JP7363586B2 - semiconductor equipment - Google Patents
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Description
この明細書における開示は、半導体装置に関する。 The disclosure in this specification relates to a semiconductor device.
特許文献1は、半導体装置を開示している。この半導体装置は、両面に主電極を有する半導体素子を備えている。先行技術文献の記載内容は、この明細書における技術的要素の説明として、参照により援用される。
特許文献1において、半導体素子の熱は、第1主電極に接合された導電性部材を介する経路と、第2主電極に接合された導電性部材を介する経路により、セラミックを材料とする絶縁部材に伝達される。導電性部材のそれぞれは、導電性接着剤を用いて絶縁部材に接合されており、熱抵抗が大きい。上述の観点において、または言及されていない他の観点において、電力変換装置にはさらなる改良が求められている。
In
開示されるひとつの目的は、放熱性に優れた半導体装置を提供することにある。 One object of the disclosure is to provide a semiconductor device with excellent heat dissipation.
ここに開示された半導体装置は、
半導体素子(40)と、配線基板(50)と、導電部材(60)と、を備え、
半導体素子は、一面に設けられた第1主電極(41C)と、一面とは反対の裏面に設けられた第2主電極(41E)と、を有し、
半導体素子は、配線基板と導電部材との間のみに配置され、
配線基板は、セラミックを材料とし、一面と対向する表面を有する絶縁基材(51)と、絶縁基材の表面上に設けられた金属体(52)であって、配線機能を提供し、第1主電極に接合された第1金属体(521)および第1金属体とは電気的に分離された少なくともひとつの第2金属体(522)と、を有し、
導電部材は、第2主電極に接合されるとともに、第2金属体に接合され、
第2金属体は、配線機能を提供しないダミー配線部である。
The semiconductor device disclosed herein is
Comprising a semiconductor element (40), a wiring board (50), and a conductive member (60),
The semiconductor element has a first main electrode (41C) provided on one surface and a second main electrode (41E) provided on the back surface opposite to the one surface ,
The semiconductor element is placed only between the wiring board and the conductive member,
The wiring board is made of ceramic and includes an insulating base material (51) having one surface and an opposing surface, and a metal body (52) provided on the surface of the insulating base material. A first metal body (521) joined to one main electrode and at least one second metal body (522) electrically isolated from the first metal body ,
The conductive member is joined to the second main electrode and to the second metal body ,
The second metal body is a dummy wiring section that does not provide a wiring function .
開示された半導体装置によると、半導体素子の熱は、第1主電極に接合された第1金属体を介して、セラミックを材料とする絶縁基材に伝達される。第1金属体は配線基板の金属体として提供されており、第1金属体と絶縁基材との接合界面の熱抵抗が小さい。また、半導体素子の熱は、第2主電極に接合された導電部材および第2金属体を介して、絶縁基材に伝達される。第2金属体も配線基板の金属体として提供されており、第2金属体と絶縁基材との接合界面の熱抵抗が小さい。この結果、放熱性に優れた半導体装置を提供することができる。 According to the disclosed semiconductor device, heat from the semiconductor element is transferred to the insulating base material made of ceramic through the first metal body joined to the first main electrode. The first metal body is provided as a metal body of a wiring board, and the thermal resistance of the bonding interface between the first metal body and the insulating base material is low. Moreover, the heat of the semiconductor element is transmitted to the insulating base material via the conductive member and the second metal body joined to the second main electrode. The second metal body is also provided as a metal body of the wiring board, and the thermal resistance of the bonding interface between the second metal body and the insulating base material is low. As a result, it is possible to provide a semiconductor device with excellent heat dissipation.
この明細書における開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲及びこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、及び効果は、後続の詳細な説明、及び添付の図面を参照することによってより明確になる。 The multiple aspects disclosed in this specification employ different technical means to achieve their respective objectives. The claims and the reference numerals in parentheses described in this section exemplarily indicate correspondence with parts of the embodiment described later, and are not intended to limit the technical scope. The objects, features, and advantages disclosed in this specification will become more apparent by reference to the subsequent detailed description and accompanying drawings.
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的に及び/又は構造的に対応する部分には同一の参照符号を付与する。本実施形態の半導体装置は、たとえば、回転電機を駆動源とする移動体の電力変換装置に適用される。移動体は、たとえば、電気自動車(EV)、ハイブリッド自動車(HV)、燃料電池車(FCV)などの車両、ドローンなどの飛行体、船舶、建設機械、農業機械である。以下では、車両に適用される例について説明する。 A plurality of embodiments will be described with reference to the drawings. In several embodiments, functionally and/or structurally corresponding parts are provided with the same reference symbols. The semiconductor device of this embodiment is applied, for example, to a power converter device for a moving object that uses a rotating electric machine as a drive source. The moving object is, for example, a vehicle such as an electric vehicle (EV), a hybrid vehicle (HV), or a fuel cell vehicle (FCV), a flying object such as a drone, a ship, a construction machine, or an agricultural machine. An example applied to a vehicle will be described below.
(第1実施形態)
先ず、図1に基づき、車両の駆動システムの概略構成について説明する。
(First embodiment)
First, based on FIG. 1, a schematic configuration of a vehicle drive system will be described.
