JP7340345B2 - 空調部材 - Google Patents
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Description
本発明は、断熱性だけでなく防耐火性をも具備する空調部材を提供することを目的とする。
添加剤を含有するポリイソシアヌレート発泡成形体によって構成され、
前記添加剤が、三量化触媒を含み、
前記ポリイソシアヌレート発泡成形体のイソシアネートインデックスが200~500であり、酸素指数が22以上であることを特徴とする。
図1は、例えばオフィスビル、店舗、家屋などの建物の空調設備における空調ダクト1(空調部材)を示したものである。空調ダクト1は、空調機(図示せず)からの空調エアを吹出し口へ流したり、換気エアを換気口へ流したりするのに用いられる。
ポリイソシアヌレート発泡成形体は、ポリイソシアヌレートとウレタン結合とを有する発泡樹脂であり、ポリイソシアネート、ポリオール、触媒、発泡剤、各種添加剤などを出発物質とする。
ポリイソシアヌレートは、ポリイソシアネートを三量化反応させることによって得られたものであり、イソシアヌレート環構造を有している。ポリイソシアネートとポリオールとが反応してウレタン結合が生成される。
芳香族ポリイソシアネートとしては、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ジメチルジフェニルメタンジイソシアネート、トリフェニルメタントリイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート等が挙げられる。
脂肪族ポリイソシアネートとしては、イソホロンジイソシアネート、テトラメチレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等が挙げられる。
脂環式ポリイソシアネートとしては、水素添加メチレンジフェニルジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネート等が挙げられる。
好ましくは、ポリイソシアネートとしては、芳香族ポリイソシアネート化合物をもちいる。そして、上記芳香族ポリイソシアネート化合物は、単独で用いてもよく、2種以上用いて混合物としてもよい。
三量化触媒の量は、ポリイソシアネートとポリオールの合計量100重量部に対して0.1~3.0重量部が好ましい。樹脂化触媒および泡化触媒の合計の添加量は、ポリイソシアネートとポリオールの合計量100重量部に対して0.1~3.0重量部が好ましい。
発泡剤の量は、ポリイソシアネートとポリオールの合計量100重量部に対して0.5~20重量部が好ましい。
ポリイソシアヌレート発泡成形体の発泡倍率は、好ましくは10倍~40倍である。
難燃添加剤としては、トリス(βクロロプロピル)ホスフェート、トリエチルホスフェート、[[ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ]メチル]ホスホン酸ジエチル、ホスホリルトリクロリドとフェノール及びレゾルシノールとの縮合物、シクロホスファゼン化合物、ポリリン酸アンモニウム(II)、赤燐などが挙げられる。
難燃添加剤の量は、ポリイソシアネートとポリオールの合計量100重量部に対して0.5~20重量部が好ましい。
ポリイソシアヌレート発泡成形体の酸素指数(空気中の酸素濃度を高めて着火する時点の酸素濃度の百分率)は、好ましくは22以上であり、より好ましくは26以上である。
上限は規定しないが、40以下のものが好適である。したがって、ポリイソシアヌレート発泡成形体は自己消火性を有している。
ポリイソシアヌレート発泡成形体の曲げ強さは、好ましくは15N/cm2~100N/cm2であり、より好ましくは30N/cm2以上である。
ポリイソシアヌレート発泡成形体の熱伝導率は、好ましくは0.1W/(m・K)以下であり、より好ましくは0.020W/(m・K)程度である。
ポリイソシアヌレート発泡成形体の密度は、好ましくは25~40kg/m3であり、より好ましくは30~36kg/m3程度である。
ポリイソシアヌレート発泡成形体の透湿係数は、好ましくは10ng/m2・s・Pa以下であり、より好ましくは2ng/m2・s・Pa以下である。
ポリイソシアヌレート発泡成形体の吸水量は、好ましくは3g/100cm2以下であり、より好ましくは2g/100cm2以下である。
例えば、本発明に係る空調部材は、空調ダクトに限らず、空調チャンバーでもよい。
表面層12を省略してもよい。
