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JP7353055B2 - 浴室排水装置 - Google Patents
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JP7353055B2 - 浴室排水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば浴室における洗い場床に配設される浴室排水装置に関する。
浴室の洗い場床や洗面台等の排水口には、髪の毛やゴミなどで排水管が詰まることを防ぐためにヘアキャッチャーが設けられている。例えば、特許文献1には、流入した排水を保水する凹状の保水部と、保水部の上部から延出し、排水中の髪の毛の流出を抑止しながら保水部に入りきらない排水を流出させる上部排水流出部と、洗い場床からの排水を保水部へ導く排水導入部とを備えるヘアキャッチャーが開示されている。
特開2011-163116号公報
特許文献1に記載のヘアキャッチャーは、保水部で髪の毛をまとめることで除去し易くしたものであるが、洗い場床からの水と浴槽からの排水とを用いることについては検討されていなかった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、洗い場床からの水と浴槽からの排水とによってヘアキャッチャーでの髪の毛等の付着を抑えることができる浴室排水装置を提供することにある。
本発明に係る浴室排水装置は、水を通流させるヘアキャッチャーを備える浴室排水装置において、前記ヘアキャッチャーの上縁部から流入した水が内側において旋回するように規制する水流規制部を備え、前記ヘアキャッチャーの外側から前記内側へ流入する外部水流が、前記内側において、前記上縁部から流入した水と異なる方向に旋回することを特徴とする。
本発明によれば、洗い場床からの水と浴槽からの排水とによってヘアキャッチャーでの髪の毛等の付着を抑えることができる。
実施形態1に係る浴室排水装置の構成を示す模式図である。 排水部の平面図である。 ヘヤキャッチャー部分の側面図である。 ヘアキャッチャーの外観を示す斜視図である。 ヘアキャッチャーの平面図である。 図3に示すA-A線による水切り部の一部を示す断面図である。 実施形態2に係るヘアキャッチャーの外観を示す斜視図である。 ヘアキャッチャーの平面図である。 ヘアキャッチャーにおける水の流れを説明するための模式図である。 図6に示した断面に相当する水切り部の一部を示す断面図である。 変形例に係るヘアキャッチャーにおける水の流れを説明するための模式図である。 別の変形例に係るヘアキャッチャーの平面図である。
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図1から図12を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、各図面における部材の寸法は、理解を容易にするために適宜拡大、縮小して示される。また、各図面において実施の形態を説明する上で重要ではない部材の一部は省略して表示する。
(実施形態1)
図1、図2、図3を参照する。図3において、洗い場床8、フランジ部80および蓋体82は断面で表されている。浴室排水装置110は、ヘアキャッチャー100を排水部90に取り付けて構成される。浴室排水装置110では、洗い場床8からの水は、ヘアキャッチャー100の上側から水切り部1の内側に流れ込み、浴槽(図示略)からの排水(以下、浴槽排水という。)の一部がヘアキャッチャー100の外側に外部水流を形成する仕組みとなっている。
フランジ部80は、洗い場床8に設けられた孔部に上方から挿入し、排水部90に螺合させることで、洗い場床8の下方に排水部90を取り付ける。フランジ部80における排水口81には爪81aが設けられている。ヘアキャッチャー100は、係止部10aを爪81aに係止させて取り付けられ、上方を蓋体82で覆われる。洗い場床8からの水は、ヘアキャッチャー100を通過した後、排水部90の封水部91の内部を通って排出口95から排出される。
浴槽排水は、分岐部92において排水口81側への分岐流路93とバイパス流路94とに分けられて通流する。分岐流路93へ通流した浴槽排水は、導入口93aから排水口81へ流れ込み、排水口81内でヘアキャッチャー100の外側において旋回する外部水流を形成する。図2に示す矢印のように、排水部90は、上方から見て反時計まわりの外部水流を排水口81内に形成する。浴槽排水の流入によって排水口81の水位が上昇し、ヘアキャッチャー100が旋回流に浸漬され、ヘアキャッチャー100内の髪の毛等がヘアキャッチャー100の内側中央に集められる。バイパス流路94へ通流した浴槽排水は、合流口94aを通って洗い場床8側からの排水に合流し、排出口95から排出される。尚、排水部90については、公知の技術、例えば特許第5817567号公報等に記載された技術を用いることができる。
