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JP7356441B2 - カテーテル組立体 - Google Patents
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JP7356441B2 - カテーテル組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば患者に対して輸液等を行うに際して血管に穿刺し、留置するカテーテル組立体に関する。
従来、患者に対し輸液等を行う際に使用されるカテーテル組立体は公知である。この種のカテーテル組立体は、中空のカテーテルと、カテーテルの基端に固着されたカテーテルハブと、カテーテル内に挿入され先端に鋭利な針先を有する中空の内針と、この内針の基端に固着された針ハブとを備える(例えば、特開2008-43445号公報を参照)。カテーテル組立体を使用する場合、内針及びカテーテルの各先端が生体の皮膚及び血管に穿刺された後、カテーテルが内針に対して進められることで、カテーテルが血管内に所定長さ挿入される。
本発明は、上記の従来技術に関連してなされたものであり、カテーテルに治療目的や用途に応じた所望の特性を容易に付与することができるカテーテル組立体を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、カテーテルと、前記カテーテルに挿通された内針と、を備え、前記カテーテルは、軸方向に沿って、互いに区別可能な複数の部位を有し、前記複数の部位は、隣り合う部位同士の硬さが異なっている、カテーテル組立体である。
本発明のカテーテル組立体によれば、カテーテルに設けられた複数の部位は、隣り合う部位同士の硬さが異なっているため、カテーテルに対し、治療目的や用途に応じた所望の特性を容易に付与することができる。
本発明の第1実施形態に係るカテーテル組立体の斜視図である。 カテーテル組立体の先端部の断面図である。 カテーテル組立体の作用説明図である。 本発明の第2実施形態に係るカテーテル組立体の先端部の断面図である。 本発明の第3実施形態に係るカテーテル組立体の先端部の断面図である。 本発明の第4実施形態に係るカテーテル組立体の先端部の断面図である。 本発明の第5実施形態に係るカテーテル組立体の先端部の断面図である。 本発明の第6実施形態に係るカテーテル組立体の先端部の断面図である。 本発明の第7実施形態に係るカテーテル組立体の先端部の断面図である。
以下、本発明に係るカテーテル組立体について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
図1に初期状態を示すカテーテル組立体10Aは、患者(生体)に輸液や輸血等を行う場合に適用され、患者の体内に穿刺及び留置されて薬液等の導入部を構築する。カテーテル組立体10Aは、末梢静脈カテーテルよりも長さが長いカテーテル(例えば、中心静脈カテーテル、PICC、ミッドラインカテーテル等)として構成され得る。なお、カテーテル組立体10Aは、末梢静脈カテーテルとして構成されてもよい。また、カテーテル組立体10Aは、静脈用カテーテルに限らず、末梢動脈カテーテル等の動脈用カテーテルとして構成されてもよい。
カテーテル組立体10Aは、図1に示すように、カテーテル12aと、カテーテル12aを固定保持するカテーテルハブ14と、カテーテル12a内に抜去可能に挿入される中空の内針16と、内針16を固定保持する針ハブ18と、カテーテルハブ14に装着されるカテーテル操作部材20とを備える。内針16は、中実針であってもよい。
カテーテル組立体10Aは、使用前の初期状態で、カテーテル12a及び内針16を順に重ねた多重管構造(多重管部)を形成している。
カテーテル12aは、可撓性を有し、内部に内腔13が貫通形成されている。内腔13は、内針16を収容可能且つ薬液や血液等を流動可能な直径に形成される。穿刺抵抗を減らすためにカテーテル12aの先端は縮径しており、カテーテル組立体10Aの初期状態では、当該縮径部分でカテーテル12aの内面と内針16の外面とが密着している。カテーテル12aの長さは、特に限定されず用途や諸条件等に応じて適宜設計可能であり、例えば、14~500mm程度に設定され、あるいは30~400mm程度に設定され、あるいは76~200mm程度に設定される。
カテーテル12aの基端部は、カテーテルハブ14内の先端部に固定されている。カテーテル12aとカテーテルハブ14により、カテーテル部材17が構成されている。
