JP7367686B2 - 赤外線吸収材料微粒子分散液とその製造方法 - Google Patents
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Description
これらの赤外線吸収体に係る提案を、機能的観点から俯瞰してみる。
すると、例えば、各種建築物や車両の窓材等の分野において、可視光線を十分に取り入れながら近赤外領域の光を遮蔽することにより、明るさを維持しつつ室内の温度上昇を抑制することを目的としたものがある。
すると、例えば窓材等に使用される遮光部材として、可視光領域から近赤外線領域に吸収特性があるカーボンブラック、チタンブラック等の無機顔料を用いた遮光部材、可視光領域のみに強い吸収特性のあるアニリンブラック等の有機顔料等を含む黒色系顔料を用いた遮光部材、さらに、アルミ等の金属を蒸着したハーフミラータイプの遮光部材、といった各種の遮光部材が提案されている。
当該太陽光可変調光断熱材料は太陽光が照射されると、光線中の紫外線が酸化タングステンに吸収されて励起電子とホールとが発生し、少量の紫外線量により5価タングステンの出現量が著しく増加して着色反応が速くなり、これに伴って着色濃度が高くなるものである。他方、光が遮断されることによって、前記5価タングステンが極めて速やかに6価に酸化されて消色反応が高くなるものである。当該着色/消色特性を用い、太陽光に対する着色および消色反応が速く、着色時に近赤外域の波長1250nmに吸収ピークが現れ、太陽光の近赤外線を遮断することが出来る太陽光可変調光断熱材料が得られることが提案されている。
尚、前記赤外線遮蔽材料微粒子は、一般式WyOz(但し、Wはタングステン、Oは酸素、2.2≦z/y≦2.999)で表記されるタングステン酸化物の微粒子、または/および、一般式MxWyOz(但し、Mは、H、He、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類元素、Mg、Zr、Cr、Mn、Fe、Ru、Co、Rh、Ir、Ni、Pd、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Tl、Si、Ge、Sn、Pb、Sb、B、F、P、S、Se、Br、Te、Ti、Nb、V、Mo、Ta、Re、Be、Hf、Os、Bi、Iのうちから選択される1種類以上の元素、Wはタングステン、Oは酸素、0.001≦x/y≦1、2.2≦z/y≦3.0)で表記される複合タングステン酸化物の微粒子であって、当該赤外線遮蔽材料微粒子の粒子直径は1nm以上800nm以下である。
ここで、近年、各種の工業材料において環境負荷を低減することが求められており、上述した塗工液においても、溶媒が水を含むことを求められている。
本発明は上述の状況の下で為されたものであり、その課題とするところは、溶媒が水を含む場合、または、溶媒が全て水である場合であっても、長期保存性に優れる赤外線吸収材料微粒子分散液とその製造方法を提供することである。
赤外線吸収材料微粒子と溶媒とを含む赤外線吸収材料微粒子分散液であって、
前記赤外線吸収材料微粒子は、一般式MxWOy(ただし、Mは、Cs、Rb、K、Tl、Baから選択される1種類以上の元素、0.1≦x≦0.5、2.2≦y≦3.0)で表される複合タングステン酸化物微粒子を含み、
前記溶媒は水を含み、
前記赤外線吸収材料微粒子分散液のゼータ電位の絶対値が、5mV以上100mV以下であることを特徴とする赤外線吸収材料微粒子分散液である。
第2の発明は、
前記ゼータ電位の値が、-100mV以上-5mV以下であることを特徴とする第1の発明に記載の赤外線吸収材料微粒子分散液である。
第3の発明は、
pH値が4以上であることを特徴とする第1または第2の発明に記載の赤外線吸収微粒子分散液である。
第4の発明は、
前記複合タングステン酸化物微粒子の粒子径が、800nm以下であることを特徴とする第1から第3の発明のいずれかに記載の赤外線吸収材料微粒子分散液である。
