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JP7364248B2 - 保健指導システム、保健指導用端末、及び保健指導方法 - Google Patents
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保健指導システム、保健指導用端末、及び保健指導方法 Download PDF

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Description

本発明は、健康診断の受診者に対する保健指導を評価する保健指導システム、保健指導用端末、及び保健指導方法に関する。
従来、健康診断の結果から疾病などのリスク因子の評価する技術として、例えば特許文献1の疾病の発症リスク又は再発リスクを予測するためのプログラム等が提案されている。
特許文献1の疾病の発症リスク又は再発リスクを予測するためのプログラムでは、被検体から採取された試験試料及び被検体から得られた生体情報の一方又は両方に基づく第1データを入力することにより、所定期間内における疾病の発症リスク又は再発リスクを予測する。演算部は、2種以上の指標パラメータに基づく複数の第2データを生成して取得するステップと、複数の第1学習モデル及び複数の第2学習モデルを構築するステップと、複数の第1学習モデル及び複数の第2学習モデルごとに、複数の第1選抜学習モデル及び複数の第2選抜学習モデルを選抜するステップとを含む。
特開2018-67266号公報
従来、我が国においては、労働安全衛生法に基づく事業主健診、高齢者医療確保法に基づく特定健診・特定保健指導、健康増進法に基づく各種健診・検診等が行われている。国民は、年に1度程度の受診機会があり、その健診・検診結果の電子データ化と蓄積が国主導で進められている。受診者個人単位に過去の健診・検診結果をつなぎ合わせて経年変化をみて評価する、受診者を集団として評価する、等が行われており、その評価結果は、受診者の健康管理や保健指導等に活用されている。
電子データによって蓄積された健診・検診結果は、例えば有用なビッグデータとして、健診・検診結果から血液検査の結果数値やその評価等の「リスク因子」が取り出され、それを入力として機械学習や深層学習のアルゴリズムを使い、総合的なリスク評価の結果や1年後の健康状態を推計し、出力することが行われているが、リスク因子の値を入力すれば、得たい結果が出力されるブラックボックス的な装置では、健診・検診結果を根拠に保健指導を行う者が、健診の受診者に行動変容を促すにあたっての根拠として使うことができない。
この点、特許文献1の開示技術では、演算部が、2種以上の指標パラメータに基づく複数の第2データを生成して取得し、構築された複数の第1学習モデル及び複数の第2学習モデルを用いて、所定期間内における疾病の発症リスク又は再発リスクを予測する。しかしながら、機械学習や深層学習を組み込んだ仕組みは、入力値と出力値をつなぐアルゴリズムは明確であるものの、得られた出力値に作用した入力値の重み付け、出力値を計算するための関数は、健診・検診結果を教師データとして使い、再帰計算によって求めるものであり、入力値と出力値の関係を論理的に説明することができない。
また、実施した健康管理や保健指導等がどれだけ有効に作用したのかの定量的評価が難しいため、保健指導実施率などの他指標に代えて評価する、何をどのように行ったのかを定性的に評価する等が行われており、健康管理や保健指導等を提供する事業者の評価がなされていない。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、保健指導と評価の向上を図ることができる保健指導システム、保健指導用端末、及び保健指導方法を提供することにある。
第1発明に係る評価支援システムは、健康診断の受診者に対して保健指導を行う保健指導システムであって、前記受診者の前記健康診断に関する健診結果、前記健診結果により特定されるリスク因子情報、及び前記リスク因子情報に対する指導内容に関する保健指導情報を記憶する記憶手段と、保健指導の対象になった受診者の前記健診結果を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記健診結果により特定される前記リスク因子情報に基づいて、前記リスク因子情報が特定された健診時期を基準年として設定する設定手段と、前記記憶手段により記憶された他受診者ごとの前記リスク因子情報、及び前記保健指導情報を参照し、前記受診者と前記他受診者の受診時期を、前記基準年を基準とする時系列で並べ替える変換手段と、前記変換手段により並べ替えられた他受診者ごとの前記リスク因子情報、及び前記保健指導情報に基づいて、前記受診者に対する保健指導の根拠を提示する指導手段と、を備えることを特徴とする。
第2発明に係る保健指導システムは、第1発明において、前記記憶手段に記憶される前記保健指導情報は、前記受診者の前記リスク因子情報に対する保健指導の効果を示す改善、現状維持、及び悪化の少なくとも何れかを含む効果情報であることを特徴とする。
第3発明に係る保健指導システムは、第1発明又は第2発明において、前記記憶手段は、前記受診者の前記健康診断で生じた費用、前記保健指導で生じた費用、及び前記健康診断以降に生じた診療費の少なくとも何れかを含む医療費情報を記憶することを特徴とする。
第4発明に係る保健指導システムは、第2発明おいて、前記記憶手段に記憶される前記効果情報を参照し、前記リスク因子情報ごとの前記効果の割合を算出する算出手段をさらに備え、前記指導手段は、前記算出手段により算出された前記効果の割合に基づいて、前記受診者に対する保健指導を行うことを特徴とする。
第5発明に係る保健指導システムは、第4発明において、前記変換手段により並べ替えられた前記基準年を基準とする時系列による前記受診者ごとの前記リスク因子情報、及び前記保健指導情報と、前記算出手段により算出された前記割合とに基づいて、前記指導手段による前記受診者に対する前記保健指導の内容を評価する評価手段をさらに備えることを特徴とする。
第6発明に係る保健指導用端末は、健康診断の受診者に対して保健指導を行う保健指導用端末であって、前記受診者の前記健康診断に関する健診結果、前記健診結果により特定されるリスク因子情報、及び前記リスク因子情報に対する指導内容に関する保健指導情報を記憶する記憶部と、保健指導の対象になった受診者の前記健診結果を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記健診結果により特定される前記リスク因子情報に基づいて、前記リスク因子情報が特定された健診時期を基準年として設定する設定部と、前記記憶部に記憶された他受診者ごとの前記リスク因子情報、及び前記保健指導情報を参照し、前記受診者と前記他受診者の受診時期を、前記基準年を基準とする時系列で並べ替える変換部と、前記変換部により並べ替えられた他受診者ごとの前記リスク因子情報、及び前記保健指導情報に基づいて、前記受診者に対する保健指導の根拠を提示する指導部と、を備えることを特徴とする。
