JP7345290B2 - タイヤ - Google Patents
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Description
また、特許文献2に示される技術においては、RFタグが、繊維層からなるカーカスプライとコード補強層との間に挟み込まれている構成が示されている。このように、RFタグが2つの繊維層によって完全に挟み込まれてしまう場合、この挟み込む工程の中で、繊維層とRFタグの間で応力が生じ、繊維層およびRFタグが、このときの応力の影響を受けてしまう可能性がある。また、RFタグを単に2つのゴム部材の間に挟むようにして配置する場合は、その配置位置の基準を設定することが難しく、電気部品の配置位置がばらつく可能性がある。その結果、電気部品が、好ましくない位置に配置され、その機能を保てなくなる可能性等もある。
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係るタイヤ1のタイヤ幅方向の半断面を示す図である。タイヤの基本的な構造は、タイヤ幅方向の断面において左右対称となっているため、ここでは、右半分の断面図を示す。図中、符号S1は、タイヤ赤道面である。タイヤ赤道面S1は、タイヤ回転軸に直交する面で、かつタイヤ幅方向中心に位置する面である。
ここで、タイヤ幅方向とは、タイヤ回転軸に平行な方向であり、図1の断面図における紙面左右方向である。図1においては、タイヤ幅方向Xとして図示されている。
そして、タイヤ幅方向内側とは、タイヤ赤道面S1に近づく方向であり、図1においては、紙面左側である。タイヤ幅方向外側とは、タイヤ赤道面S1から離れる方向であり、図1においては、紙面右側である。
また、タイヤ径方向とは、タイヤ回転軸に垂直な方向であり、図1における紙面上下方向である。図1においては、タイヤ径方向Yとして図示されている。
そして、タイヤ径方向外側とは、タイヤ回転軸から離れる方向であり、図1においては、紙面上側である。タイヤ径方向内側とは、タイヤ回転軸に近づく方向であり、図1においては、紙面下側である。
図2、4、6~10についても同様である。
ビードコア21は、空気が充填されたタイヤを、図示しないホイールのリムに固定する役目を果たす部材である。ビードフィラー22は、ビード周辺部の剛性を高め、高い操縦性および安定性を確保するために設けられている部材である。
図1に示されるように、カーカスプライ23は、一方のビードコアから他方のビードコアに延び、トレッド12とビード11との間を延在するプライ本体24と、ビードコア21の周りで折り返されているプライ折り返し部25とを備える。ここで、プライ折り返し部25の折り返し端25Aは、ビードフィラー22のタイヤ径方向外側端22Aよりもタイヤ径方向内側に位置している。
カーカスプライ23は、タイヤ幅方向に延びる複数のプライコードにより構成されている。また、複数のプライコードは、タイヤ周方向に並んで配列されている。
このプライコードは、金属製のスチールコード、あるいはポリエステルやポリアミド等の絶縁性の有機繊維コード等により構成されており、ゴムにより被覆されている。
換言すれば、ショルダーパッド38の延出部において、タイヤの内腔側からタイヤの外表面側に向かって、カーカスプライ23の上に、ショルダーパッド38の延出部と、サイドウォールゴム30とが順に積層されている。すなわち、カーカスプライ23の一部において、ショルダーパッド38と、サイドウォールゴム30とが積層されている。
ショルダーパッド38はクッション性を有するゴム部材からなり、カーカスプライ23とスチールベルト26との間において、クッション機能を発揮する。また、ショルダーパッド38は低発熱性の特性を有するゴムからなるため、サイドウォール13まで延出させることにより、効果的に発熱を抑制することができる。
このように、ショルダーパッド38は、カーカスプライ23のタイヤ外表面側であって、かつ、トレッドゴム28およびサイドウォールゴム30のタイヤ内腔側に配置されている。
このスチールチェーハー31は、金属製のスチールコードにより構成された金属補強層であり、ゴムにより被覆されている。
そして、第2のパッド36のタイヤ径方向外側領域におけるタイヤ幅方向外側には、サイドウォールゴム30が配置されており、第2のパッド36のタイヤ径方向内側領域におけるタイヤ幅方向外側には、リムストリップゴム32が配置されている。