<車両の駆動システム>
図1に示すように、車両の駆動システム1は、直流電源2と、モータジェネレータ3と、電力変換装置4を備えている。
<Vehicle drive system>
As shown in FIG. 1, a
直流電源2は、充放電可能な二次電池で構成された直流電圧源である。二次電池は、たとえばリチウムイオン電池、ニッケル水素電池である。モータジェネレータ3は、三相交流方式の回転電機である。モータジェネレータ3は、車両の走行駆動源、すなわち電動機として機能する。モータジェネレータ3は、回生時に発電機として機能する。電力変換装置4は、直流電源2とモータジェネレータ3との間で電力変換を行う。
The
<電力変換装置>
次に、図1に基づき、電力変換装置4の回路構成について説明する。電力変換装置4は、平滑コンデンサ5と、インバータ6を備えている。
<Power converter>
Next, the circuit configuration of the
平滑コンデンサ5は、主として、直流電源2から供給される直流電圧を平滑化する。平滑コンデンサ5は、高電位側の電力ラインであるPライン7と低電位側の電力ラインであるNライン8との間に接続されている。Pライン7は直流電源2の正極に接続され、Nライン8は直流電源2の負極に接続されている。平滑コンデンサ5の正極は、直流電源2とインバータ6との間において、Pライン7に接続されている。同じく負極は、直流電源2とインバータ6との間において、Nライン8に接続されている。
The
インバータ6は、DC-AC変換回路である。インバータ6は、図示しない制御回路によるスイッチング制御にしたがって、直流電圧を三相交流電圧に変換し、モータジェネレータ3へ出力する。これにより、モータジェネレータ3は、所定のトルクを発生するように駆動する。インバータ6は、車両の回生制動時、車輪からの回転力を受けてモータジェネレータ3が発電した三相交流電圧を、制御回路によるスイッチング制御にしたがって直流電圧に変換し、Pライン7へ出力する。このように、インバータ6は、直流電源2とモータジェネレータ3との間で双方向の電力変換を行う。
インバータ6は、三相分の上下アーム回路9を備えて構成されている。上下アーム回路9は、レグと称されることがある。上下アーム回路9は、上アーム9Hと、下アーム9Lをそれぞれ有している。上アーム9Hと下アーム9Lは、上アーム9HをPライン7側として、Pライン7とNライン8との間で直列接続されている。上アーム9Hと下アーム9Lとの接続点は、出力ライン10を介して、モータジェネレータ3における対応する相の巻線に接続されている。インバータ6は、6つのアームを有している。
The
本実施形態では、各アームを構成するスイッチング素子として、nチャネル型の絶縁ゲートバイポーラトランジスタ11(以下、IGBT11と示す)を採用している。IGBT11のそれぞれには、還流用のダイオード12が逆並列に接続されている。上アーム9Hにおいて、IGBT11のコレクタが、Pライン7に接続されている。下アーム9Lにおいて、IGBT11のエミッタが、Nライン8に接続されている。そして、上アーム9HにおけるIGBT11のエミッタと、下アーム9LにおけるIGBT11のコレクタが相互に接続されている。ダイオード12のアノードは対応するIGBT11のエミッタに接続され、カソードはコレクタに接続されている。
In this embodiment, an n-channel type insulated gate bipolar transistor 11 (hereinafter referred to as IGBT 11) is employed as a switching element constituting each arm. A freewheeling
電力変換装置4は、電力変換回路として、コンバータをさらに備えてもよい。コンバータは、直流電圧を異なる値の直流電圧に変換するDC-DC変換回路である。コンバータは、直流電源2と平滑コンデンサ5との間に設けられる。コンバータは、たとえばリアクトルと、上記した上下アーム回路9を備えて構成される。電力変換装置4は、直流電源2からの電源ノイズを除去するフィルタコンデンサを備えてもよい。フィルタコンデンサは、直流電源2とコンバータとの間に設けられる。
The
電力変換装置4は、インバータ6などを構成するスイッチング素子の駆動回路を備えてもよい。駆動回路は、制御回路の駆動指令に基づいて、対応するアームのIGBT11のゲートに駆動電圧を供給する。駆動回路は、駆動電圧の印加により、対応するIGBT11を駆動、すなわちオン駆動、オフ駆動させる。駆動回路は、ドライバと称されることがある。
The
電力変換装置4は、スイッチング素子の制御回路を備えてもよい。制御回路は、IGBT11を動作させるための駆動指令を生成し、駆動回路に出力する。制御回路は、図示しない上位ECUから入力されるトルク要求、各種センサにて検出された信号に基づいて、駆動指令を生成する。各種センサとして、たとえば電流センサ、回転角センサ、電圧センサがある。電流センサは、各相の巻線に流れる相電流を検出する。回転角センサは、モータジェネレータ3の回転子の回転角を検出する。電圧センサは、平滑コンデンサ5の両端電圧を検出する。制御回路は、駆動指令としてPWM信号を出力する。制御回路は、たとえばマイコン(マイクロコンピュータ)を備えて構成されている。ECUは、Electronic Control Unitの略称である。PWMは、Pulse Width Modulationの略称である。
The
<半導体装置>
次に、図2~図5に基づき、電力変換装置4(インバータ6)を構成する半導体装置について説明する。図2は、半導体装置20を封止樹脂体30の一面30a側から見た平面図であり、図3は、裏面30b側から見た平面図である。図4は、半導体装置20の内部構造を示すために、絶縁基材51よりも一面30a側の封止樹脂体30を省略した部分断面図である。図5は、図2のV-V線に沿う断面図である。
<Semiconductor device>
Next, a semiconductor device constituting the power conversion device 4 (inverter 6) will be described based on FIGS. 2 to 5. FIG. 2 is a plan view of the
以下では、半導体素子40の板厚方向をZ方向と示す。また、Z方向に直交する一方向をX方向と示し、Z方向およびX方向の両方向に直交する方向をY方向と示す。特に断わりのない限り、Z方向から平面視した形状、換言すればX方向およびY方向により規定されるXY面に沿う形状を平面形状とする。Z方向からの平面視を、単に平面視と示すことがある。
In the following, the thickness direction of the
図2、図3、図4、および図5に示すように、半導体装置20は、封止樹脂体30と、半導体素子40と、配線基板50と、導電部材60と、外部接続端子70を備えている。本実施形態の半導体装置20は、ひとつのアームを構成する。6つの半導体装置20により、インバータ6が構成される。
As shown in FIGS. 2, 3, 4, and 5, the
封止樹脂体30は、半導体装置20を構成する他の要素の一部を封止している。他の要素の残りの部分は、封止樹脂体30の外に露出している。封止樹脂体30は、たとえばエポキシ系樹脂を材料として形成されている。封止樹脂体30は、たとえばトランスファモールド法により成形されている。封止樹脂体30は平面略矩形状をなしている。封止樹脂体30は、一面30aと、Z方向において一面30aとは反対の面である裏面30bを有している。一面30aおよび裏面30bは、たとえば平坦面となっている。
The sealing