第7発明に係る保健指導方法は、健康診断の受診者に対して保健指導を行う保健指導方法であって、前記受診者の前記健康診断に関する健診結果、前記健診結果により特定されるリスク因子情報、及び前記リスク因子情報に対する指導内容に関する保健指導情報を記憶する記憶ステップと、保健指導の対象になった受診者の前記健診結果を取得する取得ステップと、前記取得ステップにより取得された前記健診結果により特定される前記リスク因子情報に基づいて、前記リスク因子情報が特定された健診時期を基準年として設定する設定ステップと、前記記憶ステップにより記憶された他受診者ごとの前記リスク因子情報、及び前記保健指導情報を参照し、前記受診者と前記他受診者の受診時期を、前記基準年を基準とする時系列で並べ替える変換ステップと、前記変換ステップにより並べ替えられた他受診者ごとの前記リスク因子情報、及び前記保健指導情報に基づいて、前記受診者に対する保健指導を行う指導ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
第1発明~第5発明によれば、設定手段は、健診結果により特定されるリスク因子情報に基づいて、リスク因子情報が特定された健診時期を基準年として設定する。このため、一致する健診・検診結果に連なる前後の健診・検診結果を時系列データとして抽出することができる。これにより、保健指導と評価の向上を図ることができる。
また、第1発明~第5発明によれば、変換手段は、受診者ごとのリスク因子情報、及び保健指導情報を参照し、設定手段により設定された前記基準年を基準とする時系列で並べ替える。このため、時系列データとなっている抽出した健診・検診結果を、一致した健診・検診結果を基準に並べ直すことができる。これにより、前記受診者のリスク因子の変化を予測でき、それを根拠として論理的に説明することで保健指導と評価の向上を図ることができる。
また、第1発明~第5発明によれば、指導手段は、変換手段により並べ替えられた他受診者ごとのリスク因子情報、及び保健指導情報に基づいて、保健指導の対象になった受診者の保健指導情報を評価する。このため、受診者に保健指導の行動変容を促すにあたっての根拠として論理的に説明することができる。これにより、保健指導と評価の向上を図ることができる。
特に、第2発明によれば、保健指導情報は、受診者に対する保健指導に関する効果の程度を示す効果情報を含む。このため、受診者に保健指導の行動変容を促すにあたっての根拠として論理的に説明することができる。これにより、保健指導を提供する事業者の評価の精度の向上を図ることが可能となる。
特に、第3発明によれば、記憶手段は、健診診断、及び保健指導以降に生じた費用情報をさらに記憶する。受診者と一致した健診・検診結果を基準に並べ直した時系列データを使い、他受診者の基準年以降の医療費を抽出し集計することで、受診者にかかる将来の医療費を推計できる。このため、健診・検診結果を根拠に保健指導を行う者が、健診の受診者の行動変容を促すにあたっての医療費低減の根拠とすることができる。これにより、保健指導と評価の向上を図ることができる。
特に、第4発明によれば、算出手段は、リスク因子情報ごとの効果の割合を算出する。このため、評価手段は、効果の割合に基づいて、保健指導の対象になった受診者の保健指導情報を評価することができる。これにより、保健指導と評価の向上を図ることができる。
特に、第5発明によれば、評価手段は、保健指導の内容を評価する。このため、基準年を基準とする時系列による受診者ごとのリスク因子情報、及び保健指導情報と、算出手段により算出された効果の割合とに基づいて、指導手段による受診者に対する保健指導の内容を評価することができる。これにより、保健指導を提供する事業者の評価の精度の向上を図ることが可能となる。
また、第6発明によれば、設定部は、健診結果により特定されるリスク因子情報に基づいて、リスク因子情報が特定された健診時期を基準年として設定する。このため、一致する健診・検診結果に連なる前後の健診・検診結果を時系列データとして抽出することができる。これにより、保健指導と評価の向上を図ることができる。
また、第7発明によれば、設定ステップは、健診結果により特定されるリスク因子情報に基づいて、リスク因子情報が特定された健診時期を基準年として設定する。このため、一致する健診・検診結果に連なる前後の健診・検診結果を時系列データとして抽出することができる。これにより、保健指導と評価の向上を図ることができる。
図1は、本実施形態における保健指導システムの一例を示す模式図である。 図2は、本実施形態における保健指導システムの動作の一例を示す模式図である。 図3(a)は、本実施形態における保健指導システムの構成の一例を示す模式図であり、図3(b)は、本実施形態における保健指導システムの機能の一例を示す模式図である。 図4は、本実施形態におけるデータベースの一例を示す模式図である。 図5は、本実施形態における保健指導システムの動作の一例を示す模式図である。 図6は、本実施形態における保健指導システムの動作の一例を示す模式図である。 図7は、本実施形態における保健指導システムの動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明を適用した実施形態における保健指導システム、保健指導用端末、及び保健指導方法の一例について、図面を参照しながら説明する。
(保健指導システム100)
図1を参照して、本実施形態における保健指導システム100、及び保健指導用端末1の一例について説明する。
本実施形態における保健指導システム100は、例えば図1に示すように、保健指導用端末1を有する。保健指導用端末1は、例えば公衆通信網4を介して健康診断を行う健診実施機関における健診用端末3a、及び保健指導の内容などの評価を行う第三者機関などにおける評価用端末3b、および受診者の健康診断の健診結果に関す情報、指導内容に関する保健指導情報を記憶するデータベースを備えるサーバ2に接続されてもよい。保健指導用端末1は、例えば公衆通信網4で接続され、サーバ2を介して保健指導の対象になった受診者の健康診断、健診結果、医療費などの各種の情報を取得する。
保健指導システム100では、例えば図2に示すように、保健指導用端末1を用いてサーバ2にアクセスし、保健指導を行う対象の受診者に関する健診結果を取得する。保健指導用端末1は、例えば取得された健診結果により特定されるリスク因子情報に基づいて、リスク因子情報が特定された健診時期を基準年として設定する。
サーバ2は、例えば保健指導用端末1により設定された基準年に基づいて、受診者ごとのリスク因子情報、及び保健指導情報を、基準年を基準とする時系列で並べ替えを行う。保健指導用端末1は、例えばサーバ2において並べ替えられた他受診者ごとのリスク因子情報、及び保健指導情報を参照し、受診者に対する保健指導を行う。