カテーテルハブ14は、カテーテル12aが血管内に挿入された状態で患者の皮膚上に露出され、テープ等により貼り付けられてカテーテル12aとともに留置される。カテーテルハブ14は、先端方向に先細りの筒状に形成される。
カテーテルハブ14の構成材料は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリスルホン、ポリアリレート、メタクリレート-ブチレン-スチレン共重合体、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂を適用するとよい。
カテーテルハブ14の内部には、カテーテル12aの内腔13に連通して輸液剤を流通可能な中空部15が設けられている。この中空部15には、内針16の穿刺時に血液の逆流を防ぐとともに、輸液チューブのコネクタの挿入に伴い輸液を可能とする、図示しない止血弁やプラグ等が収容されてもよい。
内針16は、生体の皮膚を穿刺可能な剛性を有する中空管に構成され、カテーテル12aの内腔13及びカテーテルハブ14の中空部15に貫通配置される。内針16は、カテーテル12aよりも長い全長に形成され、その先端には鋭利な針先16aが設けられる。内針16の内部には、内針16の軸方向に貫通するルーメンが設けられ、このルーメンは、内針16の先端開口に連通する。
内針16の構成材料としては、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム又はアルミニウム合金、チタン又はチタン合金のような金属材料、硬質樹脂、セラミックス等が挙げられる。
針ハブ18は、内針16の基端部に固定された針保持部材22と、針保持部材22が固定されるとともに内針16及びカテーテル12aに沿って延在するハウジング24とを有する。カテーテル組立体10Aは、初期状態で、多重管部の一部、カテーテルハブ14及びカテーテル操作部材20をハウジング24内に収容している。針保持部材22及びハウジング24を構成する樹脂材料は、特に限定されるものではないが、例えば、カテーテルハブ14で挙げた材料を適宜選択し得る。なお、針保持部材22及びハウジング24は一体成形されていてもよい。
針ハブ18は、針保持部材22において内針16を保持しているため、カテーテル12aに対して針ハブ18を基端方向に移動させると、針ハブ18の移動に伴って内針16もカテーテル12aに対して基端方向に移動させられる。
カテーテル操作部材20は、カテーテルハブ14に装着されている。このため、カテーテル操作部材20を針ハブ18に対して相対的に前進させると、カテーテル部材17が内針16に対して相対的に前進する。カテーテル操作部材20は、カテーテルハブ14に着脱自在に装着されるハブ装着部20aと、ハブ装着部20aからカテーテル12aに沿って先端方向に延在する操作板部20bとを有する。なお、カテーテル組立体10Aにおいて、カテーテル操作部材20は設けられていなくてもよい。
カテーテル組立体10Aは、カテーテル操作部材20に保持されたカテーテル12aの下側を支えるため、ハウジング24の先端側に支持部材26を設けている。支持部材26は、ハウジング24の先端部に設けられた配置用凹部24aに回転自在に取り付けられている。カテーテル操作部材20の先端部と支持部材26とにより、撓み抑制機構27が構成されている。
内針16及びカテーテル12aの皮膚への穿刺時、カテーテル操作部材20の先端部がカテーテル12aを上方から支持するとともに支持部材26がカテーテル12aを下方から支持するため、カテーテル12a及び内針16の撓みが抑制される。カテーテル操作部材20がハウジング24から抜け出す際には、ハブ装着部20aに押されることで支持部材26はハウジング24の外側に向かって回転させられるため、カテーテルハブ14はハウジング24から先端方向に離脱することができる。なお、支持部材26は設けられていなくてもよい。
図2に示すように、カテーテル12aは、内周面の少なくとも一部に、内針16の外周面と全周に亘って密着した密着部30を有する。密着部30は、カテーテル12aの先端部の内周面に設けられている。カテーテル12aと内針16との間であって、密着部30よりも基端側には、フラッシュバック確認用の流路(以下、「フラッシュバック流路32」という)が形成されている。フラッシュバック流路32は、カテーテル12aの基端開口まで延在している。
カテーテル12aは、当該カテーテルの軸aの方向(以下、「軸方向」という)に沿って、互いに区別可能な複数の部位を有する。当該複数の部位は、隣り合う部位同士の硬さ(弾性率)が異なっている。第1実施形態において、カテーテル12aは、当該複数の部位として、当該カテーテル12aの主要部を構成するカテーテル本体34と、カテーテル本体34の先端部に設けられた柔軟部38とを有する。このため、カテーテル12aの先端側では、最先端部に向かってより柔軟になっている。柔軟部38は、ハウジング24(図1)から露出している。
