JP7316103B2 - コンクリート養生装置及びコンクリート養生方法 - Google Patents
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Description
本発明の目的は、上記のような問題に鑑み、様々な形状のコンクリート打設面に対して共通の設備を用いて養生を行うことができるコンクリート養生装置を提供することにある。
このように構成された本発明によれば、養生バルーン長さ調節手段が、袋状の養生バルーンを所望の長さ位置で閉塞可能に構成されているので、養生バルーンの閉塞位置を調節することにより、簡単に養生バルーンの長さの調節が可能になる。
このように構成された本発明によれば、養生バルーンがアーチ状に膨張可能であるので、例えばトンネル内面のようなアーチ状のコンクリート打設面に対しても養生バルーンがコンクリート打設面の形状に沿って膨張するから、養生シートがコンクリ-ト打設面に沿って配置され、良好に養生が行われる。
このように構成された本発明によれば、養生シート支持装置がコンクリート面の面方向に対して移動可能な移動手段を有するので、養生シートをコンクリート面に対して所定位置に保持して養生を行った後、養生シート支持装置を移動させて次のコンクリート面に対して養生シートを保持することが可能になる。よって、少ない設備でより大きな面積の養生を行うことが可能になり、養生作業が効率的になる。
このように構成された本発明によれば、膨張補助装置の補助バルーンが養生バルーンを補助して養生バルーンが所定形状に膨張するのを助けるので、養生バルーンが確実に所定形状に膨張し、養生シートが確実に所定位置に保持される。
このように構成された本発明によれば、補助バルーンがアーチ状に膨張可能であるので、例えばトンネル内面のようなアーチ状のコンクリート打設面に対しても補助バルーンがコンクリート打設面の形状に沿って膨張するから、養生バルーンがコンクリート打設面に沿って膨張することが可能になり、養生が良好に行われる。特に養生バルーンがアーチ状に膨張可能である場合には、補助バルーンが養生バルーンの形状に沿って膨張するので、より確実に養生バルーンを補助することが可能になる。
このように構成された本発明によれば、補助バルーン長さ調節手段を含むので補助バルーンの長さを調節することにより、養生バルーンを補助する範囲を調節することが可能になる。これにより、様々な寸法、形状の養生バルーンを補助することが可能になり、これにより様々な寸法、形状のコンクリート打設面に対して養生を行うことができるから、コンクリート養生装置の汎用性が向上する。
このように構成された本発明によれば、膨張補助装置がコンクリート面の面方向に対して移動可能な移動手段を有するので、養生バルーンを所定形状に膨張させるのを補助した後、膨張補助装置を移動させて次のコンクリート面に対して養生バルーンの膨張を補助することが可能になる。よって、少ない設備でより大きな面積の養生を効率的に行うことが可能になる。
このように構成された本発明によれば、袋状の養生バルーンを所望の長さ位置で閉塞することによって、簡単に養生バルーンの長さの調節が可能になる。
このように構成された本発明によれば、養生バルーン膨張行程を行って養生シートを所定位置に保持してコンクリート面の養生を行った後、養生バルーンを膨張させたまま次のコンクリート面へ移動して次の養生シートを保持するので、少ない設備でより大きな面積の養生を行うことが可能になり、養生作業が効率的になる。
このように構成された本発明によれば、補助バルーンが養生バルーンを補助して養生バルーンが所定形状に膨張するのを助けるので、養生バルーンが確実に所定形状に膨張し、養生シートが確実に所定位置に保持される。
このように構成された本発明によれば、補助バルーンの長手方向の長さを調節するので、養生バルーンを補助する範囲を調節することが可能になる。これにより、様々な寸法、形状の養生バルーンを補助することが可能になり、これにより様々な寸法、形状のコンクリート打設面に対して養生を行うことができるから、コンクリート養生装置の汎用性が向上する。
このように構成された本発明によれば、補助バルーンを膨張させたままコンクリート面の面方向に対して移動させるので、養生バルーンを所定形状に膨張させるのを補助した後、補助バルーンを移動させて次のコンクリート面に対して養生バルーンの膨張を補助することが可能になる。よって、少ない設備でより大きな面積の養生を効率的に行うことが可能になる。