半導体素子40は、シリコン(Si)、シリコンよりもバンドギャップが広いワイドバンドギャップ半導体などを材料とする半導体基板に、素子が形成されてなる。ワイドバンドギャップ半導体としては、たとえばシリコンカーバイド(SiC)、窒化ガリウム(GaN)、酸化ガリウム(Ga2O3)、ダイヤモンドがある。半導体素子40は、半導体チップと称されることがある。
The
素子は、Z方向に主電流が流れるように縦型構造をなしている。縦型素子として、IGBT、MOSFET、ダイオードなどを採用することができる。本実施形態では、縦型素子として、ひとつのアームを構成するIGBT11およびダイオード12が形成されている。縦型素子は、RC(Reverse Conducting)-IGBTである。半導体素子40は、図示しないゲート電極を有している。ゲート電極は、たとえばトレンチ構造をなしている。
The element has a vertical structure so that the main current flows in the Z direction. IGBT, MOSFET, diode, etc. can be used as the vertical element. In this embodiment, an
半導体素子40は、自身の板厚方向、すなわちZ方向における両面に、素子の主電極を有している。具体的には、主電極として、一面側にコレクタ電極41Cを有し、コレクタ電極41Cの形成面とは反対の面にエミッタ電極41Eを有している。コレクタ電極41Cはダイオード12のカソード電極を兼ねており、エミッタ電極41Eはダイオード12のアノード電極を兼ねている。コレクタ電極41Cが第1主電極に相当し、エミッタ電極41Eが第2主電極に相当する。
The
半導体素子40は、平面略矩形状をなしている。コレクタ電極41Cは、半導体基板の一面のほぼ全面に形成されている。半導体素子40は、裏面においてエミッタ電極41Eとは異なる位置に形成された図示しないパッドを有している。エミッタ電極41Eおよびパッドは、半導体基板の裏面に設けられた図示しない保護膜からそれぞれ露出している。エミッタ電極41Eは、半導体素子40の裏面の一部分に形成されている。パッドは、信号用の電極である。パッドは、IGBT11用のゲートパッドなどを含んでいる。
The
配線基板50は、絶縁基材51と、金属体52、53を有している。絶縁基材51は、セラミックを材料として形成された板状の部材である。絶縁基材51は、セラミック基板と称されることがある。セラミックとしては、熱伝導性が良好な、酸化物系セラミック、窒化物系セラミックを採用することができる。より詳しくは、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化シリコン(シリコンナイトライド)などを採用することができる。絶縁基材51は、平面略矩形状をなしている。
The
配線基板50は、Z方向において、半導体素子40の一面側、すなわちコレクタ電極41C側に配置されている。絶縁基材51は、半導体素子40の一面と対向する側の面である表面51aと、Z方向において表面51aとは反対の面である裏面51bを有している。絶縁基材51の表面51aに金属体52が設けられ、裏面51bに金属体53が設けられている。金属体52が表面金属体に相当し、金属体53が裏面金属体に相当する。
The
金属体52、53は、たとえば、金属板、金属箔、金属膜として提供される。本実施形態では、配線基板50として、DBC(Direct Bonded Copper)基板を採用している。金属体52、53は、銅(Cu)板、または、銅箔として提供される。金属体52、53の厚みは、たとえば0.2mm~0.8mm程度である。金属体52、53のそれぞれは、絶縁基材51(たとえばアルミナ)に直接接合されている。配線基板50は、銅が貼り付けられた厚銅基板である。
The
金属体52の少なくとも一部は、配線機能を提供する。金属体52は、第1金属体521と、第1金属体521とは電気的に分離(絶縁分離)された第2金属体522を有している。第1金属体521上には、半導体素子40が配置されている。第1金属体521は、配線機能を提供する。第1金属体521は、コレクタ電極41Cに接合されており、コレクタ配線部として機能する。第1金属体521は、接合部材80を介して、コレクタ電極41Cに接続されている。第1金属体521は、半導体素子40と積層体を形成する。積層体の積層方向は、Z方向に略平行である。
At least a portion of the
接合部材80は、金属体52、53と絶縁基材51との接合に較べて、低温での接合が可能な部材である。たとえば、はんだや、銀(Ag)、銅などの金属焼結体を採用することができる。本実施形態では、接合部材80として、はんだを採用している。第1金属体521とコレクタ電極41Cとが、はんだ接合されている。
The joining
第2金属体522は、導電部材60に接合されている。本実施形態の第2金属体522は、配線機能を提供しないダミー配線部である。第2金属体522も、接合部材80を介して、導電部材60に接続されている。第2金属体522と導電部材60とが、はんだ接合されている。第1金属体521および第2金属体522は、半導体素子40の熱を絶縁基材51側に伝達する。
The
図4および図5に示すように、絶縁基材51の表面51aには、ひとつの第1金属体521と、2つの第2金属体522が配置されている。第1金属体521および第2金属体522のそれぞれは、X方向を短手方向、Y方向を長手方向とする平面略形状をなしている。X方向において、2つの第2金属体522の間に、第1金属体521が配置されており、第2金属体522、第1金属体521、第2金属体522の順に並んでいる。第2金属体522のそれぞれと第1金属体521との間には、電気的に分離するための所定の隙間が設けられている。
As shown in FIGS. 4 and 5, one
第1金属体521は、平面視において半導体素子40を内包するように設けられている。Y方向の長さは、半導体素子40よりも長く、第1金属体521と第2金属体522とで互いに略等しい。X方向の長さは、半導体素子40が配置される第1金属体521のほうが、第2金属体522のそれぞれよりも長い。金属体52は、X方向において絶縁基材51を二等分する仮想的な中心線CLに対して、線対称配置である。Z方向の長さ、すなわち厚みは、第1金属体521と第2金属体522とで互いに略等しい。
The
金属体53は、絶縁基材51によって、金属体52とは電気的に分離されている。金属体53は、放熱板(ヒートシンク)として機能する。金属体53は、平面視において、金属体52とほぼ一致するように設けられている。金属体53は、平面視において、第1金属体521と第2金属体522との間の隙間に重なる部分にも配置されている。金属体53は、ひとつの第1金属体521、2つの第2金属体522、および2つの隙間を内包する平面略矩形状をなしている。金属体53の厚みは、金属体52の厚み以上である。本実施形態では、金属体52、53の厚みが略等しい。金属体53における絶縁基材51との接合面と反対の面は、裏面30bと略面一の状態で、封止樹脂体30から露出している。金属体53が露出面53aを有することで、半導体装置20の外へ効果的に放熱することができる。
The
導電部材60は、配線機能および放熱(伝熱)機能を提供すべく、導電性、熱伝導性に優れた導電材料を用いて形成されている。本実施形態では、銅、銅合金などの金属を材料として平板状をなしている。導電部材60は、接合部材80を介してエミッタ電極41Eに接続されている。導電部材60は、エミッタ電極41Eに、はんだ接合されている。上記したように、導電部材60は、ダミー配線部である第2金属体522に、はんだ接合されている。導電部材60は、エミッタ配線部として機能する。導電部材60は、半導体素子40の熱を、第2金属体522に伝達する。
The
