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JP7365866B2 - 灯具モジュール - Google Patents
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Description

本発明は、自動車などに用いられる灯具モジュールに関する。
車両用灯具(たとえば前照灯)は、ハイビーム、ロービーム、クリアランスランプ(ポジションランプ)やDRL(Daytime Running Lamp)など、複数の機能を備える。
図1は、従来の車両用灯具10Rを備える灯具システム1Rのブロック図である。図1には、ロービームとハイビームに関連するブロックが示される。車両用灯具10Rは、スイッチ4を介してバッテリ2からの直流電圧(入力電圧VIN)を受け、入力電圧VINを電源として、ロービーム用の光源12Lとハイビーム用の光源12Hを点灯させる。光源12H,12Lはそれぞれ、直列(あるいは並列)に設けられた複数の発光素子(たとえばLED)を含む。
車両用灯具10Rは、ロービーム用の点灯回路14Lと、ハイビーム用の点灯回路14Hと、を備える。車両用灯具10Rには、ハイビームとロービームを切り替えるためのH/L切替信号が入力される。点灯回路14Lは、入力電圧VINが供給されると、光源12Lに駆動電流ILED1を供給し、それを点灯させる。
点灯回路14Hは、H/L切替信号に応じて、イネーブル(動作、オン)、ディセーブル(非動作、オフ)が切り替えられ、イネーブル状態において光源12Hに駆動電流ILED2を供給し、それを点灯させる。
特開2006-221886号公報
従来の車両用灯具10Rでは、ハイビームとロービームは、独立した回路として形成されており、コストおよびサイズが大きいという問題があった。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、複数の機能が切替可能な灯具モジュールの提供にある。
本発明のある態様は、第1機能と第2機能が切替可能な灯具モジュールに関する。灯具モジュールは、定電流出力の駆動回路と、駆動回路の出力と直列に接続されるM個(M≧1)の発光素子および第1スイッチを含む第1光源と、直列に接続されるN個(N≧1)の発光素子および第2スイッチを含み、M個の発光素子の一部または全部と第1スイッチを含む直列接続回路と並列に設けられた第2光源と、第1機能と第2機能の切り替えを指示する切替信号を受け、第1機能が指示される間、第1スイッチを導通、第2スイッチを遮断し、第2機能が指示される間、第1スイッチを遮断、第2スイッチを導通し、第1機能と第2機能を切り替える際に、第1スイッチと第2スイッチの両方を導通させる切替回路と、を備える。
本発明の別の態様もまた、第1機能と第2機能が切替可能な灯具モジュールに関する。灯具モジュールは、M個の発光素子を含む第1光源と、N個の発光素子を含む第2光源と、第1光源と第2光源に対して共通に設けられた定電流出力の駆動回路と、第1機能と第2機能の切り替えを指示する切替信号を受け、第1機能が指示される間、第1光源に駆動回路の出力電流が流れ、第2機能が指示される間、第2光源に駆動回路の出力電流が流れ、第1機能と第2機能を切り替える際に、第1光源と第2光源の両方に、駆動回路の出力電流が流れるように、駆動回路の出力電流の経路を切り替える切替回路と、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明のある態様によれば、複数の機能を有する灯具モジュールを提供できる。
従来の車両用灯具を備える灯具システムのブロック図である。 実施の形態1に係る灯具モジュールを備える灯具システムのブロック図である。 図2の灯具モジュールの動作波形図である。 図4(a)は、図2の灯具モジュールの構成例を示す回路図であり、図4(b)は、エッジ遅延回路の構成例を示す回路図である。 灯具モジュールの分解斜視図である。 図6(a)、(b)は、駆動回路の構成例を示す回路図である。 実施の形態2に係る灯具モジュールのブロック図である。 実施の形態3に係る灯具モジュールのブロック図である。 変形例1に係る灯具モジュールの回路図である。 変形例2に係る灯具モジュールの回路図である。
