上記の何れの装置でも、充電スタンドがメンテナンス等によって利用不能になったり、収集充電分配装置において充電済の電気エネルギー貯蔵装置が不足したりすることが予測された場合に、これらの充電スタンド等を日常的に利用していて当該充電スタンド等のメンテナンス等の事象による不測の影響を被る可能性が高いユーザを特定することはできなかった。
本発明の一態様においては、特定装置を提供する。特定装置は、ユーザが、電気で駆動する車両に対して着脱可能なバッテリを充電または交換するための充電交換装置を利用した履歴を示す利用履歴情報を取得する取得部を備えてもよい。特定装置は、充電交換装置でバッテリを充電または交換することの需要に対して、充電交換装置にストックされているバッテリの残数、および、充電交換装置における使用済のバッテリを収容して充電するためのスロットの空き数、の少なくとも何れかが不足することを予測する予測部を備えてもよい。特定装置は、バッテリの残数およびスロットの空き数の少なくとも何れかが不足すると予測された場合に、利用履歴情報に基づいて、充電交換装置を予め定められた頻度以上で利用する常顧客であるユーザを特定する特定部を備えてもよい。
予測部は、バッテリの残数およびスロットの空き数の少なくとも何れかを不足させる事象の情報に基づいて、バッテリの残数およびスロットの空き数の少なくとも何れかが不足することを予測してもよい。
事象は、充電交換装置から予め定められた範囲内で催され、車両を使用して来場する客の集まりが見込まれる催事、ならびに、充電交換装置およびストックされているバッテリの少なくとも一部の修理、改修および点検の何れかを含むメンテナンス、のうちの少なくとも何れかを含んでもよい。
特定装置は、特定された常顧客であるユーザの、充電交換装置から予め定められた範囲内における、車両を走行させた経路の履歴を示す経路履歴情報を取得して、範囲内において経路の周囲に位置している、充電交換装置とは異なる別の充電交換装置を特定する装置特定部を更に備えてもよい。
特定装置は、特定された常顧客であるユーザに、バッテリの残数およびスロットの空き数の少なくとも何れかが不足する旨と、特定された別の充電交換装置の利用を推奨する旨とを通知する推奨部を更に備えてもよい。
推奨部は、特定された別の充電交換装置の利用を推奨する推奨メッセージを、通信ネットワークを介してユーザの通信端末に送信してもよい。管理部は、ユーザが推奨メッセージに応答して別の充電交換装置を利用することを承諾する旨を通信端末に入力した場合に、別の充電交換装置の利用を承認する承認メッセージを、通信ネットワークを介して通信端末から受信してもよい。
推奨部は、管理部による管理下で、ユーザが別の充電交換装置を利用することを承諾した結果として、バッテリの残数およびスロットの空き数の少なくとも何れかの不足が回避されるか否かを判断し、不足が回避されると判定するまで、特定された常顧客である別のユーザについて特定された別の充電交換装置の利用を別のユーザに推奨してもよい。
推奨部は、バッテリの残数およびスロットの空き数の少なくとも何れかの不足の程度に応じて、特定された常顧客であるユーザに、特定された別の充電交換装置を利用した場合に報奨を付与する旨を通知してもよい。
取得部は、ユーザが別の充電交換装置を利用した履歴を示す別の利用履歴情報を取得してもよい。予測部は、別の充電交換装置でバッテリを充電または交換することの需要に対して、別の充電交換装置にストックされているバッテリの残数、および、別の充電交換装置における使用済のバッテリを収容して充電するためのスロットの空き数、の少なくとも何れかが不足することを予測してもよい。特定部は、別の充電交換装置について、バッテリの残数およびスロットの空き数の少なくとも何れかが不足すると予測された場合に、別の利用履歴情報に基づいて、別の充電交換装置を予め定められた頻度以上で利用する常顧客であるユーザを特定してもよい。
特定部は、利用履歴情報に基づき、常顧客であるユーザとして、バッテリの残数およびスロットの空き数の少なくとも何れかが不足すると予測された時間帯および日の少なくとも何れかに対応する時間帯および日の少なくとも何れかに、予め定められた頻度以上で充電交換装置を利用するユーザを特定してもよい。
特定装置は、バッテリの残数およびスロットの空き数の少なくとも何れかが不足しないと判断した場合に、充電交換装置を予め定められた頻度以上で利用する常顧客であるユーザを特定しなくてもよい。
本発明の一態様においては、特定方法を提供する。特定方法は、ユーザが、電気で駆動する車両に対して着脱可能なバッテリを充電または交換するための充電交換装置を利用した履歴を示す利用履歴情報を取得する取得段階を備えてもよい。特定方法は、充電交換装置でバッテリを充電または交換することの需要に対して、充電交換装置にストックされているバッテリの残数、および、充電交換装置における使用済のバッテリを収容して充電するためのスロットの空き数、の少なくとも何れかが不足することを予測する予測段階を備えてもよい。特定方法は、バッテリの残数およびスロットの空き数の少なくとも何れかが不足すると予測された場合に、利用履歴情報に基づいて、充電交換装置を予め定められた頻度以上で利用する常顧客であるユーザを特定する特定段階を備えてもよい。