カテーテル本体34は、カテーテル12aの全長の大部分を占めている。このため、カテーテル本体34の最先端部は、カテーテル12aの最先端近傍に位置する。カテーテル本体34及び柔軟部38は、可撓性を有する樹脂材料により構成されている。
フラッシュバック流路32は、カテーテル本体34の内周面と、内針16の外周面との間に形成されている。フラッシュバックを確認できるように、カテーテル本体34及び柔軟部38のうち少なくともカテーテル本体34は透明性を有する。
カテーテル12aは、カテーテル本体34の箇所で、支持部材26(図1)によって支持されている(カテーテル本体34が支持部材26によって支持されている)。これにより、確実にカテーテル12aを支持することができるとともに、カテーテル12aを前進させる際の摺動抵抗を低くすることができる。しかも、支持部材26(図1)によって支持される部分が、カテーテル本体34と柔軟部38との界面42よりも基端側に位置するため、支持部材26に対してカテーテル12aが摺動することによる界面42の剥がれを防止することができる。
カテーテル本体34は、柔軟部38と比較して膨潤しにくいことが好ましい。これにより、カテーテル組立体10Aの製造工程における水蒸気滅菌(オートクレーブ滅菌)やエチレンオキサイドガス滅菌時に、内針16の最先端位置とカテーテル12aの最先端位置との軸方向距離を所望の大きさに設定することができ、製品毎のバラツキを少なくすることができる。
カテーテル本体34の構成材料としては、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)等のフッ素系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂又はこれらの混合物、ポリウレタン、ポリエステル、ポリアミド、ポリエーテルナイロン樹脂、オレフィン系樹脂とエチレン・酢酸ビニル共重合体との混合物等が挙げられる。カテーテル本体34のデュロメータ硬さは、例えば、D70未満である。
柔軟部38は、カテーテル12aの最先端部を含む。柔軟部38は、カテーテル本体34よりも柔軟である。すなわち、カテーテル本体34の弾性率k1と、柔軟部38の弾性率k2とは、k1>k2の関係を有する。
柔軟部38は、軸方向に沿って外径が一定のストレート部38aと、ストレート部38aから先端方向に延出するとともに先端方向に向かって外径が減少するテーパ部38bとを有する。柔軟部38の内周面は、内針16の外周面と全周に亘って液密に密着(嵌合)している。
カテーテル本体34及び柔軟部38のうち少なくとも柔軟部38はX線造影性を有していることが好ましい。これにより、例えば、血管内でカテーテル12aが離断した際に、離断して血管内に残されたカテーテル12aの場所をX線により容易に確認することができる。柔軟部38が造影性を有する場合の造影層は、例えば、ストライプ状、径方向の中間層、全体のいずれかの形態で設けられるとよい。
柔軟部38の構成材料としては、例えば、天然ゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン-ブタジエンゴム、シリコーンゴムのような各種ゴム材料や、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン系、スチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、あるいはそれらの混合物等が挙げられる。
カテーテル12aでは、カテーテル本体34及び柔軟部38のうちカテーテル本体34のみが存在するカテーテル本体単体領域40Aと、カテーテル本体34及び柔軟部38のうち柔軟部38のみが存在する柔軟部単体領域40Bと、カテーテル本体34及び柔軟部38が存在する混在領域40Cとが、軸方向に配置されている。図2に示すカテーテル12aでは、カテーテル本体34と柔軟部38との界面42は、カテーテル12aの軸aに対して略一定角度で傾斜するテーパ状に形成されている。
カテーテル本体単体領域40Aは、カテーテル本体34のうち柔軟部38の最基端部よりも基端側に存在する部分である。
