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JP7352829B2 - 送風装置、記録装置 - Google Patents
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JP7352829B2 - 送風装置、記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、送風装置、及び送風装置を備えた記録装置に関する。
特許文献1に示すように、加熱部と、複数の開口を有する吹出口と、当該吹出口から気体を吹き出させるための送風機を備えた加熱装置が知られている。
特開2019-107822号公報
大判の媒体に記録する記録装置に加熱装置を搭載する場合、媒体の幅方向全体を加熱するため、吹出口を媒体の幅方向に合わせて長尺化する必要がある。しかしながら、長尺の部材には高い精度が要求され、製造することは困難である。また、長尺な部材は歪が生じやすい。例えば、歪に起因して吹出口と筐体との間に隙間ができると、隙間からも気体が漏れ出るため、幅方向における風速ばらつきが発生してしまう。そこで、吹出口を複数の部材で構成し、各部材を幅方向に並列させる構成が考えられる。しかしながら、この場合、各部材における開口と開口とを区画する区画壁の厚み寸法と、部材同士を並列したときに部材間同士で隣接する開口間の壁厚寸法と、が異なるため、幅方向における風速ばらつきが発生してしまう、という課題があった。
送風装置は、液体が付与され、搬送方向に搬送される媒体に向けて、送風する送風装置であって、送風流路が設けられる筐体と、前記送風流路に設けられ、送風するファンと、前記ファンの送風方向において、前記ファンより下流で前記筐体に固定され、前記搬送方向に交差する幅方向に並ぶ第1排気口と第2排気口とを有する第1流路部材と、前記送風方向において、前記ファンより下流で前記筐体に固定され、前記幅方向に並ぶ第3排気口と第4排気口とを有する第2流路部材と、を備える。そして、前記第1流路部材と前記第2流路部材とが、前記幅方向に前記筐体に固定され、固定された前記第1流路部材と前記第2流路部材との間に第5排気口が形成され、前記第5排気口の開口縁の一部が、前記第1流路部材であり、かつ、前記第5排気口の開口縁の一部が前記第2流路部材である。
記録装置の構成を示す模式図。 排気ユニットの構成を示す斜視図。 第1流路部材の構成を示す正面図。 第1流路部材の構成を示す背面図。 第1流路部材の構成を示す斜視図。 筐体の一部構成を示す斜視図。 第1流路部材と筐体との接続状態を示す斜視図。 排気ユニットの配置状態を示す正面図。 他の排気ユニットの構成を示す斜視図。 他の記録装置の構成を示す模式図。
まず、記録装置11の構成について説明する。図1は、記録装置11の構成を示す模式図である。記録装置11は、例えば、液体の一例であるインクを噴射することによって用紙などの媒体99に文字、写真等の画像を記録(印刷)するインクジェット式のプリンターである。
図1に示すように、記録装置11は、収容体12と、媒体99を支持可能な支持部13と、媒体99を支持部13に沿って搬送する搬送部14とを備える。記録装置11は、収容体12内に配置された記録部15と、収容体12外に配置された送風装置40とを備える。送風装置40は、液体が付着された媒体99に向けて送風する。媒体99は、例えば、円筒状に巻き重ねられたロール紙である。
支持部13は、第1支持板16、第2支持板17、及び第3支持板18を有する。搬送部14により搬送される媒体99の搬送方向においてその上流側から順に第1支持板16、第2支持板17、第3支持板18が並ぶ。
第1支持板16及び第2支持板17は、収容体12と対向する。第1及び第2支持板16,17において収容体12と対向するそれぞれの面が、媒体99を支持するための支持面21,22である。第3支持板18は、送風装置40と対向する。第3支持板18において送風装置40と対向する面が、媒体99を支持するための支持面23とされる。本実施形態では、第1、第2及び第3支持板16,17,18において鉛直方向における上方を向く面が支持面21,22,23である。
搬送部14は、例えば、媒体99に接した状態で回転することによって媒体99を搬送する搬送ローラー24を有する。本実施形態において、搬送ローラー24は、媒体99の搬送方向において第1支持板16と第2支持板17との間に配置される。搬送部14により搬送される媒体99の搬送方向は、第1、第2及び第3支持板16,17,18の支持面21,22,23に沿う方向である。
