図5は、本発明に係る塗布体の第1実施例を備えるアプリケータの外観を示す。アプリケータ10は、例えば、リップグロスLG(図3参照)を唇に塗布する塗布体としてのリップトップ16と、リップトップ16が一端部に固定されるステム14と、ステム14の他端部に固定される樹脂製のインナーキャップ12とを含んで構成されている。
アプリケータ10は、図3に示されるように、本発明に係る化粧品用容器の一例の内部に収容される。その容器は、所定量のリップグロスLGが満たされ、アプリケータ10のステム14の一部およびリップトップ16全体が浸される収容部20Aを有する樹脂製の容器本体20と、容器本体20の首部20Nに取り外し可能に連結され、その開口端を塞ぐ樹脂製のキャップ18とを主な要素として含んで構成されている。
キャップ18の内周部18Aにおける開口端は、容器本体20の首部20Nの雄ねじ部20MSにねじ込まれる雌ねじ部18FSを有している。また、キャップ18の内周部18Aには、上述のアプリケータ10のインナーキャップ12が圧入されている。これにより、アプリケータ10とキャップ18とが一体とされる。また、容器本体20の首部20Nの内周部には、アプリケータ10のリップトップ16が容器本体20の首部20Nから抜き出されるとき、リップトップ16に付着したリップグロスLGの一部をしごき拭うワイパ20Bが設けられている。ワイパ20Bは、図3に示されるように、例えば、弾性材料で作られ、容器本体20の首部20Nの内周部に固定される円筒状の固定部20Bfと、固定部20Bfと一体に形成され、リップトップ16に付着したリップグロスLGの一部をしごき拭う菊割れ蓋部分20Bwとから構成されている。菊割れ蓋部分20Bwは、図4に拡大されて示されるように、中央部分に貫通孔20BOを有している。菊割れ蓋部分20Bwにおける貫通孔20BOの回りには、その円周方向に沿って均等に8分割されたワイピング片20b1,20b2,20b3,20b4,20b5,20b6,20b7、および、20b8が形成されている。ワイピング片20b1~20b8における貫通孔20BOを形成する先端部は、それぞれ、紙面に対し垂直方向に、即ち、後述するリップトップ16の挿抜方向に沿って個別に弾性変位可能とされる。これにより、リップトップ16がリップグロスLGの中から引き上げられ、菊割れ蓋部分20Bwを通過する場合、余分なリップグロスLGがリップトップ16の外周部から除去されることとなる。
本発明に係る塗布体の第1実施例としてのリップトップ16は、図1に拡大されて示されるように、例えば、エラストマー素材としての熱可塑性エラストマーで一体成形され、へら(箆)部16Tと、へら部16Tの基端部に結合されるとともにへら部16Tの先端に向けて斜め上方に延びるタップ部16Bと、タップ部16Bの基部16Cに連なる固定軸部16Sと、から構成されている。
へら部16Tの先端部の形状は、図2に拡大されて示されるように、鋭尖形を有している。へら部16Tの先端部の外縁には、所定の角度の面取りが形成されている。へら部16Tの基端部の幅寸法は、後述するタップ部16Bの幅WA寸法と略同一に設定されている。へら部16Tは、図6に拡大されて示されるように、一様な厚さtを有している。厚さtは、例えば、約1mm以上2mm以下に設定されている。へら部16Tの基端部は、タップ部16Bにおけるへら部16Tの基端部に向き合う表面に対し所定の角度θで交差している。角度θは、例えば、約10°以上45°以下の角度に設定されている。タップ部16Bにおけるへら部16Tの基端部に向き合う表面とへら部16Tの基端部の表面との間には、液溜め口16Wが形成されている。液溜め口16Wは、へら部16Tの先端部、および、両側部に向けて開口している。液溜め口16Wは、例えば、約0.03ml以上0.2ml以下程度のリップグロスLGを、タップ部16Bにおけるへら部16Tの基端部に向き合う表面とへら部16Tの表面との間にその表面張力により留めるものとされる。
