JP7315958B2 - 作物の撮影装置および作物の撮影方法 - Google Patents
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Description
(概要)
作物の茎や枝に固定可能なクリップと、カメラを複合化した撮影装置(以下、クリップカメラ)を用意する。クリップカメラは、クリップ部分を作物の茎や枝に固定することで、カメラを当該作物の茎や枝の部分に固定することができる。また、クリップカメラには、作物の成長をガイドするガイド部材である誘引ワイヤを通す孔が設けられており、そこに誘引ワイヤを通すことで、クリップカメラは誘引ワイヤに束縛される。
図1には、クリップカメラ100を正面から見た状態が示されている。クリップカメラ100は、クリップ110、カメラ150、回路基板138が一体化された構造を有している。カメラ150と回路基板138は、クリップ110に対して、回転させる(動かす)ことが可能とされている。
ここでは、温室栽培されるトマトの実を画像で観察する場合を説明する。なお、対象となる作物はトマトに限定されず、茄子、キュウリ等の野菜、ぶどうやイチゴ等の果物であってもよい。
茎が成長し、トマトの実202の位置が上方に移動しても、クリップカメラ100は茎に固定されているので、クリップカメラ100はトマトの実202と一緒に上方に移動する。このため、長期間にわたる画像撮影が可能となる。
この例では、第1の実施形態において、カメラ150の基部(ボールジョイント128の部分)および軸部126の部分に、カメラ150の向きを調整する駆動部を組み込む。ここで、駆動部はカメラ150の向き、およびカメラ保持用腕部127を腕部122に対して回転させるモータを備える。この場合、上記駆動部を制御する制御部を用意する。この制御部は、集積回路155またはケーブル153の接続先の制御用PC等を利用して構成する。
カメラ150による画像観察により、バイトマーク(蜂による噛み跡)を検出する技術に本発明を利用することができる。この場合、定期的に花の部分の撮影を行い、画像からバイトマークを検出する。バイトマークを検出することで、受粉のタイミングが検出できる。また、バイトマークの濃さ(色彩)を判定することで、花粉の量や受粉の程度を知ることができる。バイトマークの画像認識に係る処理は、集積回路155またはケーブル153の接続先の演算装置(例えば、データ処理用PC)で行なわれる。
第3の実施形態と同様の原理に基づき、トマトの色合いの判定を行うことも可能である。この場合、図2の状態において、トマトの実202を定期的に撮影する。この場合、時間軸上で得られる複数の画像に基づき、実の色が青(緑)から赤に変色するタイミングを判定する。この色の判定は、集積回路155またはケーブル153の接続先の演算装置(例えば、データ処理用PC)で行なわれる。
第3の実施形態や第4の実施形態において特定の波長帯域の光を透過する波長フィルタを介して、カメラ150による撮影を行ってもよい。波長フィルタを用いることで、特定の色情報を効率よく検出することができる。この場合、カメラ150のレンズ部分に波長フィルタを装着したものを用いる。
カメラ150の位置を変更し、2つ以上の視点から同一の被写体を撮影することで、ステレオ写真画像を得ることができる。例えば、図2のトマトの実202を異なる2つ以上の視点(カメラ位置)から撮影することで、トマトの実202のステレオ写真画像を得ることができる。そして、このステレオ写真画像に基づき、被写体であるトマトの実202の三次元情報(例えば、三次元モデル)を得ることができる。
以下、カメラ150によりトマトの実202を撮影し、その撮影画像を解析することで、トマトの実202の収穫時期を判定し、その判定結果を発光素子156の発光によりユーザに報知する場合の例を説明する。
クリップカメラ100にコード化ターゲットを配置する形態も可能である。図1には、コード化ターゲットとして細かい矩形模様の組み合わせでコードを構成した場合のコード化ターゲット139が示されている。コード化ターゲットとしては、バーコード、2次元バーコード、文字表示、画像として識別可能な図形や色の組み合わせを用いたものを挙げることができる。
