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JP7314878B2 - キャリブレーションシステム、キャリブレーション方法及びキャリブレーションプログラム - Google Patents
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キャリブレーションシステム、キャリブレーション方法及びキャリブレーションプログラム Download PDF

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Description

本発明は、キャリブレーションシステム、キャリブレーション方法及びキャリブレーションプログラムに関する。
道路を監視するために設置されるインフラカメラは、設置時に、実測されたランドマーク位置を基にキャリブレーションを行う。また、特許文献1には、移動体位置推定システムに関する技術が開示されている。特許文献1にかかる技術は、3つの距離センサを用いた周囲計測に基づくキャリブレーションを行うものである。
特開2010-127650号公報
ところで、インフラカメラは、外界からの影響でメカ的なずれが発生した場合、画像内のランドマーク位置が変化し、移動体の位置の推定精度が低下するという問題があった。特に、カメラ変動と照明変化が重なる場合、問題が顕著になる。
本開示は、このような問題を解決するためになされたものであり、設置されたカメラによる撮影画像に基づく移動体の位置の推定精度を向上させるものである。
本発明の第1の態様にかかるキャリブレーションシステムは、所定の交通環境が撮像センサにより撮影された画像内の移動体の基準軌道と、当該画像内の基準位置とを記憶する記憶部と、前記交通環境が順次撮影された複数の画像を取得する取得部と、前記複数の画像から検出される移動体の位置情報に基づいて、当該移動体の推定軌道を生成する生成部と、前記基準軌道と前記推定軌道に基づいて前記撮像センサの位置ずれ量を算出する算出部と、前記位置ずれ量を用いて前記基準位置を補正する補正部と、前記補正後の基準位置を用いて、前記画像内の二次元位置を三次元位置へ変換するための位置変換モデルを更新する更新部と、を備える。
このように本態様は、位置ずれ前の基準軌道と位置ずれ後の推定軌道とから撮像センサの位置ずれ量を適切に算出できるものである。そして、位置ずれ量を用いて基準位置(ランドマーク位置)を補正することで、現在の画角における正確な基準位置(二次元位置)を得ることができる。それ故、補正後の基準位置と事前に測定されたランドマーク位置の三次元位置とから、撮像センサの現在の設置位置に合わせて位置変換モデルを調整(更新)できる。よって、更新後の位置変換モデルを用いることで、移動体の二次元位置を三次元位置に精度良く変換することができ、移動体の位置の推定精度を向上させることができる。
また、前記算出部は、前記基準軌道と前記推定軌道の差分が所定値以上である場合、前記位置ずれ量を算出することが望ましい。これにより、位置ずれの影響が相対的に大きい場合については位置変換モデルを更新して位置の推定精度を向上しつつ、位置ずれ量が小さい場合には更新を回避することで、位置の推定処理の負荷を軽減できる。
さらに、前記算出部は、前記基準軌道から前記推定軌道への変換式を前記位置ずれ量として算出するとよい。これにより、位置ずれ量の補正をより正確に行うことができる。
さらに、前記生成部は、前記複数の画像のそれぞれを物体認識して前記移動体の位置情報の時系列データを算出し、前記時系列データから前記推定軌道を生成するとよい。これにより、画像内の移動体の位置情報をより正確に算出でき、より正確な推定軌道を生成できる。
本発明の第2の態様にかかるキャリブレーション方法は、コンピュータが、所定の交通環境が撮像センサにより順次撮影された複数の画像を取得する取得ステップと、前記複数の画像から検出される移動体の位置情報に基づいて、当該移動体の推定軌道を生成する生成ステップと、前記交通環境が前記撮像センサにより撮影された画像内の移動体の基準軌道と前記推定軌道に基づいて前記撮像センサの位置ずれ量を算出する算出ステップと、前記位置ずれ量を用いて前記画像内の基準位置を補正する補正ステップと、前記補正後の基準位置を用いて、前記画像内の二次元位置を三次元位置へ変換するための位置変換モデルを更新する更新ステップと、を備える。
