JP7315219B2 - 薬液の吹付け方法 - Google Patents
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Description
抄紙機においては、湿紙がドライパートに供給されてくると、湿紙は、カンバスによって、ドライヤーロールの表面に押し付けられて乾燥されるようになっている。このとき、ドライヤーロールは、湿紙の搬送速度(抄速)と略同速度で回転するようになっている。
これに対し、ドライパートのドライヤーロールやカンバスに、移動型のノズル装置で汚染防止剤を塗布する方法が開発されている(例えば、特許文献1~5参照)。
そうすると、ドライヤーロールの表面の一点における薬液量が不足することになるため、結果として、薬液に基づく効果が十分に発揮できないことになる。
N=T・Vd
の関係を満たし、2基のノズル装置の平均移動速度Vnを共に4~10m/分とし、湿紙の紙幅Wを4~12mとし、平均移動速度Vn、紙幅W及び時間Tが、
T=W/2Vn
の関係を満たし、薬液の総吹付け量を有効成分量として0.3~500mg/m 2 とし、薬液が、アミノ変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、ポリブテン、植物油及び合成エステルオイルからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有する汚染防止剤組成物であり、薬液のゼータ電位の絶対値が3~100mVである薬液の吹付け方法に存する。
Vd=Vp/πD
の関係を満たす上記(1)又は(2)に記載の薬液の吹付け方法に存する。
このとき、2基のノズル装置のうち、第1ノズル装置に、湿紙の一端に相当するレールの位置から湿紙の中央に相当するレールまでの間を担当させ、第2ノズル装置に、湿紙の中央に相当するレールから湿紙の他端に相当するレールの位置までの間を担当させることにより、薬液の付与効率が向上し、ドライヤーロール全体に対して、より均一に薬液を付与することが可能となる。
これに加え、薬液の総吹付け量、2基のノズル装置が片道移動するのに要する時間T、及び、ドライヤーロール表面の一点が時間Tの間に湿紙と接触する接触回数N、を上記範囲内とし、更に、その範囲の中で、これらが
N=T・Vd
の関係を満たすように調整することにより、高速で回転するドライヤーロールに対して、ノズル装置を幅方向に往復移動させながら薬液を吹き付ける場合においても、ドライヤーロールの表面に十分な量の薬液を残存させることが可能となる。
このことから、上記接触回数の範囲内において、搬送される湿紙が、接触する毎に、ドライヤーロールの表面に付与された薬液を吸い取ったとしても、十分な量の薬液が残存しているので、ドライヤーロールが部分的に薬液量不足となることを防止できる。その結果、薬液に基づく効果を十分に発揮することが可能となる。
また、平均移動速度Vn及び湿紙の紙幅Wから、2基のノズル装置が片道移動するのに要する時間Tを算出することができるので、例えば、湿紙の段取り変えで紙幅が変わった場合であっても、ノズル装置の移動速度等を調整することにより、ドライヤーロールの表面に十分な量の薬液を残存させることが可能となる。
また、湿紙の搬送速度Vp及びドライヤーロールの直径Dから、ドライヤーロールの回転速度Vdを算出することができるので、例えば、ドライヤーロールの直径に応じて、湿紙の搬送速度Vp等を調整することにより、ドライヤーロールの表面に十分な量の薬液を残存させることが可能となる。
このとき、薬液のゼータ電位の絶対値が3~100mVであると、薬液がドライヤーロールに付着し易くなるため、ドライヤーロールの表面により十分な量の薬液を残存させることが可能となる。
図1は、本実施形態に係る薬液の吹付け方法が用いられる抄紙機のドライパートを示す概略図である。
