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JP7335751B2 - 厨房機器 - Google Patents
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JP7335751B2 - 厨房機器 - Google Patents

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本発明は、所定の機能に関する制御情報を入出力可能な信号端子部を備えた厨房機器に関する。
所定の機能に関する制御情報を入出力可能な信号端子部を備えた厨房機器として、例えば、下記の特許文献1に開示された貯蔵庫がある。この貯蔵庫は、正面を向く操作パネルにデータの入出力が可能なUSBポートが設けられて、USBメモリを介して外部の端末装置とのデータのやり取りを可能にしている。
特開2019-82272号公報
上記特許文献1の貯蔵庫をはじめ多くの厨房機器では、ユーザが食材や食品を取り扱う必要上、調理時や清掃時においては頻繁に水が使用される。そのため、厨房機器の外観を構成するハウジングや操作パネルは被水する可能性が少なくないことから、正面を向く操作パネル等にUSBポート等の信号端子部が設けられて外部に露出している場合には水がかかってしまうことがあり、このような被水に起因して故障が発生するおそれがあった。
調理時や清掃時の被水は、操作マニュアル等に注意事項として記載してユーザに注意を促すことによって、ある程度は予防することが可能ではあるものの、ユーザによっては、例えば、濡れタオル等で拭き掃除を行う際に信号端子部の存在が気になってしまうこともある。また調理中においても同様の問題が発生し得る。そのため、清掃時や調理時の作業効率が低下するおそれがあった。正面から信号端子部が見えてしまうことから、外観上の見栄えもあまりよいものではなかった。本発明は、清掃時や調理時の作業効率を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、所定の機能に関する制御情報を入出力可能な信号端子部を備えた厨房機器であって信号端子部は厨房機器の外観を構成するハウジングまたはパネルの外側底部が有する凹部内に設けられ、凹部は、外側底部と別体であって凹状部と凹状部の開口に設けられるフランジ部とを有するブラケットと、外側底部に形成されて凹状部の開口よりも大きくかつフランジ部の外周縁よりも小さく開口したアクセス窓と、を備えたことを特徴とする厨房機器を提供するものである。
上記のように構成した厨房機器においては、信号端子部は、厨房機器の外観を構成するハウジングまたはパネルの外側底部に位置していることから、ハウジングまたはパネルの正面や側面に信号端子部が位置している場合に比べて外部に露出していても水がかかりにくい。また、ハウジングまたはパネルの外側底部は、毎日の拭き掃除等の清掃対象から除外され易い位置であるため、そのような位置に信号端子部が存在しても清掃時や調理時にユーザ(使用者)の気になりにくい。したがって、清掃時や調理時の作業効率を向上させることができた。また、ハウジングまたはパネルの外側底部は、外観上目立ちにくいため、信号端子部の存在が見栄えに影響しにくいものになった。また、信号端子部は、外側底部が有する凹部内に設けられているので、凹部の外周縁に比べて信号端子部は、厨房機器の設置状態上下方向(通常は鉛直方向)の上側(上方)に位置する。そのため、例えば、厨房機器の上方から垂れて来た水滴は凹部の外周縁から下方に落下することから、その外周縁よりも上側(上方)の信号端子部には水滴が浸入しにくい。凹部は、外側底部と別体であって凹状部と凹状部の開口に設けられるフランジ部とを有するブラケットと、外側底部に形成されて凹状部の開口よりも大きくかつフランジ部の外周縁よりも小さく開口したアクセス窓と、を備えているので、アクセス窓の開口縁よりも内側に凹部の開口縁、つまりフランジ部の角縁部が位置することになる。これにより、例えば、信号端子部に端末装置等を接続する際に作業者等が凹部内に指を差し入れても、その指は、アクセス窓の開口縁に触れるよりもフランジ部の角縁部に触れ易くなる。そのため、アクセス窓の開口縁に比べて、丸みができ易いフランジ部の角縁部の方に作業者等の指が触れる可能性を高めることができた。
