JP7340826B2 - 収納シミュレーション装置、収納シミュレーション方法及びプログラム - Google Patents
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Description
近年、様々な収納のシミュレーション方法がある。しかし、実際の住宅では、物を収納する場所は、一カ所に限定されない。したがって、ある部屋に必要な収納容積は、他の部屋の収納部の形態や大きさに影響を受ける。その結果、予め部屋毎の必要収納容積を決めても実際に人が居住した際に必要とされる収納容積とは大きく乖離する。
以下に、図面を用いて本開示における実施形態を、図面を適宜参照しながら説明する。ただし、詳細な説明において、従来技術および実質的に同一の構成に関する説明のうち不必要な部分は省略されることもある。これは、説明を簡単にするためである。また、以下の説明および添付の図面は、当業者が本開示を充分に理解できるよう開示されるのであって、特許請求の範囲の主題を限定することを意図されていない。
これは、収納時における形状が固定であり、収納の際に、この収納対象物の上に、同一の種類の別の収納対象物を積み上げ可能である物の収納方法の分類である。例えば、「衣類用ケース」は、形状が固定で、また、複数積み上げて利用可能に形成されており、収納部に収納する際も複数積み上げことができる。このようなものを「有形積み上げ可」として分類する。また、「布団」についても、使用時と収納時の形は異なるが、通常、収納時の形状は決定されており、その形状で複数積み上げて収納することが想定されるため、「有形積み上げ可」として分類する。衣類用ケースの他、小物用収納ケース、布団、スタッキングボックス等が「有形積み上げ可」に分類される。
これは、収納時における形は固定であるが、収納の際に、この収納対象物の上に別の収納対象物を積み上げできない物の収納方法の分類である。例えば、「ヒーター」は、形状は固定であるが、その上に他の物が積み上げられることは想定されておらず、収納部に収納する際も他の収納対象物を積み上げることはない。このようなものを「有形積み上げ不可」として分類する。ヒーターの他、靴、扇風機、ひな人形等が「有形積み上げ不可」に分類される。
これは、収納時における形状が固定されず、収納の際に、この収納対象物の上に、同一の種類の別の収納対象物を積み上げ可能である物の収納方法の分類である。例えば、「下着」は、形状が固定ではないが、収納部に収納する際に複数積み上げることが可能である。このようなものを「無形積み上げ可」として分類する。すなわち、上述した有形積み上げ可で例として挙げた布団は、畳み方にバリエーションが少なく、収納時における形状は固定である。これに対し、下着等のように、畳み方にバリエーションがあり、収納時における形状が固定されていないものがこの「無形積み上げ可」に分類される。下着の他、タオル、シャツ、セーター等が「無形積み上げ可」に分類される。
これは、収納時における形状が固定されず、収納の際に、この収納対象物の上に別の収納対象物を積み上げできない物の収納方法の分類である。例えば、トイレ用洗剤等の「トイレストック」は、形状が固定ではなく、収納部に収納する際にはその上に他の物が積み上げることができない。ここで、トイレストックとは、トイレットペーパー等のトイレで使用する複数個からなる一群を1つの収納対象物としたものである。収納対象物がこのように複数の物で構成される場合、収納時に各々をどのような位置関係で配置するかは限定されていないため、収納時の形状は固定されていない。したがって、このように、収納時における形状が固定でないものを「無形積み上げ不可」として分類する。トイレストックの他、浴室用ストック等が「無形積み上げ不可」に分類される。
シミュレーション部114は、仮想所有物を配置する収納部の選択の際、優先順位が高い要素の収納部が複数あるとき、複数の収納部を特定する各要素の優先順位を考慮して、仮想所有物を配置する収納部を選択する。また、シミュレーション部114は、仮想所有物を配置する収納部の選択の際、第1の優先順位が同一の要素の収納部が複数あるとき、第2の優先順位が高い要素の収納部を、収納対象物を配置する収納部として選択する。
例えば、図7の例では、シミュレーション部114は、まず、「選択順位1」の「収納形態:棚、タイプ:靴箱、部屋:玄関、高さ:中、ブロック:A」で特定される収納部を選択する。