また、前記算出ステップは、前記基準軌道と前記推定軌道の差分が所定値以上である場合、前記位置ずれ量を算出することが望ましい。これにより、位置ずれの影響が相対的に大きい場合については位置変換モデルを更新して位置の推定精度を向上しつつ、位置ずれ量が小さい場合には更新を回避することで、位置の推定処理の負荷を軽減できる。
さらに、前記算出ステップは、前記基準軌道から前記推定軌道への変換式を前記位置ずれ量として算出するとよい。これにより、画像内の移動体の位置情報をより正確に算出でき、より正確な推定軌道を生成できる。
さらに、前記生成ステップは、前記複数の画像のそれぞれを物体認識して前記移動体の位置情報の時系列データを算出し、前記時系列データから前記推定軌道を生成するとよい。これにより、画像内の移動体の位置情報をより正確に算出でき、より正確な推定軌道を生成できる。
本発明の第3の態様にかかるキャリブレーションプログラムは、所定の交通環境が撮像センサにより順次撮影された複数の画像を取得する取得ステップと、前記複数の画像から検出される移動体の位置情報に基づいて、当該移動体の推定軌道を生成する生成ステップと、前記交通環境が前記撮像センサにより撮影された画像内の移動体の基準軌道と前記推定軌道に基づいて前記撮像センサの位置ずれ量を算出する算出ステップと、前記位置ずれ量を用いて前記画像内の基準位置を補正する補正ステップと、前記補正後の基準位置を用いて、前記画像内の二次元位置を三次元位置へ変換するための位置変換モデルを更新する更新ステップと、をコンピュータに実行させる。
これら第2の態様及び第3の態様であっても、第1の態様と同様の効果を期待できる。
本開示により、設置されたカメラによる撮影画像に基づく移動体の位置の推定精度を向上させることができる。
本実施形態1にかかるキャリブレーションシステムの構成を示すブロック図である。 本実施形態1にかかるリスク予測処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態1にかかる位置ずれ前後のカメラ位置と車両軌道の関係を示す図である。 本実施形態1にかかるモデル更新処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態1にかかるランドマーク位置の補正の例を示す図である。 本実施形態2にかかるキャリブレーションシステムの構成を示すブロック図である。
以下では、上述した各態様を含む本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略する。
<実施形態1>
図1は、本実施形態1にかかるキャリブレーションシステム100の構成を示すブロック図である。キャリブレーションシステム100は、交通環境に設置されたインフラカメラである。例えば、キャリブレーションシステム100は、道路沿いに設置された監視カメラである。キャリブレーションシステム100は、所定の交通環境を撮影し、撮影画像を解析して車両等の危険性の判定結果を出力する情報システムである。
キャリブレーションシステム100は、記憶部110と、メモリ120と、通信部130と、制御部140と、撮像センサ150とを備える。撮像センサ150は、所定の交通環境を撮影し、撮影画像を制御部140へ出力する。以下では、撮像センサ150のことをカメラと呼ぶこともある。
記憶部110は、ハードディスク、フラッシュメモリ等の不揮発性記憶装置である。記憶部110は、物体認識モデル111と、基準軌道112と、ランドマーク二次元位置113と、ランドマーク三次元位置114と、位置変換モデル115と、プログラム116とを少なくとも記憶する。
物体認識モデル111は、入力画像の特徴量の抽出や識別処理を行い、画像中の車両、自転車及び歩行者等の領域を抽出して、物体の認識結果を出力する処理が実装されたプログラムモジュールやモデル式である。例えば、物体認識モデル111は、撮像センサ150による撮影画像を入力データとし、撮影画像から抽出された各特徴量に所定のパラメータ(重み付け係数)を用いて演算し、認識された物体の種類(車両等)、画像内の位置情報(領域)等の認識結果を出力データとする。物体認識モデル111は、例えば、ニューラルネットワーク等で表現されたものである。物体認識モデル111は、深層学習ネットワーク等の一般物体認識技術を適用できる。例えば、物体認識モデル111は、SSD(Single Shot Multibox Detector)やM2DET等のワンステージ検出器やFasterRCNN等の高精度ツーステージ検出器を用いることができる。