上記のように構成した厨房機器においては、信号端子部は、凹部内の底面に設けられ、底面は、ハウジングまたはパネルの側方外側に向けて傾斜しているのが好ましい。このように構成したときには、信号端子部が設けられた底部は、凹部内においてハウジングまたはパネルの側方外側に斜めに向く。これにより、底部が真下に向く場合に比べて斜めに向いたぶんだけ信号端子部がハウジングまたはパネルの側方外側に近づくことから、例えば、メンテナンス作業等における信号端子部へのコネクタの接続を容易に行うことができるようになった。つまり、信号端子部にメモリデバイスや端末装置等を接続して行うメンテナンス作業等の作業性を向上させることができた。
上記のように構成した厨房機器においては、信号端子部を覆い得るカバーが設けられているのが好ましい。このように構成したときには、信号端子部はカバーにより覆われるため、例えば、被水しても信号端子部やその内部に水滴が浸入することを防止することができるようになった。
本発明の加熱調理器の一実施形態の正面図である。 図1の扉を開いた状態とした正面図である。 前後方向の中央部における縦方向断面図である。 A-A断面図である。 仕切板と支持フレームとを取り外したときのA-A断面図である。 ハウジングの左パネルを取り外して機械室が見えるようにした左側面図である。 加熱調理器を左前底方向から見た斜視図である。 操作パネルを裏側から見た背面図(a)と、B-B断面図(b)である。 操作パネルの底面付近を底面方向から見た拡大図(a)と、ポートブラケット単体の斜視図(b)である。 入出力ポート付きのポートブラケットをワイヤハーネス側から見た斜視図(a)と、同ポートブラケットをキャップ側から見た斜視図(b)である。 キャップ単体の図であり、開いた状態の平面図(a)及び側面図(b)と、閉じた状態の平面図(c)及び側面図(d)である。 制御装置のブロック図である。
以下に、本発明の厨房機器の一実施形態を添付図面を参照して説明する。本発明の厨房機器は、スチームコンベクションオーブンと呼ばれるもので、蒸気を含んだ熱風を対流させて食材を加熱調理する加熱調理器である。
図1に示したように、加熱調理器10は、ハウジング11内の左側部に機械室12と、ハウジング11内の機械室12を除いた部分に食材を加熱調理するための調理庫20と、を備えている。機械室12は前面が開口部11aにより開口していて、開口部11aは、保守点検時にサービスマン等の作業員が開閉する扉としても機能する操作パネル50によって覆われている。図2に示したように、調理庫20の前面部には、食材を出し入れする開口部20aが設けられている。ハウジング11には、矩形状の開口部20aを開閉自在に塞ぐ扉13が回動自在に軸支されている。
図2及び図3に示したように、調理庫20は食材を収容して加熱調理するためのものである。調理庫20の左側部を除く部分を食材を収容する食材収容室21とし、調理庫20の左側部を食材収容室21に送り出す熱風を生成する熱風生成室22としている。なお、図2の符号56は、操作パネル50の本来の機能を実現する操作部を示すものであり、これについては、後で図7を参照しながら説明する。
図3及び図4に示したように、調理庫20の左右方向の中央部より左側には食材収容室21と熱風生成室22を仕切る仕切板23が設けられている。仕切板23には多数の開口よりなる吸込口23aが設けられていて、食材収容室21内の空気は吸込口23aを通って熱風生成室22に送られる。また、仕切板23は調理庫20の天井壁、底壁、前壁及び後壁との間に通風路23bが形成されるように調理庫20に取り付けられて、熱風生成室22の空気は通風路23bを通って食材収容室21に送られる。
図2~図4に示したように、調理庫20の食材収容室21にはホテルパンと呼ばれるトレイを上下に多段状に支持する左右一対の支持フレーム24が設けられている。各支持フレーム24は前後一対の支柱24aと、前後の支柱24aに固定されてトレイの左右の縁部を支持するレール24bとを備えている。