図1に示すように、抄紙機のドライパートDPは、湿紙Xを加熱乾燥しながら案内する複数の円筒状のドライヤーロール(ヤンキードライヤー)D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7,D8及びD9(以下「D1~D9」という。)と、ドライヤーロールD1~D9それぞれに当接されたドクターブレードDKと、湿紙XをドライヤーロールD1~D9の表面に押し付けながら走行するカンバスK1と、ドライヤーロールD1~D9により加熱乾燥された湿紙Xを仮押圧しながら回転するブレーカースタックロールBと、ブレーカースタックロールBにより仮押圧された湿紙Xを押圧しながら回転するカレンダーロールCと、を備える。すなわち、ドライパートDPは、ドライヤーロールD1~D9、カンバスK1、ブレーカースタックロールB及びカレンダーロールCを備えている。
そして、本実施形態に係る薬液の吹付け方法は、ドライヤーロールD1~D9に対して用いられる。
その後、湿紙Xは、ブレーカースタックロールBにより、平滑性と紙厚を緩やかに調整され、次いで、カレンダーロールCにより、再度、平滑性と紙厚を調整されて高密度化されることにより、紙が得られるようになっている。
なお、このとき、ドライヤーロールD1~D9、カンバスK1、ブレーカースタックロールB及びカレンダーロールCは、湿紙Xと略同速度で回転する。
また、カンバスK1は、ドライヤーロールD1~D9の上方に設置された複数のカンバスロールにより十分なテンションがかけられた状態で案内される。
このとき、ドライヤーロールD1に吹き付けられた薬液は、一部がドライヤーロールD1の表面に被膜を形成し、一部が湿紙Xにより吸い取られる。
そして、湿紙Xに吸い取られた薬液は、湿紙Xを介して、カンバスK1や後続のドライヤーロールD2~D9に付与されることになる。
したがって、薬液の吹付け方法においては、薬液を湿紙Xに十分に吸い取らせる必要があり、且つ、ドライヤーロールD1に十分な被膜を形成する必要があるため、最上流側のドライヤーロールD1には十分な量の薬液を吹き付けることが極めて重要である。
図2に示すように、薬液の吹付け方法においては、ドライヤーロールD1を回転させた状態で、一定の間隔を於いて配置した2基のノズル装置SをドライヤーロールD1の幅方向に延びるレールLに沿って往復移動させながら、該2基のノズル装置Sが前記ドライヤーロールD1に薬液を吹付ける。
なお、本明細書においては、2基のノズル装置Sを便宜的に第1ノズル装置S1(図2でいう左側のノズル装置)及び第2ノズル装置S2(図2でいう右側のノズル装置)ともいう。
したがって、かかる総吹付け量は、ドライヤーロール1m2あたりに付与された薬液に含まれる有効成分量を意味する。
薬液の総吹付け量が有効成分量として0.3mg/m2未満であると、薬液が湿紙に吸い取られ、薬液に基づく効果を十分に発揮できない。また、薬液の総吹付け量が有効成分量として500mg/m2を超えると、薬液自体に含まれる固形分が汚染の原因となる恐れがある。
なお、湿紙Xの搬送速度Vp(抄速)は、600m/分以上が好ましく、600~2000m/分であることがより好ましく、600~1800m/分であることがより好ましく、800~1800m/分であることが更に好ましい。この場合、生産性が向上し、紙製品をより安価に製造することが可能となる。
このとき、ドライヤーロールの直径Dは、1.50~1.85mであることが好ましい。
これらのことから、ドライヤーロールD1の回転速度Vdは、
Vd=Vp/πD
を満たすように、湿紙Xの搬送速度Vp及びドライヤーロールD1の直径Dから算出される。
なお、ドライヤーロールD1の回転速度Vdをこの範囲に固定し、上記式を満たすように、湿紙Xの搬送速度Vp又はドライヤーロールD1の直径Dを変更することも可能である。
このとき、第1ノズル装置S1は、湿紙Xの一端に相当するレールLの位置P1、すなわち、湿紙Xの一端に接するドライヤーロールD1の部分が、回転し、レールL側に来たとき、その部分に対向するレールLの位置P1から、湿紙Xの中央に相当するレールLの位置P3、すなわち、湿紙Xの中央に接するドライヤーロールD1の部分が、回転し、レールL側に来たとき、その部分に対向するレールLの位置P3までの間を往復移動するようになっている。
そして、第2ノズル装置S2は、湿紙Xの中央に相当するレールLの位置P3、すなわち、湿紙Xの中央に接するドライヤーロールD1の部分が、回転し、レールL側に来たとき、その部分に対向するレールLの位置P3から、湿紙Xの他端に相当するレールLの位置P2、すなわち、湿紙Xの他端に接するドライヤーロールD1の部分が、回転し、レールL側に来たとき、その部分に対向するレールLの位置P2までの間を往復移動するようになっている。
