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JP7364067B2 - 電力取引制御装置、電力取引制御方法、及びプログラム - Google Patents
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JP7364067B2 - 電力取引制御装置、電力取引制御方法、及びプログラム - Google Patents

電力取引制御装置、電力取引制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、電力取引の技術分野に関連するものである。
閉じたエリアで電力網により様々な需要家と供給者との間で電力の需給を行うマイクログリッドの導入が進められている。
また、マイクログリッド内において、需給マッチングを行うことで、ユーザ間で物理的な電力ケーブルを介して同時同量の電力取引を行う技術が存在する(非特許文献1)。
複数の異なるマイクログリッド間でも電力取引を行えることが望ましい。しかし、複数の異なるマイクログリッド間では電力網が連系されていない場合がある。
電力網が連系されていないマイクログリッド間で電力取引を行うためには、例えば、EV(Electric Vehicle)やバスなどの物理的な移動体に搭載されたリチウムイオン電池を媒介する必要がある。また、海を隔ててマイクログリッド間で電力取引を行おうとすると、電力以外のエネルギー媒体(原油、石炭、LNG、水素等)をタンカーで運び、そのエネルギー媒体を用いて発電を行う必要がある。
配電分野の高度化に資する新たな事業類型について(次世代技術を活用した新たな電力プラットフォームの在り方研究会事務局資料)、https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/denryoku_platform/pdf/007_03_00.pdf、令和2年5月13日検索
上記のとおり、電力網が連系されていないマイクログリッド間で電力取引を行うためには、EVやタンカー等の移動体を媒介する必要がある。しかし、電力取引に移動体を用いる場合、電力網を用いる場合に比べて大きな手間がかかり効率的に電力取引を行うことができない。例えば、電力取引に移動体を用いる場合、大量の電力の取引や短時間での電力の取引を行うことができない。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、複数の異なるグリッド間での電力取引を効率的に行うことを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術によれば、複数のグリッド間で仮想的な電力取引を行うための電力取引制御装置であって、
複数のグリッド間での電力売買に関する注文の情報を格納するデータ格納部と、
第1のグリッドの第1の拠点と第2のグリッドの第2の拠点との間で電力の売り注文と買い注文における同価格のペアが成立し、前記第1のグリッド内で前記第1の拠点と同時同量の電力融通を行う拠点が存在し、前記第2のグリッド内で前記第2の拠点と同時同量の電力融通を行う拠点が存在することを、前記データ格納部に格納された注文の情報に基づいて検出した場合に、前記第1の拠点と前記第2の拠点との間で電力取引を成立させるマッチング部と
を備える電力取引制御装置が提供される。
開示の技術によれば、複数の異なるグリッド間での電力取引を効率的に行うことが可能となる。
本発明の実施の形態におけるシステムの全体構成図である。 本発明の実施の形態におけるシステムの全体構成図である。 拠点の構成例を示す図である。 仮想電力取引の例を説明するための図である。 仮想電力取引の例を説明するための図である。 仮想電力取引の例を説明するための図である。 仮想電力取引の例を説明するための図である。 電力管理装置の構成例を示す図である。 電力取引制御装置の構成例を示す図である。 装置のハードウェア構成例を示す図である。 システムの処理のフローチャートである。 データ格納部に格納されるデータの例を示す図である。 拠点のユーザ端末に表示される情報の例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(本実施の形態)を説明する。以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。
以下では、閉じたエリアで電力網により需要家と供給者との間で電力の需給を行う電力のネットワークを「グリッド」と呼ぶ。「グリッド」をマイクログリッドあるいはスマートグリッドと呼んでもよい。グリッドで用いられる電力網は自営網であってもよいし、電力会社の配電網であってもよいし、自営網と電力会社の配電網が組み合わされたものであってもよい。
また、本実施の形態では、グリッド間で実際の電力授受は発生しないが、それが仮想的に発生すると見なしてグリッド間での電力取引を行うので、このような電力取引を「仮想電力取引」と呼ぶ。ただし、説明の便宜上、以下では、「仮想電力取引」を電力取引あるいは取引と呼ぶ場合がある。
(システム構成)