基準軌道112は、所定の交通環境が撮像センサ150により撮影された画像内における車両等の移動体の基準となる軌道である。基準軌道112は、画像内で移動体が経由する座標の集合と各座標を移動順で接続した接続関係を定義した情報である。基準軌道112は、キャリブレーションシステム100又は撮像センサ150が位置ずれを起こす前、例えば、設置時に撮影された画像内で設定された情報である。基準軌道112は、設置後に生成された、後述する推定軌道のうち過去のデータであってもよい。
ランドマーク二次元位置113は、所定の交通環境が撮像センサ150により撮影された画像内における基準位置の一例である。つまり、ランドマーク二次元位置113は、交通環境内の固定位置についての画像内における二次元座標である。ランドマーク二次元位置113は、例えば、道路の街灯や横断歩道の四隅等である。そのため、ランドマーク二次元位置113は、複数のランドマークの位置情報の集合であっても構わない。
ランドマーク三次元位置114は、ランドマーク二次元位置113に対応する三次元座標である。つまり、ランドマーク三次元位置114は、交通環境内の固定位置についての現実に測定された三次元座標である。ランドマーク三次元位置114は、オルソ位置と呼んでも良い。
位置変換モデル115は、画像内の二次元位置を三次元位置へ変換する処理が実装されたプログラムモジュールやモデル式である。例えば、位置変換モデル115は、移動体の画像内の位置情報を入力ベクトルとし、入力ベクトルを所定の変換行列に乗じて、演算結果として三次元空間上の位置情報を出力ベクトルとする。位置変換モデル115は、例えば、ホモグラフィー行列を変換行列として用いても良い。位置変換モデル115は、道路カメラキャリブレーションにより新規に生成される。
プログラム116は、本実施形態1にかかるキャリブレーション方法を含むリスク予測処理が実装されたコンピュータプログラムである。
メモリ120は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性記憶装置であり、制御部140の動作時に一時的に情報を保持するための記憶領域である。通信部130は、キャリブレーションシステム100の外部との通信を行うインタフェースである。
制御部140は、キャリブレーションシステム100の各構成を制御するプロセッサである。制御部140は、記憶部110からプログラム116をメモリ120へ読み込み、プログラム116を実行する。これにより、制御部140は、後述する取得部141、物体認識部142、軌道生成部143、位置ずれ量算出部144、補正部145、更新部146、位置速度推定部147、リスク判定部148及び出力部149の機能を実現する。
取得部141は、撮像センサ150により順次撮影された撮影画像を取得し、撮影画像を取得した順に物体認識部142へ出力する。
物体認識部142は、取得部141により取得された撮影画像に対して画像認識を行い、移動体の認識結果を取得する。認識結果には、移動体の画像内の位置情報(二次元座標)、移動体の種別等が含まれる。具体的には、物体認識部142は、物体認識モデル111に対して撮影画像を入力し、物体認識の認識結果を出力として取得する。つまり、物体認識部142は、物体認識により撮影画像の中から移動体(の位置)を検出する。言い換えると、物体認識部142は、複数の画像のそれぞれを物体認識して移動体の位置情報の時系列データを算出するものといえる。
軌道生成部143は、複数の画像から検出される移動体の位置情報に基づいて、移動体の推定軌道を生成する。ここで、推定軌道は、基準軌道112と同じく、画像内で移動体が経由する座標の集合と各座標を移動順で接続した接続関係を定義した情報である。軌道生成部143は、少なくとも移動体の複数の位置情報から、移動体が画像内を移動する軌道を推定する。言い換えると、軌道生成部143は、物体認識部142により算出された位置情報の時系列データから推定軌道を生成する。尚、物体認識部142及び軌道生成部143は、生成部の一例である。