図4を参照する。ヘアキャッチャー100は、水切り部1および立壁部5を備える。水切り部1は、上縁部10、リブ構造3、通流孔4および貯水部2を有し、椀状に形成されている。水切り部1は、例えば皿状および深皿状等に形成されていてもよく、全体として円柱状、錐台状または半球状などの様々な形状とすることができる。
上縁部10は円環状であり、リブ構造3によって貯水部2と接続される。洗い場床8からの水は上縁部10を通って水切り部1の内側に流れ込む。リブ構造3は、複数の縦リブ31および複数の横リブ32を有し、上縁部10と貯水部2とを接続する。縦リブ31は貯水部2から上縁部10へ放射状に延びており、上縁部10から水切り部1の中央へ向かうにつれて下降する勾配を有している。縦リブ31の勾配は、一定であっても変化してもよい。
図5を参照する。横リブ32は、複数の縦リブ31を周方向につなぐ円環状であり、貯水部2側から上方へ向かうにつれて内径が大きくなる。隣り合う縦リブ31および隣り合う横リブ32の間に通流孔4が形成されている。
通流孔4は、水切り部1の内外を貫通するように設けられている。通流孔4には、水切り部1の内側における開口部41の一部を覆うように排水抵抗部42が形成されている。排水抵抗部42は、開口部41の縦リブ31における縁部41aよりも、周方向において通流孔4の中央へ張り出すように設けられている。また、排水抵抗部42は、通流孔4内に臨み、外部水流を水切り部1の内側に誘導する外部水流誘導面42aを有する。
排水抵抗部42は、上縁部10と貯水部2との間に形成される通流孔4の全てに設けられている。例えば、排水抵抗部42は、上縁部10に連なる上部に形成される通流孔4に設けられ、貯水部2側に近い通流孔4には設けないような構成としてもよい。また排水抵抗部42は、水切り部1において設けられていなくてもよい。
貯水部2は、底部20、水抜き孔21および側面部22を有し、椀状に形成されている。貯水部2は、例えば皿状および深皿状等に形成されていてもよく、全体として円柱状、錐台状または半球状などの様々な形状とすることができる。水抜き孔21は、貯水部2における側面部22の下端部に横方向に内外を貫通するように設けられている。
立壁部5は、上縁部10から立ち上がるように円弧状に形成されており、2つの回転対象な第1立壁部50および第2立壁部55で構成されている。第1立壁部50の導入端部51および第2立壁部の終端部57は、間隔を空けて対向しており、両者間に洗い場床8からの導水路が形成される。同様に、第2立壁部55の導入端部56および第1立壁部の終端部52は、間隔を空けて対向しており、両者の間に洗い場床8からの導水路が形成される。
立壁部5における導入端部51および56は、水切り部1の内側へ延びるように設けられている。導入端部51および56は、水切り部1の下方向に向かうにつれて、周方向の一側へ延びるように傾斜している。導入端部51および56は、水切り部1の下方向に向かうにつれて、上方から見て時計まわりの方向へ延びるように傾斜している。
立壁部5における導入端部51と終端部57との間において、上縁部10から貯水部2へ延びる導水面6が形成されている。また同様に導入端部56と終端部52との間において、上縁部10から貯水部2へ延びる導水面6が形成されている。導水面6は、下方向に向かうにつれて、周方向の一側へ延びるように傾斜している。導水面6は、導入端部51および56と同様に、水切り部1の下方向に向かうにつれて、上方から見て時計まわりの方向へ延びるように傾斜している。尚、図5に示す水切り部1では導水面6に通流孔4が設けられていないが、疎らに通流孔4を設けるようにしてもよい。
次に実施形態1に係る浴室排水装置110の動作について説明する。ヘアキャッチャー100の上縁部10から水切り部1の上部に流れ込んだ水は、導水面6に沿ってヘアキャッチャー100の内側を流下し、図5に矢印で示すように旋回流を発生する。水切り部1の内側を流下する水は、その一部が図5に矢印Q1で示すように通流孔4を通して水切り部1の外側に排水される。水切り部1の内側を流下する水は、通流孔4に設けられた排水抵抗部42によって排水が制限される影響を受けつつ、矢印Q2で示すように水切り部1の内側に留まって流下することで、旋回流が発生し易くなる。