健診用端末3aは、例えば保健指導用端末1において保健指導を行うことになる健診者の健康診断を行い、健診結果情報を取得する。健診用端末3aは、例えば健診実施機関に備わり、複数あってもよい。評価用端末3bは、例えば保健指導用端末1において行われた保健指導の内容(保健指導情報)に対する評価を行う。評価用端末3bは、例えば健診実施主体の単位で保健指導の効果、保健指導を行う事業者の単位で保健指導の効果、健康状態の改善と医療費の適正化の効果など、各種の効果に対する有用性の評価を行う。
健診結果情報は、例えば各々の健診実施機関における健診用端末3aから入力された受診者の各種の健診結果であり、例えば「A:問題なし」、「B:要指導」等として提示される。健診結果情報は、例えば健診結果により特定されるリスク因子情報等も含んでもよい。
リスク因子情報は、例えば健診結果の要因として個別に示される情報であり、例えば「肥満」、「高血圧」等の各項となる。リスク因子情報は、例えばリスク因子情報の程度や範囲等の情報を含んでもよく、例えば「肥満1度(BMI:20~30)」、「高血圧I度(140~159mmHg)」等として、受診者に関する各種の健診情報、健診結果、およびリスク因子情報等が紐づけられてもよい。
保健指導情報は、例えば健診結果に基づく指導内容として受診者に提示される。保健指導情報は、例えばリスク因子情報が特定された健診時期を基準年として並べ替えられ、受診者ごとのリスク因子情報と保健指導情報に基づく保健指導の内容となる。保健指導情報は、例えば肥満度(BMI)を、肥満であるか否かの2値、0~5のような数値として表されてもよい。受診者の健診結果を抽出し、評価する場合は、例えば「肥満=1」にある受診者に対して、「肥満=0」とすることによって、生活習慣病の発症リスクが低下するといった指導のシミュレーション結果を提示するようにしてもよい。
また保健指導情報は、例えば受診者個人、またはある特定のリスク因子情報のグループごとに、そのリスク因子情報に対する健康状態の効果(例えば「改善」、「現状維持」、「悪化」と、それらの増減の割合や傾向、推移、差分等)を提示するようにしてもよい。健康状態の提示は、例えば基準年をもとにした経時経過(例えば2年前、1年前等)や予測(例えば1年後、2年後等)として、一致する受診者に対して提示するようにしてもよい。
保健指導情報は、例えば受診者の健診結果に基づいて提示されるが、例えば提示の方法、提示の時期や回数、提示の頻度、提示先、提示フォーマット等は任意である。
(保健指導用端末1)
次に、図3を参照して、本実施形態における保健指導用端末1の一例を説明する。図3(a)は、本実施形態における保健指導用端末1の構成の一例を示す模式図であり、図3(b)は、本実施形態における保健指導用端末1の機能の一例を示す模式図である。
保健指導用端末1は、例えば図3(a)に示すように、筐体10と、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、保存部104と、I/F105~107とを備える。各々の構成101~107は、内部バス110により接続される。
CPU101は、保健指導用端末1全体を制御する。ROM102は、CPU101の動作コードを格納する。RAM103は、CPU101の動作時に使用される作業領域である。
保存部104は、受診者が受診した健康診断に関する健診結果、健診結果により特定されるリスク因子情報、及びリスク因子情報に対する指導内容に関する保健指導情報等の各種情報が保存される。保存部104として、例えばHDD(Hard Disk Drive)の他、SSD(Solid State Drive)やUSBメモリ、クラウド等のデータ保存装置が用いられる。なお、例えば保健指導用端末1は、図示しないGPU(Graphics Processing Unit)を有してもよい。GPUを有することで、通常よりも高速演算処理が可能となる。
I/F105は、保健指導用端末1との各種情報の送受診を行うためのインターフェースであるほか、例えば公衆通信網4を介して、サーバ2、健診用端末3a、または評価用端末3b等との各種情報の送受診を行うためのインターフェースでもよい。
I/F106は、入力部108との情報の送受診を行うためのインターフェースである。入力部108として、例えばキーボードが用いられ、保健指導用端末1を利用する指導者等は、入力部108を介して、各種情報又は保健指導用端末1の制御コマンド等を入力する。
I/F107は、表示部109との各種情報の送受診を行うためのインターフェースである。表示部109は、保存部104に保存された健診結果情報等の各種情報、又は保健指導用端末1の処理状況等を出力する。表示部109として、ディスプレイが用いられ、例えばタッチパネル式でもよい。
図3(b)は、保健指導用端末1の機能の一例を示す模式図である。保健指導用端末1は、記憶部11と、取得部12と、設定部13と、変換部14と、指導部15と、算出部16と、評価部17とを備える。なお、図3(b)に示した各機能は、CPU101が、RAM103を作業領域として、保存部104等に保存されたプログラムを実行することにより実現され、例えば人工知能により制御されてもよい。
<記憶部11、データベース>
記憶部11は、例えば受診者が受診した健康診断に関する健診結果、健診結果により特定されるリスク因子情報、及びリスク因子情報に対する指導内容に関する保健指導情報を記憶する。
記憶部11は、例えば保健指導情報を、受診者のリスク因子情報に対する保健指導の効果を示す改善、現状維持、及び悪化の少なくとも何れかを含む効果情報と紐づけて記憶するようにしてもよい。記憶部11は、受診者が行った健康診断の費用、保健指導の費用、及び健康診断以降に生じた診療費等の少なくとも何れかを含む医療費情報を記憶するようにしてもよい。
記憶部11は、必要に応じて保存部104に記憶された各種データベースを取出す。保存部104には、例えば図4に示すように、受診者、健診実施機関、受診者の健診に関する各種のデータや情報、健診項目情報、健診結果情報、リスク因子情報、保健指導情報(保健指導グループ)等に関するデータテーブルの他、例えば健診に係る費用、保健指導等に係る費用などの医療費等を格納するデータテーブル(図示せず)が記憶されてもよい。
また、記憶部11は、例えば健診実施機関における複数の健診用端末3aを介して、それぞれの健診実施機関で入力された健診結果を各々対応付けて記憶するようにしてもよい。また、記憶部11は、例えば健診を受診した受診者の各種の健診結果である「A:問題なし」、「B:要指導」等、受診者のリスク因子情報に対する健康状態の効果である「改善」、「現状維持」、「悪化」と、それらの増減の割合や傾向、推移、差分等を、複数年を時系列で記憶するようにしてもよい。なお、記憶部11に記憶される各種の情報の一部、または全部は、例えば保存部104に記憶されてもよい。
ここで、図4を参照して、例えば記憶部11に記憶される受診者の健康診断に関する各種の情報について詳述する。図4は、本実施形態におけるデータベースの一例を示す。
