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JP7366971B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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JP7366971B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
鞍乗り型車両には、通信装置の車体前方側を覆う保護壁を設け、車体前方側から接触しようとする第三者から通信装置を保護するものが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2018-52298号公報
ところで、近年の鞍乗り型車両に搭載される電装部品や電気部品は増えており、例えば、スマートキーシステム等のキーレスシステムを実現するための電装部品や、USBポートなどの電源供給口が設けられることがある。
しかし、鞍乗り型車両は部品の配置スペースが制約されるので、スマートキーシステムを実現する電装部品等や、電源供給口を有するデバイス(電源供給部材という)の配置に要なスペースの低減と、部品点数の低減が望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、電装部品や電源供給部材の配置に必要なスペースの低減と、部品点数の低減とを実現し易くすることを目的とする。
メインフレームの一部を覆う車体カバー部材と、前記車体カバー部材に取り付けられる電装部品とを備える鞍乗り型車両において、前記電装部品は当該車両側の開錠を可能にするスマートキーシステムの車両側のユニットの一つであり、前記車体カバー部材に取り付けられ、前記電装部品の下方を覆うカバーと、前記車体カバー部材に設けられた孔内に配置され、前記孔から車体後方に露出する電源供給口を有する電源供給部材とを備え、前記カバー(52)は、前記電源供給部材(46)が通る通過孔と、前記通過孔に通された前記電源供給部材の少なくとも一部を、車幅方向外側から覆う側方覆い部とを有していることを特徴とする
また、メインフレームの一部を覆う車体カバー部材と、前記車体カバー部材に取り付けられる電装部品とを備える鞍乗り型車両において、前記車体カバー部材に取り付けられ、前記電装部品の上方及び側方を前方から覆うカバーと、前記車体カバー部材に設けられた孔内に配置され、前記孔から車体後方に露出する電源供給口を有する電源供給部材とを備え、前記カバーは、前記電源供給部材が通る通過孔を有し、前記電装部品は、車幅方向に長い形状を有し、前記電装部品の下方、かつ、前記電装部品の車幅方向の範囲に、前記電源供給部材の少なくとも一部と、前記電装部品につながるハーネスの少なくとも一部が位置することを特徴とする。
電装部品や電源供給部材の配置に必要なスペースの低減と、部品点数の低減とを実現し易くなる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。 鞍乗り型車両の前部を車体後方から示した図である。 図1のIII-III断面図である。 図2のIV-IV断面図である。 図4のV-V断面図である。 図4のVI-VI断面図である。 図1のVII-VII断面図である。 図1のVIII-VIII断面図である。 電装部品カバーを周辺構成と共に斜め前方から示した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
車体フレーム11は、車体フレーム11の前端部に設けられるヘッドパイプ18と、ヘッドパイプ18の後方に位置するフロントフレーム19と、フロントフレーム19の後方に位置するリアフレーム20とを備える。フロントフレーム19の前端部は、ヘッドパイプ18に接続される。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
フロントフォーク14は、ヘッドパイプ18によって左右に操舵自在に支持される。前輪13は、フロントフォーク14の下端部に設けられる車軸13aに支持される。乗員が把持する操舵用のハンドル21は、フロントフォーク14の上端部に取り付けられる。