排水抵抗部42は、通流孔4の開口部41のうち、水が流れ込む方向の先とは逆の後ろ側にある縦リブ31における縁部41aの側において、周方向に通流孔4の中央へ張り出すように設けられている。このため、水切り部1の内側を流下する水が排水抵抗部42で排水が制限され、水切り部1の内側に留まり易くなる。
立壁部5は、導入端部51および終端部57の間の導入路、並びに、導入端部56および終端部52の間の導入路を通して、洗い場床8からの水を水切り部1の内側へ導入する。導入端部51および56は、水切り部1の内面に沿う下方向に向かうにつれて、上方から見て時計まわりの方向へ延びるように傾斜していることで、時計まわりの旋回流の発生を促進する。
ヘアキャッチャー100は、水切り部1の内側において旋回流がより発生し易くなることで、髪の毛等を貯水部2にまとめる効果が高まり、清掃が容易になる。貯水部2には、水抜き孔21が設けられている。旋回流発生時には水の一部が水抜き孔21から抜けつつも貯水部2に水が貯まった状態となり、水の流れ込みが止んだ後、貯水部2に貯まった水が時間経過とともに水抜き孔21から排水される。
図6を参照する。排水抵抗部42の外部水流誘導面42aは、縦リブ31における開口部41の縁部41aから、水切り部1の外面15に対して傾斜する。外部水流誘導面42aは、水切り部1の内側から外側に向かうにつれて外部水流の上流側へ延びるように傾斜する面として形成されている。図6に矢印で示すように、水切り部1の外側を流れる外部水流は、上方から見て反時計まわりに流れており、排水抵抗部42の外部水流誘導面42aによって向きを変え、通流孔4を通って水切り部1の外側から内側へ流れ込む。外部水流が通流孔4を通って水切り部1の外側から内側へ流れることで、縦リブ31や横リブ32等に付着した髪の毛を浮かし、水切り部1の底部20へと流下させることができる。尚、外部水流誘導面42aが設けられていない場合でも、浴槽排水の流入によって排水口81の水位が上昇することで、ヘアキャッチャー100が外部水流による旋回流に浸漬される。
水切り部1の内側に流れ込んだ外部水流は、水切り部1の内側において、上方から見て反時計まわりの旋回流を発生する。上述のとおり、ヘアキャッチャー100の上縁部10から流れ込んだ水は時計まわりの旋回流を発生させており、外部水流によって水切り部1の内側に発生している反時計まわりの旋回流と、旋回方向が異なる反対向きとなるため、水切り部1に付着した髪の毛等を剥して浮かせる。水切り部1に付着した髪の毛等は、水流によって浮くことで水切り部1の内側で旋回する水流で再び運ばれ、貯水部2にまとめることができるので、ヘアキャッチャー100での髪の毛等の付着を抑えることができる。また、水切り部1に付着した髪の毛等は、水流によって浮いたものの水切り部1の内側で旋回する水流で再び運ばれなかったとしても、水流によって浮くことで、ヘアキャッチャー100において髪の毛等が固く付着してしまうことを抑制することができる。また、外部水流をヘアキャッチャー100の外面15の周方向における接線方向に流れるようにすることで、外部水流によって水切り部1の内側に旋回流が発生し易くなる。
(実施形態2)
図7、図8を参照する。実施形態1と同様に、実施形態2に係るヘアキャッチャー100は、フランジ部80における排水口81に取り付けられる。水切り部1は、上縁部10、底部20、リブ構造3および通流孔4を有する。
上縁部10は円環状であり、リブ構造3によって底部20と接続される。洗い場床8からの水は上縁部10を通って水切り部1の内側に流れ込む。底部20は凹状であり、上下に貫通する複数の水抜き孔21を有する。リブ構造3は、複数の縦リブ31および複数の横リブ32によって構成されている。縦リブ31は、上下方向に延びて上縁部10と底部20とを連結している。
縦リブ31は、水切り部1の内面に沿う下方向に向かうにつれて、周方向の一側へ延びるように傾斜している。周方向の一側は、上方から見て時計まわりの方向である。横リブ32は、複数の縦リブ31を周方向につなぐ円環状であり、底部20側から上方へ向かうにつれて内径が大きくなる。隣り合う縦リブ31および隣り合う横リブ32の間に通流孔4が形成されている。
通流孔4には、水切り部1の内側における開口部41の一部を覆うように板状の排水抵抗部42が設けられている。排水抵抗部42は、開口部41の縦リブ31における縁部41aよりも、周方向において通流孔4の中央へ張り出すように設けられている。また、排水抵抗部42は、通流孔4内に臨み、外部水流を水切り部1の内側に誘導する外部水流誘導面42aを有する。