へら部16Tは、図7に拡大されて示されるように、液溜め口16Wの真下となる位置、例えば、へら部16Tの尖頂から基部16Cの方向へ距離LCだけ離れた位置、例えば、7mm以上離れた位置を中心とする、厚さ方向に貫通する円形の貫通孔16Taを有している。貫通孔16Taは、所定の内径φDを有している。これにより、へら部16Tの表面16TAと表面16TBとが連通するので液溜め口16W内のリップグロスLGが、貫通孔16Taを介して表面16TAに流れ出ることとなる。
タップ部16Bは、図1、図2、および、図6に拡大されて示されるように、半球状に形成される先端部を有するとともに、タップ部16Bの基部16Cに近づくにつれて流線形の縦断面を有している。タップ部16Bにおけるへら部16Tの基端部に向き合う表面は、その弾性力により、へら部16Tの表面16TBに対しお互いに近接または離隔可能とされる。これにより、液溜め口16W内のリップグロスLGが、前方、両側方、および、貫通孔16Taを介して押し出されることとなる。
タップ部16Bの半球状部は、図2に拡大されて示されるように、へら部16Tの尖頂から基部16Cの方向へ所定距離LB、例えば、約7mm程度離隔している。タップ部16Bの半球状部における固定軸部16Sの中心軸線の延長線に直交する方向の幅WAは、例えば、約8.8mmに設定されている。また、タップ部16Bにおける半球状部の先端から基部16Cとの境界に至るまでの固定軸部16Sの中心軸線に沿った長さLAは、例えば、約9.5mmに設定されている。これにより、リップトップ16の全長は、例えば、約30.5mmに設定される。
図6に示されるように、へら部16Tの表面16TAから半球状部の最上端面までの寸法Haは、例えば、約5mm以上10mm以下に設定されている。
固定軸部16Sは、図1に示されるように、基部16Cの直径よりも若干小なる直径を有する第1の大径部16S1および第2の大径部16S2と、第2の大径部16S2に連なる小径部16S3と、第1の大径部16S1および第2の大径部16S2相互間に形成される溝16SGとから構成されている。固定軸部16Sは、図5(B)に部分的に拡大されて示されるように、ステム14の端部の内部に形成される段付き孔14aに、基部16Cとともに圧入されている。
斯かる構成において、例えば、先ず、口紅が唇に塗布された後、次に、リップトップ16のへら部16TによってリップグロスLGがさらに下唇の口紅の上に重なるように塗布される。その際、リップグロスLGが付着したリップトップ16のへら部16Tの縁部によって、唇の外縁、口角等を描くように縁取られてもよい。そして、上唇および下唇が擦りあわされた後、唇がリップトップ16のタップ部16Bの半球状部の表面により、馴染むように軽く叩き込まれる。
これにより、リップグロスLGをポンポンと指先で唇に馴染ませた塗布と同様な塗布がリップトップ16のタップ部16Bにより実現されることとなる。また、液溜め口16Wにより、リップトップ16のへら部16Tの動きが容易に広がるので筆の様なソフトタッチになり(筋むらができない)、ラインが引きやすく、しかも、リップグロスLGの付着量(バルク)を剥ぎ取ることなく塗布される。リップグロスLGが液溜め口16Wに溜まるので塗布量の増大につながり、付け直しの回数が減少し、その結果として、塗布時間の短縮が図られる。
なお、上述のリップトップ16のへら部16Tおよびタップ部16Bの全表面において、フロッキー加工により静電植毛されたナイロン樹脂製繊維が設けられてもよい。これにより、より一層塗布量の増大が図られる。
また、図1および図6に示される例においては、へら部16Tの基端部がタップ部16Bにおけるへら部16Tの基端部に向き合う表面に対し交差している位置、即ち、結合端の位置は、基部16Cに対し十分に離隔した位置とされるが、斯かる例に限られることなく、例えば、図8に拡大されて示されるように、へら部16´Tの基端部の結合端の位置が、基部16´Cと固定軸部16´Sとの境界近傍にあってもよい。
図8に拡大されて示されるように、リップトップ16´は、例えば、エラストマー素材で一体成形され、へら(箆)部16´Tと、へら部16´Tの基端部に結合されるとともにへら部16´Tの先端に向けて斜め上方に延びるタップ部16´Bと、タップ部16´Bの基部16´Cに連なる固定軸部16´Sと、から構成されている。なお、図8において、固定軸部16´Sの構成は、図6に示されるリップトップ16の固定軸部16Sの構成と同一の構成なのでその重複説明を省略する。