記憶部11に格納されたデータベースには、例えば受診者の健康診断に関する各種の情報が記憶される。受診者の健康診断に関する各種の情報として、受診者を識別する受診者IDとして、例えば「AAA001」、「BBB001」、「EEE001」と、健診を受診する受診者に関する各種の情報として、例えば「受診者氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、電子メール、特記事項、経過情報、…」と、受診者が受診する健診実施機関に関する各種の情報として、例えば「保健指導機関名、健診費用、保健指導費用、担当者名、…」と、受診者が健診を受診した時期を特定する情報として、例えば「受診年月日」と、受診者が受診する健診コースや健診項目に関する情報として、例えば「健診項目情報」と、受診者が受診した健診結果に関する情報として、例えば「健診結果情報」と、健診結果により特定される各種のリスク因子と対象の範囲などに関する情報として、例えば「リスク因子情報(リスク因子範囲)」と、保健指導機関による保健指導の内容や対象者のグルーピング等に関する情報として、例えば「保健指導情報(保健指導グループ)」とが記憶される。
記憶部11、保存部104に保存されたデータベースには、例えば受診者の健康診断に関する各種の情報が記憶され、保健指導用端末を介して、保健指導を行う受診者に関する各種の情報が参照される。データべ―スは、例えば健診用端末3aを介して受診者の健診結果情報の蓄積や更新などが行われる。またデータベースは、評価用端末3bを介して、保健指導用端末1を介して受診者に行った保健指導情報などの各種の情報が参照されるようにしてもよい。なお、データベースが更新される時期や頻度は任意である。
<取得部12>
取得部12は、例えば健診実施機関における複数の健診用端末3aを介してサーバ2に記憶されたデータベースを参照し、保健指導の対象となる受診者や、保健指導の対象となる受診者の健診結果を取得する。
取得部12は、例えば保健指導用端末1を介して、受診者を特定する受診者IDを入力することにより、その受診者IDに関連する健診結果を取得することができる他、例えば受診年月日、健診項目情報、健診結果情報、リスク因子情報、または保健指導情報等を入力することで、保健指導の対象になった受診者の健診結果を取得するようにしてもよい。
<設定部13>
設定部13は、例えば取得部12により取得された保健指導の対象になった受診者の健診結果に含まれる特定されるリスク因子情報に基づいて、リスク因子情報が特定された健診時期を基準年として設定する。
ここで、図5および図6を参照して、設定部13における基準年の設定について詳述する。図5は、本実施形態における保健指導システム100の動作の一例を示す。
設定部13は、例えば記憶部11を参照し、取得部12により取得された保健指導を行う受診者Aの健診結果から、保健指導が必要となる因子情報を特定する。設定部13は、例えば図4に示す通り、保健指導を行う受診者として、受診者Aの受診者ID「AAA001」で識別され、受診年月日「2021.05.10」、健診項目情報「通常健診」で実施された健診結果情報「B:要指導(肥満度)」によりリスク因子情報「肥満1度(BMI:20~30)」として特定する。
設定部13は、例えば特定したリスク因子情報「肥満1度(BMI:20~30)」に基づいて、健診時期である受診年月日「2021.05.10」を基準年として設定する。設定部13は、例えば同じ健診時期に健診された健診結果に、複数のリスク因子情報が含まれていた場合は、各々のリスク因子情報に基づいて基準年を設定するようにしてもよい。
設定部13は、例えば特定された受診者Aのリスク因子情報「肥満1度(BMI:20~30)」に基づいて、例えば過去の健診結果情報にリスク因子情報「肥満1度(BMI:20~30)」が含まれる受診者を特定する。設定部13は、受診者Aのリスク因子情報「肥満1度(BMI:20~30)」と、例えば受診者B(受診者ID「BBB001」、受診年月日「2020.04.02」)と受診者C(受診者ID「EEE001」、受診年月日「2019.04.30」)との関連(リレーション)を設定する。
<変換部14>
変換部14は、例えば記憶部11に記憶された受診者ごとのリスク因子情報、および保健指導情報を参照し、設定部13により設定された基準年を基準とする時系列で並べ替えを行なう。
変換部14は、例えば図6に示すように、設定部13により設定された受診者Aのリスク因子情報「肥満1度(BMI:20~30)」の健診時期である受診年月日「2021.05.10」を基準年とし、受診者Bの受診年月日「2021.05.10」のリスク因子情報「肥満1度(BMI:20~30)」と、受診者Cの受診年月日「2019.04.30」のリスク因子情報「肥満1度(BMI:20~30)」の並べ替えを行なう。
変換部14は、例えば記憶部11に記憶された受診者ごとのリスク因子情報、及び保健指導情報を、設定部13により設定された基準年を基準として時系列で並べ替える。変換部14は、例えば並べ替えた基準年に基づいて、基準年よりも前の健診結果、保健指導情報などを「-1年」、「-2年」、などとして位置づける。また変換部14は、例えば並べ替えた基準年に基づいて、基準年よりも後の健診結果、保健指導情報などを「+1年」、「+2年」、などとして位置づけ、受診者A、受診者B、および受診者Cなど健診結果、保健指導情報などを連携させる。
変換部14は、例えば図6に示す通り、基準年に基づいて、例えば基準年より前の健診結果、保健指導情報、医療費、健診情報の効果情報(割合)などを参照し、過去の保健指導情報などの指導やアドバイスが適切であったか否かなどを判断することができ、保健指導と評価の向上を図ることができる。
また変換部14は、例えば図6に示す通り、基準年に基づいて、例えば基準年より後の健診結果、保健指導情報、医療費、健診と保健指導の効果情報(割合)などを参照し、将来の健康指導情報などの指導やアドバイスを行うことが可能となり、保健指導と評価の向上を図ることができる。
健診と保健指導の効果情報(割合)は、後述する算出部16により、例えばリスク因子情報ごとの基準年を基準として、受診者における複数年の保健指導の効果が、例えば「悪化」、「現状維持」、「改善」などして、各々の効果の割合とともに出力されるようにしてもよい。保健指導の効果情報(割合)の出力は、例えば1年後(+1年)の予測として、「悪化35%」、「現状維持35%」、「改善30%」として示され、それぞれの効果を示す参考情報、証左情報として、それら効果に関連する健診結果として健診結果情報、保健指導として保健指導情報などが紐づけられるようにしてもよい。
<指導部15>
指導部15は、例えば変換部14により並べ替えられた他受診者ごとのリスク因子情報、および保健指導情報を参照し、受診者に対する保健指導を行う。指導部15は、算出部16により算出された効果の割合などに基づいて、受診者に対する保健指導を行う。
指導部15は、例えば保健指導用端末1を介して記憶部11に記憶される変換部14による変換後の受診者ごとのリスク因子情報、および保健指導情報を参照し、後述する算出部16により算出された複数年の保健指導の効果の状態(例えば肥満度に関する「悪化35%」、「現状維持35%」、「改善30%」の割合など)に基づき、保健指導を行う。
