JP7319066B2 - 防止システム - Google Patents
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また、請求項8に記載の防止システムは、請求項1から7の何れか一項に記載の防止システムにおいて、前記予測手段は、前記取得手段が取得した前記環境情報に基づいて、前記複数の区画における延焼範囲を予測する。
また、請求項9に記載の防止システムは、請求項1から8の何れか一項に記載の防止システムにおいて、前記予測手段は、前記取得手段が取得した前記環境情報に基づいて、前記複数の区画における飛び火の危険性がある場所を予測する。
また、請求項10に記載の防止システムは、請求項1から9の何れか一項に記載の防止システムにおいて、前記防止手段は、前記複数の区画を含む地図に対して、前記予測手段の予測結果に対応する表示情報を重畳して表示する処理を前記防止処理として行う。
また、消火又は避難を支援する支援情報を出力する処理を防止処理として行うことにより、例えば、消火活動又は避難活動を促進することができるので、火災の被害拡大を確実に防止することが可能となる。
請求項8に記載の防止システムによれば、複数の区画における延焼範囲を予測することにより、例えば、延焼範囲を考慮して火災の被害拡大を確実に防止することが可能となる。
請求項9に記載の防止システムによれば、複数の区画における飛び火の危険性がある場所を予測することにより、例えば、飛び火の危険性がある場所を考慮して火災の被害拡大を確実に防止することが可能となる。
請求項10に記載の防止システムによれば、予測結果に対応する表示情報を重畳して表示する処理を防止処理として行うことにより、例えば、予測結果に対応する情報の視認性を向上させることができるので、火災の被害拡大を確実に防止することが可能となる。
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、防止システムに関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
まず、本実施の形態に係る防災システムの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る防災システムのブロック図である。
図2は、センサ装置の位置を示す地図を例示した図である。なお、以下の説明では、センサ装置11~18を相互に区別する必要がない場合、「センサ装置1」と総称する。センサ装置11~18は、道路を境界として区切られている複数の区画Ar1~Ar5における道路付近の温度を測定する装置である。なお、このセンサ装置1としては、実際には、図示されているもの以外にも多数設けられているが、ここでは、説明の便宜上、一部のみを図示して説明する。センサ装置1の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、図2に示すように道路に沿って多数設けられるものであり、また、設けられている位置の温度を測定する温度センサ、及び当該温度センサで測定した温度と自己に設定されているセンサIDとが対応付けられている温度情報(環境情報)を送信するためのメモリや通信回路等を備えて構成することができる。
図1の中継装置2は、センサ装置1と防災装置3との間で情報を中継する装置であり、例えば、いわゆるゲートウェイとして機能する装置であり、一例としては、通信部21、記録部22、及び制御部23を備える。
通信部21は、外部装置(センサ装置1及び防災装置3)との間で通信を行う通信手段である。この通信部21の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、任意の有線又は無線の通信回路等を用いて構成することができる。
記録部22は、中継装置2の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのフラッシュメモリ等を用いて構成されている。ただし、フラッシュメモリに代えてあるいはフラッシュメモリと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる(他の機器の記録部も同様である)。
制御部23は、中継装置2を制御する制御手段である。具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。なお、この制御部23の各部によって行われる処理については、後述する(他の機器の制御部も同様である)。
図1の防災装置3は、防止システムであり、例えば、任意のデータセンター等に設けられているクラウドサーバとして機能するコンピュータであり、例えば、通信部31、記録部32、及び制御部33を備える。
通信部31は、外部装置(中継装置2等)との間で通信を行う通信手段である。この通信部21の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、中継装置2の通信部21と同様にして構成することができる。
