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JP7314587B2 - 包装容器 - Google Patents
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JP7314587B2 - 包装容器 - Google Patents

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Description

本発明は、平坦な状態から箱型の状態に変形させることができる包装容器に関するものである。
シート材を箱型に折り曲げ、端部を重ね合わせてシールすることにより形成される包装容器が知られている。
例えば、特許文献1には、紙を基材とするシート材を用いた容器本体のサイドシールに剥離可能なプルタブを設けて、プルタブが、易剥離性のテープ状フィルムによる剥離層を介して剥離可能に設けられている包装容器(液体包装用紙容器)が開示されている。この包装容器は、プルタブを引っ張ることによってサイドシール部を剥離して、あるいは側面板に設けたプルタブを引っ張ることによって側面板を切り破って、それをきっかけとして解体することができる。
特許文献1の包装容器は廃棄に際して解体が容易であるため、ゴミの減容化に有用であるが、一度解体した包装容器を再度組立てて使用することはできなかった。
特開平9-290822号公報
このような問題に対処するため、本出願人は、特願2017-143706号を特許出願した。この包装容器は箱型の状態と平坦な状態との間で可逆的に変形をさせることができ、平坦な状態から箱型の状態に変形したり、逆に箱型の状態から平坦な状態に変形したりすることができる。
しかしながら、この包装容器においては、包装容器内部の状態を外部から観察することができなかった。例えば、収納した内容物は、これを消費するにしたがってその残量が減少するが、包装容器外部から観察してその残量を確認することができなかった。
そこで、本発明は、平坦な状態から箱型の状態に変形させることができる包装容器であって、包装容器外部から内部の状態を観察することができる包装容器を提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、天部側シートと底部側シートとを重ね、その周縁で全周に渡って互いに固定して成り、箱型の状態と平坦な状態との間で変形をさせることができる包装容器であって、
前記天部側シートと底部側シートとが、それぞれ、次の構造を有し、
下記透明板と下記口栓とが、これらを一体成型したプラスチックパーツで構成されていることを特徴とする包装容器である。
天部側シートの構造:
中央に多角形状の天面を有し、かつ、前記天面に開口部が設けられ、この開口部に口栓
が装着されており、
この多角形状天面の各辺を一辺とする四角形状の天部側側面を、前記多角形状天面の辺の数と同じ数だけ有しており、
互いに隣接する各天部側側面の間に、この天部側側面同士を繋いでしかも閉塞する天部側つなぎ片を有しており、
これら天部側側面及び天部側つなぎ片の外側に、底部側シートと固定する天部側固定部を有しており、
隣接する前記四角形状の天部側側面を構成する辺同士が一致するように前記天部側つなぎ片を二つ折りできる天部側二つ折り用罫線が設けられており、
前記天部側側面のうち少なくとも1つの側面に透視窓が設けられ、かつ、この透視窓が透明板で塞がれている、
構造。
底部側シートの構造:
中央に多角形状の底面を有し、
この多角形状底面の各辺を一辺とする四角形状の底部側側面を、前記多角形状底面の辺の数と同じ数だけ有しており、
互いに隣接する各底部側側面の間に、この底部側側面同士を繋いでしかも閉塞する底部側つなぎ片を有しており、
これら底部側側面及び底部側つなぎ片の外側に、天部側シートと固定する底部側固定部を有しており、
隣接する前記四角形状の底部側側面を構成する辺同士が一致するように前記底部側つなぎ片を二つ折りできる底部側二つ折り用罫線が設けられている、
構造。
次に、請求項2に記載の発明は、天部側シートと底部側シートとを重ね、その周縁で全周に渡って互いに固定して成り、箱型の状態と平坦な状態との間で変形をさせることができる包装容器であって、