第5の発明は、
さらに、1種以上の分散剤を含むことを特徴とする第1から第4の発明のいずれかに記載の赤外線吸収材料微粒子分散液である。
第6の発明は、
前記分散剤が、アミノ基、オキソ酸のいずれか1種以上を含むことを特徴とする第5の発明に記載の赤外線吸収材料微粒子分散液である。
第7の発明は、
前記赤外線吸収材料微粒子分散液中に含有されている赤外線吸収材料微粒子の含有量が、0.01質量%以上80質量%以下であることを特徴とする第1から第6の発明のいずれかに記載の赤外線吸収材料微粒子分散液である。
第8の発明は、
赤外線吸収材料微粒子と溶媒とを含む赤外線吸収材料微粒子分散液の製造方法であって、
水を含む前記溶媒へ、一般式MxWOy(ただし、Mは、Cs、Rb、K、Tl、Baから選択される1種類以上の元素、0.1≦x≦0.5、2.2≦y≦3.0)で表される複合タングステン酸化物微粒子を含む前記赤外線吸収材料微粒子を分散させて、赤外線吸収材料微粒子分散液とし、
前記赤外線吸収材料微粒子分散液のゼータ電位の絶対値を、5mV以上100mV以下とすることを特徴とする赤外線吸収材料微粒子分散液の製造方法である。
第9の発明は、
前記赤外線吸収材料微粒子分散液のpH値を、4以上とすることを特徴とする第8の発明に記載の赤外線吸収微粒子分散液の製造方法である。
以下、本発明に係る赤外線吸収材料微粒子分散液を、[1]赤外線吸収材料微粒子、[2]赤外線吸収材料微粒子分散液に用いられる溶媒、[3]赤外線吸収材料微粒子分散液、[4]赤外線吸収材料微粒子分散液へ添加される分散剤、[5]赤外線吸収材料微粒子の製造方法、[6]赤外線吸収材料微粒子分散液の製造方法、[7]赤外線吸収材料微粒子分散液の使用方法、の順に説明する。
本発明に係る赤外線吸収材料微粒子分散液は、赤外線吸収材料微粒子として、少なくとも一般式MxWyOz(但し、M元素はCs、Rb、K、Tl、Baから選択される1種類以上の元素、0.1≦x≦0.5、2.2≦y≦3.0)で表記される複合タングステン酸化物微粒子を含んでいる。
以下、複合タングステン酸化物微粒子を例として、本発明に係る赤外線吸収材料微粒子について説明する。
尚、本発明において「透明性」とは、「可視光領域の光に対して散乱が少なく透過性が高い。」という意味で用いている。
この酸素量の制御と、自由電子を生成するM元素の添加とを併用した赤外線吸収材料微粒子は、一般式をMxWyOz(但し、Mは、Cs、Rb、K、Tl、Baから選択される1種類以上の元素であることが好ましい、Wはタングステン、Oは酸素である。)と記載したとき、0.001≦x/y≦1、2.2≦z/y≦3の関係を満たす赤外線吸収材料微粒子である。
そして、六方晶の結晶構造を有する複合タングステン酸化物微粒子が均一な結晶構造を有するとき、M元素の添加量は、x/yの値で0.2以上0.5以下が好ましく、さらに好ましくは0.33である。x/yの値が0.33となることで、上述したM元素が六角形の空隙の全てに配置されると考えられる。
従って、可視光領域の光をより透過し、赤外線領域の光をより吸収する用途には、六方晶の複合タングステン酸化物を用いることが好ましい。ただし、ここで述べた光学特性の傾向は、あくまで大まかな傾向であり、添加元素の種類や、添加量、酸素量によって変化するものであり、本発明がこれに限定されるわけではない。
本発明に係る赤外線吸収材料微粒子分散液に用いられる溶媒は、その構成に水を含むものである。本発明において「構成に水を含む」とは、当該溶媒中に水を1質量%以上含むもののことであり、水と相溶する有機溶媒、例えば、アルコール類やグリコール類等と、水との混合溶媒を包括する概念である。さらに、水のみで構成される溶媒も包括する概念である。
尚、本発明において水とは、塩素などの陰イオンをイオン交換樹脂で除去したイオン交換水、超純水等を含む概念である。