へら部16Tの先端部は、鋭尖形を有している。へら部16Tの先端部の外縁には、所定の角度の面取りが形成されている。へら部16´Tは、図8に拡大されて示されるように、一様な厚さを有している。へら部16´Tの基端部は、後述するタップ部16´Bにおけるへら部16´Tの基端部に向き合う表面に対し所定の角度で交差している。タップ部16´Bにおけるへら部16´Tの基端部に向き合う表面とへら部16´Tの基端部の表面との間には、液溜め口16´Wが形成されている。液溜め口16´Wは、へら部16´Tの先端部、および、両側部に向けて開口している。へら部16´Tの基端部の結合端の位置が基部16´Cと固定軸部16´Sとの境界近傍にあるので液溜め口16´Wに連通する隙間16´GAが、形成され基部16´Cと固定軸部16´Sとの境界近傍まで延びている。これにより、へら部16´Tにおける固定軸部16´Sの軸線に沿った長さLEが、図6に示される例におけるリップトップ16のへら部16Sの対応する長さLDに比して大となるのでへら部16´Tの柔軟性が高まることとなる。
へら部16´Tは、液溜め口16´Wの真下となる位置を中心とする、厚さ方向に貫通する円形の貫通孔(不図示)を有している。これにより、へら部16´Tの表面16´TAと表面16´TBとが連通するので液溜め口16´W内のリップグロスLGが、貫通孔を介して表面16TAに流れ出ることとなる。
タップ部16´Bは、半球状に形成される先端部を有するとともに、タップ部16´Bの基部16´Cに近づくにつれて流線形の縦断面を有している。タップ部16´Bにおけるタップ部16´Bにおけるへら部16´Tの基端部に向き合う表面は、その弾性力により、へら部16´Tの表面16´TBに対しお互いに近接または離隔可能とされる。これにより、液溜め口16´W内のリップグロスLGが、前方、両側方、および、貫通孔を介して押し出されることとなる。
図9は、本発明に係る塗布体の第1実施例の第1の変形例の外観を示す。
図2に示される例においては、タップ部16Bの半球状部は、図2に拡大されて示されるように、へら部16Tの尖頂から基部16Cの方向へ所定距離LB、例えば、約7mm程度離隔している。タップ部16Bの半球状部における固定軸部16Sの中心軸線の延長線に直交する方向の幅WAは、例えば、約8.8mmに設定されている。また、タップ部16Bにおける半球状部の先端から基部16Cとの境界に至るまでの固定軸部16Sの中心軸線に沿った長さLAは、例えば、約9.5mmに設定されているのに対し、一方、図9に示されるリップトップ26においては、タップ部26Bの半球状部が、へら部26Tの尖頂から所定距離LB、例えば、4mm以上7mm未満、あるいは、7mmを超え15mm以下程度離隔してもよい。タップ部16Bの半球状部における固定軸部16Sの中心軸線の延長線に直交する方向の幅WAは、例えば、約8.0mm以上8.8mm未満、あるいは、8.8mmを超え25mm以下に設定されてもよい。タップ部26Bにおける半球状部の先端から基部26Cとの境界に至るまでの固定軸部26Sの中心軸線に沿った長さLAは、例えば、8.0mm以上9.5mm未満、あるいは、9.5mmを超え25mm以下に設定されてもよい。なお、図9に示される例において、基部26Cおよび固定軸部26Sの構成は、それぞれ、図2に示されるリップトップ16の基部16Cおよび固定軸部16Sの構成と同一なのでその説明を省略する。
図10(A)および(B)は、それぞれ、本発明に係る塗布体の第2実施例の外観を示す。
図1に示される例においては、タップ部16Bの半球状部が、へら部16Tの尖頂から基部16Cの方向に離隔しているのに対し、一方、図10(A)および(B)に拡大されて示される例においては、へら部36Tの尖頂の位置が、タップ36Bの半球状部の先端の真下の位置となるように、即ち、図10(B)に示されるように、タップ36B全体がへら部36T全体を覆うように、タップ36Bが、へら部36Tに対し略平行に延びるものとされる。