スイングアーム16は、車体フレーム11に支持されるピボット軸22に支持される。ピボット軸22は、車幅方向に水平に延びる軸である。スイングアーム16の前端部には、ピボット軸22が挿通される。スイングアーム16は、ピボット軸22を中心に上下に揺動する。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
パワーユニット12は、前輪13と後輪15との間に配置され、車体フレーム11に支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
また、鞍乗り型車両10は、前輪13を上方から覆うフロントフェンダー26と、後輪15を上方から覆うリアフェンダー27と、乗員が足を載せるステップ28と、パワーユニット12が使用する燃料を蓄える燃料タンク29とを備える。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
鞍乗り型車両10は、車体の各部を覆う車体カバー31を備える。車体カバー31は、左右のハンドル21間を覆うハンドルカバー32と、ハンドルカバー32よりも下方で車体前部を前方から覆うフロントカバー33と、フロントカバー33の左右下部から下方に延出する左右のフロントサイドカバー34と、車体前部を後方から覆うインナーカバー35とを備える。さらに、車体カバー31は、インナーカバー35とシート17との間を上方から覆うミドルカバー36と、シート17の左右及び車体後部を覆う左右のリアサイドカバー37とを備える。
フロントカバー33は、ヘッドパイプ18を前方から覆い、インナーカバー35は、ヘッドパイプ18を後方から覆うと共に、メインフレームとして機能するフロントフレーム19の一部を側方から覆う。また、左右のフロントサイドカバー34もフロントフレーム19の一部を側方から覆う。
インナーカバー35及び左右のフロントサイドカバー34は、左右に張り出すカバーに形成され、シート17に着座する乗員(ライダーとも言う)の左右の足等を前方から覆うレッグシールドとして機能する。なお、インナーカバー35は、本発明の車体カバー部材に相当する。
ハンドルカバー32、フロントカバー33、及びフロントサイドカバー34は、前方からの走行風を、乗員の周囲に向けて適度に整流する整流カバーに形成されている。フロントカバー33には、ヘッドライト等の灯火器を構成するライトユニット38が設けられる。
図1中、符号39は、左右のフロントフォーク14を支持するボトムブリッジである。また、フロントフレーム19は、車体側面視で、フロントフォーク14の後方、かつ、パワーユニット12の前上方に相当する位置にラジエータ40を支持する。ラジエータ40は、車幅中心から左右に延出する箱形状に形成され、パワーユニット12を冷却するための冷却水が通る配管を有し、配管を通る冷却水と外気とを熱交換させる。
図2は、鞍乗り型車両10の前部を車体後方から示した図であり、乗員の視点から視たハンドル21周りの図に相当する。図2中の符号C1は、車幅中心線を示している。なお、車体カバー31を構成する各カバー部品32~37は、車幅中心線C1を基準にして左右対称形状である。なお、全てのカバー部品32~37が左右対称形状でなくてもよく、カバー形状は適宜に変更すればよい。
ハンドルカバー32は、左右のハンドル21間を覆うと共に、左右のハンドル21間に配置されるメータユニット41を乗員側に露出させる。ハンドルカバー32の左右端部には、複数の操作スイッチが配置される。ハンドルカバー32に配置される操作スイッチは、ハンドル21を把持する手の指で容易に操作可能なスイッチであり、例えば、エンジンストップスイッチ、ハザードランプスイッチ、スタータスイッチ、ホーンスイッチ、及びウインカースイッチ等である。操作スイッチの種類は適宜に設定すればよい。
インナーカバー35は、車幅方向中央部から左右に張り出すカバー形状に形成され、ハンドルロックモジュール45、及びUSBソケット46を乗員側に露出させる。ハンドルロックモジュール45は、ハンドルロック機構の操作子として機能するダイヤルスイッチを含むロック装置、及びメインスイッチを一体に備える部品である。このハンドルロックモジュール45は、インナーカバー35の右領域に設けられた孔35Aから車体後方に向けて露出することで、乗員側から容易にアクセス可能である。
