JP7355389B2 - メッシュネットワークシステム - Google Patents
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Description
メッシュネットワークは複数の中継機器(ノード)から構成され、これらの複数の中継機器は相互に対等な関係を有しており、これらの中継機器が網の目(メッシュ)状の伝送経路を形成している。データは送信者から網の目状の伝送経路を任意のルートに沿ってジグザグに送信され、最終的に受信者に送られる。比喩的に言えば、データは送信者から受信者までバケツリレー式に転送される。
これまでにメッシュネットワークに関する多くの提案がなされている。例えば、特許文献1乃至5にはメッシュネットワークに関する様々な提案が記載されている。
メッシュネットワークを構築するためには、このようなサーバを多数用意する必要があり、さらに、それらのサーバを設置するスペース(場所)をも確保することが必要である。このため、メッシュネットワーク構築の初期費用は不可避的に膨大なものとなる。
また、現在のVPNサービスは全世界に散在する数千から数万のVPNサーバで運営されているが、これらのVPNサーバは全て固定式のものである。VPNサーバが固定式であると、固定式であることに起因するセキュリティ脆弱性の問題が不可避的に生じる。
さらに、VPNサービスに使用されるVPNサーバはVPNサービスにのみ使用されるものであるため、VPNサーバの有効活用がなされていない、あるいは、より一般的には、機器リソースが有効利用されていないという問題も生じている。
本発明は、以上のようなメッシュネットワークを構成する従来のノードにおける問題点並びにVPNサーバの問題点に鑑みてなされたものであり、これらの問題点を同時に解決する技術を提供することを目的とする。
VPNとは、インターネットに跨がってプライベートネットワークを拡張する技術、あるいは、拡張されたプライベートネットワークそれ自体を指す。VPNによって、イントラネットに代表されるプライベートネットワークが本来は公的なネットワークであるはずのインターネット上に乗ったような状況になり、プライベートネットワークが他のプライベートネットワークと専用伝達経路で接続されているかのような状況が実現される。利用者は機能的にもセキュリティ的にも格段に質が向上した通信を実行することが可能になる。
さらには、VPNサーバにより構築される通信経路をメッシュネットワークとして形成することにより、通信時のセキュリティを格段に向上させることが可能になる。
具体的には、本発明は以下のメッシュネットワークシステム、メッシュネットワークシステムを構成するアクセスポイントとしてのノード、メッシュネットワークシステムにおけるノード間の通信方法及びノードに装填されるプログラムを提供する。
本発明に係るメッシュネットワークシステムにおいては、前記中継ノードはリアルタイムに移動している無線通信機器からなるものであることが好ましい。
本発明に係るメッシュネットワークシステムにおいては、前記中継ノードは携帯式電話装置からなるものであることが好ましい。
本発明に係るメッシュネットワークシステムにおいては、前記中継ノードはIoT機器からなるものであることが好ましい。
本発明に係るメッシュネットワークシステムにおいては、前記データベースはブロックチェーンからなるものであることが好ましい。
前記第一の中継ノードが、前記送信者側ノードが第一の通信先としての前記第一の中継ノードを決定した手順と同様の手順に従って第二の中継ノードを決定し、前記第一の中継ノードと前記第二の中継ノードとの間に通信経路を確立する第四過程と、前記第一の中継ノードが前記送信者側ノードから送信されてきた情報を含む、自身に蓄積されている情報を前記第二の中継ノードに送信する第五過程と、以後、第M(Mは2以上の自然数)の中継ノードが前記第一乃至第(M-1)の中継ノードを除く他の任意の中継ノードに対して上記の手順を実行することを繰り返すことにより第(M+1)の中継ノードを決定し、前記第(M+1)の中継ノードとの間に通信経路を確立する第六過程と、前記第Mの中継ノードは、自身に蓄積されている情報と、これまでに決定された通信経路内に存在する第一乃至第(M-1)の中継ノードに蓄積されている情報とを前記第(M+1)の中継ノードに送信する第七過程と、自身が最終ノードであるか否かを判定する最終ノード判定ロジックに基づいて、直前の中継ノードから伝達された情報により、自身が最終ノードであると認識した中継ノードが前記受信者側ノードにアクセスする第八過程と、からなる方法を提供する。