図10(A)において、リップトップ36は、例えば、エラストマー素材で一体成形され、へら(箆)部36Tと、へら部36Tの基端部に結合されるとともにへら部36Tの先端に向けて互いに略平行に延びるタップ部36Bと、タップ部36Bの基部36Cに連なる固定軸部36Sと、から構成されている。
へら部36Tの先端部は、鋭尖形を有している。へら部36Tの基端部の幅寸法は、後述するタップ部36Bの幅寸法と略同一に設定されている。へら部36Tは、一様な厚さtを有している。へら部36Tの基端部は、後述するタップ部36Bにおけるへら部36Tの基端部に向き合う表面に対し約10°未満、または、略平行に形成されている。タップ部36Bにおけるへら部36Tの基端部に向き合う表面とへら部36Tの基端部の表面との間には、液溜め口36Wが形成されている。液溜め口36Wは、へら部36Tの先端部、および、両側部に向けて開口している。
へら部36Tは、液溜め口36Wの真下となる位置、例えば、へら部36Tの尖頂から基部36Cの方向へ所定距離だけ離れた位置を中心とする、厚さ方向に貫通する円形の貫通孔(不図示)を有している。これにより、へら部36Tの表面36TAと表面36TBとが連通するので液溜め口36W内のリップグロスLGが、貫通孔を介して表面36TAに流れ出ることとなる。
タップ部36Bは、半球状に形成される先端部を有するとともに、タップ部36Bの基部36Cに近づくにつれて流線形の縦断面を有している。タップ部36Bにおけるタップ部36Bにおけるへら部36Tの基端部に向き合う表面は、その弾性力により、へら部36Tの表面36TBに対しお互いに近接または離隔可能とされる。これにより、液溜め口36W内のリップグロスLGが、前方、両側方、および、上述の貫通孔を介して押し出されることとなる。
タップ部36Bの半球状部における固定軸部36Sの中心軸線の延長線に直交する方向の幅は、真下に位置するへら部36Tにおける対応する幅と略同一に設定されている。
なお、図10(A)および(B)において、基部36Cおよび固定軸部36Sの構成は、それぞれ、図2に示されるリップトップ16の基部16Cおよび固定軸部16Sの構成と同一なのでその説明を省略する。
図11(A)は、本発明に係る塗布体の第1実施例の第2の変形例の外観を示す。
図11(A)に示される例においては、リップトップ38のタップ38Bの半球状部の位置が、図2に示される例におけるタップ16Bの半球状部の位置よりもへら部38Tの尖頂にさらに近い位置、例えば、へら部38Tの尖頂から約4mm未満程度、離隔した位置に設定されている。
図11(A)において、リップトップ38は、例えば、エラストマー素材で一体成形され、へら(箆)部38Tと、へら部38Tの基端部に結合されるとともにへら部38Tの先端に向けて斜め上方に延びるタップ部38Bと、タップ部38Bの基部38Cに連なる固定軸部38Sと、から構成されている。
へら部38Tの先端部は、鋭尖形を有している。へら部38Tの基端部の幅寸法は、タップ部38Bの幅寸法と略同一に設定されている。へら部38Tは、例えば、約1mm以上2mm以下の一様な厚さを有している。へら部38Tの基端部は、タップ部38Bにおけるへら部38Tの基端部に向き合う表面に対し所定の角度、例えば、約10°以上45°以下の角度で交差している。タップ部38Bにおけるへら部38Tの基端部に向き合う表面とへら部38Tの基端部の表面との間には、液溜め口(不図示)が形成されている。液溜め口は、へら部38Tの先端部、および、両側部に向けて開口している。
へら部38Tは、液溜め口16Wの真下となる位置、例えば、へら部38Tの尖頂から基部38Cの方向へ距離だけ離れた位置を中心とする、厚さ方向に貫通する円形の貫通孔(不図示)を有している。
タップ部38Bは、半球状に形成される先端部を有するとともに、タップ部38Bの基部38Cに近づくにつれて流線形の縦断面を有している。タップ部38Bにおけるへら部16Tの基端部に向き合う表面は、その弾性力により、へら部38Tの一方の表面に対しお互いに近接または離隔可能とされる。これにより、液溜め口内のリップグロスLGが、前方、両側方、および、貫通孔を介して押し出されることとなる。