指導部15は、例えば今回に健診を行った受診者Aに対する保健指導では、例えば受診者Aの健診結果情報の内容と、受診者Aの健診結果のリスク因子情報に紐づく他の受診者の健診結果と保健指導情報に記載のテキスト情報、数値情報などの比較を行い、適切な文言を抽出し、それを受診者Aの保健指導における根拠とするようにしてもよい。
また指導部15は、例えば受診者Aの健診結果が「悪化35%」に近い状態である場合には、「現状維持35」または「改善30%」で健診された健診結果情報を提示する。指導部15は、例えば受診者Aの健診結果情報などを参照し、1年後(+1年)、さらには2年後(+2年)の保健指導の効果情報(割合)を参照し、複数年で保健指導を行うようにしてもよい。指導部15による、受診者Aに対する保健指導の量、保健指導の内容は、例えばテキスト情報の他、音声、ビデオであってもよく、保健指導の内容、量、回数、保健指導の期間などは、健診者により適宜に指導されてもよく、任意である。
また指導部15は、例えば保健指導等を行う場面では、保健指導等を行う受診者Aの健診結果を使い、記憶部11に記憶されるデータベースから過去年度分のデータを対象に、受診者Aの健診結果と一致するデータを検索・抽出するようにしてもよい。
指導部15は、例えばリスク因子の状態などに基づいて、記憶部11を参照し、例えば「肥満の疑いの有無=1,0」、「高血圧症の疑いの有無=1,0」、「自覚症状の有無=1,0」の全てが一致するリスク因子情報に対して指導を行うようにしてもよい。また指導部15は、例えば「有無の1,0」の評価のうち、1(有)のリスク因子のみが一致するリスク因子情報の双方に対して指導するようにしてもよい。これにより、受診者Aの健康状態との一致度が最も高い数値の割合により、1年後、2年後の将来の健診状態や健康状態を予測することが可能となる。
また指導部15は、例えば受診者Aのリスク因子情報との一致度(人数が少ない)が小さい場合は、リスク因子情報に関す範囲、受診者に関する情報、健診結果の数値などを操作することにより、絞り込みを行えるようにしてもよい。
指導部15は、例えば記憶部11を参照し、複数の受診者の年度ごとに健診結果などの各種のデータの集計結果、割合(受診A者の総合評価が「B:要指導」であったとして、「A:問題なし」になる改善の確率、「B:要指導」のままの維持の確率、など)の確率など提示する。これにより、例えば保健指導等を行う保健師等は、受診者に対し、受診者の1年後や2年後の健康状態の予測値、確率を用いて説明することが可能となる。
<算出部16>
算出部16は、例えば記憶部11に記憶される効果情報を参照し、リスク因子情報ごとの効果の割合を算出する。算出部16は、例えば設定部13により設定された基準年の1年後、2年後、N年後の時系列の単位で抽出されるグループごとに受診者Aのリスク因子の値が完全に一致する他の受診者(例えば受診者B、受診者Cなど)のみを抽出するようにしてもよい。
また算出部16は、例えば特定のリスク因子のみとする部分一致の方法により、対象のグループを抽出するようにしてもよい。これにより、部分一致とすることで、例えば抽出対象となる他の受診者の母集団を大きくすることができ、ある特定の母集団においてリスク因子に対する重み付けを変化させ、評価するようにしてもよい。
算出部16は、設定部13により設定され受診者Aの健診時期の基準年の単位で、健診・検診結果を統計処理する。算出部16は、例えば着目する受診者Aのリスク因子情報がどのように変化(例えば「改善」、「現状維持」、「悪化」の割合、比率)を、例えば公知の確率分布などにより算出するようにしてもよい。これにより、保健指導を行う受診者に対して、リスク因子情報ごとに適切な説明と指導を行うことが可能となる。
算出部16は、例えば健診・検診結果を時系列に並べ替えたデータ群と、給付した医療費を時系列で並べ替えたデータ群とを重ね合わせ、受診者Aのリスク因子情報の基準年に基づく1年後、2年後、N年後の確率分布に加えて、年度ごとに給付することになる医療費の推計を算出するようにしてもよい。これにより、健康管理や保健指導等を実施することによってリスク因子情報の変化が期待でき、受診者Aに給付することになる医療費の推計値を改善させることが可能となる。
<評価部17>
評価部17は、例えば変換部14により並べ替えられた基準年を基準とする時系列による受診者ごとのリスク因子情報、および保健指導情報と、算出部16により算出された効果の割合とに基づいて、指導部15による受診者に対する保健指導の内容を評価する。
評価部17は、例えば保健指導等の効果を評価する。評価部17は、例えば保健指導を行った効果を計算するために、記憶部11を参照し、保健指導が行われた保健指導情報のデータの前後にある健診結果のデータを時系列で取得する。評価部17は、例えば保健指導を行う1年前(基準年―1)の健診結果情報と、1年度の健診結果情報に含まれる各種の健診結果を比較し、受診者Aの健診結果の推移(悪化・維持・改善)から受診者に対する過去の保健指導の内容を評価する。
評価部17は、例えば保健指導を行っていないグループに対して同じ操作を行い、受診者Aの健診結果の推移(悪化・維持・改善)から受診者に対する過去の保健指導の内容を評価するようにしてもよい。これにより、保健指導の効果は、保健指導を行ったグループの改善率が、保健指導を行っていないグループの改善率を比較し、受診者に対する保健指導の内容を評価することができる。
評価部17は、例えば記憶部11に記憶された最新の健診情報結果を参照し、ある特定のリスク因子情報の効果情報に基づいて複数のグループに分割し、さらに、各々のグループの保健指導を利用の有無(「保健指導の利用有無=1,0」)に基づくグループに細分化し、次年度(基準年+1)の健診結果情報の推移(悪化・維持・改善)を2つのグループ間で評価するようにしてもよい。このため、保健指導に効果があるならば、保健指導を利用したグループ(「保健指導の利用有無=1)の受診者は、保健指導を利用しないグループ(「保健指導の利用有無=0)」の受診者のグループと比べて、悪化の比率が小さくなる。これにより、リスク因子情報の効果情報を示す数値の差分を計算することで、保健指導の効果を定量的に評価することが可能となる。
<サーバ2>
サーバ2には、例えば上述した各種情報が記憶される。サーバ2には、例えば公衆通信網4を介して送られてきた各種情報が蓄積される。サーバ2には、例えば保存部104と同様の情報が保存され、公衆通信網4を介して1つ以上の保健指導用端末1と各種情報の送受診が行われてもよい。即ち、保健指導用端末1は、保存部104の代わりにサーバ2を用いてもよい。
<健診用端末3a>
健診用端末3aは、例えば受診者の健診を行う健診実施機関に備わる。健診用端末3aは、例えば健診実施機関に備わる健診実施機関サーバ(図示せず)と接続され、健診実施機関サーバに格納される各種の情報を参照するようにしてもよい。また健診用端末3aは、受診者を検診するための各種の健診、計測、または測定などを行う機器等と接続されてもよい。
健診用端末3aは、例えば保健指導を行った受診者の健診結果を、健診用端末3aに格納する他、例えばサーバ2、または健診実施機関サーバに送信するようにしてもよい。これにより、保健指導用端末1による健診結果の取得が可能となる。