特定方法は、バッテリの残数およびスロットの空き数の少なくとも何れかが不足しないと判断した場合に、充電交換装置を予め定められた頻度以上で利用する常顧客であるユーザを特定しなくてもよい。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して、重複する説明を省く場合がある。
図1は、本実施形態による特定システム10の概略図である。特定システム10は、車両11と、通信端末200と、充電交換装置50と、特定装置100とを備える。
車両11は、例えば自動二輪車であり、電気で駆動する。車両11は、ユーザによって使用される。車両11には、バッテリ15が着脱可能である。通信端末200は、例えばスマートフォンであり、車両11のユーザによって所持される。
充電交換装置50は、バッテリ15を充電または交換するための装置である。充電交換装置50は、バッテリ15を収容して充電するためのスロット55を有する。充電交換装置50は、例えばバッテリ15から読み出した情報を格納するためのメモリ56を有してもよい。
特定装置100は、例えばサーバであり、一例として、通信ネットワーク18を介して無線通信により、充電交換装置50および通信端末200と通信可能である。特定装置100は、充電交換装置50でバッテリ15を充電または交換することの需要に対して、充電交換装置50にストックされているバッテリ15の残数、および、充電交換装置50における使用済のバッテリ15を収容して充電するためのスロット55の空き数、の少なくとも何れかが不足すると予測した場合に、当該充電交換装置50の常顧客12であるユーザを特定する。
当該特定された常顧客12であるユーザは、当該充電交換装置50を利用する利用者の中でも、充電交換装置50における上記の不足が生じた場合に、不測の影響を被る可能性が高い利用者である。特定装置100は、充電交換装置50における上記の不足が予測された場合に、このような常顧客12であるユーザを特定し、例えば、当該ユーザに対して不足が予測された旨を予め通知する。なお、以降の説明において、常顧客12であるユーザを単に常顧客12と呼ぶ場合がある。
図2は、本実施形態による、充電交換装置50および通信端末200と通信する特定装置100のブロック図である。特定装置100は、制御部101と、格納部103とを備える。制御部101は、取得部110と、予測部111と、特定部112とを備える。制御部101は更に、装置特定部113と、推奨部114と、管理部115とを備える。
取得部110は、ユーザが充電交換装置50を利用した履歴を示す利用履歴情報を取得する。ここで言う利用履歴情報とは、一例として、ユーザが何月何日の何時に充電交換装置50を利用したのかを示す情報であってもよい。取得部110は、取得した利用履歴情報を、当該利用履歴情報に対応するユーザに関する情報を示すユーザ情報と紐付けて格納部103に格納する。
予測部111は、充電交換装置50でバッテリ15を充電または交換することの需要に対して、充電交換装置50にストックされているバッテリ15の残数、および、充電交換装置50における使用済のバッテリ15を収容して充電するためのスロット55の空き数、の少なくとも何れかが不足することを予測する。予測部111は、バッテリ15の残数およびスロット55の空き数の少なくとも何れかが不足すると予測した旨を示す情報を特定部112に出力する。本実施形態における予測部111は、一例として、当該情報と共に、バッテリ15の残数およびスロット55の空き数の少なくとも何れかが不足すると予測された時間帯および日の少なくとも何れかの情報も特定部112に出力してもよい。
本実施形態による予測部111は、具体的な一例として、バッテリ15の残数およびスロット55の空き数の少なくとも何れかを不足させる事象の情報に基づいて、バッテリ15の残数およびスロット55の空き数の少なくとも何れかが不足することを予測してもよい。
予測部111は、例えば通信ネットワーク18を介して外部から取得した情報に示される任意の事象と、バッテリ15の残数およびスロット55の空き数の少なくとも何れかを不足させる事象との相関を、ディープラーニングなどの学習アルゴリズムを用いて学習し、当該学習結果に基づいて、新たに外部から取得した情報に示される事象が、当該不足させる事象であるか否かを予測してもよい。予測部111は更に、当該不足させる事象と、バッテリ15の残数およびスロット55の空き数の少なくとも何れかが不足する程度との相関を同様に学習し、当該学習結果に基づいて、新たに外部から取得した情報に示される当該不足させる事象によってバッテリ15の残数およびスロット55の空き数の少なくとも何れかがどの程度不足するのかを予測してもよい。
また、予測部111は、上記の学習アルゴリズムを用いることに代えて、例えば通信ネットワーク18を介して外部から取得した情報が、予め定められた条件を満たす場合、例えば特定のキーワードを含む情報である場合に、当該情報に示される事象が、バッテリ15の残数およびスロット55の空き数の少なくとも何れかを不足させる事象であると判断してもよい。また、予測部111が当該不足させる事象であるか否かを判断することに代えて、ユーザが当該判断を行って、特定装置100に当該不足させる事象の情報を入力してもよい。
上記の事象は、需要が増える要因となる事象、および、供給が減る要因となる事象などである。需要が増える要因となる事象の一例として、充電交換装置50から予め定められた範囲内で催され、車両11を使用して来場する客の集まりが見込まれる催事が挙げられる。