本発明に係る方法においては、前記中継ノードはリアルタイムに移動している無線通信機器からなるものであることが好ましい。
本発明に係る方法においては、前記中継ノードは携帯式電話装置からなるものであることが好ましい。
本発明に係る方法においては、前記中継ノードはIoT機器からなるものであることが好ましい。
本発明に係る前記中継ノードは携帯式電話装置からなるものであることが好ましい。
本発明に係る前記中継ノードはIoT機器からなるものであることが好ましい。
また、従来は、VPNサービスにのみ使用されていたVPNサーバに代えて、日常生活において普通に使用されている携帯式電話装置を中継ノードとして使用することが可能であるので、高価な既存のVPNサーバは不要になり、大きなコストパフォーマンスを実現することができるとともに、VPNサーバなどの機器リソースの有効活用を実現することができる。
さらに、例えば、中継ノードをIoT機器から構成することにより、構築されたVPNメッシュネットワークシステムはセキュリティ機能を格段に向上させることができるとともに、機器リソースの有効活用を促進することができる。
図1に示すように、本実施形態に係るメッシュネットワークシステム100は、L(Lは2以上の自然数)個の中継ノード110と、1個のデータベース120とを少なくとも備えている。
メッシュネットワークシステム100においては、L個の中継ノード110から選択された任意のT(Tは自然数。T≦L)個の中継ノード110を介して送信者側ノード200から受信者側ノード300への通信が行われる。これらT個の中継ノード110が送信者側ノード200から受信者側ノード300までの通信経路を構成し、この通信経路は送信者側ノード200と受信者側ノード300との間の通信毎に異なる経路として形成される。
データベース120はL個の中継ノード110の各々、送信者側ノード200及び受信者側ノード300と接続されており(図1においては、図が煩雑になることを避けるために、データベース120は一部の中継ノード110との接続のみが図示されている)、中継ノード110、送信者側ノード200及び受信者側ノード300はデータベース120にデータを書き込むことができるとともに、データベース120から必要なデータを読み出すことも可能である。
以下の説明においては、送信者側ノード200から結果的に8個の中継ノード1101、1102、1103、・・・、1108を経由して受信者側ノード300に対して通信が実行された場合を想定する。
後述するように、本実施形態に係るメッシュネットワークシステム100においては、各中継ノード110はVPNサーバとして機能する。
L個の中継ノード110の各々(図2の矢印250Aを参照。図2においては、後述する第一の中継ノード1101のみについて記載)、送信者側ノード200(図2の矢印250Bを参照)及び受信者側ノード300(図2の矢印250Cを参照)は自身がオンラインになるとオンラインステータスに関する情報をデータベース120に書き込む(図3のステップS110)。
(1)ステータスがオン(ON)であること。
(2)自身の現在位置がある地域名。この地域名には国名と都市名とが少なくとも含まれる。
(3)自身のID。このIDは公開鍵と同一のものである。
(4)ステータスがオンになったときのGMT時間(グリニッジ平均時:Greenwich Mean Time)。
(5)自身のVPNマップアドレス。このVPNマップアドレスは後に所定の関数に従ってIPアドレスに変換される。
(6)N番から(N+M)番までのポート番号(N及びMはともに自然数)。
(7)利用するVPNプロトコル。VPNプロトコルとしては、例えば、IKEv2を用いることができる。
(8)ネットワーク速度(Mbps)
(9)認証情報。この認証情報は必要に応じて認証を行う場合にのみ要求される。
オフラインステータスに関する情報には以下の情報が含まれる。
(1)ステータスがオフ(OFF)であること。
(2)自身のID(公開鍵)。
(3)ステータスがオフになったときのGMT時間。
(4)自身のVPNマップアドレス(IPアドレス)。
選択後にステータスがオフラインになっていなければ、送信者側ノード200はN個の中継ノード110からランダムに選択した1個の中継ノード110にアクセスする(ステップS140)。