記録部15は、例えばインク等の液体を噴射するヘッド25を有する。ヘッド25は、第2支持板17と対向するように配置され、第2支持板17に支持される媒体99に液体を噴射可能である。記録部15は、媒体99に液体を噴射することによって、その媒体99に画像を記録するように構成される。記録部15は、ヘッド25を保持するキャリッジ26と、キャリッジ26の移動を案内するガイド軸27とを有してもよい。この場合、ヘッド25は、媒体99の幅方向に延びるガイド軸27に沿って、キャリッジ26とともに往復移動しながらインクを噴射する。媒体99の幅方向は、媒体99の搬送方向と交差する方向である。
送風装置40は、第3支持板18に支持される媒体99に向けて送風する。送風装置40は、送風と、後述する加熱部41による加熱とにより、媒体99に付着した液体の蒸発を促進させ、その媒体99を乾燥させる。
第3支持板18は、媒体99の搬送方向において、記録部15よりも下流側で媒体99を支持する。すなわち、第3支持板18の支持面23は、記録部15によって液体が付着された媒体99を支持するための面である。本実施形態の第3支持板18は、媒体99の搬送方向の上流側から下流側に向けて、鉛直方向における上方から下方に向かって傾斜する。すなわち、第3支持板18は、搬送方向における上流部分が下流部分よりも上方に位置するように配置される。
送風装置40は、第3支持板18の支持面23に対向するように配置される。送風装置40は、支持面23に対して少し間隔をあけて配置される。そのため、搬送部14に搬送される媒体99は、支持面23と送風装置40との間の領域を通過する。送風装置40は、記録部15によって画像が記録され、搬送部14によって搬送される媒体99を乾燥させる。
送風装置40は、媒体99を加熱するための加熱部41と、加熱部41を収容する筐体42と、気体が流れる送風流路43と、気体を送風するための送風機44とを備える。加熱部41は、第3支持板18の支持面23に支持された媒体99を加熱する。加熱部41は、支持面23と対向する位置に配置される。加熱部41は、発熱可能な発熱体を有する。発熱体は、例えば、媒体99の幅方向に延びるヒーター管45である。本実施形態のヒーター管45は、支持面23に沿うように2つ並んで配置される。
加熱部41は、発熱体の熱を反射するための反射板46を有してもよい。この場合、反射板46は、ヒーター管45のうち支持面23と反対側の部分を囲うように配置されることが好ましい。反射板46は、ヒーター管45から生じる赤外線を支持面23に向けて反射する。
筐体42は、加熱部41を囲む内壁51と、内壁51を囲む外壁52とを有する。外壁52は内壁51の外側に配置される。内壁51及び外壁52は支持面23に向けて開口する。内壁51及び外壁52は送風流路43を形成する。
送風流路43は、内壁51の外側であって且つ外壁52の内側に位置する。送風流路43は、加熱部41を囲むように配置される。送風流路43は、送風流路43内に気体を取り入れるための流入口53と、送風流路43内の気体を吹き出すための複数の排気口Hを備えた排気ユニット54とを有する。排気ユニット54は、送風機44による送風方向の下流側に配置される。流入口53及び排気口Hは支持面23に向けて開口する。なお、本実施形態において、送風機44による送風方向とは、送風流路43に沿って、送風機44から排気ユニット54が備える排気口Hを経由して、支持面23に向かう方向である。
送風機44は、送風流路43内に配置される。送風機44は、気流を発生させるファン47を有する。送風機44は、送風流路43内の気体を排気ユニット54に向けて流動させる。送風流路43内の気体とは例えば空気である。送風機44は、送風流路43に沿って気体を送風する。送風機44は、流入口53から流入する気体を排気ユニット54の排気口Hから吹き出させる。なお、送風機44は複数のファン47を有してもよい。
流入口53は、加熱部41に対して記録部15が位置する側とは反対側に位置する。すなわち、流入口53は、搬送方向において加熱部41よりも下流側に位置する。
排気ユニット54は、加熱部41に対して記録部15が位置する側に位置する。すなわち、排気ユニット54は、搬送方向において加熱部41よりも上流側に位置する。本実施形態の排気ユニット54は、流入口53よりも上方に位置する。
排気ユニット54の排気口Hは、記録部15が位置する側とは反対側を向くように開口する。排気ユニット54を含む送風流路43の下流部分は、支持面23に対して傾斜するように延びる。本実施形態の排気ユニット54の排気口Hは、搬送方向の下流側に送風可能に開口する。
排気ユニット54から排気される気体は、支持面23に沿って記録部15が位置する側とは反対側に向かうように流れる。すなわち、排気ユニット54から吹き出す気体は、支持面23に吹き付けられた後、図1において矢印Aで示すように、支持面23上における媒体99の搬送方向に流れる。本実施形態において、排気ユニット54から吹き出す気体は、支持面23に沿って上方から下方に向かうように流れる。