図3及び図5に示したように、調理庫20の左側部にはヒータ25と対流ファン26が設けられている。ヒータ25は調理庫20を加熱するものであり、対流ファン26は調理庫20内の空気を対流させるものである。ヒータ25は調理庫20の左側壁に環状に巻回されている。また、環状に巻回されたヒータ25の内側には対流ファン26が配置されている。調理庫20の左側壁には温度センサ27が設けられていて、温度センサ27は調理庫20内の温度を検出するものである。
ヒータ25と対流ファン26を作動させると、食材収容室21の空気は吸込口23aを通って熱風生成室22に送られる。対流ファン26から遠心方向外向きに吹き出された空気は、熱風生成室22内にてヒータ25によって加熱されて熱風となり、加熱された熱風は仕切板23と調理庫20の各壁との間の通風路23bを通って食材収容室21に送られる。ヒータ25や対流ファン26の駆動制御は、ユーザが選択する調理モードの調理プログラムに基づいて制御装置90が行うように構成されており、温度センサ27により検出された庫内温度の情報は、このような駆動制御に用いられる。制御装置90は、例えば、機械室12に収容されている(図6参照)。
図6に示したように、ハウジング11の機械室12には、調理庫20内に蒸気を供給する蒸気発生装置30や、操作部56から入力される調理モードの情報等に基づいてヒータ25や対流ファン26の駆動制御を行う制御装置90等が設けられている。蒸気発生装置30は、電磁誘導による誘導加熱によって水を加熱して蒸気を発生させるものであり、調理庫20から排水を流すための排水タンク14の上側に立設している。この実施形態では誘導加熱式の構成を例示するが、ガス加熱式のものもある。
例えば、蒸気発生装置30は、所定の水位の水を貯えた筒形の蒸気発生容器31と、蒸気発生容器31内の水を加熱する加熱体(図示省略)と、蒸気発生容器31の外周に巻回されて加熱体を発熱させる誘導加熱コイル32と、蒸気発生容器31内で発生した蒸気を調理庫20に送出する蒸気送出筒33とを備えている。蒸気送出筒33は図5に示した調理庫20の蒸気導入口20bに接続されていて、蒸気発生容器31内で発生した蒸気は蒸気送出筒33を通って蒸気導入口20bから調理庫20内に送られる。
また、制御装置90は、ヒータ25、対流ファン26、温度センサ27、蒸気発生装置30、ポンプ(図示省略)、給水弁(図示省略)や操作パネル50の操作部56等に接続されている(図12参照)。制御装置90はマイクロコンピュータ(図示省略)を有しており、マイクロコンピュータは、バスを介してそれぞれ接続されたCPU、RAM、ROM及びタイマ(いずれも図示省略)を備えている。制御装置90は、ROMに調理庫20内の食材を加熱調理する調理プログラム等を備えている。
この実施形態では、例えば、調理プログラムは、ヒータ25と対流ファン26を作動させて対流する熱風により食材を加熱調理するホットエアモード調理プログラムと、対流ファン26と蒸気発生装置30を作動させて対流する蒸気を含んだ熱風により食材を加熱調理をするスチームモード調理プログラムと、ヒータ25と対流ファン26と蒸気発生装置30を作動させて対流する蒸気を含んだ高温の熱風により食材を加熱調理をするコンビモード調理プログラムとの3種類を備えている。
なお、食材の調理に応じた調理庫20内の設定温度、蒸気量及び調理時間をセットした上記の各調理プログラムがROMに予め記憶されている。また、ユーザのニーズに応じた調理庫20内の設定温度、蒸気量及び調理時間等の調理条件を各調理プログラムの組み合わせにより設定可能となっている(このような設定を以下「調理メニュー」という)。後述するように、制御装置90は、操作パネル50に設けられた操作部56の操作ユニット57に電気的に接続されていて、ユーザによる操作部56の操作によって上記の調理プログラムの選択や調理メニュー等の入力が可能になっている(図12参照)。
このような調理メニューのデータは、後述する入出力ポート70を介して外部のUSBメモリ装置に書き込んだり読み出したりすることも可能になっている。また、外部のデータサーバ等(例えば、インターネット上のウェブサイト等)からダウンロードした調理メニューのデータを入出力ポート70を介して制御装置90に入力することも可能である。そのため、制御装置90には入出力ポート70も接続されている(図12参照)。