なお、これらの移動制御は、レールLに取り付けられた複数のセンサー(図示しない)を用いて行われる。
これにより、薬液の吹付け方法においては、薬液の付与効率が向上し、ドライヤーロールD1全体に対して、より均一に薬液を付与することが可能となる。
ノズル装置Sが瞬間的に薬液をドライヤーロールD1に吹き付けた場合のドライヤーロールD1における薬液の吹付け幅Rは、1.5~9cmであることが好ましく、3~6cmであることがより好ましい。
吹付け幅Rが1.5cm未満であると、吹付け幅Rが上記範囲内にある場合と比較して、ノズル装置Sが往復して再散布するまでの時間が長く、後述する湿紙の接触回数が多くなる欠点があり、吹付け幅Rが9cmを超えると、吹付け幅Rが上記範囲内にある場合と比較して、インパクトが弱いスプレー幅端部が飛散して対象への付着効率が低下するという欠点がある。なお、かかる吹付け幅Rは、幅方向における薬液の吹付け部分の最大幅を意味する。
そして、湿紙の紙幅Wは、生産性の観点から、4m以上のものが好適に用いられ、歩留まりの観点から、12m以下のものが好適に用いられる。
一定速度Vmaxは、例えば、ドライヤーロールD1が1回転する間におけるノズル装置Sの移動距離Hを、ドライヤーロールD1が1回転する時間(回転速度Vdの逆数)で除することにより設定することができる。
薬液の吹付け方法においては、ドライヤーロールD1が1回転する間にノズル装置Sが幅方向に移動しながら連続的に薬液を吹付ける。このため、図3の(a)及び図3の(b)に示すように、薬液は、ドライヤーロール1回転分の展開図において、平行四辺形状の吹付け部分を形成することになる。
したがって、ドライヤーロールD1に対して、吹付け部分間に隙間が生じないように薬液を付与するためには、
H≦R
となるように、ドライヤーロールD1が1回転する間におけるノズル装置Sの移動距離H及び薬液の吹付け幅Rを設定することが好ましい。
これにより、隙間が生じないように薬液を付与可能なノズル装置Sの一定速度Vmaxが算出できる。なお、上述したように、ノズル装置Sが両側の折り返し部分で減速及び加速を伴う場合であっても、上記一定速度Vmaxを超えないため、隙間は生じない。
移動距離Hが1.5cm未満であると、移動距離Hが上記範囲内にある場合と比較して、ノズル装置Sが往復して再散布するまでの時間が長く、後述する湿紙の接触回数が多くなるという欠点があり、移動距離Hが45cmを超えると、移動距離Hが上記範囲内にある場合と比較して、インパクトが弱いスプレー幅端部が飛散して対象への付着効率が低下する欠点がある。
具体的には、ノズル装置の平均移動速度Vnは、4~10m/分であることが好ましい。この場合、ノズル装置による安定した薬液の吹付けが可能となる。
そして、ノズル装置Sが片道移動するのに要する時間Tは、
T=W/2Vn
の関係を満たすように、湿紙の紙幅W及びノズル装置Sの平均移動速度Vnから算出される。なお、片道移動するのに要する時間とは、ノズル装置Sが往復移動するのに要する時間を半分にした時間であり、片道が往路であるか復路であるかは問わない。
時間Tが0.2分未満であると、ノズル装置SとレールLとの摩擦が大きく故障の原因となる恐れがあり、時間Tが1.5分を超えると、ノズル装置Sが往復して薬液を再散布するまでの時間が長く、薬液に基づく効果が得られ難くなる傾向にある。
なお、ノズル装置Sが片道移動するのに要する時間Tをこの範囲に固定し、上記式を満たすように、湿紙の紙幅W又はノズル装置Sの平均移動速度Vnを変更することも可能である。
図4は、本実施形態に係る薬液の吹付け方法における接触回数を説明するための説明図である。
図4に示すように、ドライヤーロールD1の表面における一点Qは、湿紙Xと接触した状態から、ドライヤーロールD1が回転することにより、湿紙Xと乖離し、その後、更にドライヤーロールD1が回転することにより、湿紙Xと再び接触することになる。この一点Qが湿紙Xと接触するサイクルの繰り返し回数が、接触回数Nに相当する。
N=T・Vd