(実施の形態の概要)
本明細書に開示される一実施の形態は、第1機能と第2機能が切替可能な灯具モジュールに関する。灯具モジュールは、定電流出力の駆動回路と、駆動回路の出力と直列に接続されるM個(M≧1)の発光素子および第1スイッチを含む第1光源と、直列に接続されるN個(N≧1)の発光素子および第2スイッチを含み、M個の発光素子の一部または全部と第1スイッチを含む直列接続回路と並列に設けられた第2光源と、第1機能と第2機能の切り替えを指示する切替信号を受け、第1機能が指示される間、第1スイッチを導通、第2スイッチを遮断し、第2機能が指示される間、第1スイッチを遮断、第2スイッチを導通し、第1機能と第2機能を切り替える際に、第1スイッチと第2スイッチの両方を導通させる切替回路と、を備える。
第1光源と第2光源の駆動回路を共通化することで、サイズおよびコストを下げることができる。また、第1機能と第2機能の切りかえに際して、第1光源と第2光源が両方消灯するのを防止できる。
第1機能はロービームであり、第2機能はハイビームであり、M≧2であり、直列接続回路は、M個の発光素子の一部と第1スイッチを含んでもよい。これによりハイビームの点灯中においても、M個の発光素子の残りの一部の点灯を維持できるため、ロービームが選択されるときよりも低い照度で、ロービームを照射できる。
M個の発光素子とN個の発光素子は、共通のヒートシンクにより冷却されてもよい。駆動回路、第1光源、第2光源および切替回路は共通の基板に実装されてもよい。
切替信号は、ハイ・ロー二値の信号であり、切替回路は、切替信号にもとづいて、第1スイッチに与える第1制御信号および第2スイッチに与える第2制御信号を生成可能であり、切替回路は、第1制御信号および第2制御信号それぞれのターンオフに対応するエッジを遅延可能に構成されてもよい。
第1機能はデイタイムランニングランプであり、第2機能はクリアランスランプであってもよい。
(実施の形態)
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bと接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合のほか、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
また本明細書において、電圧信号、電流信号などの電気信号、あるいは抵抗、キャパシタなどの回路素子に付された符号は、必要に応じてそれぞれの電圧値、電流値、あるいは抵抗値、容量値を表すものとする。
(実施の形態1)
図2は、実施の形態1に係る灯具モジュール100Aを備える灯具システム1のブロック図である。灯具システム1は、バッテリ2、スイッチ4、車両側ECU(Electronic Control Unit)6および車両用灯具10を備える。
灯具モジュール100Aは、車両用灯具10の複数の機能のうち、第1機能と第2機能を受け持っており、第1機能と第2機能が切替可能である。本実施の形態では、車両用灯具10は前照灯(ヘッドランプ)であり、第1機能はロービーム、第2機能はハイビームである。
灯具モジュール100Aは、駆動回路110、第1光源120、第2光源130、切替回路140を備え、それらがユニット化されたものであり、灯具モジュール100Aの完成品が、車両用灯具10に組み付けられる。
駆動回路110は、定電流出力のドライバを含む。駆動回路110の構成は特に限定されず、定電流出力のリニアレギュレータであってもよいし、定電流出力のスイッチングコンバータ(DC/DCコンバータ)であってもよいし、定電圧出力のスイッチングコンバータと定電流回路の組み合わせであってもよい。
第1光源120は、第1機能(すなわちロービーム)に対応しており、駆動回路110の出力と直列に接続されるM個(M≧1)の発光素子122_1~122_Mおよび第1スイッチSW1を含む。図2の例では、M=3である。発光素子は、LED(発光ダイオード)が好適であるが、その他の半導体発光素子、たとえばLD(レーザダイオード)や有機EL素子などを用いてもよい。