排気ユニット54から吹き出され、支持面23に沿って流れる気体は、一部が矢印Bに示すように流入口53に流入され、一部が流入口53と支持面23との間から送風装置40の外部に排出される。すなわち、送風装置40は、排気ユニット54から吹き出す気体の一部が送風流路43を通じて送風装置40の内部を循環するように構成される。
排気ユニット54から吹き出され、流入口53に流入する気体は、加熱部41により加熱されている。そのため、送風装置40の外部の気体が流入口53に流入する場合よりも送風装置40の内部が冷えにくい。これにより、排気ユニット54から吹き出す気体の温度が高くなり、送風装置40の内部が高温に維持されやすい。また、加熱部41を囲むように送風流路43が位置するため、加熱部41から生じる熱により、送風流路43内の温度が高くなる。このようにすることによって、ヒーター管45が発する熱を回収して乾燥に再利用することができ、送風装置40の熱損失が抑えられ、熱効率がよくなる。
加熱部41が媒体99を加熱すると、媒体99に付着した液体が蒸発することによって蒸気が生じる。この蒸気によって送風装置40の内部の湿度が上昇すると、媒体99が乾燥しにくくなる。そのため、送風装置40は、排気ユニット54から吹き出す気体の一部とともに蒸気を流入口53と支持面23との間から送風装置40の外部に排出させる。これにより、送風装置40の内部における湿度の上昇が抑制される。
送風装置40は、支持面23に支持される媒体99を加熱部41によって加熱しつつその媒体99に気体を吹き付けることによって、媒体99を乾燥させる。すなわち、記録済みの媒体99が支持部13に沿って搬送され、送風装置40と支持面23との間の領域に到達すると、ヒーター管45が発する熱と、排気ユニット54から吹き出す気体とによって、その媒体99に付着した液体の蒸発が促進される。
内壁51は、支持面23と対向する開口55を有する。この開口55には、金網56が配置されることが好ましい。金網56が開口55に配置される構成では、金網56越しにヒーター管45の熱が支持面23上の媒体99に伝えられる。また、排気ユニット54から吹き出す気体の一部が金網56に沿って搬送方向に流される。
次に、排気ユニット54の詳細な構成について説明する。
図2は、排気ユニット54の構成を示す斜視図である。なお、図2では、筐体42の外壁52が省略され、排気ユニット54が内壁51に固定された状態を示す。また、図2は、送風機44側から排気ユニット54を見た状態を示す。
図2に示すように、排気ユニット54は、複数の流路部材Fから構成される。複数の流路部材Fが媒体99の搬送方向に交差する幅方向に列を成して配置される。図2の例では、第1流路部材100及び第2流路部材200が幅方向に沿って並列される。第1流路部材100及び第2流路部材200は、幅方向を長手方向とする向きで配置される。複数の流路部材Fによって構成される排気ユニット54の幅方向の寸法は、第3支持板18の幅方向の寸法とほぼ同じである。排気ユニット54を構成する各流路部材Fは同様の形態である。流路部材Fは、例えば、熱可塑性プラスチックによって形成される。各流路部材Fには、送風流路43内の気体を排気する複数の排気口Hが設けられる。
排気ユニット54は、流路部材Fを複数設け、各流路部材Fを幅方向に並列させる構成であるため、例えば、排気ユニット54を幅方向に長尺化させた構成に比べ、製造しやすく、歪も生じにくい。従って、筐体42と排気ユニット54との間に隙間が形成されにくく、幅方向において排気ユニット54から送風される風速ばらつきを低減できる。
また、送風機44のファン47が軸流ファンであると、ファン47の軸部分に対応する領域と羽部分に対応する領域とで風速のばらつきが発生しやすいが、複数の排気口Hを有する流路部材Fを配置することで各排気口Hから均等に排気しやすくなり、風速ばらつきの低減を図ることができる。
また、排気ユニット54を複数の流路部材Fで構成することで、例えば、幅方向に設置する流路部材Fの個数を変更することで、幅方向の寸法が異なる他の送風装置に対しても共用することが可能となる。
また、本実施形態の送風装置40では、送風機44と排気ユニット54とが離間して配置される。そして、送風機44と排気ユニット54との間には、一つの共通した送風流路43が設けられる。従って、流路部材Fの数に対してファン47の数が制約されない。
次に、各流路部材Fの構成について説明する。なお、各流路部材Fは同様の形態であるため、第1流路部材100の構成を例にして説明する。図3から図5は、第1流路部材100の構成を示し、図3は正面図であり、図4は背面図であり、図5は斜視図である。なお、図3は、送風機44側から第1流路部材100を見た状態を示し、図4は、第3支持板18側から第1流路部材100を見た状態を示し、図5は、図3に対して斜め下方から見た状態を示す。