図1に、本発明の実施の形態における電力網に関わるシステム(電力網システムと呼ぶ)の構成例を示す。図1に示すように、本実施の形態に係る電力網システムは、複数のグリッドを有する。図1には、複数のグリッドの例として、グリッド1~3が示されている。グリッド間は電力ケーブルで接続されていないことを想定しているが、グリッド間が電力ケーブルで接続されていても構わない。ただし、本実施の形態では、グリッド間で実際の電力授受を伴う電力取引は行われない。
また、グリッド1~3は1つの国内に配置されてもよいし、複数国に分散して配置されてもよい。
各グリッドには複数の拠点が接続されている。各拠点は、電力供給・電力需要の観点で、発電設備のみからなる拠点、発電設備と電力消費機器からなる拠点、電力消費機器のみからなる拠点、のいずれであってもよい。また、拠点に蓄電池が備えられてもよく、蓄電池のみからなる拠点があってもよい。
各拠点は、企業が運営するものであってもよいし、一般家庭であってもよいし、その他のものであってもよい。また、1つのグリッドが、1企業が運営する複数拠点(工場、事務所、発電設備等)からなるものであってもよい。
発電設備は、水力、風力、地熱、バイオマス、太陽光等の再生可能エネルギー発電の設備であってもよいし、火力発電、原子力発電、エンジン等の設備であってもよい。
各グリッド内において、各拠点は、電力ケーブルを介して他の拠点との間で電力融通(配電及び受電)を行うことが可能である。
図2は、本実施の形態における電力取引制御に関わるシステム(電力取引制御システムと呼ぶ)の構成図である。図2は、図1に示した電力網システムにおける電力取引制御システムを示している。図2において、「200-1」、「400-1」等における「1」はグリッド1に対応する。グリッド2、3についても同様である。グリッド間で共通の事項を説明する場合には「1」等を付けずに説明する。
図2に示すように、各グリッドに対して電力管理装置200が備えられ、電力管理装置200は、該当グリッド内の各拠点とともにネットワーク400に接続されている。ネットワーク400は、規模の小さなグリッドであれば、例えばLANである。ネットワーク400は、ある程度規模の大きなグリッドであれば、例えば地域電話会社が提供するアクセス網である。また、ネットワーク400は、無線LANや5Gネットワーク等の無線ネットワークであってもよい。
グリッド内の各拠点は、ネットワーク400を介して電力管理装置200と通信可能である。また、各拠点及び電力管理装置200は、ネットワーク400とネットワーク300を介して電力取引制御装置100と通信可能である。
ネットワーク300には、ネットワーク400と電力取引制御装置100が接続されている。ネットワーク300は、例えばインターネットである。
電力管理装置200は、グリッド内の電力融通制御等を行う。電力取引制御装置100は、グリッド間での仮想的な電力取引を実行する。
本実施の形態では、各拠点に電力取引の担当者(ユーザと呼ぶ)が存在し、当該ユーザが拠点のユーザ端末から電力取引制御装置100にアクセスし、買い注文、売り注文等を出すことで、電力取引を行うことを想定している。なお、グリッド単位で電力取引の担当者(ユーザ)が存在し、当該ユーザが、自分のグリッドにおける全拠点についての買い注文、売り注文等を出すこととしてもよい。
本実施の形態では、グリッド間での電力取引により代金のやり取りは発生するが、グリッド間での電力取引に伴って、グリッド間での電力授受(電力融通)は生じない。このような仮想的な電力取引の詳細については後述する。
(拠点の構成例)
図3に、あるグリッドにおける拠点(拠点A)の構成例を示す。この拠点Aは、発電設備と電力消費機器の両方を備える拠点の例であり、例えばデータセンタ等である。
図3に示すように、拠点Aは、太陽光等の再生可能エネルギーで発電を行う発電部1A、電力消費機器の例であるサーバ2A、グリッドの配電網10Aと接続される配電部3A、空調やサーバルームの照明等の付随設備4A、及び監視制御装置5Aを有する。
配電部3Aは、配電網10から受電した電力をサーバ2A及び付随設備4Aに給電する。ただし、発電部1Aが十分に発電をしているとき(電圧が高いとき)には、サーバ2Aへの給電は発電部1Aにより行われる。また、配電部3Aは、電力取引の結果に応じて、発電部1Aが生成した電力のうち、余った電力を同じグリッド内の他拠点に配電することも可能である。
監視制御装置5Aは、拠点内通信網により、各部と制御通信を行うことが可能である。また、監視制御装置5Aは、ネットワーク400を介して電力管理装置200と接続される。例えば、監視制御装置5Aは、電力管理装置200からの指示に基づいて、発電部1Aにより発電された電力を、配電網10を介して他拠点に配電する制御を実行する。蓄電池を備える場合には、監視制御装置5Aは、残蓄電量等を電力管理装置200に通知することができる。
(仮想電力取引の例)
本実施の形態では、電力取引制御装置100が、各拠点のユーザから、グリッド間での電力売買に関する注文(買い注文、売り注文)を受け付け、注文のマッチングを行うことで電力取引を成立させる。注文のマッチングにおいて、基本的には、買い注文における電力の価格と売り注文における電力の価格が同じ注文のペアで取引を成立させる。