第2光源130は、第2機能(すなわちハイビーム)に対応しており、直列に接続されるN個(N≧1)の発光素子132_1~132_Nおよび第2スイッチSW2を含む。図2の例ではN=2である。第2光源130は、第1光源120のM個の発光素子122_1~122_3の一部122_2,122_3と第1スイッチSW1を含む直列接続回路124と並列に設けられる。
切替回路140は、第1機能(ロービーム)と第2機能(ハイビーム)の切り替えを指示するH/L切替信号を受け、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2のオン、オフを指示する制御信号CNT1,CNT2を生成する。たとえばH/L切替信号は、車両側ECU6から供給されてもよい。切替回路140は、ロービームが指示される間(たとえばH/L切替信号がロー)、第1スイッチSW1を導通、第2スイッチSW2を遮断する。切替回路140は、ハイビームが指示される間(たとえばH/L切替信号がハイ)、第1スイッチSW1を遮断、第2スイッチSW2を導通する。切替回路140は、ロービームとハイビームを切り替える際に、ある期間にわたり、第1スイッチSW1と第2スイッチSW2の両方を導通させる。
以上が灯具モジュール100Aの基本構成である。続いてその動作を説明する。図3は、図2の灯具モジュール100Aの動作波形図である。時刻tより前は、H/L切替信号はローであり(ロービーム期間という)、第1スイッチSW1がオン、第2スイッチSW2がオフである。したがって、駆動回路110の出力電流IOUTは、第1光源120の発光素子122_1~122_3に流れ、ロービームが点灯し、ハイビームの輝度はゼロである。
時刻tに、H/L切替信号がハイに遷移すると、切替回路140は、第2スイッチSW2をターンオンする。切替回路140は、直ちに第1スイッチSW1をターンオフせず、時刻tからtまでの遷移期間τの間、第1スイッチSW1のオンを維持する。この遷移期間τの間は、第1スイッチSW1と第2スイッチSW2が両方オンとなり、したがって、駆動回路110の出力電流IOUTは、第1光源120と第2光源130に分流し、第1光源120と第2光源130の両方が点灯する。遷移期間τの長さは、たとえば50ms~500ms程度としてもよい。
時刻tに、第1スイッチSW1がターンオフし、時刻t以降は、第2光源130が点灯し、ハイビーム期間となる。このハイビーム期間において、駆動回路110の出力電流IOUTは、第1光源120の一部である発光素子122_1を経由して流れるため、第1光源120の輝度はゼロとはならず、ロービーム期間より低い輝度(この例では1/3の輝度)で点灯させることができる。
時刻tに、H/L切替信号がローに遷移すると、切替回路140は、第1スイッチSW1をターンオンする。切替回路140は、直ちに第2スイッチSW2をターンオフせず、時刻tからtまでの遷移期間τの間、第2スイッチSW2のオンを維持する。この遷移期間τの間は、第1スイッチSW1と第2スイッチSW2が両方オンとなり、したがって、駆動回路110の出力電流IOUTは、第1光源120と第2光源130に分流し、第1光源120と第2光源130の両方が点灯する。遷移期間τの長さは、たとえば50ms~500ms程度とすることができる。遷移期間τの長さは、遷移期間τと等しくてもよいし、異なっていてもよい。
時刻tに、第2スイッチSW2がターンオフし、時刻t以降は、ロービーム期間となり、第1光源120が高輝度で点灯し、第2光源130が消灯する。
以上が灯具モジュール100Aの動作である。続いてその利点を説明する。この灯具モジュール100Aによれば、ハイビームとロービームの機能を有する灯具をモジュール化することができる。これにより、ハイビームとロービームが別々にユニット化されている場合に比べて車両用灯具10の組み立てを簡素化できる。
また2つの光源120,130を、単一の駆動回路110によって駆動するため、部品点数およびコストを削減でき、また灯具モジュール100Aのサイズを小型化できる。