そして、「選択順位1」の収納部に収納対象物を配置可能なスペースがないとき、シミュレーション部114は、第1の優先順位が低い要素「ブロック」の第2の優先順位を下げ、ブロック「B」となった「選択順位2」の収納部を選択する。
「選択順位2」の収納部に収納対象物を配置可能なスペースがないとき、シミュレーション部114は、再び「ブロック」の第2の優先順位を下げ、ブロック「C」となった「選択順位3」の収納部を選択する。
「選択順位3」の収納部に収納対象物を配置可能なスペースがないとき、「ブロック」の第2優先順位は下げられないため、シミュレーション部114は、第1の優先順位が次に低い要素「高さ」の第2の優先順位を下げ、高さ「中」を選択対象とする。このとき、シミュレーション部114は、「高さ」を変更したことにより「ブロック」の第2優先順位の高いものから選択対象とする。したがって、シミュレーション部114は、「選択順位4」の「収納形態:棚、タイプ:靴箱、部屋:玄関、高さ:低、ブロック:A」で特定される収納部を選択する。
そして、「選択順位4」の収納部に収納対象物を配置可能なスペースがないとき、シミュレーション部114は、「ブロック」の第2の優先順位を下げ、ブロック「B」となった「選択順位5」の収納部を選択する。
「選択順位5」の収納部に収納対象物を配置可能なスペースがないとき、シミュレーション部114は、再び「ブロック」の第2の優先順位を下げ、ブロック「C」となった「選択順位3」の収納部を選択する。
「選択順位6」の収納部に収納対象物を配置可能なスペースがないとき、シミュレーション部114は、第1の優先順位が次に低い要素「高さ」の第2の優先順位を下げ、高さ「高」を選択対象とする。そして、シミュレーション部114は、「選択順位7」の「収納形態:棚、タイプ:靴箱、部屋:玄関、高さ:低、ブロック:A」で特定される収納部を選択する。
図11は、各収納部での収納可能数と、シミュレーション部114においてシミュレーションの過程で得られた各収納部の収納数とを説明する一例である。図11に示すように、各収納部(収納領域)では、それぞれ、収納部データ122から予め特定されるサイズから収納可能数が特定される。
次に、図16及び図17に示すフローチャートを用いて、収納シミュレーション装置1で実行される収納シミュレーション方法について説明する。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、上記実施形態を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施形態にも適用可能である。そこで、以下、他の実施形態を例示する。
(1)収納部マスタデータ
上述の例では、収納データ取得部112が、ユーザ21による数値入力によって各収納部のサイズを取得する例で説明したが、これに限定されない。例えば、収納部の型が規定されている場合がある。このような場合、収納部の型番号と、その型番号の収納部のサイズとが関連付けられる収納部マスタデータを予め記憶部12に記憶させることで、収納データ取得部112は、ユーザ21によって指定された型番号のサイズを収納部マスタデータから抽出し、シミュレーション処理に使用することができる。
上述の例では、所有物特定部113は、記憶部12に記憶される収納対象物データ123で規定される量の各収納対象物を利用者が所有するものと想定していたが、所有量をユーザ21又は利用者20によって修正するようにしてもよい。例えば、収納シミュレーション装置1は、収納対象物データ123に含まれる所有量の変更条件を受け付ける変更受付部をさらに備える。また、シミュレーション部114は、変更受付部が受け付けた変更条件に応じて変更した量の仮想所有物を収納部に収納するシミュレーションを実行する。例えば、収納対象物データ123に明らかに利用者が所有しない収納対象物が含まれている場合、利用者の実際の所有量と大きく異なる場合に、これを変更することで、より正確なシミュレーションを実現することができる。
