JP7320993B2 - 耐アルコール性積層体 - Google Patents
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Description
〈態様1〉基材樹脂層、基材接着層、金属箔層、第一の接着層、金属箔層以外のバリア層、第二の接着層、及びシーラント層をこの順で有する、
耐アルコール性積層体。
〈態様2〉前記バリア層が、被蒸着樹脂層、及び前記被蒸着樹脂層に直接に蒸着されている無機材料層を有する、無機材料蒸着樹脂層である、態様1に記載の耐アルコール性積層体。
〈態様3〉前記無機材料蒸着樹脂層の無機材料層が、前記第一の接着層側に存在している、態様2に記載の耐アルコール性積層体。
〈態様4〉前記無機材料蒸着樹脂層の前記無機材料層が、アルミニウム蒸着膜、アルミナ蒸着膜、シリカ蒸着膜、シリカ・アルミナ二元蒸着膜からなる群より選択される、態様2又は3に記載の耐アルコール性積層体。
〈態様5〉前記第二の接着層が、ウレタン接着層である、態様1~4のいずれか一項に記載の耐アルコール性積層体。
〈態様6〉前記ウレタン接着層が、ポリエステルポリオールに由来する繰り返し単位を有する、態様5に記載の耐アルコール性積層体。
〈態様7〉前記ウレタン接着層の、赤外分光法による測定によって得られるスペクトルにおいて、C=O伸縮振動に由来するピークの面積に対するC-N-H変角振動のピークの面積の比が、0.13以上である、態様6に記載の耐アルコール性積層体。
〈態様8〉態様1~7のいずれか一項に記載の耐アルコール性積層体で構成されている、袋。
〈態様9〉態様8に記載の袋、及び
前記袋に封入されているアルコールを含む内容物
を有する、内容物入り袋。
図1に示すように、本発明の耐アルコール性積層体100は、基材樹脂層110、基材接着層112、金属箔層120、第一の接着層130、金属箔層以外のバリア層140、第二の接着層150、及びシーラント層160をこの順で有する。
基材樹脂層としては、耐衝撃性、耐摩耗性等に優れた熱可塑性樹脂、例えば、ポリオレフィン、ビニル系ポリマー、ポリエステル、ポリアミド等を用いることができる。基材樹脂層は、単層であっても複層であってもよく、また基材樹脂層を構成する各層においては、上記の樹脂が単独で用いられていてもよく、又は混合して用いられていてもよい。この基材樹脂層は、延伸フィルムであっても、無延伸フィルムであってもよい。
基材接着層は、基材樹脂層と金属箔層とを接着させている層である。基材接着層は、ウレタン接着剤、ホットメルト接着剤、水溶性接着剤、エマルション接着剤、ノンソルベントラミネート接着剤、及び押出ラミネート用の熱可塑性樹脂等であってもよい。中でもウレタン接着剤で構成されているウレタン接着層を用いることが、金属箔層に対する接着性の観点から好ましい。
金属箔層としては、アルミニウム箔、銅箔、チタン箔等の単体の金属箔、アルミニウム合金箔、ステンレス箔等の合金箔等を用いることができる。
第一の接着層は、金属箔層と無機材料蒸着樹脂層との間に存在している層である。第一の接着層としては、基材接着層に関して挙げた接着剤を用いることができる。中でもウレタン接着剤で構成されているウレタン接着層を用いることが、金属箔層に対する接着性の観点から好ましい。
バリア層は、金属箔層以外のバリア層である。かかるバリア層としては、バリア性樹脂層、有機物コーティング膜を有する樹脂層、無機材料蒸着樹脂層を用いることができる。
無機材料蒸着樹脂層は、被蒸着樹脂層、及び被蒸着樹脂層に直接に蒸着されている無機材料層を有する層である。かかる無機材料蒸着樹脂層としては、商業的に入手可能な「蒸着フィルム」として称されるフィルムを用いることができる。
被蒸着樹脂層は、無機材料層が直接に蒸着されている層である。かかる被蒸着樹脂層を構成する樹脂としては、基材樹脂層に関して挙げた樹脂を用いることができる。
無機材料層は、被蒸着樹脂層に直接に蒸着されている層である。
第二の接着層は、無機材料蒸着樹脂層とシーラント層との間に存在している層である。第二の接着層としては、基材接着層に関して挙げた接着剤を用いることができる。中でも、ウレタン接着剤で構成されているウレタン接着層を用いることが、シーラント層との接着性の観点から好ましい。
シーラント層は、例えば、ポリオレフィン、酸変性ポリオレフィン、エチレンメタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレンアクリル酸共重合体(EAA)、アイオノマー樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体等の樹脂でよい。これらの樹脂は、例えば、延伸又は無延伸フィルム、押出積層用の溶融樹脂、ホットメルト用の塗料等の形態で与えることができる。
本発明の袋は、上記の耐アルコール性積層体で構成されている。耐アルコール性積層体のシーラント層は、内容物と接触することとなる側に配置されていてよい。
本発明の内容物入り袋は、上記の袋、及び
この袋に封入されているアルコールを含む内容物
を有する。
〈実施例1〉
基材樹脂層としてのナイロンフィルム(エンブレム(登録商標)ON、ユニチカ株式会社、厚さ15μm)に、金属箔層としてのアルミニウム箔を、基材接着層としての2液ウレタン系ドライラミネート接着剤(主剤:タケラックA-525(ポリエステルポリオール)、硬化剤:タケネートA-52、三井化学株式会社)を用いて積層させた。
第二の接着層における主剤と硬化剤との質量比を、9:1としたことを除き、実施例1と同様にして、実施例2の積層体を作製した。
アルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレートの代わりに、ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET-B、ユニチカ株式会社、厚さ12μm)を用いたことを除き、実施例1~2と同様にして、比較例1~2の積層体をそれぞれ作製した。
第一の接着層及びアルミニウム蒸着ポリエチレンテレフタレートを積層させなかったことを除き、実施例1~2と同様にして、比較例3~4の積層体をそれぞれ作製した。
〈ウレタン結合の含有率〉
実施例1及び2に関し、第二の接着層のIRスペクトルを、フーリエ変換赤外分光光度計(FT/IR-6700、JASCO社)を用いて測定し、1720cm-1(ポリエステルポリオールのエステル結合に由来するC=O伸縮振動)のピークの面積に対する1530cm-1(C-N-H変角振動)のピークの面積の比を測定した。実施例1及び2の第二の接着層の上記のピーク面積の比は、それぞれ0.1614及び0.1174であった。
作製した積層体を15mm幅で切り出し、シーラント層同士を合わせて、インパルスシーラー(FA-300-10W、富士インパルス社)を用いて200℃、1secの条件でヒートシールした。ヒートシール部分の15mm幅のシール強度(ヒートシール強さ)を、JIS Z 0238に基づきT型剥離試験で測定した。
作製した積層体を、160mm×100mmの大きさに切り出し、シーラント層が互いに対向するようにして長辺方向を畳んで、長辺及び短辺1箇所ずつを、10mm幅でインパルスシーラー(FA-300-10W、富士インパルス社)を用いて、200℃、1secの条件でヒートシールし袋形状を作製した。次いで、この袋に、50vol%エタノール水溶液を40g充填し、上記と同じ条件で残り一辺をヒートシールして三方シール袋にして、この水溶液を密封して、エタノール入り三方シール袋を作製した。これを、温度40℃相対湿度90%RHの恒温槽に7日間保管することにより、積層体をシーラント層側からエタノールに暴露した。
上記のエタノール入り三方シール袋を、ストログラフ(VE100、東洋精機社)の上下の冶具の間に設置して、10mm/minで加圧していき、袋が破袋又は上限停止(8kN)するまで加圧し、その時の圧力を破袋強度とした。
110 基材樹脂層
112 基材接着層
120 金属箔層
130 第一の接着層
140 バリア層
142 無機材料層
144 被蒸着樹脂層
150 第二の接着層
160 シーラント層
Claims (8)
- 基材樹脂層、基材接着層、金属箔層、第一の接着層、金属箔層以外のバリア層、第二の接着層、及びシーラント層をこの順で有し、
前記バリア層が、被蒸着樹脂層、及び前記被蒸着樹脂層に直接に蒸着されている無機材料層を有する、無機材料蒸着樹脂層であり、かつ
前記無機材料蒸着樹脂層の無機材料層が、前記第一の接着層側に存在している、
耐アルコール性積層体。 - 前記第二の接着層が、金属アルコキシドを含まない、請求項1に記載の耐アルコール性積層体。
- 前記無機材料蒸着樹脂層の前記無機材料層が、アルミニウム蒸着膜、アルミナ蒸着膜、シリカ蒸着膜、シリカ・アルミナ二元蒸着膜からなる群より選択される、請求項1又は2に記載の耐アルコール性積層体。
- 前記第二の接着層が、ウレタン接着層である、請求項1~3のいずれか一項に記載の耐アルコール性積層体。
- 前記ウレタン接着層が、ポリエステルポリオールに由来する繰り返し単位を有する、請求項4に記載の耐アルコール性積層体。
- 前記ウレタン接着層の、赤外分光法による測定によって得られるスペクトルにおいて、C=O伸縮振動に由来するピークの面積に対するC-N-H変角振動のピークの面積の比が、0.13以上である、請求項5に記載の耐アルコール性積層体。
- 請求項1~6のいずれか一項に記載の耐アルコール性積層体で構成されている、袋。
- 請求項7に記載の袋、及び
前記袋に封入されているアルコールを含む内容物
を有する、内容物入り袋。
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| JP2020192769A JP2020192769A (ja) | 2020-12-03 |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2807402C1 (ru) * | 2023-07-19 | 2023-11-14 | Российская Федерация, от имени которой выступает Государственная корпорация по атомной энергии "Росатом" | Способ диагностики высоковольтного импульсного конденсатора |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007106046A (ja) | 2005-10-14 | 2007-04-26 | Kureha Corp | ガスバリア性フィルム |
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| US20150118460A1 (en) | 2013-10-30 | 2015-04-30 | San Diego Gas & Electric company c/o Sempra Energy | Nonconductive films for lighter than air balloons |
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2019
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