ハイビームとロービームの光源120,130を単一のモジュールに内蔵した場合、熱的な制約から、ロービームを、ハイビーム期間においてもフル点灯させておくことは難しい。かといって、第1光源120と第2光源130を排他的に点灯させると、制御遅延によって、ハイビームとロービームを切り替える際に、第1光源120と第2光源130が両方消灯し、安全性が低下するおそれがある。本実施の形態によれば、ハイビーム期間とロービーム期間の間に、第1光源120と第2光源130が同時に点灯する遷移期間τ,τを挿入することにより、第1光源120と第2光源130の同時消灯を防止でき、安全性を高めることができる。
さらに、第1光源120の一部の発光素子122_1に、ハイビーム期間、ロービーム期間にかかわらずに常に、駆動電流IOUTが流れるようにすることで、ハイビーム期間において、ロービームの光源を、低い輝度で発光させることができる。これにより熱的な制約をクリアしつつ、ロービームの配光領域の照度がゼロとなるのを防止し、さらに安全性を高めることができる。
続いて灯具モジュール100Aの具体的な構成例を示す回路図である。図4(a)は、図2の灯具モジュール100Aの構成例を示す回路図である。第1スイッチSW1、第2スイッチSW2は、NチャンネルのMOSトランジスタであり、それらのオン、オフは、ゲートに印加される制御信号CNT1,CNT2によって制御される。
切替回路140は、いくつかのインバータ142~144と、エッジ遅延回路146,148を含む。インバータ142、143を経たH/L切替信号は、エッジ遅延回路146に入力される。エッジ遅延回路146は、インバータ143の出力H/Lを受け、それを反転し、制御信号CNT1を生成する。またエッジ遅延回路148は、インバータ144を経たH/L切替信号(反転論理)を受け、それを反転し、制御信号CNT2を生成する。エッジ遅延回路146,148はそれぞれ、出力である制御信号CNT1,CNT2のターンオフに対応するエッジ(スイッチがNチャンネルMOSトランジスタあるいはNPN型バイポーラトランジスタの場合、ネガエッジ)を遅延させる。スイッチがPチャンネルMOSトランジスタあるいはPNP型バイポーラトランジスタの場合、ポジエッジを遅延させればよい。インバータの段数は、制御信号CNT1,CNT2が、H/L切替信号に対して適切な論理レベルをとるように設計すればよい。
図4(b)には、エッジ遅延回路146(148)の構成例が示される。エッジ遅延回路146は、抵抗R11~R13、PNP型バイポーラトランジスタQ11、キャパシタC11を含む。キャパシタC11は、第1スイッチSW1であるNMOSトランジスタのゲートに接続される。抵抗R11は、キャパシタC1と並列に接続される。トランジスタQ11は、コレクタがキャパシタC11と接続され、ベースに抵抗R12を介してH/L切替信号が入力される。またトランジスタQ11のベースエミッタ間には、抵抗R13が設けられる。エッジ遅延回路146の入力INがローに遷移すると、トランジスタQ11のコレクタ電流によってキャパシタC11が充電され、制御信号CNT1は急速に立ち上がる。エッジ遅延回路146の入力INがハイに遷移すると、トランジスタQ11のコレクタ電流が遮断される。このときキャパシタC11の電荷は、抵抗R11を経由して緩やかに放電され、したがって制御信号CNT1は緩やかに低下していく。すなわち制御信号CNT1のネガエッジのみに選択的に遅延が与えられる。
当業者によれば、図4(a)、(b)に示す切替回路140の構成が例示に過ぎず、それに限定されないことが理解される。
続いて灯具モジュール100Aの構造を説明する。図5は、灯具モジュール100Aの分解斜視図である。灯具モジュール100Aの構成部品は、共通の基板160に実装される。具体的には基板160には、複数の発光素子122、複数の発光素子132に加えて、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、駆動回路110や切替回路140の構成部品が実装される。リフレクタ182は、発光素子122の出射光を受け、その反射光によってロービームの配光を形成する。同様にリフレクタ184は、発光素子132の出射光を受け、その反射光によってハイビームの配光を形成する。放熱板(ヒートシンク)170は、基板160の実装面と反対側(裏面)に接触し、第1光源120および第2光源130の熱を放熱する。