供給が減る要因となる事象の一例として、充電交換装置50およびストックされているバッテリ15の少なくとも一部の修理、改修および点検の何れかを含むメンテナンスが挙げられる。充電交換装置50およびストックされているバッテリ15の少なくとも一部とは、例えば充電交換装置50の1つ又は幾つかのスロット55や、充電交換装置50全体や、充電交換装置50の配線系統や、充電交換装置50に収容されている1つ又は幾つかのバッテリ15などであってもよい。
ここで言う充電交換装置50から予め定められた範囲内とは、充電交換装置50を中心とする、例えば一辺が1kmの正方形や半径0.5kmの円などで仮想的に囲われたエリアであってもよく、充電交換装置50からの道のりが1.5km以内の道路沿いに位置するエリアであってもよい。また、メンテナンスは、定期的なものだけでなく、故障等で充電交換装置50が利用不可能になった場合に実施される長期的なものを含んでもよい。
特定部112は、予測部111によってバッテリ15の残数およびスロット55の空き数の少なくとも何れかが不足すると予測された場合に、利用履歴情報に基づいて、当該充電交換装置50を予め定められた頻度以上で利用する常顧客を特定する。ここで言う予め定められた頻度とは、例えば毎日1回、毎週1回、毎週複数回、毎月複数回などであってもよい。常顧客を特定するための当該頻度の条件は、例えば格納部103に格納されていてもよい。特定部112は、特定した常顧客を示す情報を装置特定部113に出力する。
本実施形態による特定部112は、一例として、利用履歴情報に基づき、バッテリ15の残数およびスロット55の空き数の少なくとも何れかが不足すると予測された時間帯および日の少なくとも何れかに対応する時間帯および日の少なくとも何れかに、予め定められた頻度以上で充電交換装置50を利用するユーザを、上記の常顧客12として特定してもよい。具体的な一例として、特定部112は、予測部111によって上記の不足が明日の12時から15時の間に生じると予測されている場合に、格納部103に格納されている利用履歴情報を参照し、充電交換装置50を12時から15時の間に毎週3回以上利用している常顧客を特定してもよい。この場合、充電交換装置50を利用する全ての常顧客ではなく、上記の不足が予測された日時に充電交換装置50を利用することが想定されている常顧客のみを特定することができる。
装置特定部113は、特定された常顧客12の、充電交換装置50から予め定められた範囲内における、車両11を走行させた経路の履歴を示す経路履歴情報を取得して、当該範囲内において当該経路の周囲に位置している、充電交換装置50とは異なる別の充電交換装置51を特定する。ここで言う充電交換装置50から予め定められた範囲内とは、上記の常顧客12がいつも利用している充電交換装置50の代わりに利用することを許容し得る、充電交換装置50から別の充電交換装置51までの距離範囲内であってもよく、例えば、充電交換装置50を中心とする一辺が2kmの正方形や半径1kmの円などで仮想的に囲われたエリアであってもよく、充電交換装置50からの道のりが3km以内の道路沿いに位置するエリアであってもよい。
経路履歴情報に示される経路の履歴によれば、常顧客12がいつも充電交換装置50を利用する際に車両11を走行させる道路の傾向、すなわち利用頻度が高い道路がわかる。当該利用頻度が高い道路とは、例えば常顧客12が充電交換装置50を利用する際に車両11を走行させる複数の道路のうち、最も利用する割合が高い道路を指してもよい。このような、当該利用頻度が高い道路を特定するための条件は、例えば格納部103に格納されていてもよい。装置特定部113は、特定した別の充電交換装置51を示す情報を、特定された常顧客12を示す情報と共に推奨部114に出力する。
推奨部114は、特定部112によって特定された常顧客12に、バッテリ15の残数およびスロット55の空き数の少なくとも何れかが不足する旨と、当該常顧客12について装置特定部113により特定された別の充電交換装置51の利用を推奨する旨とを通知する。本実施形態による推奨部114は、具体的な一例として、特定された別の充電交換装置51の利用を推奨する推奨メッセージを、通信ネットワーク18を介して常顧客12の通信端末200に送信してもよい。常顧客12の通信端末200のアドレスは、例えば上記のユーザ情報の一部として、格納部103に格納されていてもよい。なお、当該推奨メッセージは、上記の不足する旨も示してもよい。
管理部115は、推奨部114による推奨に応答して常顧客12が別の充電交換装置51を利用することを承諾したか否かを管理する。推奨部114によって推奨メッセージが送信された常顧客12を示すユーザ情報が、装置特定部113によって特定された別の充電交換装置51を示す情報、および、上記の不足が予測された日時を示す情報と紐付けられて格納部103に格納されている場合には、管理部115は、格納部103に格納されたこれらの情報を参照することで、推奨部114による推奨に応答して常顧客12が別の充電交換装置51を利用することを承諾したか否かを管理してもよい。