位置ずれ量算出部144は、算出部の一例である。位置ずれ量算出部144は、基準軌道112と推定軌道に基づいて撮像センサ150の位置ずれ量を算出する。また、位置ずれ量算出部144は、基準軌道112と推定軌道の差分が所定値以上である場合、位置ずれ量を算出することが望ましい。これにより、差分が小さい場合には補正部145及び更新部146の処理を抑制でき、処理負荷を軽減できる。また、位置ずれ量算出部144は、基準軌道112から推定軌道への変換式を位置ずれ量として算出するとよい。変換式は、例えば、後述する変換行列である。
補正部145は、位置ずれ量を用いて基準位置(ランドマーク二次元位置113)を補正する。例えば、補正部145は、ランドマーク二次元位置113に算出された変換式を乗じることにより、補正を行う。
更新部146は、補正後の基準位置を用いて、位置変換モデル115を更新する。例えば、更新部146は、補正後のランドマーク二次元位置113とランドマーク三次元位置114とを用いて、道路カメラキャリブレーションにより位置変換モデル115を生成することにより更新を行う。位置変換モデル115の生成の仕方については、後述する。
位置速度推定部147は、撮影画像内の移動体の位置情報からオルソ位置(三次元座標)を推定する。具体的には、位置速度推定部147は、物体認識部142により検出された移動体の位置情報(二次元座標)から、位置変換モデル115を用いて、オルソ位置(三次元座標)に変換する。また、位置速度推定部147は、複数のフレーム画像における移動体の(変換後の)位置情報から、移動体の速度を推定(算出)する。
リスク判定部148は、推定されたオルソ位置と速度に基づいて、移動体の交通環境におけるリスクを判定する。例えば、リスク判定部148は、移動体が外壁や他の移動体に衝突する衝突確率をリスク情報として算出する。または、リスク判定部148は、衝突確率が所定値以上であるか否かを判定して判定結果をリスク情報としてもよい。
出力部149は、リスク判定部148による判定結果、リスク情報を出力する。例えば、出力部149は、キャリブレーションシステム100の表示装置(不図示)へ出力する。または、出力部149は、ネットワークを介して接続された表示装置(不図示)へ出力する。
尚、上述した取得部141、物体認識部142、軌道生成部143、位置ずれ量算出部144、補正部145、更新部146、位置速度推定部147、リスク判定部148及び出力部149は、それぞれが専用のハードウェアで実現されていてもよい。また、各装置の各構成要素の一部又は全部は、汎用または専用の回路(circuitry)、プロセッサ等やこれらの組合せによって実現されもよい。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組合せによって実現されてもよい。また、プロセッサとして、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(field-programmable gate array)等を用いることができる。
また、キャリブレーションシステム100の各構成要素の一部又は全部が複数の情報処理装置や回路等により実現される場合には、複数の情報処理装置や回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。例えば、情報処理装置や回路等は、クライアントサーバシステム、クラウドコンピューティングシステム等、各々が通信ネットワークを介して接続される形態として実現されてもよい。また、キャリブレーションシステム100の機能がSaaS(Software as a Service)形式で提供されてもよい。
また、物体認識モデル111や位置変換モデル115は、キャリブレーションシステム100の外部の記憶装置に格納されても良く、ストレージシステム、データベースシステム等によりキャリブレーションシステム100との間でデータの入出力を行っても良い。
図2は、本実施形態1にかかるリスク予測処理の流れを示すフローチャートである。まず、取得部141は、撮像センサ150から撮影画像を取得する(S101)。次に、物体認識部142は、撮影画像上の車両位置を算出する(S102)。物体認識部142は、上述したように、物体認識モデル111を用いて撮影画像から車両(移動体)の位置情報を取得する。尚、次のステップS103を実行する前に、ステップS101及びS102が少なくとも2回以上、実施されているものとする。