図3から図5に示すように、第1流路部材100は、幅方向を長手方向とする略直方体を成す。第1流路部材100には、複数の貫通孔である排気口Hが設けられる。本実施形態では、4つの排気口Hが設けられる。排気口Hは、幅方向に配列される。また、各排気口Hは、同様の形状を成す。具体的には、排気口Hは正面視において矩形状である。
図3に示すように、隣り合う排気口Hの間には各排気口Hを区画する区画壁110が設けられる。そして、各排気口Hは同じ間隔で配置される。具体的には、幅方向における排気口Hの幅寸法はL1であり、区画壁110の幅寸法はL2である。従って、排気口H間は区画壁の幅寸法L2の間隔で配置される。また、排気口Hの幅方向と交差する高さ方向の高さ寸法はTである。
また、第1流路部材100の幅方向の一方端面100aと、一方端面100aに最も近い位置に設けられた排気口Hと間にも幅寸法L2の区画壁110aが設けられる。
一方、第1流路部材100の幅方向の一方端面100aとは反対側となる他方端100bには、U字状の溝部Haが設けられる。溝部Haと隣り合う排気口Hとの間には幅寸法L2の区画壁110bが設けられる。溝部Haは、区画壁110bの上部から幅方向に突出した凸部121と区画壁110bの下部から幅方向に突出した凸部122と区画壁110bの一方面123とで区画され、幅方向に開口する。また、溝部Haの幅寸法はL1、高さ寸法はHであり、排気口Hの各寸法と同じである。すなわち、溝部Haは、例えば、溝部Haの他方端100b側に区画壁110が設けられると、排気口Hと同様の構成となり得る。
図4に示すように、区画壁110,110a,110bは肉抜き処理が施され、中空部111が形成される。中空部111の形成により、区画壁110の厚み寸法が薄くなる。具体的には、各区画壁110の厚み寸法はL3である。また、中空部111の上方及び下方の厚み寸法もL3である。さらに、各凸部121,122の厚み寸法もL3である。すなわち、第1流路部材100の各所の肉厚寸法は全てL3で同じである。これにより、第1流路部材100の形成が容易となる。また、第1流路部材100の反り等の発生を抑制することができる。
また、第1流路部材100の上部には締結部材としてのネジVを挿通するためのネジ孔Rが設けられる。ネジ孔Rは、第1流路部材100の上面から中空部111まで貫通する孔である。ネジVは、外壁52と第1流路部材100とを締結するものである。外壁52にはネジ孔Rに対応する位置に貫通孔が設けられ、外壁52と第1流路部材100とを合わせた状態で外壁52側から中空部111に向けてネジVを挿通することで外壁52と第1流路部材100とが締結される(図8参照)。排気口HにネジVが配置されないので、ネジVが排気の障害とならず、排気口H間での圧力損失の差を小さくすることができる。
なお、外壁52と第1流路部材100とをネジVで締結させたが、これに限定されず、外壁52の第1流路部材100のネジ孔Rに対応する位置に凸部を設け、当該凸部をネジ孔Rに嵌め込むことで、外壁52と第1流路部材100とを締結させてもよい。
図5に示すように、第1流路部材100の下面、すなわち、内壁51に接する面には、内壁51と接続するための突起部401,402が設けられる。突起部401は、第1流路部材100の一方端面100a側と他方端100b側とにそれぞれ設けられる。突起部402は、配置された両突起部401の間に設けられる。突起部401には幅方向に沿ってスライド溝410が設けられる。スライド溝410の厚み寸法は、内壁51の厚み寸法よりも大きくなるように形成される。また、スライド溝410の一方端面100a側にはスライド溝410よりも幅が広くなるように形成された規制部401aが設けられる。
図6は、筐体42の一部構成を示す斜視図であり、内壁51の第1流路部材100と接続される内壁面51aの部分を示す。内壁51には、各突起部401と係合する貫通孔411と、突起部402が嵌合する貫通孔412と、を有する。貫通孔411には開口幅が狭い部分420が設けられる。当該開口幅が狭い部分420とスライド溝410とが係合する。
図7は、第1流路部材100と筐体42との接続状態を示す斜視図であり、第1流路部材100と内壁51との接続状態を示す。
ここで、第1流路部材100と内壁51とを接続する接続方法を説明する。
まず、第1流路部材100の両突起部401を両貫通孔411に挿入する。その後、第1流路部材100を他方端100b側に移動させる。そうすると、スライド溝410が貫通孔411の開口幅が狭い部分420に案内されながら移動する。そして、突起部401の規制部401aが、貫通孔411の開口幅が狭い部分420と開口幅が広い部分との境界となる規制面411aに接触する。これにより、第1流路部材100の移動が規制される。そして、このとき、突起部402が貫通孔412に嵌る。これにより、第1流路部材100と内壁51との配置位置が固定された状態で互いに接続する。