換言すると、第2のパッド36は、第1のパッド35等と、タイヤの外表面を構成する部材であるリムストリップゴム32およびサイドウォールゴム30との間に設けられている。
より詳細には、第2のパッド36は、第2ビードフィラー222よりも高いモジュラスのゴムにより構成されており、第1のパッド35は、第2のパッド36よりもさらに高いモジュラスのゴムにより構成されている。第1のパッド35、第2のパッド36は、カーカスプライ23の折り返し端25Aおよびスチールチェーハー31の端部31Aにおける局所的な剛性の変化点に起因する急激な歪みを緩和する機能を有する。
ゴムシート37は、第2ビードフィラー222よりも高いモジュラスのゴムにより構成されている。より好ましくは、第1のパッド35と略等しいモジュラスのゴムにより構成されている。
なお、本実施形態においては、パッド部材34が、第1のパッド35と第2のパッド36とにより構成されているが、パッド部材34は、一つの部材により構成されていてもよい。但し、上述のように、パッド部材34を、第1のパッド35と第2のパッド36とにより構成し、さらにゴムシート37を配置する構成を採用することにより、より効果的に応力の集中を抑えることができる。
なお、ゴムシート37は、図1に示されるように、カーカスプライ23の折り返し端25Aを、タイヤ幅方向内側から覆うように配置する態様を採用することが好ましいが、カーカスプライ23の折り返し端25Aを、タイヤ幅方向外側から覆う構成を採用してもよい。この場合であっても、応力の集中を緩和することができる。
RFIDタグ40は、RFIDチップと、外部機器と通信を行うためのアンテナとを備えた、パッシブ型のトランスポンダであり、外部機器としての図示しないリーダとの間で無線通信を行う。アンテナとしては、コイル状のスプリングアンテナ、板状のアンテナ、棒状の各種のアンテナが用いられる。例えば、フレキシブル基板に対して所定のパターンをプリントすることによって形成したアンテナであってもよい。アンテナは、使用する周波数帯域等に応じて、最適化されたアンテナ長さに設定されている。RFIDチップ内の記憶部には、製造番号、部品番号等の識別情報が格納されている。
RFIDタグ40(後述の保護部材43によって少なくとも一部が覆われた状態を含む)は、タイヤ1を構成する少なくとも3つのタイヤ構成部材の交わる位置に配置されている。具体的には、複数のタイヤ構成部材は、ゴム部材と、繊維部材を含んでおり、RFIDタグ40は、少なくとも1つの繊維部材を含む少なくとも3つのタイヤ構成部材の交わる位置に配置されている。より詳細には、RFIDタグ40は、少なくとも1つの繊維部材と、少なくとも1つのゴム部材を含む、少なくとも3つのゴム部材の交わる位置に配置されている。ここで、タイヤ1を構成する繊維部材には、ゴムにより被覆されている繊維部材を含み、例えば、カーカスプライ23、スチールベルト26、スチールチェーハー31等が含まれる。
本実施形態のタイヤ1は、繊維部材としてのカーカスプライ23と、カーカスプライ23のタイヤ径方向外側に配置される繊維部材としてのスチールベルト26と、タイヤ幅方向外側領域においてカーカスプライ23とスチールベルト26の間に配置されているゴム部材としてのショルダーパッド38と、を備えており、RFIDタグ40は、カーカスプライ23と、スチールベルト26と、ショルダーパッド38の交わる位置に配置されている。すなわち、本実施形態においては、RFIDタグ40は、2つの繊維部材を含む3つのタイヤ構成部材の交わる位置に配置されている。
また、ショルダーパッドは低発熱性である。よって、このような位置に設けられたRFIDタグ40は、使用時におけるゴムの発熱による影響を受けにくい。
これらの点を考慮しても、カーカスプライ23と、スチールベルト26と、ショルダーパッド38の交わる位置は、RFIDタグ40の埋設位置として好適である。
このようなモジュラスとすることで、タイヤとしての柔軟性と剛性のバランスを保つことができる。
なお、モジュラスは、JIS K6251:2010の「3.7 所定伸び引張り応力(stress at a given elongation),S」に準拠して測定された、23℃の雰囲気下における100%伸長モジュラス(M100)を指す。
この点について、図3A~3Cを参照しながら説明する。