上述した例では、シミュレーション部114は、収納可能数の計算に、収納部の面積Sや収納対象物の面積sを用いた。これに対し、面積の代わりに、幅及び奥行を用いて収納可能数Nを求めてもよい。このとき、シミュレーション部114は、奥行き方向の処理の後、幅方向の処理を行い、収納可能数を求める。具体的には、シミュレーション部114は、奥行き方向の処理として、収納部の奥行Dが収納対象部の奥行dよりも大きいか否かを判定し、小さい場合には、その収納部への収納はできないとする。また、収納部の奥行Dが収納対象部の奥行よりも大きい場合、シミュレーション部114は、「収納部の幅W÷収納対象部の幅w」により、収納可能数Nを求める。単に面積のみ考えた場合、収納部において、一の収納対象物と別の収納対象物とが奥行方向で前後に配置される場合もあり得る。これに対し、幅と奥行に分けて考えることで、一の収納対象物の前に別の収納対象物が配置されることがなくなる。したがって、単に詰め込むような配置を求めるのではなく、より正確なシミュレーションを実現することができる。
図5を用いて上述した例では、優先順位は、家族構成毎に予め設定されるものとして表すが、これに限定されない。例えば、家族に含まれる「各個人の属性」や入力部を介して取得する「家族又は各個人の考え方」等に応じて優先順位を調整したり、優先順位を導くようにしてもよい。「各個人の属性」とは、属性データ121で特定される対象の住宅の居住者の情報である。また、「家族又は個人の考え方」とは、例えば、居住者の物の所有や収納の傾向に関するアンケート結果である。具体的には、各物をどの程度使用するのか、居住者のライフスタイル、居住者が物の所有量が多いことを好むのか又は少ないことを好むのか、居住者が所有する物について大きい方を好むのか又は小さい方が好みであるのか、居住者が全てを収納部に収納することを好むのか又は収納部に入らない収納家具を備え付けることを好むのか等の考え方の傾向である。これらの情報から、収納シミュレーション装置1は、例えば、所定の数式等を用いて各収納対象物を収納する優先順位を導くことができる。
出力処理部115が出力する結果出力画面の一例を図12~15を用いて上述したが、これに限定されない。例えば、出力処理部115は、例えば、図18~20に示すような結果出力画面W9~W11を出力部14に表示させてもよい。図18に示す結果出力画面W9は、左側に現在の住宅での収納部を把握する間取り図と、シミュレーション結果として得られた各収納部における各対象物の収納量の概要を示すグラフであり、右側に、提案される案での収納部を把握する間取り図と、シミュレーション結果として得られた各収納部における各対象物の収納量の概要を示すグラフである。これによると、各収納部に何がどの程度収容されるか、また、提案される収納部ではどのように改善されるかを把握可能となる。
(1)本開示の収納シミュレーション装置は、シミュレーション対象の住宅の居住者の属性を取得する属性取得部と、住宅が有する収納部における収納方法を含む収納部データを取得する収納部データ取得部と、住宅の収納部へ収納する複数の収納対象物の識別情報と、属性毎に仮定された所有量と、収納部における当該収納対象物の性質に応じて定められた収納方法の種別とを関連付けた収納対象物データから、居住者の属性と関連付けられる識別情報及び所有量を取得し、当該居住者の仮想所有物として特定する所有物特定部と、居住者の仮想所有物を配置する収納部を、収納部データが含む収納部から、収納対象物データに含まれる当該仮想所有物の収納方法の種別と一致するものを選択することにより、収納のシミュレーションを実行するシミュレーション部と、を備える。
11 制御部
111 属性取得部
112 収納データ取得部
113 所有物特定部
114 シミュレーション部
115 出力処理部
12 記憶部
121 属性データ
122 収納部データ
123 収納対象物データ
124 収納ルールデータ
13 入力部
14 出力部
15 通信I/F
P シミュレーションプログラム
Claims (11)
- シミュレーション対象の住宅の居住者の属性を取得する属性取得部と、
前記住宅が有する収納部における収納方法を含む収納部データを取得する収納部データ取得部と、
住宅の収納部へ収納する複数の収納対象物の識別情報と、属性毎に仮定された所有量と、収納部における当該収納対象物の性質に応じて定められた収納方法の種別とを関連付けた収納対象物データから、前記居住者の属性と関連付けられる識別情報及び所有量を取得し、当該居住者の仮想所有物として特定する所有物特定部と、
前記居住者の仮想所有物を配置する収納部を、前記収納部データが含む収納部から、前記収納対象物データに含まれる当該仮想所有物の収納方法の種別と一致するものを選択することにより、収納のシミュレーションを実行するシミュレーション部と、
を備える収納シミュレーション装置。 - 前記収納方法の種別には、