図3及び図4に示したように、調理庫20の天井壁には洗浄ノズル40が設けられ、調理庫20の底壁には排水口20cが形成されている。排水口20cは第1排水管15によって排水タンク14に接続されている。排水タンク14には第2排水管16が接続されていて、第2排水管16には排水弁17が介装されている。排水タンク14内の水は排水弁17を開放することで第2排水管16を通ってハウジング11の外部に排出される。
また、第2排水管16には排水弁17よりも上流側に洗浄水供給管41の導入端部が接続されていて、洗浄水供給管41の導出端部は調理庫20の天井壁に設けた洗浄ノズル40に接続されている。洗浄水供給管41にはポンプが介装されており、排水タンク14内に貯めた洗浄水はこのポンプによって洗浄ノズル40に送られる。排水タンク14には、水道等の給水源から洗浄用の水(洗浄水)を供給する給水管が給水弁を介して接続されている。ポンプ、給水管や給水弁は図示されていない。
操作パネル50の操作部56は、加熱調理器10のユーザが調理モードを選択したり加熱調理器10の設定状態を表示したりするものであり、制御装置90に対するマンマシンインタフェース(入出力装置)の役割を果たす。
図7に示したように、例えば、操作部56には、電源投入時に押下される電源ボタン56a、ユーザが選択可能な各種の調理モードや現在の運転状態等が表示されたりユーザが画面に触れることで選択された情報等を入力できたりする液晶タッチパネル56b、加熱調理の開始や終了を指示するときに押下されるスタートボタン56c、液晶タッチパネル56bに表示される設定温度を選択するときにユーザが回して操作するダイヤル56d等が設けられている。
このような操作部56を構成する電子回路基板等は、操作ユニット57に収容されていて、図8(a)に示したように、操作ユニット57は、操作パネル50の裏側に取り付けられている。なお、同図においては、操作ユニット57を構成するプリント基板に実装されている電子部品や電気配線等の表現を省略していることに注意されたい。
操作パネル50は、主に、その外観を構成するパネル本体51と、本体パネル51の底部52においてLアングル状に形成されるフランジ部53と、上述の操作部56及び操作ユニット57と、ポートブラケット61、入出力ポート70等により構成されている。この実施形態では、操作パネル50の底部52には、アクセス窓52aとポートブラケット61とにより構成される凹部60が形成されており、この凹部60内に入出力ポート70が設けられている(図8(b)参照)。
これにより、入出力ポート70は、底部52が有する凹部60内に設けられていることから、凹部60の外周縁60aに比べて入出力ポート70は、加熱調理器10の設置状態上下方向(通常は鉛直方向)の上方(矢印UPの方向)に位置する。そのため、例えば、加熱調理器10の上方(矢印UPの方向)から水滴が垂れて来てもその水滴は、凹部60の外周縁60aから下方(矢印DOWNの方向)に落下するため、外周縁60aよりも上方に位置する入出力ポート70には水滴が浸入しにくい。したがって、加熱調理器10の底部52が鉛直方向下側にある場合においては、入出力ポート70の被水を抑制することができるようになった。
なお、操作パネル50は、ユーザが使用する通常状態においては開かれることのない機械室12の開口部11aを覆う「扉」としても機能する。そのため、操作パネル50の背面右側(正面から見て左側)には、ハウジング11に対して回動自在に操作パネル50を支持する蝶番54の片側が取り付けられている。
図9に示したように、操作パネル50の底部52に取り付けられて凹部60を構成するポートブラケット61は、例えば、板厚約1mmのステンレス鋼板を板金加工して構成されたものである。この実施形態では、ポートブラケット61は、蓋のない箱形状であって、開口61aの平面視形状が横長矩形に形成されている。横長矩形を構成する、2つの短辺相当の側壁部63R,63Lと2つの長辺相当の側壁部64F,64Rとには、それぞれの側壁部63R,63L,64F,64Rから延びて外向きに折り曲げ加工された外開きのフランジ部65~68が形成されている。折曲加工部分である折曲部65a~68aは丸みを帯びている。