なお図5の変形として、放熱板170を複数個設け、共通の基板160実装面の反対側(裏面)のうち、発光素子122および132に対応する位置に、各放熱板170を接触させて固定してもよい。
図6(a)、(b)は、駆動回路110の構成例を示す回路図である。図6(a)の駆動回路110は、降圧コンバータ112と、そのコントローラ114を備える。降圧コンバータ112は、スイッチングトランジスタM1、整流素子D1、インダクタL1、キャパシタC1、センス抵抗Rsを含む。センス抵抗Rsは、駆動電流IOUTの経路上に設けられる。コントローラ114は、センス抵抗Rsの電圧降下Vs(Vs=IOUT×Rs)が所定の目標電圧VREFに近づくように、スイッチングトランジスタM1を制御する。これにより、出力IOUTは、IREF=VREF/Rsに近づくように安定化される。
整流素子D1としてトランジスタを用いた同期整流型を採用してもよい。また直列に接続される発光素子122の個数Mが多い場合には、昇圧コンバータを用いることができる。
図6(b)に示すように、駆動回路110をリニアレギュレータで構成してもよい。
(実施の形態2)
図7は、実施の形態2に係る灯具モジュール100Bのブロック図である。実施の形態1との相違点を説明する。図7において第1光源120は、M=2個の発光素子122_1,122_2を含む。また第2光源130は、M個すべての発光素子122_1~122_2と第1スイッチSW1を含む直列接続回路124と並列に接続される。したがって、図2では、第2機能が選択されている期間に、第1光源120を完全に消灯させることができる。
図7の灯具モジュール100Bでは、実施の形態1と同様に、第1機能をロービーム、第2機能をハイビームとしてもよい。あるいは第1機能をデイタイムランニングランプ、第2機能をクリアランスランプとしてもよい。
(実施の形態3)
図8は、実施の形態3に係る灯具モジュール100Cのブロック図である。実施の形態1との相違点は、発光素子122、発光素子132の個数M,Nであり、図8では、M=2、N=1である。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(変形例1)
図9は、変形例1に係る灯具モジュール100Dの回路図である。駆動回路110は、電流シンク型の定電流ドライバ(リニアレギュレータ)を含む。この灯具モジュール100は、図2の灯具モジュール100Aを天地反転したものと把握される。第1スイッチSW1および第2スイッチSW2はPチャンネルMOSトランジスタであり、制御信号CNT1,CNT2がローのときにオンとなる。したがって切替回路140は、制御信号CNT1,CNT2のターンオフに対応するエッジはポジエッジであり、切替回路140は、制御信号CNT1,CNT2それぞれのポジエッジを遅延させてもよい。
(変形例2)
図10は、変形例2に係る灯具モジュール100Eの回路図である。灯具モジュール100Eにおいて、駆動回路110は、昇圧コンバータ116およびコントローラ118を備える。昇圧コンバータ116は、インダクタL2、スイッチングトランジスタM2、整流素子D2、キャパシタC2、センス抵抗Rsを含む。コントローラ118は、センス抵抗Rsの電圧降下が目標電圧に近づくように、スイッチングトランジスタM2を制御すし、出力電流IOUTを安定化する。負荷である第1光源120および第2光源130は、カソードが入力端子側、アノードが駆動回路110の出力端子側となる向きで設けられる。
(変形例3)
実施の形態では、H/L切替信号を、ハイ、ローの二値信号としたがその限りでなく、別の信号形式であってもよい。この場合、切替回路140は、H/L切替信号にもとづいて、現在指示されている機能を判別した上で、適切な制御信号CNT1,CNT2を生成できるように構成すればよい。
(変形例4)