前述したとおり、この電力取引により、グリッド間で代金のやり取りは発生するが、グリッド間での電力融通(電力授受と呼んでもよい)は発生しない。電力融通はグリッド内の拠点間で行われる。グリッド内での拠点間の電力融通は、配電側と受電側とで同時同量の電力で行われる。
また、本実施の形態では、電力取引の取引量として単元電力量(例:10kWh)がある。単元電力量あたりの電力の価格を単価と呼ぶ。取引は、単元電力量の整数倍の量で行われる。単元電力量は、拠点毎に異なっていてもよい。また、単元電力量を設けないこととしてもよい。以下の具体的の説明では、例として、全拠点共通の単元電力量を10kWhとする。なお、ここでは例として取引量に卸電力市場の取引単位kWhを記載したが、容量市場の取引単位kWや需給調整市場の取引単位ΔkWでも取引可能である。
図4~図7を参照して、本実施の形態における電力取引の例1~例4を説明する。
<例1>
図4は、グリッド1とグリッド2との間での電力取引の例を説明するための図である。図4(図5~図7も同様)において、点線よりも上側が電力のやり取りを示し、点線よりも下側が電力取引に関わる代金のやり取りを示している。なお、代金のやり取りに関して、売り手と買い手との間で直接に代金のやり取りを行ってもよいし、仲介者(決済会社等)を介して代金のやり取りを行ってもよい。
図4の例では、グリッド1の拠点Aが、グリッド2の拠点Dに対して、10kWhの電力量を単価10円で売り、グリッド2の拠点Dが、グリッド1の拠点Aから10kWhの電力量を単価10円で買うという取引が成立している。また、グリッド2の拠点Cが、グリッド1の拠点Bに10kWhの電力量を単価9円で売り、グリッド1の拠点Bがグリッド2の拠点Cから10kWhの電力量を単価9円で買うという取引が成立している。
実際の電力融通に関して、グリッド1内では、拠点Aから拠点Bに対して10kWhの電力量を配電する。グリッド2では、拠点Cから拠点Dに対して10kWhの電力量を配電する。この配電の制御は、電力取引制御装置100からの指示に基づいて、該当グリッドの電力管理装置200が行う。
上記のとおり、各グリッド内で同時同量の電力融通が行われるように、グリッド間で同価格の売り手と買い手のペアが2組成立した場合に、取引が成立し、各グリッド内で電力融通が行わるとともに、グリッド間での代金のやり取りがなされる。この例では、売り手と買い手が1:1であるため、同価格で同量の売り手と買い手のペアとなっているが、後述する1:NあるいはN:1の場合には、1売り手と1買い手とのペアにおいて、注文の電力量は同量ではない。
なお、各グリッド内における拠点間の電力融通のために電力会社の配電網を使用する場合、一般的は電力の需要家(電力を受電する拠点)が託送料を電力会社に支払うが、本実施の形態では、電力を配電する拠点と電力を受電する拠点とで託送料を案分(例:半分ずつ支払う)してもよい。以降の説明では、託送料を考慮しないものとする。
仮に、図4の例において、10円で10kWhの電力量を買うグリッド2における拠点Dが、同じグリッド2内の拠点Cから10kWhの電力量を買うこととすれば、9円で買えることになる。
本実施の形態では、上記のようなグリッド内の電力取引を想定していないので実際には上記のような電力取引は成立しない。本実施の形態では、例えば、拠点Aが有名な企業であり、ブランド価値が高いので、拠点Dは、そのような有名企業から購入した電力を使用できるという点で、価格が高くても購入するインセンティブがある。
また、例えば、拠点Aが供給する電力が再生可能エネルギー発電による電力である場合において、拠点Dは、拠点Aが供給する電力の環境付加価値分を見込んで、価格が高くても購入する。つまり、この場合、再生可能エネルギー発電により発電を行う拠点Aから送信された売り注文における電力の価格に環境付加価値が含まれている。
また、このように環境付加価値を含む価格で電力を売る拠点Aが、電力の買い手に対して、再生可能エネルギー発電による電力を購入したことを証明する証書を提供してもよい。この証書を持つ買い手は、再生可能エネルギーで発電した電力を利用しているとみなされることとしてもよい。
また、本実施の形態に係る仮想電力取引のサービスを利用した電力の買い手又は売り手、もしくは買い手と売り手の両方にポイントが付与されることとし、付与されたポイントは、例えば買い注文又は売り注文における価格の一部に充当することを可能とすることで、価格が高くても購入するインセンティブとすることもできる。
<例2>
上記の例1では、グリッド間の各取引の売り手の数と買い手の数が1:1であるが、売り手の数と買い手の数が1:N又はN:1であってもよい。Nは2以上の整数である。
図5は、上記のNが2である場合の電力取引の例2を説明するための図である。図5の例では、グリッド1の拠点Aが、グリッド2の拠点Dとグリッド3の拠点Fのそれぞれに対して、10kWhの電力量を単価10円で売り、グリッド2の拠点Dとグリッド3の拠点Fのそれぞれが、グリッド1の拠点Aから10kWhの電力量を単価10円で買う。
