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JP7325653B2 - 空気調和システム - Google Patents
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Description

本開示は、空気調和機を備えた空気調和システムに関するものである。
従来、小児喘息は社会問題となっているが、喘息は温度と親密な関係があり、急激な温度低下後に発症のリスクが高いことが判明した(医学書においては5時間で3℃を超える温度低下が身体に悪影響を与えるとされている。当社調べでは1時間3℃を超える温度変化で喘息発作が生じることがわかった)。また、昨今では空気調和機を熱中症対策として使用するなど「健康を維持する装置」という認識が高まっているが、その一方で、空調対象空間の温度から大きく離れた設定温度が設定された場合、空調対象空間の急激な温度変化を生じさせるため、喘息に対してはリスクとなりうる。
そこで、リモコンの誤操作などにより空調対象空間の温度から大きく離れた設定温度が設定された場合に、空調対象空間の急激な温度変化によってユーザーの身体に悪影響が及ばないようにするため、ユーザーが設定温度を設定後、一定時間毎に複数の設定温度の候補をユーザーに提示し、その中から一つの設定温度をユーザーに選択させる空気調和機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2016-109371号公報
特許文献1に記載の空気調和機では、ユーザーが設定温度を設定し、さらに複数の設定温度の候補から一つの設定温度を選択する必要があるため、ユーザーの手間がかかるという課題があった。
本開示は、以上のような課題を解決するためになされたもので、急激な温度変化を抑制しつつ、ユーザーの手間を軽減した空気調和システムを提供することを目的としている。
本開示に係る空気調和システムは、空調対象空間の空調を行う空気調和機と、前記空気調和機とネットワーク網を介して通信を行う遠隔操作集中管理装置と、前記空調対象空間の温度を検知する室温センサと、外気温を検知する外気温センサと、目標温度および目標時間の設定を行う設定手段と、を備え、前記遠隔操作集中管理装置は、前記設定手段から前記空気調和機に対して設定された前記目標温度と前記目標時間と前記空調対象空間の温度とに基づいて、前記空調対象空間の単位時間当たりの温度変化があらかじめ設定された健康温度傾きを超えないように設定温度を算出し、あらかじめ設定された更新時間毎に該設定温度を前記空気調和機に対して送信する身体負荷軽減制御を行う制御装置を備え、前記空気調和機が運転状態で前記設定手段から前記空気調和機に対して停止設定された場合において、前記制御装置は、前記外気温と前記空調対象空間の温度と住宅の気密性とに基づいて、人体への負担を軽減した停止を行う必要があるかどうかを判定し、前記人体への負担を軽減した停止を行う必要があると判定した場合、前記外気温と前記空調対象空間の温度と前記住宅の気密性とに基づいて設定温度を算出し、該設定温度を前記空気調和機に対して送信し、前記人体への負担を軽減した停止を必要がないと判定した場合、停止情報を前記空気調和機に対して送信するものである。
本開示に係る空気調和システムによれば、空調対象空間の単位時間当たりの温度変化が健康温度傾きを超えないように設定温度を算出し、更新時間毎に設定温度を空気調和機に対して送信する身体負荷軽減制御を行うため、急激な温度変化を抑制しつつ、ユーザーの手間を軽減することができる。
実施の形態1に係る空気調和システムの構成を示す模式図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの空気調和機の機能ブロック図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの遠隔操作集中管理装置の機能ブロック図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの遠隔操作集中管理装置の制御フローを示す図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの制御における室温および設定温度の遷移を示した時間遷移図である。 実施の形態1に係る空気調和システムの変形例による遠隔操作集中管理装置の制御フローを示す図である。 実施の形態2に係る空気調和システムの遠隔操作集中管理装置の制御フローを示す図である。 実施の形態3に係る空気調和システムの構成を示す模式図である。 実施の形態3に係る空気調和システムの空気調和機の機能ブロック図である。 実施の形態3に係る空気調和システムの遠隔操作集中管理装置の制御フローを示す図である。 実施の形態4に係る空気調和システムの構成を示す模式図である。 実施の形態4に係る空気調和システムの遠隔操作集中管理装置の制御フローを示す図である。 実施の形態5に係る空気調和システムの構成を示す模式図である。 実施の形態5に係る空気調和システムの空気調和機の機能ブロック図である。 実施の形態5に係る空気調和システムの遠隔操作集中管理装置の制御フローを示す図である。
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本開示が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る空気調和システムの構成を示す模式図である。
図1に示すように、実施の形態1に係る空気調和システムは、空気調和機1と、アダプタ2と、室温センサ3と、リモートコントローラ4と、ルータ5と、遠隔操作集中管理装置7とを備えている。空気調和機1、アダプタ2、および、ルータ5は、居室6の内部に設置されている。また、遠隔操作集中管理装置7は、居室6の外部に設置されている。
空気調和機1は、空調対象空間である居室6の空調を行うものである。アダプタ2は、リモートコントローラ4からの情報とは異なる遠隔情報を送受信するのに加え、室内機の運転モードあるいは設定温度などを送信するものである。室温センサ3は、空気調和機1に設けられており、居室6の温度(以下、室温とも称する)を検知するものである。室温センサ3は、たとえばサーミスタであるが、それに限定されない。リモートコントローラ4は、目標温度および目標時間など、ユーザーの設定情報を空気調和機1に送信するものである。ここで、目標時間とは、室温を目標温度に到達させる時間のことである。ルータ5は、ネットワーク網9を介して送受信した情報をアダプタ2に送受信するものである。なお、アダプタ2は、図1に示すように空気調和機1の外部に設けられているが、それに限定されず、空気調和機1の内部に設けられていてもよい。
遠隔操作集中管理装置7は、たとえばサーバであり、ネットワーク網9に接続されている。居室6の外部においてたとえばスマートフォンなどの操作端末8から空気調和機1に対する指示に関する設定操作が行われると、この設定情報は、一旦、遠隔操作集中管理装置7に送信される。その後、ネットワーク網9およびルータ5を介して遠隔操作集中管理装置7とアダプタ2とで送受信される。このとき、アダプタ2が受信した設定情報は空気調和機1に送信される。なお、リモートコントローラ4または操作端末8の設定操作が行われたとき以外にも、空気調和機1と遠隔操作集中管理装置7とは、一定時間毎に、それらの間で情報を送受信する定期通信を行う。ここで、操作端末8は、空気調和システムの接続設定を行うことで、リモートコントローラ4と同様に、空気調和機1に対する指示に関する設定操作を行うことが可能となる。そのため、複数の操作端末8に対して空気調和システムの接続設定を行うことで、複数の操作端末8から空気調和機1に対する指示に関する設定操作を行うことが可能となる。なお、以下において、リモートコントローラ4および操作端末8を設定手段と称する。
図2は、実施の形態1に係る空気調和システムの空気調和機1の機能ブロック図である。