USBソケット46は、USBポートを備え、USBポートに有線接続された外部機器に対し、鞍乗り型車両10に設けられたバッテリーからの電力を供給する電気部品(電装部品とも称する)である。外部機器は、例えば、スマートフォン等の携帯型電子機器である。
USBソケット46は、インナーカバー35の左領域に設けられた孔35Bから車体後方に向けて露出することで、乗員側から容易にアクセス可能である。USBソケット46の外部に露出する面(USBポートが露出する面)は、開閉自在なカバー等によって適宜に覆われる。USBソケット46は、本発明の電源供給部材に相当し、USBポートは、本発明の電源供給口に相当する。但し、本発明の電源供給部材は、USBソケットに限定されず、例えば、シガーソケット等と称される電源ソケットでもよく、適宜な構成を適用してもよい。
フロントカバー33及びインナーカバー35で囲まれる空間には、スマートコントロールユニットを構成する電装部品51が配置される。
電装部品51は、鞍乗り型車両10に近づくだけで車両10側の開錠を可能にするスマートキーシステムを実現する車両側のユニットの一つである。スマートキーシステムは、キーレスシステムの一つであり、予め登録されたスマートキーが通信エリア内に存在するか否か等に応じて、メインスイッチのオン/オフ、ハンドルロック機構の作動/作動停止、シートロック機構の施錠/開錠等を行う。
図3は、図1のIII-III断面図であり、電装部品51を周辺構成と共に車体前方から見た一部断面図を示している。図4は、図2のIV-IV断面図であり、電装部品51を周辺構成と共に車体左側から見た一部断面図を示している。図5は、図4のV-V断面図であり、電装部品51を周辺構成と共に斜め上方から見た一部断面図を示している。
電装部品51は、回路基板等を有する箱型の電装部品であり、車体前面視で、車幅方向に相対的に長い形状を有する台形形状に形成される。図3~図5に示すように、インナーカバー35には、前方に突出する突出部35Tが一体に設けられ、この突出部35Tに支持ステー35Sを介して電装部品51が支持される。インナーカバー35には、電装部品51を前方から覆うカバー52(以下、「電装部品カバー52」と言う)が取り付けられる。
電装部品カバー52には、電装部品51よりも下方に、USBソケット46が通る通過孔52H(以下、「ソケット通過孔52H」と言う)が設けられる。ソケット通過孔52Hは、インナーカバー35の孔35Bに対し、前方かつ下方に位置し、USBソケット46を後上がりの姿勢で保持する。これによって、USBソケット46の後端面(USBポートを有する面)が乗員側に向けられる。
図3に示すように、ソケット通過孔52Hの少なくとも一部は、電装部品51の幅W1内で電装部品51の下方に位置する。なお、電装部品51の車幅方向に沿った幅W1は、ソケット通過孔52Hの直径、及び、USBソケット46の直径よりも長い値となっている。
電装部品51は、当該電装部品51の下面51Lが、車幅方向においてソケット通過孔52H側に行くほど高い位置となるように傾斜配置されている。これにより、電装部品51の下方に、USBソケット46の配置スペースが確保される。なお、電装部品51の車幅方向に沿った幅W1は、USBソケット46の直径よりも長い。
換言すると、電装部品51を上記のように傾斜配置することによって、電装部品51におけるソケット通過孔52H側の反対側(車幅方向外側に相当)の部分が、相対的に低い位置に配置される。これにより、ソケット通過孔52Hに対して車幅方向外側のスペースが、電装部品51の配置スペース、及びハーネス55の配置スペースに有効利用され、USBソケット46、電装部品51及びハーネス55の配置に必要なスペースを車幅方向等にコンパクト化し易くなる。また、ハーネス55は電装部品51の下方に配策されるので、ハーネス55を電装部品51の上方や側方に配策される場合と比べ、ハーネス長を短くすることができる。
図6は、図4のVI-VI断面図であり、電装部品51を周辺構成と共に車体前側から見た一部断面図を示している。
図6及び図4に示すように、電装部品51の下面51Lには、コネクタ54を介してハーネス55が接続される。このハーネス55は、電装部品51につなげる複数の配線を束ねたものであり、電装部品51の下方(図3に示す幅W1の範囲)、かつソケット通過孔52Hの車幅方向外側のスペースを通って、ヘッドパイプ18側に向かって延出し、車体フレーム11等に沿って車体の各部(バッテリー、燃料供給系、及び点火系等)へ向けて配策される。コネクタ54の周囲も、電装部品カバー52によって覆われるので、コネクタ54等に雨水等の水分が付着する事態を十分に防止できる。
