JP7371620B2 - 導電パターンの製造方法 - Google Patents
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Description
(1)基材上に、導電性粒子(a)、樹脂(b)を含むパターンを形成する工程と、
(2)形成されたパターンに、25℃におけるアニオンの共役酸の酸解離定数(pKa)が1.0以下である塩を少なくとも1種含み、25℃におけるpHが1.2~3.5である酸性水溶液を接触させる工程と
を有する導電パターンの製造方法である。
(1)基材上に、導電性粒子(a)、樹脂(b)を含むパターンを形成する工程(以下、工程(1)と記載する場合がある)と、
(2)形成されたパターンに、25℃におけるアニオンの共役酸の酸解離定数(pKa)が1.0以下である塩を少なくとも1種含み、25℃におけるpHが1.2~3.5である酸性水溶液を接触させる工程(以下、工程(2)と記載する場合がある)と
を有する。本発明の製造方法により得られる導電パターンは、樹脂(b)の有機成分と導電性粒子(a)の無機成分の複合物となっており、導電性粒子(a)同士が、原子拡散現象によってお互いに接触することにより導電性が発現するものである。樹脂(b)はバインダーとして、パターンと基材との密着性を向上させる作用を有する。25℃におけるアニオンの共役酸の酸解離定数(pKa)が1.0以下である塩を少なくとも1種含み、25℃におけるpHが1.2~3.5である酸性水溶液にパターンを接触させることにより、導電性粒子表面からの原子の拡散を促進し、100℃以下の低温であっても、導電性を向上させることができる。
リコール、グリセリン等が挙げられる。レベリング剤の具体例としては特殊ビニル系重合
物、特殊アクリル系重合物などが挙げられる。
ン、フェニルトリエトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、3-メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン、3-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメト
キシシラン、3-グリシドキシプロピルメチルジエトキシシランなどが挙げられる。
体積平均粒子径0.3μmの銀粒子
[不飽和二重結合を有する反応性モノマー(c)]
ライトアクリレートBP-4EA(アクリル系モノマー;共栄社化学株式会社製)。
EA/メタクリル酸2-エチルヘキシル(以下、「2-EHMA」と記すことがある。)/スチレン/アクリル酸のアクリル系共重合体(共重合比率(質量部):20/40/20/15)に、グリシジルメタクリレート(以下、「GMA」と記すことがある。)を5質量部付加反応させたもの
窒素雰囲気の反応容器中に、150gの後述するDMEAを仕込み、オイルバスを用いて80℃まで昇温した。これに、20gのEA、40gの2-EHMA、20gのSt、15gのAA、0.8gの2,2’-アゾビスイソブチロニトリル及び10gのDMEAからなる混合物を、1時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに6時間重合反応を行った。その後、1gのハイドロキノンモノメチルエーテルを添加して、重合反応を停止した。引き続き、5gのGMA、1gのトリエチルベンジルアンモニウムクロライド及び10gのDMEAからなる混合物を、0.5時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに2時間付加反応を行った。得られた反応溶液をメタノールで精製することで未反応不純物を除去し、さらに24時間真空乾燥することで、アクリル系共重合体(B-1)を得た。得られたアクリル系共重合体(B-1)の酸価は103mgKOH/gであった。
エチレンオキサイド変性ビスフェノールAジアクリレート(FA-324A;日立化成工業株式会社製)/EA/AAのアクリル系共重合体(共重合比率(質量部):50/10/15)にGMAを5質量部付加反応させたもの
窒素雰囲気の反応容器中に、150gのDMEAを仕込み、オイルバスを用いて80℃まで昇温した。これに、50gのエチレンオキサイド変性ビスフェノールAジアクリレートFA-324A、20gのEA、15gのAA、0.8gの2,2’-アゾビスイソブチロニトリル及び10gのDMEAからなる混合物を、1時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに6時間重合反応を行った。その後、1gのハイドロキノンモノメチルエーテルを添加して、重合反応を停止した。引き続き、5gのGMA、1gのトリエチルベンジルアンモニウムクロライド及び10gのDMEAからなる混合物を、0.5時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに2時間付加反応を行った。得られた反応溶液をメタノールで精製することで未反応不純物を除去し、さらに24時間真空乾燥することで、アクリル系共重合体(B-2)を得た。得られたアクリル系共重合体(B-2)の酸価は96mgKOH/gであった。