この実施形態では、ポートブラケット61は、操作パネル50の底部52に取り付けた状態において、本体パネル51がある前面方向(矢印FRONTの方向)に向けて底面部62が傾斜している。そのため、ポートブラケット61の短辺相当の側壁部63R,63Lは、台形状に形成されている。具体的には、側壁部63R,63Lの台形状は、下底相当の側壁部64Fから上底相当の側壁部64Rに向けて垂直に延びる一方の脚と、側壁部64Fから側壁部64Rに向けて斜めに延びる他方の脚と、を有し、前面方向(矢印FRONTの方向)に向けて所定角度θで傾く底面部62は他方の脚に相当する。
所定角度θは、ポートブラケット61に取り付けられた入出力ポート70が前面方向に傾いても、正面から見て入出力ポート70(キャップ80は除く)が凹部60内に隠れて見えない範囲内に設定されている。このような所定角度θは、入出力ポート70の露出部分(後述するキャップ80を付けた場合にキャップ80に覆われて隠れる部分)の大きさや高さ(突出量)に基づいて適宜設定され、この実施形態では、例えば、20度以上30度以下に設定されている。
ポートブラケット61には、入出力ポート70を取り付けるための取付穴62aが底面部62のほぼ中央に形成されている。また、ポートブラケット61を底部52にねじ締結するための雌ねじ孔69がフランジ部65,66に形成されている。雌ねじ孔69には、雄ねじ59に螺合可能な雌ねじ溝が螺刻されている。図8(b)や図9(a)に示したように、ポートブラケット61は、操作パネル50の底部52の内側に収容されてアクセス窓52aの周囲にフランジ部65~68が位置するように、雄ねじ59によりねじ締結されて取り付けられる。
この実施形態では、底部52のアクセス窓52aは、ポートブラケット61の開口61aよりも大きく、かつ、ポートブラケット61のフランジ部65~68の外周縁Kよりも小さく開口している。これにより、フランジ部65~68の折曲部(角縁部)65a~68a(凹部60の開口61aの開口縁)がアクセス窓52aの開口縁よりも内側に位置することから、例えば、入出力ポート70にUSBメモリ装置や端末装置等を接続する際にユーザや作業者等が凹部60内に指を差し入れた場合においてもユーザや作業者等の指は折曲部65a~68aに触れ易くアクセス窓52aの開口縁に触れにくくなる。
折曲部65a~68aは、折曲加工部分であり丸みを帯びているため、ユーザや作業者等の指が折曲部65a~68aには指が掛かりにくい。したがって、アクセス窓52aの開口縁に比べ丸みのあるフランジ部65~68の折曲部65a~68aの方にユーザや作業者等の指が触れる可能性を高められるので、安全性を向上させることが可能になった。なお、この実施形態では、図10に示したように、前工程でポートブラケット61に入出力ポート70やキャップ80を組み付けた後で、入出力ポート70付きのポートブラケット61を操作パネル50の底部52に取り付ける。また、ポートブラケット61の長手方向にキャップ80(本体部81)が開くように入出力ポート70にキャップ80が取り付けられる。
図8~10に示したように、入出力ポート70は、前述したように制御装置90に対して、調理メニューのデータ等を外部から入力したり外部に出力したりすることが可能な入出力データのインタフェース部である。この実施形態では、入出力ポート70は、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠したシリアルインタフェースであり、一端側にUSBレセプタクル72を有し他端側にワイヤハーネス77が接続されている円柱状の本体部71と、本体部71の外周螺刻されるねじ溝に螺合可能なナット73,74と、底面部62とナット73の間に介在するガスケット75と、により構成されている。
USBレセプタクル72は、例えば、Type-A仕様であり、同仕様のプラグを備えたUSBメモリ装置やUSBケーブルを接続可能に構成されている。USBレセプタクル72の周囲は、難燃性に優れた円柱形状の樹脂モールドに囲まれている。この実施形態では、ポートブラケット61の凹部側から、ワイヤハーネス77、本体部71の順に底面部62の取付穴62aに通した後、本体部71にガスケット75を挿通させて本体部71の雄ねじ部71aにナット73,74を螺合させて本体部71を底面部62にねじ締め固定する。ナット73,74はダブルナットを構成している。
