JP7355198B2 - 照明器具 - Google Patents
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Description
近年では、ポールの先端部が挿入されるポール受部を照明器具に設け、このポール受部の内周に、特許文献1の突出部のような接続構造を設け、共通の照明器具を、径が異なるポールに固定可能にする技術も知られている(例えば、非特許文献1-3、及び特許文献2参照)。この技術によれば、既存のポールの径ごとに、照明器具を用意する必要がなく、また、照明器具の取付現場において、照明器具のポール受部がポールの径に適合せずに施工ができないといった事態を回避できる。
また円筒形のポールに円筒状取付部を有する街路灯を取り付ける場合、通常はポール先端部の周囲の少なくとも3箇所(好ましくは120度ごと)に支持部を設ければ、ポールと照明器具の取付部との中心軸を一致させて支持することができる。しかし古いポールではポールが変形することでポールの端面が平面とならず、局部的な凹みが生じていることもあり得る。またポールの端部が変形し、円形が歪んでいることがあり得る。その場合、3点接触の支持構造を採用した街路灯ではポール取付用の支持部にポールが均等に接触せず、芯ずれが生じたり、取付強度が十分でなかったりすることがあり得る。
図1は、本実施形態に係る街路灯1の全体構成を示す斜視図である。図2は街路灯1の全体構成を示す三面図であり、図2(A)は正面図、図2(B)は上面図、図2(C)は底面図である。
街路灯1は、地面などに立設されたポール2の先端に固定されて使用される照明器具であり、ポール2の先端が挿入される円筒状のポール受け部4と、照明光を放射する器具本体部6と、を備え、ポール受け部4と器具本体部6とが、ねじ8で固定されている。
器具本体部6は、LEDや放電ランプなどの任意の光源10を収める透光性のケース12と、ポール受け部4と、を有している。なお、器具本体部6の形状や構造は任意である。
ポール受け部4は、先端の径が異なる複数のポール2に固定可能な構造を有し、図3、及び図6に示すように、外殻20と、この外殻20の内部に収められたアダプタ22と、ポール2にポール受け部4を固定するための複数の固定部24と、を備え、外殻20、及びアダプタ22は、例えばアルミ合金等を材料とした鋳造によって形成されている。
アダプタ22は、外殻20の内径D4よりも小さな径のポール2に街路灯1を固定する場合に、外殻20の内部に設けられる筒状の部材であり、外殻20に取付自在に設けられている。図6に示すように、アダプタ22の内面には、ポール挿入端4Aの側から順に内径が内径D3、D2、及びD1と段階的に小さくなる複数の段部28-3、28-2、28-1が設けられている。
図6に示すように、アダプタ22は、内側の段部28-3、28-2、28-1の径に対応して、ポール挿入端4Aから上部22Uにかけて段階的に縮径する多段円筒状を成し、その上部22Uには係合凸部40が形成されている。
図6に示すように、外殻20の先端20Aには、係合凸部40が係合する係合孔42が形成されており、これら係合凸部40、及び係合孔42の係合によって、アダプタ22が外殻20の内側で位置決めされる。また図7(A)に示すように、係合凸部40には、径方向に突出する突出部40Aが形成されており、当該突出部40Aが係合孔42に引っ掛かることで、外殻20の内側でアダプタ22が中心軸周りに回転不能に位置決めされる。
さらに、図7(B)に示すように、アダプタ22の外周面には、径方向に突出し、かつポール挿入方向Eに延びる複数の当接凸部44が形成されている。外殻20の内部でアダプタ22が位置決めされると、図3に示すように、複数の当接凸部44が外殻20の内周面20Bに当接し、外殻20の内部でのアダプタ22のガタ付きが防止される。
またアダプタ22にあっては、当接凸部44が固定部24の位置に形成されており、この当接凸部44に貫通孔46が形成されることで、アダプタ22の貫通孔46が外殻20のねじ孔32に略連通状態となり、ポール固定ねじ30のねじ止めが容易となっている。
また、ポール2の先端の係合箇所(すなわち、先端20A、28A1、28A2、28A3)から離れた位置で固定するので、例えば固定部24を高さLの上端Laよりも更に高い位置(ポール挿入端4Aから離れた位置)に設ける構成に比べ、安定した固定が実現できる。