柔軟部単体領域40Bは、柔軟部38のうちカテーテル本体34の最先端部よりも先端側に存在する部分である。柔軟部単体領域40Bの軸方向長さL1は、例えば、0.3~5.0mmに設定され、好ましくは0.4~2.0mmに設定され、より好ましくは0.5~0.9mmに設定される。柔軟部38(柔軟部単体領域40B)の硬さは、23℃で、例えば、A80~D67で、好ましくはD53~D64である。図示例の柔軟部38は、カテーテル本体34に接合されている。柔軟部単体領域40Bの軸方向長さ及び硬度が上記の範囲に設定されることにより、穿刺時のカテーテル12aの先端(柔軟部38)のめくれを抑制することができる。また、カテーテル12aの挿入時の血管後壁での引っ掛かりを好適に抑制できる。さらに、血液吸引時のカテーテル12aの先端のつぶれを抑制することができる。
混在領域40Cは、カテーテル本体34及び柔軟部38が径方向に積層されている部分である。混在領域40Cの軸方向長さL2は、例えば、1~5mmに設定され、好ましくは2~3mmに設定される。
図2に示すカテーテル12aでは、カテーテル本体34と柔軟部38との界面42は、先端方向に向かってカテーテル12aの軸a(中心)に近づくように傾斜している。このため、混在領域40Cでは、カテーテル本体34の外側に柔軟部38が存在している。
界面42を有する上記構成に代えて、カテーテル12aは、異なる硬度の材料の配合量を軸方向に変化させることで、先端方向に向かって軟らかくなるように形成されてもよい。この場合、異なる材料の押し出し速度を変化させながら押出成形してもよい。あるいは、カテーテル12aの先端部の可塑剤の含有量を増やしてもよい。この場合、カテーテル12aの先端部に可塑剤を塗布してもよい。
内針16において、刃面16bとは反対側には、針先16aに連なるとともに内針16の軸に対して刃面16bとは逆方向に傾斜するバックカット部16cが設けられている。
内針16には、フラッシュバック流路32と連通するとともに当該フラッシュバック流路32に血液を導入するための導入路44が設けられている。図2において実線で示す導入路44は、内針16の壁部を径方向に貫通する側孔44Aである。図2において仮想線で示すように、導入路44は、内針16の外周面において軸方向に延在した溝部44Bであってもよい。
図2に示すカテーテル組立体10Aの初期状態で、導入路44の少なくとも基端44aは、カテーテル本体単体領域40Aの最先端部よりも先端側に設けられている。図2に示す側孔44Aは、その全体が、カテーテル本体単体領域40Aの最先端部よりも先端側に設けられている。より具体的には、導入路44の基端44aは、柔軟部単体領域40Bの軸方向中央位置Pc1よりも先端側に設けられている。導入路44の基端44aは、柔軟部38のテーパ部38bの基端よりも先端側に設けられている。側孔44Aは、その全体が、柔軟部38のテーパ部38bの内周面に対向する位置に設けられている。他の態様において、導入路44の基端44a(あるいは側孔44Aの全体)は、柔軟部38のストレート部38aの内周面に対向する位置に設けられていてもよい。
密着部30との関係における導入路44の位置については、図2に示すカテーテル組立体10Aの初期状態で、導入路44(側孔44A、溝部44B)の少なくとも基端44aは、密着部30よりも基端側に設けられている。側孔44Aは、その全体が、密着部30よりも基端側に設けられている。
次に、上記のように構成されたカテーテル組立体10Aの作用について説明する。
図1に示すカテーテル組立体10Aの使用においては、カテーテル組立体10Aを患者の皮膚に穿刺する穿刺操作が行われる。穿刺操作において、ユーザ(医師、看護師等)は、ハウジング24を把持しつつ、カテーテル組立体10Aの先端部を患者に押し当てるようにして、穿刺目標の血管に向かって皮膚に穿刺する。これにより、内針16及びカテーテル12aの各先端部が皮膚に穿刺される。
次に、ユーザは、針ハブ18(ハウジング24)の位置を固定しつつ、カテーテル操作部材20を先端方向に操作してカテーテル部材17(カテーテル12a及びカテーテルハブ14)を前進させる。これによりカテーテル12aを血管内の目標位置まで挿入する。
次に、ユーザは、カテーテル操作部材20及びカテーテル部材17の位置を保持しつつ、ハウジング24を基端方向に引っ張る。これにより、カテーテル部材17及びカテーテル操作部材20がハウジング24から完全に出るとともに、内針16がカテーテル12aから基端方向に抜去される。
次に、カテーテル操作部材20は、カテーテルハブ14から取り外される。これにより、カテーテル部材17は患者に留置される。なお、ユーザの好みによっては、カテーテル操作部材20をカテーテルハブ14に取り付けたままにしてもよい。