なお、図11(A)において、基部38Cおよび固定軸部38Sは、それぞれ、図2に示されるリップトップ16の基部16Cおよび固定軸部16Sの構成と同一なのでその説明を省略する。
図11(B)は、本発明に係る塗布体の第1実施例の第3の変形例の外観を示す。
図2に示される例におけるタップ16Bの半球状部の上部の形状が楕円形状であるのに対し、一方、図11(B)に示される例においては、上方からリップトップ40を俯瞰したとき、タップ40Bの上部の形状が、略カージオイド(心臓形)のような形状で形成されているものとされる。
リップトップ40は、例えば、エラストマー素材で一体成形され、へら(箆)部40Tと、へら部40Tの基端部に結合されるとともにへら部40Tの先端に向けて斜め上方に延びるタップ部40Bと、タップ部40Bの基部40Cに連なる固定軸部40Sと、から構成されている。
へら部40Tの先端部は、鋭尖形を有している。へら部40Tの基端部の幅寸法は、タップ部40Bの幅寸法と略同一に設定されている。へら部40Tは、例えば、約1mm以上2mm以下の一様な厚さを有している。へら部40Tの基端部は、タップ部40Bにおけるへら部40Tの基端部に向き合う表面に対し所定の角度、例えば、約10°以上45°以下の角度で交差している。タップ部40Bにおけるへら部40Tの基端部に向き合う表面とへら部40Tの基端部の表面との間には、液溜め口(不図示)が形成されている。液溜め口は、へら部40Tの先端部、および、両側部に向けて開口している。
へら部40Tは、液溜め口の真下となる位置、例えば、へら部40Tの尖頂から基部40Cの方向へ距離だけ離れた位置を中心とする、厚さ方向に貫通する円形の貫通孔(不図示)を有している。
タップ部40Bは、略カージオイド(心臓形)のような形状の一部を形成する先端部を有するとともに、タップ部40Bの基部40Cに近づくにつれて流線形の縦断面を有している。タップ部40Bの略カージオイド(心臓形)のような形状の一部を形成する先端部40BH1および40BH2は、へら部40Tの尖頂から基部40Cの方向へ所定距離、離隔している。タップ部40Bにおけるへら部40Tの基端部に向き合う表面は、その弾性力により、へら部40Tの一方の表面に対しお互いに近接または離隔可能とされる。これにより、上述の液溜め口内のリップグロスLGが、前方、両側方、および、貫通孔を介して押し出されることとなる。
なお、図11(B)において、基部40Cおよび固定軸部40Sの構成は、それぞれ、図2に示されるリップトップ16の基部16Cおよび固定軸部16Sの構成と同一なのでその説明を省略する。
図12(A)は、本発明に係る塗布体の第1実施例の第4の変形例の外観を示す。
図2に示される例においては、タップ部16Bの半球状部における固定軸部16Sの中心軸線の延長線に直交する方向の幅WAは、へら部16Bの対応する幅と同一に設定されているのに対し、一方、図12(A)に示される例においては、リップトップ42のタップ部42Bの半球状部における固定軸部42Sの中心軸線の延長線に直交する方向の最大幅WAは、へら部42Tの対応する最大幅WBよりも小に設定されている。
リップトップ42は、例えば、エラストマー素材で一体成形され、へら(箆)部42Tと、へら部42Tの基端部に結合されるとともにへら部42Tの先端に向けて斜め上方に延びるタップ部42Bと、タップ部42Bの基部42Cに連なる固定軸部42Sと、から構成されている。
へら部42Tの先端部は、鋭尖形を有している。へら部42Tは、例えば、約1mm以上2mm以下の一様な厚さを有している。へら部42Tの基端部は、タップ部42Bにおけるへら部42Tの基端部に向き合う表面に対し所定の角度、例えば、約10°以上45°以下の角度で交差している。タップ部42Bにおけるへら部42Tの基端部に向き合う表面とへら部42Tの基端部の表面との間には、液溜め口(不図示)が形成されている。液溜め口は、へら部42Tの先端部、および、両側部に向けて開口している。
へら部42Tは、液溜め口の真下となる位置、例えば、へら部42Tの尖頂から基部42Cの方向へ距離だけ離れた位置を中心とする、厚さ方向に貫通する円形の貫通孔(不図示)を有している。