図11に示したように、キャップ80は、入出力ポート70のUSBレセプタクル72側を覆う本体部81と、USBレセプタクル72の樹脂モールドの周縁部に取り付けられる円環部82と、本体部81と円環部82を接続する接続部83と、本体部81において接続部83に対向する位置に設けられるタブ85と、により構成されており、これらは、例えば、硬質ゴム、ポリプロピレン樹脂等を一体に成形したものである。
この実施形態では、USBレセプタクル72の樹脂モールドは、一端部に大径部72aを有し、他端側に大径部72aよりも外径が小さい小径部72bを有する。そのため、本体部81は、その内側面81aが樹脂モールドの大径部72aを覆い得るように内径寸法等が設定されている。また、円環部82は、小径部72bの外径よりも大きく大径部72aの外径よりも小さい内径の内周縁82aを有する。これにより、円環部82を樹脂モールドの小径部72bに挿通することによって、キャップ80をUSBレセプタクル72に取り付け可能にしている。
このようなキャップ80が、入出力ポート70の一端側に設けられるUSBレセプタクル72を覆うことによって、例えば、被水してもキャップ80がUSBレセプタクル72やその内部に水滴が浸入することを防止することができるようになった。なお、入出力ポート70の他端側に設けられるワイヤハーネス77は、制御装置90に電気的に接続されている(図12参照)。
上記のように構成した加熱調理器10においては、入出力ポート70は、加熱調理器10の外観を構成する操作パネル50の底部52に位置していることから、操作パネル50の正面や側面に入出力ポート70が位置している場合に比べて外部に露出していても水がかかりにくい。また、操作パネル50の底部52は、毎日の拭き掃除等の清掃対象から除外され易い位置であるため、そのような位置に入出力ポート70が存在しても清掃時や調理時にユーザの気になりにくい。したがって、清掃時や調理時の作業効率を向上させることができた。また、操作パネル50の底部52は、外観上目立ちにくいため、入出力ポート70の存在が見栄えに影響しにくいものになった。
また、上記のように構成した加熱調理器10においては、入出力ポート70は、凹部60内の底面部62に設けられていて、その底面部62は、本体パネル51がある前面方向(矢印FRONTの方向)に向けて所定角度θで傾斜している。これにより、入出力ポート70が設けられた底面部62は、凹部60内において操作パネル50の前面方向(側方外側)に斜めに向くので、凹部60が真下に向く場合に比べて斜めに向いたぶんだけ入出力ポート70が操作パネル50の側方外側に近づく。したがって、例えば、USBメモリ装置に記憶させた調理メニューのデータを加熱調理器10の制御装置90に入力したりUSBメモリ装置に記憶させるために制御装置90から調理メニューのデータを出力したりする等の場合において、入出力ポート70(のUSBレセプタクル72)にUSBメモリ装置を接続し易くなった。つまり、入出力ポート70に端末装置やメモリデバイス等を接続して行うメンテナンス作業等の作業性を向上させることができた。
さらに、上記のように構成した加熱調理器10においては、ポートブラケット61に入出力ポート70を組み付けた後の工程で、入出力ポート70付きのポートブラケット61を操作パネル50の底部52に組み付けるようにしたので、前工程で操作パネル50の底部52に組み付けられたポートブラケット61に対して、入出力ポート70を組み付ける場合に比べて、入出力ポート70の組付けが容易になり組付性を向上することができた。
また、上記のように構成した加熱調理器10においては、キャップ80は、凹部60内においてポートブラケット61の長手方向に本体部81が開くように入出力ポート70のUSBレセプタクル72に円環部82が取り付けられる。これにより、キャップ80のタブ85の右側周囲には十分な空間が存在するので、キャップ80を開ける際にはユーザの指がタブ85を摘まみ易くすることができた。また、接続部83の左側周囲にも十分な空間が存在するので、キャップ80が開いた後においては、開けたキャップ80の本体部81の大半を接続部83の左側周囲の空間に収容することができた。これにより、開いたキャップ80の本体部81が中途半端にUSBレセプタクル72を覆うようなことがなくなるので、USBレセプタクル72にUSBメモリ装置や端末装置等を接続する際に本体部81が邪魔になりにくくなった。