次に、内針16が抜き取られた状態のカテーテル部材17の基端側(カテーテルハブ14の基端部)に、図示しない輸液チューブのコネクタを接続し、輸液チューブから患者への輸液剤(薬液)の投与を実施する。
この場合、本実施形態に係るカテーテル組立体10Aは、以下の効果を奏する。
カテーテル組立体10Aによれば、図2に示したように、カテーテル本体34の先端部にはカテーテル本体34よりも柔軟な柔軟部38が設けられている。このため、図3のように、穿刺される血管50の中心軸と穿刺する内針16の中心軸の角度である穿刺角度が大きい場合でも、カテーテル組立体10Aの先端部を皮膚Sに穿刺した後にカテーテル12aを血管50内に挿入するためにカテーテル12aを前進させる際に、カテーテル12aの先端が、血管50のうち穿刺箇所とは反対側の血管壁である血管後壁50aに引っ掛かることを抑制することが可能となる。
すなわち、図3のようにカテーテル12aを前進させる際、柔軟部38は、血管後壁50aに接触するとともに、血管後壁50aに押されて容易に変形するため、カテーテル12aの先端が血管後壁50aに引っ掛かることを抑制することができる。これにより、カテーテル12aが血管50に挿入できなくなったり、カテーテル12aの先端で血管後壁50aを傷つけたりすることを防止することができる。
図2に示したように、カテーテル12aと内針16との間には、フラッシュバック流路32が形成され、内針16には、フラッシュバック流路32と連通し、フラッシュバック流路32に血液を導入するための導入路44が設けられている。導入路44の基端44aは、柔軟部38のうちカテーテル本体34の最先端部よりも先端側に存在する部分の軸方向中央位置Pc1よりも先端側に設けられている。このため、血液のフラッシュバックをより早く確認することができる。
図4に示す第2実施形態に係るカテーテル組立体10Bにおいて、カテーテル12bは、軸方向に沿って、互いに区別可能な複数の部位を有する。当該複数の部位は、隣り合う部位同士の硬さ(弾性率)が異なっている。第2実施形態において、カテーテル12bは、当該複数の部位として、カテーテル本体34と、カテーテル12bの最先端部を含むカテーテル先端部62と、カテーテル本体34とカテーテル先端部62との間に設けられたカテーテル中間部64とを有する。
カテーテル先端部62は、第1実施形態における柔軟部38と同様に構成されている。従って、カテーテル先端部62は、カテーテル本体34よりも柔軟に構成されている。カテーテル中間部64は、カテーテル12bの外周面における外径が軸方向に沿って一定のストレート形状を有する。他の態様において、カテーテル中間部64は、カテーテル12bの外周面における外径が先端方向に向かうにつれて減少するテーパ部を有していてもよい。
一態様において、カテーテル中間部64は、カテーテル本体34及びカテーテル先端部62とは異なる硬さを有する。カテーテル中間部64は、カテーテル本体34よりも柔軟に構成されてもよく、カテーテル本体34よりも硬く構成されてもよい。カテーテル中間部64は、カテーテル先端部62よりも柔軟に構成されてもよく、カテーテル先端部62よりも硬く構成されてもよい。カテーテル中間部64は、カテーテル本体34とカテーテル先端部62との間の硬さに構成されてもよく、カテーテル本体34とカテーテル先端部62の両方よりも硬く構成されてもよく、カテーテル本体34とカテーテル先端部62の両方よりも柔軟に構成されてもよい。
他の態様において、カテーテル先端部62は、カテーテル本体34と同じ硬さに構成されてもよく、あるいは、カテーテル本体34より硬く構成されてもよい。
カテーテル本体34とカテーテル中間部64との界面(第1界面65a)は、先端方向に向かうにつれてカテーテル12bの軸aに近づくように傾斜するテーパ状に形成されている。カテーテル先端部62とカテーテル中間部64との界面(第2界面65b)は、先端方向に向かうにつれてカテーテル12bの軸aに近づくように傾斜するテーパ状に形成されている。カテーテル12bの軸aに対する第1界面65aの傾斜角度と、カテーテル12bの軸aに対する第2界面65bの傾斜角度とは、互いに同じでもよく、異なっていてもよい。
カテーテル組立体10Bの初期状態で、導入路44の少なくとも基端44aは、カテーテル本体34の最先端部よりも先端側に設けられている。側孔44Aは、その全体が、カテーテル本体34の最先端部よりも先端側に設けられている。導入路44の基端44aは、カテーテル先端部62とカテーテル中間部64とを合わせた領域のうちカテーテル本体34の最先端部よりも先端側に存在する部分(図4において長さL3を有する領域)の軸方向中央位置Pc2よりも先端側に設けられている。側孔44Aは、その全体が、カテーテル中間部64の最先端部よりも先端側に設けられている。