アクセスした中継ノード110がビジーでなければ(ステップS150のNO)、この中継ノード110を第一の通信先(第一の中継ノード)である中継ノード1101として決定し(ステップS160)、送信者側ノード200と中継ノード1101との間の通信経路を確立する(図2の矢印250E及び図3のステップS180)。
N個の中継ノード110の全てがビジーである場合には、送信者側ノード200はこれらN個の中継ノード110を排除した状態で残りの中継ノード110からN個の中継ノード110を再び選び出し、上記のプロセス(ステップS150-S170)を繰り返し実行し、ビジーでない中継ノード110を選び出し、この中継ノード110を第一の通信先(第一の中継ノード)の中継ノード1101として決定し(ステップS160)、中継ノード1101との間の通信経路を確立する(図2の矢印250E及び図3のステップS180)。
最終ノード判定ロジックに基づく判定、すなわち、ある中継ノードが最終ノードに該当するか否かの判定は、例えば、次のようにして行われる。
この場合、しきい値であるKは定数と変数の何れにも設定することができる。
Kを定数とする場合には、Kは通信のセキュリティを保証できるほどに十分に大きい数が選定される。Kの値の決定方法の一例を挙げると、本メッシュネットワークシステムを試験的に運用し、その運用結果に基づいて、例えば、通信速度、ジオロケーション情報、送信者側ノード200から受信者側ノード300までの距離などの各種パラメータに応じて、適切な値が選定される。なお、ジオロケーション (Geolocation) 情報(現在位置を示す情報)は送信者側ノード200、各中継ノード110及び受信者側ノード300がデータベース120に登録する情報に含まれている。
Kを変数とする場合には、通信環境が変化した場合、一定の時間が経過した場合などに、上記の各種パラメータに応じて、そのつど適切な数が選定される。
上記のしきい値Kと同様に、時間Tも一定値と可変値の何れにも設定することが可能である。
第一の中継ノードとして決定された中継ノード1101は最終ノード判定ロジックに基づいて自身が最終ノードであるか否かの判定を行う(ステップS190)。
自身が最終ノードであると判定した場合には(ステップS190のYES)、後述するように、受信者側ノード300にアクセスを行う(ステップS280)。
中継ノード1101は、送信者側ノード200が第一の通信先としての中継ノード1101を決定した手順と同様の手順に従って、第二の通信先としての中継ノード1102を決定する(ステップS210)。
第二の通信先としての中継ノード1102が決定すると、第一の通信先としての中継ノード1101は自身に蓄積されているノード情報(送信者側ノード200から送られてきた情報を含む)を中継ノード1102に送信する(図2の矢印250F及び図3のステップS220)。
中継ノード1102が最終ノードでない場合には(ステップS230のNO)、以後、中継ノード1102乃至1107は、既に通信経路として決定されている中継ノードを除く任意の中継ノードに対してそれぞれ上記と同様の交渉を行い(ステップS240)、それぞれ中継ノード1103乃至1108を決定し、中継ノード1103乃至1108との間に通信経路を確立する(図2の矢印250G及び図3のステップS250)。
中継ノード1103乃至1108が決定すると、一つ前の中継ノード1102乃至1107は、中継ノード1101が中継ノード1102に対して実施したのと同様に、自身に蓄積されているノード情報(これまでに決定された通信経路内に存在する全ての中継ノードにそれぞれ蓄積されている全ノード情報が含まれている)を次の中継ノード1103乃至1108に送信する(図2の矢印250G及び図3のステップS260)。
最終ノードではないと判定された場合には(ステップS270のNO)、次の通信先を探すプロセスが繰り返される(ステップS240-S260)。
自身が最終ノードであると判定された場合には(ステップS270のYES)、次の通信先を探すプロセスは終了し、以下に述べるように、受信者側ノード300に対するアクセスが実施される(ステップS280)。
例えば、受信者側ノード300がウェブサイトなどの外部サーバである場合には、中継ノード1108は一般のインターネットにアクセスし(ステップS280)、その外部サーバの規定ポートを介して受信者側ノード300との間に通信経路を確立し(ステップS290)、通信を開始する。
