JP7366971B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents
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Description
しかし、鞍乗り型車両は部品の配置スペースが制約されるので、スマートキーシステムを実現する電装部品等や、電源供給口を有するデバイス(電源供給部材という)の配置に必要なスペースの低減と、部品点数の低減が望まれる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、電装部品や電源供給部材の配置に必要なスペースの低減と、部品点数の低減とを実現し易くすることを目的とする。
また、メインフレームの一部を覆う車体カバー部材と、前記車体カバー部材に取り付けられる電装部品とを備える鞍乗り型車両において、前記車体カバー部材に取り付けられ、前記電装部品の上方及び側方を前方から覆うカバーと、前記車体カバー部材に設けられた孔内に配置され、前記孔から車体後方に露出する電源供給口を有する電源供給部材とを備え、前記カバーは、前記電源供給部材が通る通過孔を有し、前記電装部品は、車幅方向に長い形状を有し、前記電装部品の下方、かつ、前記電装部品の車幅方向の範囲に、前記電源供給部材の少なくとも一部と、前記電装部品につながるハーネスの少なくとも一部が位置することを特徴とする。
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
インナーカバー35及び左右のフロントサイドカバー34は、左右に張り出すカバーに形成され、シート17に着座する乗員(ライダーとも言う)の左右の足等を前方から覆うレッグシールドとして機能する。なお、インナーカバー35は、本発明の車体カバー部材に相当する。
ハンドルカバー32、フロントカバー33、及びフロントサイドカバー34は、前方からの走行風を、乗員の周囲に向けて適度に整流する整流カバーに形成されている。フロントカバー33には、ヘッドライト等の灯火器を構成するライトユニット38が設けられる。
USBソケット46は、インナーカバー35の左領域に設けられた孔35Bから車体後方に向けて露出することで、乗員側から容易にアクセス可能である。USBソケット46の外部に露出する面(USBポートが露出する面)は、開閉自在なカバー等によって適宜に覆われる。USBソケット46は、本発明の電源供給部材に相当し、USBポートは、本発明の電源供給口に相当する。但し、本発明の電源供給部材は、USBソケットに限定されず、例えば、シガーソケット等と称される電源ソケットでもよく、適宜な構成を適用してもよい。
電装部品51は、鞍乗り型車両10に近づくだけで車両10側の開錠を可能にするスマートキーシステムを実現する車両側のユニットの一つである。スマートキーシステムは、キーレスシステムの一つであり、予め登録されたスマートキーが通信エリア内に存在するか否か等に応じて、メインスイッチのオン/オフ、ハンドルロック機構の作動/作動停止、シートロック機構の施錠/開錠等を行う。
電装部品51は、回路基板等を有する箱型の電装部品であり、車体前面視で、車幅方向に相対的に長い形状を有する台形形状に形成される。図3~図5に示すように、インナーカバー35には、前方に突出する突出部35Tが一体に設けられ、この突出部35Tに支持ステー35Sを介して電装部品51が支持される。インナーカバー35には、電装部品51を前方から覆うカバー52(以下、「電装部品カバー52」と言う)が取り付けられる。
電装部品51は、当該電装部品51の下面51Lが、車幅方向においてソケット通過孔52H側に行くほど高い位置となるように傾斜配置されている。これにより、電装部品51の下方に、USBソケット46の配置スペースが確保される。なお、電装部品51の車幅方向に沿った幅W1は、USBソケット46の直径よりも長い。
図6及び図4に示すように、電装部品51の下面51Lには、コネクタ54を介してハーネス55が接続される。このハーネス55は、電装部品51につなげる複数の配線を束ねたものであり、電装部品51の下方(図3に示す幅W1の範囲)、かつソケット通過孔52Hの車幅方向外側のスペースを通って、ヘッドパイプ18側に向かって延出し、車体フレーム11等に沿って車体の各部(バッテリー、燃料供給系、及び点火系等)へ向けて配策される。コネクタ54の周囲も、電装部品カバー52によって覆われるので、コネクタ54等に雨水等の水分が付着する事態を十分に防止できる。
図3及び図4に示すように、電装部品カバー52は、電装部品51の前方を覆う前方覆い部52Fと、電装部品51の上方を覆う上方覆い部52Uと、電装部品51を車幅方向外側から覆う側方覆い部52Sと、電装部品51を下方から覆う下方覆い部52Lとを一体に備えている。電装部品カバー52は、例えば、樹脂材料を用いた一体成型により製作される。電装部品カバー52の材料は、樹脂材料に限定しなくてもよく、水分の浸入等を防止可能な適宜な材料を適用可能である。
図7及び図8に示すように、車体下面視では、電装部品カバー52に対応する領域が、下方に露出する。つまり、フロントカバー33、及びインナーカバー35の間には、車体上下方向に延出するフロントフォーク14等を通すための下方開口部66Kが形成されており、車体下面視で、この下方開口部66Kと重なる領域に、電装部品カバー52の少なくとも一部が位置する。より具体的には、下方開口部66Kの領域において、ボトムブリッジ39よりも後方、かつ、ラジエータ40よりも前方の領域に、電装部品カバー52の一部が車体下方に露出する。