図4に示すように、導電部材60は、X方向を長手方向、Y方向を短手方向とする平面略矩形状をなしている。平面視において、導電部材60は、半導体素子40を内包している。長手方向において、導電部材60の一方の端部が、第2金属体522のひとつに接合され、他方の端部が第2金属体522の他のひとつに接合されている。そして、導電部材60の中央部が、エミッタ電極41Eに接合されている。理想的な実装状態において、導電部材60も、中心線CLを対称軸として線対称である。
As shown in FIG. 4, the
X方向の長さは、金属体52のX方向の両端間の長さとほぼ等しい。Y方向の長さは、導電部材60のほうが金属体52よりも短い。本実施形態では、導電部材60が、平面視において第1金属体521の一方の端部付近と重ならないように配置されている。図5に示すように、Z方向の長さ(厚み)は、導電部材60のほうが、金属体52よりも厚い。
The length in the X direction is approximately equal to the length between both ends of the
外部接続端子70は、銅、銅合金などの金属材料を用いて形成されている。外部接続端子70は、主電極に接続された主端子として、コレクタ端子70Cと、エミッタ端子70Eを有している。コレクタ端子70Cは、Y方向に延びており、封止樹脂体30の内外にわたって配置されている。封止樹脂体30内において、コレクタ端子70Cの一端は、はんだなどの図示しない接合部材を介して、第1金属体521に接合されている。図4に示すように、コレクタ端子70Cは、第1金属体521において導電部材60が重ならない部分(一端)に接合されている。コレクタ端子70Cは、第1金属体521を介して、コレクタ電極41Cに電気的に接続されている。コレクタ端子70Cの他端は、封止樹脂体30の外に位置している。
The
エミッタ端子70Eは、Y方向であって、コレクタ端子70Cとは反対側に延びている。エミッタ端子70Eも、封止樹脂体30の内外にわたって配置されている。エミッタ端子70Eは、封止樹脂体30内において、エミッタ配線部を構成する導電部材60に連なっている。エミッタ端子70Eは、導電部材60に対して一体的に設けられることで連なってもよいし、別部材として設けられ、接合により連なってもよい。本実施形態のエミッタ端子70Eは、導電部材60に対して一体的に設けられている。
The
外部接続端子70は、半導体素子40のパッドに接続された信号端子70Sを有している。信号端子70Sは、たとえば、図示しないボンディングワイヤを介して、半導体素子40のパッドに接続されている。信号端子70Sは、たとえば、コレクタ端子70Cと共通のリードフレームに構成されている。本実施形態の半導体装置20は、3本の信号端子70Sを備えている。信号端子70Sは、X方向においてコレクタ端子70Cと並んで配置されている。
The
なお、外部接続端子は、必要に応じて屈曲部を有してもよい。たとえば、制御回路や駆動回路が形成された回路基板が、Z方向において一面30aの上方に配置される場合、信号端子70Sは、封止樹脂体30の外に屈曲部を有し、屈曲部よりも先端側の部分は、Z方向に延設されて回路基板に実装される。
Note that the external connection terminal may have a bent portion as necessary. For example, when a circuit board on which a control circuit and a drive circuit are formed is arranged above one
<第1実施形態のまとめ>
図5において、二点鎖線の矢印は、半導体素子40から配線基板50への伝熱経路を示している。本実施形態の半導体装置20によると、通電により半導体素子40が生じた熱は、コレクタ電極41Cに接合された第1金属体521を介して、セラミックを材料とする絶縁基材51に伝達される。第1金属体521は配線基板50の金属体52として提供されており、第1金属体521と絶縁基材51との接合界面の熱抵抗が小さい。
<Summary of the first embodiment>
In FIG. 5 , a two-dot chain arrow indicates a heat transfer path from the
また、半導体素子40の熱は、エミッタ電極41Eに接合された導電部材60および第2金属体522を介して、絶縁基材51に伝達される。第2金属体522も配線基板50の金属体52として提供されており、第2金属体522と絶縁基材51との接合界面の熱抵抗が小さい。この結果、導電性接着剤による接着接合に較べて、放熱性に優れた半導体装置20を提供することができる。両面側から半導体素子40の熱を逃がしつつ、半導体装置20のひとつの面(裏面30b)側から放熱することができる。
Further, the heat of the
特に本実施形態では、金属体52(521,522)と、絶縁基材51とが、直接接合されている。接合材を用いないため、接合界面の熱抵抗をより小さくし、放熱性を高めることができる。
In particular, in this embodiment, the metal body 52 (521, 522) and the insulating
さらに本実施形態では、配線基板50が、絶縁基材51の裏面51bに接合された金属体53を有している。半導体素子40の熱は、絶縁基材51を介して金属体53に伝達される。よって、放熱性を高めることができる。また、裏面51b側にも金属を配置することで、半導体装置20に反りが生じるのを抑制することができる。絶縁基材51の表面51a側には、金属体52だけでなく、半導体素子40や導電部材60が配置されている。よって、表面51a側の構造体とのバランスがとれるように、金属体53を金属体52よりも厚くしてもよい。
Furthermore, in this embodiment, the
厚銅基板である配線基板50において、絶縁基材51と金属体52との接合方法は、上記した直接接合に限定されない。図6に示す変形例のように、活性金属を含むろう材54により接合してもよい。図6は、図5に対応している。ろう材54は、チタン(Ti)などの活性金属を含んだAg系、Cu系、Ag-Cu系の接合材である。図6では、金属体53も、ろう材54により絶縁基材51に接合されている。ろう材54は、窒化物セラミックを材料とする絶縁基材51に好適である。ろう材54を用いることで、接合界面での濡れ性が良好となり、熱抵抗を小さくすることができる。また、金属体52がアルミニウムの場合、アルミ溶湯接合法を用いてもよい。
In the
いずれの接合方法でも、絶縁基材51と金属体52(53)を接合して厚銅基板を形成する際には、高温状態にする必要である。たとえば、直接接合法の場合、銅の融点直下、具体的には1000~1100℃程度の加熱が必要である。半導体素子のコレクタ電極と第1金属体との接合部、エミッタ電極と導電部材との接合部、導電部材と第2金属体との接合部にも、上記した高温での接合を採用すると、加熱状態から常温に戻したときの温度差による残留歪が半導体素子に作用してしまう。
In any of the bonding methods, when bonding the insulating
これに対し、本実施形態では、配線基板50を形成する接合よりも低温での接合が可能な接合部材80(たとえば、はんだ)を用いている。接合部材80は、200~300℃での接合が可能である。したがって、半導体素子40に作用する残留歪、すなわち素子歪を低減することができる。また、金属体52と絶縁基材51との接合には、厚銅基板を形成する接合法(たとえば、直接接合法)を用いるため、上記したように熱抵抗を小さくすることができる。また、絶縁基材51(セラミック)と金属体52(53)との接合部において、接続信頼性を確保することができる。