また、グリッド1の拠点Bが、グリッド2の拠点Cとグリッド3の拠点Eのそれぞれから、10kWhの電力量を単価9円で買い、グリッド2の拠点Cとグリッド3の拠点Eのそれぞれが、グリッド1の拠点Bに対して10kWhの電力量を単価9円で売る。。
上記のように、「売り手:買い手=(拠点A):(拠点D、拠点F)=1:2」及び「売り手:買い手=(拠点C、拠点E):(拠点B)=2:1」が成立している。
同時同量の電力融通に関して、グリッド1内では、拠点Aから拠点Bに対して20kWhの電力量を配電する。グリッド2では、拠点Cから拠点Dに対して10kWhの電力量を配電する。グリッド3では、拠点Eから拠点Fに対して10kWhの電力量を配電する。
<例3>
図6は、上記のNが2である場合の電力取引の他の例である例3を説明するための図である。図6の例では、グリッド1の拠点Aが、グリッド2の拠点Dとグリッド2の拠点Fのそれぞれに対して、10kWhの電力量を単価10円で売り、グリッド2の拠点Dとグリッド2の拠点Fのそれぞれが、グリッド1の拠点Aから10kWhの電力量を単価10円で買う。
また、グリッド1の拠点Bが、グリッド2の拠点Cとグリッド2の拠点Eのそれぞれから、10kWhの電力量を単価9円で買い、グリッド2の拠点Cとグリッド2の拠点Eのそれぞれが、グリッド1の拠点Bへ10kWhの電力量を単価9円で売る。
上記のように、「売り手:買い手=(拠点A):(拠点D、拠点F)=1:2」及び「売り手:買い手=(拠点C、拠点E):(拠点B)=2:1」が成立している。
同時同量の電力融通に関して、グリッド1内では、拠点Aから拠点Bに対して20kWhの電力量を配電する。グリッド2内では、拠点Cから拠点Dに対して10kWhの電力量を配電し、拠点Eから拠点Fに対して10kWhの電力量を配電する。
<例4>
図7は、グリッド1とグリッド2との間での電力取引の例4を説明するための図である。
図4~図6で説明した例1~例3では、各グリッド内で同時同量の電力融通が行われるように、グリッド間で同価格の売り手と買い手のペアが複数組成立した例を示している。
各グリッド内で同時同量の電力融通が行われるようにはグリッド間での同価格の売り手と買い手のペアが複数組成立しない場合も考えられる。
そこで、例4では、各グリッド内で同時同量の電力融通が行われるようには、ペアが成立しない場合でも、取引を成立させることを可能とするために、グリッド内で同時同量の電力融通を行うための蓄電池を備えた拠点を用いている。図7の例では、グリッド1の拠点A、及びグリッド2の拠点Dがそのような拠点に該当する。
図7の例では、例えば、グリッド1の拠点Bが、10kWhの電力量を9円で買うという買い注文を出し、グリッド2の拠点Cが、10kWhの電力量を9円で売るという売り注文を出したと想定する。
上記の2注文間では同量の同価格になっているが、各グリッド内での同時同量の電力融通ができないので、基本的には上記の2注文間で取引は成立しない。
一方、例4では、上記の2注文間で取引を成立させ、グリッド1における拠点Aの蓄電池が10kWhの電力量を放電し、その電力を拠点Bに配電し、拠点Dの蓄電池が10kWhの電力量を拠点Bから受電し、蓄電する。
ここでは、例えば、上記のような仮想電力取引のための蓄電池の運用を仮想充放電協力会社が実施する。蓄電池を利用して仮想電力取引を行ったユーザ(図7の例では拠点Bと拠点C)は、仮想充放電協力会社に手数料を支払うこととしてもよい。
(電力管理装置200の構成例)
図8に、電力管理装置200の構成例を示す。図8に示すように、電力管理装置200は、監視部210と制御部220を備える。前述したように、本実施の形態では、電力管理装置200はグリッド毎に備えられる。電力管理装置200が備えられるグリッドを対象グリッドと呼ぶ。
監視部210は、対象グリッドにおける各拠点を監視し、監視して得た情報を電力取引制御装置100に通知する。監視で得られる情報は、例えば、蓄電池(蓄電部)を備える各拠点における残蓄電量(満充電の蓄電量に対する比率等)である。また、監視で得られる情報は、例えば、ある拠点から別の拠点への電力の配電を行う際の状態(配電開始、配電される電力(電流、電圧)、配電終了等)であってもよい。
制御部220は、電力取引制御装置100から指示を受信し、その指示に基づいて、対象グリッドにおける拠点間の同時同量の電力融通を実行する。
(電力取引制御装置100の構成例)
図9に、本実施の形態における電力取引制御装置100の構成例を示す。図9に示すように、本実施の形態における電力取引制御装置100は、ユーザIF部110、マッチング部120、制御部130、データ格納部140、監視部150を有する。
ユーザIF部110は、各拠点のユーザ端末に電力取引のための画面を提供するとともに、当該画面を介してユーザ端末に入力された情報を受信する。ユーザIF部110を「受信部」と称してもよい。
データ格納部140には、ユーザIF部110によりユーザ端末から受信した注文の情報、及び、監視部150により各グリッドの各拠点から収集された拠点の情報(グリッド毎、拠点毎の蓄電池の残蓄電量等)が格納されている。