続いて、軌道生成部143は、画像上の車両の推定軌道を生成する(S103)。推定軌道は、上述した通り、時系列に沿った二次元座標の集合である。ここで、車両iの推定軌道をT={(x、y)}t=0,…とする。例えば、時刻t1の座標(xt1、yt1)が次の時刻t2の座標(xt2、yt2)と接続しており、座標(xt2、yt2)と次の時刻t3の座標(xt3、yt3)が接続している。また、基準軌道112をD={((x、y))}t=0,…とする。基準軌道112は、上述した通り、予め記憶部110に登録しておいてもよい。または、数回前に生成された推定軌道であってもよい。
ここで、位置ずれ量算出部144は、基準軌道112と推定軌道の差分が所定値以上であるか否かを判定する(S104)。具体的には、位置ずれ量算出部144は、基準軌道112と推定軌道の距離d=||T-D||を算出し、距離dが閾値τ以上であるか否かを判定する。尚、車線ごとに複数の車両における推定軌道を平均してTとしてもよい。これにより、推定軌道を安定化させることができる。
そして、ステップS104で差分が所定値以上であると判定された場合、モデル更新処理を行う(S105)。
ここで、位置ずれ前後のカメラ位置と車両軌道の関係を図3を用いて説明する。まず、車両wは、軌道L上を走行しているものとする。そして、ランドマークQは、軌道L上に存在するものとする。この場合、カメラ(撮像センサ150)は、位置ずれ前、例えば、初期位置としてカメラ位置C1に設置され、軌道Lの一部を撮影したものとする。このとき、画像Img1が取得される。基準軌道L1は、画像Img1内における車両wの基準軌道である。画像Img1内におけるランドマークQの位置座標は、(u、v)となる。その後、外的要因等によりカメラがカメラ位置C2にずれたものとする。そして、カメラ位置C2において、カメラが撮影した画像を画像Img2とする。推定軌道L2は、画像Img2内における車両wの推定軌道である。画像Img2内におけるランドマークQの位置座標は、(U、V)となる。そのため、カメラの位置ずれにより、ランドマークQの二次元位置が(u、v)から(U、V)に変換Pされたとみなすことができる。
図4は、本実施形態1にかかるモデル更新処理の流れを示すフローチャートである。図4は、ステップS105を詳細に示すものである。まず、位置ずれ量算出部144は、基準軌道112と推定軌道に基づいて撮像センサ150の位置ずれ量を算出する(S211)。
ここで、2つの軌道からカメラの位置ずれ量(変換P)を算出する一例を説明する。前提として、位置ずれ前のカメラ位置C1で撮影された画像Img1(二次元画像)内での軌道直線L1上のM個(Mは2以上の自然数。)の点の座標を以下とする。
(u、v)、i=1、…、M
また、位置ずれ後のカメラ位置C2で撮影された画像Img2内での上での軌道直線L2上のM個の点の座標を以下とする。
(U、V)、i=1、…、M
2つの軌道の変換Pは、以下で表せる。
Figure 0007314878000001
・・・(1)
ここで、sは、スケールパラメータであり、例えばs=1であってもよい。また、軌道直線L2上のx座標U及びy座標Vは、以下で定義できる。
Figure 0007314878000002
・・・(2)
そのため、U及びVは、ベクトルpの関数で表せる。そこで、画像Img2内での直線L2の方程式を以下とする。
Figure 0007314878000003
・・・(3)
そして、画像Img1内での直線L1上の点(u、v)は、変換Pにより直線L2に写像される。よって、変換Pは以下の関数fを最小化するベクトルとなる。
Figure 0007314878000004
・・・(4)
但し、Σで和を取る範囲は、画像Img1内での直線L1上の点(u、v)とする。
この非線形最小化問題は、以下の通り、最急降下法で解くことができる。
Figure 0007314878000005
・・・(5)
Figure 0007314878000006
・・・(6)
Figure 0007314878000007
・・・(7)
ここで、jは反復回数、hはステップサイズである。よって、p(j)は、j番目の反復値(ベクトルp)である。このようにして、位置ずれ量算出部144は、2つの軌道の位置ずれ量である変換Pを算出することができる。