図1は、本発明の一実施形態に係るコンクリート養生装置の養生シート支持装置を示す正面図であり、図2は、本発明の一実施形態に係るコンクリート養生装置の養生シート支持装置を示す側面図であり、図3は、本発明の一実施形態に係る養生シート支持装置の養生バルーン長さ調節手段を示す断面図であり、図4は、本発明の一実施形態に係るコンクリート養生装置の膨張補助装置を示す正面図であり、図5は、本発明の一実施形態に係るコンクリート養生装置の膨張補助装置を示す側面図である。
なお、本実施形態では、トンネル100(図8参照)の内面に打設されたコンクリートを養生するためのコンクリート養生装置について説明する。
養生シート支持装置6は、図1及び図2に示すように、養生バルーン4と、養生バルーン4の両端を支持する支持台10と、2つの支持台10を載置するジャッキ台12と、を有する。支持台10の一方の内部には、養生バルーン4の長手方向の長さを調節可能な養生バルーン長さ調節手段14が配置されている。
メインバルーン16は、アーチ状に膨張可能な袋状に形成され、一方の端部が一方の支持台10に固定されている。この一方の端部付近には、メインバルーン16内に空気を注入するためのバルブ20と、メインバルーン16内の圧力を検出するための圧力センサ接続部22とが設けられている。メインバルーン16の他方の端部は、養生バルーン長さ調節手段14に挿入されている。この他方の端部付近には、養生バルーンの長さ調節のための目印24が所定間隔を隔てて複数設けられている。
メインバルーン16は、一重の袋状に形成されていてもよいが、例えば同じ素材のシートを二枚重ねて、あるいは異なる素材のシートを二枚重ねて、二重に形成されていてもよい。
ローラ26は、プッシャ30の進退方向に沿って若干移動可能に設けられており、これにより押さえガイド28に対して近接離間可能に設けられている。
押さえガイド28は、その内面がローラ26の外面に対向して設けられた円弧状の部材であり、内面の半径は、ローラ26の外径とほぼ同じである。したがって、押さえガイド28とローラ26との間には、円弧状の隙間34が形成される。この隙間34の距離は、円弧状の全域にわたってほぼ同じ距離になっており、この隙間34にメインバルーン16の端部が挿入されている。
シリンダ32は、プッシャ30をローラ26の外面に押しつけて隙間34に挿入されたメインバルーン16をローラ26と押さえガイド28との間に挟み込んで袋状のメインバルーン16を閉塞する閉塞位置と、プッシャ30をローラ26の外面から離間させてメインバルーン16の挟み込みを開放する開放位置との間で移動可能である。
膨張補助装置8は、図4及び図5に示すように、膨張可能な袋状の補助バルーン36と、補助バルーン36の端部を支持する台車38と、を有する。
補助バルーン36は、トンネル100の長さ方向に沿って等間隔に複数(本実施形態では5本)設けられており、補助バルーン36の間には、隣接する補助バルーン36を互いに連結する連結シート40が設けられている。補助バルーン36の両端は、端部を開口した状態で台車38に接続されている。
補助バルーン36は、一重の袋状に形成されていてもよいが、例えば同じ素材のシートを二枚重ねて、あるいは異なる素材のシートを二枚重ねて、二重に形成されていてもよい。
図6及び図7は、本発明の一実施形態に係る膨張補助装置8の補助バルーン36の補助バルーン長さ調節手段42を示す部分拡大図である。図6に示すように、補助バルーン長さ調節手段42は、補助バルーン36の両端付近の外周にそれぞれ設けられたフラップ44と、フラップ44に設けられたはとめ46とを有する。
図8~図12は、本発明の一実施形態に係るコンクリート養生方法を示す図である。まず、内面にコンクリートが打設された状態のトンネル100内面の形状、寸法に応じて、養生バルーン4の長さを調節する養生バルーン長さ調節工程及び補助バルーン36の長さを調節する補助バルーン長さ調節工程を行う。
補助バルーン36の台車38の外側に、養生バルーン4が補助バルーン36の上側に位置するように、養生シート支持装置6を配置する。このとき、養生バルーン4のメインバルーン16が補助バルーン36の上方に位置するように養生バルーン4を配置するが、これに限らず、養生バルーン4のメインバルーン16が補助バルーン36の間の連結シート40の上方に位置していてもよい。
そして、養生バルーン4の上方に養生シート2を配置する。
なお、メインバルーン16への空気の供給は、メインバルーン16内の所定圧力を維持できる場合には上述のように停止してもよいが、所定圧力を保持するように続けてもよい。