タップ部42Bは、半球状の先端部を有するとともに、基部42Cに近づくにつれて流線形の縦断面を有している。タップ部42Bにおけるへら部42Tの基端部に向き合う表面は、その弾性力により、へら部42Tの一方の表面に対しお互いに近接または離隔可能とされる。これにより、上述の液溜め口内のリップグロスLGが、前方、両側方、および、貫通孔を介して押し出されることとなる。
なお、図12(A)において、基部42Cおよび固定軸部42Sの構成は、それぞれ、図2に示されるリップトップ16の基部16Cおよび固定軸部16Sの構成と同一なのでその説明を省略する。
図12(B)は、本発明に係る塗布体の第1実施例の第5の変形例の外観を示す。
図2に示される例においては、タップ部16Bは、半球状に形成される先端部を有するとともに、タップ部16Bの基部16Cに近づくにつれて流線形の縦断面を有しているのに対し、一方、図12(B)に示される例においては、タップ部44Bは、尖頭状に形成される先端部44BPを有するとともに、タップ44Bの基部44Cに近づくにつれて流線形の縦断面を有するものとされる。
図12(B)において、リップトップ44は、例えば、エラストマー素材で一体成形され、へら(箆)部44Tと、へら部44Tの基端部に結合されるとともにへら部44Tの先端に向けて斜め上方に延びるタップ部44Bと、タップ部44Bの基部44Cに連なる固定軸部44Sと、から構成されている。
へら部44Tの先端部は、鋭尖形を有している。へら部44Tの基端部の幅寸法は、タップ部44Bの幅寸法と略同一に設定されている。へら部44Tは、例えば、約1mm以上2mm以下の一様な厚さを有している。へら部44Tの基端部は、タップ部44Bにおけるへら部44Tの基端部に向き合う表面に対し所定の角度、例えば、約10°以上45°以下の角度で交差している。タップ部44Bにおけるへら部44Tの基端部に向き合う表面とへら部44Tの基端部の表面との間には、液溜め口(不図示)が形成されている。液溜め口は、へら部44Tの先端部、および、両側部に向けて開口している。
へら部44Tは、液溜め口の真下となる位置、例えば、へら部44Tの尖頂から基部44Cの方向へ距離だけ離れた位置を中心とする、厚さ方向に貫通する円形の貫通孔(不図示)を有している。
タップ部44Bは、へら部44Tの尖頂の先端角よりも小さい先端角を有する尖頭状の先端部44BPを有するとともに、タップ部44Bの基部44Cに近づくにつれて流線形の縦断面を有している。タップ部44Bの先端部44BPは、へら部44Tの尖頂から基部44Cの方向へ所定距離、離隔している。
タップ部44Bにおけるへら部44Tの基端部に向き合う表面は、その弾性力により、へら部44Tの一方の表面に対しお互いに近接または離隔可能とされる。これにより、液溜め口内のリップグロスLGが、前方、両側方、および、貫通孔を介して押し出されることとなる。
なお、図12(B)において、基部44Cおよび固定軸部44Sの構成は、それぞれ、図2に示されるリップトップ16の基部16Cおよび固定軸部16Sの構成と同一なのでその説明を省略する。
なお、図11(A)、および、(B)、図12(A)、および、(B)に示される例においても、タップ部38B、40B、42B、および、44Bは、例えば、図10(A)に示される例と同様に、それぞれ、へら部38T、40T、42T、および、44Tの基端部に結合されるとともにへら部38T~44Tの先端に向けて互いに略平行に延びるものであってもよい。
上述の図1、図9、図10、図11(A)および(B)、図12(A)および(B)に示される例におけるへら部の先端部は、鋭尖形を有しているが、斯かる例に限られることなく、例えば、図13(A)、(B)、および、(C)に示されるように、各リップトップのへら部の先端部の形状が、鋭尖形とは異なる他の形状であってもよい。
図13(A)乃至(C)は、本発明に係る塗布体の第1実施例の第6の変形例乃至第8の変形例の外観を示す。