In contrast, in this embodiment, a bonding member 80 (for example, solder) that can be bonded at a lower temperature than the bonding that forms the
さらに本実施形態では、第2金属体522が、配線機能を提供しないダミー配線部である。配線基板50において回路が形成される表面51a側に、配線機能を提供しない第2金属体522を敢えて設けることで、絶縁基材51との接合界面の熱抵抗を小さくし、これにより放熱性を高めることができる。
Furthermore, in this embodiment, the
さらに本実施形態では、導電部材60が、平面視において第1金属体521と半導体素子40との積層体を跨ぐように配置されている。導電部材60において、2つの第2金属体522との接合部の間に、半導体素子40(エミッタ電極41E)との接合部が位置している。これにより、半導体素子40の熱が、導電部材60においてZ方向と直交する方向(X方向)に拡散する。したがって、放熱性を高めることができる。本実施形態では、中心線CLに対して線対称配置である。対称性がよいため、反りを抑制することができる。
Furthermore, in this embodiment, the
導電部材60の厚みは、上記した例に限定されない。導電部材60の厚みを、金属体52の厚み以下にしてもよい。本実施形態では、導電部材60が金属体52よりも厚いため、導電部材60においてZ方向と直交する方向に熱が拡散しやすい。これによっても、放熱性を高めることができる。導電部材60の線膨張係数を、金属体52と異ならせてもよい。たとえば、導電部材60の線膨張係数を、少なくともZ方向において金属体52よりも小さくすることで、素子歪を低減することができる。
The thickness of the
導電部材60の形状は、平板状に限定されない。たとえば、図7に示す変形例のように、導電部材60が、本体部61と、本体部61に連なる凸部62a、62bを有してもよい。図7は、図5に対応している。導電部材60は、異形条である。凸部62a、62bは、本体部61における半導体素子40側の面から突出している。凸部62aは、平面視においてエミッタ電極41Eと重なる位置に設けられており、凸部62aの先端がエミッタ電極41Eに接合されている。凸部62bは、平面視において第2金属体522と重なる位置に設けられており、凸部62bの先端が第2金属体522に接合されている。凸部62aを設けることで、信号端子70Sを半導体素子40のパッドに接続しやすくなる。凸部62bを設けることで、導電部材60と第2金属体522との間に介在する接合部材80を薄くし、放熱性を高めることができる。凸部62a、62bの一方のみを有する構成としてもよい。
The shape of the
図8に示す変形例のように、凸部62aを本体部61から分離し、ターミナル63としてもよい。図8は、図5に対応している。ターミナル63は、接合部材64を介して本体部61に連なっている。接合部材64としては、接合部材80と同じ材料を用いることができる。これによれば、図7と同等の効果を奏することができる。接合部材64が介在する分、図7の構成に較べて、エミッタ側の伝熱経路において熱抵抗が大きくなる。なお、凸部62bを、本体部61から分離してもよい。
As in a modification shown in FIG. 8, the
金属体52のパターン、および/または、外部接続端子70の配置は、上記した例に限定されない。図9に示す変形例のように、エミッタ端子70Eを、コレクタ端子70Cと同じ側に延設してもよい。図9は、図4に対応している。X方向において、エミッタ端子70Eはコレクタ端子70Cと並んでいる。これにより、配線インダクタンスを低減することができる。
The pattern of the
図10に示す変形例のように、エミッタ端子70Eの延設方向を、コレクタ端子70Cの延設方向と異なる方向としてもよい。図10は、図4に対応している。エミッタ端子70Eは、導電部材60におけるX方向の一端に連なり、X方向に延設されている。
As in the modification shown in FIG. 10, the direction in which the
(第2実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例であり、先行実施形態の記載を援用できる。先行実施形態では、第2金属体522がダミー配線部の例を示した。これに代えて、第2金属体522に配線機能をもたせてもよい。
(Second embodiment)
This embodiment is a modification based on the previous embodiment, and the description of the previous embodiment can be used. In the preceding embodiment, the
図11は、本実施形態の半導体装置20を示す部分断面図であり、図4に対応している。配線基板50は、第2金属体522として、配線機能を提供する第2金属体522Aと、配線機能を提供しない第2金属体522Bを有している。そして、第2金属体522Aにエミッタ端子70Eが接合されている。それ以外の構成は、先行実施形態に記載の構成(図4参照)と同じである。よって、先行実施形態に記載の効果を奏することができる。
FIG. 11 is a partial cross-sectional view showing the
<第2実施形態のまとめ>
本実施形態では、エミッタ端子70Eが、第2金属体522Aおよび導電部材60を介して、エミッタ電極41Eに電気的に接続されている。第2金属体522Aに配線機能をもたせることで、エミッタ端子70Eの引き回しの自由度を向上することができる。また、エミッタ端子70Eを、コレクタ端子70Cや信号端子70Sと共通のリードフレームに構成することもできる。
<Summary of the second embodiment>
In this embodiment, the
図11では、エミッタ端子70EをX方向に延設する例を示したが、これに限定されない。Y方向に延設してもよい。さらには、図9のように、コレクタ端子70Cと同じ側に延設してもよい。
Although FIG. 11 shows an example in which the
(第3実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例であり、先行実施形態の記載を援用できる。先行実施形態では、2つの第2金属体522の間に第1金属体521が配置され、これにより導電部材60が半導体素子40と第1金属体521との積層体を跨いでいた。導電部材60が積層体を跨ぐ態様は、上記に限定されない。
(Third embodiment)
This embodiment is a modification based on the previous embodiment, and the description of the previous embodiment can be used. In the preceding embodiment, the
図12は、本実施形態の半導体装置20を示す部分断面図であり、図4に対応している。図12では、便宜上、外部接続端子70を省略している。第2金属体522は、平面略C字状(換言すればコの字状)をなしている。第2金属体522は、平面略形状をなす第1金属体521の三辺と対向している。第2金属体522は、ひとつのX方向延設部と、2つのY方向延設部を有している。X方向延設部の両端に、Y方向延設部が連なっている。