図8に示す例では、排水抵抗部42が、上縁部10と底部20との間に形成される通流孔4の全てに設けられている。例えば、排水抵抗部42は、上縁部10に連なる上部に形成される通流孔4に設けられ、底部20側に近い通流孔4には設けないような構成としてもよい。また排水抵抗部42は、水切り部1において設けられていなくてもよい。
立壁部5における導入端部51および56は、それぞれ1の縦リブ31に沿って水切り部1の内側へ延びるように設けられている。上述のように、縦リブ31が水切り部1の内面に沿う下方向に向かうにつれて周方向の一側へ延びるように傾斜しているため、導入端部51および56も、水切り部1の内面に沿う下方向に向かうにつれて周方向の一側、即ち上方から見て時計まわりの方向へ延びるように傾斜している。図7などに示すヘアキャッチャー100では旋回流をより確実に形成させるべく立壁部5を設けているが、立壁部5を設けない場合であっても、縦リブ31および通流孔4の排水抵抗部42によって旋回流を発生させることができる。
次に実施形態2に係るヘアキャッチャー100の動作について説明する。図9を参照する。図9はヘアキャッチャー100の平面図に相当している。水切り部1に対して、立壁部5やその他の手段によって旋回方向Xの旋回流がヘアキャッチャー100に流れ込む。上縁部10から水切り部1の上部に流れ込んだ水は、縦リブ31に沿ってヘアキャッチャー100の内側を流下し、図9に矢印で示すように旋回流を発生する。旋回流は、上方から見て時計まわりに生じる。水切り部1の内側を流下する水は、その一部が図9に矢印P1で示すように通流孔4を通して水切り部1の外側に排水される。また、水切り部1の内側を流下する水は、通流孔4に設けられた排水抵抗部42によって排水が制限されるため、矢印P2で示すように水切り部1の内側に留まって流下することで、旋回流が発生し易くなる。
排水抵抗部42は、縦リブ31における縁部41aに対して、周方向に通流孔4の中央へ張り出すように設けられている。排水抵抗部42が設けられていることで、縦リブ31に沿って流れる水と、縦リブ31の周方向における側方であって通流孔4における排水抵抗部42上を流れる水の一部とが水切り部1の内側に留まり、より多くの水を底部20へ到達させることができる。
また排水抵抗部42は、通流孔4の開口部41のうち、水が流れ込む方向の先とは逆の後ろ側にある縦リブ31における縁部41aの側において、周方向に通流孔4の中央へ張り出すように設けられている。図9に示すヘアキャッチャー100では、時計まわりに水が流れ込んでおり、開口部41の中央から見て時計まわりの先とは逆の後ろ側にある縦リブ31における縁部41aの側に排水抵抗部42が形成されている。これにより、水切り部1の内側を流下する水が排水抵抗部42で排水が制限され、水切り部1の内側に留まり易くなる。
排水抵抗部42は、少なくとも水切り部1の上部に位置する通流孔4に設けることで、下方への水の到達を促進することができる。また、水切り部1の上部から底部20に亘って通流孔4に排水抵抗部42を設けることで、より多くの水を水切り部1の底部20へ到達させることができる。
排水抵抗部42は、水切り部1の上部において全周に亘って通流孔4に設けられていることで、流量が大きい場合でも旋回流をより確実に発生させることができる。また、立壁部5が設けられていない場合、上縁部10の水切り部1の上部において全周に亘って通流孔4に排水抵抗部42を設けることで、上縁部10における全周のどの箇所から水が流れ込んできても、底部20への水の到達を促進することができる。
立壁部5は、導入端部51および終端部57の間の導入路、並びに、導入端部56および終端部52の間の導入路を通して、洗い場床8からの水を水切り部1の内側へ導入する。導入端部51および56は、水切り部1の内面に沿う下方向に向かうにつれて周方向の一側、即ち上方から見て時計まわりの方向へ延びるように傾斜していることで、旋回流の発生を促進する。
ヘアキャッチャー100は、水切り部1の内側において旋回流がより発生し易くなることで、髪の毛等を底部20にまとめる効果が高まり、清掃が容易になる。水切り部1の底部20には、水抜き孔21が設けられており、底部20において水が溜まることなく排水される。