ここで、モジュラスは、JIS K6251:2010の「3.7 所定伸び引張り応力(stress at a given elongation),S」に準拠して測定された、23℃の雰囲気下における100%伸長モジュラス(M100)を指す。
なお、RFIDタグ40の保護の強化を重視すれば、保護部材43に用いられるゴムとして、ショルダーパッド38よりも高いモジュラスのゴムを採用してもよい。
また、保護部材43として、加硫後の状態のゴムシートを用いてもよい。加硫後の状態のゴムシートは、生ゴムのように塑性変形しないため、RFIDタグ40を適切に保護することができる。但し、製造工程時における貼り付け作業性や、加硫時における他のゴム部材との一体化によるゴム構造体の安定化を考慮すれば、保護部材43として、加硫前の状態の所定の厚みのゴムシートを用いることがより好ましい。
保護部材43により被覆されたRFIDタグ40は、タイヤの製造工程において、加硫工程の前に取り付けられている。
本実施形態におけるタイヤ1の製造工程においては、RFIDタグ40を被覆している保護部材43を、カーカスプライ23に貼り付ける。
なお、カーカスプライ23にショルダーパッド38を貼り付けた後、RFIDタグ40を、タイヤ幅方向断面視(図1、図2参照)における端部が先細り形状のショルダーパッド38のタイヤ幅方向内側端38Aを押え付けるように貼り付けてもよい。このとき、RFIDタグ40を被覆している保護部材を、カーカスプライ23とショルダーパッド38の境界部に、カーカスプライ23とショルダーパッド38を跨ぐように貼り付けてもよい。
その後、RFIDタグ40を含む各構成部材が組み付けられた生タイヤを、加硫工程において加硫し、タイヤを製造する。
例えば、加硫前の複数のゴム部材の境界部といった部材の所望の位置に、被覆ゴムシート431、432によって被覆されたRFIDタグ40を、生ゴムの粘着性を利用して適切に貼り付けることができる。また、被覆ゴムシート431、432も加硫前の生ゴムとすることにより、被覆ゴムシート自身の粘着性も用いて、より簡便に貼り付けることができる。
また、例えば、RFIDタグ40の全周に亘って1枚のゴムシートを巻き付ける構成や、RFIDタグ40の全周に亘って、粘度の高いポッティング剤の態様の保護部材を付着させた構成であってもよい。このような被覆ゴムによる構成であっても、RFIDタグ40を適切に保護することができる。
このような態様とすることで、タイヤ1が変形したときにおいても、RFIDタグ40に応力がかかりにくい。また、製造工程において、保護部材43に被覆されたRFIDタグ40を取り付ける作業が簡便となる。
無被覆のRFIDタグ40を直接カーカスプライ23と、スチールベルト26と、ショルダーパッド38の交わる位置に配置すれば、RFIDタグ40が配置される部分のゴム部材の厚みの変動が低減し、タイヤのユニフォミティが向上する。また、このような位置にRFIDタグ40を埋設する作業において、埋設する物体の体積が小さい分、空気の除去も容易となる。また、RFIDタグ40を保護部材で覆う工程が無くなることにより、作業時間が短縮する。
これにより、タイヤ変形時のRFIDタグ40の動きを効果的に抑制し、RFIDタグ40を好適に保護することができる。また、3つの部材の交わる位置をRFIDタグ40の配置位置の基準とすることで、RFIDタグ40の配置位置のばらつきが低減する。これにより、RFIDタグ40が好ましくない位置に間違って配置される可能性も減少し、RFIDタグ40の機能を適切に保つことができる。
このように、3つのタイヤ構成部材が、円環状のタイヤ1を構成する円環状部材であっても、上述の効果を得ることができる。
これにより、2つの繊維部材によりRFIDタグを強固に保護することが可能となる。
このような構成であれば、カーカスプライ23、スチールベルト26といった2つの繊維部材によりRFIDタグ40を強固に保護しつつ、発生した応力は、ゴム部材であるショルダーパッド38の存在により緩和することが可能となる。
これにより、加硫前のタイヤ1の構成部材に、RFIDタグ40を簡便に装着することができる。
これにより、繊維部材によりRFIDタグ40を強固に保護しつつ、発生した応力は、ゴム部材の存在により緩和することが可能となる。
次に、第2実施形態に係るタイヤについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と同じ構成については、同じ符号を付し、また詳細な説明を省略する。