マッチング部120は、データ格納部140に格納された情報を参照することで、各グリッドの各拠点からの買い注文/売り注文に基づいて、売り手の注文と買い手の注文のマッチングを行う。マッチングとは、取引を成立させる買い手と売り手のペアを決定することである。
制御部130は、成立した取引に関連して実際に電力融通を行う拠点(配電する拠点と受電する拠点)に対して、配電/受電の指示を行うよう、電力管理装置200への指示を行う。なお、制御部130が、直接に(電力管理装置200を介さないで)各拠点への電力融通の指示を行ってもよい。
また、制御部130は、成立した取引の買い手と売り手に対する代金の決済(代金の授受)の処理を行うこととしてもよい。また、制御部130は、成立した取引の買い手と売り手の両方又はいずれかにポイントを付与する処理を行うこととしてもよい。ポイントを付与する処理は、例えば、ポイント運営会社に対して、買い手/売り手が獲得したポイントを通知することであってもよい。
監視部150は、各グリッドの電力管理装置100から、電力融通の状態や、蓄電池を持つ拠点の蓄電池の残蓄電量等の情報を受信し、受信した情報をデータ格納部140に格納する。電力取引制御装置100が実行する処理の詳細については後述する。
(ハードウェア構成例)
本実施の形態における電力取引制御装置100及び電力管理装置200はいずれも、例えば、コンピュータに、本実施の形態で説明する処理内容を記述したプログラムを実行させることにより実現可能である。なお、この「コンピュータ」は、物理マシンであってもよいし、クラウド上の仮想マシンであってもよい。仮想マシンを使用する場合、ここで説明する「ハードウェア」は仮想的なハードウェアである。
上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(可搬メモリ等)に記録して、保存したり、配布したりすることが可能である。また、上記プログラムをインターネットや電子メール等、ネットワークを通して提供することも可能である。
図10は、上記コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。図10のコンピュータは、それぞれバスBSで相互に接続されているドライブ装置1000、補助記憶装置1002、メモリ装置1003、CPU1004、インタフェース装置1005、表示装置1006、入力装置1007、出力装置1008等を有する。
当該コンピュータでの処理を実現するプログラムは、例えば、CD-ROM又はメモリカード等の記録媒体1001によって提供される。プログラムを記憶した記録媒体1001がドライブ装置1000にセットされると、プログラムが記録媒体1001からドライブ装置1000を介して補助記憶装置1002にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体1001より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置1002は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置1003は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置1002からプログラムを読み出して格納する。CPU1004は、メモリ装置1003に格納されたプログラムに従って、当該装置に係る機能を実現する。インタフェース装置1005は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置1006はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置1007はキーボード及びマウス、ボタン、又はタッチパネル等で構成され、様々な操作指示を入力させるために用いられる。出力装置1008は演算結果を出力する。
(電力取引制御装置100の動作例)
次に、電力取引制御装置100の動作例を図11に示すフローチャートの手順に沿って説明する。
<S101>
S101において、電力取引制御装置100のユーザIF部110は、グリッドの拠点のユーザ端末から注文を受信する。注文は、1以上のグリッドの1以上の拠点のユーザ端末から随時受信している。本実施の形態における注文には指値注文と成り行き注文がある。
指値注文には、例えば、「売り/買い、価格(単価)、電力量、電力種別」の情報が含まれる。また、成り行き注文には、「売り/買い、電力量、電力種別」の情報が含まれる。なお、指値、成り行きいずれの場合にも「電力種別」が含まれていなくてもよい。また、指値、成り行きのいずれの場合にも、注文に、希望する取引相手のグリッド(を識別する情報)が含まれていてもよい。
また、指値、成り行きのいずれの場合にも、注文に、希望する取引相手のグリッドと拠点が含まれていてもよい。また、注文に、電力の需要(受電)を希望する時刻(買い注文の場合)、電力の供給(配電)を希望する時刻(売り注文の場合)が含まれていてもよい。
ユーザIF部110は、受信した注文の情報をデータ格納部140に格納する。図12は、データ格納部140に格納されている注文情報の例を示す図である。