続いて、補正部145は、変換Pを用いてランドマーク位置を補正する(S212)。具体的には、補正部145は、以下により補正後のランドマークiの位置座標を算出する。
Figure 0007314878000008
・・・(8)
ここで、mは補正前のランドマークiの位置ベクトルであり、Mは補正後のランドマークiの位置ベクトルである。また、sは、スケールパラメータであり、例えばs=1であってもよい。
図5は、本実施形態1にかかるランドマーク位置の補正の例を示す図である。左図は、位置ずれ前の撮影画像であり、4つのランドマーク位置Q11、Q12、Q13及びQ14が含まれる。そして、ランドマーク位置Q11~Q14が変換Pにより変換(補正)された後、各ランドマーク位置は、右図のような対応関係となる。つまり、ランドマーク位置Q11はQ21へ補正され、ランドマーク位置Q12はQ22へ補正され、ランドマーク位置Q13はQ23へ補正され、ランドマーク位置Q14はQ24へ補正される。このように、ランドマーク位置の補正により、位置ずれ後の撮影画像においても道路形状の認識精度が向上する。それに伴い、車両の推定軌道が適切か否かの(リスク)判定の精度も向上する。
図4に戻り説明を続ける。更新部146は、補正後のランドマーク位置とランドマーク三次元位置114とを用いて位置変換モデル115を更新する(S213)。すなわち、更新部146は、新しいホモグラフィー行列(位置変換モデル115)を算出し、算出したホモグラフィー行列を記憶部110に格納する。ここで、ホモグラフィー行列Hは、以下で表せる。
Figure 0007314878000009
・・・(9)
ここで、mは補正後のランドマークiの位置ベクトルであり、Mはランドマークiのオルソ位置の位置ベクトルである。また、sは、スケールパラメータであり、例えばs=1であってもよい。
以下では、簡単のため、二次元画像上の位置ベクトルからオルソ画像上の位置ベクトルへのホモグラフィー変換を使ったキャリブレーションについて説明する。前提として、二次元画像上のN個(Nは2以上の自然数。)のランドマークiの座標を以下とする。
(x、y)、i=1、…、N
また、オルソ画像(三次元画像)上のN個のランドマークiの座標を以下とする。
(X、Y)、i=1、…、N
つまり、(X、Y)は、ランドマークiの実空間上の座標位置であるため、測定等により既知である。
2つの画像の座標関係は、以下で表せる。
Figure 0007314878000010
・・・(10)
ここで、Hはホモグラフィー行列である。mは補正後のランドマークiの位置ベクトルであり、Mはランドマークiのオルソ位置の位置ベクトルである。また、sは、スケールパラメータであり、例えばs=1であってもよい。
そして、ホモグラフィー行列は、次の連立方程式の解になる。
Figure 0007314878000011
・・・(11)
ここで、A,h、bは以下で表せる。
Figure 0007314878000012
・・・(12)
ここで、A、bは上述の通り既知であり、hは未知ベクトルである。
未知ベクトルhは、ノルム最小二乗解として以下の通り計算される。
Figure 0007314878000013
・・・(13)
ここで、+は一般化逆行列である。尚、ホモグラフィー行列を算出することをキャリブレーションと呼んでも良い。
図2に戻り説明を続ける。ステップS105の後、又は、ステップS104でNOの場合、位置速度推定部147は、車両のオルソ位置及び速度を算出する(S106)。具体的には、位置速度推定部147は、ステップS102で算出された車両位置から位置変換モデル115によりオルソ位置を算出する。このとき、位置速度推定部147は、撮影画像内の複数の車両の位置を算出してもよい。また、1車両につき、2以上の画像から2以上のオルソ位置が算出されている場合、位置速度推定部147は、車両あたり2以上のオルソ位置から当該車両の速度を算出する。
そして、リスク判定部148は、推定されたオルソ位置と速度に基づいて、各車両の交通環境における危険リスクを判定する(S107)。その後、出力部149は、判定結果を出力する(S108)。
そして、制御部140は、ステップS101で取得した画像が最後か否かを判定する(S109)。次の入力画像が存在すれば、ステップS101へ戻り、以降、上記同様に処理する。最後の画像であれば、処理を終了する。