次に、電装部品カバー52について詳述する。
図3及び図4に示すように、電装部品カバー52は、電装部品51の前方を覆う前方覆い部52Fと、電装部品51の上方を覆う上方覆い部52Uと、電装部品51を車幅方向外側から覆う側方覆い部52Sと、電装部品51を下方から覆う下方覆い部52Lとを一体に備えている。電装部品カバー52は、例えば、樹脂材料を用いた一体成型により製作される。電装部品カバー52の材料は、樹脂材料に限定しなくてもよく、水分の浸入等を防止可能な適宜な材料を適用可能である。
図7は、図1のVII-VII断面図であり、図8は、図1のVIII-VIII断面図である。
図7及び図8に示すように、車体下面視では、電装部品カバー52に対応する領域が、下方に露出する。つまり、フロントカバー33、及びインナーカバー35の間には、車体上下方向に延出するフロントフォーク14等を通すための下方開口部66Kが形成されており、車体下面視で、この下方開口部66Kと重なる領域に、電装部品カバー52の少なくとも一部が位置する。より具体的には、下方開口部66Kの領域において、ボトムブリッジ39よりも後方、かつ、ラジエータ40よりも前方の領域に、電装部品カバー52の一部が車体下方に露出する。
なお、図8には、説明を判りやすくするため、前輪13、ボトムブリッジ39、ラジエータ40の外形線を二点鎖線で示している。
上記したように、電装部品カバー52は、電装部品51を下方から覆う下方覆い部52Lを有するので、図7及び図8に示すように、車体下面視で、電装部品51は下方に露出しない。したがって、前輪13周辺からの跳ねた水や洗車時の水等からなる水分が、電装部品51が被水することを、下方覆い部52Lによって防止できる。
しかも、電装部品カバー52は、電装部品51の前方等を覆う前方覆い部52F、上方覆い部52U、及び側方覆い部52Sも有するので、様々な方向からの水分が電装部品51に付着する事態を効果的に防止できる。
このようにして、フロントカバー33及びインナーカバー35で囲まれる空間内に雨水等が浸入した場合、この電装部品カバー52によって、外部からの水分が電装部品51に付着する事態が防止される。
また、電装部品カバー52は、電装部品51への前方、上方、及び車幅方向外側等からのアクセスを防止する防護壁として機能する。これにより、意図せぬ第三者からの電装部品51へのアクセスや、電装部品51の取り外しを防止できる。また、前方等からの飛散物があったとしても、電装部品カバー52によって電装部品51への影響を回避できる。
また、この電装部品カバー52は、少なくとも後方に開放するので、電装部品51からの熱を電装部品カバー52の後方に放出でき、電装部品51の温度上昇を十分に抑制できる。図4に示すように、この電装部品カバー52は、電装部品51とライトユニット38との間に位置するので、ライトユニット38等からの熱が電装部品51に伝達する事態を抑制する遮熱部材としても機能することができる。
図3に示すように、電装部品カバー52は、前方から複数(本構成では3本)の締結部材61が締結されることによって、インナーカバー35に取り付けられる。より具体的には、前方覆い部52Fが有する4つの角部のうち、車幅方向内側に位置する上下の角部に対応する領域、及び、車幅方向外側かつ下部に位置する角部に対応する領域が、それぞれ締結部材61によって、インナーカバー35に固定される。
前方覆い部52Fが有する4つの角部のうち、電装部品カバー52固定用の締結部材61が締結されない角部の領域には、つまり、車幅方向外側かつ上側に位置する角部の領域には、単一の締結部材61を締結可能な被締結部62(図3,図4参照)が設けられる。この被締結部62には、ホーン65を支持するステー65Sが、締結部材63によって電装部品カバー52に取り付けられる。
ホーン65は、車体前方を含む周囲に向けて警報音を出力する音声出力デバイスである。ホーン65を支持するステー65Sを電装部品カバー52に取り付けるので、ステー65Sを取り付けるための専用部材を別途設ける必要がなく、部品点数を低減できる。また、電装部品カバー52周辺の限られたスペースを、ホーン65の配置スペースに有効利用し易くなる。なお、ホーン65に代えて、ブザー音を出力するブザー、又は様々な音声を出力可能な音声出力デバイスを採用してもよい。