収納対象物を収納部に配置する場合の形状の変化の有無、及び、当該収納対象物の上に他の収納対象物を積み上げて収納可能か否かの情報を含む
請求項1に記載の収納シミュレーション装置。 - 前記シミュレーション部は、前記収納部データで特定される収納部に、複数の前記仮想所有物が収納可能か否かを判定する
請求項1又は2に記載の収納シミュレーション装置。 - 前記シミュレーション部は、前記収納部データで特定される収納部に収納可能な前記仮想所有物の数、前記収納部に収納不可能な前記仮想所有物の数、又は、前記収納部に収納可能な仮想所有物の割合の少なくともいずれかを求める
請求項1又は2に記載の収納シミュレーション装置。 - 前記シミュレーション部の結果を出力する出力処理部をさらに備える、
請求項1乃至4のいずれか1に記載の収納シミュレーション装置。 - 前記収納部データ取得部は、複数の収納部データを取得し、
前記シミュレーション部は、前記複数の収納部データについてそれぞれシミュレーションを実行し、
前記出力処理部は、複数のシミュレーションの結果を比較して出力する
請求項5に記載の収納シミュレーション装置。 - 前記属性は、前記住宅を利用する全ての人員の構成及び年代を含む
請求項1乃至6のいずれか1に記載の収納シミュレーション装置。 - 前記シミュレーション部は、各仮想所有物の使用及び収納の頻度に応じて設定された各仮想所有物の収納の順位を含む収納ルールデータを収納ルールデータ記憶部から読み出し、当該収納ルールデータにしたがってシミュレーションを実行する
請求項1乃至7のいずれか1に記載の収納シミュレーション装置。 - 前記収納対象物データに含まれる保有量の変更条件を受け付ける変更受付部をさらに備え、
前記シミュレーション部は、前記変更受付部が受け付けた変更条件に応じて変更した量の収納対象物を前記収納部に収納するシミュレーションを実行する
請求項1乃至8のいずれか1に記載の収納シミュレーション装置。 - コンピュータにおいて、シミュレーション対象の住宅の居住者の属性を取得するステップと、
前記コンピュータにおいて、前記住宅が有する収納部における収納方法を含む収納部データを取得するステップと、
前記コンピュータにおいて、住宅の収納部へ収納する複数の収納対象物の識別情報と、属性毎に仮定された所有量と、収納部における当該収納対象物の性質に応じて定められた収納方法の種別とを関連付けた収納対象物データから、前記居住者の属性と関連付けられる識別情報及び所有量を取得し、当該居住者の仮想所有物として特定するステップと、
前記コンピュータにおいて、前記居住者の仮想所有物を配置する収納部を、前記収納部データが含む収納部から、前記収納対象物データに含まれる当該仮想所有物の収納方法の種別と一致するものを選択することにより、収納のシミュレーションを実行するステップと、
を含む収納シミュレーション方法。 - コンピュータに、請求項10に記載の方法を実現させるプログラム。
Priority Applications (1)
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| JP2019140148A JP7340826B2 (ja) | 2019-07-30 | 2019-07-30 | 収納シミュレーション装置、収納シミュレーション方法及びプログラム |
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| JP2019140148A JP7340826B2 (ja) | 2019-07-30 | 2019-07-30 | 収納シミュレーション装置、収納シミュレーション方法及びプログラム |
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| JP2021022327A JP2021022327A (ja) | 2021-02-18 |
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ID=74573768
Family Applications (1)
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2019
- 2019-07-30 JP JP2019140148A patent/JP7340826B2/ja active Active
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