図4に示されるように、RFIDタグ40(保護部材43によって少なくとも一部が覆われた状態を含む)は、1つの繊維部材を含む3つのタイヤ構成部材の交わる位置に配置されている。より具体的には、本実施形態のタイヤ1は、繊維部材としてのカーカスプライ23と、カーカスプライ23のタイヤ外表面側に配置されるゴム部材としてのショルダーパッド38と、カーカスプライ23およびショルダーパッド38のタイヤ外表面側に配置されているゴム部材としてのサイドウォールゴム30と、を備えており、RFIDタグ40は、カーカスプライ23と、ショルダーパッド38と、サイドウォールゴム30の交わる位置に配置されている。
また、通信品質を考慮すれば、RFIDタグ40は、できるだけタイヤ1の外表面に近い部分に配置することが好ましい。仮に、RFIDタグ40をカーカスプライ23の内腔側に配置すると、タイヤ1の外表面からの離れるため、通信品質が落ちる。さらに、カーカスプライ23が金属である場合、RFIDタグ40をカーカスプライ23の内腔側に配置すると、通信品質は顕著に低下する。
これらの点を考慮すると、カーカスプライ23と、ショルダーパッド38と、サイドウォールゴム30の交わる位置は、RFIDタグ40の埋設位置として好適である。
これらの点を考慮しても、カーカスプライ23と、ショルダーパッド38と、サイドウォールゴム30の交わる位置は、RFIDタグ40の埋設位置として好適である。
また、ショルダーパッドは低発熱性である。よって、このような位置に設けられたRFIDタグ40は、使用時におけるゴムの発熱による影響を受けにくい。
これらの点を考慮しても、カーカスプライ23と、ショルダーパッド38と、サイドウォールゴム30の交わる位置は、RFIDタグ40の埋設位置として好適である。
図5Aは、製造工程中における保護部材43の周辺部を、タイヤ幅方向外側から見たときの図であり、カーカスプライ23とショルダーパッド38の境界部Bに、RFIDタグ40を被覆している保護部材43を貼り付けたときの図である。
図5Aに示すように、本実施形態におけるタイヤ1の製造工程においては、RFIDタグ40を被覆している保護部材43を、カーカスプライ23とショルダーパッド38の境界部Bにおいて、カーカスプライ23とショルダーパッド38を跨ぐように貼り付ける。すなわち、タイヤ幅方向断面視(図4参照)における端部が先細り形状のショルダーパッド38のタイヤ径方向内側端38Bを押え付けるように、この保護部材43を貼り付ける。保護部材43をこのような位置に貼り付けることにより、タイヤ構成部材間の接合、具体的には、カーカスプライ23とショルダーパッド38の接合を部分的に補助することができる。
その後、RFIDタグ40を含む各構成部材が組み付けられた生タイヤを、加硫工程において加硫し、タイヤを製造する。
すなわち、サイドウォールゴム30側に、RFIDタグ40が被覆している保護部材43を貼り付け、その後、保護部材43が貼り付けられているサイドウォールゴム30を、カーカスプライ23およびショルダーパッド38に貼り付ける。ここで、サイドウォールゴム30をカーカスプライ23およびショルダーパッド38に貼り付けたときに、保護部材43がカーカスプライ23とショルダーパッド38の境界部Bに配置されるように、保護部材43をサイドウォールゴム30に貼り付けておく。
このような工程を採用した場合であっても、保護部材43により被覆されたRFIDタグ40は、タイヤ1を構成する少なくとも3つのタイヤ構成部材の交わる位置、すなわち、カーカスプライ23と、ショルダーパッド38と、サイドウォールゴム30の交わる位置に配置される。よって、タイヤ変形時のRFIDタグ40の動きを効果的に抑制し、RFIDタグ40を好適に保護することができる。
ここで、RFIDタグ40の取り付け工程においては、複数のゴム部材の境界部、本実施形態においては、図5Aに示される、カーカスプライ23とショルダーパッド38の境界部Bの円周形状(ショルダーパッド38のタイヤ径方向内側端38Bの内周形状)を基準とすることにより、保護部材43に被覆されたRFIDタグ40を上述の方向に簡単に配置することができる。すなわち、図5Aに示されるように、境界部Bの円周形状を基準として、RFIDタグ40を被覆した被覆ゴムシート431、432の長手方向を、境界部Bの円周形状の接線方向と略一致するように貼り付けてもよい。