図12の「グリッド」と「拠点」は、注文の発出元の「グリッド」と「拠点」である。買い注文であれば、発出元の「グリッド」と「拠点」において注文の量の電力の需要を希望していることを意味し、売り異注文であれば、発出元の「グリッド」と「拠点」において注文の量の電力の配電を希望していることを意味する。
「注文内容」は、前述した注文の情報である。図12に示す例では、「売り、90kWh、単価10円、電力種別:PV」という注文がグリッド1と拠点Aから出されたことが示されている。PVは太陽光発電で得た電力であることを意味する。
図12における「時刻」は、注文に時刻(受電/配電を希望する時刻)の指定がある場合にはその時刻となり、時刻の指定がない場合には注文を受信した時刻となる。
本実施の形態では、基本的に時刻の指定は不要であり、電力の受電/配電を希望するユーザ(注文者)が、電力の受電/配電を希望する時刻に注文を行って、すぐに電力の受電/配電を行うことを想定している。ただし、「電力の受電/配電を希望する時刻」とは、取引が成立するまでの時間を見込んだ時刻である。例えば、15:00に注文を行って、実際の電力の受電/配電が開始するのが16:00等であってもよい。
また、時刻を指定する場合には、例えば、現在時刻から2時間後以降の時刻、といったような将来の時刻を指定する。
マッチングに関しては、時刻が指定されない注文間でのマッチングが行われ、同じ時刻が指定された注文間でのマッチングが行われる。なお、「同じ時刻」とは、時刻間の差分が所定時間(例えば2時間)以内を「同じ時刻」と見なしてよい。
S101においては、データ格納部140に格納された注文情報に基づいて、ユーザIF部110はユーザ端末に画面を表示する。図13に、ユーザ端末に表示される画面の例を示す。図13に示す例では、ユーザ端末には、売り注文と買い注文が表示され、売り注文と買い注文のそれぞれについて、グリッド、拠点、電力種別、電力量、価格が表示される。
ユーザ端末を操作するユーザは、この情報を見て注文を出すことができる。例えば、あるグリッドのある拠点のユーザが、グリッド1の拠点Aは有名企業であり、その企業からPV(太陽光発電)の電力を、高くても買いたいと考え、グリッド1の拠点Aの電力を単価8円で買う注文(あるいはグリッド1の拠点Aの電力を買う成り行き注文)を出すこと等が考えられる。
<S102、S103、S104>
S102において、マッチング部120が、データ格納部140に格納されている情報(注文情報、蓄電池の残量情報等)に基づいて、マッチング処理を行う。マッチング処理は定期的(例えば1時間毎)に行ってもよいし、注文を受ける度に行ってもよい。
基本的に、マッチング部120は、単価の低い順に売り注文(安く売ってくれる売り手の注文)のマッチングを行い、単価の高い順に買い注文(高く買ってくれる買い手の注文)のマッチングを行う。マッチングにおいて、指値注文の場合、単価が等しい買い注文と売り注文のペアを決定する。成り行きの買い注文については、単価の低い売り注文が優先してマッチングされ、成り行きの売り注文については、単価の高い買い注文が優先してマッチングされる。
電力量については、売り/買いで同じ電力量の注文があればそのペアが優先して決定され、次に、売りと買いで電力量が一致するように1:N又はN:1のペアを決定する。
また、電力を買いたいグリッド/拠点/電力種別/時刻の希望がある場合には、希望のグリッド/拠点/電力種別/時刻に合致するようにマッチングが行われる。なお、売りと買いのペアが決定しただけでは取引は成立しない。
また、マッチングにおいて、例えば、ある拠点が売り出した電力に対して複数の拠点が買い注文を入れるような場合において、早い者勝ち方式を用いてもよいし、マッチング理論で「受入保留方式」と呼ばれる方式を利用してマッチングを行うこととしてもよい。なお、「受入保留方式」のマッチング自体は公知技術である。
「受入保留方式」を用いる場合において、「受入保留方式」では志望順位と優先順位を用いることから、買い注文に志望順位を含めてもよい。例えば、同じ価格でPV電力を売りに出す拠点が拠点A、拠点B、拠点Cの3つある場合、この価格のPV電力を買いたい買い手は、例えば、「1:拠点B、2:拠点C、3:拠点A」のような志望順位を含む買い注文を出す。買い手の優先順位については、例えば、過去の取引量が高い買い手ほど優先順位を高くするといったようにしてマッチング部120が決定する。
このようなマッチング処理により、例えば、図4に示したような、「グリッド1の拠点Aが10kWhの電力量を単価10円で売り:グリッド2の拠点Dが10kWhで電力量を単価10円で買い」、「グリッド2の拠点Cが10kWhの電力量を単価9円で売り:グリッド1の拠点Bが10kWhの電力量を単価9円で買い」という2ペアが決定される。マッチングでペアが決定された場合にはS102はYesとなり、S103に進む。マッチングでペアが決定されない場合にはS102はNoとなり、S101に戻る。
S103において、マッチング部120は、S102で決定したペアに関して、各グリッド内で同時同量の電力融通が可能か否かを判断する。例えば、図4の例では、図4に示すとおりに、グリッド1内とグリッド2内のそれぞれで同時同量の電力融通が可能なので、S103はYesとなる。S103でYesとなるとマッチング部120は、上記2ペアで取引を成立させ、S105に進む。