<評価用端末3b>
評価用端末3bは、例えば保健指導用端末1で行われた保健指導情報の内容を評価する。評価用端末3bは、例えばサーバ2に記憶されるデータテーブルを参照し、受診者に対して行われた保健指導結果の内容と、受診者の健診後の経過を示す情報などに基づいて評価を行う。
評価用端末3bは、例えば健診実施主体の単位で保健指導の効果、保健指導を行う事業者の単位で保健指導の効果、健康状態の改善と医療費の適正化の効果など、各種の効果に対する有用性の評価を、サーバ2に記憶されるデータテーブルの各種の健診結果情報と、効果情報などを比較し、評価するようにしてもよい。
評価用端末3bは、例えは設定部13により設定された受診者の基準年の将来日付の年単位で、統計処理された健診・検診結果や保健指導情報を評価し、結果に基づいて評価するようにしてもよい。これにより、例えば健診された受診者に実施率とリスク因子の改善度の相関を提示することができる。さらに保健指導時に、例えば健康管理や保健指導等の必要性を、数値を用いて説明でき、行動変容を促すことができるようになる。
評価用端末3bは、例えば健康管理や保健指導等を実施した事業者の単位で、健康管理や保健指導等の有効性を定量的に評価するようにしてもよい。これにより、健診・検診の実施主体が委託する事業者を評価できるようになる。また評価用端末3bは、健診実施主体の単位で保健指導の効果を評価する他、例えば保健指導を行う事業者の単位で保健指導の効果を評価するようにしてもよい。
評価用端末3bは、例えばサーバ2のデータベースから取得した各種のデータが統計処理された結果を取得する機能や、各種機能が動作するアプリケーションを有してもよい。評価用端末3bは、例えば他の評価実施機関(図示せず)と接続されてもよく、他の評価用端末3bによって評価された評価結果が格納された実施機関サーバを参照するようにしてもよい。
<公衆通信網4>
公衆通信網4は、例えば保健指導用端末1等が通信回路を介して接続されるインターネット網等である。公衆通信網4は、いわゆる光ファイバ通信網で構成されてもよい。また、公衆通信網4は、有線通信網のほか、無線通信網等の公知の通信網で実現してもよい。
(保健指導システム100の動作の一例)
次に、本実施形態における保健指導システム100の動作の一例について説明する。図7は、本実施形態における保健指導システム100の動作の一例を示すフローチャートである。
保健指導システム100は、例えば図7に示すように、記憶手段S110と、取得手段S120と、設定手段S130と、変換手段S140と、指導手段S150とを備え、例えば算出手段S160、及び評価手段S170の少なくとも何れかを備えてもよい。
<記憶手段S110>
先ず、リスク因子情報、保健指導情報を記憶する(記憶手段S110)。記憶部11は、例えば受診者の前記健康診断に関する健診結果、健診結果により特定されるリスク因子情報、及びリスク因子情報に対する指導内容に関する保健指導情報を記憶する。記憶部11は、健診用端末3aにより健診された受診者の健診結果情報を、サーバ2を介してデータべ―スに記憶する。
記憶部11は、例えば保健指導用端末1によるアクセスの他、保健指導用端末1、評価用端末3bによりアクセスされ、健診された受診者に関して、例えば図4に示す各種の情報を各々対応づけて時系列に記憶する。
<取得手段S120>
取得手段S120は、保健指導の対象になった受診者の健診結果を取得する(取得手段S120)。例えば取得部12は、保健指導用端末1を介して、記憶部11に記憶される受診者の健診結果情報を取得する。
取得部12は、例えば保健指導の対象になった受診者の「受診者ID」を入力して、対応する受診者の健診結果情報を取得する。取得部12は、「受診者ID」に基づいて、例えば「受診者情報」、「保健指導機関情報」、「受診年月日」、「健診項目情報」、「効果情報」、「リスク因子情報」、または「保健指導情報」等を各種の情報でもよい。
取得部12は、例えば「受診者ID=AAA001」が入力された場合は、「受診者ID=AAA001」に関する健診結果情報として、例えば最新の健診結果である「受診年月日=2021.05.10」に「健診項目情報=通常健診」により健診された健診結果として「健診結果情報=B:要指導(肥満度)」を取得する。取得部12は、健診結果情報に含まれる「リスク因子情報=肥満1度(BMI:20~30)」を取得する。
取得部12は、例えば「受診者ID=AAA001」に紐づく健診結果情報の他、例えば保健指導機関における保健指導者により選択された他の情報、他の受診者の健診結果を合わせて取得するようにしてもよい。取得部12が取得する受診者の健診結果の健診時期、健診結果は適宜に検索でき、保健指導する受診者が絞り込まれるようにしてもよい。
<設定手段S130>
設定手段S130は、健診時期を基準年として設定する(設定手段S130)。設定部13は、例えば取得部12により取得した「受診者ID=AAA001」に関する健診結果情報を参照し、最新の健診結果である「受診年月日=2021.05.10」に「健診項目情報=通常健診」により健診された健診結果として「健診結果情報=B:要指導(肥満度)」に含まれるリスク因子情報「リスク因子情報=肥満1度(BMI:20~30)」に基づいて、リスク因子情報が特定された健診時期を基準年(例えば「2021年度」)として設定する。
設定部13が設定する基準年は、例えば過去の健診時期、複数期間であってもよく、設定される基準年は任意である。
<変換手段S140>
変換手段S140は、基準年を基準とする時系列で並べ替える(変換手段S140)。変換部14は、例えば記憶部11に記憶され、取得部12により取得された複数の受診者ごとリスク因子情報、対象の受診者の過去の保健指導情報などを、設定部13により設定された受診者の基準年(例えば「2021年度」)を基準とする時系列で並べ替える。
変換部14は、例えば受診者(受診者A、「受診者ID=AAA001」)の健診結果である「健診結果情報=B:要指導(肥満度)」と、リスク因子情報「リスク因子情報=肥満1度(BMI:20~30)」に基づいて、例えば他の受診者B(「受診者ID=BBB001」)の健診結果「健診結果情報=B:要指導(肥満度)」と、リスク因子情報「リスク因子情報=肥満1度(BMI:20~30)」と、受診者C(「受診者ID=EEE001」)の健診結果「健診結果情報=B:要指導(肥満度)」などを、受診者Aの基準年で時系列に並べ替える。
<指導手段S150>
指導手段S150は、受診者に対して保健指導する(指導手段S150)。指導部15は、例えば変換部14により並べ替えられた他受診者ごとのリスク因子情報、及び保健指導情報を参照し、受診者に対する保健指導を提示する。これにより保健指導者は、受診者に行動変容を促すにあたっての根拠とすることができ、適切な保健指導を行うことができる。
指導部15は、例えば設定部13によりリスク因子情報ごとの状態により設定された基準年に基づいて、変換部14により並べ替えられた他の受診者の健診結果情報、保健指導情報などの提示、レコメンドを、保健指導用端末1を介して保健指導者に行うようにしてもよい。