図2に示すように、空気調和機1は空調機制御装置10を備えている。空調機制御装置10は、入力部11と、空調機室内制御部12と、空調機記憶部13と、出力部14と、遠隔情報入出力部15とを備えている。
空調機制御装置10は、たとえば、専用のハードウェア、または空調機記憶部13に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、プロセッサともいう)で構成される。
空調機制御装置10が専用のハードウェアである場合、空調機制御装置10は、たとえば、単一回路、複合回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。空調機制御装置10が実現する各機能部のそれぞれを、個別のハードウェアで実現してもよいし、各機能部を一つのハードウェアで実現してもよい。
空調機制御装置10がCPUの場合、空調機制御装置10が実行する各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアはプログラムとして記述され、空調機記憶部13に格納される。CPUは、空調機記憶部13に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、空調機制御装置10の各機能を実現する。
なお、空調機制御装置10の機能の一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。
入力部11は、リモートコントローラ4または操作端末8から受信した設定情報、および、室温センサ3から取得した温度情報を入力情報として処理した後、空調機室内制御部12に出力する。空調機記憶部13は、各種情報を記憶する。空調機室内制御部12は、空調機記憶部13に記憶されている各種情報を用いて、入力部11からの入力情報の演算処理あるいは判断処理を行い、出力部14に出力する。出力部14は、空調機記憶部13での処理結果を出力情報として処理した後、空気調和機1の駆動アクチュエータ16に出力する。ここで、駆動アクチュエータ16は、空気調和機1が備える圧縮機、ファン、フラップなどである。駆動アクチュエータ16は、出力部14からの出力情報に基づいて動作する。
遠隔情報入出力部15は、遠隔操作集中管理装置7からの遠隔情報、演算結果、あるいは決定結果が、アダプタ2を介して入力される。また、遠隔情報入出力部15は、空調機室内制御部12からの情報、演算結果、あるいは決定結果を、アダプタ2を介して遠隔操作集中管理装置7に出力する。
図3は、実施の形態1に係る空気調和システムの遠隔操作集中管理装置7の機能ブロック図である。
図3に示すように、遠隔操作集中管理装置7は制御装置23を備えている。制御装置23は、空調機遠隔情報入出力部19と、遠隔情報制御部20と、遠隔記憶部21と、操作端末情報処理部22とを備えている。
制御装置23が専用のハードウェアである場合、制御装置23は、たとえば、単一回路、複合回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。制御装置23が実現する各機能部のそれぞれを、個別のハードウェアで実現してもよいし、各機能部を一つのハードウェアで実現してもよい。
制御装置23がCPUの場合、制御装置23が実行する各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアおよびファームウェアはプログラムとして記述され、遠隔記憶部21に格納される。CPUは、遠隔記憶部21に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、制御装置23の各機能を実現する。
なお、制御装置23の機能の一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現するようにしてもよい。
空気調和機1からの情報は、アダプタ2を介して空調機遠隔情報入出力部19に送信され、空調機遠隔情報入出力部19で入力情報として処理される。この入力情報は、演算処理あるいは判断処理を行う遠隔情報制御部20で処理され、処理結果は遠隔記憶部21に記憶される。また、処理結果は、空調機遠隔情報入出力部19で出力情報として処理され、アダプタ2を介して空気調和機1に送信される。
操作端末8から受信した設定情報あるいは表示内容要求は、操作端末情報処理部22で入力情報として処理される。その後、表示内容に関する情報が操作端末8に送信され、操作端末8の表示画面に表示される。また、設定情報は、空調機遠隔情報入出力部19で出力情報として処理され、アダプタ2を介して空気調和機1に送信される。
図4は、実施の形態1に係る空気調和システムの遠隔操作集中管理装置7の制御フローを示す図である。
次に、実施の形態1に係る空気調和システムの遠隔操作集中管理装置7の制御フローについて、図4を用いて説明する。なお、図4に示す制御フローの開始時は、空気調和機1が停止状態であるものとする。
(ステップS101)
制御装置23は、アダプタ2または操作端末8から送信された目標温度および目標時間の情報を取得する。なお、ユーザーにより設定手段が操作され、目標温度および目標時間が設定されたら、アダプタ2または操作端末8が目標温度および目標時間の情報を遠隔操作集中管理装置7に送信する。
(ステップS102)
制御装置23は、アダプタ2から送信された室温の情報を取得する。なお、室温の情報は室温センサ3から取得され、定期通信時にアダプタ2が遠隔操作集中管理装置7に送信する。
(ステップS103)
制御装置23は、ステップS101、ステップS102で取得した目標温度、目標時間、および、室温と、あらかじめ設定された健康温度傾きとに基づいて、空気調和機1の運転を開始する時間であるかを判定する。ここで、健康温度傾きとは、人体に負担がかかるかどうかを判定するための単位時間当たりの温度変化のことであり、空調対象空間の単位時間当たりの温度変化が健康温度傾きを超えると、人体に負担がかかると判定することができる。たとえば、制御装置23は、(目標時間-現在の時間)×健康温度傾き≦(現在の室温-目標温度)が成立したら、空気調和機1の運転を開始する時間であると判定する。制御装置23が、空気調和機1の運転を開始する時間であると判定した場合、ステップS105の処理に進む。一方、制御装置23が、空気調和機1の運転を開始する時間ではないと判定した場合、ステップS104の処理に進む。
(ステップS104)
制御装置23は、現在の時間が目標時間に到達したかを判定する。制御装置23が、現在の時間が目標時間に到達したと判定した場合、制御を終了する。一方、制御装置23が、現在の時間が目標時間に到達していないと判定した場合、ステップS102の処理に戻る。
(ステップS105)
制御装置23は、空気調和機1に運転開始情報を送信する。なお、空気調和機1がアダプタ2を介して運転開始情報を受信したら、空気調和機1は運転を開始する。ここで、運転開始情報には設定温度の情報が含まれ、この設定温度には、空調対象空間の単位時間当たりの温度変化が健康温度傾きを超えないような値が設定される。
(ステップS106)
制御装置23は、アダプタ2から送信された室温の情報を取得する。なお、室温の情報は室温センサ3から取得され、定期通信時にアダプタ2が遠隔操作集中管理装置7に送信する。
(ステップS107)
制御装置23は、室温が目標温度に到達したかを判定する。制御装置23が、室温が目標温度に到達したと判定した場合、制御を終了する。一方、制御装置23が、室温が目標温度に到達していないと判定した場合、ステップS108の処理に進む。
(ステップS108)
制御装置23は、前回に空気調和機1に設定温度の情報を送信してから更新時間が経過したかどうかを判定する。ここで、更新時間は、たとえば、[(60/健康温度傾き)×設定温度の最小単位]分である。そして、健康温度傾きが3℃/h(1時間当たり3℃)、設定温度の最小単位が0.5℃である場合、更新時間は、(60/3)×0.5=10分となる。制御装置23が、前回に空気調和機1に設定温度の情報を送信してから更新時間が経過したと判定した場合、ステップS109の処理に進む。一方、制御装置23が、前回に空気調和機1に設定温度の情報を送信してから更新時間が経過していないと判定した場合、ステップS110の処理に進む。