の関係を満たすように、ノズル装置Sが片道移動するのに要する時間T及びドライヤーロールD1の回転速度Vdから算出される。
この関係を満たすように、接触回数Nを設定することにより、高速で回転するドライヤーロールD1に対して、ノズル装置Sを幅方向に往復運動させながら薬液を吹き付ける場合においても、ドライヤーロールD1の表面に十分な量の薬液を残存させることが可能となる。
接触回数Nが30回未満であると、湿紙Xが吸い取る薬液の量が少なくなり、一方で、ドライヤーロールD1に残存する薬液量が多くなるため、薬液自体に含まれる固形分によりドライヤーロールD1が汚染される場合があり、接触回数Nが250回を超えると、湿紙が吸い取る薬液の量が多くなり、ドライヤーロールD1が部分的に薬液量不足となる場合がある。
これらの中でも、薬液は、少なくとも、汚染防止剤と水とを含む汚染防止剤組成物であることが好ましい。この場合、湿紙に含まれる紙粉やピッチがドライヤーロールに付着することを抑制することが可能となる。
汚染防止剤は、アミノ変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、ポリブテン、植物油及び合成エステルオイルからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有することが好ましく、アミノ変性シリコーンオイル、合成エステルオイル又は植物油を含有することがより好ましい。
また、汚染防止剤が、ポリブテン、植物油及び合成エステルオイルからなる群より選ばれる少なくとも1種の非シリコーン系オイルを含有する場合は、pHが8.5~10.5であることが好ましく、メジアン径が0.05~1.2μmであることが好ましく、粘度が100mPa・s以下であることが好ましく、ゼータ電位が-80~-15mVであることが好ましい。
例えば、ドライヤーロールD1に加え、中間に位置するドライヤーロールD5にも薬液を吹き付けると効果的である。
となるように設定したドライヤーロールD1が1回転する間におけるノズル装置Sの移動距離H及び薬液の吹付け幅Rから算出するとしているが、この算出方法は必須ではない。すなわち、吹付け部分間に隙間が生じる条件として、ノズル装置Sの一定速度Vmaxを算出してもよい。なお、仮に、吹付け部分間に隙間が生じる場合であっても、ノズル装置Sは、繰り返し往復移動しながら薬液を吹付けるものであるため、隙間はいずれ解消されることになる。
図1に示すような抄紙機の実機において、図2に示すようにドライヤーロールD1に対し、2基のノズル装置を用いて、薬液を吹き付けた。
このとき用いた湿紙の紙幅Wは6mであり、ドライヤーロールの直径Dは1.83mであった。
また、薬液として、実施例1~20及び比較例1~8ではゼータ電位56.8mVのアミノ変性シリコーンオイルを主成分とする汚染防止剤組成物(商品名:ダスクリーンCMS8144G、株式会社メンテック製)を用い、実施例21~24及び比較例9~11ではゼータ電位0mVのポリエーテル変性シリコーンオイルを主成分とする汚染防止剤組成物を用い、実施例25~28及び比較例12~14ではゼータ電位-64.0mVの合成エステルオイルを主成分とする汚染防止剤組成物(商品名:ダスクリーンPBE2677N、株式会社メンテック製)を用い、これらの薬液の総吹付け量が有効成分量として20mg/m2となるようにドライヤーロールD1に付与した。
その他の湿紙の搬送速度Vp、ノズル装置の平均移動速度Vn、ドライヤーロールの回転速度Vd、ノズル装置が片道移動するのに要する時間T、及び、薬液のゼータ電位の絶対値(mV)の条件は、表1に示すように調整し、その値から接触回数Nを算出した。
なお、表1中、使用した薬品として、アミノ変性シリコーンオイルを主成分とする汚染防止剤組成物を「Am」、ポリエーテル変性シリコーンオイルを主成分とする汚染防止剤組成物を「PE」、合成エステルオイルを主成分とする汚染防止剤組成物を「ES」で示す。
実施例1~28及び比較例1~14において、1時間経過後のドライヤーロールD1の表面に付着したピッチや紙粉等による汚染の状況について目視にて評価した。