このように、カテーテル組立体10Bでは、カテーテル12bに設けられた複数の部位は、隣り合う部位同士の硬さが異なっている。このため、第1実施形態と同様に、カテーテル12bに対し、治療目的や用途に応じた所望の特性を容易に付与することができる。
カテーテル12bは、軸方向に沿って設けられた複数の部位として、カテーテル本体34と、カテーテル12bの最先端部を含むカテーテル先端部62と、カテーテル本体34とカテーテル先端部62との間に設けられたカテーテル中間部64とを有する。この構成により、カテーテル本体34とカテーテル中間部64は互いに硬さが異なり、カテーテル先端部62とカテーテル中間部64とは互いに硬さが異なるため、カテーテル12bに対し、より複雑な特性を付与しやすい。
導入路44の基端44aは、カテーテル先端部62とカテーテル中間部64とを合わせた領域のうちカテーテル本体34の最先端部よりも先端側に存在する部分の軸方向中央位置Pc2よりも先端側に設けられている。この構成により、血液のフラッシュバックをより早く確認することができる。
なお、第2実施形態のうち、第1実施形態と共通する部分については、第1実施形態と同一又は同様の作用及び効果が得られる。
図5に示す第3実施形態に係るカテーテル組立体10Cにおいて、カテーテル12cは、軸方向に沿って、互いに区別可能な複数の部位を有する。当該複数の部位は、隣り合う部位同士の硬さ(弾性率)が異なっている。第3実施形態において、カテーテル12cは、当該複数の部位として、カテーテル本体34と、カテーテル12cの最先端部を含むカテーテル先端部66と、カテーテル本体34とカテーテル先端部66との間に設けられたカテーテル中間部68とを有する。カテーテル12cにおけるカテーテル本体34とカテーテル先端部66とカテーテル中間部68との相互間の硬さの大小関係は、第2実施形態のカテーテル12b(図4)におけるカテーテル本体34とカテーテル先端部62とカテーテル中間部64との相互間の硬さの大小関係と同様に設定してよい。
カテーテル12cは、内周面の少なくとも一部に、内針16の外周面と全周に亘って密着した密着部70を有する。密着部70では、カテーテル先端部66とカテーテル中間部68の両方が内針16と密着している。具体的に、カテーテル先端部66の内周面66aは、内針16の外周面と全周に亘って液密に密着(嵌合)している。また、カテーテル中間部68の内周面68aは、内針16の外周面と全周に亘って液密に密着(嵌合)している。
カテーテル中間部68の先端部は、カテーテル中間部68の基端部よりも外径が小さい。カテーテル中間部68の基端部の外径は、カテーテル先端部66の最大外径よりも大きい。カテーテル中間部68の基端部は、全周に亘って内針16の外周面から離間している。カテーテル中間部68の最先端部は、カテーテル先端部66の最先端部よりも基端側に位置する。導入路44の基端44aは、カテーテル中間部68のうち内針16の外周面と密着する部分(密着部70を構成する部分)の最基端部よりも基端側に設けられている。
このように、密着部70では、カテーテル先端部66とカテーテル中間部68の両方が内針16と密着している。この構成により、内針16とカテーテル12cとの適切な嵌合力が得られる。
なお、第3実施形態のうち、第1実施形態又は第2実施形態と共通する部分については、第1実施形態又は第2実施形態と同一又は同様の作用及び効果が得られる。
図6に示す第4実施形態に係るカテーテル組立体10Dにおいて、カテーテル12dは、軸方向に沿って、互いに区別可能な複数の部位を有する。当該複数の部位は、隣り合う部位同士の硬さ(弾性率)が異なっている。具体的に、カテーテル12dは、当該複数の部位として、カテーテル本体72と、カテーテル本体72の先端部に設けられた柔軟部74とを有する。
カテーテル本体72は、カテーテル12dの最先端部を含む第1本体部72aと、第1本体部72aの基端側に隣接した第2本体部72bと、第2本体部72bの基端側に隣接した第3本体部72cと、第3本体部72cの基端側に隣接した第4本体部72dと、第4本体部72dの基端側に隣接した第5本体部72eと、第5本体部72eの基端側に隣接した第6本体部72fとを有する。
第1本体部72aは、先端方向に向かうにつれて外径が減少するテーパ形状を有する。第2本体部72bは、外径が軸方向に沿って一定のストレート形状を有する。第2本体部72bの径方向の厚さ(第2本体部72bを構成する周壁部の肉厚)は、柔軟部74の径方向の最大厚さよりも薄い。第3本体部72cは、先端方向に向かうにつれて外径が減少するテーパ形状を有する。第4本体部72dは、先端方向に向かうにつれて外径及び内径が減少するテーパ形状を有する。第5本体部72eは、先端方向に向かうにつれて外径が減少し且つ内径が一定の形状を有する。第6本体部72fは、外径及び内径が軸方向に沿って一定のストレート形状を有する。