前記天部側シートと底部側シートとが、それぞれ、次の構造を有し、
下記透明板と下記口栓とが、これらを一体成型したプラスチックパーツで構成されていることを特徴とする包装容器である。
天部側シートの構造:
中央に多角形状の天面を有し、かつ、前記天面に開口部が設けられ、この開口部に口栓が装着されており、
この多角形状天面の各辺を一辺とする四角形状の天部側側面を、前記多角形状天面の辺の数と同じ数だけ有しており、
互いに隣接する各天部側側面の間に、この天部側側面同士を繋いでしかも閉塞する天部側つなぎ片を有しており、
これら天部側側面及び天部側つなぎ片の外側に、底部側シートと固定する天部側固定部を有しており、
隣接する前記四角形状の天部側側面を構成する辺同士が一致するように前記天部側つなぎ片を二つ折りできる天部側二つ折り用罫線が設けられている、
構造。
底部側シートの構造:
中央に多角形状の底面を有し、
この多角形状底面の各辺を一辺とする四角形状の底部側側面を、前記多角形状底面の辺
の数と同じ数だけ有しており、
互いに隣接する各底部側側面の間に、この底部側側面同士を繋いでしかも閉塞する底部側つなぎ片を有しており、
これら底部側側面及び底部側つなぎ片の外側に、天部側シートと固定する底部側固定部を有しており、
隣接する前記四角形状の底部側側面を構成する辺同士が一致するように前記底部側つなぎ片を二つ折りできる底部側二つ折り用罫線が設けられており、
前記底部側側面のうち少なくとも1つの側面に透視窓が設けられ、かつ、この透視窓が透明板で塞がれている、
構造。
次に、請求項3に記載の発明は、前記プラスチックパーツに折り曲げ可能な線状折り曲げ部が設けられており、この線状折り曲げ部の位置が前記天面と天部側側面との境界に対応していることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装容器である。
次に、請求項4に記載の発明は、前記線状折り曲げ部が、前記プラスチックパーツに設けられた溝で構成されていることを特徴とする請求項3に記載の包装容器である。
本発明の包装容器は、シート材で構成され、箱型の状態と平坦な状態との間で変形をさせることができるものである。しかも、天部側側面又は底部側側面のうち少なくとも1つの側面に透視窓が設けられ、かつ、この透視窓が透明板で塞がれているため、包装容器外部から内部の状態を観察することができる。例えば、内容物の一部を消費したとき、その残量を包装容器外部から確認することが可能である。
図1は本発明の包装容器の第1の具体例に係り、図1(a)は包装容器外面側から見た天部側シートの平面図、図1(b)は包装容器内面側から見た天部側シートの平面図である。 図2は本発明の包装容器の第1の具体例に係り、プラスチックパーツの斜視図である。 図3は本発明の包装容器の第1の具体例に係り、プラスチックパーツを取り付けた天部側シートの説明用要部断面図である。 図4は本発明の包装容器の第1の具体例に係り、底部側シートの平面図である。 図5は本発明の包装容器の第1の具体例に係り、平坦な状態の包装容器の説明用分解斜視図である。 図6は本発明の包装容器の第1の具体例に係り、箱型の状態の包装容器の斜視図である。 図7は本発明の包装容器の第1の具体例の変形例に係り、1枚のシートで天部側シートと底部側シートの双方を構成した場合の平面図である。 図8は本発明の包装容器の第2の具体例に係り、その天部側シートの平面図である。 図9は本発明の包装容器の第2の具体例に係り、その底部側シートの平面図である。 図10は本発明の包装容器の第2の具体例に係り、その箱型の状態の斜視図である。 図11は本発明の包装容器の第3の具体例に係り、その天部側シートの平面図である。 図12は本発明の包装容器の第3の具体例に係り、その底部側シートの平面図である。 図13は本発明の包装容器の第3の具体例に係り、その箱型の状態の斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の具体例を説明する。
(第1の具体例)
図1~6は本発明の包装体の第1の具体例に係り、図1(a)及び図1(b)は、それぞれ、包装容器外面側から見た天部側シート1Aの平面図、包装容器内面側から見た天部側シート1Aの平面図である。