このように中継ノード1108と受信者側ノード300とがP2Pで接続された場合には、全経路、すなわち、送信者側ノード200から中継ノード1101乃至1008を経由する受信者側ノード300までの経路はVPN接続になる。
以上のようにして、任意に決定された中継ノード1101乃至1108により構成される通信経路を介して送信者側ノード200と受信者側ノード300とが接続される。
送信者側ノード200が受信者側ノード300と通信を行う場合には、ネゴシエーションの実施の有無が判断される(ステップS300)。
ネゴシエーションを行う場合(ステップS300のYES)には、送信者側ノード200が所定のポート番号のポートに接続し、そのポートをモニターする受信者側ノード300がそのデーモンプロセスによって予め定められた範囲内のポート番号Nをランダムに決定する。決定されたポート番号Nは受信者側ノード300から送信者側ノード200に送信される(ステップS310)。
この場合、必要に応じて、セキュリティ向上のために認証プロトコルを利用し、送信者側ノード200が受信者側ノード300に対して認証プロセスを実施することも可能である。
例えば、所定のポートを定められない場合、あるいは、最初にアクセスするポートをランダムにしたい場合には、ネゴシエーションを行わない(ステップS300のNO)。
ネゴシエーションを行わない場合には、送信者側ノード200はNから(N+M)までの(M+1)個(N、Mはともに自然数)の予め定められたポート番号の中からランダムに選択したポートに通信を試みる(ステップS330)。そのポートがビジーである場合には、他のポートをランダムに選択し、再度の通信を試みる。
この場合も、必要に応じて、認証プロトコルを利用し、認証プロセスを実施することも可能である。
本実施形態に係るメッシュネットワークシステム100においては、各中継ノード110は上述のプロセスを経ることによりVPNサーバとして機能することが可能である。各中継ノード110がVPNサーバとして機能することにより、各中継ノードを固定式サーバで構成していた従来のシステムの欠点を補うことができる。
上述の実施形態における中継ノード1101から1108までのルート及び通過する中継ノード110の個数は上記の例には限定されない。通過する中継ノード110の個数は状況に応じて最適の数が決定され、さらに、複数個の中継ノード110を経由する送信者側ノード200から受信者側ノード300までのルートも状況に応じて最適のルートが決定される。
また、例えば、データベース120としては、データの保存及び読み出しが可能な手段であれば、どのような手段をも使用することが可能である。データの非改竄性やセキュリティの頑健性を考慮すれば、データベース120をブロックチェーンとして構成することが最も好ましい。特に、データをブロックチェーンに分散して保持することにより、データ保護の強度を向上させることができる。
携帯式電話装置は、所定の位置に設置されている固定式のサーバとは異なり、リアルタイムに移動している。携帯式電話装置は日常生活において全世界の人々によって普通に用いられているものであり、全世界では数億台の携帯式電話装置が存在している。これらの携帯式電話装置のうち、中継ノードとしての機能を提供することに同意した人々の携帯式電話装置を中継ノード110として使用することにより、数千万台から数億台の携帯式電話装置が中継ノード110として稼働することになり、共有メモリ型超並列計算機が仮想的に構成されることとなる。
携帯式電話装置400は、例えば、通信部410と、制御部420と、メモリ430と、入出力部440と、アンテナ450と、各部位に電力を供給するバッテリ(図示せず)と、を備えている。
通信部410はアンテナ450に接続されており、アンテナ450を介して、他の携帯式電話装置と無線通信によるデータの送信及び受信を行う。
通信部410は、無線受信部411と、無線送信部412と、切り替えスイッチ413と、を備えている。
無線受信部411は他の携帯式電話装置から受信したデータを復調し、制御部420に送る。無線送信部412は、制御部420から出力されたデータを変調し、アンテナ450を介して、他の携帯式電話装置に送信する。切り替えスイッチ413は制御部420からの信号を受信し、その信号に応じて、送信及び受信の切り替えを実施する。
第一メモリ422は中央処理装置421が実行する各種の制御用プログラムその他書き換え不能なデータを格納している。