評価は、ドライヤーロールD1表面に汚れが付着していない状態を「◎」とし、ドライヤーロールD1表面の全体の1割程度に汚れが付着している状態を「〇」とし、ドライヤーロールD1表面の全体の1~3割程度に汚れが付着している状態を「△」とし、ドライヤーロールD1表面の全体の3割以上に汚れが付着している状態を「×」とした。なお、かかる評価が「◎」、「〇」又は「△」であれば、汚染防止剤組成物に基づく汚染防止効果が発揮されているといえる。
得られた結果を表2に示す。
また、ゼータ電位の絶対値が56.8mVである汚染防止剤組成物を用いた実施例1~20、及び、ゼータ電位の絶対値が64.0mVである汚染防止剤組成物を用いた実施例25~28、においては、汚染防止効果がより優れるものであった。さらに、その中でも、接触回数を42~139回とした場合に汚染防止効果がより一層優れるものであった。
C・・・カレンダーロール
D・・・直径
D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7,D8,D9・・・ドライヤーロール
DK・・・ドクターブレード
DP・・・ドライパート
H・・・移動距離
K1・・・カンバス
L・・・レール
P1,P2,P3・・・位置
Q・・・一点
R・・・吹付け幅
S・・・ノズル装置
S1・・・第1ノズル装置
S2・・・第2ノズル装置
W・・・紙幅
X・・・湿紙
Claims (7)
- 抄紙機のドライパートにおいて、湿紙を案内するドライヤーロールを回転させた状態で、一定の間隔を於いて配置した2基のノズル装置を前記ドライヤーロールの幅方向に延びるレールに沿って往復移動させながら、該2基のノズル装置が前記ドライヤーロールに薬液を吹付ける薬液の吹付け方法であって、
前記2基のノズル装置が片道移動するのに要する時間Tを共に0.2~1.5分とし、
前記ドライヤーロールの回転速度Vdを100回/分以上とし、
前記ドライヤーロール表面の一点が、前記時間Tの間に、前記湿紙と接触する接触回数Nを30~250回とし、
前記時間T、前記回転速度Vd及び前記接触回数Nが、
N=T・Vd
の関係を満たし、
前記2基のノズル装置の平均移動速度Vnを共に4~10m/分とし、
前記湿紙の紙幅Wを4~12mとし、
前記平均移動速度Vn、前記紙幅W及び前記時間Tが、
T=W/2Vn
の関係を満たし、
前記薬液の総吹付け量を有効成分量として0.3~500mg/m2とし、
前記薬液が、アミノ変性シリコーンオイル、エポキシ変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、ポリブテン、植物油及び合成エステルオイルからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有する汚染防止剤組成物であり、
前記薬液のゼータ電位の絶対値が3~100mVである薬液の吹付け方法。 - 前記2基のノズル装置のうち、第1ノズル装置を前記湿紙の一端に相当する前記レールの位置から前記湿紙の中央に相当するレールの位置までの間で往復移動させ、第2ノズル装置を前記湿紙の中央に相当するレールの位置から前記湿紙の他端に相当する前記レールの位置までの間で往復移動させる請求項1記載の薬液の吹付け方法。
- 前記湿紙の搬送速度Vpを600m/分以上とし、
前記ドライヤーロールの直径Dを1.50~1.85mとし、
前記回転速度Vd、前記搬送速度Vp及び前記直径Dが、
Vd=Vp/πD
の関係を満たす請求項1又は2に記載の薬液の吹付け方法。 - 前記2基のノズル装置が同じ構造のものであり、
前記ノズル装置が前記ドライヤーロールに放射状に薬液を吹き付けるものであり、
前記ノズル装置が瞬間的に吹き付ける前記薬液の前記ドライヤーロールにおける吹付け幅が1.5~9cmである請求項1~3のいずれか1項に記載の薬液の吹付け方法。 - 前記湿紙が、古紙パルプを90質量%以上含有する請求項1~4のいずれか1項に記載の薬液の吹付け方法。
- 前記ドライヤーロールが1回転する間における前記ノズル装置の移動距離Hが1.5~45cmである請求項1~5いずれか1項に記載の薬液の吹付け方法。
- 前記搬送速度Vpが600~1800m/分である請求項3に記載の薬液の吹付け方法。
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