JP7354582B2 - 注出口栓およびこれを備える包装容器 - Google Patents
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Description
当接部が互いに当接した状態において、キャップを、螺合を解除する方向に所定の力でさらに回転させると、所定の力がキャップ側当接部および隔壁側当接部を介して薄肉部に作用して薄肉部が破断し、隔壁が筒部から分離して開栓することができ、インナーリングの外周面と筒部の内周面とは、キャップが口栓本体に取り付けられた状態から螺合を解除する方向に所定の角度回転するまでの間、全周にわたって密着し、キャップが所定の角度回転してキャップ側当接部および隔壁側当接部が互いに当接したときに、インナーリングの外周面と筒部の内周面との密着が解除される、注出口栓である。
本発明の第1の実施形態に係る注出口栓100を、図を参照して説明する。図1~図3は、開栓が行われる前の状態にある本実施形態に係る注出口栓100の断面図である。図1は、注出口栓100を図2のB-B’線で切断した縦断面図であり、図2は、注出口栓100を図1のA-A’線で切断した横断面図であり、図3は、図2の点線で囲ったC部の拡大図である。
口栓本体10は、外ネジ13が形成された円筒形の筒部11と、筒部11の内部を閉塞する隔壁12と、筒部11の一端縁から外方に延出するフランジ17と、隔壁12の内周側に形成された隔壁側当接部14とを含む。フランジ17を設けることで、注出口栓100を、図示しない容器本体に溶着等により取り付けて用いることができる。筒部11の内周面の形状は限定されないが、一例として、図4に示すように、他端側に向かうにつれて内径が広がるようにテーパー形状11aが形成されてもよい。
キャップ20は、口栓本体10の筒部11に形成された外ネジ13と螺合する内ネジ23が形成された円筒形の側壁21と、側壁21の内周側に設けられた円筒形のインナーリング27と、側壁21の一端とインナーリング27の一端とを覆う天面部22と、天面部22に設けられたキャップ側当接部24とを有する。インナーリング27は、図1に示すように、キャップ20が口栓本体10に取り付けられた状態において、外周面が、口栓本体10の筒部11の内周面と密着するように形成されている。これにより、隔壁12を分離させた後の再栓時にも密封性を確保することができる。インナーリング27の外周面の形状は限定されないが、一例として、図4に示すように、周方向にわたって突出する突出部27aが形成されてもよい。
次に、注出口栓100の開栓について、図4~図6を参照して説明する。図4は、注出口栓100の、キャップ20が口栓本体10に取り付けられた状態(図4の(a))から隔壁側当接部14とキャップ側当接部24とが互いに当接した後、破断が薄肉部12aの全周に進行した状態(図4の(d))までの、隔壁側当接部14およびキャップ側当接部24(左図)と、口栓本体10の筒部11およびキャップ20のインナーリング27(右図)との位置関係を示す断面図である。また、図5は、図4の(c)において点線で囲ったD部の拡大図であり、図6は、図5のE-E’線で切断した拡大図である。なお、図4の(b)、(c)は、図4の(a)と図4の(d)との間の状態を示している。
実施例1-1、1-2および比較例1-1に係る注出口栓を作製して開栓トルクの測定および開栓後の隔壁のキャップ内における残留の有無を評価した。
実施例1-1として、図1、図2に示した第1の実施形態に係る注出口栓100を作製した。口栓本体10の薄肉部12aの肉厚は0.15mmとし、直径は13mmとした。
実施例1-2として、実施例1に係る注出口栓100に対して、隔壁側係合部15およびキャップ側係合部25を備えない点が異なる注出口栓を作製した。
比較例1-1として、実施例1-1に係る注出口栓100に対して、空走区間Sを有さず、キャップ20が口栓本体10に取り付けられた状態において、隔壁側当接部14の当接面14aとキャップ側当接部24の当接面24aとが接触している点が異なる注出口栓を作製した。
上述の実施例1-1、1-2および比較例1-1に係る注出口栓100を、それぞれ10個ずつ作製して開栓に要した開栓トルクの測定および開栓後の隔壁の残留について評価を行った。評価結果を表1に記す。「開栓トルク」として、キャップの開栓トルクの平均値を示す。また、「隔壁の残留」として、全ての注出口栓において開栓後にキャップ内に隔壁が残留した場合を「+」で示し、少なくとも1つの注出口栓において開栓後にキャップ内に隔壁が残留しなかった(キャップから隔壁が外れた)場合を「-」で示した。
次に、本発明の第2の実施形態に係る注出口栓101を、図を参照して説明する。図7は、開栓が行われる前の状態にある本実施形態に係る注出口栓101の縦断面図であり、図8は、図7の点線で囲ったE部の拡大図である。注出口栓101は、第1の実施形態に係る注出口栓100において、インナーリング27の内周側に、振動抑制部28をさらに備えたものである。以下では、注出口栓101と注出口栓100との相違点を中心に説明する。なお、各実施形態間で同一または対応する構成には、同じ参照符号を付して説明を省略する。
実施例2-1、2-2に係る注出口栓を作製して、超音波溶着により容器本体に取り付けた際の薄肉部12aにおける破損の有無を評価した。
実施例2-1として、図7に示した第2の実施形態に係る注出口栓101を作製した。口栓本体10の薄肉部12aの肉厚は0.1mmとし、直径は13mmとした。
実施例2-2として、図1、図2に示した第1の実施形態に係る注出口栓100を作製した。
実施例2-1、2-2に係る注出口栓を、それぞれ50個ずつ作製して容器本体に超音波溶着により取り付けたのち、溶着部を囲む形で容器本体の一部を口栓付きで切り取り、テレピン浸透液を溶着部近傍に滴下し、24時間経過後に、目視にて薄肉部12aにおける破損の有無を確認した。なお、超音波溶着には出力130Jの溶着装置を使用して、90%の出力で30kHzの周波数の超音波を溶着に用いた。