第二メモリ423は様々なデータ及びパラメータを記憶しているとともに、中央処理装置421に対する作動領域を提供する、すなわち、中央処理装置421が各種の制御用プログラムを実行する上で一時的に必要とされるデータを格納している。
入出力部440は、操作部441と、ディスプレイ442と、スピーカ443と、から構成されている。
操作部441は、例えば、テンキーからなり、各種データは操作部441を介して携帯式電話装置400に入力される。
他の携帯式電話装置から送信されてきた音声データはスピーカ443を通して出力される。
メモリ430は制御部420に対する外部メモリである。制御部420が行った演算の結果やその他のデータはメモリ430に記憶される。
図1に示したメッシュネットワークシステム100における動作と上記の携帯式電話装置400の各構成要素との対応関係は以下の通りである。
通信部410、特に、無線送信部412がオンラインステータスに関する情報及びオフラインステータスに関する情報をデータベース120に書き込む手段(第一手段)として機能する。
通信部410及び制御部420は、各中継ノード110に対して、または、送信者側ノード200または受信者側ノード300に対して各種データを送信する手段(第三手段)として機能する。
さらに、制御部420は、各中継ノード110が最終ノードであるか否かを判定する最終ノード判定ロジックを実行する手段(第二手段)として機能する。
各中継ノード110を携帯式電話装置400として構成することにより、種々の利点を得ることができる。
例えば、現在のVPNサービスは全世界に散在する数千から数万のVPNサーバで運営されているが、中継ノードをVPNサーバとして機能させることが可能になることによって、それらの高価な既存のVPNサーバは不要になり、大きなコストパフォーマンスを実現することができる。
さらに、例えば、以下に述べるような共有メモリ型大量スレッドにより、さらなる機器リソースの有効利用が見込まれる。
携帯式電話装置400のCPU(例えば、図4の中央処理装置421)上において共有メモリ(MIMD: Mutiple-Instruction-stream, Multiple-Data-stream)型超並列仮想マシン(SMPVM: Super Massively Parallel Virtual Machine)を稼働させる。この場合、CPUはシングルCPUまたはマルチCPUのどちらでもあっても、一台の並列仮想マシン(PVM)を稼働する。超並列仮想マシン(SMPVM)では、1CPUあたり3000から5000程度の軽量プロセス(lwp: light-weight process)の立ち上げを想定している。ただし、軽量プロセスの立ち上げ数は、CPUの能力に応じて、1000から10万程度の範囲内になる。
3000/30(または、5000/50)=100
つまり、スレッドが仮想的にCPUとして機能することになる。例えば、Linux(登録商標)などでは、1つのスレッド上に100個のスレッドを稼働させるミドルウェアと言うこともできる。
このように、中継ノード110として携帯式電話装置400を用いることにより、数千万台から数億台の携帯式電話装置が一つのマシンとして共有メモリ型超並列計算機を構成することになり、その結果、現在使われているスーパーコンピュータやクラウドも不要になる。
本実施形態に係るメッシュネットワークシステム100において使用される中継ノード110としての携帯式電話装置400は予め登録されたものに限定される。中継ノード110として使用される携帯式電話装置400を募集する方法としては、例えば、以下のようなものがある。
(1)無線接続時にVPNの中継ノードサーバとしての機能を提供してくれたユーザーに対しては、そのユーザーの本VPN通信アプリケーションの利用料金を割引する(無料にすることを含む)。
(3)ビットコインその他の仮想通貨のマイニングのように、中継ノードのVPNサーバとしての機能の提供を選択してくれたユーザーの携帯式電話装置を通過したビット数に応じて報酬を支払う、あるいは、換金可能なポイントを付与する。
(4)携帯式電話装置メーカーやルータメーカーとライセンス契約を締結し、ネットワーク機器に最初からVPNサーバの機能提供用アプリケーションをインストールしておく。