(ステップS109)
制御装置23は、空気調和機1に(次回の)設定温度の情報を送信する。このとき、現在の設定温度から目標温度に向けて設定温度の最小単位だけ近づけた温度を(次回の)設定温度とする。たとえば、目標温度が25℃、現在の設定温度が27℃、設定温度の最小単位が0.5℃である場合、(次回の)設定温度は26.5℃となる。ただし、設定温度には、空調対象空間の単位時間当たりの温度変化が健康温度傾きを超えないような値が設定される。
(ステップS110)
制御装置23は、現在の時間が目標時間に到達したかを判定する。制御装置23が、現在の時間が目標時間に到達したと判定した場合、制御を終了する。一方、制御装置23が、現在の時間が目標時間に到達していないと判定した場合、ステップS106の処理に戻る。
なお、図4に示す制御中に、制御装置23は、経過情報を空気調和システムの接続設定が行われた各操作端末8に送信し、各操作端末8の表示画面に表示させる。ここで、経過情報とは、基準時間からの経過時間に対する空調対象空間の温度の情報であり、基準時間から経過時間までの空調対象空間の温度変化を示す情報である。なお、基準時間は、たとえば、ユーザーにより目標温度および目標時間が設定された時間、あるいは、空気調和機1の運転を開始した時間である。このように、経過情報が操作端末8の表示画面に表示されるようにすることで、ユーザーが空調対象空間に不在の場合でも温度を確認することができ、空調対象空間の温度を管理することが可能となる。
なお、上記の説明は、図4に示す制御フローの開始時に空気調和機1が停止状態である場合であるが、空気調和機1が運転状態である場合は、ステップS103の処理がスキップされる以外は同じである。
図5は、実施の形態1に係る空気調和システムの制御における室温および設定温度の遷移を示した時間遷移図である。
たとえば就寝前に、朝6時に空調対象空間が25℃となるようにしたい場合、ユーザーは設定手段を用いて「目標温度:25℃」、「目標時間:6時」と設定する。制御装置23は、目標温度、目標時間、および、定期通信毎に送られてくる室温から、空気調和機1の運転を開始する時間であるかを判定する。健康温度傾きを3℃/h(1時間当たり3℃)とした場合、制御装置23は、朝5時に室温が28℃となったタイミングで冷房運転を開始する。設定温度の最小単位が0.5℃とすると、運転開始時は室温から0.5℃低い27.5℃を設定温度とし、更新時間である10分経過毎に0.5℃ずつ下げた設定温度とすることによって、急激な温度変化を避けて室温を目標温度に到達させることができる。このときの室温と設定温度との遷移を図5に示す。
なお、図4に示す制御のように、人体への負担が軽減するように空調制御を行った場合、室温が目標時間までに目標温度に到達しないことが考えられるが、その場合は以下の人体負荷優先制御、時間優先制御、および、選択制御の内、いずれかを行う。
人体負荷優先制御は、図4に示す制御を行い、目標時間になるまでは空調対象空間の単位時間当たりの温度変化が健康温度傾きを超えないような値を設定温度にし、目標時間になったら目標温度を設定温度にする制御である。
時間優先制御は、図4に示す制御において、目標時間に目標温度に到達でき、かつ、できるだけ人体への負担が軽減するように、健康温度傾きの値を変更する制御である。
選択制御は、ユーザーにより設定手段から目標温度および目標時間が設定された際に、設定手段から「目標時間までに目標温度に到達できないが、実行するか?」という内容を報知する。そして、ユーザーにより設定手段から「Yes」の入力が行われたら、そのまま図4に示す制御を行う。なお、この制御は人体負荷優先制御と同じである。一方、ユーザーにより設定手段から「No」の入力が行われたら、目標時間に目標温度に到達でき、かつ、できるだけ人体への負担が軽減するような、時間経過に対する温度推移を算出し、設定手段から「時間経過に対する温度推移」を報知するとともに、「この温度推移で実行するか?」という内容を報知する。そして、ユーザーにより設定手段から「Yes」の入力が行われたら、算出した時間経過に対する温度推移となるように図4に示す制御を行う。なお、この制御は時間優先制御と同じである。一方、ユーザーにより設定手段から「No」の入力が行われたら、設定手段から「目標温度および目標時間を再設定してください」という内容を報知する。
なお、上記で説明した遠隔操作集中管理装置7の制御フローでは、目標時間に具体的な時間が設定された場合であるが、設定手段により目標時間に「未設定」が設定できるような構成としてもよい。そして、目標時間に「未設定」が設定された場合、遠隔操作集中管理装置7の制御フローは以下の通りとなる。
図6は、実施の形態1に係る空気調和システムの変形例による遠隔操作集中管理装置7の制御フローを示す図である。
次に、実施の形態1に係る空気調和システムの変形例による遠隔操作集中管理装置7の制御フローについて、図6を用いて説明する。なお、図6に示す制御フローの開始時は、空気調和機1が停止状態であるものとする。
(ステップS101a)
制御装置23は、アダプタ2または操作端末8から送信された目標温度および目標時間の情報を取得する。なお、ユーザーにより設定手段が操作され、目標温度および目標時間が設定されたら、アダプタ2または操作端末8が目標温度および目標時間の情報を遠隔操作集中管理装置7に送信する。
(ステップS102a)
制御装置23は、アダプタ2から送信された室温の情報を取得する。なお、室温の情報は室温センサ3から取得され、定期通信時にアダプタ2が遠隔操作集中管理装置7に送信する。
(ステップS103a)
制御装置23は、空気調和機1の運転を開始する時間であるかを判定する。ただし、実施の形態1に係る空気調和システムの変形例では、目標時間に「未設定」が設定されているため、例えば、制御装置23は、設定手段により目標温度が入力されたら空気調和機の1の運転を開始する時間であると判定する。あるいは、制御装置23は、設定手段の表示画面に、時間経過に対する温度推移と、運転開始ボタンと、取消ボタンとを表示させ、ユーザーが運転開始ボタンを押下したら空気調和機1の運転を開始する時間であると判定する。制御装置23が、空気調和機1の運転を開始する時間であると判定した場合、ステップS104aの処理に進む。一方、制御装置23が、空気調和機1の運転を開始する時間ではないと判定した場合、ステップS101aの処理に戻る。
(ステップS104a)
制御装置23は、空気調和機1に運転開始情報を送信する。なお、空気調和機1がアダプタ2を介して運転開始情報を受信したら、空気調和機1は運転を開始する。ここで、運転開始情報には設定温度の情報が含まれ、この設定温度には、空調対象空間の単位時間当たりの温度変化が健康温度傾きを超えないような値が設定される。
(ステップS105a)
制御装置23は、アダプタ2から送信された室温の情報を取得する。なお、室温の情報は室温センサ3から取得され、定期通信時にアダプタ2が遠隔操作集中管理装置7に送信する。
(ステップS106a)
制御装置23は、室温が目標温度に到達したかを判定する。制御装置23が、室温が目標温度に到達したと判定した場合、制御を終了する。一方、制御装置23が、室温が目標温度に到達していないと判定した場合、ステップS107aの処理に進む。
(ステップS107a)
制御装置23は、前回に空気調和機1に設定温度の情報を送信してから更新時間が経過したかどうかを判定する。ここで、更新時間は、たとえば、[(60/健康温度傾き)×設定温度の最小単位]分である。そして、健康温度傾きが3℃/h(1時間当たり3℃)、設定温度の最小単位が0.5℃である場合、更新時間は、(60/3)×0.5=10分となる。制御装置23が、前回に空気調和機1に設定温度の情報を送信してから更新時間が経過したと判定した場合、ステップS108aの処理に進む。一方、制御装置23が、前回に空気調和機1に設定温度の情報を送信してから更新時間が経過していないと判定した場合、ステップS105aの処理に戻る。