図12は、本発明の一実施形態に係るコンクリート養生方法を示す図である。この図12に示すように、補助バルーン36の空気を少し抜いて補助バルーン36を若干しぼませる。すると、補助バルーン36は、膨張したままで養生バルーン4から離れる。この状態で、補助バルーン36の台車38を移動させて膨張補助装置8をトンネル100の長手方向に移動させて、既に養生シート2及び養生バルーン4が配置された領域に隣接した領域である、次に養生すべき領域に位置決めする。そして補助バルーン36の上に新たな養生バルーン4及び養生シート2を配置し、補助バルーン36を再び膨張させることによって養生バルーン4及び養生シート2を持ち上げる。その後、養生バルーン4を膨張させることにより、次に養生すべき領域を養生シート2で覆う。これを繰り返し、養生シート2をトンネル100の所望の長さにわたって配置する。
養生シート支持装置6が、養生バルーン4の長手方向の長さを調節可能な養生バルーン長さ調節手段14を有するので、養生バルーン4の長さを調節することができる。よって養生バルーン4によって養生シート2を配置する範囲を調節することができ、様々なトンネル100の形状及び寸法に対応して養生シート2を支持することができる。よってコンクリート養生装置の汎用性を向上させることができる。
前述の実施形態では、養生シート支持装置6は、ジャッキ台12の上に固定されていたが、これに限らず、コンクリート面の面方向に対して移動可能な移動手段を有していてもよい。この場合には、養生シートによるコンクリート面の養生が終了した後、養生バルーン4を膨張させたままコンクリート面から離し、養生バルーンをコンクリート面の面方向に対して移動させ、養生すべき次のコンクリート面に近接させて養生シートを次に養生すべきコンクリート面に対して所定位置に保持する次養生工程を行ってもよい。
上述の実施形態では、補助バルーンは、フラップ及びはとめによる補助バルーン長さ調節手段を有していたが、これに限らず例えば筒状の補助バルーン部品をファスナ等で任意の数連結することによって補助バルーンの長さを調節してもよい。また、補助バルーンは補助バルーン長さ調節手段を有していたが、これに限らず、補助バルーン長さ調節手段を有していなくてもよい。
更に、膨張補助装置は、補助バルーンの長さを調節することによって養生バルーンの所定形状への膨張を補助していたが、これに限らず、例えば補助バルーンの高さを調節することによって養生バルーンの膨張を補助してもよい。具体的には、補助バルーンの端部の間隔、例えば前述の実施形態では、台車38間の間隔を狭めることにより、補助バルーンのアーチの高さを高くして、養生バルーンの持ち上げを補助してもよい。この場合には、補助バルーンのアーチの高さを高くすることにより、様々な形状、寸法のコンクリート面に対応して養生バルーンの補助を行うことが可能になる。
上述の実施形態では、膨張補助装置を用いて養生バルーンの膨張を補助していたが、形状やバルーンの材質、寸法等によっては膨張補助装置を用いなくても養生バルーンを所定形状に膨張させることができる場合があるので、必ずしも膨張補助装置を用いる必要はない。
また、養生バルーンは、アーチ状に形成されていたが、これに限らず、養生するコンクリート面の形状や寸法等を勘案して任意の形状を採用することができる。
4 養生バルーン
6 養生シート支持装置
8 膨張補助装置
14 養生バルーン長さ調節手段
36 補助バルーン
38 台車(移動手段)
42 補助バルーン長さ調節手段
60 台車(移動手段)
Claims (16)
- コンクリート面の少なくとも一部を覆ってコンクリートの養生を行うための養生シートと、
前記養生シートを前記コンクリート面に対して所定位置に保持するための養生シート支持装置と、を有し、
前記養生シート支持装置は、
前記養生シートを前記コンクリート面に対して所定位置に保持するための、膨張可能な袋状の養生バルーンと、
前記養生バルーンの長手方向の長さを調節可能な養生バルーン長さ調節手段と、を含み、
前記養生バルーン長さ調節手段は、互いに対向して設けられ前記養生バルーンの端部を挟み込んで閉塞可能なローラ及び押さえガイドを備え、前記ローラ及び前記押さえガイドによる前記養生バルーンの閉塞位置を調整することによって前記養生バルーンの長さを調節可能に構成されている、
ことを特徴とするコンクリート養生装置。 - 前記養生バルーンは、アーチ状に膨張可能である、
請求項1に記載のコンクリート養生装置。 - 前記養生シート支持装置は、前記コンクリート面の面方向に対して移動可能な移動手段を有する、