図10を参照する。排水抵抗部42の外部水流誘導面42aは、縦リブ31における開口部41の縁部41aから、水切り部1の外面15に対して傾斜している。外部水流誘導面42aは、水切り部1の外面15から外側へ突出するように設けられていてもよい。外部水流誘導面42aは、水切り部1の内側から外側に向かうにつれて外部水流の上流側へ延びるように傾斜する面として形成されている。図10に矢印で示すように、水切り部1の外側を流れる外部水流は、上方から見て反時計まわりに流れており、排水抵抗部42の外部水流誘導面42aに当たって向きを変え、通流孔4を通って水切り部1の外側から内側へ流れ込む。外部水流が通流孔4を通って水切り部1の外側から内側へ引き込まれ、水切り部1における縦リブ31や横リブ32等に付着した髪の毛を浮かし、水切り部1の底部20へと流下させることができる。尚、外部水流誘導面42aが設けられていない場合でも、浴槽排水の流入によって排水口81の水位が上昇することで、ヘアキャッチャー100が外部水流による旋回流に浸漬される。
水切り部1の内側に流れ込んだ外部水流は、水切り部1の内側において、上方から見て反時計まわりの旋回流を発生する。上述のとおり、ヘアキャッチャー100の上縁部10から流れ込んだ水も時計まわりの旋回流を発生させており、外部水流によって水切り部1の内側に発生している反時計まわりの旋回流と異なる反対向きとなるため、水切り部1に付着した髪の毛等を剥して浮かせることができる。
(変形例)
図11を参照する。図11はヘアキャッチャー100の縦断面に相当している。図11に示すヘアキャッチャー100では、立壁部5は設けられていないが、上述の各実施形態において示した立壁部5を設けてもよい。ヘアキャッチャー100の底部20の中心には、上方へ延びる柱状の底部規制部20aが設けられている。
上縁部10から流れ込んだ水は水切り部1の内側を流下し、底部20において底部規制部20aに当たって上昇する。上昇した水は、水切り部1の中央から径方向へ向きを変えることで、水平方向の軸まわりに旋回する水流を形成する。また、底部規制部20aが設けられていない場合であっても、水切り部1の内側を流下した水が底部20を通過した後、水平方向の軸まわりに旋回して上昇するように向きが変わるものであってもよい。例えば、実施形態1で示した貯水部2の側面部22のように、底部20を通過した水が上昇するための面が設けられていてもよい。ここで旋回流とは、ある中心軸まわりに1周回以上回り続ける流れに限られるものではなく、水切り部1の内側を流れる水のように、下降してきた水が底部20で水平方向に進み、底部20を通過した後に、上昇するような流れについても、水平方向の軸まわりに旋回する旋回流であるとする。
上述の各実施形態で説明したように、水切り部1の内側に流れ込んだ外部水流は、水切り部1の内側において、上方から見て反時計まわり、即ち上下方向の軸まわりに半時計まわりに流れる旋回流を発生する。変形例に係るヘアキャッチャー100の上縁部10から流れ込んだ水は、水平方向の軸まわりに旋回する水流を形成しており、外部水流によって水切り部1の内側に発生している旋回流と、旋回方向が異なる方向となる。洗い場床8からの水と浴槽排水による外部水流とによって交差する2方向の水流を形成することができ、水切り部1に付着した髪の毛等を剥して浮かせることができる。
図12を参照する。この変形例に係るヘアキャッチャー100は、図5に示すヘアキャッチャー100における導水面6が形成されておらず、通流孔4が全周に亘って設けられているものである。この場合にも、立壁部5の導入端部51および56によって、上縁部10から水切り部1の内側に流れ込む水が上方から見て時計まわりの旋回流を発生させる。ヘアキャッチャー100の上縁部10から流れ込んだ水による旋回流と、外部水流によって水切り部1の内側に発生している反時計まわりの旋回流とが異なる旋回方向となるため、水切り部1に付着した髪の毛等を剥して浮かせることができる。
上述の各実施形態および変形例では、ヘアキャッチャー100に立壁部5を設ける構成としている。ヘアキャッチャー100に立壁部5を設けず、洗い場床8、フランジ部80および蓋体82等に、立壁部5のように上縁部10から流入した水が水切り部1の内側で一方向に旋回するように規制する部分を設けるようにしてもよい。
また、上述の各実施形態および変形例では、上縁部10から流れ込んだ水によって上方から見て時計まわりの旋回流が発生する例を示したが、上方から見て反時計まわりに旋回流が発生するように構成してもよい。このとき、外部水流は、時計まわりの旋回流を発生するように構成すればよい。また、外部水流誘導面42aが設けられていない場合であっても、外部水流によって水切り部1の内側に旋回流を発生させることができ、この場合も本発明の範囲に含まれる。