(ステップS108a)
制御装置23は、空気調和機1に(次回の)設定温度の情報を送信する。このとき、現在の設定温度から目標温度に向けて設定温度の最小単位だけ近づけた温度を(次回の)設定温度とする。たとえば、目標温度が25℃、現在の設定温度が27℃、設定温度の最小単位が0.5℃である場合、(次回の)設定温度は26.5℃となる。ただし、設定温度には、空調対象空間の単位時間当たりの温度変化が健康温度傾きを超えないような値が設定される。
以上のように、目標時間に「未設定」が設定された場合、制御装置23は、目標温度になるまで空調対象空間の単位時間当たりの温度変化が健康温度傾きを超えないような値を設定温度にする制御を行う。
以上、実施の形態1に係る空気調和システムは、空調対象空間の空調を行う空気調和機1と、空気調和機1とネットワーク網9を介して通信を行う遠隔操作集中管理装置7と、空調対象空間の温度を検知する室温センサ3と、目標温度および目標時間の設定を行う設定手段と、を備え、遠隔操作集中管理装置7は、設定手段から空気調和機1に対して設定された目標温度と目標時間と空調対象空間の温度とに基づいて、空調対象空間の単位時間当たりの温度変化があらかじめ設定された健康温度傾きを超えないように設定温度を算出し、あらかじめ設定された更新時間毎に設定温度を空気調和機1に対して送信する身体負荷軽減制御を行う制御装置23を備えたものである。
実施の形態1に係る空気調和システムによれば、空調対象空間の単位時間当たりの温度変化が健康温度傾きを超えないように設定温度を算出し、更新時間毎に設定温度を空気調和機1に対して送信する身体負荷軽減制御を行うため、急激な温度変化を抑制しつつ、ユーザーが設定温度を設定し、さらに複数の設定温度の候補から一つの設定温度を選択するというユーザーの手間を軽減することができる。
また、実施の形態1に係る空気調和システムにおいて、設定手段は表示画面を備え、制御装置23は、身体負荷軽減制御を行っている間、空調対象空間の温度変化を示す情報を設定手段に対して送信し、設定手段は、その情報を受信したら表示画面に表示させるものである。
実施の形態1に係る空気調和システムによれば、空調対象空間の温度変化を示す情報が操作端末8の表示画面に表示されるため、ユーザーが空調対象空間に不在の場合でも温度を確認することができ、空調対象空間の温度を管理することが可能となる。
実施の形態2.
以下、実施の形態2について説明するが、実施の形態1と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
実施の形態1では人体への負担が軽減するように空調制御しているため、目標温度へ到達するまでが遅い。ユーザーは熱中症対策として空気調和機1を利用している背景もあるため、実施の形態2では熱中症対策にも配慮した制御を行う。実施の形態2では、閾値を設け、室温が閾値未満になるまでは通常の空調制御(以下、通常制御と称する)を行い、室温が閾値未満になったら実施の形態1と同様の制御(つまり、身体負荷軽減制御)を行う。
図7は、実施の形態2に係る空気調和システムの遠隔操作集中管理装置7の制御フローを示す図である。
以下、実施の形態2に係る空気調和システムの遠隔操作集中管理装置7の制御フローについて、図7を用いて説明する。なお、図7に示す制御フローの開始時は、空気調和機1が停止状態であるものとする。
(ステップS201)
制御装置23は、アダプタ2または操作端末8から送信された目標温度および目標時間の情報を取得する。なお、ユーザーにより設定手段が操作され、目標温度および目標時間が設定されたら、アダプタ2または操作端末8が目標温度および目標時間の情報を遠隔操作集中管理装置7に送信する。
(ステップS202)
制御装置23は、アダプタ2から送信された室温の情報を取得する。なお、室温の情報は室温センサ3から取得され、定期通信時にアダプタ2が遠隔操作集中管理装置7に送信する。
(ステップS203)
制御装置23は、室温があらかじめ設定された閾値未満であるかを判定する。なお、閾値には人体に負担がかかる温度が設定される。つまり、ここでは室温が人体に負担がかかる温度かどうかの判定が行われる。制御装置23が、室温が閾値未満であると判定した場合、ステップS205の処理に進む。一方、制御装置23が、室温が閾値以上であると判定した場合、ステップS204の処理に進む。なお、実施の形態2では、このステップS203の判定は、ユーザーにより目標温度および目標時間が設定されたら直ちに行われるようになっているが、それに限定されない。たとえば、目標時間よりもあらかじめ設定された時間(たとえば1時間)だけ前から行われるようにしてもよいし、空気調和機1が人感センサを備えている場合、人感センサが居室6の人を検知したら行われるようにしてもよい。
(ステップS204)
制御装置23は、空気調和機1に運転開始情報を送信する。なお、空気調和機1がアダプタ2を介して運転開始情報を受信したら、空気調和機1は運転を開始する。ここで、運転開始情報には設定温度の情報が含まれ、この設定温度には、目標温度が設定される。
(ステップS205)
制御装置23は、ステップS201、ステップS202で取得した目標温度、目標時間、および、室温と、あらかじめ設定された健康温度傾きとに基づいて、空気調和機1の運転を開始する時間であるかを判定する。たとえば、制御装置23は、(目標時間-現在の時間)×健康温度傾き≦(室温-目標温度)が成立したら、空気調和機1の運転を開始する時間であると判定する。制御装置23が、空気調和機1の運転を開始する時間であると判定した場合、ステップS207の処理に進む。一方、制御装置23が、空気調和機1の運転を開始する時間ではないと判定した場合、ステップS206の処理に進む。
(ステップS206)
制御装置23は、現在の時間が目標時間に到達したかを判定する。制御装置23が、現在の時間が目標時間に到達したと判定した場合、制御を終了する。一方、制御装置23が、現在の時間が目標時間に到達していないと判定した場合、ステップS202の処理に戻る。
なお、ステップS207~S212の処理は実施の形態1のステップS105~S110の処理と同じであるため、説明を省略する。
たとえば、「人体に負担がかかる温度:28℃以上」、「目標温度:26℃」、「室温:32℃」の場合、制御装置23は、目標温度の26℃を設定温度とし、空気調和機1に設定温度の情報を送信し、空気調和機1に設定温度を26℃として冷房運転を行わせる。そして、室温が28℃未満となったら、実施の形態1で説明した身体負荷軽減制御を行い、室温を26℃にする。
なお、図7には示していないが、ステップS207~S212の処理の途中で室温が閾値以上となった場合はステップS201~204の処理を行い、室温が閾値未満なったらステップS207~S212の処理を再開するような制御としてもよい。
また、上記の説明は、図7に示す制御フローの開始時に空気調和機1が停止状態である場合であるが、空気調和機1が運転状態である場合は、ステップS205の処理がスキップされる以外は同じである。
以上、実施の形態2に係る空気調和システムにおいて、設定手段から空気調和機1に対して目標温度および目標時間が設定された場合において、制御装置23は、空調対象空間の温度があらかじめ設定された閾値以上の間は目標温度を設定温度として空気調和機1に対して送信する通常制御を行い、空調対象空間の温度が閾値未満の間は身体負荷軽減制御を行うものである。
実施の形態2に係る空気調和システムによれば、空調対象空間の温度が閾値以上の間は通常制御を行い、空調対象空間の温度が閾値未満の間は身体負荷軽減制御を行うので、目標温度へ到達するのを早めつつ、急激な温度変化を抑制することができる。
実施の形態3.