特に、携帯式電話装置400に代えて、IoT (Internet of Things) 機器を用いることは好ましい。IoT機器には、例えば、インターネットに接続されたテレビその他の家庭電気製品、デジタルカメラ、DVDプレーヤー、ビルディングなどの建物における冷暖房・給湯システム、ガスメーターや電気メーターなどの計測器、各種センサー類、照明システム、医療機器の他に、電車、自動車、ドローンなどの運搬機器などが含まれる。
例えば、記者会見、各種発表(新製品の発表など)、Eラーニングのような場合には、送信者側ノード200が単独ノード、受信者側ノード300が複数個のノードに設定され、一対多の動画配信が行われる。また、テレワークやリモート会議などの場合には、送信者側ノード200及び受信者側ノード300がともに複数個のノードに設定され、多対多の動画配信が行われる。何れの場合にも、リアルタイムでの配信が要求されるが、本発明の実施形態によれば、配信サーバがボトルネックにならないハイブリッドP2P型のメッシュネットワークが実現されるため、セキュアに動画配信を実施することが可能である。
110 中継ノード
120 データベース
200 送信者側ノード
300 受信者側ノード
400 携帯式電話装置
410 通信部
420 制御部
430 メモリ
440 入出力部
Claims (16)
- それぞれが無線VPN通信機能を有する機器からなり、予め登録されたL(Lは2以上の自然数)個の中継ノードと、
データベースと、
を少なくとも含み、前記中継ノードを介して送信者側ノードから受信者側ノードへの通信を行うメッシュネットワークシステムにおいて、
前記中継ノードは、オンラインになるときにはオンラインステータスに関する情報を、オフラインになるときにはオフラインステータスに関する情報を前記データベースに書き込み、
前記送信者側ノードが前記中継ノードを介して前記受信者側ノードに対して通信を行うときには、前記送信者側ノードは前記データベースにアクセスし、オンラインになっている前記中継ノードの中からN(Nは2以上の自然数)個の中継ノードを検索し、
前記送信者側ノードは、前記N個の中継ノードの中の任意の1個の中継ノードにアクセスし、アクセスした中継ノードがビジーである場合には、残りの(N-1)個の中継ノードの中から任意の1個の中継ノードにアクセスする過程を繰り返し、ビジーではない1個の中継ノードを第一の中継ノードとして選択し、前記送信者側ノードと前記第一の中継ノードとの間の通信経路を確立し、
前記第一の中継ノードが、前記送信者側ノードが第一の通信先としての前記第一の中継ノードを決定した手順と同様の手順に従って第二の中継ノードを決定し、前記第二の中継ノードとの間に通信経路を確立し、
前記第一の中継ノードは前記送信者側ノードから送信されてきた情報を含む、自身に蓄積されている情報を前記第二の中継ノードに送信し、
以後、第M(Mは2以上の自然数)の中継ノードが前記第一乃至第(M-1)の中継ノードを除く他の任意の中継ノードに対して上記の手順を実行することを繰り返すことにより第(M+1)の中継ノードを決定し、前記第(M+1)の中継ノードとの間に通信経路を確立し、
前記第Mの中継ノードは、自身に蓄積されている情報と、これまでに決定された通信経路内に存在する第一乃至第(M-1)の中継ノードに蓄積されている情報とを前記第(M+1)の中継ノードに送信し、
自身が最終ノードであるか否かを判定する最終ノード判定ロジックに基づいて、直前の中継ノードから伝達された情報により、自身が最終ノードであると認識した中継ノードが前記受信者側ノードにアクセスし、
前記中継ノードはVPNサーバとして機能するメッシュネットワークシステム。 - 前記送信者側ノードは、前記N個の中継ノードが全てビジーである場合には、これらの中継ノードを除いた他の中継ノードに対して同様のプロセスを実施することを特徴とする請求項1に記載のメッシュネットワークシステム。
- 前記中継ノードはリアルタイムに移動している無線通信機器からなるものであることを特徴とする請求項1または2に記載のメッシュネットワークシステム。
- 前記中継ノードは携帯式電話装置からなるものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のメッシュネットワークシステム。
- 前記中継ノードはIoT機器からなるものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のメッシュネットワークシステム。
- 前記データベースはブロックチェーンからなるものであることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のメッシュネットワークシステム。