なお、図8には、説明を判りやすくするため、前輪13、ボトムブリッジ39、ラジエータ40の外形線を二点鎖線で示している。
しかも、電装部品カバー52は、電装部品51の前方等を覆う前方覆い部52F、上方覆い部52U、及び側方覆い部52Sも有するので、様々な方向からの水分が電装部品51に付着する事態を効果的に防止できる。
また、電装部品カバー52は、電装部品51への前方、上方、及び車幅方向外側等からのアクセスを防止する防護壁として機能する。これにより、意図せぬ第三者からの電装部品51へのアクセスや、電装部品51の取り外しを防止できる。また、前方等からの飛散物があったとしても、電装部品カバー52によって電装部品51への影響を回避できる。
ホーン65は、車体前方を含む周囲に向けて警報音を出力する音声出力デバイスである。ホーン65を支持するステー65Sを電装部品カバー52に取り付けるので、ステー65Sを取り付けるための専用部材を別途設ける必要がなく、部品点数を低減できる。また、電装部品カバー52周辺の限られたスペースを、ホーン65の配置スペースに有効利用し易くなる。なお、ホーン65に代えて、ブザー音を出力するブザー、又は様々な音声を出力可能な音声出力デバイスを採用してもよい。
本構成では、図3に示すように、前方覆い部52Fの一部を凹ませた凹部52Kを形成することによって、ソケット通過孔52HにUSBソケット46を挿入した場合に、ソケット通過孔52Hの外部(本実施形態では前方)に露出するUSBソケット46を上方から覆う上方覆い部(以下、「ソケット上方覆い部」と言う)52Xと、USBソケット46を側方から覆う側方覆い部(以下、「ソケット側方覆い部」と言う)52Yとを設けるようにしている。
なお、ソケット上方覆い部52X、及びソケット側方覆い部52Yは、電装部品カバー52の前方覆い部52Fのうち、凹部52Kによってできる段差の部分、又は、稜線の部分、若しくは、境界の部分と言うこともできる。
電装部品カバー52に設けられたソケット通過孔52HにUSBソケット46を挿入するので、電装部品カバー52の配置スペースを、USBソケット46の配置スペースに兼用でき、かつ、電装部品カバー52を、USBソケット46を支持する支持部材に兼用できる。したがって、USBソケット46の配置に必要な専用部品を設ける場合に比べ、部品の配置スペースを低減でき、部品点数も低減できる。
ソケット側方覆い部52Yは、ソケット通過孔52Hの車幅方向外側にて、ソケット通過孔52Hの上下長全体に渡って延在し、車体前方に延びる側壁として機能する。このソケット側方覆い部52Yについても、ソケット上方覆い部52Xと同様に、車幅方向外側に行くほど高さが低くなる形状に形成される。
また、ソケット上方覆い部52X、及びソケット側方覆い部52Yが、車幅方向外側に行くほど高さが低くなる形状に形成されるので、仮に、電装部品カバー52の前面等に下方等からの水分が付着した場合、その水分を車幅方向外側に案内し、下方にスムーズに落下させることができる。
この構成によれば、電装部品51の下方からの被水を防止しながら、電装部品51の周辺かつ電装部品カバー52のスペースを、USBソケット46の配置スペースに利用できると共に、電装部品カバー52をUSBソケット46の配置に利用できる。したがって、電装部品51やUSBソケット46の配置に必要なスペースの低減と、部品点数の低減とを実現し易くなる。
この構成によれば、電装部品51、USBソケット46及びハーネス55の配置に必要なスペースをコンパクト化できると共に、電装部品カバー52の大型化を抑えることができる。また、電装部品51、USBソケット46及びハーネス55の上方等からの被水を防止し易くなる。
これによって、上下長が制約されるフロントカバー33及びインナーカバー35内の空間に、電装部品51及びUSBソケット46等の電装部品を効率良く配置し易くなる。
但し、ソケット上方覆い部52X、及びソケット側方覆い部52Yの形状は、上述した形状に限定されず、適宜に変更してもよい。
なお、電装部品カバー52が被水する方向が限定される場合、その方向に合わせて、前方覆い部52F、上方覆い部52U、側方覆い部52S、及び下方覆い部52Lのいずれかを設けるようにしてもよい。つまり、本発明において、電装部品カバー52に、前方覆い部52F、上方覆い部52U、上方覆い部52U、及び下方覆い部52Lのいずれかを設けるかは適宜に変更してもよく、また、これら覆い部52F,52U,52S,52Lの形状についても適宜に変更してもよい。
上記実施の形態は、以下の構成をサポートする。
この構成によれば、電装部品の下方からの被水を防止しながら、電装部品の周辺かつカバーのスペースを、電源供給部材の配置スペースに利用できる。また、電装部品の下方を覆うカバーを電源供給部材の配置に利用できる。したがって、電装部品や電源供給部材の配置に必要なスペースの低減と、部品点数の低減とを実現し易くなる。
この構成によれば、ステーを取り付けるための専用部材を別途設ける必要がなく、部品点数を低減できる。
この構成によれば、電装部品、電源供給部材、及びハーネスの配置に必要なスペースをコンパクト化できると共に、カバーの大型化を抑えつつ、電装部品、電源供給部材、及びハーネスの上方等からの被水を防止し易くなる。
この構成によれば、電源供給部材の車幅方向外側からの被水等を防止できる。
この構成によれば、電源供給部材の上方からの被水等を防止できる。また、上方覆い部、及び側方覆い部に付着した水分を、重力を利用して車幅方向外側に案内でき、電源供給部材の被水をより効果的に抑制できる。