天部側シート1Aは、その中央に多角形状の天面1A10を有している。この例では、長方形状である。そして、この天面1A10には開口部が設けられており、この開口部には口栓1Bβが装着されている。なお、この口栓1Bβはプラスチックパーツ1Bの一部であり、このプラスチックパーツ1Bについては後述する。
次に、天部側シート1Aは、多角形状の天面1A10の各辺を折り曲げ用罫線として、この天面1A10の各辺を一辺とする四角形状の天部側側面1A21~1A24を有している。天部側側面1A21~1A24の数は、多角形状天面1A10の辺の数と同じである。この例では天面1A10は四角形状であるから、この四角形状天面1A10の辺の数は4であり、天部側側面1A21~1A24の数も4である。
そして、これら4つの天部側側面1A21~1A24のうち、少なくとも1つの側面には、透視窓1Aαが設けられている。この例では、天部側側面1A22に透視窓1Aαが設けられている。この透視窓1Aαは透明板1Bαで塞がれている。この透明板1Bαもプラスチックパーツ1Bの一部であり、前述の口栓1Bβと併せて後述する。
なお、この例では天部側側面に透視窓1Aαが設けられ、この透視窓1Aαが透明板1Bαで塞がれているが、後述するように天部側側面に代えて、あるいは天部側側面に加えて、底部側側面に透視窓を設け、この透視窓を透明板で塞いでもよい。
また、天部側シート1Aは、互いに隣接する各天部側側面の間に、この天部側側面1A21~1A24同士を繋ぐ天部側つなぎ片1A31~1A34を有している。すなわち、天部側側面1A21と天部側側面1A22との間は天部側つなぎ片1A31で繋がれている。また、天部側側面1A22と天部側側面1A23との間は天部側つなぎ片1A32で繋がれている。その他の天部側側面についても同様である。なお、各天部側側面1A21~1A24と天部側つなぎ片1A31~1A34との間には折り曲げ用罫線が設けられている。
そして、この天部側つなぎ片1A31~1A34によって、天部側側面1A21~1A24の間は閉塞されている。図示のように、この例では、天部側側面1A21~1A24と天部側つなぎ片1A31~1A34とを併せた部分の外形は長方形を構成しており、各天部側つなぎ片1A31~1A34はその角部に位置して、天部側側面1A21~1A24の間を閉塞している。例えば、天部側側面1A21と天部側側面1A22との間は天部側つなぎ片1A31で閉塞している。
この天部側つなぎ片1A31~1A34は、天面1A10の各頂点から、天部側つなぎ片1A31~1A34を二等分する天部側二つ折り用罫線を有している。すなわち、図1に拡大して示すように、例えば、天部側側面1A23と天部側側面1A24とは、天面1A10の頂点1A10bを共有している。天部側側面1A23を構成する辺のうち、天面1A10の頂点1A10bを共有している辺には、符号1A23bを付して示している。また、天部側側面1A24を構成する辺のうち、天面1A10の頂点1A10bを共有している辺には、符号1A24bを付して示している。そして、この辺1A23bと辺1A24bとがなす角を二等分する天部側二つ折り用罫線1A33cが設けられている。すな
わち、図において、辺1A23bと二つ折り用罫線1A33cとがなす角α1と、辺1A24bと天部側二つ折り用罫線1A33cとがなす角α2とは等しい。以上天部側つなぎ片1A33を例として天部側二つ折り用罫線1A33cについて説明したが、その他の天部側つなぎ片1A31~1A32,1A34にも同様に天部側二つ折り用罫線1A31c~1A32c,1A34cが設けられている。
次に、天部側シート1Aは、これら天部側側面1A21~1A24と天部側つなぎ片1A31~1A34とを併せた長方形の部分の外側に、その全周に渡って底部側シート1Cとシールする天部側シール部1A40を有している。
なお、図1(a)及び(b)においては、天部側シール部1A40にハッチングを施して示し、この天部側シール部1A40と天部側側面1A21~1A24との境界、及び天部側シール部1A40と天部側つなぎ片1A31~1A34との境界を破線1Axによって示しているが、これらは説明の便宜のために施したものである。後述する底部側シート1Cの底部側シール部1C40と底部側側面1C21~1C24との境界1Cxと異なり、天部側シール部1A40と天部側側面1A21~1A24との境界には折り曲げ用罫線は存在しない。天部側シール部1A40と天部側つなぎ片1A31~1A34との境界にも折り曲げ用罫線は存在しない。