上記の加熱調理器10では、操作パネル50の底部52に入出力ポート70を設けるように構成した。本発明はこれに限られるものでなく、例えば、入出力ポート70は、ハウジング11の周囲の底部11cや調理庫扉13の底部13aに入出力ポート70を設けるように構成してもよい。また、このような底部52に凹部60を設けてその凹部60内に入出力ポート70を設けるように構成したが、ハウジング11の周囲の底部11cや調理庫扉13の底部13aに凹部60を設け、その内側に入出力ポート70が位置するように構成してもよい。
また、上記の加熱調理器10では、操作パネル50の底部52に対して、左右方向に横長の凹部60を構成するようにアクセス窓52aやポートブラケット61を設けたが、本発明はこれに限られるものでなく、例えば、操作パネル50の底部52に対して、前後方向に縦長に凹部を構成するようにアクセス窓やポートブラケットを設けてもよい。この場合には、入出力ポート70を覆うキャップ80は、前後方向奥側にタブ85が位置し前後方向手前側に接続部83が位置するように入出力ポート70に取り付ける。これにより、キャップ80の奥のタブ85に指を掛けて手前側に本体部81を開くことでキャップ80を容易に開くことが可能になる。
また、上記の加熱調理器10では、入出力ポート70として、USB規格に準拠したType-A仕様のUSBレセプタクル72を用いて構成したが、本発明はこれに限られるものでなく、例えば、Type-B仕様、ミニUSBType-A,同-B仕様、マイクロUSBType-A,同-B仕様等の他の仕様のUSBレセプタクルを用いて構成してもよい。さらに、入出力ポート70として、RS-232C、RS-422やRS-485等に準拠したレセプタクルや、RJ-45等のLANケーブル用のレセプタクルを用いて構成してもよい。
また、この実施形態では、厨房機器の一例として、加熱調理器10に適用する場合を例示して説明した。本発明はこれに限られるものでなく、厨房機器であれば、例えば、製氷機、冷凍冷蔵庫、食器洗浄機、電解水生成装置、調理機器、ドリンクディスペンサー等に適用してもよい。
10…加熱調理器(厨房機器)、11…ハウジング、13…調理庫扉、11c,13a…底部(外側底部)、50…操作パネル(パネル)、52…底部(外側底部)、52a…アクセス窓、56…操作部、60…凹部、60a…外周縁、61…ポートブラケット(ブラケット)、61a…開口(凹状部の開口)、62…底面部(底面、凹状部)、63F,63R,64R,64L…側壁部(凹状部)、65~68…フランジ部、65a~68a…折曲部、70…入出力ポート(信号端子部)、72…USBレセプタクル、80…キャップ(カバー)、90…制御装置、K…外周縁(フランジ部の外周縁)。

Claims (3)

  1. 所定の機能に関する制御情報を入出力可能な信号端子部を備えた厨房機器であって、
    前記信号端子部は、前記厨房機器の外観を構成するハウジングまたはパネルの外側底部が有する凹部内に設けられ、
    前記凹部は、
    前記外側底部と別体であって凹状部と前記凹状部の開口に設けられるフランジ部とを有するブラケットと、
    前記外側底部に形成されて前記凹状部の開口よりも大きくかつ前記フランジ部の外周縁よりも小さく開口したアクセス窓と、を備えたことを特徴とする厨房機器。
  2. 請求項に記載の厨房機器において、
    前記信号端子部は、前記凹部内の底面に設けられ、
    前記底面は、前記ハウジングまたはパネルの側方外側に向けて傾斜していることを特徴とする厨房機器。
  3. 請求項1または2に記載の厨房機器において、
    前記信号端子部を覆い得るカバーが設けられたことを特徴とする厨房機器。
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