- それぞれが無線VPN通信機能を有する機器からなる複数個の中継ノードと、
データベースと、
を少なくとも含み、前記中継ノードを介して送信者側ノードから受信者側ノードへの通信を行うメッシュネットワークにおいて、
前記中継ノードをVPNサーバとして機能させる方法であって、
前記中継ノードは、オンラインになるときにはオンラインステータスに関する情報を、オフラインになるときにはオフラインステータスに関する情報を前記データベースに書き込む第一過程と、
前記送信者側ノードが前記中継ノードを介して前記受信者側ノードに対して通信を行うときには、前記送信者側ノードは前記データベースにアクセスし、オンラインになっている前記中継ノードからN(Nは2以上の自然数)個の中継ノードを検索する第二過程と、
前記送信者側ノードは、前記N個の中継ノードの中の任意の1個の中継ノードにアクセスし、アクセスした中継ノードがビジーである場合には、残りの(N-1)個の中継ノードの中から任意の1個の中継ノードにアクセスする過程を繰り返し、ビジーではない1個の中継ノードを第一の中継ノードとして選択し、前記送信者側ノードと前記第一の中継ノードとの間の通信経路を確立する第三過程と、
前記第一の中継ノードが、前記送信者側ノードが第一の通信先としての前記第一の中継ノードを決定した手順と同様の手順に従って第二の中継ノードを決定し、前記第一の中継ノードと前記第二の中継ノードとの間に通信経路を確立する第四過程と、
前記第一の中継ノードが前記送信者側ノードから送信されてきた情報を含む、自身に蓄積されている情報を前記第二の中継ノードに送信する第五過程と、
以後、第M(Mは2以上の自然数)の中継ノードが前記第一乃至第(M-1)の中継ノードを除く他の任意の中継ノードに対して上記の手順を実行することを繰り返すことにより第(M+1)の中継ノードを決定し、前記第(M+1)の中継ノードとの間に通信経路を確立する第六過程と、
前記第Mの中継ノードは、自身に蓄積されている情報と、これまでに決定された通信経路内に存在する第一乃至第(M-1)の中継ノードに蓄積されている情報とを前記第(M+1)の中継ノードに送信する第七過程と、
自身が最終ノードであるか否かを判定する最終ノード判定ロジックに基づいて、直前の中継ノードから伝達された情報により、自身が最終ノードであると認識した中継ノードが前記受信者側ノードにアクセスする第八過程と、
からなる方法。 - 前記第三過程において、前記N個の中継ノードが全てビジーである場合には、これらの中継ノードを除いた他の中継ノードに対して前記第二過程及び前記第三過程を実施することを特徴とする請求項7に記載の方法。
- 前記中継ノードはリアルタイムに移動している無線通信機器からなるものであることを特徴とする請求項7または8に記載の方法。
- 前記中継ノードは携帯式電話装置からなるものであることを特徴とする請求項7乃至9の何れか一項に記載の方法。
- 前記中継ノードはIoT機器からなるものであることを特徴とする請求項7乃至9の何れか一項に記載の方法。
- それぞれが無線VPN通信機能を有する機器からなる複数個の中継ノードと、
データベースと、
を少なくとも含み、前記中継ノードを介して送信者側ノードから受信者側ノードへの通信を行うメッシュネットワークにおける前記中継ノードであって、
前記中継ノードは、
自らがオンラインになるときにはオンラインステータスに関する情報を、オフラインになるときにはオフラインステータスに関する情報を前記データベースに書き込む第一手段と、
第二手段と、
第三手段と、
を備えており、
前記第二手段は、
前記送信者側ノードが前記中継ノードを介して前記受信者側ノードに対して通信を行うときには、前記送信者側ノードは前記データベースにアクセスし、オンラインになっている前記中継ノードからN(Nは2以上の自然数)個の中継ノードを検索し、その後に、前記N個の中継ノードの中の任意の1個の中継ノードにアクセスし、アクセスした中継ノードがビジーである場合には、残りの(N-1)個の中継ノードの中から任意の1個の中継ノードにアクセスする過程を繰り返し、ビジーではない1個の中継ノードを第一の中継ノードとして選択した後に、前記第一の中継ノードとして前記送信者側ノードとの間に通信経路を確立し、
前記第一の中継ノードが、前記送信者側ノードが第一の通信先としての前記第一の中継ノードを決定した手順と同様の手順に従って第二の中継ノードを決定し、前記第一の中継ノードと前記第二の中継ノードとの間に通信経路を確立し、