これらの方法により、特別な目印を付与することもなく、保護部材43に被覆されたRFIDタグ40を上述の方向に簡単かつ正確に配置することができる。
図6に示す第1変形例においては、RFIDタグ40を被覆している保護部材43は、カーカスプライ23と、第2のパッド36と、サイドウォールゴム30の交わる位置に配置されている。そして、本変形例においては、RFIDタグ40を被覆している保護部材43が、カーカスプライ23と第2のパッド36の境界部において、カーカスプライ23と第2のパッド36を跨ぐように配置されている。すなわち、タイヤ幅方向断面視(図6)における端部が先細り形状の第2のパッド36のタイヤ径方向外側端36Aをタイヤ外表面側から押え付けるように、保護部材43が貼り付けられている。そして、保護部材43は、サイドウォールゴム30によってタイヤ外表面側が覆われている。
RFIDタグ40をこのような位置に配置しても、RFIDタグ40が複数のタイヤ構成部材、具体的には、カーカスプライ23、第2のパッド36、サイドウォールゴム30によって囲まれるため、タイヤ変形時のRFIDタグ40の動きを効果的に抑制し、RFIDタグ40を好適に保護することができる。そして、複数のタイヤ構成部材の境界部、本変形例においては、カーカスプライ23と第2のパッド36の境界部をRFIDタグ40の配置位置の基準とすることで、RFIDタグ40の配置位置のばらつきが低減する。これにより、RFIDタグ40が応力や歪等の面から好ましくない位置に間違って配置される可能性も減少し、RFIDタグ40の機能を適切に保つことができる。
これにより、第1タイヤ構成部材と第2タイヤ構成部材の接合、本実施形態においては、第1タイヤ構成部材としてのカーカスプライ23と第2タイヤ構成部材としてのショルダーパッド38または第2のパッド36の接合を補助することができる。
これにより、第1タイヤ構成部材と第2タイヤ構成部材の接合、本実施形態においては、第1タイヤ構成部材としてのカーカスプライ23と第2タイヤ構成部材としてのショルダーパッド38または第2のパッド36の接合を補助することができる。
これにより、繊維部材によりRFIDタグ40の動き効果的に抑制しつつ、発生した応力は、2つのゴム部材の存在により緩和することが可能となる。
これにより、繊維部材によりRFIDタグ40の動き効果的に抑制しつつ、発生した応力は、接触しているゴム部材であるショルダーパッド38、サイドウォールゴム30の存在により緩和することが可能となる。そして、カーカスプライ23とショルダーパッド38の境界部BをRFIDタグ40の配置位置の基準とすることで、RFIDタグ40の配置位置のばらつきが低減する。
これにより、繊維部材によりRFIDタグ40の動き効果的に抑制しつつ、発生した応力は、ゴム部材である第2のパッド36、サイドウォールゴム30の存在により緩和することが可能となる。そして、カーカスプライ23と第2のパッド36の境界部BをRFIDタグ40の配置位置の基準とすることで、RFIDタグ40の配置位置のばらつきが低減する。
これにより、第1タイヤ構成部材と第2タイヤ構成部材の間の接合を全体的に補助することができる。例えば、第1タイヤ構成部材としてのカーカスプライ23と第2タイヤ構成部材としてのショルダーパッド38または第2のパッド36の接合を全体的に補助することができる。
次に、第3実施形態に係るタイヤについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、第1~第2実施形態と同じ構成については、同じ符号を付し、また詳細な説明を省略する。
図7に示されるように、RFIDタグ40(保護部材43によって少なくとも一部が覆われた状態を含む)は、1つの繊維部材を含む3つのタイヤ構成部材の交わる位置に配置されている。例えば、本実施形態のタイヤ1は、繊維部材としてのカーカスプライ23と、カーカスプライ23のタイヤ外表面側に配置されるゴム部材としての第2ビードフィラー222と、カーカスプライ23および第2ビードフィラー222のタイヤ外表面側に配置されているゴム部材としての第2のパッド36と、を備えており、RFIDタグ40は、カーカスプライ23と、第2ビードフィラー222と、第2のパッド36の交わる位置に配置されている。
なお、モジュラスは、JIS K6251:2010の「3.7 所定伸び引張り応力(stress at a given elongation),S」に準拠して測定された、23℃の雰囲気下における100%伸長モジュラス(M100)を指す。