なお、流路部材Fを内壁51に接続した後に、他の流路部材Fを内壁51に取り付ける場合は、先に接続した流路部材Fと同じ取り付け向きで上記同様の方法で行う。次いで、次々に流路部材Fを取り付けることで排気ユニット54が構成される。
第1流路部材100と内壁51とを、例えば、ネジ等の締結部材によって接続する場合に比べ、取り付け方法が容易であり、取り付け作業時間を短縮させることができる。
一方、各流路部材Fを内壁51から取り外す場合は、最後に内壁51に取り付けた流路部材Fから上記の取り付け方法とは反対方向に移動させることで容易に取り外し作業を行うことができる。
次に、筐体42に排気ユニット54が配置された状態について説明する。図8は、排気ユニット54の配置状態を示す正面図である。図8は、送風機44側から見た図である。
なお、以下、第1流路部材100と第2流路部材200との間の部分の構成について説明する。排気ユニット54では、第1流路部材100と第2流路部材200とが幅方向に同じ向きで配置される。本実施形態では、第1流路部材100の他方端100b側と第2流路部材200の一方端面200a側との間の部分の構成について説明する。
図8に示すように、第1流路部材100は、排気口Hとしての第1排気口H1、第2排気口H2を含む。そして、第1流路部材100の他方端100b側には溝部Haを有する。
第1流路部材100の他方端100b側に並ぶ第2流路部材200は、排気口Hとしての第3排気口H3、第4排気口H4を含む。そして、第2流路部材200の第1流路部材100の他方端100b側には一方端面200aを有する。そして、一方端面200aに最も近い位置に設けられた第3排気口H3と間には、区画壁210aが設けられる。なお、第1流路部材100と第2流路部材200とは同じ構成であり、例えば、第2流路部材200における第3排気口H3、第4排気口H4、一方端面200a及び区画壁210aは、第1流路部材100における第1排気口H1、第2排気口H2、一方端面100a及び区画壁110aと同じ構成である。
筐体42に固定された第1流路部材100と第2流路部材200との間には、第5排気口H5が形成される。第5排気口H5の開口縁の一部は第1流路部材100であり、かつ、第5排気口H5の開口縁の一部は第2流路部材200である。すなわち、第5排気口H5は、第1流路部材100の一部と第2流路部材200の一部とで構成される。本実施形態では、第5排気口H5は、第1流路部材100の溝部Haと第2流路部材200の一方端面200aとで区画されることにより構成される。
さらに詳細には、第1流路部材100の溝部Haを構成する開口縁の一辺としての区画壁110bの一方面123と、第2流路部材200で構成される開口縁の一辺としての一方端面200aと、が幅方向に対向する。そして、区画壁110bの一方面123と一方端面200aとの間に、溝部Haの幅方向に延在する辺としての凸部121,122の内面121a,122aが配置される。これにより、第5排気口H5が構成される。すなわち、第5排気口H5は、溝部Haの開口縁を構成する一方面123、内面121a,122a及び一方端面200aによって区画される。従って、本実施形態の第5排気口H5は、他の第1から第4排気口H1,H2,H3,H4同様に矩形状である。
また、溝部Haの凸部121,122の幅方向の寸法はL1である。また、区画壁210aの幅方向の寸法はL2である。従って、溝部Haと区画壁210aとで構成される第5排気口H5は、他の第1から第4排気口H1,H2,H3,H4と同じ寸法である。さらに、第5排気口H5は区画壁110b,210aによって挟まれる。従って、第1流路部材100と第2流路部材200とが筐体42に固定された状態で、第2排気口H2から順に、第1排気口H1、第5排気口H5、第3排気口H3、第4排気口H4が同じ間隔で配置される。
すなわち、例えば、第1流路部材100を幅方向に反対向きに配置して、第1流路部材100と第2流路部材200とが区画壁110aと区画壁210a同士で対向させた場合、第1流路部材100と第2流路部材200とが隣り合う部分の幅方向の幅寸法はL2の2倍となり、他の区画壁110等の幅方向の幅寸法L2よりも大きくなる。そうすると、第1流路部材100と第2流路部材200とが隣り合う厚い部分は風速の減速が他に比べ大きく減速する。これにより、幅方向における風速ばらつきが大きくなってしまう。また、区画壁110a,210a同士で対向した場合、第1流路部材100及び第2流路部材200のそれぞれの公差ばらつきにより、各区画壁110a,210a間にスリット状の隙間が生じるため、幅方向における風速ばらつきが生じる。
一方、本実施形態では、第1流路部材100の溝部Haと第2流路部材200の区画壁210aとが対向して第5排気口H5を構成するため、第1流路部材100と第2流路部材200とが隣り合う部分の寸法が厚くならない。従って、第1流路部材100と第2流路部材200とが隣り合う部分における風速の減速が抑制され、幅方向における風速ばらつきを低減できる。幅方向における風速ばらつきが低減されることにより、液体の蒸発が促進される程度のばらつきが低減し、媒体99における乾燥むらが生じにくい。