本実施形態による管理部115は、具体的な一例として、常顧客12が上記の推奨メッセージに応答して別の充電交換装置51を利用することを承諾する旨を通信端末200に入力した場合に、別の充電交換装置51の利用を承認する承認メッセージを、通信ネットワーク18を介して通信端末200から受信してもよい。なお、管理部115は、推奨部114が上記の推奨メッセージを常顧客12の通信端末200に送信し、管理部115自身が通信端末200から承認メッセージを受信することに代えて、推奨部114による推奨に応答して常顧客12が別の充電交換装置51を利用したことを示す情報を、通信ネットワーク18を介して別の充電交換装置51から受信してもよい。
格納部103は、特定装置100の各構成を制御するためのシーケンスやプログラムなどを格納する。格納部103は、上述した利用履歴情報をユーザ情報に紐付けて格納してもよい。格納部103は、制御部101により参照される。
図3は本実施形態による特定装置100の格納部103に格納されるテーブルの一例である。図3のテーブルには、第1欄121と、第2欄122と、第3欄123とが上から順に配置されている。第1欄121には、特定装置100が通信し得る複数の充電交換装置から充電交換装置50を識別するためのID情報が記載され、第2欄122には、充電交換装置50のユーザ情報が記載されている。図3に示す通り、ユーザ情報の一例は、ユーザを識別するためのID情報、および、ユーザの通信端末200の通知先アドレスである。
第3欄123には、第2欄122に記載されているユーザが第1欄121に記載されている充電交換装置50を利用した利用履歴情報が記載されている。図3に示す通り、利用履歴情報の一例は、充電交換装置50を利用した日、および、1日を3時間ごとに区切った時間帯である。一例として、第3欄123には、現時点から過去1年間の利用履歴情報が記載されている。
図4は、本実施形態による、充電交換装置50および別の充電交換装置51のそれぞれにストックされているバッテリ15の不足を回避するための方法の一例を説明する説明図であり、図5は、本実施形態による特定方法のフロー図である。
図4について、当該説明図に示される地図上には、互いに交差する複数の道路20が位置する。また、当該地図の中央には、道路20に沿って設けられた、星印で示す充電交換装置50が位置する。また、地図の道路20上には、本実施形態による特定装置100の装置特定部113が充電交換装置50とは異なる別の充電交換装置51を特定する際に用いる充電交換装置50から予め定められた範囲として、許容円領域60を一点鎖線で示す。
また、許容円領域60内の道路20上には、太線で、充電交換装置50の常顧客12が車両11によって利用する経路30を重畳して示す。また、経路30の周囲には、経路30を中心とする一定の半径の円が移動した軌跡である円移動領域40を破線で示す。円移動領域40は、経路30から一定距離内にある領域を指す。
上記と同様に、当該地図の道路20上には、本実施形態による特定装置100の装置特定部113が充電交換装置51とは異なる別の充電交換装置52を特定する際に用いる充電交換装置51から予め定められた範囲として、許容円領域61を一点鎖線で示す。また、許容円領域61内の道路20上には、太線で、充電交換装置51の常顧客14が車両13によって利用する経路31を重畳して示す。また、経路31の周囲には、経路31を中心とする一定の半径の円が移動した軌跡である円移動領域41を破線で示す。円移動領域41は、経路31から一定距離内にある領域を指す。
図5に示すフローは、一例として、任意の日の夜22時を経過することで開始する。特定装置100は、ユーザが充電交換装置50を利用した履歴を示す利用履歴情報を取得する(ステップS101)。
本実施形態による特定装置100の取得部110は、一例として、予め定められた時間間隔で、例えば毎晩22時に充電交換装置50にアクセスし、充電交換装置50からユーザの利用履歴情報を受信し、取得した利用履歴情報をユーザ情報と紐付けて格納部103に格納してもよい。なお、この場合、一例として、バッテリ15にはメモリ16が取り付けられていて、バッテリ15が車両11に取り付けられている間に、当該車両11のユーザのユーザ情報がメモリ16に格納され、充電交換装置50は、ユーザから当該バッテリ15を返却されると、又は、ユーザによって当該バッテリ15が搭載された車両11の給電口に充電交換装置50のプラグが差し込まれると、当該ユーザ情報をメモリ16から読み出し、自身のメモリ56に格納しておいてもよい。他の一例として、ユーザに対して、充電交換装置50の利用時に充電交換装置50のインターフェースへユーザ情報を手入力させたり、ユーザ情報が記録された利用者カードを充電交換装置50のリーダーに読み取りさせたりすることで、充電交換装置50はユーザ情報を取得してもよい。
特定装置100は、充電交換装置50でバッテリ15を充電または交換することの需要に対して、充電交換装置50にストックされているバッテリ15の残数が不足することを予測する(ステップS103)。この場合に、上記の通り、事象に対してバッテリ15の残数の不足を推測する学習アルゴリズムを用いて不足を予測してもよい。学習アルゴリズムに代えて、需要が増える要因となる事象に対して予め定められた関係を用いて充電または交換するバッテリ15の数を予測し、充電交換装置50のスロット数を引き算することにより不足を予測してもよい。これに代えて、または、これに加えて、供給が減る要因となる事象に対して予め定められた関係を用いてスロット数を予測し、通常の需要に基づく充電または交換するバッテリ15の数から、予測したスロット数を引き算することにより不足を予測してもよい。