以下、実施の形態3について説明するが、実施の形態1と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
実施の形態1の身体負荷軽減制御は、通常制御に比べて空調対象空間が快適な温度になるまで長い時間が必要となる。また、身体負荷軽減制御は、空調対象空間に人がいない場合には利点がない。そこで、実施の形態3では、人の有無を見分けて、通常制御と身体負荷軽減制御とを使い分ける。具体的には、実施の形態3では、空調対象空間に人がいない場合は通常制御を行い、空調対象空間に人が来てから身体負荷軽減制御を行う。
図8は、実施の形態3に係る空気調和システムの構成を示す模式図である。図9は、実施の形態3に係る空気調和システムの空気調和機1の機能ブロック図である。
図8に示すように、空気調和機1は、居室6の人を検知する人感センサ201を備えている。そして、図9に示すように、人感センサ201が取得した居室6の人の有無の情報は入力部11に送信され、入力部11で入力情報として処理される。なお、人感センサ201は、たとえば赤外センサあるいは可視カメラであるが、それに限定されず、人の有無を検知できればその他のものでもよい。
図10は、実施の形態3に係る空気調和システムの遠隔操作集中管理装置7の制御フローを示す図である。
以下、実施の形態3に係る空気調和システムの遠隔操作集中管理装置7の制御フローについて、図10を用いて説明する。なお、図10に示す制御フローの開始時は、空気調和機1が停止状態であるものとする。また、図10に示す制御フローの開始時は、居室6に人がいない状態であるものとする。これは、たとえば居室6を寝室としたとき、就寝前に寝室を冷やそうと目標温度および目標時間を設定したが、運転開始時間になってもユーザーが寝室に入室しなかった場合などが挙げられる。
ステップS301~S307の処理は実施の形態1のステップS101~S107の処理と同じであるため、説明を省略する。
(ステップS308)
制御装置23は、アダプタ2から送信された居室6の人の有無の情報を取得する。なお、居室6の人の有無の情報は人感センサ201から取得され、定期通信時にアダプタ2が遠隔操作集中管理装置7に送信する。
(ステップS309)
制御装置23は、居室6に人がいるかを判定する。制御装置23が、居室6に人がいると判定した場合、ステップS311の処理に進む。一方、制御装置23が、居室6に人がいないと判定した場合、ステップS310の処理に進む。
(ステップS310)
制御装置23は、目標温度を設定温度とし、空気調和機1に設定温度の情報を送信する。
(ステップS311)
制御装置23は、前回に空気調和機1に設定温度の情報を送信してから更新時間が経過したかどうかを判定する。ここで、更新時間は、たとえば、[(60/健康温度傾き)×設定温度の最小単位]分である。そして、健康温度傾きが3℃/h(1時間当たり3℃)、設定温度の最小単位が0.5℃である場合、更新時間は、(60/3)×0.5=10分となる。制御装置23が、前回に空気調和機1に設定温度の情報を送信してから更新時間が経過したと判定した場合、ステップS312の処理に進む。一方、制御装置23が、前回に空気調和機1に設定温度の情報を送信してから更新時間が経過していないと判定した場合、ステップS313の処理に進む。
(ステップS312)
制御装置23は、空気調和機1に(次回の)設定温度の情報を送信する。このとき、現在の設定温度から目標温度に向けて設定温度の最小単位だけ近づけた温度を(次回の)設定温度とする。たとえば、目標温度が25℃、現在の設定温度が27℃、設定温度の最小単位が0.5℃である場合、(次回の)設定温度は26.5℃となる。ただし、設定温度には、空調対象空間の単位時間当たりの温度変化が健康温度傾きを超えないような値が設定される。
(ステップS313)
制御装置23は、現在の時間が目標時間に到達したかを判定する。制御装置23が、現在の時間が目標時間に到達したと判定した場合、制御を終了する。一方、制御装置23が、現在の時間が目標時間に到達していないと判定した場合、ステップS306の処理に戻る。
たとえば、寝室の室温が21時時点で30℃である時、ユーザーが設定手段を用いて21時に寝室の空気調和機1に対して「目標温度:24℃」、「目標時間:23時」と設定し、ユーザーが寝室に入室した時間が22時である場合、実施の形態1の身体負荷軽減制御では23時の室温が27℃となる。それに対して、実施の形態3の制御では、21時から22時までは寝室に人がいないため通常制御となるため、22時にはすでに室温24℃となり、快適である。
また、実施の形態3の制御は、特に室温が目標温度と大きく離れていて、現在の時間が目標時間と近い場合に有効である。たとえば、ユーザーが22時に「目標温度:23℃」、「目標時間:23時」と設定した場合、現在の室温が30℃であったときは空調を行う時間が1時間しかないにもかかわらず、7℃の室温低下が要求される。また、健康温度傾きを3℃/h(1時間当たり3℃)とした場合、目標時間までに室温を目標温度にするのは不可能である。しかし、実施の形態3の制御では、空調対象空間に人がいない間に通常制御を行うことで、目標時間までに室温を目標温度にできる確率が高くなる。22時から30分間、空調対象空間に人を検知しない場合、その間に通常制御を行うことで22時30分には室温が25.5℃に到達する。そして、空調対象空間に人を検知したらそれ以降は実施の形態1の身体負荷軽減制御を行うことで、目標時間の23時までに1.5℃の室温低下がなされる。そのため、目標時間までに室温を目標温度にすることが可能となる。
以上、実施の形態3に係る空気調和システムは、空調対象空間の人の有無を検知する人感センサ201を備え、設定手段から空気調和機1に対して目標温度および目標時間が設定された場合において、制御装置23は、空調対象空間の人を検知していない間は目標温度を設定温度として空気調和機1に対して送信する通常制御を行い、空調対象空間の人を検知している間は身体負荷軽減制御を行うものである。
実施の形態3に係る空気調和システムによれば、空調対象空間の人を検知していない間は通常制御を行い、空調対象空間の人を検知している間は身体負荷軽減制御を行うので、空調対象空間が快適な温度になるまでの時間を早めつつ、急激な温度変化を抑制することができる。
実施の形態4.
