm、L/Wbは2.30、単繊維繊度15dtex、繊維長6mm、ポリオキシエチレンアルキルホスフェート油剤約2.0質量%付着
補強繊維5:ダイワボウポリテック株式会社製、PZ、ポリプロピレン(プロピレン単独重合体)からなる単一繊維、繊維断面は円形、単繊維繊度3.3dtex、繊維長5mm、ポリオキシエチレンアルキルホスフェート油剤約2.0質量%付着
JIS L 1015に準じて測定した。
コンクリート組成物を所定の組成になるよう練り混ぜた後、空気量をJIS A 1128(2005)「フレッシュコンクリートの空気量の圧力による試験方法―空気室圧力方法」に準じて測定した。測定には、株式会社マルイ製ワシントン型エアメータを使用した。また、所定の組成になるよう練り混ぜたコンクリート組成物について、スランプ値をJIS A 1101(2005)「コンクリートのスランプ試験方法」に準じて測定した。また、コンクリート組成物のスランプフロー値はJIS A 1150(2007)「コンクリートのスランプフロー試験方法」に準じて測定した。
コンクリート組成物における材料分離の発生(ブリーディング)の有無を目視で観察して判断した。
コンクリート組成物を円柱状の型枠(直径100mm、高さ200mm)に充填し、振動を与えて脱気した後、温度20℃、相対湿度50%にて1日養生した。その後、供試体
を脱型し、温度20℃の水中で27日間養生した後、JIS A 1108に準じて圧縮強度を測定した。
容量10Lのオムニミキサーを用いて、まず、表1に示す配合量の細骨材(S)、セメント(C)、フライアッシュ(FA)及び増粘剤を約250rpmで45秒間撹拌した。次いで、表1に示す配合量の水及び減水剤を添加して250rpmでさらに60秒間撹拌した後、表1に示す配合量の粗骨材(G)を添加し250rpmでさらに60秒間撹拌した。次いで、表1に示す配合量(体積%)の補強繊維を添加して250rpmでさらに60秒間撹拌し、コンクリート組成物を得た。
なお、減水剤は予め水に添加した状態で用いた。補強繊維の配合量は、補強繊維を添加する前の混合物の体積を100vol%としたときの繊維の体積%(vol%)である。以下同様である。
容量10Lのオムニミキサーを用いて、まず、表2に示す配合量の細骨材(S)及びセメント(C)を約250rpmで45秒間撹拌した。次いで、表2に示す配合量の水を添加して250rpmでさらに60秒間撹拌した後、表2に示す配合量の粗骨材(G)を添加し250rpmでさらに60秒間撹拌した。次いで、表2に示す配合量の補強繊維を添加して250rpmでさらに60秒間撹拌し、コンクリート組成物を得た。
容量10Lのオムニミキサーを用いて、まず、表2に示す配合量の細骨材(S)及びセメント(C)を約250rpmで45秒間撹拌した。次いで、表2に示す配合量の水及び減水剤を添加して250rpmでさらに60秒間撹拌した後、表2に示す配合量の粗骨材(G)を添加し250rpmでさらに60秒間撹拌した。次いで、表2に示す配合量(体積%)の補強繊維を添加して250rpmでさらに60秒間撹拌し、コンクリート組成物を得た。
容量10Lのオムニミキサーを用いて、まず、表2に示す配合量の細骨材(S)、セメント(C)及び増粘剤を約250rpmで45秒間撹拌した。次いで、表2に示す配合量の水及び減水剤を添加して250rpmでさらに60秒間撹拌した後、表2に示す配合量の粗骨材(G)を添加し250rpmでさらに60秒間撹拌した。次いで、表2に示す配合量(体積%)の補強繊維を添加して250rpmでさらに60秒間撹拌し、コンクリート組成物を得た。
容量10Lのオムニミキサーを用いて、まず、表2に示す配合量の細骨材(S)、セメント(C)、シリカフューム(SF)及び増粘剤を約250rpmで45秒間撹拌した。次いで、表2に示す配合量の水及び減水剤を添加して250rpmでさらに60秒間撹拌した後、表2に示す配合量の粗骨材(G)を添加し250rpmでさらに60秒間撹拌した。次いで、表2に示す配合量(体積%)の補強繊維を添加して250rpmでさらに60秒間撹拌し、コンクリート組成物を得た。
容量10Lのオムニミキサーを用いて、まず、表2に示す配合量の細骨材(S)、セメント(C)、フライアッシュ(FA)及び増粘剤を約250rpmで45秒間撹拌した。次いで、表2に示す配合量の水及び減水剤を添加して250rpmでさらに60秒間撹拌した後、表2に示す配合量の粗骨材(G)を添加し250rpmでさらに60秒間撹拌した。次いで、表2に示す配合量(体積%)の補強繊維を添加して250rpmでさらに60秒間撹拌し、コンクリート組成物を得た。
容量10Lのオムニミキサーを用いて、まず、表2に示す配合量の細骨材(S)、セメント(C)及び増粘剤を約250rpmで45秒間撹拌した。次いで、表2に示す配合量の水及び減水剤を添加して250rpmでさらに60秒間撹拌した後、表2に示す配合量の粗骨材(G)を添加し250rpmでさらに60秒間撹拌した。次いで、表2に示す配合量(体積%)の補強繊維を添加して250rpmでさらに60秒間撹拌し、コンクリート組成物を得た。
Claims (8)
- セメント、水、細骨材、粗骨材、補強繊維、フライアッシュ、増粘剤、及び減水剤を含み、
スランプ値が12cm以上30cm以下であり、
前記補強繊維は、3つ以上の凸部を有する多葉状の断面形状を有し、単繊維繊度が0.5dtex以上4.2dtex以下であり、かつ繊維長が2mm以上20mm以下であり、
前記補強繊維を0.3体積%以上2.0体積%以下含む、コンクリート組成物。 - 前記フライアッシュの含有量は、前記セメント100質量部に対して10質量部以上40質量部以下である、請求項1に記載のコンクリート組成物。
- 前記水の含有量は、コンクリート組成物1m3あたりの水量である単位水量として250kg/m3以上400kg/m3以下である、請求項1又は2に記載のコンクリート組成物。
- 前記補強繊維はポリオレフィン樹脂を50質量%以上含む合成繊維であり、
前記合成繊維の繊維断面において、凸部の根元部分の一部が剥離するか、又は根元部分からフィブリル化している、請求項1~3のいずれか1項に記載のコンクリート組成物。 - 前記補強繊維の凸部の長さLが3μm以上50μm以下であり、
凸部の先端部分における最大幅Wtと、根元部分の幅Wbとの比(Wt/Wb)が1.0以上5.0以下であり、
凸部が、繊維の長さ方向に連続して存在している、請求項1~4のいずれか1項に記載のコンクリート組成物。 - 前記減水剤の含有量は、セメント100質量部に対して0.5質量部以上5質量部以下であり、
前記増粘剤の含有量は、セメント100質量部に対して0.01質量部以上0.10質量部以下であり、
空気量が6.0%以下である、請求項1~5のいずれか1項に記載のコンクリート組成物。 - 前記増粘剤が多糖類系の増粘剤である、請求項1~6のいずれか1項に記載のコンクリート組成物。
- 請求項1~7のいずれか1項に記載のコンクリート組成物を硬化してコンクリート構造体を得るコンクリート構造体の製造方法。
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| JP2020064796A JP7312947B2 (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | コンクリート組成物及びコンクリート構造体の製造方法 |
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