また、特に、本実施形態のように、加熱される媒体99に向けた送風の、幅方向における風速ばらつきを抑えると、媒体99の表面温度のばらつきが低減する。例えば他の領域に比べて表面温度が低い領域を基準に加熱部41の制御が行われると、当該領域に比べて表面温度が高い領域へ、過度な加熱が行われてしまう虞がある。したがって、風速ばらつきを低減することで、媒体99への過度な加熱が抑制され、媒体99の損傷を低減し、かつ、媒体99に付着した液体を乾燥させることができる。
なお、本実施形態では、第1流路部材100と第2流路部材200とが若干離間するようにして並べてもよい。
加熱部41の影響により、加熱された気体が送風機44によって排気ユニット54に送られると、第1流路部材100及び第2流路部材200は幅方向に熱膨張する。本実施形態では、第1流路部材100と第2流路部材200とが離間して配置されるため、熱膨張によって両流路部材100,200同士が接触しても風速ばらつきは少ない。すなわち、第1流路部材100と第2流路部材200とで構成される第5排気口H5は、加熱された気体の空間に開口しているので、熱膨張によって膨張しても第5排気口H5の開口の大きさが多少変わるだけである。従って、風速ばらつきを抑制できる。また、第1流路部材100や第2流路部材200の公差ばらつきを吸収させることができる。
次に、他の排気ユニット54Aの構成について説明する。図9は、他の排気ユニット54Aの構成を示す斜視図である。なお、図9では、筐体42の外壁52が省略され、排気ユニット54Aが内壁51に接続された状態を示す。また、図9は、送風機44側から排気ユニット54Aを見た状態を示す。
図9に示すように、排気ユニット54Aは、複数の流路部材Fから構成される。複数の流路部材Fが媒体99の搬送方向に交差する幅方向に複数の列を成して配置される。まず、第1流路部材100及び第2流路部材200が幅方向に沿って並列される。さらに、送風機44よりも送風方向の下流側であり、第1及び第2流路部材100,200よりも上流側に第3流路部材300が配置される。第3流路部材300は、幅方向を長手方向とする向きで配置される。第3流路部材300は、第6排気口H6及び第7排気口H7を備え、基本的な構成は第1流路部材100と同様の構成である。
そして、第1流路部材100と第3流路部材300とは送風方向において離間する。具体的には、第1流路部材100の排気口Hのうち、送風機44から送風される気体を流入する側の流入口が設けられる流入口面100cと、第3流路部材300の排気口Hの気体が流出する側の排気口が設けられる排気口面300dとが離間する。なお、第1流路部材100の各排気口Hと第3流路部材300の各第6及び第7排気口H6,H7とは送風方向に一致するように第1流路部材100と第3流路部材300とを配置してもよいし、第1流路部材100の排気口Hと第3流路部材300の排気口Hとが送風方向に対して、例えば、排気口Hの幅寸法のL1/2の寸法分が幅方向にずれるように第1流路部材100と第3流路部材300とを配置してもよい。これにより、圧力損失が調整され、送風機44のファン47の出力や媒体99の状態に応じた風速を得ることができる。また、第1流路部材100と第3流路部材300とを離間させることで、風速ばらつきをより抑制することができる。
次に、他の記録装置11Aの構成について説明する。図10は、他の記録装置11Aの構成を示す模式図である。
上記実施形態における記録装置11では、第3支持板18に搬送される媒体99に対して送風する送風装置40を備えた構成であったが、本実施形態の記録装置11Aでは、特に、第2支持板17に向けて送風する送風装置40Aを備えた構成である。
図10に示すように、記録装置11Aは、収容体12と、媒体99を支持可能な支持部13と、媒体99を支持部13に沿って搬送する搬送部14とを備える。記録装置11Aは、収容体12内に配置された記録部15と、収容体12内から支持部13に向けて送風する送風装置40Aとを備える。なお、支持部13、搬送部14及び記録部15の構成は上記実施形態と同様なので説明を省略する。
本実施形態では、第1支持板16、第2支持板17及び第3支持板18を加熱するヒーター400を備える。ヒーター400は、例えば、チューブヒーターである。第1支持板16、第2支持板17及び第3支持板18を加熱することにより、媒体99に付着した液体の乾燥を促進させることができる。
送風装置40Aは、第2支持板17に向けて送風し、ガイド軸27に沿った走査方向における温度ばらつきを低減する。