請求項1または請求項2に記載のコンクリート養生装置。 - 前記養生バルーンが所定形状に膨張するのを補助するための、膨張可能な袋状の補助バルーンを有する膨張補助装置を更に備える、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコンクリート養生装置。 - 前記補助バルーンは、アーチ状に膨張可能である、
請求項4に記載のコンクリート養生装置。 - 前記膨張補助装置は、前記補助バルーンのアーチ状に沿った方向の長さを調節可能な補助バルーン長さ調節手段を含む、
請求項5に記載のコンクリート養生装置。 - 前記膨張補助装置は、前記コンクリート面の面方向に対して移動可能な移動手段を有する、
請求項4から請求項6に記載のコンクリート養生装置。 - コンクリート面の少なくとも一部を養生シートで覆ってコンクリートの養生を行うためのコンクリート養生方法であって、
膨張可能な袋状の養生バルーンの長手方向の長さを、養生を行う前記コンクリート面の形状に応じて調節する養生バルーン長さ調節工程と、
前記養生バルーンを膨張させて、養生シートを前記コンクリート面に対して所定位置に保持する養生バルーン膨張工程と、を含み、
前記養生バルーン長さ調節工程は、ローラ及び押さえガイドによって前記養生バルーンの端部を所定位置で挟み込んで閉塞することにより、前記養生バルーンの長さを調節する、
ことを特徴とするコンクリート養生方法。 - 前記養生バルーン膨張行程を行って前記コンクリート面の養生が終了した後、前記養生バルーンを膨張させたまま前記コンクリート面から離し、前記養生バルーンを前記コンクリート面の面方向に対して移動させ、前記養生バルーンを養生すべき次のコンクリート面に近接させて前記養生シートを前記次のコンクリート面に対して所定位置に保持する次養生工程を更に含む、
請求項8に記載のコンクリート養生方法。 - 前記養生バルーンに対して前記養生シートとは反対側において袋状の補助バルーンを配置し、前記補助バルーンを膨張させることによって前記養生バルーンが所定形状に膨張するのを補助する膨張補助工程を更に含む、
請求項8または請求項9に記載のコンクリート養生方法。 - 前記養生バルーンの形状に応じて、前記補助バルーンの長手方向の長さを調節する補助バルーン長さ調節工程を更に含む、
請求項10に記載のコンクリート養生方法。 - 前記膨張補助工程の後、前記補助バルーンを膨張させたまま前記養生バルーンから離し、前記補助バルーンを前記コンクリート面の面方向に対して移動させ、前記補助バルーンを膨張すべき次の養生バルーンに対して近接させて前記養生バルーンが所定形状に膨張するのを補助する次膨張補助工程を更に含む、
請求項10または請求項11に記載のコンクリート養生方法。 - コンクリート面の少なくとも一部を覆ってコンクリートの養生を行うための養生シートと、
前記養生シートを前記コンクリート面に対して所定位置に保持するための膨張可能な袋状の養生バルーンを有する養生シート支持装置と、
前記養生バルーンが所定形状に膨張するのを補助するための、膨張可能な袋状の補助バルーンを有する膨張補助装置と、備え、
前記補助バルーンは、アーチ状に膨張可能であり、
前記膨張補助装置は、前記補助バルーンの長手方向の長さを調節可能な補助バルーン長さ調節手段を含む、
ことを特徴とするコンクリート養生装置。 - 前記膨張補助装置は、前記コンクリート面の面方向に対して移動可能な移動手段を有する、
請求項13に記載のコンクリート養生装置。 - コンクリート面の少なくとも一部を養生シートで覆ってコンクリートの養生を行うためのコンクリート養生方法であって、
膨張可能な袋状の養生バルーンを膨張させて、養生シートを前記コンクリート面に対して所定位置に保持する養生バルーン膨張行程と、
前記養生シートとは反対側において袋状の補助バルーンを配置し、前記補助バルーンをアーチ状に膨張させることによって前記養生バルーンが所定形状に膨張するのを補助する膨張補助工程と、
前記養生バルーンの形状に応じて、前記補助バルーンの長手方向の長さを調節する補助バルーン長さ調節工程と、
ことを特徴とするコンクリート養生方法。 - 前記膨張補助工程の後、前記補助バルーンを膨張させたまま前記養生バルーンから離し、前記補助バルーンを前記コンクリート面の面方向に対して移動させ、前記補助バルーンを膨張すべき次の養生バルーンに対して近接させて前記養生バルーンが所定形状に膨張するのを補助する次膨張補助工程を更に含む、
請求項15に記載のコンクリート養生方法。
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