これにより、繊維部材によりRFIDタグ40の動き効果的に抑制しつつ、発生した応力は、ゴム部材により緩和することが可能となる。また、RFIDタグ40の配置位置のばらつきが低減する等の効果も得られる。
これにより、繊維部材によりRFIDタグ40の動き効果的に抑制しつつ、発生した応力は、ゴム部材により緩和することが可能となる。また、RFIDタグ40の配置位置のばらつきが低減する等の効果も得られる。
これにより、繊維部材によりRFIDタグ40の動き効果的に抑制しつつ、発生した応力は、ゴム部材により緩和することが可能となる。また、RFIDタグ40の配置位置のばらつきが低減する等の効果も得られる。
次に、第4実施形態に係るタイヤについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、第1~第3実施形態と同じ構成については、同じ符号を付し、また詳細な説明を省略する。
図8に示されるように、RFIDタグ40(保護部材43によって少なくとも一部が覆われた状態を含む)は、2つの繊維部材を含む3つのタイヤ構成部材の交わる位置に配置されている。例えば、本実施形態のタイヤ1は、繊維部材としてのカーカスプライ23と、繊維部材としてのスチールチェーハー31と、ゴム部材としてのインナーライナー29と、を備えており、RFIDタグ40は、スチールチェーハー31のタイヤ幅方向内側の端部31Bと接触するような態様で、カーカスプライ23と、スチールチェーハー31と、インナーライナー29の交わる位置に配置されている。
これにより、繊維部材によりRFIDタグ40の動き効果的に抑制しつつ、発生した応力は、ゴム部材により緩和することが可能となる。また、RFIDタグ40の配置位置のばらつきが低減する等の効果も得られる。
これにより、繊維部材によりRFIDタグ40の動き効果的に抑制しつつ、発生した応力は、ゴム部材により緩和することが可能となる。また、RFIDタグ40の配置位置のばらつきが低減する等の効果も得られる。
次に、第5実施形態に係るタイヤについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、第1~第3実施形態と同じ構成については、同じ符号を付し、また詳細な説明を省略する。
図9に示されるように、RFIDタグ40(保護部材43によって少なくとも一部が覆われた状態を含む)は、1つの繊維部材を含む3つのタイヤ構成部材の交わる位置に配置されている。より具体的には、本実施形態のタイヤ1は、繊維部材としてのカーカスプライ23と、ゴム部材としてのゴムシート37と、ゴム部材としての第2ビードフィラー222と、を備えており、RFIDタグ40は、ゴムシート37のタイヤ径方向内側端37Bと接触するような態様で、カーカスプライ23と、ゴムシート37と、第2ビードフィラー222の交わる位置に配置されている。
これにより、繊維部材によりRFIDタグ40の動き効果的に抑制しつつ、発生した応力は、ゴム部材により緩和することが可能となる。また、RFIDタグ40の配置位置のばらつきが低減する等の効果も得られる。
(19)本実施形態に係るタイヤ1は、RFIDタグ40が、繊維部材としてのスチールチェーハー31と、ゴム部材としての第1のパッド35と、ゴム部材としての第2のパッド36の交わる位置に配置されている。
これにより、繊維部材によりRFIDタグ40の動き効果的に抑制しつつ、発生した応力は、ゴム部材により緩和することが可能となる。また、RFIDタグ40の配置位置のばらつきが低減する等の効果も得られる。
次に、第6実施形態に係るタイヤについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、第1~第3実施形態と同じ構成については、同じ符号を付し、また詳細な説明を省略する。
図10に示されるように、RFIDタグ40(保護部材43によって少なくとも一部が覆われた状態を含む)は、1つの繊維部材を含む3つのタイヤ構成部材の交わる位置に配置されている。より具体的には、本実施形態のタイヤ1は、繊維部材としてのカーカスプライ23と、ゴム部材としての第2ビードフィラー222と、ゴム部材としての第1ビードフィラー221と、を備えており、RFIDタグ40は、カーカスプライ23と、第2ビードフィラー222と、第1ビードフィラー221の交わる位置であって、タイヤ幅方向内側の位置22Bに配置されている。