電装部品カバー52の前方覆い部52Fのうち、ソケット通過孔52Hを含む角部の領域は、他の領域と比べて、車体後方に凹んだ凹部52Kに形成されている。
本構成では、図3に示すように、前方覆い部52Fの一部を凹ませた凹部52Kを形成することによって、ソケット通過孔52HにUSBソケット46を挿入した場合に、ソケット通過孔52Hの外部(本実施形態では前方)に露出するUSBソケット46を上方から覆う上方覆い部(以下、「ソケット上方覆い部」と言う)52Xと、USBソケット46を側方から覆う側方覆い部(以下、「ソケット側方覆い部」と言う)52Yとを設けるようにしている。
なお、ソケット上方覆い部52X、及びソケット側方覆い部52Yは、電装部品カバー52の前方覆い部52Fのうち、凹部52Kによってできる段差の部分、又は、稜線の部分、若しくは、境界の部分と言うこともできる。
図9は、電装部品カバー52を周辺構成と共に斜め前方から示した図である。図9は、ソケット通過孔52HにUSBソケット46を挿入した状態を模式的に示している。
電装部品カバー52に設けられたソケット通過孔52HにUSBソケット46を挿入するので、電装部品カバー52の配置スペースを、USBソケット46の配置スペースに兼用でき、かつ、電装部品カバー52を、USBソケット46を支持する支持部材に兼用できる。したがって、USBソケット46の配置に必要な専用部品を設ける場合に比べ、部品の配置スペースを低減でき、部品点数も低減できる。
図3及び図9に示すように、ソケット上方覆い部52Xは、ソケット通過孔52Hの上方にて、ソケット通過孔52Hの幅全体に渡って延在し、車体前方に延びる庇として機能する。また、ソケット上方覆い部52Xは、車幅方向外側に行くほど高さが低くなる形状に形成される。
ソケット側方覆い部52Yは、ソケット通過孔52Hの車幅方向外側にて、ソケット通過孔52Hの上下長全体に渡って延在し、車体前方に延びる側壁として機能する。このソケット側方覆い部52Yについても、ソケット上方覆い部52Xと同様に、車幅方向外側に行くほど高さが低くなる形状に形成される。
フロントカバー33、及びインナーカバー35で囲まれる空間内に水分が浸入した場合、ソケット上方覆い部52X、及びソケット側方覆い部52Yによって、ソケット通過孔52Hに挿入されたUSBソケット46に水分が付着する事態を防止し易くなる。
また、ソケット上方覆い部52X、及びソケット側方覆い部52Yが、車幅方向外側に行くほど高さが低くなる形状に形成されるので、仮に、電装部品カバー52の前面等に下方等からの水分が付着した場合、その水分を車幅方向外側に案内し、下方にスムーズに落下させることができる。
図7及び図8に示すように、車体下面視では、USBソケット46の一部が、下方に露出している。このUSBソケット46の下方に露出する範囲は小さく、かつ、USBソケット46の周囲下方には、ラジエータ40や不図示の配線部品等の部品が存在する。このため、前輪13周辺からの跳ねた水等が、USBソケット46に付着する事態を十分に防止することが可能である。
以上説明したように、本実施形態の鞍乗り型車両10は、フロントフレーム19(メインフレームに相当)の一部を覆う車体カバー部材として機能するインナーカバー35に取り付けられ、電装部品51の下方を覆う電装部品カバー52を備え、電装部品カバー52は、電源供給部材として機能するUSBソケット46が通るソケット通過孔52Hを有している。
この構成によれば、電装部品51の下方からの被水を防止しながら、電装部品51の周辺かつ電装部品カバー52のスペースを、USBソケット46の配置スペースに利用できると共に、電装部品カバー52をUSBソケット46の配置に利用できる。したがって、電装部品51やUSBソケット46の配置に必要なスペースの低減と、部品点数の低減とを実現し易くなる。
また、図3に示したように、電装部品カバー52には、ホーン65を支持するステー65Sが取り付けられる。したがって、ステー65Sを取り付けるための専用部材を別途設ける必要がなく、これによっても部品点数の増大を抑え、鞍乗り型車両10全体の部品点数の低減を実現し易くなる。