次に、プラスチックパーツ1Bは、図2の斜視図に示すように、前記透明板1Bαと前記口栓1Bβとを一体に成型したプラスチック成型品で構成されている。そして、透明板1Bαと口栓1Bβとの間には、折り曲げ可能な線状折り曲げ部1Bγが設けられている。この例では、線状折り曲げ部1Bγは、プラスチックパーツ1Bに設けられた溝で構成されているが、これに限らず、任意の構造であってよい。
そして、このプラスチックパーツ1Bを天部側シート1Aの内面側に接合し、口栓1Bβを天面1A10の開口部に挿入する。また、この際、線状折り曲げ部1Bγが、天面1A10と天部側側面1A22との境界、すなわち、天面1A10の辺を構成する折り曲げ用罫線1A10γに対応するように配置する必要がある。このように線状折り曲げ部1Bγの位置を折り曲げ用罫線1A10γに対応している場合、この折り曲げ用罫線1A10γで天部側シート1Aを折り曲げたとき、これに伴ってプラスチックパーツ1Bも線状折り曲げ部1Bγで折り曲げられる。
なお、このようにプラスチックパーツ1Bを天部側シート1Aの内面側に接合したとき、前記透明板1Bαが透視窓1Aαを塞いでいる必要があることはもちろんである。
天部側シート1Aとプラスチックパーツ1Bとの接合は、任意の方法で行うことができる。例えば熱圧によって接合することができる。また、プラスチックパーツ1Bの全面で接合している必要はないが、天面1A10の開口部の周縁及び透視窓1Aαの周縁の両者で液密に接合することが望ましい。
なお、透明板と口栓とをそれぞれ別体の成型品として構成し、これらをそれぞれ天部側シート1Aに接合してもよいが、この場合には、透明板と口栓とをそれぞれ別に成型した上、これらをそれぞれ別に位置合わせして接合する必要がある。これに対して、透明板1Bαと前記口栓1Bβとを一体に成型したプラスチックパーツ1Bを使用する場合には、口栓1Bβを天面1A10の開口部に挿入することで位置合わせが可能であり、両者の接合工程も単一の工程で可能である等、成型する部品の数や工程の点で有利である。
次に、底部用シート1Cは、後述する3つの点を除き、天部側シート1Aと同様の構造を有している(図4参照)。すなわち、まず、底部用シート1Cは中央に多角形状の底面
1C10を有している。この多角形状底面1C10は天面1A10と同形同大である。底部用シート1Cが天部側シート1Aと異なる第1の点は、天部側シート1Aの天面1A10には、開口部が設けられているのに対し、底部用シート1Cの底面1C10には開口部が設けられていないことである。
また、底部用シート1Cは、多角形状の底面1C10の各辺を折り曲げ用罫線として、この各辺を一辺とする四角形状の底部側側面1C21~1C24を、前記多角形状底面1C10の辺の数と同じ数だけ有している。これら底部側側面1C21~1C24も、それぞれ、天部側側面1A21~1A24と同形同大である。
これら底部側側面1C21~1C24には透視窓が設けられていない。天部側側面1A21~1A24のうち少なくとも1つには透視窓1Aαが設けられているから、この点が底部用シート1Cと天部側シート1Aとの第2の相違点である。
もっとも、底部側側面1C21~1C24のいずれかに透視窓を設けることも可能である。このように底部側側面1C21~1C24に透視窓を設けた場合には、この透視窓も透明板で塞ぐ必要がある。なお、この場合には、天部側側面に透視窓を設けなくてもよいし、設けてもよい。
次に、底部用シート1Cは、互いに隣接する各底部側側面1C21~1C24の間に、この底部側側面1C21~1C24同士を繋いでしかも閉塞する底部側つなぎ片1C31~1C34を有している。これら底部側つなぎ片1C31~1C34は天部側つなぎ片1A31~1A34と同形同大である。
また、各底部側側面1C21~1C24と底部側つなぎ片1C31~1C34との間には折り曲げ用罫線が設けられている。また、各底部側つなぎ片1C31~1C34には、底面1C10の各頂点から、底部側つなぎ片1C31~1C34を二等分する底部側二つ折り用罫線1C31c~1C34cが設けられている。