前記第一の中継ノードの前記第三手段は、
前記第一の中継ノードと前記第二の中継ノードとの間に通信経路が確立された後に、前記送信者側ノードから送信されてきた情報を含む、自身に蓄積されている情報を前記第二の中継ノードに送信し、
第M(Mは2以上の自然数)の中継ノードの前記第二手段は、
直前の第(M-1)の中継ノードとの間に通信経路が確立された後に、前記第一乃至第(M-1)の中継ノードを除く他の任意の中継ノードに対して上記の手順を実行することを繰り返すことにより第(M+1)の中継ノードを決定し、前記第(M+1)の中継ノードとの間に通信経路を確立し、
前記第Mの中継ノードの前記第三手段は、
前記第Mの中継ノードと前記第(M+1)の中継ノードとの間に通信経路が確立された後に、前記第Mの中継ノードに蓄積されている情報と、これまでに決定された通信経路内に存在する第一乃至第(M-1)の中継ノードに蓄積されている情報とを前記第(M+1)の中継ノードに送信し、
自身が最終ノードであるか否かを判定する最終ノード判定ロジックに基づいて、直前の中継ノードから伝達された情報により、自身が最終ノードであると認識した中継ノードの前記第二手段が前記受信者側ノードにアクセスし、前記受信者側ノードとの間に通信経路を確立し、
前記中継ノードはVPNサーバとして機能する中継ノード。 - 前記中継ノードはリアルタイムに移動している無線通信機器からなるものであることを特徴とする請求項12に記載の中継ノード。
- 前記中継ノードは携帯式電話装置からなるものであることを特徴とする請求項12または13に記載の中継ノード。
- 前記中継ノードはIoT機器からなるものであることを特徴とする請求項12または13に記載の中継ノード。
- それぞれが無線VPN通信機能を有する機器からなる複数個の中継ノードと、
データベースと、
を少なくとも含み、前記中継ノードを介して送信者側ノードと受信者側ノードとの間の通信を行うメッシュネットワークにおいて、
前記中継ノードに内蔵され、前記中継ノードをVPNサーバとして機能させるプログラムであって、
前記プログラムは、
前記中継ノードがオンラインになるときにはオンラインステータスに関する情報を、オフラインになるときにはオフラインステータスに関する情報を前記データベースに書き込む第一の処理と、
前記送信者側ノードが前記中継ノードを介して前記受信者側ノードに対して通信を行うときには、前記送信者側ノードは、前記データベースにアクセスし、オンラインになっている前記中継ノードからN(Nは2以上の自然数)個の中継ノードを検索し、前記N個の中継ノードの中の任意の1個の中継ノードにアクセスし、アクセスした中継ノードがビジーである場合には、残りの(N-1)個の中継ノードの中から任意の1個の中継ノードにアクセスする過程を繰り返し、ビジーではない1個の中継ノードを第一の中継ノードとして選択するものであり、前記第一の中継ノードになった中継ノードが前記送信者側ノードとの間に通信経路を確立する第二の処理と、
前記第一の中継ノードとなった中継ノードが、前記送信者側ノードが第一の通信先としての前記第一の中継ノードを決定した手順と同様の手順に従って第二の中継ノードを決定し、前記第一の中継ノードと前記第二の中継ノードとの間に通信経路を確立する第三の処理と、
前記第一の中継ノードが前記送信者側ノードから送信されてきた情報を含む、自身に蓄積されている情報を前記第二の中継ノードに送信する第四の処理と、
以後、第M(Mは2以上の自然数)の中継ノードが前記第一乃至第(M-1)の中継ノードを除く他の任意の中継ノードに対して上記の手順を実行することを繰り返すことにより第(M+1)の中継ノードを決定し、前記第(M+1)の中継ノードとの間に通信経路を確立する第五の処理と、
前記第Mの中継ノードとなった中継ノードは、自身に蓄積されている情報と、これまでに決定された通信経路内に存在する第一乃至第(M-1)の中継ノードに蓄積されている情報とを前記第(M+1)の中継ノードに送信する第六の処理と、
自身が最終ノードであるか否かを判定する最終ノード判定ロジックに基づいて、直前の中継ノードから伝達された情報により、自身が最終ノードであると認識した中継ノードが前記受信者側ノードにアクセスする第七の処理と、
を前記中継ノードに実行させるものであるプログラム。
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