さらに、図3及び図6に示したように、電装部品51は、車幅方向に長い形状を有しており、より具体的には、USBソケット46の直径よりも長い形状を有している。そして、電装部品51の下方、かつ、電装部品51の車幅方向の範囲に、USBソケット46の少なくとも一部と、USBソケット46につながるハーネス55の少なくとも一部が位置する。
この構成によれば、電装部品51、USBソケット46及びハーネス55の配置に必要なスペースをコンパクト化できると共に、電装部品カバー52の大型化を抑えることができる。また、電装部品51、USBソケット46及びハーネス55の上方等からの被水を防止し易くなる。
なお、本実施形態では、電装部品51が車幅方向に相対的に長い形状となるように電装部品51を配置し、その下方に空くスペースを、USBソケット46等のスペースに利用している。これによって、電装部品51及びUSBソケット46等の配置に必要なスペースの上下長を抑えることができる。
これによって、上下長が制約されるフロントカバー33及びインナーカバー35内の空間に、電装部品51及びUSBソケット46等の電装部品を効率良く配置し易くなる。
さらに、電装部品カバー52は、ソケット通過孔52Hに通されたUSBソケット46の少なくとも一部を、車幅方向外側から覆うソケット側方覆い部52Yを有している。この構成によれば、USBソケット46の車幅方向外側からの被水等を防止できる。
また、電装部品カバー52は、ソケット通過孔52Hに通されたUSBソケット46の上方を覆うソケット上方覆い部52Xを有している。この構成によれば、USBソケット46の上方からの被水等を防止できる。さらに、ソケット上方覆い部52X、及びソケット側方覆い部52Yは、車幅方向外側に行くほど高さが低くなる形状に形成されている。この構成によれば、ソケット上方覆い部52X、及びソケット側方覆い部52Yのそれぞれの面に水分が付着した場合に、各水分を、重力を利用して車幅方向外側にスムーズに案内し、下方に落下させることができる。したがって、USBソケット46から離れた位置に水分を排出でき、USBソケット46等の被水をより効果的に防止できる。
但し、ソケット上方覆い部52X、及びソケット側方覆い部52Yの形状は、上述した形状に限定されず、適宜に変更してもよい。
また、電装部品51は、当該電装部品51の下面51Lが、ソケット通過孔52H側に行くほど高い位置となるように配置されている。これにより、電装部品51の下方に、USBソケット46の配置スペースを確保し易くなり、電装部品51、及びUSBソケット46を上下方向にコンパクトに配置し易くなる。
また、電装部品カバー52は、電装部品51の前方を覆う前方覆い部52Fと、電装部品51の上方を覆う上方覆い部52Uと、電装部品51の側方を覆う側方覆い部52Sとを備えるので、電装部品51への前方、上方、及び側方からの被水等を防止できる。
なお、電装部品カバー52が被水する方向が限定される場合、その方向に合わせて、前方覆い部52F、上方覆い部52U、側方覆い部52S、及び下方覆い部52Lのいずれかを設けるようにしてもよい。つまり、本発明において、電装部品カバー52に、前方覆い部52F、上方覆い部52U、上方覆い部52U、及び下方覆い部52Lのいずれかを設けるかは適宜に変更してもよく、また、これら覆い部52F,52U,52S,52Lの形状についても適宜に変更してもよい。
なお、上述の実施形態は本発明の一態様を示すものであり、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、電装部品51の上方及び側方を覆う電装部品カバー52によって、USBソケット46の被水も抑制する場合を説明したが、この構成に限定しなくてもよい。
例えば、電装部品51以外の電装部品の上方、及び側方を覆うカバーを設け、このカバーによって、USBソケット46等の電源供給部材の被水を抑制するようにしてもよい。この場合の電装部品、及び、電源供給部材の被水を抑制するカバーの形状は、上記電装部品カバー52の形状と一致するものでもよいし、一致しない形状でもよく、部品形状や空きスペース等に合わせて適宜な形状を採用可能である。