次に、底部側シート1Cは、これら底部側側面1C21~1C24と底部側つなぎ片1C31~1C34とを併せた長方形の部分の外側に、天部側シート1Cとシールする底部側シール部1C40を有している。この例では、底部側固定部1C40は、全周にわたってヒートシール領域である。
なお、底部側シート1Cの底部側シール部1C40と底部側側面1C21~1C24との境界、及び底部側シール部1C40と底部側つなぎ片1C31~1C34との境界には折り曲げ用罫線1Cxが設けられている。天部側シート1Aの天部側シール部1A40の境界には折り曲げ用罫線が存在しないから、この点が底部用シート1Cと天部側シート1Aとの第3の相違点である。そして、このように底部側シート1Cには折り曲げ用罫線1Cxが設けられており、天部側シート1Aには存在しないから、両シート1A,1Cを重ねてシールし、箱型の状態としたとき、互いにシールされた両シール部1A40,1C40は折り曲げ用罫線1Cxによって底部側シート1C側に折り曲げられ、その外側を天部側シート1Aが覆うことになる。そして、このため、箱型の状態においても、底部側シート1Cの端縁が包装容器1の外面に露出することがない。
次に、プラスチックパーツ1Bを接合した天部側シート1Aと底部側シート1Cとを位置合わせして重ね(図5参照)、両固定部1A40,1C40同士をヒートシールすることにより、平坦な状態の包装容器1を製造することができる。
次に、この平坦な状態の包装容器1を箱型の状態に変形させる方法を説明する。図6に
、箱型の状態に変形させ、各つなぎ片1A31~1A34,1C31~1C34を外面に折り重ねた状態の包装容器1を示す。
平坦な状態の包装容器1を箱型の状態に変形させるためには、天部側つなぎ片1A31~1A34及び底部側つなぎ片1C31~1C34を、その中央に位置する天部側二つ折り用罫線1A31c~1A34cと底部側二つ折り用罫線1C31c~1C34cがいずれも容器外面に対して山折りになるように二つ折りすればよい。この二つ折りによって、天部側シート1Aの天部側側面1A21~1A24のうち、互いに隣接する側面を構成する辺同士が重なり合う。図1の拡大図を参照して天部側つなぎ片1A33について説明すると、この天部側つなぎ片1A33を天部側二つ折り用罫線1A33cで二つ折りすることにより、この天部側つなぎ片1A33の両側に位置する天部側側面1A23の辺1A23bと天部側側面1A24の辺1A24bとが互いに重なり合う。
ところで、平坦な状態の包装容器1においては、天部側シート1Aの天部側つなぎ片1A33と底部側シート1Cの底部側つなぎ片1C33とは正確に重なり合い、その天部側二つ折り用罫線1A33cと底部側二つ折り用罫線1C33cも互いに正確に重なり合っており、天部側シート1Aの天部側つなぎ片1A33を天部側二つ折り用罫線1A33cで二つ折りするとき、底部側シート1Cの底部側つなぎ片1C33も底部側二つ折り用罫線1C33cで二つ折りされる。このため、底部側つなぎ片1C33の両側に位置する底部側側面1C23の辺1C23bと底部側側面1C24の辺1C24bも互いに重なり合う。
そして、天部側シート1Aの天部側側面1A23と底部側シート1Cの底部側側面1C23とは容器シール部140を介して連続しているから、この両側面1A23,1C23によって箱型の状態の包装容器1の側面123が構成される。
また、天部側シート1Aの天部側つなぎ片1A33と底部側シート1Cの底部側つなぎ片1C33も容器シール部140を介して連続しているから、この両つなぎ片1A33,1C33で構成された部分を容器つなぎ片133と呼ぶと、この容器つなぎ片133によって前記側面同士を繋いでしかも閉塞する。すなわち、天部側側面1A23と底部側側面1C23とで構成される側面123と、天部側側面1A24と底部側側面1C24とで構成される側面124との間を、容器つなぎ片133で繋いで、しかも、ここに隙間が生じることがないように閉塞するのである。
以上、天部側つなぎ片1A33及び底部側つなぎ片1C33で構成された容器つなぎ片133を二つ折りする場合を例として説明したが、その他のつなぎ片についても同様である。