送風装置40Aは、筐体442と、気体が流れる送風流路443と、気体を送風するための送風機444とを備える。
筐体442と収容体12とで送風流路443が形成される。送風流路443には、送風流路443内の気体を吹き出すための複数の排気口Hを備えた排気ユニット54を有する。排気ユニット54は、送風機444による送風方向の下流側に配置される。排気ユニット54の複数の排気口Hは支持部13に向けて開口する。本実施形態では、主に第2支持板17に向けて開口する。本実施形態の排気ユニット54は、支持部13の幅方向と同等の幅方向を有する。なお、排気ユニット54の基本的な構成は上記実施形態と同様である。
送風機444は、収容体12の外側に配置される。送風機444は、気流を発生させるファン447を有する。送風機444は、送風流路443に沿って気体を送風する。送風機444は、流入口453から流入する気体を排気ユニット54の排気口Hから吹き出させる。排気ユニット54の排気口Hは、第2支持板17側に送風可能に開口する。
排気ユニット54から排気される気体は、記録部15の上方から第2支持板17に向かって流れる。排気ユニット54から第2支持板17に対して、幅方向における風速ばらつきが抑制された状態で送風される。これにより、第2支持板17及びその周辺の温度が均一化される。従って、ヒーター400によって加熱される媒体99の温度ばらつきが低減され、媒体99に記録される画像の品質を向上させることができる。
なお、上記実施形態における排気ユニット54,54Aの第5排気口H5を含む排気口Hの形状は、正面視において矩形状としたが、これに限定されない。例えば、第5排気口H5を含む排気口Hの形状が、正面視において曲面を有する楕円状であってもよいし、三角形状等であってもよい。
以下に、実施形態から導き出される内容を記載する。
送風装置は、液体が付与され、搬送方向に搬送される媒体に向けて、送風する送風装置であって、送風流路が設けられる筐体と、前記送風流路に設けられ、送風するファンと、前記ファンの送風方向において、前記ファンより下流で前記筐体に固定され、前記搬送方向に交差する幅方向に並ぶ第1排気口と第2排気口とを有する第1流路部材と、前記送風方向において、前記ファンより下流で前記筐体に固定され、前記幅方向に並ぶ第3排気口と第4排気口とを有する第2流路部材と、を備え、前記第1流路部材と前記第2流路部材とが、前記幅方向に並んだ状態で前記筐体に固定され、固定された前記第1流路部材と前記第2流路部材との間に第5排気口が形成され、前記第5排気口の開口縁の一部が、前記第1流路部材であり、かつ、前記第5排気口の開口縁の一部が前記第2流路部材であることを特徴とする。
この構成によれば、流路部材を複数設け、各流路部材を幅方向に並列させる構成であるため、流路部材を幅方向に長尺化させた構成に比べ、製造しやすく、歪も生じにくい。従って、筐体と流路部材との間に隙間が形成されにくく、幅方向における風速ばらつきを低減できる。また、第1流路部材と第2流路部材とを幅方向に並べて設置したとき、両流路部材が隣り合う部分において、第1流路部材の一部と第2流路部材の一部とで第5排気口が形成される。すなわち、第1流路部材と第2流路部材とが対向する部分は、両流路部材の外壁同士ではない。このため、第1流路部材と第2流路部材とが隣り合う部分の寸法が厚くならない。従って、第1流路部材と第2流路部材とが隣り合う部分における風速の減速が抑制され、幅方向における風速ばらつきを低減できる。
上記送風装置では、前記第1排気口、前記第2排気口、前記第3排気口及び前記第4排気口は、矩形状であり、前記第5排気口は、前記第1流路部材で構成される前記開口縁の一辺と、前記第2流路部材で構成される前記開口縁の一辺と、が前記幅方向に対向し、前記幅方向に延在する辺が前記第1流路部材により構成される矩形状の排気口であることが好ましい。
この構成によれば、第1流路部材の一部と第2流路部材の一部とで矩形状の第5排気口が形成される。従って、第5排気口の形状が、他の第1から第4排気口の形状と同じとなり、より風速ばらつきを低減することができる。
上記送風装置では、前記第1流路部材は、前記筐体に対して締結部材で固定され、前記締結部材は、前記第1排気口と前記第2排気口とを区画する区画壁内に挿通されることが好ましい。
この構成によれば、排気口に締結部材が配置されないので、排気口間での圧力損失の差を小さくすることができる。
上記送風装置では、前記送風方向における前記ファンより下流、かつ前記送風方向における前記第1流路部材より上流、で前記筐体に固定される流路部材であって、第6排気口と第7排気口とを有する第3流路部材を備え、前記第1流路部材の流入口が設けられる流入口面と、前記第3流路部材の排気口が設けられる排気口面とが離間することが好ましい。
この構成によれば、第1流路部材と第3流路部材とを送風方向に離間して配置することで、圧力損失を調整し、ファンの出力や媒体の状態に応じた風速を得ることができる。また、第1流路部材と第3流路部材とを離間させることで、風速ばらつきをより抑制することができる。