本実施形態による特定装置100の予測部111は、一例として、毎晩23時に、翌日の24時間に当該不足が発生するか否かを予測してもよい。なお、これに代えて、予測部111は、通信ネットワーク18を介して、バッテリ15の残数およびスロット55の空き数の少なくとも何れかを不足させる事象の情報を外部から取得したことをトリガとして、当該事象が予定されている日時に当該不足が発生するか否かを予測してもよい。
特定装置100は、充電交換装置50にストックされているバッテリ15の残数が不足すると予測した場合に(ステップS105:YES)、利用履歴情報に基づいて、充電交換装置50の常顧客12を特定する(ステップS107)。本実施形態による特定装置100の特定部112は、一例として、格納部103に格納されている利用履歴情報と利用履歴情報に紐付けられたユーザ情報とを参照し、例えば充電交換装置50を毎週3回以上利用している常顧客12を特定してもよい。
特定装置100は、特定した常顧客12が、充電交換装置50から予め定められた範囲内の一例である、図4に示された充電交換装置50を中心とする許容円領域60内で車両11を走行させた経路30の履歴を示す経路履歴情報を取得する(ステップS109)。特定装置100は、許容円領域60内において、取得した経路履歴情報に示される経路30の周囲の領域の一例である、図4に示された円移動領域40に位置している、別の充電交換装置51を特定する(ステップS111)。
本実施形態による特定装置100の装置特定部113は、一例として、特定部112から常顧客12を示す情報が入力されたことに応じて、充電交換装置50にアクセスし、充電交換装置50から常顧客12の経路履歴情報を受信してもよい。装置特定部113は更に、充電交換装置50の中心から例えば半径1kmの円である許容円領域60内において、取得した経路履歴情報に示される経路30の例えば周囲500m以内の円移動領域40に位置している別の充電交換装置51を特定してもよい。
なお、装置特定部113が充電交換装置50から常顧客12の経路履歴情報を取得する場合、一例として、バッテリ15にはGPS(全地球測位システム)およびメモリ16が取り付けられていて、バッテリ15が車両11に取り付けられている間に、当該車両11の位置の緯度及び経度を表わすGPSデータが当該車両11のユーザ情報と共にメモリ16に蓄積されることを前提としてもよい。そして、充電交換装置50は、ユーザから当該バッテリ15を返却されると、又は、ユーザによって当該バッテリ15が搭載された車両11の給電口に充電交換装置50のプラグが差し込まれると、当該GPSデータおよびユーザ情報をメモリ16から読み出し、自身のメモリ56に格納しておいてもよい。
特定装置100は、特定した常顧客12に対して、特定した別の充電交換装置51の利用を推奨し(ステップS113)、例えば推奨してから予め定められた期間内に、推奨に応答して常顧客12が別の充電交換装置51を利用することを承諾したか否かを判断する(ステップS115)。
特定装置100は、常顧客12が別の充電交換装置51を利用することを承諾していないと判定した場合(ステップS115:NO)、ステップS107に戻り、他の常顧客14を特定する処理に進む。特定装置100は、常顧客12が別の充電交換装置51を利用することを承諾したと判定した場合(ステップS115:YES)、ステップS105に戻り、充電交換装置50にストックされているバッテリ15の残数の不足が回避されるか否かを判断する処理に進む。
上記の様にステップS105に戻る場合、本実施形態による推奨部114は、管理部115による管理下で、常顧客12が別の充電交換装置51を利用することを承諾した結果として、バッテリ15の残数およびスロット55の空き数の少なくとも何れかの不足が回避されるか否かを判断してもよい。また、ステップS105に戻った後にステップS107へと進む場合、推奨部114は更に、不足が回避されると判定するまで、充電交換装置50について特定された他の常顧客について装置特定部113により特定された別の充電交換装置51の利用を当該他の常顧客に推奨してもよい。
ステップS105において、特定装置100は、充電交換装置50にストックされているバッテリ15の残数が不足しないと判断した場合に(ステップS105:NO)、上記のステップS107-S115を少なくとも1回実行したか否かを判断する(ステップS120)。
ステップS120において、特定装置100は、上記の各ステップを少なくとも1回実行したと判定した場合(ステップS120:YES)、すなわち、上記の各ステップを少なくとも1回実行したことによって当該不足が回避されたと判定した場合、充電交換装置50の常顧客12に利用することを推奨する別の充電交換装置51について、別のユーザの利用履歴情報を取得する(ステップS121)。本実施形態による特定装置100の取得部110は、充電交換装置50の常顧客12とは別のユーザが別の充電交換装置51を利用した履歴を示す別の利用履歴情報を取得してもよい。
特定装置100は、充電交換装置50の常顧客12に利用することを推奨する別の充電交換装置51でバッテリ15を充電または交換することの需要に対して、充電交換装置51にストックされているバッテリ15の残数が不足することを予測する(ステップS123)。本実施形態による特定装置100の予測部111は、別の充電交換装置51でバッテリ15を交換することの需要に対して、別の充電交換装置51にストックされているバッテリ15の残数が不足することを予測してもよい。