すなわち、天部側つなぎ片1A31及び底部側つなぎ片1C31で構成された容器つなぎ片131を、その中央の天部側二つ折り用罫線1A31c及び底部側二つ折り用罫線1C31cがいずれも容器外面に対して山折りになるように二つ折りすることにより、天部側側面1A21と底部側側面1C21とで構成される側面121及び天部側側面1A22と底部側側面1C22とで構成される側面122が構成され、これら側面121と側面122との間を容器つなぎ片131で繋いで閉塞する。
また、天部側つなぎ片1A32及び底部側つなぎ片1C32で構成された容器つなぎ片132を、その中央の天部側二つ折り用罫線1A32c及び底部側二つ折り用罫線1C32cがいずれも容器外面に対して山折りになるように二つ折りすることにより、天部側側面1A22と底部側側面1C22とで構成される側面123及び天部側側面1A23と底部側側面1C23とで構成される側面123が構成され、これら側面122と側面123との間を容器つなぎ片1C32で繋いで閉塞する。なお、このとき、天面1A10と天部側側面1A22との境界の折り曲げ用罫線1A10γで折り曲げられるのに伴って、プラスチックパーツ1Bも線状折り曲げ部1Bγで折り曲げられる。
また、天部側つなぎ片1A34及び底部側つなぎ片1C34で構成されたつなぎ片134を、その中央の天部側二つ折り用罫線1A34c及び底部側二つ折り用罫線1C34cがいずれも容器外面に対して山折りになるように二つ折りすることにより、天部側側面1A24と底部側側面1C24とで構成される側面124及び天部側側面1A21と底部側側面1C21とで構成される側面121が構成され、これら側面124と側面121との間を容器つなぎ片134で繋いで閉塞する。
そして、このようにすべての容器つなぎ片131~134を二つ折りすることにより、各側面121~124が形成されるから、これに伴って所定の折り曲げ用罫線で折り曲げられ、箱型の状態の包装容器1を製造することができる。この箱型の状態の包装容器1は、天面1A10と底面1C10とを有し、その周囲に側面121~124が設けられており、しかも、側面121~124の間を容器つなぎ片131~134が閉塞しているから、前記開口部1A11を除いて密封された状態にある。
なお、底部側シート1Cの底部側固定部1C40の前記境界1Cxには折り曲げ用罫線が設けられており、天部側シート1Aの天部側固定部1A40の前記境界1Axには折り曲げ用罫線が設けられていないから、両固定部1A40,1C40がヒートシールされて形成された容器固定部140は、底部側シート1Cの方向に折り曲げられる。すなわち、底部側固定部1C40は前記境界1Cxに設けられた折り曲げ用罫線で底部側シート1Cの方向に折り曲げられ、天部側シート1Aの天部側固定部1A40は、その境界1Axで折り曲げられることなく、底部側シート1Cの底部側固定部1C40の外面側に重ねられる。そして、このため、底部側シート1Cの端縁は天部側シート1Aの天部側固定部1A40に覆われて外面に露出することがない。
次に、このように箱型の状態に変形された状態では、二つ折りされたつなぎ片131~134が、包装容器1の外面に突出している。そこで、このつなぎ片131~134を包装容器1の各側面121~124に折り重ねることによって、その外観を整えることが望ましい。図6はこのようにつなぎ片131~134を包装容器1の各側面121~124に折り重ねた状態の包装容器1を示している。つなぎ片131~134は、接着剤、接着テープあるいは面ファスナーやスナップボタン等の接合部材によって、各側面121~124に着脱自在にシールすることができる。
次に、箱型の状態の包装容器1を平坦な状態に変形させるためには、容器シール部140を把持して、包装容器1の外方に引っ張ればよい。容器シール部140を外方に引っ張ることにより、二つ折りされたつなぎ片131~134が開き、包装容器1を平坦な状態に変形する。
この包装容器1は、次にように使用することができる。
すなわち、まず、この包装容器1を平坦な状態で製造し、かつ、この状態で保管し、内容物充填工程まで移送することが望ましい。そして、内容物充填工程にて包装容器1を箱型の状態に変形した後、開口部に装着されたスパウト1Bβから、内容物を充填し、スパウト1Bβを密封することにより、内容物入りの包装体とすることができる。充填する内容物は、包装容器1内部にヘッドスペースを残す量であってもよい。