以下、実施の形態4について説明するが、実施の形態1と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
ユーザーが部屋間を移動する場合、移動元の部屋と移動先との温度差が大きいと、人体に負担がかかる。そこで、実施の形態4では、移動元の部屋と移動先の部屋との温度差を小さくすることで、人体への負担を軽減する。
図11は、実施の形態4に係る空気調和システムの構成を示す模式図である。
図11に示すように、実施の形態4では2つの居室6、406があり、各居室6、406に空気調和機1、401、アダプタ2、402、室温センサ3、403、リモートコントローラ4、404がそれぞれ設けられている。そして、2つの空気調和機1、401は、アダプタ2、402、ルータ5、および、ネットワーク網9を介して遠隔操作集中管理装置7と接続されている。
空気調和機1は、空調対象空間である居室6の空調を行うものであり、空気調和機401は、空調対象空間である居室406の空調を行うものである。アダプタ2は、リモートコントローラ4からの情報とは異なる遠隔情報を送受信するものであり、アダプタ402は、リモートコントローラ404からの情報とは異なる遠隔情報を送受信するものである。室温センサ3は、空気調和機1に設けられており、居室6の温度を検知するものであり、室温センサ403は、空気調和機401に設けられており、居室406の温度を検知するものである。室温センサ3、403は、たとえばサーミスタであるが、それに限定されない。リモートコントローラ4は、ユーザーの設定情報を空気調和機1に送信するものであり、リモートコントローラ404は、ユーザーの設定情報を空気調和機401に送信するものである。ルータ5は、ネットワーク網9を介して送受信した情報をアダプタ2、402に送受信するものであり、なお、アダプタ2、402は、図11に示すように空気調和機1、401の外部に設けられているが、それに限定されず、空気調和機1、401の内部に設けられていてもよい。
図12は、実施の形態4に係る空気調和システムの遠隔操作集中管理装置7の制御フローを示す図である。
以下、実施の形態4に係る空気調和システムの遠隔操作集中管理装置7の制御フローについて、図12を用いて説明する。なお、図12に示す制御フローの開始時は、ユーザーは居室6におり、居室6の空気調和機1が運転状態、居室406の空気調和機401が停止状態であるものとする。そして、図12に示す制御フローの開始後、ユーザーは居室6から居室406に移動するものとする。
(ステップS401)
制御装置23は、アダプタ402または操作端末8から送信された目標温度および目標時間の情報を取得する。なお、ユーザーにより設定手段が操作され、空気調和機401に対して目標温度および目標時間が設定されたら、アダプタ402または操作端末8が目標温度および目標時間の情報を遠隔操作集中管理装置7に送信する。
(ステップS402)
制御装置23は、アダプタ402から送信された居室406の温度の情報を取得する。なお、居室406の温度の情報は室温センサ403から取得され、定期通信時にアダプタ402が遠隔操作集中管理装置7に送信する。
(ステップS403)
制御装置23は、S401、S402で取得した目標温度、目標時間、および、居室406の温度と、あらかじめ設定された健康温度傾きとに基づいて、空気調和機401の運転を開始する時間であるかを判定する。たとえば、制御装置23は、(目標時間-現在の時間)×健康温度傾き≦(現在の居室の温度-目標温度)が成立したら、空気調和機401の運転を開始する時間であると判定する。制御装置23が、空気調和機401の運転を開始する時間であると判定した場合、ステップS405の処理に進む。一方、制御装置23が、空気調和機401の運転を開始する時間ではないと判定した場合、ステップS404の処理に進む。
(ステップS404)
制御装置23は、現在の時間が目標時間に到達したかを判定する。制御装置23が、現在の時間が目標時間に到達したと判定した場合、制御を終了する。一方、制御装置23が、現在の時間が目標時間に到達していないと判定した場合、ステップS402の処理に戻る。
(ステップS405)
制御装置23は、居室6に人がいるかを判定する。制御装置23が、居室6に人がいると判定した場合、ステップS406の処理に進む。一方、制御装置23が、居室6に人がいないと判定した場合、ステップS408の処理に進む。
なお、ステップS405において、制御装置23は、居室6に人がいるかを、空気調和機1が人感センサを備えている場合、人感センサが居室6の人を検知したかに基づいて判定してもよいし、空気調和機1が運転中かに基づいて判定してもよいし、空気調和機1が停止してからあらかじめ設定された時間内に空気調和機401に対して目標温度および目標時間が設定されたかに基づいて判定してもよい。空気調和機1が運転中であった場合は、居室6に人がいるとみなすことができる。また、部屋を移動する少し前に空気調和機1を停止させることを想定すると、空気調和機1が停止してからあらかじめ設定された時間内に空気調和機401に対して目標温度および目標時間が設定された場合も、居室6に人がいるとみなすことができる。
(ステップS406)
制御装置23は、アダプタ2から送信された居室6の温度の情報を取得する。なお、居室6の温度の情報は室温センサ3から取得され、定期通信時にアダプタ2が遠隔操作集中管理装置7に送信する。
(ステップS407)
制御装置23は、空気調和機401に運転開始情報を送信する。なお、空気調和機401がアダプタ402を介して運転開始情報を受信したら、空気調和機401は運転を開始する。ここで、運転開始情報には設定温度の情報が含まれ、この設定温度には、居室6の室温が設定される。
(ステップS408)
制御装置23は、空気調和機401に運転開始情報を送信する。なお、空気調和機401がアダプタ2を介して運転開始情報を受信したら、空気調和機401は運転を開始する。ここで、運転開始情報には設定温度の情報が含まれ、この設定温度には、空調対象空間の単位時間他当たりの温度変化が健康温度傾きを超えないような値が設定される。
(ステップS409)
制御装置23は、アダプタ402から送信された居室406の温度の情報を取得する。なお、居室406の温度の情報は室温センサ403から取得され、定期通信時にアダプタ402が遠隔操作集中管理装置7に送信する。
(ステップS410)
制御装置23は、居室406の温度が目標温度に到達したかを判定する。制御装置23が、居室406の温度が目標温度に到達したと判定した場合、制御を終了する。一方、制御装置23が、居室406の温度が目標温度に到達していないと判定した場合、ステップS411の処理に進む。
(ステップS411)