特定装置100は、別の充電交換装置51にストックされているバッテリ15の残数が不足すると予測した場合に(ステップS125:YES)、すなわち、充電交換装置50の常顧客12が別の充電交換装置51を利用することによって玉突き的に当該別の充電交換装置51においてもバッテリ残数の不足が生じることが予測される場合、または、充電交換装置50の常顧客12が別の充電交換装置51を利用するか否かに拘わらず当該別の充電交換装置51においてもバッテリ残数の不足が生じることが予測されている場合、ステップS107に戻り、充電交換装置50について実行した上記のステップS107-S115と同じステップを、別の充電交換装置51についても実行する。
上記の様にステップS107に戻る場合、本実施形態による特定装置100の特定部112は、別の充電交換装置51について、バッテリ15の残数が不足すると予測された場合に、上記の別のユーザの別の利用履歴情報に基づいて別の充電交換装置51の常顧客14を特定してもよい。また、ステップS107に戻った後にステップS111へと進む場合、本実施形態による特定装置100の装置特定部113は、別の充電交換装置51について、特定した常顧客14が、別の充電交換装置51から予め定められた範囲内の一例である、図4に示された別の充電交換装置51を中心とする許容円領域61内で車両13を走行させた経路31の履歴を示す経路履歴情報を取得してもよい。装置特定部113は更に、許容円領域61内において、取得した経路履歴情報に示される経路31の周囲の領域の一例である、図4に示された円移動領域41に位置している、更に別の充電交換装置52を特定してもよい。
ステップS120において、特定装置100は、上記のステップS107-S115を少なくとも1回実行していないと判定した場合、すなわち、充電交換装置50にストックされているバッテリ15の残数はそもそも不足していないと判定した場合、当該フローは終了する。また、ステップS125において、特定装置100は、充電交換装置50の常顧客12に利用することを推奨する別の充電交換装置51にストックされているバッテリ15の残数が不足しないと判定した場合にも(ステップS125:NO)、すなわち、充電交換装置50の常顧客12が別の充電交換装置51を利用することによって玉突き的に当該別の充電交換装置51においてもバッテリ残数の不足が生じることが予測されない場合、当該フローは終了する。
以上の通り、本実施形態の特定装置100によれば、充電交換装置50でバッテリ15を充電または交換することの需要に対して、充電交換装置50にストックされているバッテリ15の残数および充電交換装置50におけるスロット55の空き数の少なくとも何れかが不足することを予測する。特定装置100は、充電交換装置50に関するユーザの利用履歴情報を取得して、上記の不足を予測した場合に、当該利用履歴情報に基づいて、充電交換装置50の常顧客12を特定する。当該特定された常顧客12は、充電交換装置50を利用する利用者の中でも、充電交換装置50における上記の不足が生じた場合に、不測の影響を被る可能性が高い利用者であるが、特定装置100によれば、当該不足を予測して、当該常顧客12を特定することができる。
また、特定装置100によれば、当該不足が予測された場合に、例えば、特定した常顧客12に対して、不足が予測された旨を予め通知したり、当該常顧客12が充電交換装置50に向かう際にいつも利用する経路の周囲に位置する別の充電交換装置51を利用することを推奨したりすることができる。これにより、特定装置100は、充電交換装置50において上記の不足が生じることを回避することができるだけでなく、充電交換装置50の常顧客12が、いつも利用している充電交換装置50を利用できない不測の事態に直面することを事前に回避さえ、更に、当該常顧客12がいつも利用する経路から大幅なルート変更をすることなく別の充電交換装置51を利用することを可能にすることができる。
以上の実施形態では、特定装置100の一例をサーバとして説明した。これに代えて、特定装置100は、例えば充電交換装置50と同じ施設に設置されている、充電交換装置50の管理装置、例えばPCであってもよい。また、この場合において、特定装置100は充電交換装置50と一体であってもよい。また、この場合において、特定装置100は外部のサーバや別の充電交換装置51、52と通信を行わなくてもよく、図5を用いて説明した特定方法におけるステップS120-S125は省略され、ステップS105:NOの場合はフローを終了してもよい。
以上の実施形態において、装置特定部113は、特定部112から常顧客12を示す情報が入力されたことに応じて、充電交換装置50から常顧客12の経路履歴情報を受信してもよいことを説明した。これに代えて、装置特定部113は、特定部112から常顧客12を示す情報が入力されたことに応じて、常顧客12の車両11やスマートフォンから常顧客12の経路履歴情報を受信してもよい。例えば、常顧客12のスマートフォンから受信する場合、スマートフォンを所持した常顧客12が充電交換装置50にバッテリ15を返却しに来たときに、充電交換装置50の無線手段がNFCなどでスマートフォンを検知して、スマートフォンから経路履歴情報を抽出してもよい。
以上の実施形態において、特定装置100は、通信ネットワーク18を介して無線通信により、車両11やバッテリ15やユーザの通信端末200などから直接的に、経路履歴情報やユーザ情報などを取得してもよい。