FIG. 12 is a partial cross-sectional view showing the
導電部材60は、平面略形状をなしており、半導体素子40、第2金属体522のX方向延設部および2つのY方向延設部と重なるように配置されている。導電部材60は、接合部材80を介して、X方向延設部および2つのY方向延設部のそれぞれに接合されている。導電部材60と第2金属体522との間には、たとえば、平面略C字状の接合部が形成される。
The
<第3実施形態のまとめ>
本実施形態においても、導電部材60において、第2金属体522との接合部の間に、半導体素子40(エミッタ電極41E)との接合部が位置している。具体的には、導電部材60において、2つのY方向延設部との接合部の間に、半導体素子40との接合部が位置している。また、導電部材60において、X方向延設部との接合部とY方向延設部との接合部の間に、半導体素子40との接合部が位置している。これにより、半導体素子40の熱が、導電部材60においてZ方向と直交する方向(X方向およびY方向)に拡散する。したがって、放熱性を高めることができる。
<Summary of the third embodiment>
Also in this embodiment, in the
図13に示す変形例のように、平面略L字状をなす導電部材60を採用してもよい。図13は、図12に対応している。配線基板50は、2つの第2金属体522を有している。第2金属体522のひとつは、X方向において第1金属体521と並んでいる。第2金属体522の他のひとつは、Y方向において第1金属体521と並んでいる。導電部材60において、2つの第2金属体522との接合部の間に、半導体素子40との接合部が位置している。これにより、半導体素子40の熱が、導電部材60においてZ方向と直交する方向(X方向およびY方向)に拡散する。したがって、放熱性を高めることができる。図13では、2つの第2金属体522としたが、平面略L字状の第2金属体522を採用してもよい。
As in a modification shown in FIG. 13, a
(第4実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例であり、先行実施形態の記載を援用できる。先行実施形態では、導電部材60が積層体を跨いでいた。これに代えて、積層体を跨がないように導電部材60を配置してもよい。
(Fourth embodiment)
This embodiment is a modification based on the previous embodiment, and the description of the previous embodiment can be used. In the previous embodiment, the
図14は、本実施形態の半導体装置20を示す部分断面図であり、図12に対応している。配線基板50は、ひとつの第2金属体522を有している。第2金属体522は、X方向において第1金属体521の一端側にのみ配置されている。すなわち、先行実施形態に記載の構成(図4参照)に対して、第2金属体522のひとつを排除した構成となっている。導電部材60は、X方向に延設されている。平面視において、導電部材60の端部のひとつが積層体と重なり、端部の他のひとつが第2金属体522と重なっている。このように、導電部材60は、積層体を跨いでいない。
FIG. 14 is a partial cross-sectional view showing the
<第4実施形態のまとめ>
上記したように、導電部材60は、積層体を跨いでいない。このような構成においても、積層体を跨ぐことによる効果を除いて、先行実施形態に記載の構成と同等の効果を奏することができる。
<Summary of the fourth embodiment>
As described above, the
(第5実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例であり、先行実施形態の記載を援用できる。先行実施形態では、導電部材60として、金属部材の例を示した。すなわち、導電部材60が熱伝導等方性を有していた。これに代えて、熱伝導異方性を有する導電部材を用いてもよい。
(Fifth embodiment)
This embodiment is a modification based on the previous embodiment, and the description of the previous embodiment can be used. In the preceding embodiment, a metal member was used as the
図15は、本実施形態の半導体装置20を示す断面図であり、図5に対応している。半導体装置20は、熱伝導異方性を有する導電部材60Aを備えている。本実施形態の導電部材60Aは、グラファイトを材料とする板材65をその板厚方向に複数枚積層し、一体化して構成されている。導電部材60Aは、たとえば、複数の板材65を積層した後に焼付けすることによって、或いは、ガス状とした材料(グラファイト材料)を平面の上に順次吹き付けていくことで、形成される。
FIG. 15 is a cross-sectional view showing the
グラファイトは、炭素原子が隣接の炭素原子と平面内で3方向に共有結合を形成し、縮合六員環を形成した構造(層状構造)を有しており、各層間をファンデルワールス力で結び付けた異方性を有している。この層状構造のため、層に対して平行方向と垂直方向で性質が異なっている。具体的には、互いに直交する関係にある3軸方向のうち、2軸方向、すなわち上記平行方向に高熱伝導性(1000W/mK程度)を有し、残りの1軸方向、すなわち上記垂直方向に平行方向よりも低い熱伝導性(5~200W/mK程度)を有する。すなわち、熱伝導の異方性を有している。 Graphite has a structure (layered structure) in which carbon atoms form covalent bonds with adjacent carbon atoms in three directions within a plane to form a condensed six-membered ring, and each layer is connected by van der Waals forces. It has anisotropy. Because of this layered structure, the properties are different in the parallel and perpendicular directions to the layers. Specifically, it has high thermal conductivity (approximately 1000 W/mK) in two of the three axes that are orthogonal to each other, that is, the above-mentioned parallel direction, and has high thermal conductivity (about 1000 W/mK) in the remaining one axis direction, that is, the above-mentioned perpendicular direction. It has lower thermal conductivity (approximately 5 to 200 W/mK) than in the parallel direction. That is, it has anisotropy of heat conduction.