また、本発明を、図1等に示した鞍乗り型車両10に適用する場合を説明したが、これに限定されず、本発明を、スクータ型の自動二輪車、三輪タイプや四輪タイプも含む鞍乗り型車両に適用してもよい。また、パワーユニット12は、内燃機関を有する構成に限定されず、駆動モータ等の車体を駆動可能な各種の駆動源を有する構成を広く適用可能である。つまり、本発明を、電動の鞍乗り型車両や、複数種類の駆動源を備えるハイブリッドタイプの鞍乗り型車両に適用してもよい。
[上記実施の形態によりサポートされる構成]
上記実施の形態は、以下の構成をサポートする。
(構成1)メインフレームの一部を覆う車体カバー部材と、前記車体カバー部材に取り付けられる電装部品とを備える鞍乗り型車両において、前記車体カバー部材に取り付けられ、前記電装部品の下方を覆うカバーと、前記車体カバー部材に設けられた孔内に配置され、前記孔から車体後方に露出する電源供給口を有する電源供給部材とを備え、前記カバーは、前記電源供給部材が通る通過孔を有していることを特徴とする鞍乗り型車両。
この構成によれば、電装部品の下方からの被水を防止しながら、電装部品の周辺かつカバーのスペースを、電源供給部材の配置スペースに利用できる。また、電装部品の下方を覆うカバーを電源供給部材の配置に利用できる。したがって、電装部品や電源供給部材の配置に必要なスペースの低減と、部品点数の低減とを実現し易くなる。
(構成2)前記カバーには、ホーンを支持するステーが取り付けられることを特徴とする構成1に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、ステーを取り付けるための専用部材を別途設ける必要がなく、部品点数を低減できる。
(構成3)前記電装部品は、車幅方向に長い形状を有し、前記電装部品の下方、かつ、前記電装部品の車幅方向の範囲に、前記電源供給部材の少なくとも一部と、前記電装部品につながるハーネスの少なくとも一部が位置することを特徴とする構成1又は2に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、電装部品、電源供給部材、及びハーネスの配置に必要なスペースをコンパクト化できると共に、カバーの大型化を抑えつつ、電装部品、電源供給部材、及びハーネスの上方等からの被水を防止し易くなる。
(構成4)前記カバーは、前記通過孔に通された前記電源供給部材の少なくとも一部を、車幅方向外側から覆う側方覆い部を有することを特徴とする構成1から3のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、電源供給部材の車幅方向外側からの被水等を防止できる。
(構成5)前記カバーは、前記通過孔に通された前記電源供給部材の上方を覆う上方覆い部を有し、前記上方覆い部、及び前記側方覆い部は、車幅方向外側に行くほど高さが低くなる形状であることを特徴とする構成4に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、電源供給部材の上方からの被水等を防止できる。また、上方覆い部、及び側方覆い部に付着した水分を、重力を利用して車幅方向外側に案内でき、電源供給部材の被水をより効果的に抑制できる。
(構成6)前記電装部品は、当該電装部品の下面が、前記電源供給部材側に行くほど高い位置となるように配置されていることを特徴とする構成3に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、電装部品の下方に、電源供給部材の配置スペースを確保し易くなり、電装部品、及び電源供給部材を上下方向にコンパクトに配置し易くなる。
(構成7)前記カバーは、前記電装部品の前方と上方と側方の少なくともいずれかを覆う覆い部の少なくともいずれかを備えることを特徴とする構成1から6のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
この構成によれば、電装部品への前方、上方、及び側方のいずれかからの被水等を防止できる。
10 鞍乗り型車両
19 フロントフレーム
34 フロントサイドカバー
35 インナーカバー(車体カバー部材)
35A,35B 孔
39 ボトムブリッジ
40 ラジエータ
46 USBソケット(電源供給部材)
51 電装部品
52 電装部品カバー
52H 通過孔(ソケット通過孔)
52F 前方覆い部
52U 上方覆い部
52S 側方覆い部
52L 下方覆い部
52X ソケット上方覆い部
52Y ソケット側方覆い部