11 筒部
12 隔壁
12a 薄肉部
13 外ネジ
14 隔壁側当接部
15 隔壁側係合部
16 円筒部
17 フランジ
20 キャップ
21 側壁
22 天面部
23 内ネジ
24 キャップ側当接部
25 キャップ側係合部
26 円筒部
27 インナーリング
28 振動抑制部
100 注出口栓
CL 中心軸
S 空走区間
Claims (5)
- 外ネジが形成された円筒形の筒部、前記筒部の内部を閉塞する隔壁、および前記筒部の一端から外方に延出するフランジを有する口栓本体と、
前記外ネジと螺合する内ネジが形成された円筒形の側壁、前記側壁の内周側に設けられた円筒形のインナーリング、および前記側壁の一端と前記インナーリングの一端とを覆う天面部を有し、前記口栓本体の前記筒部に被せて前記外ネジと前記内ネジとが螺合された状態で取り付けられたキャップとからなる注出口栓であって、
前記天面部および前記隔壁には、前記キャップが前記口栓本体に取り付けられた状態から螺合を解除する方向に所定の角度回転することにより互いに当接するキャップ側当接部および隔壁側当接部がそれぞれ形成され、
前記隔壁には、前記隔壁側当接部を取り囲み、中心が前記筒部の中心軸に重なる円環状の薄肉部が形成され、
前記キャップ側当接部および前記隔壁側当接部が互いに当接した状態において、前記キャップを、前記螺合を解除する方向に所定の力でさらに回転させると、前記所定の力が前記キャップ側当接部および前記隔壁側当接部を介して前記薄肉部に作用して前記薄肉部が破断し、前記隔壁が前記筒部から分離して開栓することができ、
前記インナーリングの外周面と前記筒部の内周面とは、
前記キャップが前記口栓本体に取り付けられた状態から前記螺合を解除する方向に前記所定の角度回転するまでの間、全周にわたって密着し、
前記キャップが前記所定の角度回転して前記キャップ側当接部および前記隔壁側当接部が互いに当接したときに、前記インナーリングの外周面と前記筒部の内周面との密着が解除される、
注出口栓。 - 前記キャップ側当接部および前記隔壁側当接部には、
前記キャップ側当接部と前記隔壁側当接部とが当接したときに係合して、前記キャップと前記隔壁とが、前記中心軸に沿った方向において離れるように相対移動することを規制するキャップ側係合部および隔壁側係合部がそれぞれ形成されている、
請求項1に記載の注出口栓。 - 前記隔壁は、前記中心軸の延伸する方向において、前記フランジとの間に5mm以上の間隔を有するように設けられている、
請求項1または2に記載の注出口栓。 - 前記キャップは、前記インナーリングの内周側において一端が前記天面部に覆われ、前記キャップが前記口栓本体に取付けられた状態において、先端が、少なくとも前記薄肉部よりも外方の前記隔壁の表面に当接または近接する、略円筒状の振動抑制部をさらに備える、
請求項1から3のいずれかに記載の注出口栓。 - 請求項1~4のいずれかに記載された注出口栓を備える、包装容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2019093975A JP7354582B2 (ja) | 2019-05-17 | 2019-05-17 | 注出口栓およびこれを備える包装容器 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2019093975A JP7354582B2 (ja) | 2019-05-17 | 2019-05-17 | 注出口栓およびこれを備える包装容器 |
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| JP2020189635A JP2020189635A (ja) | 2020-11-26 |
| JP7354582B2 true JP7354582B2 (ja) | 2023-10-03 |
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Family Applications (1)
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| JP2019093975A Active JP7354582B2 (ja) | 2019-05-17 | 2019-05-17 | 注出口栓およびこれを備える包装容器 |
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Citations (6)
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|---|---|---|---|---|
| US20040173644A1 (en) | 2000-06-15 | 2004-09-09 | Christopher Ramsey | Fitment assembly for containers |
| JP2004352360A (ja) | 2003-05-08 | 2004-12-16 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | ボトルのノズル構造 |
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2019
- 2019-05-17 JP JP2019093975A patent/JP7354582B2/ja active Active
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