本発明に係る赤外線吸収材料微粒子分散液は、上述した赤外線吸収材料微粒子を溶媒に分散させた分散液である。
本発明に係る赤外線吸収材料微粒子分散液は、ゼータ電位の絶対値が5mV以上100mV以下の範囲にある分散液である。即ち、ゼータ電位の値が、5mV以上100mV以下、または、-100mV以上-5mV以下の範囲にある分散液である。
本発明において、赤外線吸収材料微粒子の分散粒子径とは、上述した赤外線吸収材料微粒子の粒子径とは異なり、赤外線吸収材料微粒子の凝集体の粒径も含む概念である。
この粒子による散乱の低減を重視するとき、当該分散液中における赤外線吸収材料微粒子の分散粒子径は200nm以下、好ましくは100nm以下が良い。この理由は、赤外線吸収材料微粒子の分散粒子径が小さければ、幾何学散乱もしくはミー散乱による、波長400nm~780nmの可視光線領域の光の散乱が低減される結果、赤外線吸収膜が曇りガラスのようになり、鮮明な透明性が得られなくなるのを回避できるからである。即ち、当該分散液中における赤外線吸収材料微粒子の分散粒子径が200nm以下になると、上記幾何学散乱もしくはミー散乱が低減し、レイリー散乱領域になる。レイリー散乱領域では、散乱光は粒子径の6乗に比例しているため、分散粒子径の減少に伴い散乱が低減し透明性が向上するからである。
さらに分散粒子径が100nm以下になると、散乱光は非常に少なくなり好ましい。光の散乱を回避する観点からは、分散粒子径が小さい方が好ましく、分散粒子径が1nm以上あれば工業的な製造は容易である。
尚、赤外線吸収材料微粒子の分散粒子径は、動的光散乱法を原理とした大塚電子株式会社製ELS-8000等を用いて測定することができる。
本発明に係る赤外線吸収材料微粒子分散液のゼータ電位は、当該分散液のpH調整、当該分散液への分散剤の添加により制御出来る。
具体的には、赤外線吸収材料微粒子分散液のpH値を3以上10以下とすることが好ましく、pH値を4以上7以下とすることがより好ましい。当該pH調整には、当該分散液への弱酸等の添加も有効である。
また、セリン、フェニルアラニン等のアミノ酸を、分散剤として添加してもよい。
また、好ましい分散剤として、オキソ酸を備える水溶性の分散剤を挙げることも出来る。ここで、オキソ酸としてはカルボキシル基を好ましく挙げることができる。例えば市販の分散剤として、ソルスパース41090、ソルスパース43000、ソルスパース44000、ソルスパース46000、ソルスパース47000、ソルスパース53095(ルーブリゾール社製)等を好ましく挙げることが出来る。
これに対し、赤外線吸収材料微粒子分散液へ添加する分散剤が低分子分散剤の場合、著しいブリードアウトを生じることはない。
本発明に係る赤外線吸収材料微粒子分散液に含まれる赤外線吸収材料微粒子の製造方法について、例として、固相反応による複合タングステン酸化物微粒子の製造例を用いて説明する。
タングステン化合物としては、タングステン酸(H2WO4)、タングステン酸アンモニウム、六塩化タングステン、アルコールに溶解した六塩化タングステンに水を添加して加水分解した後、溶媒を蒸発させたタングステンの水和物、から選ばれる1種以上であることが好ましい。
本発明に係る赤外線吸収材料微粒子と溶媒とを含む赤外線吸収材料微粒子分散液の製造方法は、上述した溶媒へ、一般式MxWOyで表される複合タングステン酸化物微粒子を含む前記赤外線吸収材料微粒子を分散させて赤外線吸収材料微粒子分散液を製造し、当該分散液のゼータ電位の絶対値を所定の値の範囲内とするものである。
そして、当該粉砕・分散処理後における赤外線吸収材料微粒子分散液のゼータ電位の絶対値を5mV以上100mV以下に維持できればよい。
本発明に係る赤外線吸収材料微粒子分散液へ、バインダーとして水溶性のポリスチレン、水溶性のスチレン‐ブタジエン共重合物、水溶性のアクリル酸エステル共重合物のエマルジョン等を加え混合することで、本発明に係る赤外線吸収材料微粒子を含む水溶性の塗工液を製造することが出来る。