板材65は平面長方形をなしており、その板厚方向が、グラファイトの上記垂直方向と一致し、平面長方向の長手方向及び短手方向がグラファイトの上記平行方向と一致している。よって、導電部材60Aは、X方向およびY方向に高熱伝導性を有している。
The
導電部材60Aは、板材65による積層体の表面に、接合部材80との接合性を向上させるための金属層66を有している。金属層66は、スパッタや蒸着などの物理的堆積法やめっき法により形成されるものであり、積層体において少なくとも半導体素子40側の面に形成されている。金属層66は、単層構造でもよいし、多層構造でもよい。それ以外の構成は、先行実施形態に記載の構成(図5参照)と同じである。
The
<第5実施形態のまとめ>
本実施形態の導電部材60Aは、Z方向に直交する方向の熱伝導率が、Z方向の熱伝導率よりも高くなるように、配置されている。これにより、半導体素子40のエミッタ電極41E側から伝達された熱を、Z方向に直交する方向、すなわちXY平面内に効果的に拡散することができる。半導体素子40の熱が、半導体素子40の直上から、半導体素子40と重ならない位置に拡がる。よって、放熱性を向上することができる。
<Summary of the fifth embodiment>
The
導電部材60Aの構成材料は、グラファイトに限定されない。熱伝導異方性を有するものであれば採用することができる。
The constituent material of the
グラファイトの板材65を積層した導電部材60Aの場合、上記したように、Z方向の熱伝導率が、Z方向に直交する方向の熱伝導率よりも低い。そこで、図16に示す変形例のように、導電部材60Aに金属柱67を設けてもよい。図16は、図15に対応している。金属柱67は、板材65に形成された貫通孔内に、金属が配置されて形成されている。貫通孔は、板材65による積層体を、Z方向に貫通している。貫通孔は、金属層66を底としてもよいし、積層体を金属層66ごと貫通してもよい。
In the case of the
金属は、積層体の貫通孔を少なからず埋めている。貫通孔を完全に埋めていてもよいし、孔中心付近に空洞部を有してもよい。金属柱67は、導電部材60Aを実装する前に、予め形成されてもよいし、実装時に形成されてもよい。本実施形態では、貫通孔の壁面に、接合部材80に対する濡れ性が良好な金属薄膜が設けられ、貫通孔内に接合部材80(たとえば、はんだ)が濡れ拡がって、金属柱67が形成されている。導電部材60Aは、複数の金属柱67を有している。金属柱67の一部は、平面視において、エミッタ電極41Eと重なる位置に形成されている。別の金属柱67は、平面視において、第2金属体522と重なる位置に形成されている。
The metal fills a considerable amount of the through holes in the laminate. The through hole may be completely filled, or a hollow portion may be provided near the center of the hole. The
このように、導電部材60Aに金属柱67を設けることで、Z方向に直交する方向へ拡散した熱を、金属柱67によりZ方向に伝達することができる。よって、エミッタ電極E41E側の伝熱経路による放熱性を高めることができる。
In this way, by providing the
グラファイトの板材65を有する導電部材60Aの配置は、上記した例に限定されない。たとえば、図17に示す変形例のように、複数の板材65をY方向に積層した構成としてもよい。図17は、図4に対応しており、便宜上、外部接続端子70を省略している。この場合、板厚方向であるY方向において熱伝導性が低く、X方向およびZ方向において熱伝導性が高い。よって、半導体素子40の熱を、導電部材60AにおいてZ方向およびX方向に伝達し、第2金属体522に伝えることができる。
The arrangement of the
(第6実施形態)
この実施形態は、先行する実施形態を基礎的形態とする変形例であり、先行実施形態の記載を援用できる。先行実施形態では、熱伝導異方性の導電部材60Aを用いた。これに代えて、ヒートパイプを用いてもよい。
(Sixth embodiment)
This embodiment is a modification based on the previous embodiment, and the description of the previous embodiment can be used. In the preceding embodiment, the
図18は、本実施形態の半導体装置20を示す断面図であり、図5に対応している。半導体装置20は、導電部材60Bを備えている。導電部材60Bは、密閉パイプ68と、密閉パイプ68内に配置された液体69を有している。このような導電部材60Bは、ヒートパイプと称されることがある。密閉パイプ68は密閉容器である。密閉パイプ68は、たとえば溶接により、端部が閉じられてなる。液体69は、水などの、動作環境において蒸発(気化)と凝縮(液化)可能な液体である。それ以外の構成は、先行実施形態に記載の構成(図5参照)と同じである。
FIG. 18 is a cross-sectional view showing the
<第6実施形態のまとめ>
図18中の一点鎖線の矢印は、液体69およびその蒸気の移動を示している。導電部材60B(ヒートパイプ)によれば、半導体素子40の熱により、半導体素子40の直上部分の温度が上昇し、液体69が蒸発する。このとき、蒸発潜熱を吸収する。蒸気は、導電部材60Bにおいて温度が低い部分に高速で移動する。導電部材60Bは、接合部材80を介して配線基板50の第2金属体522に接続されている。よって、導電部材60Bにおいて、第2金属体522との接合部の温度が低い。
<Summary of the sixth embodiment>
The dashed-dotted arrows in FIG. 18 indicate the movement of the liquid 69 and its vapor. According to the
蒸気は低温部、すなわち第2金属体522との接合部で凝縮する。このとき、蒸発潜熱を放出する。熱は、接合部材80および第2金属体522を経由して、絶縁基材51、ひいては金属体53に伝達される。凝縮した液体69は、半導体素子40の直上に還流される。
The vapor condenses at the low temperature section, that is, at the joint with the
上記した導電部材60Bによれば、熱輸送量を増やすことができる。よって、放熱性を向上することができる。
According to the above-described
(他の実施形態)
この明細書及び図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。たとえば、開示は、実施形態において示された部品及び/又は要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品及び/又は要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品及び/又は要素の置き換え、又は組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、さらに請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものと解されるべきである。
(Other embodiments)
The disclosure in this specification, drawings, etc. is not limited to the illustrated embodiments. The disclosure includes the illustrated embodiments and variations thereon by those skilled in the art. For example, the disclosure is not limited to the combinations of parts and/or elements illustrated in the embodiments. The disclosure can be implemented in various combinations. The disclosure may have additional parts that can be added to the embodiments. The disclosure includes those in which parts and/or elements of the embodiments are omitted. The disclosure encompasses any substitutions or combinations of parts and/or elements between one embodiment and other embodiments. The disclosed technical scope is not limited to the description of the embodiments. The technical scope of some of the disclosures is indicated by the description of the claims, and should be understood to include all changes within the meaning and scope equivalent to the description of the claims.