記録部32は、防災装置3の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、地図情報、及び機器情報が記録されている。
「地図情報」とは、地図を特定する情報であり、具体的には、道路、設置物、構造物、施設等を含む各種の位置(一例としては、座標)又は特徴の特定に必要な情報であり、例えば、図2の道路及び当該道路に区切られている区画Ar1~Ar5の位置、及び当該区画Ar1~Ar5の設置物、構造物、又は施設等を特定する情報等を含んで構成されている。そして、このような地図情報については、任意の手法で記録されるが、例えば、管理者が任意の記録媒体を用いて入力したり、あるいは、他の装置との間で通信を行ったりすることにより、記録されることとする(機器情報も同様である)。
「機器情報」とは、機器を特定する情報である。図3は、機器情報を例示した図である。機器情報は、例えば、図3に示すように、項目「センサID」、及び項目「位置情報」と、各項目に対応する情報とが関連付けられている。項目「センサID」に対応する情報は、前述のセンサIDである(図3では、センサ装置11のセンサIDである「ID001」等)。項目「位置情報」に対応する情報は、センサ装置1の位置を特定する位置情報である(図3では、座標であり、図2の地図上のセンサ装置11の座標である(x001,y001)」等)。なお、図3に記載されている位置情報として座標値は、説明の便宜上の記載である。
図1に戻って、制御部33は、防災装置3を制御する制御手段である。制御部33は、機能概念的に、例えば、取得部331、予測部332、及び防止部333を備える。取得部331は、対象領域の少なくとも一部における環境情報を取得する取得手段である。予測部332は、取得手段が取得した環境情報に基づいて、複数の区画における火災の拡大に関する予測を行う予測手段である。防止部333は、予測部332の予測結果に基づいて、複数の区画における火災の被害拡大を防止するための処理である防止処理を行う防止手段である。なお、この制御部33の各部によって行われる処理については、後述する。
次に、このように構成される防災システム100によって実行される中継処理、及び防災処理について説明する。
図4は、中継処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。「中継処理」とは、概略的には、中継装置2によって実行される処理であり、例えば、温度情報を中継する処理である。この中継処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、防災システム100が防災を行っている地図上の区画内で火災が発生した場合に実行を開始し、繰り返し実行するものとし、実行が開始されたところから説明する。ここでは、例えば、図2の区画Ar1の火災発生位置Fにおいて火災が発生した場合において、当該火災情報(一例としては、火災の発生位置である区画Ar1内の火災発生位置Fの座標及び火災が発生した旨の情報を含む)を任意の手法で中継装置2が受信した場合に、中継処理の実行を開始し、繰り返し実行するものとして説明する。なお、火災情報を受信する任意の手法については、例えば、消防署、あるいは、防災機器(感知器、防災受信機)が、火災情報を中継装置2に送信し、当該情報を受信する手法等を採用してもよい。
図5は、防災処理のフローチャートである。「防災処理」とは、概略的には、防災装置3によって実行される処理であり、例えば、火災の防災を行う処理である。この防災処理を実行するタイミングは任意であるが、例えば、前述の中継処理と同様にして実行を開始し、繰り返し実行するものとし、実行が開始されたところから説明する。ここでは、前述したように、例えば、図2の区画Ar1内の火災発生位置Fにて火災が発生した場合において、当該火災情報(一例としては、火災の発生位置である区画Ar1内の火災発生位置Fの座標及び火災が発生した旨の情報を含む)を任意の手法で防災装置3が受信した場合に、防災処理の実行を開始し、繰り返し実行するものとして説明する。
このように本実施の形態によれば、環境情報に基づいて複数の区画における火災の拡大に関する予測を行い、予測結果に基づいて、複数の区画における火災の被害拡大を防止するための防止処理を行うことにより、例えば、火災が拡大する可能性を考慮して防止処理を行うことができるので、火災の被害拡大を確実に防止することが可能となる。特に、例えば、区画単位で被害拡大を防止することができるので、効率的に火災の被害拡大を防止することが可能となる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の詳細に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。