以上の実施形態において、特定装置100の推奨部114は、バッテリ15の残数およびスロット55の空き数の少なくとも何れかの不足の程度に応じて、特定された常顧客に、特定された別の充電交換装置51を利用した場合に報奨を付与する旨を通知してもよい。これによって、充電交換装置50におけるバッテリ残数の不足を回避する可能性を高めることができる。
以上の実施形態において、特定装置100の予測部111は、別の充電交換装置51でバッテリ15を充電することの需要に対して、別の充電交換装置51におけるスロット55の空き数が不足すると予測してもよく、特定部112は、別の充電交換装置51についてスロット55の空き数が不足すると予測された場合に、上記の別のユーザの別の利用履歴情報に基づいて、別の充電交換装置51の常顧客を特定してもよい。
以上の実施形態において、車両11は自動二輪車として説明したが、これに代えてまたはこれに加えて、自動四輪車や電動自転車などであってもよい。また、バッテリ15は、車両11から取り外された状態でユーザにより持ち運び可能な、いわゆるモバイルバッテリ15である。バッテリ15は、車両11に装着されると車両11に電力を供給する。
以上の実施形態では、充電交換装置でのバッテリ15の交換または充電を必要とする主体を車両11として説明した。しかしながら、車両11を所有するか否かに拘わらず、ユーザが自らの足でバッテリ15を充電交換装置にまで持参し、バッテリ15の交換または充電を必要とする形態も想定される。以上で説明した実施形態は、このような形態を含んでもよく、この場合、上記で車両11との用語を用いて説明した箇所は、車両11との用語をユーザとの用語に置き換えることができる。
本発明の様々な実施形態は、フローチャートおよびブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロックは、(1)操作が実行されるプロセスの段階または(2)操作を実行する役割を持つ装置のセクションを表わしてよい。特定の段階およびセクションが、専用回路、コンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、および/またはコンピュータ可読媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタルおよび/またはアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)および/またはディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、および他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(RTM)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、またはSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、および「C」プログラミング言語または同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1または複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはプログラマブル回路に対し、ローカルにまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供され、フローチャートまたはブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
図6は、本発明の複数の態様が全体的又は部分的に具現化されうるコンピュータ1200の例を示す。コンピュータ1200にインストールされたプログラムは、コンピュータ1200に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられるオペレーション又は当該装置の1又は複数の「部」として機能させ、又は当該オペレーション又は当該1又は複数の「部」を実行させることができ、及び/又はコンピュータ1200に、本発明の実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。このようなプログラムは、コンピュータ1200に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU1212によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ1200は、CPU1212、RAM1214、グラフィックコントローラ1216、及びディスプレイデバイス1218を含み、これらはホストコントローラ1210によって相互に接続される。コンピュータ1200はまた、通信インターフェース1222、ハードディスクドライブ1224、DVD-ROMドライブ1226、及びICカードドライブのような入出力ユニットを含み、これらは入出力コントローラ1220を介してホストコントローラ1210に接続される。コンピュータはまた、ROM1230及びキーボード1242のようなレガシの入出力ユニットを含み、これらは入出力チップ1240を介して入出力コントローラ1220に接続される。