EA/2-EHMA/BA/N-メチロールアクリルアミド/AAのアクリル系共重合体(共重合比率(質量部):20/40/20/5/15)
窒素雰囲気の反応容器中に、150gのDMEAを仕込み、オイルバスを用いて80℃まで昇温した。これに、20gのEA、40gの2-EHMA、20gのBA、5gのN-メチロールアクリルアミド、15gのAA、0.8gの2,2’-アゾビスイソブチロニトリル及び10gのDMEAからなる混合物を、1時間かけて滴下した。滴下終了後、さらに6時間重合反応を行った。その後、1gのハイドロキノンモノメチルエーテルを添加して、重合反応を停止した。得られた反応溶液をメタノールで精製することで未反応不純物を除去し、さらに24時間真空乾燥することで、アクリル系共重合体(B-3)を得た。得られたアクリル系共重合体(B-3)の酸価は103mgKOH/gであった。
“IRGACURE(登録商標)”OXE01(商品名、BASFジャパン(株)製、オキシム系化合物)(以下、OXE01と称す)。
DMEA(東京化成工業株式会社製)
各実施例および比較例における評価方法を以下に示す。
酸のpKaは表1に記載の酸を0.01mol/Lに調整した酸性水溶液を25℃の液温に保ち、pKa分析装置(Sirius-T3;Pion社製)を用いて測定した。
<URL:http://evans.rc.fas.harvard.edu/pdf/evans_pKa_table.pdf>」を参照した。
酸性水溶液のpHは表1に記載の酸性水溶液を25℃の液温に保ち、pHメーター(F-71;株式会社堀場製作所製)を用いて測定した。
各実施例及び比較例にて得られたパターニング性の評価用サンプルを光学顕微鏡で観察し、パターン間に残渣がなく、かつパターン剥がれのないラインアンドスペース(以下、「L/S」と記すことがある。)の値が最小の導電パターンを確認し、そのL/Sの値が7/7の場合をA、10/10の場合をB、15/15の場合をC、15/15で導電パターンが形成できない場合をD、とそれぞれ判定した。A>B>C>Dの順にパターニング性が優れており、微細なパターニングが可能なことを示す。
各実施例及び比較例にて得られた導電性の評価用サンプルのそれぞれの端部を抵抗計(RM3544;HIOKI製)でつないで抵抗値を測定し、以下の数式(2)に基づいて比抵抗率を算出した。なお膜厚は、“サーフコム(登録商標)”1400((株)東京精密製)のような触針式段差計を用いて測定した。より具体的には、無作為に選択した10の位置の膜厚を触針式段差計(測長:1mm、走査速度:0.3mm/sec)でそれぞれ測定し、それらの平均値を求めることで算出した。また線幅は、無作為に選択した10の位置の線幅を光学顕微鏡でそれぞれ観察し、画像データを解析して、それらの平均値を求めることで算出した。
比抵抗 = 抵抗値×膜厚×線幅/ライン長 ・・・ (2)
比抵抗が小さいほど導電性に優れていることを示す。
100mLクリーンボトルに、10.0gのアクリル系共重合体(B-1)、2.0gのライトアクリレートBP-4EA、0.60gのOXE01及び9.0gのDMEAを入れ、“あわとり錬太郎”(ARE-310;株式会社シンキー製)で混合して、21.6gの樹脂溶液(全固形分58.3質量%)を得た。
一定のL/Sで配列された直線群すなわち透光パターンを1つのユニットとし、L/Sの値が異なる3種類のユニットをそれぞれ有するフォトマスクを介して、乾燥後の塗布膜を露光及び現像して、L/Sの値が異なる3種類のパターンをそれぞれ得た。その後、得られた3種類のパターンを表1に記載の酸性水溶液に所定時間浸漬させ、超純水によるリンス処理により酸を洗い流し、エアーカットで水を切り、80℃の乾燥オーブンで3分間乾燥させ、L/Sの値が異なる3種類の導電パターンをそれぞれ得、これをパターニング性の評価用サンプルとした。なお、フォトマスクが有する各ユニットのL/Sの値は、15/15、10/10、7/7とした(それぞれライン幅(μm)/間隔(μm)を表す)。露光は露光装置(PEM-6M;ユニオン光学株式会社製)を用いて露光量300mJ/cm2(波長365nm換算)で全線露光を行い、現像は0.20質量%のNa2CO3溶液に基板を30秒間浸漬させた後、超純水によるリンス処理を施して行った。パターニング性についての評価結果を表1に示す。
図1に示す透光パターン100を100個有するフォトマスクを介して、乾燥後の塗布膜を露光及び現像して、パターンを得た。その後、得られたパターンを表1に記載の酸性水溶液に表1に記載の時間浸漬させ、超純水によるリンス処理により酸を洗い流し、エアーカットで水を切り、80℃の乾燥オーブンで3分間乾燥させ、導電性の評価用サンプルを得た。得られた導電パターンの線幅は0.10mmであり、ライン長は80mmであった。なお、露光及び現像の条件は、上記パターニング性の評価用サンプルの作製記載の条件と同様とした。導電性についての評価結果を表1に示す。