上述の各実施形態および変形例に係る浴室排水装置110は、ある一方向の旋回流では纏まりきらずにヘアキャッチャー100に残った髪の毛を、異なる方向の旋回流が発生することでヘアキャッチャー100から剥すという効果を有している。即ち、異なる方向の旋回流が発生することで、ある一方向の旋回流によって発生する力とは異なる方向でヘアキャッチャー100から髪の毛を剥がす力を働かせる。浴室排水装置110は、複数の方向から髪の毛に剥がす力を働かせて、複雑に絡んだ髪の毛でもヘアキャッチャー100から剥がす。
また、浴室排水装置110は、異なるタイミングで、異なる旋回流を発生させるようにすると良い。例えば、浴室排水装置110は、ヘアキャッチャー100の上縁部10から流入した水により時計まわりの旋回流を発生して髪の毛等を貯水部2で纏める。仮に、髪の毛等が貯水部2で纏まりきらずに水切り部1に付着していたとしても、浴槽からの排水により反時計周りの旋回流を発生させることによって髪の毛が剥がされ、髪の毛等が貯水部2で纏まる。一般的な浴室の使い方について考えると、洗い場床8側でユーザが身体を洗っている最中に使用した水がヘアキャッチャー100の上縁部10から流入して旋回流が発生し、浴槽に浸かった後の浴槽排水で逆方向の旋回流が発生することになる。このように一般的な浴室の利用をするだけで、浴室排水装置110は、異なるタイミングで異なる旋回流を発生し、ヘアキャッチャー100における髪の付着を抑えることができる。
次に、各実施形態および変形例の浴室排水装置110の特徴を説明する。
本発明の各実施形態および変形例の浴室排水装置110は、水を通流させるヘアキャッチャー100を備える。浴室排水装置110は、ヘアキャッチャー100の上縁部10から流入した水が内側において旋回するように規制する水流規制部としての立壁部5等を備える。ヘアキャッチャー100の外側から内側へ流入する外部水流が、内側において、上縁部10から流入した水と異なる方向に旋回する。これにより、浴室排水装置110は、洗い場床8からの水と浴槽からの排水とによってヘアキャッチャー100での髪の毛等の付着を抑えることができる。
また上縁部10から流入した水は、上下方向の軸まわりに一方向、例えば上方から見て時計まわりの方向へ旋回し、外部水流は、ヘアキャッチャー100の内側において、上下方向の軸まわりに前記一方向と逆方向、例えば上方から見て反時計まわりの方向へ旋回する。これにより、浴室排水装置110は、洗い場床8からの水と浴槽からの排水とによってヘアキャッチャー100の底部20に髪の毛等をまとめることができる。
また上縁部10から流入した水は、水平方向の軸まわりに旋回し、外部水流は、ヘアキャッチャー100の内側において、上下方向の軸まわりに旋回する。これにより、浴室排水装置110は、洗い場床8からの水と浴槽からの排水とによって交差する2方向の水流を形成することができ、水切り部1に付着した髪の毛等を剥して浮かせることができる。
以上、本発明の実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、いろいろな変形および変更が本発明の特許請求範囲内で可能なこと、またそうした変形例および変更も本発明の特許請求の範囲にあることは当業者に理解されるところである。従って、本明細書での記述および図面は限定的ではなく例証的に扱われるべきものである。
1 水切り部、 10 上縁部、 15 外面、 32 縦リブ(水流規制部)、
5 立壁部(水流規制部)、 6 導水面、
100 ヘアキャッチャー、 110 浴室排水装置。

Claims (3)

  1. 水を通流させるヘアキャッチャーを備える浴室排水装置において、
    前記ヘアキャッチャーの上縁部から流入した水が内側において旋回するように規制する水流規制部を備え、
    前記ヘアキャッチャーの外側から前記内側へ流入する外部水流が、前記内側において、前記上縁部から流入した水と異なる方向に旋回し、
    前記上縁部から流入した水は洗い場床からの水であり、前記外部水流は浴槽排水によって形成されることを特徴とする浴室排水装置。
  2. 前記上縁部から流入した水は、上下方向の軸まわりに一方向へ旋回し、
    前記外部水流は、前記内側において、上下方向の軸まわりに前記一方向と逆方向へ旋回することを特徴とする請求項1に記載の浴室排水装置。
  3. 前記上縁部から流入した水は、水平方向の軸まわりに旋回し、
    前記外部水流は、前記内側において、上下方向の軸まわりに旋回することを特徴とする請求項1に記載の浴室排水装置。
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