図13(A)に示される第6の変形例においては、リップトップ46は、例えば、エラストマー素材で一体成形され、へら(箆)部46Tと、へら部46Tの基端部に結合されるとともにへら部46Tの先端に向けて斜め上方に延びるタップ部46Bと、タップ部46Bの基部46Cに連なる固定軸部46Sと、から構成されている。
リップトップ46のへら部46Tの先端部は、円弧状の端面46TRを有している。
へら部46Tの基端部の幅寸法は、タップ部46Bの幅寸法と略同一に設定されている。へら部46Tは、例えば、約1mm以上2mm以下の一様な厚さを有している。へら部46Tの基端部は、タップ部46Bにおけるへら部46Tの基端部に向き合う表面に対し所定の角度、例えば、約10°以上45°以下の角度で交差している。タップ部46Bにおけるへら部46Tの基端部に向き合う表面とへら部46Tの基端部の表面との間には、液溜め口(不図示)が形成されている。液溜め口は、へら部46Tの端面46TR、および、両側部に向けて開口している。
へら部46Tは、液溜め口の真下となる位置、例えば、へら部46Tの尖頂から基部46Cの方向へ距離だけ離れた位置を中心とする、厚さ方向に貫通する円形の貫通孔(不図示)を有している。
タップ部46Bは、半球状の先端部を有するとともに、タップ部46Bの基部46Cに近づくにつれて流線形の縦断面を有している。タップ部46Bの先端部は、へら部46Tの円弧状の端面46TRから基部46Cの方向へ所定距離、離隔している。
タップ部46Bにおけるへら部46Tの基端部に向き合う表面は、その弾性力により、へら部46Tの一方の表面に対しお互いに近接または離隔可能とされる。これにより、液溜め口内のリップグロスLGが、前方、両側方、および、貫通孔を介して押し出されることとなる。
なお、図13(A)において、基部46Cおよび固定軸部46Sの構成は、それぞれ、図2に示されるリップトップ16の基部16Cおよび固定軸部16Sの構成と同一なのでその説明を省略する。
図13(B)に示される第7の変形例においては、リップトップ48は、例えば、エラストマー素材で一体成形され、へら(箆)部48Tと、へら部48Tの基端部に結合されるとともにへら部48Tの先端に向けて斜め上方に延びるタップ部48Bと、タップ部48Bの基部48Cに連なる固定軸部48Sと、から構成されている。
リップトップ48のへら部48Tの先端部は、固定軸部48Sの中心軸線の延長線に対し略直交する平坦な端面48TFを有している。
へら部48Tの基端部の最大幅寸法は、タップ部48Bの最大幅寸法と略同一に設定されている。へら部48Tは、例えば、約1mm以上2mm以下の一様な厚さを有している。へら部48Tの基端部は、タップ部48Bにおけるへら部48Tの基端部に向き合う表面に対し所定の角度、例えば、約10°以上45°以下の角度で交差している。タップ部48Bにおけるへら部48Tの基端部に向き合う表面とへら部48Tの基端部の表面との間には、液溜め口(不図示)が形成されている。液溜め口は、へら部48Tの端面48TF、および、両側部に向けて開口している。
へら部48Tは、液溜め口の真下となる位置、例えば、へら部48Tの端面48TFから基部48Cの方向へ距離だけ離れた位置を中心とする、厚さ方向に貫通する円形の貫通孔(不図示)を有している。
タップ部48Bは、半球状の先端部を有するとともに、タップ部48Bの基部48Cに近づくにつれて流線形の縦断面を有している。タップ部48Bの先端部は、へら部48Tの端面48TFから基部48Cの方向へ所定距離、離隔している。
タップ部48Bにおけるへら部48Tの基端部に向き合う表面は、その弾性力により、へら部48Tの一方の表面に対しお互いに近接または離隔可能とされる。これにより、液溜め口内のリップグロスLGが、前方、両側方、および、貫通孔を介して押し出されることとなる。
なお、図13(B)において、基部48Cおよび固定軸部48Sの構成は、それぞれ、図2に示されるリップトップ16の基部16Cおよび固定軸部16Sの構成と同一なのでその説明を省略する。
図13(C)に示される第8の変形例においては、リップトップ50は、例えば、エラストマー素材で一体成形され、へら(箆)部50Tと、へら部50Tの基端部に結合されるとともにへら部50Tの先端に向けて斜め上方に延びるタップ部50Bと、タップ部50Bの基部50Cに連なる固定軸部50Sと、から構成されている。