表1に示す組成の導電ペーストにより所定のパターンを形成し、表1に示す酸性水溶液を用いて実施例1と同様の方法で導電パターンを製造し、実施例1と同様の評価をした。パターニング性および導電性についての評価結果を表1に示す。
100mLクリーンボトルに、12.0gのアクリル系共重合体(B-2)、0.60gのOXE01及び9.0gのDMEAを入れ、“あわとり錬太郎”(ARE-310;株式会社シンキー製)で混合して、21.6gの樹脂溶液(全固形分58.3質量%)を得た。
表1に示す組成の導電ペーストにより所定のパターンを形成し、得られたパターンを表1に示す酸性水溶液に表1に記載の時間浸漬させた後、洗浄を施すことなく、100℃の乾燥オーブンで10分間キュアした。その後、超純水によるリンス処理により酸を洗い流し、エアーカットで水を切り、80℃の乾燥オーブンで3分間乾燥させて導電パターンを製造し、実施例1と同様の評価をした。パターニング性および導電性についての評価結果を表1に示す。
100mLクリーンボトルに、10.0gのアクリル系共重合体(B-1)及び8.0gのDMEAを入れ、“あわとり錬太郎”(ARE-310;株式会社シンキー製)で混合して、18.0gの樹脂溶液(全固形分55.6質量%)を得た。
表2に示す組成の導電ペーストにより所定のパターンを形成し、表2に示す酸性水溶液を用いて実施例1と同様の方法で導電パターンを製造し、実施例1と同様の評価をした。パターニング性および導電性についての評価結果を表2に示す。
表2に示す組成の導電ペーストにより所定のパターンを形成し、得られたパターンを25℃の0.2mol/Lの塩酸水溶液に1分間浸漬した後、70℃に加温された0.2mol/Lのクエン酸水溶液に5分間浸漬させ、超純水によるリンス処理により酸を洗い流し、エアーカットで水を切り、80℃の乾燥オーブンで3分間乾燥させて導電パターンを製造し、実施例1と同様の評価をした。パターニング性および導電性についての評価結果を表2に示す。
表2に示す組成の導電ペーストにより所定のパターンを形成し、得られたパターンを25℃の0.2mol/Lの塩酸水溶液に1分間浸漬した後、70℃に加温された0.2mol/Lのクエン酸水溶液に10分間浸漬させ、超純水によるリンス処理により酸を洗い流し、エアーカットで水を切り、80℃の乾燥オーブンで3分間乾燥させて導電パターンを製造し、実施例1と同様の評価をした。パターニング性および導電性についての評価結果を表2に示す。
表2に示す組成の導電ペーストにより所定のパターンを形成し、得られたパターンを25℃の1mol/Lの塩酸水溶液に1分間浸漬した後、70℃に加温された1mol/Lのクエン酸水溶液に10分間浸漬させ、超純水によるリンス処理により酸を洗い流し、エアーカットで水を切り、80℃の乾燥オーブンで3分間乾燥させて導電パターンを製造し、実施例1と同様の評価をした。パターニング性および導電性についての評価結果を表2に示す。
表2に示す組成の導電ペーストにより所定のパターンを形成し、酸性水溶液に浸漬することなく、得られたパターンを100℃で1時間、乾燥オーブンでキュアして導電パターンを製造し、実施例1と同様の評価をした。パターニング性および導電性についての評価結果を表2に示す。
Claims (7)
- (1)基材上に、導電性粒子(a)、樹脂(b)を含むパターンを形成する工程と、
(2)形成されたパターンに、25℃におけるアニオンの共役酸の酸解離定数(pKa)が1.0以下である塩を少なくとも1種含み、25℃におけるpHが1.2~3.5である酸性水溶液を接触させる工程とを有し、
前記(1)のパターンを形成する工程が、基材上に、導電性粒子(a)、カルボキシル基を含有する樹脂(B)、不飽和二重結合を有する反応性モノマー(c)および光重合開始剤(d)を含有する感光性ペーストを塗布することにより塗布膜を形成し、該塗布膜を露光及び現像することによりパターンを形成するフォトリソグラフィ工程である導電パターンの製造方法。 - 前記酸性水溶液に含まれる塩の濃度が0.05mol/L以上である請求項1に記載の導電パターンの製造方法。
- 前記酸性水溶液に、前記塩以外の酸を含有し、当該酸のpKaが2~5である請求項1又は2に記載の導電パターンの製造方法。
- 前記酸性水溶液の液温が40℃~90℃である請求項1~3いずれか1項に記載の導電パターンの製造方法。
- 前記パターンと前記酸性水溶液とが接触した状態で加熱する請求項1~4いずれか1項に記載の導電パターンの製造方法。
- 前記導電性粒子(a)が銀粒子を含有する請求項1~5いずれか1項に記載の導電パターンの製造方法。
- 前記導電パターンの厚みが3μm以下である請求項1~6いずれか1項に記載の導電パターンの製造方法。
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