CPU1212は、ROM1230及びRAM1214内に格納されたプログラムに従い動作し、これにより各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ1216は、RAM1214内に提供されるフレームバッファ等又は当該グラフィックコントローラ1216自体の中に、CPU1212によって生成されるイメージデータを取得し、イメージデータがディスプレイデバイス1218上に表示させる。
通信インターフェース1222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ1224は、コンピュータ1200内のCPU1212によって使用されるプログラム及びデータを格納する。DVD-ROMドライブ1226は、プログラム又はデータをDVD-ROM1201から読み取り、ハードディスクドライブ1224にRAM1214を介してプログラム又はデータを提供する。ICカードドライブは、プログラム及びデータをICカードから読み取り、及び/又はプログラム及びデータをICカードに書き込む。
ROM1230は、内部に、アクティブ化時にコンピュータ1200によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ1200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ1240はまた、様々な入出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ1220に接続してよい。
プログラムが、DVD-ROM1201又はICカードのようなコンピュータ可読記憶媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体から読み取られ、コンピュータ可読記憶媒体の例でもあるハードディスクドライブ1224、RAM1214、又はROM1230にインストールされ、CPU1212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ1200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ1200の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ1200及び外部デバイス間で実行される場合、CPU1212は、RAM1214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インターフェース1222に対し、通信処理を命令してよい。通信インターフェース1222は、CPU1212の制御の下、RAM1214、ハードディスクドライブ1224、DVD-ROM1201、又はICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信した受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ領域等に書き込む。
また、CPU1212は、ハードディスクドライブ1224、DVD-ROMドライブ1226(DVD-ROM1201)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM1214に読み取られるようにし、RAM1214上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU1212は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような、様々なタイプの情報が、情報処理されるべく、記録媒体に格納されてよい。CPU1212は、RAM1214から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプのオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM1214に対しライトバックする。また、CPU1212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU1212は、当該複数のエントリの中から、第1の属性の属性値が指定されている条件に一致するエントリを検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、これにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
以上の説明によるプログラム又はソフトウェアモジュールは、コンピュータ1200上又はコンピュータ1200近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能であり、これにより、プログラムをコンピュータ1200にネットワークを介して提供する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、技術的に矛盾しない範囲において、特定の実施形態について説明した事項を、他の実施形態に適用することができる。また、各構成要素は、名称が同一で、参照符号が異なる他の構成要素と同様の特徴を有してもよい。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。