この構成によれば、電装部品の下方に、電源供給部材の配置スペースを確保し易くなり、電装部品、及び電源供給部材を上下方向にコンパクトに配置し易くなる。
この構成によれば、電装部品への前方、上方、及び側方のいずれかからの被水等を防止できる。
19 フロントフレーム
34 フロントサイドカバー
35 インナーカバー(車体カバー部材)
35A,35B 孔
39 ボトムブリッジ
40 ラジエータ
46 USBソケット(電源供給部材)
51 電装部品
52 電装部品カバー
52H 通過孔(ソケット通過孔)
52F 前方覆い部
52U 上方覆い部
52S 側方覆い部
52L 下方覆い部
52X ソケット上方覆い部
52Y ソケット側方覆い部
55 ハーネス
61,63 締結部材
62 被締結部
65 ホーン
65S ステー
W1 電装部品の幅
Claims (8)
- メインフレーム(19)の一部を覆う車体カバー部材(35)と、前記車体カバー部材(35)に取り付けられる電装部品(51)とを備える鞍乗り型車両において、
前記電装部品(51)は当該車両側の開錠を可能にするスマートキーシステムの車両側のユニットの一つであり、
前記車体カバー部材(35)に取り付けられ、前記電装部品(51)の下方を覆うカバー(52)と、
前記車体カバー部材(35)に設けられた孔(35B)内に配置され、前記孔(35B)から車体後方に露出する電源供給口を有する電源供給部材(46)とを備え、
前記カバー(52)は、前記電源供給部材(46)が通る通過孔(52H)と、前記通過孔(52H)に通された前記電源供給部材(46)の少なくとも一部を、車幅方向外側から覆う側方覆い部(52Y)とを有していることを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記電装部品(51)は、車幅方向に長い形状を有し、
前記電装部品(51)の下方、かつ、前記電装部品(51)の車幅方向の範囲に、前記電源供給部材(46)の少なくとも一部と、前記電装部品(51)につながるハーネス(55)の少なくとも一部が位置することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。 - メインフレーム(19)の一部を覆う車体カバー部材(35)と、前記車体カバー部材(35)に取り付けられる電装部品(51)とを備える鞍乗り型車両において、
前記車体カバー部材(35)に取り付けられ、前記電装部品(51)の下方を覆うカバー(52)と、
前記車体カバー部材(35)に設けられた孔(35B)内に配置され、前記孔(35B)から車体後方に露出する電源供給口を有する電源供給部材(46)とを備え、
前記カバー(52)は、前記電源供給部材(46)が通る通過孔(52H)を有し、
前記電装部品(51)は、車幅方向に長い形状を有し、
前記電装部品(51)の下方、かつ、前記電装部品(51)の車幅方向の範囲に、前記電源供給部材(46)の少なくとも一部と、前記電装部品(51)につながるハーネス(55)の少なくとも一部が位置することを特徴とする鞍乗り型車両。 - 前記カバー(52)は、前記通過孔(52H)に通された前記電源供給部材(46)の少なくとも一部を、車幅方向外側から覆う側方覆い部(52Y)を有することを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両。
- 前記カバー(52)は、前記通過孔(52H)に通された前記電源供給部材(46)の上方を覆う上方覆い部(52X)を有し、
前記上方覆い部(52X)、及び前記側方覆い部(52Y)は、車幅方向外側に行くほど高さが低くなる形状であることを特徴とする請求項1,2及び4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。 - 前記カバー(52)には、ホーン(65)を支持するステー(65S)が取り付けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
- 前記電装部品(51)は、当該電装部品(51)の下面(51L)が、前記電源供給部材(46)側に行くほど高い位置となるように配置されていることを特徴とする請求項2,3及び4のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
- 前記カバー(52)は、前記電装部品(51)の前方を覆う前方覆い部(52F)と、前記電装部品(51)の上方を覆う上方覆い部(52U)と、前記電装部品(51)の側方を覆う側方覆い部(52S)の少なくともいずれかを備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の鞍乗り型車両。
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| JP2021152515A JP7366971B2 (ja) | 2021-09-17 | 2021-09-17 | 鞍乗り型車両 |
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| JP2021152515A JP7366971B2 (ja) | 2021-09-17 | 2021-09-17 | 鞍乗り型車両 |
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|---|---|
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