柔軟部74は、カテーテル12dの最先端部を含み、カテーテル本体72よりも柔軟に構成されている。柔軟部74の最大外径は、カテーテル本体72の最大外径(第6本体部72fの外径)よりも小さい。柔軟部74と内針16との間には、柔軟部74の全長に亘って、カテーテル本体72が介在している。従って、柔軟部74の内周面は、内針16の外周面と密着していない。
カテーテル12dは、内針16の外周面と全周に亘って密着した密着部76を有する。密着部76では、カテーテル本体72と柔軟部74のうち、カテーテル本体72の内周面のみが内針16の外周面と密着している。
図7に示す第5実施形態に係るカテーテル組立体10Eにおいて、カテーテル12eは、軸方向に沿って、互いに区別可能な複数の部位を有する。当該複数の部位は、隣り合う部位同士の硬さ(弾性率)が異なっている。具体的に、カテーテル12eは、当該複数の部位として、カテーテル本体80と、カテーテル本体80の先端部に設けられた柔軟部82とを有する。
カテーテル本体80は、カテーテル本体80の最先端部を含む第1本体部80aと、第1本体部80aの基端側に隣接した第2本体部80bと、第2本体部80bの基端側に隣接した第3本体部80cと、第3本体部80cの基端側に隣接した第4本体部80dとを有する。
第1本体部80aは、先端方向に向かうにつれて外径が減少するテーパ形状を有する。第2本体部80bは、先端方向に向かうにつれて外径が減少するテーパ形状を有する。第3本体部80cは、外径が軸方向に沿って一定であり且つ内径が先端方向に向かうにつれて減少する形状を有する。第4本体部80dは、外径及び内径が軸方向に沿って一定のストレート形状を有する。
カテーテル12eの軸aに対する第1本体部80aの外周面の傾斜角度αは、カテーテル12eの軸aに対する第2本体部80bの外周面の傾斜角度βよりも小さい。他の態様において、カテーテル12eの軸aに対する第1本体部80aの外周面の傾斜角度αは、カテーテル12eの軸aに対する第2本体部80bの外周面の傾斜角度βと同じでもよい。
柔軟部82は、カテーテル本体80よりも柔軟に構成されている。柔軟部82は、柔軟部82の最先端部を含む第1柔軟部82aと、第1柔軟部82aの基端側に隣接した第2柔軟部82bと、第2柔軟部82bの基端側に隣接した第3柔軟部82cとを有する。第1柔軟部82aは、先端方向に向かうにつれて外径が減少するテーパ形状を有する。第2柔軟部82bは、外径が軸方向に一定のストレート形状を有する。第3柔軟部82cは、先端方向に向かうにつれて外径が減少するテーパ形状を有する。
図8に示す第6実施形態に係るカテーテル組立体10Fにおいて、カテーテル12fは、軸方向に沿って、互いに区別可能な複数の部位を有する。当該複数の部位は、隣り合う部位同士の硬さ(弾性率)が異なっている。具体的に、カテーテル12fは、当該複数の部位として、カテーテル本体86と、カテーテル本体86の先端部に設けられた柔軟部88とを有する。
カテーテル本体86は、カテーテル本体86の最先端部を含む第1本体部86aと、第1本体部86aの基端側に隣接した第2本体部86bと、第2本体部86bの基端側に隣接した第3本体部86cとを有する。
第1本体部86aは、先端方向に向かうにつれて外径が減少するテーパ形状を有する。第2本体部86bは、先端方向に向かうにつれて外径及び内径が減少するテーパ形状を有する。第3本体部86cは、外径及び内径が軸方向に沿って一定のストレート形状を有する。
柔軟部88は、カテーテル本体86よりも柔軟に構成されている。柔軟部88は、柔軟部88の最先端部を含む第1柔軟部88aと、第1柔軟部88aの基端側に隣接した第2柔軟部88bと、第2柔軟部88bの基端側に隣接した第3柔軟部88cとを有する。第1柔軟部88aは、先端方向に向かうにつれて外径が減少するテーパ形状を有する。第2柔軟部88bは、外径が軸方向に沿って一定のストレート形状を有する。第3柔軟部88cは、先端方向に向かうにつれて外径及び内径が減少するテーパ形状を有する。
カテーテル12fの軸aに対する第1本体部86aの外周面の傾斜角度θ1は、カテーテル12fの軸aに対する第1柔軟部88aの外周面の傾斜角度θ2と同じである。他の態様において、カテーテル12fの軸aに対する第1本体部86aの外周面の傾斜角度θ1は、カテーテル12fの軸aに対する第1柔軟部88aの外周面の傾斜角度θ2よりも大きい。