なお、図10の点線に示すように、RFIDタグ40を、カーカスプライ23と、第2ビードフィラー222と、第1ビードフィラー221の交わる位置であって、タイヤ幅方向外側の位置22Cに配置してもよい。この場合においても、RFIDタグ40が、1つの繊維部材を含む3つのタイヤ構成部材の交わる位置に配置されることとなる。よって、RFIDタグ40を好適に保護する、RFIDタグ40の配置位置のばらつきを低減するといった上述の効果を得ることができる。
これにより、繊維部材によりRFIDタグ40の動き効果的に抑制しつつ、発生した応力は、ゴム部材により緩和することが可能となる。また、RFIDタグ40の配置位置のばらつきが低減する等の効果も得られる。
次に、第7実施形態に係るタイヤについて、図11~17を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、第1~第3実施形態と同じ構成については、同じ符号を付し、また詳細な説明を省略する。
本実施形態は、RFIDタグ40のアンテナが、コイル状のスプリングアンテナである場合に特に好適な実施形態である。
ゴム46は、スプリングアンテナ421の外周面と略同じ外径となるように埋め込まれる。そして、スプリングアンテナ421の外周面からゴム46がはみ出ている場合には、その部分を拭き取って除去することが好ましい。すなわち、ゴム46の外周面は、スプリングアンテナ421の外周面と略同一面となるように成形されることが好ましい。
なお、スプリングアンテナ421内にゴム46を充填すると共に、スプリングアンテナ421の外周をゴム46で薄く包み込んでもよい。一方、スプリングアンテナ421をゴム46によって厚く包み込んでしまうと、スプリングアンテナ421の柔軟性が損なわれる上に、RFIDタグ40を挟み込んだ後の被覆ゴムシート431、432により形成される幅方向の寸法が大きくなってしまうため、好ましくない。
なお、スプリングアンテナ421の内周面と略同じ外径となるように、ゴム46を埋め込んでもよい。ゴム46の外周部は、スプリングアンテナ421の内周面~外周面の範囲内に位置していることが望ましい。
なお、スプリングアンテナ421内に配置するゴム46としては、好ましくは未加硫のゴムを用いる。ゴム46、被覆ゴムシート431、432を未加硫のゴムとし、同時に加硫することにより、ゴム46、被覆ゴムシート431、432、スプリングアンテナ421の一体性が高まる。また、ゴム46、被覆ゴムシート431、432は、同種のゴムとすることがより好ましい。
なお、スプリングアンテナ421の柔軟性を重視して、ゴム46として、被覆ゴムシート431、432よりも低いモジュラスのゴムを用いてもよい。また、略同一のモジュラスのゴム、同じ材質のゴムを用いてもよい。
なお、スプリングアンテナ421内に配置するゴム46として、加硫後のゴムを用いてもよい。また、ゴム系接着剤、ゴム系充填剤などを用いることも可能である。柔軟性を確保しつつ、スプリングアンテナ421内に空気をなるべく残らないようにすることを考慮して、各種のゴム系材料を採用することができる。
ゴム46の配置作業としては、各種の方法が採用可能であるが、例えば、注射器を用いてスプリングアンテナ421内にゴムを注入することも可能である。この場合、注射器を用いて、設定された適切な量のゴム46を充填してもよい。また、ゴム46を多めに充填後、スプリングアンテナ421の外周からはみ出た部分を拭き取ってもよい。
また、スプリングアンテナ421内にゴム46が配置されていることにより、スプリングアンテナ421、ゴム46、被覆ゴムシート431、432の一体性が高まり、タイヤが変形したときに、ゴムの動きにスプリングアンテナ421が追従する。よって、スプリングアンテナ421を有するRFIDタグ40の耐久性も向上する。
本実施形態において被覆ゴムシート431、432で挟み込まれたRFIDタグ40は、タイヤ構成部材間に配設され、その後生タイヤは加硫される。
しかしながら、スプリングアンテナ421内に予めゴム46が充填されたRFIDタグ40を、被覆ゴムシート431、432で被覆することなく、タイヤ構成部材間に配置してもよい。
このように、無被覆のRFIDタグ40を直接タイヤ構成部材間に配置することにより、RFIDタグ40を挟み込まれる部分のゴム部材の厚みの変動が低減し、タイヤ1のユニフォミティが向上する。また、スプリングアンテナ421内に予めゴム46が充填されているため、ゴムシート37がスプリングアンテナ内に過度にめり込むようなこともない。