S103において、各グリッド内で同時同量の電力融通が不可である場合、例えば、図7に示す「グリッド2の拠点Cが10kWhの電力量を単価9円で売り:グリッド1の拠点Bが10kWhの電力量を単価9円で買い」のペアのみが決定された場合、S104に進む。なお、S103において、各グリッド内で同時同量の電力融通が不可である場合には、S102に戻って、他のペアが決定されるようにマッチングをやり直すこととしてもよい。
S104において、マッチング部120は、データ格納部140に格納されている、各グリッドの各拠点の蓄電池の残蓄電量情報に基づいて、蓄電池を用いることにより各グリッド内で同時同量の電力融通が可能になるか否かを判断する。
例えば、図7の例に示すように、「グリッド2の拠点Cが10kWhの電力量を単価9円で売り:グリッド1の拠点Bが10kWhの電力量を単価9円で買い」のペアのみが決定された場合に、データ格納部140に格納されている情報に基づいて、グリッド1において10kWhの電力量供給を行うことができる蓄電池が拠点Aにあり、グリッド2において10kWhの電力量受電(蓄積)を行うことができる蓄電池が拠点Dにあることがわかった場合には、蓄電池を用いることにより各グリッド内で同時同量の電力融通が可能になると判断する。
S104の判断結果がYesであれば、上記ペアの取引を成立させ、S105に進む。S104の判断結果がNoであればS101に戻る。
<S105>
S105において、制御部130は、取引が成立したグリッド間のペアについての決済処理(代金のやり取り)を行うとともに、同時同量の電力融通を行う各グリッド内のペアの拠点に対する電力の配電/受電の指示を実行するよう、該当の電力管理装置200への指示を行う。なお、決済処理については、決済会社に、取引が成立したグリッド間のペアとその注文内容を通知することで、決済会社に行ってもらうこととしてもよい。決済会社に決済処理を行ってもらうための処理を「決済処理」と呼んでよい。
同時同量の電力融通に関して、例えば、図4に示す取引が成立した場合には、電力取引制御装置100の制御部130は、グリッド1の電力管理装置200-1に対し、「拠点Aから拠点Bに10kWhの電力量を配電」を示す指示情報を送信し、グリッド2の電力管理装置200-2に対し、「拠点Cから拠点Dに10kWhの電力量を配電」を示す指示情報を送信する。
「拠点Aから拠点Bに10kWhの電力量を配電」を示す指示情報を受信した電力管理装置200-1において、制御部220-1が、拠点Aに対して拠点Bへ10kWhの電力量を配電することを指示し、拠点Bに対して拠点Aから10kWhの電力量を受電することを指示する。
「拠点Cから拠点Dに10kWhの電力量を配電」を示す指示情報を受信した電力管理装置200-2において、制御部220-2が、拠点Cに対して拠点Dへ10kWhの電力量を配電することを指示し、拠点Dに対して拠点Cから10kWhの電力量を受電することを指示する。
なお、時刻が指定されたペアで取引が成立した場合には、指定された時刻になったらS105の処理を行う。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係る技術によれば、アグリゲータ不要で、電力網で連系されていない複数の異なるグリッド間での電力取引を効率的に行うことが可能となる。具体的には、電力網で連系されていない複数の異なるグリッド間で、大量の電力取引や短時間での電力取引を行うことができる。また、異なる国間での電力取引を行うこともできる。
また、グリッド間での取引になるので、戸数(拠点数)の少ないグリッドでも、取引件数を増やすことが可能となる。例えば、グリッド内では、余剰電力を売り出したい拠点に対する買い手がなかなか見つからない場合でも、本実施の形態に係る技術により、他グリッドにおける買い手をすぐに見つけることができる可能性がある。
更に、図7で説明したように、蓄電池を積極的に充放電に活用できるので、蓄電池を持つ拠点が収入を得られるようになる。
(実施の形態のまとめ)
本明細書には、少なくとも下記の各項に記載した電力取引制御装置、電力取引制御方法、及びプログラムが記載されている。
(第1項)
複数のグリッド間で仮想的な電力取引を行うための電力取引制御装置であって、
複数のグリッド間での電力売買に関する注文の情報を格納するデータ格納部と、
第1のグリッドの第1の拠点と第2のグリッドの第2の拠点との間で電力の売り注文と買い注文における同価格のペアが成立し、前記第1のグリッド内で前記第1の拠点と同時同量の電力融通を行う拠点が存在し、前記第2のグリッド内で前記第2の拠点と同時同量の電力融通を行う拠点が存在することを、前記データ格納部に格納された注文の情報に基づいて検出した場合に、前記第1の拠点と前記第2の拠点との間で電力取引を成立させるマッチング部と
を備える電力取引制御装置。
(第2項)
前記マッチング部は、前記第1の拠点と同時同量の電力融通を行う拠点と、前記第2の拠点と同時同量の電力融通を行う拠点との間でも電力売買の取引を成立させる