明細書及び図面等における開示は、請求の範囲の記載によって限定されない。明細書及び図面等における開示は、請求の範囲に記載された技術的思想を包含し、さらに請求の範囲に記載された技術的思想より多様で広範な技術的思想に及んでいる。よって、請求の範囲の記載に拘束されることなく、明細書及び図面等の開示から、多様な技術的思想を抽出することができる。 The disclosure in the specification, drawings, etc. is not limited by the scope of the claims. The disclosure in the specification, drawings, etc. includes the technical ideas described in the claims, and further extends to a more diverse and broader range of technical ideas than the technical ideas described in the claims. Therefore, various technical ideas can be extracted from the disclosure of the specification, drawings, etc. without being restricted by the claims.
電力変換回路(インバータ6)を構成するスイッチング素子は、IGBT11に限定されない。たとえば、MOSFETを用いてもよい。
The switching elements that constitute the power conversion circuit (inverter 6) are not limited to the
ひとつの半導体装置20により、ひとつのアームを構成する例を示したが、これに限定されない。たとえば、ひとつの半導体装置20が一相分の上下アーム回路9をなす構成において、上記した構造を適用してもよい。ひとつの半導体装置20が三相分の上下アーム回路9をなす構成において、上記した構造を適用してもよい。
Although an example has been shown in which one arm is configured by one
配線基板50として銅貼り基板の例を示したが、これに限定されない。たとえば、めっき、スパッタ、蒸着などにより、金属体52、53が形成されてもよい。金属体52、53を有する両面基板の例を示したが、これに限定されない。配線基板50は、少なくとも金属体52を有せばよい。金属体53を排除した構成の場合、たとえば、絶縁基材51から、外部の熱交換部に放熱してもよい。
Although a copper-clad board is shown as an example of the
半導体装置20が、封止樹脂体30を備える例を示したが、これに限定されない。封止樹脂体30を排除した構成としてもよい。
Although an example has been shown in which the
平面視において、金属体53を、金属体52と同じパターンにしてもよい。すなわち金属体52、53を、平面視において互いに一致するように構成してもよい。
In plan view, the
1…駆動システム、2…直流電源、3…モータジェネレータ、4…電力変換装置、5…平滑コンデンサ、6…インバータ、7…Pライン、8…Nライン、9…上下アーム回路、10…出力ライン、11…IGBT、12…ダイオード、20…半導体装置、30…封止樹脂体、30a…一面、30b…裏面、40…半導体素子、41C…コレクタ電極、41E…エミッタ電極、50…配線基板、51…絶縁基材、51a…表面、51b…裏面、52、53…金属体、521…第1金属体、522、522A、522B…第2金属体、53a…露出面、54…ろう材、60、60A、60B…導電部材、61…本体部、62a、62b…凸部、63…ターミナル、64…接合部材、65…板材、66…金属層、67…金属柱、68…密閉パイプ、69…液体、70…外部接続端子、70C…コレクタ端子、70E…エミッタ端子、70S…信号端子、80…接合部材 1... Drive system, 2... DC power supply, 3... Motor generator, 4... Power converter, 5... Smoothing capacitor, 6... Inverter, 7... P line, 8... N line, 9... Upper and lower arm circuit, 10... Output line , 11... IGBT, 12... Diode, 20... Semiconductor device, 30... Sealing resin body, 30a... One side, 30b... Back side, 40... Semiconductor element, 41C... Collector electrode, 41E... Emitter electrode, 50... Wiring board, 51 ... Insulating base material, 51a... Front surface, 51b... Back surface, 52, 53... Metal body, 521... First metal body, 522, 522A, 522B... Second metal body, 53a... Exposed surface, 54... Brazing material, 60, 60A, 60B... Conductive member, 61... Main body, 62a, 62b... Convex portion, 63... Terminal, 64... Joining member, 65... Plate material, 66... Metal layer, 67... Metal column, 68... Sealed pipe, 69... Liquid , 70...External connection terminal, 70C...Collector terminal, 70E...Emitter terminal, 70S...Signal terminal, 80...Joining member
Claims (10)
前記半導体素子は、一面に設けられた第1主電極(41C)と、前記一面とは反対の裏面に設けられた第2主電極(41E)と、を有し、
前記半導体素子は、前記配線基板と前記導電部材との間のみに配置され、
前記配線基板は、セラミックを材料とし、前記一面と対向する表面を有する絶縁基材(51)と、前記絶縁基材の前記表面上に設けられた金属体(52)であって、配線機能を提供し、前記第1主電極に接合された第1金属体(521)および前記第1金属体とは電気的に分離された少なくともひとつの第2金属体(522)と、を有し、
前記導電部材は、前記第2主電極に接合されるとともに、前記第2金属体に接合され、
前記第2金属体は、配線機能を提供しないダミー配線部である半導体装置。 Comprising a semiconductor element (40), a wiring board (50), and a conductive member (60),
The semiconductor element has a first main electrode (41C) provided on one surface, and a second main electrode (41E) provided on the back surface opposite to the one surface ,
The semiconductor element is arranged only between the wiring board and the conductive member,
The wiring board is made of ceramic and includes an insulating base material (51) having a surface opposite to the one surface, and a metal body (52) provided on the surface of the insulating base material, and has a wiring function. a first metal body (521) joined to the first main electrode and at least one second metal body (522) electrically isolated from the first metal body ;
The conductive member is joined to the second main electrode and to the second metal body ,
In the semiconductor device , the second metal body is a dummy wiring portion that does not provide a wiring function .
Priority Applications (1)
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