また、上述した構成は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。
また、上記実施の形態では、取得部331が温度情報をセンサ装置1から取得し、また、風速情報及び風向情報を配信機関から取得する場合について説明したが、これに限らない。例えば、各住戸に設置されている住宅用火災警報器の一部の機能を用いて、当該住宅用火災警報器から温度情報を取得するように構成してもよい。また、例えば、センサ装置1の温度センサを道路自体に設けて、道路自体の温度を特定する温度情報を取得するように構成してもよい。また、これらの温度情報等を含む環境情報の1つ以上を、いわゆる任意の情報検出手段を有するドローン(例えば、無人で遠隔操作や自動制御にて飛行可能な航空機等)を用いて取得するように構成してもよい。また、温度情報以外の他の環境情報(風速情報及び風向情報)についても、センサ装置1にて検出できるように当該センサ装置1に任意の検出手段を設けた上で、当該センサ装置1から他の環境情報を取得するように構成してもよい。
また、上記実施の形態の図5のSB3において、複数の区画における延焼範囲、及び複数の区画における飛び火の危険性がある場所を予測する場合について説明したが、これに限らない。例えば、これらの一方のみを予測するように構成してもよい。
また、上記実施の形態の図5のSB4において、支援情報を出力する処理を行うように構成してもよい。具体的には、例えば、記録部32の地図情報が特定する地図において、SB3で予測した延焼範囲内又は当該延焼範囲の周辺、あるいは、SB3で予測した複数の区画における飛び火の危険性がある場所の周辺に設けられている消火栓、ガスステーション(避難時に付近の通行を避けるべき施設)、及び避難所又は避難ルートの位置を特定し、特定したこれらの位置を示す画像(支援情報)を図6の防災画像に含めて出力するように構成してもよい。
また、上記実施の形態では、温度情報、風速情報、及び風向情報を環境情報として用いる場合について説明したが、これに限らず、前述の環境情報の定義中に例示されている各情報を環境情報として取得して当該取得した環境情報を用いるように構成してもよい。なお、この場合の取得手法は任意であり、例えば、任意の機関からの配信、任意のセンサ又は測定器、カメラ又はイメージセンサ、あるいは、時計装置から得られる情報に基づいて取得するように構成してもよい。このように構成した場合、温度情報、風速情報、風向情報、湿度情報、天候情報、昼夜識別情報、濃度情報、種別情報、又は交通情報のうちの少なくとも1つの情報を取得することにより、例えば、様々な情報を考慮して複数の区画における火災の拡大に関する予測することができるので、当該予測の精度を向上させることが可能となる。
また、上記実施の形態の図5のSB3で説明した、現在の時間から所定時間後の延焼範囲及び飛び火の危険性がある場所を予測する処理について、任意に変更してもよい。例えば、予測部332が、複数の時間経過後の予測を行い(例えば10分後、30分後、1時間後)の延焼範囲及び飛び火の危険性がある場所を予測するように構成した上で、これらの予測結果を相互に区別して表示するように構成してもよい。このように構成した場合、この区別されて表示される、例えば10分後を予測する情報、30分後を予測する情報、及び1時間後を予測する情報を、消火活動や避難経路検討、救援検討や、これらの各対応の優先順位検討に活用することが可能となる。
また、実施の形態の特徴及び変形例の特徴を任意に組み合わせてもよい。
付記1の防止システムは、対象領域内の境界で区切られている複数の区画における火災の被害拡大を防止するための防止システムであって、前記対象領域の少なくとも一部における環境情報を取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記環境情報に基づいて、前記複数の区画における火災の拡大に関する予測を行う予測手段と、前記予測手段の予測結果に基づいて、前記複数の区画における火災の被害拡大を防止するための処理である防止処理を行う防止手段と、を備える。
付記1に記載の防止システムによれば、環境情報に基づいて複数の区画における火災の拡大に関する予測を行い、予測結果に基づいて、複数の区画における火災の被害拡大を防止するための防止処理を行うことにより、例えば、火災が拡大する可能性を考慮して防止処理を行うことができるので、火災の被害拡大を確実に防止することが可能となる。特に、例えば、区画単位で被害拡大を防止することができるので、効率的に火災の被害拡大を防止することが可能となる。
2 中継装置
3 防災装置
11 センサ装置
12 センサ装置
13 センサ装置
14 センサ装置
15 センサ装置
16 センサ装置
17 センサ装置
18 センサ装置
21 通信部
22 記録部
23 制御部
31 通信部
32 記録部
33 制御部
41 装置画像
42 装置画像
43 装置画像
44 装置画像
45 装置画像
46 装置画像
47 装置画像
48 装置画像