図9に示す第7実施形態に係るカテーテル組立体10Gにおいて、その初期状態で、カテーテル12gにおける導入路44の少なくとも基端44aは、カテーテル本体単体領域40Aの最先端部よりも先端側に設けられている。図9に示す側孔44Aは、その全体が、カテーテル本体単体領域40Aの最先端部よりも先端側に設けられている。より具体的には、導入路44の基端44aは、柔軟部単体領域40Bの軸方向中央位置Pc1と軸方向において同じ位置に設けられている。導入路44の基端44aは、柔軟部38のテーパ部38bの基端よりも先端側に設けられている。側孔44Aは、その全体が、柔軟部38のテーパ部38bの内周面に対向する位置に設けられている。他の態様において、導入路44の基端44a(あるいは側孔44Aの全体)は、柔軟部38のストレート部38aの内周面に対向する位置に設けられていてもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能である。

Claims (4)

  1. カテーテルと、
    前記カテーテルに挿通された内針と、を備え、
    前記カテーテルは、軸方向に沿って、互いに区別可能な複数の部位を有し、
    前記複数の部位は、隣り合う部位同士の硬さが異なっており、
    前記カテーテルは、前記複数の部位として、カテーテル本体と、前記カテーテル本体の先端部に設けられた柔軟部とを有し、
    前記柔軟部は、前記カテーテルの最先端部を含み、前記カテーテル本体よりも柔軟であり、
    前記カテーテルと前記内針との間には、フラッシュバック確認用の流路が形成され、
    前記内針には、前記流路と連通し、前記流路に血液を導入するための導入路が設けられ、
    前記導入路の基端は、前記柔軟部のうち前記カテーテル本体の最先端部よりも先端側に存在する部分の軸方向中央位置よりも先端側に設けられている、カテーテル組立体。
  2. カテーテルと、
    前記カテーテルに挿通された内針と、を備え、
    前記カテーテルは、軸方向に沿って、互いに区別可能な複数の部位を有し、
    前記複数の部位は、隣り合う部位同士の硬さが異なっており、
    前記カテーテルは、前記複数の部位として、カテーテル本体と、前記カテーテル本体の先端部に設けられた柔軟部とを有し、
    前記柔軟部は、前記カテーテルの最先端部を含み、前記カテーテル本体よりも柔軟であり、
    前記カテーテルと前記内針との間には、フラッシュバック確認用の流路が形成され、
    前記内針には、前記流路と連通し、前記流路に血液を導入するための導入路が設けられ、
    前記導入路の基端は、前記柔軟部のうち前記カテーテル本体の最先端部よりも先端側に存在する部分の軸方向中央位置と軸方向において同じ位置に設けられている、カテーテル組立体。
  3. カテーテルと、
    前記カテーテルに挿通された内針と、を備え、
    前記カテーテルは、軸方向に沿って、互いに区別可能な複数の部位を有し、
    前記複数の部位は、隣り合う部位同士の硬さが異なっており、
    前記カテーテルは、前記複数の部位として、カテーテル本体と、前記カテーテルの最先端部を含むカテーテル先端部と、前記カテーテル本体と前記カテーテル先端部との間に設けられたカテーテル中間部とを有し、
    前記カテーテルと前記内針との間には、フラッシュバック確認用の流路が形成され、
    前記内針には、前記流路と連通し、前記流路に血液を導入するための導入路が設けられ、
    前記導入路の基端は、前記カテーテル先端部と前記カテーテル中間部とを合わせた領域のうち前記カテーテル本体の最先端部よりも先端側に存在する部分の軸方向中央位置よりも先端側に設けられている、カテーテル組立体。
  4. カテーテルと、
    前記カテーテルに挿通された内針と、を備え、
    前記カテーテルは、軸方向に沿って、互いに区別可能な複数の部位を有し、
    前記複数の部位は、隣り合う部位同士の硬さが異なっており、
    前記カテーテルは、前記複数の部位として、カテーテル本体と、前記カテーテルの最先端部を含むカテーテル先端部と、前記カテーテル本体と前記カテーテル先端部との間に設けられたカテーテル中間部とを有し、
    前記カテーテルは、内周面の少なくとも一部に、前記内針の外周面と密着した密着部を有し、
    前記密着部では、前記カテーテル先端部と前記カテーテル中間部の両方が前記内針と密着している、カテーテル組立体。
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