55 ハーネス
61,63 締結部材
62 被締結部
65 ホーン
65S ステー
W1 電装部品の幅

Claims (8)

  1. メインフレーム(19)の一部を覆う車体カバー部材(35)と、前記車体カバー部材(35)に取り付けられる電装部品(51)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記電装部品(51)は当該車両側の開錠を可能にするスマートキーシステムの車両側のユニットの一つであり、
    前記車体カバー部材(35)に取り付けられ、前記電装部品(51)の下方を覆うカバー(52)と、
    前記車体カバー部材(35)に設けられた孔(35B)内に配置され、前記孔(35B)から車体後方に露出する電源供給口を有する電源供給部材(46)とを備え、
    前記カバー(52)は、前記電源供給部材(46)が通る通過孔(52H)と、前記通過孔(52H)に通された前記電源供給部材(46)の少なくとも一部を、車幅方向外側から覆う側方覆い部(52Y)とを有していることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記電装部品(51)は、車幅方向に長い形状を有し、
    前記電装部品(51)の下方、かつ、前記電装部品(51)の車幅方向の範囲に、前記電源供給部材(46)の少なくとも一部と、前記電装部品(51)につながるハーネス(55)の少なくとも一部が位置することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. メインフレーム(19)の一部を覆う車体カバー部材(35)と、前記車体カバー部材(35)に取り付けられる電装部品(51)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記車体カバー部材(35)に取り付けられ、前記電装部品(51)の下方を覆うカバー(52)と、
    前記車体カバー部材(35)に設けられた孔(35B)内に配置され、前記孔(35B)から車体後方に露出する電源供給口を有する電源供給部材(46)とを備え、
    前記カバー(52)は、前記電源供給部材(46)が通る通過孔(52H)を有し
    前記電装部品(51)は、車幅方向に長い形状を有し、
    前記電装部品(51)の下方、かつ、前記電装部品(51)の車幅方向の範囲に、前記電源供給部材(46)の少なくとも一部と、前記電装部品(51)につながるハーネス(55)の少なくとも一部が位置することを特徴とする鞍乗り型車両。
  4. 前記カバー(52)は、前記通過孔(52H)に通された前記電源供給部材(46)の少なくとも一部を、車幅方向外側から覆う側方覆い部(52Y)を有することを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記カバー(52)は、前記通過孔(52H)に通された前記電源供給部材(46)の上方を覆う上方覆い部(52X)を有し、
    前記上方覆い部(52X)、及び前記側方覆い部(52Y)は、車幅方向外側に行くほど高さが低くなる形状であることを特徴とする請求項1,2及びのいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記カバー(52)には、ホーン(65)を支持するステー(65S)が取り付けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記電装部品(51)は、当該電装部品(51)の下面(51L)が、前記電源供給部材(46)側に行くほど高い位置となるように配置されていることを特徴とする請求項2,及び4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記カバー(52)は、前記電装部品(51)の前方を覆う前方覆い部(52F)と、前記電装部品(51)の上方を覆う上方覆い部(52U)と、前記電装部品(51)の側方を覆う側方覆い部(52S)の少なくともいずれかを備えることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
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