51 火災画像
52 飛火画像
100 防災システム
331 取得部
332 予測部
333 防止部
Ar1 区画
Ar2 区画
Ar3 区画
Ar4 区画
Ar5 区画
F 火災発生位置
P1 場所
Claims (10)
- 対象領域内の境界で区切られている複数の区画における火災の被害拡大を防止するための防止システムであって、
前記対象領域の少なくとも一部における環境情報を取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した前記環境情報に基づいて、前記複数の区画における火災の拡大に関する予測を行う予測手段と、
前記予測手段の予測結果に基づいて、前記複数の区画における火災の被害拡大を防止するための処理である防止処理を行う防止手段と、を備え、
前記複数の区画各々は、道路を境界として区切られており、
前記防止手段は、前記予測手段の予測結果に対応する支援情報であって、消火又は避難を支援する前記支援情報を出力する処理を前記防止処理として行い、
前記防止手段は、前記支援情報を出力する処理において、少なくとも前記複数の区画各々に設けられている施設を示す情報を含む前記複数の区画に関する地図情報に基づいて、避難時に付近の通行を避けるべき施設を特定し、特定した当該施設の位置を示す情報を前記支援情報として出力する、
防止システム。 - 前記取得手段は、前記対象領域の少なくとも一部における温度を特定する温度情報、風速を特定する風速情報、風向を特定する風向情報、湿度を特定する湿度情報、天候に関連する少なくとも気圧又は雨量又は日射量を特定する天候情報、昼夜の別を特定する昼夜識別情報、ガス濃度を特定する濃度情報、塵埃又は煙の種別を特定する種別情報、火災に関連する光である紫外線量又は赤外線量を特定する光情報、又は人の往来や車両の通行又は運行に関連する状況のうち少なくとも通行量を特定する交通情報のうちの少なくとも1つの情報を前記環境情報として取得し、
前記少なくとも1つの情報は、前記交通情報を含む、
請求項1に記載の防止システム。 - 前記取得手段は、前記対象領域の少なくとも一部における温度を特定する温度情報を、前記環境情報として取得し、
前記複数の区画各々には、複数のセンサ装置が設けられており、
前記複数のセンサ装置は、自己が設けられている位置の温度を測定し、
前記取得手段は、前記複数のセンサ装置が測定した温度を特定する情報を前記温度情報として取得し、
前記防止手段は、前記複数の区画を含む地図に対して少なくとも前記複数のセンサ装置の位置を示す複数の装置画像を重畳した画像である防災画像を表示する、
請求項1に記載の防止システム。 - 前記複数のセンサ装置各々は、自己が設けられている位置の温度を測定し、測定した温度を特定する前記温度情報を送信する処理を繰り返し行い、
前記防止システムは、前記複数のセンサ装置が送信した前記温度情報を前記取得手段に中継する中継装置、備え、
前記中継装置は、前記複数のセンサ装置各々が繰り返し送信する前記温度情報を受信した場合に、受信した前記温度情報を記録するように構成されており、
前記中継装置は、前記複数のセンサ装置各々が繰り返し送信する前記温度情報を受信し、受信した前記温度情報が示す温度に急激な変化があった場合、又は、受信した前記温度情報が所定量以上記録された場合、前記複数のセンサ装置各々から受信した前記温度情報を前記取得手段に送信し、
前記取得手段は、前記中継装置が送信した前記温度情報を取得する、
請求項3に記載の防止システム。 - 前記防止手段は、前記防災画像における前記複数の装置画像の内の、前記温度情報が示す温度に急激な変化があった場合に前記中継装置が送信した前記温度情報に対応するセンサ装置に対応する装置画像を強調表示する、
請求項4に記載の防止システム。 - 前記複数のセンサ装置は、少なくとも前記複数の区画各々の境界に沿って設けられている、
請求項3から5の何れか一項に記載の防止システム。 - 前記環境情報は、少なくとも前記対象領域の少なくとも一部における温度を特定する温度情報を含む複数種類の情報であり、
前記取得手段は、前記温度情報と、複数種類の前記環境情報のうちの前記温度情報以外の他の環境情報とを取得する、
請求項1から6の何れか一項に記載の防止システム。 - 前記予測手段は、前記取得手段が取得した前記環境情報に基づいて、前記複数の区画における延焼範囲を予測する、
請求項1から7の何れか一項に記載の防止システム。 - 前記予測手段は、前記取得手段が取得した前記環境情報に基づいて、前記複数の区画における飛び火の危険性がある場所を予測する、
請求項1から8の何れか一項に記載の防止システム。 - 前記防止手段は、前記複数の区画を含む地図に対して、前記予測手段の予測結果に対応する表示情報を重畳して表示する処理を前記防止処理として行う、
請求項1から9の何れか一項に記載の防止システム。
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