さらに、径が最も太いポール2に街路灯1を固定する場合にはアダプタ22を使用しないため、ポール2の先端を外殻20の先端20Aまで進入させて固定できる。従来技術に倣って外殻20の内面に直接段部を設けた場合、最も太いポール2の入込寸法(ポール2の先端が外殻20に入り込む量)が最も小さくなる。ポール2の入込寸法をポール2の直径で割った値「入込比」が大きいほどポール2を安定して支持することができる。すなわち従来技術では最も太いポール2に街路灯を取り付けると「入込比」が最も小さくなり取付が不安定になってしまう。これに対し本発明の構造をとることにより、外殻20の内面に直接段部を設けた場合に比べ、「入込比」を大きくでき、太いポール2への街路灯1の取付を安定させることができる。
これにより、径が異なるいずれのポール2であっても、同じ固定部24でポール2を固定することとなり、作業の統一性が図られ、作業性の向上が図られる。またポール2の先端の係合箇所から離れた位置で固定するので、安定した固定が実現できる。
またポール2の先端の係合箇所(すなわち、先端20A、28A1、28A2、28A3)から離れた位置で固定するので、例えば固定部24を高さLの上端Laよりも更に高い位置(ポール挿入端4Aから離れた位置)に設ける構成に比べ、安定した固定が実現できる。
さらに、径が最も太いポール2に街路灯1を固定する場合にはポール2の先端を外殻20の先端20Aまで進入させて固定できる。従来技術に倣って外殻20の内面に直接段部を設けた場合、最も太いポール2の入込寸法(ポール2の先端が外殻20に入り込む量)が最も小さくなる。ポール2の入込寸法をポール2の直径で割った値「入込比」が大きいほどポール2を安定して支持することができる。すなわち従来技術では最も太いポール2に街路灯を取り付けると「入込比」が最も小さくなり取付が不安定になってしまう。これに対し本発明の構造をとることにより、外殻20の内面に直接段部を設けた場合に比べ、「入込比」を大きくでき、太いポール2への街路灯1の取付を安定させることができる。
また、ポール2の先端の歪み等により、ポール受け部4の先端20A、28A1、28A2、28A3にポール2が当接したときに当該ポール2の軸芯が外殻20又はアダプタ22の中心軸C(図6)からずれる、いわゆる芯ずれが生じる場合でも、本実施形態のポール受け部4の構造をとるならば、ポール2の端面を平面である先端20A、28A1、28A2、28A3のいずれかで受けることで、街路灯1の向きによってポール2の端面との接触状態が変わることなく、安定に支持することができる。
また本実施形態では、端面周囲の内壁が円筒状側面となっているため、ポール2の端部が完全な円形でなくともポール2と街路灯1の取付部との中心軸ずれを最小限に抑えることができる。
この構成では、最も太い径D4のポール2に街路灯1を固定する場合にはアダプタ22を使用しないため、ポール2の先端を外殻20の先端20Aまで進入させて固定できる。これにより、アダプタ22の段部28-1、28-2、28-3で太いポール2を受ける場合に比べ、ポール2の入込寸法(ポール2の先端が外殻20に入り込む量)を大きくでき、径が太いポール2への街路灯1の取付を安定させることができる。
例えば、本発明は、ポール2の先端に固定される照明器具であれば、街路灯以外の任意の照明器具に適用可能である。
2 ポール
4 ポール受け部
4A ポール挿入端
6 器具本体部
20 外殻
20A 先端
22 アダプタ
24 固定部
28-1、28-2、28-3 段部
28A1、28A2、28A3 先端
30 ポール固定ねじ(ねじ)
32 ねじ孔
46 貫通孔
C 中心軸
E ポール挿入方向
K ポール受け部の中心軸
L 高さ
D4 内径(径、第1の径)
Claims (3)
- ポールの先端が挿入される筒状のポール受け部を有した照明器具において、
前記ポール受け部は、
端面の開口から第1の径のポールが挿入可能な内径の円筒状の外殻と、
前記外殻の前記端面よりも内側に取付自在に収められ、前記ポールが挿入されるポール挿入端の側から順に径が段階的に小さくなり、前記第1の径よりも小さな径のポールの先端が係合する複数の段部が内面に設けられたアダプタと、
を備え、
前記外殻は、前記端面の側が拡がるテーパー状に形成され、前記ポールをねじにより固定する複数の固定部が設けられている、
ことを特徴とする照明器具。 - 前記アダプタは、
前記複数の段部が多段円筒状を成し、各段部の先端が円環状の平面である
ことを特徴とする請求項1に記載の照明器具。 - 前記外殻には、
前記ねじにより前記ポールを固定する前記複数の固定部が、
前記ポール受け部の中心軸の周りに等間隔且つ前記ポールの中心軸に沿って均等な間隔の3箇所に配置され、
前記ポールの中心軸に沿って均等な間隔の前記3箇所のうちの両端に位置する1組の前記固定部は、前記ポールの挿入方向に延びる同一直線上に設けられている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の照明器具。
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