これにより、RFIDタグ40のスプリングアンテナ421をゴム部材間に挟み込む工程の際に、空気溜まりを気にしなくてもよくなるため、組み立て性が良好となる。
(22)本実施形態においては、通信機能を有する電子部品としてのRFIDタグ40のスプリングアンテナ421内にゴム46を配置する工程と、ゴム46が配置されたスプリングアンテナ421を有するRFIDタグ40を、被覆ゴムシート431、432で挟み込む工程と、被覆ゴムシート431、432で挟み込まれたRFIDタグ40を、タイヤ構成部材間に配設する配設工程と、を備える。
これにより、スプリングアンテナ421内に空気45が残ってしまうことがない。また、空気溜まりを気にしなくてもよいため、被覆ゴムシート431、432でRFIDタグ40を挟み込む作業も簡便となる。
また、スプリングアンテナ421の外周部と、被覆ゴムシート431、432の外表面との距離Lが安定するため、RFIDタグ40は、被覆ゴムシート431、432によって十分保護される。
このように、無被覆の電子部品を直接タイヤ構成部材間に挟み込むことにより、RFIDタグ40を挟み込まれる部分のゴム部材の厚みの変動が低減し、タイヤ1のユニフォミティが向上する。また、スプリングアンテナ421内に予めゴム46が充填されているため、ゴムシート37がスプリングアンテナ内に過度にめり込むようなこともない。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲で変形、改良などを行っても、本発明の範囲に含まれる。
11…ビード
12…トレッド
13…サイドウォール
21…ビードコア
22…ビードフィラー
22A…タイヤ径方向外側端
221…第1ビードフィラー
222…第2ビードフィラー
23…カーカスプライ
24…プライ本体
25…プライ折り返し部
26…スチールベルト
28…トレッドゴム
28B…タイヤ径方向内側端
29…インナーライナー
30…サイドウォールゴム
31…スチールチェーハー
32…リムストリップゴム
32B…端部
34…パッド部材
35…第1のパッド
36…第2のパッド
36A…タイヤ径方向外側端
36B…タイヤ径方向内側端
37…ゴムシート
38…ショルダーパッド
38A…タイヤ幅方向内側端
38B…タイヤ径方向内側端
40…RFIDタグ
41…RFIDチップ
42…アンテナ
421…スプリングアンテナ
43…保護部材
431、432…ゴムシート
46…ゴム
Claims (4)
- タイヤを構成する複数のタイヤ構成部材と、電子部品と、を備え、
前記複数のタイヤ構成部材は、ゴム部材と、繊維部材を含み、
前記繊維部材は、カーカスプライと、前記カーカスプライのタイヤ径方向外側に配置されるスチールベルトを含み、前記ゴム部材は、タイヤ幅方向外側部において前記カーカスプライと前記スチールベルトの間に配置されるショルダーパッドを含み、
前記カーカスプライと、前記スチールベルトと、前記ショルダーパッドの交わる位置に、前記電子部品が配置されている、タイヤ。 - 前記カーカスプライと、前記スチールベルトと、前記ショルダーパッドはそれぞれ、円環状に形成された円環状部材である、請求項1に記載のタイヤ。
- 前記電子部品は、少なくとも一部が被覆ゴムシートに被覆されており、前記電子部品を被覆した被覆ゴムシートが、前記カーカスプライと、前記スチールベルトと、前記ショルダーパッドの交わる位置に配置されている、請求項1または2に記載のタイヤ。
- 前記繊維部材により構成される第1タイヤ構成部材としての前記スチールベルトと、前記第1タイヤ構成部材上の一部を覆うように配置された、タイヤ幅方向断面視における端部が先細り形状の前記ゴム部材により構成される第2タイヤ構成部材としての前記ショルダーパッドと、少なくとも前記繊維部材と前記ゴム部材の境界部を覆う第3タイヤ構成部材としての前記カーカスプライと、を備え、
前記被覆ゴムシートは、前記第1タイヤ構成部材と前記第2タイヤ構成部材の境界部において、前記第1タイヤ構成部材と前記第2タイヤ構成部材を跨ぐように配置され、かつ前記第3タイヤ構成部材に覆われている、請求項3に記載のタイヤ。
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