製造された塗工液を、ガラス等の基材に塗布し、乾燥させれば、塗工液の塗布した膜が硬化し、赤外線吸収材料微粒子分散体を得ることが出来る。例えば、基材がガラスならば、赤外線吸収材料微粒子分散体を備えたガラスを得ることが出来るので、これを窓等に用いると赤外線遮蔽窓を得ることが出来る。
また、本発明に係る赤外線吸収材料微粒子分散液や塗工液は、インクジェットやスプレー塗装など公知の塗布方法に適用出来る。
水0.330kgへCs2CO30.216kgを加えて溶解し、得られた溶液をH2WO41.000kgへ添加して十分攪拌した後、乾燥して乾燥物を得た。N2ガスをキャリアーとした5%H2ガスを供給しながら当該乾燥物を加熱し、800℃の温度で1時間焼成した。その後、さらにN2ガス雰囲気下800℃で2時間焼成する固相法によって、複合タングステン酸化物(Cs0.33WO3)を得た。
実施例1にて製造した複合タングステン酸化物40g(20質量%)と、市販の高分子分散剤A(有機オキソ酸を含む化合物)16g(8質量%)と、水144g(72質量%)と、φ0.3ジルコニアビーズ750gとをペイントシェーカーに装填し、実施例1と同様に粉砕・分散処理を行って、実施例2に係る赤外線吸収材料微粒子分散液と乾燥膜とを得た。
得られた実施例2に係る赤外線吸収材料微粒子分散液と乾燥膜とを、実施例1と同様の方法で評価、確認した。ゼータ電位は-40mV、pH値は6.9であった。当該評価、確認結果を表1に示す。
実施例1にて製造した複合タングステン酸化物40g(20質量%)と、低分子分散剤Bとしてフェニルアラニン40g(20質量%)と、水120g(60質量%)と、φ0.3ジルコニアビーズ750gとをペイントシェーカーに装填し、実施例1と同様に粉砕・分散処理を行って、実施例3に係る赤外線吸収材料微粒子分散液と乾燥膜とを得た。
得られた実施例3に係る赤外線吸収材料微粒子分散液と乾燥膜とを、実施例1と同様の方法で評価、確認した。ゼータ電位は-70mV、pH値は5.3であった。当該評価、確認結果を表1に示す。
実施例1にて製造した複合タングステン酸化物40g(20質量%)と、市販の高分子分散剤C(アミノ基を持つブロック共重合体)16g(8質量%)、水144g(72質量%)と、φ0.3ジルコニアビーズ750gとをペイントシェーカーに装填し、実施例1と同様に粉砕・分散処理を行って、実施例4に係る赤外線吸収材料微粒子分散液と乾燥膜とを得た。
得られた実施例4に係る赤外線吸収材料微粒子分散液と乾燥膜とを、実施例1と同様の方法で評価、確認した。ゼータ電位は-23mV、pH値は6.5であった。当該評価、確認結果を表1に示す。
実施例1に係る赤外線吸収材料微粒子分散液へ、酸剤である試薬の塩酸を添加してゼータ電位値、pH値を調整した以外は実施例1と同様に操作して、比較例1に係る赤外線吸収材料微粒子分散液と乾燥膜とを得た。
得られた赤外線吸収材料微粒子分散液と乾燥膜とを、実施例1と同様の方法で評価、確認した。ゼータ電位は2mV、pH値は2.4であった。当該評価、確認結果を表1に示す。
実施例2に係る赤外線吸収材料微粒子分散液へ、酸剤である試薬の塩酸を添加してゼータ電位値、pH値を調整した以外は実施例1と同様に操作して、比較例2に係る赤外線吸収材料微粒子分散液と乾燥膜とを得た。
得られた赤外線吸収材料微粒子分散液をと乾燥膜と、実施例1と同様の方法で評価、確認した。ゼータ電位は-1mV、pH値は2.5であった。当該評価、確認結果を表1に示す。
実施例3に係る赤外線吸収材料微粒子分散液へ、酸剤である試薬の塩酸を添加してゼータ電位値、pH値を調整した以外は実施例1と同様に操作して、比較例3に係る赤外線吸収材料微粒子分散液と乾燥膜とを得た。
得られた赤外線吸収材料微粒子分散液と乾燥膜とを、実施例1と同様の方法で評価、確認した。ゼータ電位は1mV、pH値は4.1であった。当該評価、確認結果を表1に示す。