請求項1に記載の電力取引制御装置。
(第3項)
前記第1の拠点と同時同量の電力融通を行う拠点と、前記第2の拠点と同時同量の電力融通を行う拠点はそれぞれ蓄電池を備え、これらの拠点の蓄電池間で電力の配電と受電を行う
第1項に記載の電力取引制御装置。
(第4項)
各グリッドの各拠点から買い注文又は売り注文を受信する受信部を備え、
再生可能エネルギーにより発電を行う拠点から受信した売り注文における電力の価格に環境付加価値が含まれている
第1項ないし第3項のうちいずれか1項に記載の電力取引制御装置。
(第5項)
前記電力取引が成立した際に、電力の買い手又は売り手の少なくともいずれかにポイントを付与する制御部
を備える第1項ないし第4項のうちいずれか1項に記載の電力取引制御装置。
(第6項)
複数のグリッド間で仮想的な電力取引を行うための電力取引制御装置が実行する電力取引方法であって、
前記電力取引制御装置は、複数のグリッド間での電力売買に関する注文の情報を格納するデータ格納部を備え、
第1のグリッドの第1の拠点と第2のグリッドの第2の拠点との間で電力の売り注文と買い注文における同価格のペアが成立し、前記第1のグリッド内で前記第1の拠点と同時同量の電力融通を行う拠点が存在し、前記第2のグリッド内で前記第2の拠点と同時同量の電力融通を行う拠点が存在することを、前記データ格納部に格納された注文の情報に基づいて検出した場合に、前記第1の拠点と前記第2の拠点との間で電力取引を成立させる
電力取引方法。
(第7項)
コンピュータを、第1項ないし第5項のうちいずれか1項に記載の電力取引制御装置における各部として機能させるためのプログラム。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1A 発電部
2A サーバ
3A 配電部
4A 付随設備
5A 監視制御装置
10A 配電網
100 電力取引制御装置
110 ユーザIF部
120 マッチング部
130 制御部
140 データ格納部
150 監視部
200 電力管理装置
210 監視
220 制御部
300、400 ネットワーク
1000 ドライブ装置
1001 記録媒体
1002 補助記憶装置
1003 メモリ装置
1004 CPU
1005 インタフェース装置
1006 表示装置
1007 入力装置
1008 出力装置

Claims (7)

  1. 複数のグリッド間で仮想的な電力取引を行うための電力取引制御装置であって、
    複数のグリッド間での電力売買に関する注文の情報を格納するデータ格納部と、
    第1のグリッドの第1の拠点と第2のグリッドの第2の拠点との間で電力の売り注文と買い注文における同価格のペアが成立し、前記第1のグリッド内で前記第1の拠点と同時同量の電力融通を行う拠点が存在し、前記第2のグリッド内で前記第2の拠点と同時同量の電力融通を行う拠点が存在することを、前記データ格納部に格納された注文の情報に基づいて検出した場合に、前記第1の拠点と前記第2の拠点との間で電力取引を成立させるマッチング部と
    を備える電力取引制御装置。
  2. 前記マッチング部は、前記第1の拠点と同時同量の電力融通を行う拠点と、前記第2の拠点と同時同量の電力融通を行う拠点との間でも電力売買の取引を成立させる
    請求項1に記載の電力取引制御装置。
  3. 前記第1の拠点と同時同量の電力融通を行う拠点と、前記第2の拠点と同時同量の電力融通を行う拠点はそれぞれ蓄電池を備え、これらの拠点の蓄電池間で電力の配電と受電を行う
    請求項1に記載の電力取引制御装置。
  4. 各グリッドの各拠点から買い注文又は売り注文を受信する受信部を備え、
    再生可能エネルギーにより発電を行う拠点から受信した売り注文における電力の価格に環境付加価値が含まれている
    請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の電力取引制御装置。
  5. 前記電力取引が成立した際に、電力の買い手又は売り手の少なくともいずれかにポイントを付与する制御部
    を備える請求項1ないし4のうちいずれか1項に記載の電力取引制御装置。
  6. 複数のグリッド間で仮想的な電力取引を行うための電力取引制御装置が実行する電力取引方法であって、
    前記電力取引制御装置は、複数のグリッド間での電力売買に関する注文の情報を格納するデータ格納部を備え、
    第1のグリッドの第1の拠点と第2のグリッドの第2の拠点との間で電力の売り注文と買い注文における同価格のペアが成立し、前記第1のグリッド内で前記第1の拠点と同時同量の電力融通を行う拠点が存在し、前記第2のグリッド内で前記第2の拠点と同時同量の電力融通を行う拠点が存在することを、前記データ格納部に格納された注文の情報に基づいて検出した場合に、前記第1の拠点と前記第2の拠点との間で電力取引を成立させる
    電力取引方法。
  7. コンピュータを、請求項1ないし5のうちいずれか1項に記載の電力取引制御装置における各部として機能させるためのプログラム。
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