このように、本実施形態により、設置されたカメラによる撮影画像に基づく移動体の位置の推定精度を向上させることができる。
課題で上述したように、インフラカメラは、外界からの影響でメカ的なずれが発生し、画像内のランドマーク位置が変化するため、位置の推定精度が低下するという問題ががあった。このとき、例えば、画像の変化を背景差分や位置合わせにより検出することも可能である。しかしながら、カメラ変動と照明変化が重なる場合など外的要因が大きい場合、カメラの位置ずれ量を算出することは困難である。
ここで、深層学習の進歩により照明変動にロバストな物体認識が可能になった。そこで、本実施形態では、物体認識の認識結果を利用して画像内の車両の推定軌道を算出し、位置ずれ前の基準軌道と推定軌道との差分が所定値以上の場合、軌道間の位置ずれ量を変換行列として求めるものである。そして、変換行列を用いて位置ずれ前に設定されたランドマーク位置を補正し、補正後のランドマークの二次元位置と、事前に設定されたランドマークの三次元位置とを用いて位置変換モデルを更新することにより、キャリブレーションを行う。これにより、位置ずれ後の撮影画像内の移動体の位置を精度良く推定することができる。よって、事故の予測等を高精度に行うことができ、事故を抑止することができる。尚、本実施形態にかかるキャリブレーション方法は、少なくともステップS101からS105を指すものとする。
<実施形態2>
本実施形態2は、上述した実施形態1の変形例である。実施形態1では、カメラ装置単体でキャリブレーションシステムを実現していた。これに対し、実施形態2では、カメラ装置の外部のコンピュータにより、キャリブレーション方法を含むリスク予測処理等を行うものとする。
図6は、本実施形態2にかかるキャリブレーションシステム1000の構成を示すブロック図である。キャリブレーションシステム1000は、カメラ装置200とキャリブレーションサーバ300とを備える。カメラ装置200とキャリブレーションサーバ300とは、ネットワークNを介して接続される。ここで、ネットワークNは、インターネット、イントラネット、携帯電話網、LAN(Local Area Network)等の通信回線網である。
カメラ装置200は、撮像センサ210と通信部220とを備える。撮像センサ210は、上述した撮像センサ150と同様に、所定の交通環境を撮影する。そして、撮像センサ210は、撮影画像を通信部220へ出力する。
通信部220は、カメラ装置200の外部との通信を行うインタフェースである。通信部220は、撮影画像をネットワークNを介してキャリブレーションサーバ300へ送信する。
キャリブレーションサーバ300は、順次入力される撮影画像を解析して車両等の危険性の判定結果を出力する1以上の情報処理装置である。尚、キャリブレーションサーバ300の構成は、図1から撮像センサ150を除いたものであるため、図示を省略する。
キャリブレーションサーバ300は、カメラ装置200からネットワークNを介して撮影画像を順次、取得する。そして、キャリブレーションサーバ300は、取得した撮影画像についてキャリブレーションシステム100と同様に、処理を行う。
このように、本実施形態によっても上述した実施形態1と同様の効果を奏することができる。
<その他の実施形態>
尚、本開示は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、上述の実施形態では、本開示をハードウェアの構成として説明したが、本開示は、これに限定されるものではない。本開示は、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、DVD(Digital Versatile Disc)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
100 キャリブレーションシステム
110 記憶部
111 物体認識モデル
112 基準軌道
113 ランドマーク二次元位置
114 ランドマーク三次元位置
115 位置変換モデル
116 プログラム
120 メモリ
130 通信部
140 制御部
141 取得部
142 物体認識部
143 軌道生成部
144 位置ずれ量算出部
145 補正部
146 更新部