内容物を充填密封するに当たっては、この内容物を加熱殺菌した状態で充填するホット
充填方式を採用できる。そして、ホット充填の後速やかにスパウト1Bβを密封することにより、内容物の殺菌状態を維持したまま密封することができる。この密封は、例えば、スパウト1Bβにキャップを螺合することによって可能である。
次に、こうして箱型の状態で内容物を収容した包装体は、透視窓1Aαを通じてその内部の状態を観察することができる。例えば、内容物の一部を排出した後、その残量を包装体外部から確認することができる。
内容物を全量消費した後、この箱型の状態の包装体は、再度平坦な状態に戻すことができる。このようにこの包装体は繰り返して箱型の状態と平坦な状態に変形することが可能である。
なお、天部側シート1Aや底部側シート1Cとしては、例えば、紙製の基材層に、熱可塑性樹脂層やシーラント層を積層した積層フィルムを好適に用いることができる。これ以外にも、必要な機能に応じて、バリア層や機能性フィルム等を適宜追加してもよい。また、天部側シート1Aや底部側シート1Cの端部は、既知の方法で端面保護されていてもよい。
また、プラスチックパーツ1Bは任意のプラスチックで構成することができる。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド等である。また、その成型方法も周知の任意の方法によってよい。
(第1の具体例の変形例)
次に、図7を参照して、第1の具体例の変形例を説明する。この包装容器1は、1枚のシートで天部側シート1Aと底部側シート1Cの双方を構成し、折り曲げ用罫線1ACでこれら天部側シート1Aと底部側シート1Cとを区分したもので、その他は第1の具体例と同様である。このため、天部側シート1Aの天部側固定部はこの折り曲げ用罫線1ACとヒートシール領域とで構成されており、この折り曲げ用罫線1ACとヒートシール領域との両者を併せて、天部側シート1Aの全周囲を包囲するように構成されている。同様に底部側シート1Cの底部側固定部はこの折り曲げ用罫線1ACとヒートシール領域とで構成され、この折り曲げ用罫線1ACとヒートシール領域との両者を併せて、底部側シート1Cの全周囲を包囲するように構成されている。そして、この折り曲げ用罫線1ACで折り曲げることにより、天部側シート1Aと底部側シート1Cとを重ね合わせることができる。
(第2の具体例)
次に、図8~図10を参照して、本発明の第2の具体例を説明する。この包装容器2は、天部側シート2Aの天面2A10を正六角形状とし、底部側シート2Cの底面2C10を天面2A10と同形同大の正六角形状に構成したものを使用した例であり、その他は第1の具体例と同様である。この包装容器2も、第1の具体例と同様の方法で箱型の状態と平坦な状態との間で繰り返して変形させることができる。また、透視窓2Aαを通じてその内部の状態を観察することができる。
(第3の具体例)
次に、図11~及び図13を参照して、本発明の第3の具体例を説明する。この包装容器3は、天部側シート3Aの天面3A10を正三角形状とし、底部側シート3Cの底面3C10を天面3A10と同形同大の正三角形状に構成したものである。そして、これら天部側シート3A及び底部側シート3Cの外形は同形同大である。この包装容器3も第1の具体例と同様の方法で箱型の状態と平坦な状態との間で繰り返して変形させることができる。また、透視窓2Aαを通じてその内部の状態を観察することができる。
1:包装容器
1A:天部側シート
1A10:天面
1A21~1A24:天部側側面
1A31~1A34:天部側つなぎ片 1A33c:天部側二つ折り用罫線
1A40:天部側シール部
1Aα:透視窓
1B:プラスチックパーツ
1Bα:透明板
1Bβ:口栓
1Bγ:線状折り曲げ部
1C:底部側シート
1C10:底面
1C21~1C24:底部側側面
1C31~1C34:底部側つなぎ片 1C33c:底部側二つ折り用罫線
1C40:底部側シール部
2:包装容器
3:包装容器

Claims (4)

  1. 天部側シートと底部側シートとを重ね、その周縁で全周に渡って互いに固定して成り、箱型の状態と平坦な状態との間で変形をさせることができる包装容器であって、