<算出手段S160>
算出手段S160は、効果の割合を算出する(算出手段S160)。算出部16は、例えば受診者の最新の健診結果情報と、過去の保健指導情報の内容に基づいて、リスク因子情報に対する効果の程度を算出する。
算出部16は、例えば受診者(受診者B、「受診者ID=BBB001」)の受診年月日「2020.04.02」の保健指導情報「保健指導A(グループA)」と受診年月日「2021.04.02」の健診結果情報「A:問題なし」とに「基づいて、受診者Bの健診結果が改善されていることから効果情報を「改善」としてカウントする。算出部16は、例えば「保健指導A(グループA)」に対して同様のカウントを行い、特定のリスク因子のみとする部分一致の方法により、リスク因子に対して指導された保健指導情報に対する効果を算出する。
算出部16は、例えば抽出対象となる母集団を大きくすることで、ある特定の母集団においてリスク因子に対する重み付けを変化させ、対応する保健指導結果の効果を評価するようにしてもよい。これにより、例えば着目する受診者Aのリスク因子情報がどのように変化(例えば「改善」、「現状維持」、「悪化」の割合、比率)を、例えば公知の確率分布などにより算出する。
また算出部16は、例えば特定のリスク因子のみとする部分一致の方法により、対象のグループを抽出するようにしてもよい。これにより、部分一致とすることで、例えば抽出対象となる他の受診者の母集団を大きくすることができ、ある特定の母集団においてリスク因子に対する重み付けを変化させ、評価するようにしてもよい。
算出部16は、設定部13により設定され受診者Aの健診時期の基準年の単位で、健診・検診結果を統計処理する。算出部16は、例えば着目する受診者Aのリスク因子情報がどのように変化(例えば「改善」、「現状維持」、「悪化」の割合、比率)を、例えば公知の確率分布などにより算出するようにしてもよい。
<評価手段S170>
評価手段S170は、保健指導の内容を評価する(評価手段S170)。評価部17は、変換部14により並べ替えられた基準年を基準とする時系列による受診者ごとのリスク因子情報、及び保健指導情報と、算出部16により算出された効果の割合とに基づいて、指導部15による受診者に対する保健指導の内容を評価する。
評価部17は、例えば保健指導の対象になった受診者の1年前(基準年―1)の健診結果情報と、1年度の健診結果情報に含まれる各種の健診結果を比較し、受診者Aの健診結果の推移(悪化・維持・改善)から受診者に対する過去の保健指導の内容を評価する。
評価部17は、例えば保健指導を行っていないグループに対して同じ操作を行い、受診者Aの健診結果の推移(悪化・維持・改善)を評価するようにしてもよい。これにより、保健指導の効果は、保健指導を行ったグループの改善率が、保健指導を行っていないグループの改善率を比較し、評価することができる。
これにより、受診者の健診結果に対し、受診者のリスク因子情報に基づいた保健指導情報を参照することができ、保健指導と評価の向上を図ることができ、例えば本実施形態における保健指導システム100の動作が終了する。
また、本実施形態によれば、変換部14は、例えば受診者Aの過去の健診結果、他のリスク因子情報を基準とし、他の受診者の健診結果、リスク因子情報に基づく保健指導情報を並べ替えるようにしてもよい。これにより、例えば保健指導者は、受診者に行動変容を促すにあたっての根拠とすることができ、保健指導と評価の向上を図ることができる。
また、本実施形態によれば、指導部15は、例えば特定の保健指導グループに対して保健指導を行うようにしてもよい。指導部15は、例えば健康状態が改善した群(「悪化」から「現状維持」、「現状維持」から「改善」など)、あるいは健康状態が悪化した群(「現状維持」から「悪化」、「改善」から「悪化」など)の比較により保健指導を行うようにしてもよい。指導部15は、例えば2つの群(例えば「保健指導グループA」と「保健指導グループB」など)に、「保健指導の利用有無=1,0」や「生活習慣の改善有無=1,0」等のリスク因子情報の範囲や数値の差に基づいて、受診者Aに対して保健指導を行うようにしてもよい。
また、本実施形態によれば、指導部15は、例えば受診者Aの健診結果の「保健指導の利用」の状態を切り替えて再度の検索を行い、この結果に基づいて、受診者Aが「保健指導を利用していない「保健指導の利用=0」群から「保健指導の利用=1」の保健指導グループに登録されるようにしてもよい。このため、受診者Aが保健指導を利用していない場合であっても、受診者Aの健康状態の改善の確率が向上させることが可能となる。これにより、保健指導者は、例えばリスク因子情報に対する操作に基づいて、受診者Aに対して特定されたリスク因子情報の保健指導を、その具体的な効果を提示しながら指導を行えるようになる。
また、本実施形態によれば、指導部15は、例えば対象とする受診者Aの健診・検診結果の基準年度の1つに基づいて指導する他、例えば前年度と比べて悪化している等の比較値を用いて、母集団を絞り込み、経年変化を加味した確率分布を得て、確率分布で示される症状予測に基づいて保健指導を行うようにしてもよい。これにより、ブラックボックスが無くなり、統計処理結果のデータを根拠として受診者に説明できるようになる。
また、本実施形態によれば、評価部17は、例えば保健指導の実施内容や方法(積極的介入の有無、介入の頻度等)によって細分化し比較するようにしてもよい。これにより、保健指導の効果を詳細に評価することが可能となる。評価部17は、例えば保健指導が、「保健師による定期的で受診者と面談する実施方法のほうが効果大(改善効果○○%)」などの数値として評価することが可能となり、健診受診者の健康管理をどのように重点化すべきかを評価することが可能となる。
また、本実施形態によれば、評価部17は、例えば健診実施主体の単位で保健指導の効果を評価する他、例えば保健指導を行う事業者の単位で保健指導の効果を評価してもよい。さらに、評価部17は、例えば健診実施主体が保保健指導を行うことによる費用対効果を、金額を用いて評価するようにしてもよい。評価部17は、例えば健診結果情報、保健指導の実施状況、医療費の3つのデータを組み合わせることで、保健指導の効果を医療費適正化効果として測定・評価することが可能となる。
また、本実施形態によれば、図5、および図6に示す通り、例えば健診結果情報や保健指導情報のように定期的に発生するデータを受診者の単位で時系列に並べて横の線を描くようにしてもよい。続いて、例えば特定のリスク因子に着目するなど、条件にあうデータを探して縦の線でつなぎ合わせる。さらに、例えば縦の線でつなぎ合わせにあたり、条件に合うデータを持たない横の線はつなぎ合わせないようにしてもよい。この処理を行うことで、例えばデータを横と縦の線でつなぎ合わせる格子状の構造が生成されることになる。これらの一連のアルゴリズムを、例えばサーバ2を介してプログラムとして提供するようにしてよい。これにより、例えば縦の線でつなぎ合わせた横の線は、受診者と同じリスク因子を持つ他受診者を示し、保健指導グループの作成等に用いることができる。さらに、例えば各受診者の横の線を辿ることで過去に遡ることで、健診結果情報や保健指導情報を取得することができる。