147 位置速度推定部
148 リスク判定部
149 出力部
150 撮像センサ
Q ランドマーク
w 車両
L 軌道
Img1 画像
L1 基準軌道
C1 カメラ位置
Img2 画像
L2 推定軌道
C2 カメラ位置
Q11 ランドマーク位置
Q12 ランドマーク位置
Q13 ランドマーク位置
Q14 ランドマーク位置
Q21 ランドマーク位置
Q22 ランドマーク位置
Q23 ランドマーク位置
Q24 ランドマーク位置
P 変換
1000 キャリブレーションシステム
200 カメラ装置
210 撮像センサ
220 通信部
300 キャリブレーションサーバ
N ネットワーク

Claims (9)

  1. 所定の交通環境が撮像センサにより撮影された画像内の移動体の基準軌道と、当該画像内の基準位置とを記憶する記憶部と、
    前記交通環境が順次撮影された複数の画像を取得する取得部と、
    前記複数の画像から検出される移動体の位置情報に基づいて、当該移動体の推定軌道を生成する生成部と、
    前記基準軌道と前記推定軌道に基づいて前記撮像センサの位置ずれ量を算出する算出部と、
    前記位置ずれ量を用いて前記基準位置を補正する補正部と、
    前記補正後の基準位置を用いて、前記画像内の二次元位置を三次元位置へ変換するための位置変換モデルを更新する更新部と、
    を備えるキャリブレーションシステム。
  2. 前記算出部は、前記基準軌道と前記推定軌道の差分が所定値以上である場合、前記位置ずれ量を算出する
    請求項1に記載のキャリブレーションシステム。
  3. 前記算出部は、前記基準軌道から前記推定軌道への変換式を前記位置ずれ量として算出する
    請求項1又は2に記載のキャリブレーションシステム。
  4. 前記生成部は、
    前記複数の画像のそれぞれを物体認識して前記移動体の位置情報の時系列データを算出し、
    前記時系列データから前記推定軌道を生成する
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のキャリブレーションシステム。
  5. コンピュータが、
    所定の交通環境が撮像センサにより順次撮影された複数の画像を取得する取得ステップと、
    前記複数の画像から検出される移動体の位置情報に基づいて、当該移動体の推定軌道を生成する生成ステップと、
    前記交通環境が前記撮像センサにより撮影された画像内の移動体の基準軌道と前記推定軌道に基づいて前記撮像センサの位置ずれ量を算出する算出ステップと、
    前記位置ずれ量を用いて前記画像内の基準位置を補正する補正ステップと、
    前記補正後の基準位置を用いて、前記画像内の二次元位置を三次元位置へ変換するための位置変換モデルを更新する更新ステップと、
    を備えるキャリブレーション方法。
  6. 前記算出ステップは、前記基準軌道と前記推定軌道の差分が所定値以上である場合、前記位置ずれ量を算出する
    請求項5に記載のキャリブレーション方法。
  7. 前記算出ステップは、前記基準軌道から前記推定軌道への変換式を前記位置ずれ量として算出する
    請求項5又は6に記載のキャリブレーション方法。
  8. 前記生成ステップは、
    前記複数の画像のそれぞれを物体認識して前記移動体の位置情報の時系列データを算出し、
    前記時系列データから前記推定軌道を生成する
    請求項5乃至7のいずれか1項に記載のキャリブレーション方法。
  9. 所定の交通環境が撮像センサにより順次撮影された複数の画像を取得する取得ステップと、
    前記複数の画像から検出される移動体の位置情報に基づいて、当該移動体の推定軌道を生成する生成ステップと、
    前記交通環境が前記撮像センサにより撮影された画像内の移動体の基準軌道と前記推定軌道に基づいて前記撮像センサの位置ずれ量を算出する算出ステップと、
    前記位置ずれ量を用いて前記画像内の基準位置を補正する補正ステップと、
    前記補正後の基準位置を用いて、前記画像内の二次元位置を三次元位置へ変換するための位置変換モデルを更新する更新ステップと、
    をコンピュータに実行させるキャリブレーションプログラム。
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