上記送風装置では、前記媒体を加熱する加熱部を備え、前記第1流路部材と前記第2流路部材とが離間して並ぶことが好ましい。
この構成によれば、加熱部の影響により、第1流路部材及び第2流路部材は熱膨張により幅方向に膨張するが、第1流路部材と第2流路部材とが離間して配置されるため、熱膨張によって両流路部材同士が接触しても風速ばらつきは少ない。すなわち、第1流路部材と第2流路部材との間の第5排気口は、加熱された気体の空間に開口しているので、熱膨張によって膨張しても開口の大きさが多少変わるだけである。従って、風速ばらつきを抑制できる。
記録装置は、上記の送風装置と、媒体に液体を付与する記録部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、液体が付与された媒体に対する風速が均一化され、液体の乾燥性が向上するとともに媒体への損傷も抑制することができる。
11,11A…記録装置、12…収容体、13…支持部、14…搬送部、15…記録部、16…第1支持板、17…第2支持板、18…第3支持板、24…搬送ローラー、25…ヘッド、26…キャリッジ、27…ガイド軸、40,40A…送風装置、41…加熱部、42…筐体、43…送風流路、44…送風機、45…ヒーター管、47…ファン、51…内壁、52…外壁、53…流入口、54,54A…排気ユニット、100…第1流路部材、100a…一方端面、100b…他方端、100c…流入口面、110,110a,110b…区画壁、111…中空部、121…凸部、121a…内面、122…凸部、123…一方面、200…第2流路部材、200a…一方端面、210,210a…区画壁、300…第3流路部材、300d…排気口面、400…ヒーター、401…突起部、442…筐体、443…送風流路、444…送風機、447…ファン、453…流入口、H1…第1排気口、H2…第2排気口、H3…第3排気口、H4…第4排気口、H5…第5排気口、H6…第6排気口、H7…第7排気口、V…ネジ。

Claims (6)

  1. 液体が付与され、搬送方向に搬送される媒体に向けて、送風する送風装置であって、
    送風流路が設けられる筐体と、
    前記送風流路に設けられ、送風するファンと、
    前記ファンの送風方向において、前記ファンより下流で前記筐体に固定され、前記搬送方向に交差する幅方向に並ぶ第1排気口と第2排気口とを有する第1流路部材と、
    前記送風方向において、前記ファンより下流で前記筐体に固定され、前記幅方向に並ぶ第3排気口と第4排気口とを有する第2流路部材と、を備え、
    前記第1流路部材と前記第2流路部材とが、前記幅方向に並んだ状態で前記筐体に固定され、
    固定された前記第1流路部材と前記第2流路部材との間に第5排気口が形成され、
    前記第5排気口の開口縁の一部が、前記第1流路部材であり、かつ、前記第5排気口の開口縁の一部が前記第2流路部材である、送風装置。
  2. 前記第1排気口、前記第2排気口、前記第3排気口及び前記第4排気口は、矩形状であり、
    前記第5排気口は、
    前記第1流路部材で構成される前記開口縁の一辺と、前記第2流路部材で構成される前記開口縁の一辺と、が前記幅方向に対向し、
    前記幅方向に延在する辺が前記第1流路部材により構成される矩形状の排気口である、請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記第1流路部材は、前記筐体に対して締結部材で固定され、
    前記締結部材は、前記第1排気口と前記第2排気口とを区画する区画壁内に挿通される、請求項1または2に記載の送風装置。
  4. 前記送風方向における前記ファンより下流、かつ前記送風方向における前記第1流路部材より上流、で前記筐体に固定される流路部材であって、第6排気口と第7排気口とを有する第3流路部材を備え、
    前記第1流路部材の流入口が設けられる流入口面と、前記第3流路部材の排気口が設けられる排気口面とが離間する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の送風装置。
  5. 前記媒体を加熱する加熱部を備え、
    前記第1流路部材と前記第2流路部材とが離間して並ぶ、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の送風装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の送風装置と、
    媒体に液体を付与する記録部と、を備えた記録装置。
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