スイッチSW1,SW2の配置は、実施の形態で説明したそれには限定されず、切替回路140の制御と組み合わせて、駆動回路110の出力電流IOUTが、(i)第1光源120側に流れる状態、(ii)第2光源130側に流れる状態、(iii)第1光源120と第2光源130に分流する状態、が切り替え可能に配置されていればよい。したがってスイッチの個数は2個に限定されず、3個以上のスイッチを用いてもよい。
この観点から、本発明に係る灯具モジュールの一態様は、以下のように把握することができる。灯具モジュール(100)は、第1機能と第2機能が切替可能である。第1光源(120)は、M個の発光素子を含み、第2光源(130)は、N個の発光素子を含む。駆動回路(110)は、第1光源(120)と第2光源(130)に対して共通に設けられており、定電流出力を有する。切替回路(140)は、第1機能と第2機能の切り替えを指示する切替信号を受け、(i)第1機能が指示される間、第1光源(120)に駆動回路(110)の出力電流が流れ、(ii)第2機能が指示される間、第2光源(130)に駆動回路(110)の出力電流が流れ、第1機能と第2機能を切り替える際に、第1光源(120)と第2光源(130)の両方に、駆動回路(110)の出力電流が流れるように、駆動回路(110)の出力電流の経路を切り替える。この一態様では、電流経路を切り替えるためのスイッチを、いくつかの発光素子と並列に配置してもよい。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
1 灯具システム
2 バッテリ
4 スイッチ
6 車両側ECU
10 車両用灯具
100 灯具モジュール
110 駆動回路
112 降圧コンバータ
114 コントローラ
116 昇圧コンバータ
118 コントローラ
120 第1光源
122 発光素子
124 直列接続回路
SW1 第1スイッチ
130 第2光源
132 発光素子
SW2 第2スイッチ
140 切替回路
142,143,144 インバータ
146,148 エッジ遅延回路
160 基板

Claims (5)

  1. 第1機能と第2機能が切替可能な灯具モジュールであり、
    定電流出力の駆動回路と、
    前記駆動回路の出力と直列に接続されるM個(M≧1)の発光素子および第1スイッチを含む第1光源と、
    直列に接続されるN個(N≧1)の発光素子および第2スイッチを含み、前記M個の発光素子の一部または全部と前記第1スイッチを含む直列接続回路と並列に設けられた第2光源と、
    前記第1機能と前記第2機能の切り替えを指示する切替信号を受け、前記第1機能が指示される間、前記第1スイッチを導通、前記第2スイッチを遮断し、前記第2機能が指示される間、前記第1スイッチを遮断、前記第2スイッチを導通し、前記第1機能と前記第2機能を切り替える際に、前記第1スイッチと前記第2スイッチの両方を導通させる切替回路と、
    を備え、
    前記駆動回路、前記第1光源、前記第2光源および前記切替回路は共通の基板に実装されることを特徴とする灯具モジュール。
  2. 前記第1機能はロービームであり、前記第2機能はハイビームであり、
    M≧2であり、前記直列接続回路は、前記M個の発光素子の一部と前記第1スイッチを含むことを特徴とする請求項1に記載の灯具モジュール。
  3. 前記M個の発光素子と前記N個の発光素子は、共通のヒートシンクにより冷却されることを特徴とする請求項1または2に記載の灯具モジュール。
  4. 前記切替信号は、ハイ・ロー二値の信号であり、
    前記切替回路は、前記切替信号にもとづいて、前記第1スイッチに与える第1制御信号および前記第2スイッチに与える第2制御信号を生成可能であり、
    前記切替回路は、前記第1制御信号および前記第2制御信号それぞれのターンオフに対応するエッジを遅延可能に構成されることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の灯具モジュール。
  5. 前記第1機能はデイタイムランニングランプであり、前記第2機能はクリアランスランプであることを特徴とする請求項1、3、4のいずれかに記載の灯具モジュール。
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