実施例4に係る赤外線吸収材料微粒子分散液へ、酸剤である試薬の塩酸を添加してゼータ電位値、pH値を調整した以外は実施例1と同様に操作して、比較例4に係る赤外線吸収材料微粒子分散液と乾燥膜とを得た。
得られた赤外線吸収材料微粒子分散液と乾燥膜とを、実施例1と同様の方法で評価、確認した。ゼータ電位は1mV、pH値は4.5であった。当該評価、確認結果を表1に示す。
実施例1にて製造した複合タングステン酸化物40g(20質量%)と、市販の高分子分散剤C(アミノ基を持つブロック共重合体)80g(40質量%)、水80g(40質量%)と、φ0.3ジルコニアビーズ750gとをペイントシェーカーに装填し粉砕・分散処理を行って、比較例5に係る赤外線吸収材料微粒子分散液と乾燥膜とを得た。
得られた赤外線吸収材料微粒子分散液と乾燥膜とを、実施例1と同様の方法で評価、確認した。ゼータ電位は-0.5mV、pH値は7.2であった。当該評価、確認結果を表1に示す。
構成に水を含む溶媒中に、赤外線吸収材料微粒子として、一般式CsWOyで表される複合タングステン酸化物微粒子を分散し、そのゼータ電位の絶対値が5mV以上100mV以下である実施例1~3に係る赤外線吸収材料微粒子分散液は、いずれも25℃にて6ヶ月保管した後、サンプル瓶底の様子を目視で確認したところ沈殿発生はなく、安定性は良好であった。
一方、ゼータ電位の絶対値が5mV以上100mV以下の範囲外であった比較例1~4に係る赤外線吸収材料微粒子分散液は、いずれも25℃にて6ヶ月保管した後、サンプル瓶底の様子を目視で確認したところ沈殿の発生があり、安定性に劣るものであった。
比較例5にかかる係る赤外線吸収材料微粒子分散液は、25℃にて6ヶ月保管した後、サンプル瓶底の様子を目視で確認したところ沈殿発生はなく、安定性は良好であったが、比較例5に係る乾燥膜には著しいブリードアウトを生じた。
Claims (5)
- 赤外線吸収材料微粒子と溶媒と分散剤とを含む赤外線吸収材料微粒子分散液であって、
前記赤外線吸収材料微粒子は、一般式MxWOy(ただし、Mは、Cs、Rb、K、Tl、Baから選択される1種類以上の元素、0.1≦x≦0.5、2.2≦y≦3.0)で表される複合タングステン酸化物微粒子を含み、
前記溶媒は水を含み、
前記分散剤は、アミノ基、カルボキシル基のいずれか1種以上を含む水溶性の分散剤であり、
前記赤外線吸収材料微粒子分散液の、ゼータ電位の絶対値が5mV以上100mV以下であり、pH値が4以上7以下であることを特徴とする赤外線吸収材料微粒子分散液。 - 前記ゼータ電位の値が、-100mV以上-5mV以下であることを特徴とする請求項1に記載の赤外線吸収材料微粒子分散液。
- 前記複合タングステン酸化物微粒子の粒子径が、800nm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の赤外線吸収材料微粒子分散液。
- 前記赤外線吸収材料微粒子分散液中に含有されている赤外線吸収材料微粒子の含有量が、0.01質量%以上80質量%以下であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の赤外線吸収材料微粒子分散液。
- 赤外線吸収材料微粒子と溶媒と分散剤とを含む赤外線吸収材料微粒子分散液の製造方法であって、
水を含む前記溶媒へ、一般式MxWOy(ただし、Mは、Cs、Rb、K、Tl、Baから選択される1種類以上の元素、0.1≦x≦0.5、2.2≦y≦3.0)で表される複合タングステン酸化物微粒子を含む前記赤外線吸収材料微粒子を分散させて、赤外線吸収材料微粒子分散液とし、
前記分散剤は、アミノ基、カルボキシル基のいずれか1種以上を含む水溶性の分散剤であり、
前記赤外線吸収材料微粒子分散液の、ゼータ電位の絶対値を5mV以上100mV以下、pH値を4以上7以下とすることを特徴とする赤外線吸収材料微粒子分散液の製造方法。
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