リップトップ50のへら部50Tの先端部は、固定軸部50Sの中心軸線の延長線に対し所定の角度をもって交差する右斜め上方に延びる斜面に形成される端面50TSを有している。
へら部50Tの基端部の最大幅寸法は、タップ部50Bの最大幅寸法と略同一に設定されている。へら部50Tは、例えば、約1mm以上2mm以下の一様な厚さを有している。へら部50Tの基端部は、タップ部50Bにおけるへら部50Tの基端部に向き合う表面に対し所定の角度、例えば、約10°以上45°以下の角度で交差している。タップ部50Bにおけるへら部50Tの基端部に向き合う表面とへら部50Tの基端部の表面との間には、液溜め口(不図示)が形成されている。液溜め口は、へら部50Tの端面50TS、および、両側部に向けて開口している。
へら部50Tは、液溜め口の真下となる位置、例えば、へら部50Tの端面50TSから基部50Cの方向へ距離だけ離れた位置を中心とする、厚さ方向に貫通する円形の貫通孔(不図示)を有している。
タップ部50Bは、半球状の先端部を有するとともに、タップ部50Bの基部50Cに近づくにつれて流線形の縦断面を有している。タップ部50Bの先端部は、へら部50Tの端面50TSから基部50Cの方向へ所定距離、離隔している。
タップ部50Bにおけるへら部50Tの基端部に向き合う表面は、その弾性力により、へら部50Tの一方の表面に対しお互いに近接または離隔可能とされる。これにより、液溜め口内のリップグロスLGが、前方、両側方、および、貫通孔を介して押し出されることとなる。
なお、図13(C)において、基部50Cおよび固定軸部50Sは、それぞれ、図2に示されるリップトップ16の基部16Cおよび固定軸部16Sの構成と同一なのでその説明を省略する。
なお、図13(A)、(B)、および、(C)に示される例においても、タップ部46B、48B、50Bは、例えば、図10(A)に示される例と同様に、へら部46T、48T、および、50Tの基端部に結合されるとともにへら部46T~50Tの先端に向けて互いに略平行に延びるものであってもよい。
図14は、本発明に係る塗布体の第3実施例の外観を示す。
本発明に係る塗布体の第3実施例としてのリップトップ56は、図14に拡大されて示されるように、例えば、エラストマー素材で一体成形されており、略球体状のタップ部56Bと、タップ部56Bの基部56Cに連なる固定軸部56Sと、から構成されている。
タップ部56Bの直径は、例えば、約8mm以上15mm以下に設定されている。タップ部56Bは、固定軸部56Sの中心軸線の延長線に対し所定の角度、例えば、45°で交差する直線を含む平面により形成される平坦な塗布面56BFを一部に有している。このように平坦な略円形の塗布面56BFが形成されることにより、塗布面56BFにより、リップグロスLG等を例えば、唇の中央部に容易に塗布されることとなる。また、略球体状のタップ部56B全体により、塗布されたリップグロスLG等を唇に馴染ませることが可能となる。
タップ部56Bの全表面には、フロッキー加工(静電植毛加工)により植毛されたナイロン樹脂製繊維56FLが設けられている。これにより、球体なのでタップ部56Bの全表面に保持されるリップグロスLGの付着量(バルク)も増大することとなる。
固定軸部56Sは、基部56Cの直径よりも若干小なる直径を有する第1の大径部56S1および第2の大径部56S2と、第2の大径部56S2に連なる小径部56S3と、第1の大径部56S1および第2の大径部56S2相互間に形成される溝56SGとから構成されている。固定軸部56Sは、ステム14の端部の内部に形成される段付き孔14aに、基部56Cとともに圧入される。
上述の例においては、リップトップ、アプリケータ、および、化粧品用容器等が、リップグロスLGを唇に塗布するために使用するものとされるが、斯かる例に限られることなく、上述のリップトップ等が、例えば、ティントを唇に塗布するために、または、リキッドアイシャドウ(商品名)をアイホール(目の周辺)等に塗布するために使用されてもよいことは勿論である。