    前記天部側シートと底部側シートとが、それぞれ、次の構造を有し、
    下記透明板と下記口栓とが、これらを一体成型したプラスチックパーツで構成されていることを特徴とする包装容器。
    天部側シートの構造:
    中央に多角形状の天面を有し、かつ、前記天面に開口部が設けられ、この開口部に口栓が装着されており、
    この多角形状天面の各辺を一辺とする四角形状の天部側側面を、前記多角形状天面の辺の数と同じ数だけ有しており、
    互いに隣接する各天部側側面の間に、この天部側側面同士を繋いでしかも閉塞する天部側つなぎ片を有しており、
    これら天部側側面及び天部側つなぎ片の外側に、底部側シートと固定する天部側固定部を有しており、
    隣接する前記四角形状の天部側側面を構成する辺同士が一致するように前記天部側つなぎ片を二つ折りできる天部側二つ折り用罫線が設けられており、
    前記天部側側面のうち少なくとも1つの側面に透視窓が設けられ、かつ、この透視窓が透明板で塞がれている、
    構造。
    底部側シートの構造:
    中央に多角形状の底面を有し、
    この多角形状底面の各辺を一辺とする四角形状の底部側側面を、前記多角形状底面の辺の数と同じ数だけ有しており、
    互いに隣接する各底部側側面の間に、この底部側側面同士を繋いでしかも閉塞する底部側つなぎ片を有しており、
    これら底部側側面及び底部側つなぎ片の外側に、天部側シートと固定する底部側固定部を有しており、
    隣接する前記四角形状の底部側側面を構成する辺同士が一致するように前記底部側つなぎ片を二つ折りできる底部側二つ折り用罫線が設けられている、
    構造。
  2. 天部側シートと底部側シートとを重ね、その周縁で全周に渡って互いに固定して成り、
    箱型の状態と平坦な状態との間で変形をさせることができる包装容器であって、
    前記天部側シートと底部側シートとが、それぞれ、次の構造を有し、
    下記透明板と下記口栓とが、これらを一体成型したプラスチックパーツで構成されていることを特徴とする包装容器。
    天部側シートの構造:
    中央に多角形状の天面を有し、かつ、前記天面に開口部が設けられ、この開口部に口栓が装着されており、
    この多角形状天面の各辺を一辺とする四角形状の天部側側面を、前記多角形状天面の辺の数と同じ数だけ有しており、
    互いに隣接する各天部側側面の間に、この天部側側面同士を繋いでしかも閉塞する天部側つなぎ片を有しており、
    これら天部側側面及び天部側つなぎ片の外側に、底部側シートと固定する天部側固定部を有しており、
    隣接する前記四角形状の天部側側面を構成する辺同士が一致するように前記天部側つなぎ片を二つ折りできる天部側二つ折り用罫線が設けられている、
    構造。
    底部側シートの構造:
    中央に多角形状の底面を有し、
    この多角形状底面の各辺を一辺とする四角形状の底部側側面を、前記多角形状底面の辺の数と同じ数だけ有しており、
    互いに隣接する各底部側側面の間に、この底部側側面同士を繋いでしかも閉塞する底部側つなぎ片を有しており、
    これら底部側側面及び底部側つなぎ片の外側に、天部側シートと固定する底部側固定部を有しており、
    隣接する前記四角形状の底部側側面を構成する辺同士が一致するように前記底部側つなぎ片を二つ折りできる底部側二つ折り用罫線が設けられており、
    前記底部側側面のうち少なくとも1つの側面に透視窓が設けられ、かつ、この透視窓が透明板で塞がれている、
    構造。
  3. 前記プラスチックパーツに折り曲げ可能な線状折り曲げ部が設けられており、この線状折り曲げ部の位置が前記天面と天部側側面との境界に対応していることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装容器。
  4. 前記線状折り曲げ部が、前記プラスチックパーツに設けられた溝で構成されていることを特徴とする請求項3に記載の包装容器。
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