下記のA液及びB液を用意した。
A液:
ポリエステルポリオールとして、オルトフタル酸とジエチレングリコール(DEG)とを脱水縮合してなるポリエステルポリオール(OHV400mgKOH/g、重量平均分子量510)100重量部と;
ポリエーテルポリオールとして、ポリエステルポリオール100重量部に対してジエチレングリコール(DEG)14.1重量部及びトリエチレングリコール(TEG)2.0重量部と;
整泡剤としては、発泡原料組成物の全質量を基準として、商品名:Niax Slicone L-6638(MOMENTIVE社製)0.9質量%及びメチルカルビトール(三協化学株式会社製 商品名:メチルジグリコール)0.6質量%となるよう添加した。触媒としては、発泡原料組成物の全質量を基準として、三量化触媒としてオクチル酸カリウム及び酢酸カリウムをそれぞれ0.6質量%及び0.3質量%、ルベアックDMP-30(ナカライテスク社製)を0.3質量%となるよう添加した。
更に、難燃剤としては、発泡原料組成物の全質量を基準として、トリス(1-クロロ-2-プロピル)ホスフェート(TCPP)(商品名:ProFlame-PC1389、Pro Flame社製)を16質量%となるように添加した。
また、発泡原料組成物の全質量に対し、物理的発泡剤としてシクロペンタン(商品名:マルカゾールFH、丸善石油株式会社製)を6.5質量%となるように添加した。
B液:
ポリイソシアネート(東ソー株式会社製クルードMDI 商品名:MR-200)
<評価>
前記ポリイソシアヌレート発泡成形体のサンプルをガラス筒に入れ、かつガラス筒内の酸素濃度を上昇させながらバーナーにて着火する時点の酸素濃度(酸素指数)を測定したところ、酸素指数は26であった。
前記ポリイソシアヌレート発泡成形体の耐熱温度は、JISA9521に準じた方法で曲げ強さを測定したところ、23℃における結果100%に対し、120℃での結果が98%であった。
前記ポリイソシアヌレート発泡成形体の圧縮強さは、JISA9521に準じた方法で測定したところ、20N/cm2であった。
前記ポリイソシアヌレート発泡成形体の曲げ強さは、JISA9521に準じた方法で測定したところ、60N/cm2であった。サンプルの厚さは25mmであった。
前記ポリイソシアヌレート発泡成形体の密度は、JISA9521に準じた方法で測定したところ、34kg/m3であった。
前記ポリイソシアヌレート発泡成形体の透湿係数は、JISA9521に準じた方法で測定したところ、10ng/m2・s・Pa以下であった。
前記ポリイソシアヌレート発泡成形体の吸水量は、JISA9521に準じた方法で測定したところ、2.0g/100cm2以下であった。
11 ダクト本体
12 表面層
Claims (4)
- 建物に設けられる空調部材であって、
添加剤を含有するポリイソシアヌレート発泡成形体によって構成され、
前記添加剤が、三量化触媒を含み(ただし、下記一般式(1)
(式中、R 1 、R 2 、R 3 は、各々独立して、炭素数1~20のアルキル基を表す。)で示される脂肪族アミン化合物とポリイソシアヌレート化触媒からなる硬質ポリイソシアヌレートフォーム製造用の触媒組成物を除く)、
前記ポリイソシアヌレート発泡成形体のイソシアネートインデックスが200~500であり、酸素指数が22以上であり、
前記ポリイソシアヌレート発泡成形体が、曲げ強さ60N/cm 2 ~100N/cm2であることを特徴とする空調部材。 - 前記ポリイソシアヌレート発泡成形体の透湿係数が、10ng/m 2 ・s・Pa以下、及び/又は、前記ポリイソシアヌレート発泡成形体の吸水量が、3g/100cm 2 以下である、 請求項1又は2に記載の空調部材。
- 建物に設けられる空調部材の製造方法であって、
添加剤を含有するポリイソシアヌレート発泡成形体によって構成され、
前記添加剤が、三量化触媒を含み(ただし、下記一般式(1)
(式中、R 1 、R 2 、R 3 は、各々独立して、炭素数1~20のアルキル基を表す。)で示される脂肪族アミン化合物とポリイソシアヌレート化触媒からなる硬質ポリイソシアヌレートフォーム製造用の触媒組成物を除く)、
前記ポリイソシアヌレート発泡成形体のイソシアネートインデックスが200~500であり、酸素指数が22以上である空調部材の製造方法において、
前記ポリイソシアヌレート発泡成形体を発泡成形させるための発泡剤として、炭化水素 を用いることを特徴とする製造方法。
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