さらに、本実施形態によれば、図5、および図6に示す通り、例えば縦の線を基準に横の線でつなぎ合わされたデータを並べ直すことで、受診者において着目したデータの先(格子状の構造において右側。健診受診の直後ゆえ、リスク因子が高い最新のデータに着目することになり、右側には何もない状態となる)に連なることになるデータを推測することができる。具体的には、右側にある他受診者のデータを集めて統計処理することによって推測値を求める。このように処理することで、受診者の将来の健診結果情報やリスク因子の変化を予測できる。これにより、例えば公知の技術や、先行文献における機械学習や深層学習のアルゴリズムとは異なり、予測の根拠を説明することが可能となる。
また、本実施形態によれば、例えば前述のアルゴリズムは、ある商品を購入した消費者が、次にどのような商品を購入する可能性が高いかなどのデジタルマーケティング領域にも適用してもよい。
また、本実施形態によれば、記憶手段S110を行う記憶ステップ、取得手段S120を行う取得ステップ、設定手段S130を行う設定ステップ、変換手段S140を行う変換ステップ、指導手段S150を行う指導ステップ、算出手段S160を行う算出ステップ、評価手段S170を行う評価ステップは、保健指導方法として提供されてもよい。これにより、保健指導と評価の向上を図ることができる。
本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 :保健指導用端末
2 :サーバ
3a :健診用端末
3b :評価用端末
4 :公衆通信網
10 :筐体
11 :記憶部
12 :取得部
13 :設定部
14 :変換部
15 :指導部
16 :算出部
17 :評価部
100 :保健指導システム
101 :CPU
102 :ROM
103 :RAM
104 :保存部
105 :I/F
106 :I/F
107 :I/F
108 :入力部
109 :表示部
110 :内部バス
A :受診者
B :受診者
C :受診者
S110 :記憶手段
S120 :取得手段
S130 :設定手段
S140 :変換手段
S150 :指導手段
S160 :算出手段
S170 :評価手段

Claims (7)

  1. 健康診断の受診者に対して保健指導を行う保健指導システムであって、
    前記受診者の前記健康診断に関する健診結果、前記健診結果により特定されるリスク因子情報、及び前記リスク因子情報に対する指導内容に関する保健指導情報を記憶する記憶手段と、
    保健指導の対象になった受診者の前記健診結果を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記健診結果により特定される前記リスク因子情報に基づいて、前記リスク因子情報が特定された健診時期を基準年として設定する設定手段と、
    前記記憶手段により記憶された他受診者ごとの前記リスク因子情報、及び前記保健指導情報を参照し、前記受診者と前記他受診者の受診時期を、前記基準年を基準とする時系列で並べ替える変換手段と、
    前記変換手段により並べ替えられた他受診者ごとの前記リスク因子情報、及び前記保健指導情報に基づいて、前記受診者に対する保健指導の根拠を提示する指導手段と、
    を備えること
    を特徴とする保健指導システム。
  2. 前記記憶手段に記憶される前記保健指導情報は、前記受診者の前記リスク因子情報に対する保健指導の効果を示す改善、現状維持、及び悪化の少なくとも何れかを含む効果情報であること
    を特徴とする請求項1記載の保健指導システム。
  3. 前記記憶手段は、前記受診者の前記健康診断で生じた費用、前記保健指導で生じた費用、及び前記健康診断以降に生じた診療費の少なくとも何れかを含む医療費情報を記憶すること
    を特徴とする請求項1又は2記載の保健指導システム。
  4. 前記記憶手段に記憶される前記効果情報を参照し、前記リスク因子情報における効果の割合を算出する算出手段をさらに備え、
    前記指導手段は、前記算出手段により算出された前記割合に基づいて、前記受診者に対する保健指導を行うこと
    を特徴とする請求項2記載の保健指導システム。
  5. 前記変換手段により並べ替えられた前記基準年を基準とする時系列による前記受診者ごとの前記リスク因子情報、及び前記保健指導情報と、前記算出手段により算出された前記効果の割合とに基づいて、前記指導手段による前記受診者に対する前記保健指導の内容を評価する評価手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項4記載の保健指導システム。
  6. 健康診断の受診者に対して保健指導を行う保健指導用端末であって、
    前記受診者の前記健康診断に関する健診結果、前記健診結果により特定されるリスク因子情報、及び前記リスク因子情報に対する指導内容に関する保健指導情報を記憶する記憶部と、
    保健指導の対象になった受診者の前記健診結果を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記健診結果により特定される前記リスク因子情報に基づいて、前記リスク因子情報が特定された健診時期を基準年として設定する設定部と、
    前記記憶部に記憶された他受診者ごとの前記リスク因子情報、及び前記保健指導情報を参照し、前記受診者と前記他受診者の受診時期を、前記基準年を基準とする時系列で並べ替える変換部と、
    前記変換部により並べ替えられた他受診者ごとの前記リスク因子情報、及び前記保健指導情報に基づいて、前記受診者に対する保健指導の根拠を提示する指導部と、
    を備えること
    を特徴とする保健指導用端末。
  7. 健康診断の受診者に対して保健指導を行う保健指導方法であって、
    前記受診者の前記健康診断に関する健診結果、前記健診結果により特定されるリスク因子情報、及び前記リスク因子情報に対する指導内容に関する保健指導情報を記憶する記憶ステップと、
    保健指導の対象になった受診者の前記健診結果を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップにより取得された前記健診結果により特定される前記リスク因子情報に基づいて、前記リスク因子情報が特定された健診時期を基準年として設定する設定ステップと、
    前記記憶ステップにより記憶された他受診者ごとの前記リスク因子情報、及び前記保健指導情報を参照し、前記受診者と前記他受診者の受診時期を、前記基準年を基準とする時系列で並べ替える変換ステップと、
    前記変換ステップにより並べ替えられた他受診者ごとの前記リスク因子情報、及び前記保健指導情報に基づいて、前記受診者に対する保健指導を行う指導ステップと、
    をコンピュータに実行させること
    を特徴とする保健指導方法。
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