図4には、回路基板138上にカメラ150の電源となるバッテリー161を備え、カメラ150が無線通信装置である無線LAN装置162を備えた構成が示されている。この場合、ケーブル151を介して、バッテリー161からカメラ150に電源電力が供給され、カメラ150が撮影した画像のデータは、無線LAN装置162を介して、外部(例えば、無線LANを介して通信が可能なサーバやコンピュータ)に送信される。
図1の構成において、カメラ150として撮影機能以外の各種の演算や信号の処理が可能な集積回路を備えたもの(例えば、AI機能を有するカメラ)を用いることも可能である。この場合、カメラ150は、各種の画像処理やカメラ155の向きの制御に係る処理が可能な集積回路を備える。この場合、集積回路155を備えない構成も可能である。
図1の構成において、図3の画像解析部320の処理が外部のサーバやコンピュータで行なわれ、図3の制御部310、駆動部300の処理が集積回路155で行なわれる形態も可能である。
電源としてバッテリーや太陽電池を用いてもよい。また、回路基板138と外部との通信手段として無線を用いてもよい。無線は、各種の無線通信規格を用いることができる。クリップカメラ100を枝に固定する形態も可能である。
本明細書には、作物の茎203または枝に固定される固定部である把持部141と、前記把持部141に回転が可能な状態で固定されたカメラ150と、前記把持部141を前記作物の成長方向を誘引する誘引ワイヤ201に束縛させる束縛部である孔124,134とを備えるクリップカメラ100が開示されている。
Claims (16)
- 作物の茎または枝に固定される固定部と、
前記固定部に回転が可能な状態で固定されたカメラと、
前記固定部を前記作物の成長をガイドするガイド部材に束縛させる束縛部と
を備える作物の撮影装置。 - 前記カメラが前記作物の成長に従って、前記ガイド部材に沿って移動する請求項1に記載の作物の撮影装置。
- 前記カメラを前記固定部に対して回転させる駆動部を備える請求項1または2に記載の作物の撮影装置。
- 前記カメラが撮影した画像に基づき、前記カメラを前記作物の特定の部分に向ける制御を前記駆動部に対して行う制御部を備える請求項1~3のいずれか一項に記載の作物の撮影装置。
- 前記カメラによる前記作物の特定の部分の撮影を、前記カメラの位置を変更して複数回行う制御を行う制御部を備える請求項3または4に記載の作物の撮影装置。
- 異なる複数の前記カメラの位置から前記作物の特定の部分の撮影を行うことで、前記作物の前記特定の部分のステレオ写真画像を得る請求項5に記載の作物の撮影装置。
- 前記カメラが撮影した画像からバイトマークを検出する画像処理部を備える請求項1~6のいずれか一項に記載の作物の撮影装置。
- 前記カメラが撮影した画像から特定の色彩を検出する画像処理部を備える請求項1~7にいずれか一項に記載の作物の撮影装置。
- 前記カメラが波長フィルタを備える請求項1~8にいずれか一項に記載の作物の撮影装置。
- 前記固定部から離れる方向で、且つ、互いに逆方向に延在する第1の腕部および第2の腕部と、
前記第1の腕部に回転可能な状態で固定され、カメラを保持する第1の長手形状部材と、
前記第2の腕部に回転可能な状態で固定され、前記カメラの動作制御を行う回路を備えた回路基板を保持する第2の長手形状部材と
を備える請求項1~9のいずれか一項に記載の作物の撮影装置。 - 前記カメラが撮影した画像の解析結果に基づく報知を行う報知手段を備える請求項1~10のいずれか一項に記載の作物の撮影装置。
- 前記報知手段が発光デバイスである請求項11に記載の作物の撮影装置。
- 温度センサおよび/または湿度センサを備える請求項1~12のいずれか一項に記載の作物の撮影装置。
- コード化ターゲットを備える請求項1~13のいずれか一項に記載の作物の撮影装置。
- 作物の茎または枝にカメラを固定すると共に前記カメラを前記作物の成長方向をガイドするガイド部材に束縛させた状態で前記作物の特定の部分の撮影を行い、
前記作物の前記茎または枝の成長と共に前記カメラが前記ガイド部材に沿って移動する作物の撮影方法。 - 前記作物が野菜または果物であり、
前記作物の前記特定の部分は前記野菜の実または前記果物の実の部分である請求項15に記載の作物の撮影方法。
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