制御装置23は、前回に空気調和機401に設定温度の情報を送信してから更新時間が経過したかどうかを判定する。ここで、更新時間は、たとえば、[(60/健康温度傾き)×設定温度の最小単位]分である。そして、健康温度傾きが3℃/h(1時間当たり3℃)、設定温度の最小単位が0.5℃である場合、更新時間は、(60/3)×0.5=10分となる。制御装置23が、前回に空気調和機401に設定温度の情報を送信してから更新時間が経過したと判定した場合、ステップS412の処理に進む。一方、制御装置23が、前回に空気調和機401に設定温度の情報を送信してから更新時間が経過していないと判定した場合、ステップS413の処理に進む。
(ステップS412)
制御装置23は、空気調和機401に(次回の)設定温度の情報を送信する。このとき、現在の設定温度から目標温度に向けて設定温度の最小単位だけ近づけた温度を(次回の)設定温度とする。たとえば、目標温度が25℃、現在の設定温度が27℃、設定温度の最小単位が0.5℃である場合、(次回の)設定温度は26.5℃となる。ただし、設定温度には、空調対象空間の単位時間当たりの温度変化が健康温度傾きを超えないような値が設定される。
(ステップS413)
制御装置23は、現在の時間が目標時間に到達したかを判定する。制御装置23が、現在の時間が目標時間に到達したと判定した場合、制御を終了する。一方、制御装置23が、現在の時間が目標時間に到達していないと判定した場合、ステップS409の処理に戻る。
たとえば、居室6をリビング、居室406を寝室とする。ユーザーが就寝前にリビングで過ごしている時、寝室の空気調和機401に対して目標温度および目標時間を設定する。このとき、リビングが空調されており23℃、寝室が空調されておらず28℃であった場合、実施の形態1の身体負荷軽減制御では寝室の温度がなかなか下がらず、ユーザーが目標時間よりも早く寝室に移動すると、就寝前に汗をかいてしまうなど人体への負担が大きくなる。そこで、実施の形態4のように、ユーザーが移動元のリビングにいる間に、移動先の寝室を移動元のリビングと同じ温度にし、ユーザーが寝室に移動したら実施の形態1の身体負荷軽減制御を行うことで、移動元の部屋と移動先の部屋との温度差が小さくなるため、人体への負担を軽減することが可能となる。
以上、実施の形態4に係る空気調和システムは、それぞれ異なる空調対象空間の空調を行う空気調和機1、401を二つ備え、一方の空調対象空間の空調を行う一方の空気調和機1が運転状態かつ他方の空調対象空間の空調を行う他方の空気調和機401が停止状態で、設定手段から他方の空気調和機401に対して目標温度および目標時間が設定された場合において、制御装置23は、一方の空調対象空間の人を検知している間は一方の空調対象空間の温度を設定温度として他方の空気調和機401に対して送信する通常制御を行い、一方の空調対象空間の人を検知していない間は、目標温度と目標時間と他方の空調対象空間の温度とに基づいて、他方の空調対象空間の単位時間当たりの温度変化が健康温度傾きを超えないように設定温度を算出し、更新時間毎に設定温度を他方の空気調和機401に対して送信する身体負荷軽減制御を行うものである。
実施の形態4に係る空気調和システムによれば、移動元である一方の空調対象空間で人を検知している間は通常制御で一方の空調対象空間と同じ温度環境を移動先である他方の空調対象空間に作りだす。そのため、移動先と移動元との温度変化を小さくすることができる。
実施の形態5.
以下、実施の形態5について説明するが、実施の形態1と重複するものについては説明を省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
冬場に空気調和機1の暖房運転を停止した時、住宅の気密性によっては空調対象空間の急激な温度低下が考えられる。しかし、特に就寝中の温度変化に対して人間は鈍感になるため、空調対象空間の急激な温度低下が生じたとしてもそれに気づくことは非常に難しい。また、喘息の発作を起こさないためには肺に取り込まれる空気の温度が重要である。就寝中、身体は布団に入っているため暖かく感じられるが、肺に取り込まれる温度は低いため、温度遷移によっては喘息発作のリスクが上がる。しかし、節電のため就寝中は空気調和機1の運転を停止させたいと思うユーザーも多い。そこで、実施の形態5では、住宅の気密性が低いことを学習した場合、設定手段から停止が設定されても、しばらく能力を抑えた暖房運転を行うことで、空調対象空間の急激な温度変化を避け、空調対象空間の温度が外気温と一定の温度差まで縮まってから空気調和機1の運転を停止させることで、人体への負担を軽減する。
図13は、実施の形態5に係る空気調和システムの構成を示す模式図である。図14は、実施の形態5に係る空気調和システムの空気調和機1の機能ブロック図である。
図13に示すように、空気調和機1は室外機501を備え、その室外機501には外気温を検知する外気温センサ502が設けられている。外気温センサ502は、たとえばサーミスタであるが、それに限定されない。そして、図14に示すように、外気温センサ502が取得した外気温の情報は入力部11に送信され、入力部11で入力情報として処理される。
図15は、実施の形態5に係る空気調和システムの遠隔操作集中管理装置7の制御フローを示す図である。
以下、実施の形態5に係る空気調和システムの遠隔操作集中管理装置7の制御フローについて、図15を用いて説明する。なお、図15に示す制御フローの開始時は、空気調和機1が運転状態であるものとする。
(ステップS501)
制御装置23は、停止情報を受信したかを判定する。なお、ユーザーにより設定手段が操作され、空気調和機1に対して停止が設定されたら、アダプタ2または操作端末8が停止情報を遠隔操作集中管理装置7に送信する。制御装置23が、停止情報を受信したと判定した場合、ステップS502の処理に進む。一方、制御装置23が、停止情報を受信していないと判定した場合、再度ステップS501の処理を行う。
(ステップS502)
制御装置23は、アダプタ2から送信された外気温の情報を取得する。なお、外気温の情報は外気温センサ502から取得され、定期通信時にアダプタ2が遠隔操作集中管理装置7に送信する。
(ステップS503)
制御装置23は、アダプタ2から送信された室温の情報を取得する。なお、室温の情報は室温センサ3から取得され、定期通信時にアダプタ2が遠隔操作集中管理装置7に送信する。
(ステップS504)
制御装置23は、ステップS502、ステップS503で取得した外気温、室温、あらかじめ設定された健康温度傾き、および、住宅の気密性に基づいて、人体への負担を軽減した停止(以下、アシスト暖房と称する)を行う必要があるかを判定する。ここで、住宅性能の気密性および断熱性は、空気調和機1が稼働している状態で室温が均一になっているとき、空気調和機1が稼働している部屋の熱収支が平衡していると言えるため、このときの室温と外気温との温度差と、空気調和機1による投入熱量(吹き出し温度と吹き出し風量)とから推定できる。この時、日射による影響や室内の家電などの他熱源の影響を考慮に入れてもよい。制御装置23が、アシスト暖房を行う必要があると判定した場合、ステップS505の処理に進む。一方、制御装置23が、暖房アシスト暖房を行う必要がないと判定した場合、制御を終了する。なお、アシスト暖房は空調対象空間に人がいる場合のみ有効であるため、アシスト暖房を行う必要があるかを判定する条件に、空調対象空間に人がいるかどうかを含めてもよいし、あらかじめ学習させたユーザーの就寝時間を含めてもよい。
(ステップS505)
制御装置23は、健康温度傾きを超える温度変化が起きないよう、外気温、室温、健康温度傾き、および、住宅の気密性に基づいて設定温度を算出し、空気調和機1に設定温度の情報を送信する。
なお、ステップS504において、制御装置23が、アシスト暖房を行う必要があると判定した場合であっても、ユーザーにより再度、空気調和機1に対して停止が設定されたら、ユーザーの意思を尊重し、アシスト暖房をキャンセルして空気調和機1を停止するようにしてもよい。
たとえば、就寝前にユーザーが空気調和機1に対して停止を設定した時、外気温が0℃で室温が23℃である場合、住宅の気密性に基づいて、3℃/hの健康温度傾きを超える温度変化、つまり1時間当たり3℃を超える温度変化があると判定した場合、アシスト暖房を行う。これにより、就寝中の急激な温度変化を避けることができ、急激な温度変化を懸念して就寝時に空気調和機1を常時運転させているユーザーにとっては、空気調和機1の運転時間を減らすことができ、節電することができる。
以上、実施の形態5に係る空気調和システムは、外気温を検知する外気温センサ502を備え、空気調和機1が運転状態で設定手段から空気調和機1に対して停止が設定された場合において、制御装置23は、外気温と空調対象空間の温度と住宅の気密性とに基づいて、人体への負担を軽減した停止を行う必要があるかどうかを判定し、人体への負担を軽減した停止を行う必要があると判定した場合、外気温と空調対象空間の温度と住宅の気密性とに基づいて設定温度を算出し、設定温度を空気調和機1に対して送信し、人体への負担を軽減した停止を必要がないと判定した場合、停止情報を空気調和機1に対して送信するものである。
実施の形態5に係る空気調和システムによれば、人体への負担を軽減した停止を行う必要があると判定した場合、外気温と空調対象空間の温度と住宅の気密性とに基づいて設定温度を算出し、設定温度を空気調和機1に対して送信するので、空気調和機1が停止した後の空調対象空間の急激な温度変化を避けることができる。
1 空気調和機、2 アダプタ、3 室温センサ、4 リモートコントローラ、5 ルータ、6 居室、7 遠隔操作集中管理装置、8 操作端末、9 ネットワーク網、10 空調機制御装置、11 入力部、12 空調機室内制御部、13 空調機記憶部、14 出力部、15 遠隔情報入出力部、16 駆動アクチュエータ、19 空調機遠隔情報入出力部、20 遠隔情報制御部、21 遠隔記憶部、22 操作端末情報処理部、23 制御装置、201 人感センサ、401 空気調和機、402 アダプタ、403 室温センサ、404 リモートコントローラ、406 居室、501 室外機、502 外気温センサ。

Claims (5)

  1. 空調対象空間の空調を行う空気調和機と、
    前記空気調和機とネットワーク網を介して通信を行う遠隔操作集中管理装置と、
    前記空調対象空間の温度を検知する室温センサと、
    外気温を検知する外気温センサと、
    目標温度および目標時間の設定を行う設定手段と、を備え、
    前記遠隔操作集中管理装置は、
    前記設定手段から前記空気調和機に対して設定された前記目標温度と前記目標時間と前記空調対象空間の温度とに基づいて、前記空調対象空間の単位時間当たりの温度変化があらかじめ設定された健康温度傾きを超えないように設定温度を算出し、あらかじめ設定された更新時間毎に該設定温度を前記空気調和機に対して送信する身体負荷軽減制御を行う制御装置を備え、
    前記空気調和機が運転状態で前記設定手段から前記空気調和機に対して停止が設定された場合において、
    前記制御装置は、
    前記外気温と前記空調対象空間の温度と住宅の気密性とに基づいて、人体への負担を軽減した停止を行う必要があるかどうかを判定し、
    前記人体への負担を軽減した停止を行う必要があると判定した場合、
    前記外気温と前記空調対象空間の温度と前記住宅の気密性とに基づいて設定温度を算出し、該設定温度を前記空気調和機に対して送信し、
    前記人体への負担を軽減した停止を必要がないと判定した場合、停止情報を前記空気調和機に対して送信する
    空気調和システム。
  2. 前記設定手段から前記空気調和機に対して前記目標温度および前記目標時間が設定された場合において、
    前記制御装置は、
    前記空調対象空間の温度があらかじめ設定された閾値以上の間は前記目標温度を設定温度として前記空気調和機に対して送信する通常制御を行い、前記空調対象空間の温度が前記閾値未満の間は前記身体負荷軽減制御を行う
    請求項1に記載の空気調和システム。
  3. 前記空調対象空間の人の有無を検知する人感センサを備え、
    前記設定手段から前記空気調和機に対して前記目標温度および前記目標時間が設定された場合において、
    前記制御装置は、
    前記空調対象空間の人を検知していない間は前記目標温度を設定温度として前記空気調和機に対して送信する通常制御を行い、前記空調対象空間の人を検知している間は前記身体負荷軽減制御を行う
    請求項1に記載の空気調和システム。
  4. それぞれ異なる前記空調対象空間の空調を行う前記空気調和機を二つ備え、
    一方の前記空調対象空間の空調を行う一方の前記空気調和機が運転状態かつ他方の前記空調対象空間の空調を行う他方の前記空気調和機が停止状態で、前記設定手段から他方の前記空気調和機に対して前記目標温度および前記目標時間が設定された場合において、
    前記制御装置は、
    一方の前記空調対象空間の人を検知している間は一方の前記空調対象空間の温度を設定温度として他方の前記空気調和機に対して送信する通常制御を行い、一方の前記空調対象空間の人を検知していない間は、前記目標温度と前記目標時間と他方の前記空調対象空間の温度とに基づいて、他方の前記空調対象空間の単位時間当たりの温度変化が前記健康温度傾きを超えないように設定温度を算出し、前記更新時間毎に該設定温度を他方の前記空気調和機に対して送信する前記身体負荷軽減制御を行う
    請求項1に記載の空気調和システム。
  5. 前記設定手段は表示画面を備え、
    前記制御装置は、
    前記身体負荷軽減制御を行っている間、前記空調対象空間の温度変化を示す情報を前記設定手段に対して送信し、
    前記設定手段は、前記情報を受信したら前記表示画面に表示させる
    請求項1~のいずれか一項に記載の空気調和システム。
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