JP7386002B2 - 投擲用シューズのアウトソール及びこれを備えた投擲用シューズ - Google Patents
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Description
特許文献1に記載のアウトソールは、軸足用のアウトソールの接地面の所定領域に環状突部又は環状溝を形成し、他方の足用のアウトソールの接地面の所定領域に任意形状の突起又は凹部を複数形成したものである(特許文献1の実用新案登録請求の範囲等)。
特許文献2に記載のアウトソールは、アウトソールの接地面の所定の領域に複数の溝を形成したものである(特許文献2の特許請求の範囲等)。
以上のように、本発明に係る第1手段によれば、地面への踏み付け力を伝え易くしてグリップ性を高めると共に、スムーズな回転動作を行うことができる投擲用シューズのアウトソールが提供される。
また、本発明に係る第1手段によれば、外側に位置する第1領域の接地面が内側に位置する第2領域の接地面よりも幅方向の曲率が大きいため、回転動作の際に第2領域の接地面をスムーズに接地させ易くなり、回転動作をより一層スムーズに行うことが可能である。
また、本発明において、「足の第1MP関節、第2MP関節及び第3MP関節に対応する部分に位置する第2領域」とは、第1MP関節の全体、第2MP関節の全体及び第3MP関節の全体の下側に位置する領域に限るものではなく、第1MP関節の少なくとも一部、第2MP関節の少なくとも一部及び第3MP関節の少なくとも一部の下側に位置する領域を含む概念である。
また、本発明に係る第2手段の一の態様においては、第1手段と同様に、第2領域上にアウトソール本体よりも剛性が高いプレート状の高剛性部が配置されているが、他の態様においては、プレート状の高剛性部を備える代わりに、アウトソール本体が有する第2領域が第1領域よりも剛性が高い高剛性部から形成されている。この態様についても、上記の一の態様と同様に、高剛性部から形成された第2領域によって、地面への踏み付け力が伝わり易く、グリップ性を高めることが可能であり、高剛性部よりも剛性が低い第1領域によって、回転動作をスムーズに行うことが可能である。
したがい、本発明に係る第3手段によれば、アウトソール本体の第2領域上に配置されたプレート状の高剛性部を備える一の態様において、高剛性部をアウトソール本体に沿って容易に配置することが可能である。
ただし、本発明に係る投擲用シューズは、上記の好ましい構成に限るものではなく、ミッドソールを備えた投擲用シューズとすることも可能である。この場合、ミッドソールの厚みをアウトソールの厚みよりも小さくすることで、地面への踏み付け力をより伝え易くして、グリップ性を高めることが可能である。
図1~図3に示すように、本実施形態に係る投擲用シューズ100は、実線で示すアウトソール10と、破線で示すアッパー40と、を備えている。本実施形態に係る投擲用シューズ100では、図2に示すように、アッパー40の底面41とアウトソール10の上面(本実施形態では、アウトソール本体20の上面及び高剛性部30の上面)とが接触しており、ミッドソールが存在しない。
アウトソール本体20は、第1領域21と、第1領域21よりも内側に位置する第2領域22(図1~図3において、ドット状のハッチングを施した領域)と、を有する。
図2に示すように、本実施形態の第2領域22は、アウトソール本体20に形成された凹溝22aを備え、図1に示すように、高剛性部30は、第2領域22の凹溝22aに嵌合され、第1領域21の上面と高剛性部30の上面とが略面一になっている。本実施形態では、高剛性部30は、アウトソール本体20の凹溝22aに嵌合されているだけであり、接着剤等によってアウトソール本体20に固定されてはいない。
ただし、本発明はこれに限るものではなく、高剛性部30が接着剤等によって凹溝22aに固定されていてもよい。また、第2領域22に凹溝22aを設けず、第2領域22上に高剛性部30を単に載せる構成でもよい。この場合、第1領域21の上面と高剛性部30の上面とが面一にならない(高剛性部30の上面が、高剛性部30の厚み分だけ第1領域21の上面よりも上方に突出する)。着用時の足当たりの違和感を解消したい場合、例えば、アウトソール10の上面に厚みの小さなミッドソールを配置すればよい。
具体的には、本実施形態の第2領域22は、好ましい態様として、少なくとも足趾部(MP関節よりも前方に位置する趾骨に概ね対応する部分)から中足部(楔状骨、舟状骨及び立方骨に概ね対応する部分)に対応する位置まで連続的に設けられている。これに伴い、第2領域22の凹溝22aに嵌合する高剛性部30は、少なくとも足趾部から中足部に対応する位置まで連続的に設けられている。
より具体的には、図4に示すように、本実施形態の第2領域22は、好ましい態様として、足趾部から後足部(距骨及び踵骨に概ね対応する部分)に対応する位置まで連続的に設けられている。これに伴い、第2領域22に嵌合する高剛性部30は、足趾部から後足部に対応する位置まで連続的に設けられている。
第1領域21を上記のような材料で形成することで、グリップ性が高く、回転時の点接地時や蹴り出しの最終局面においてもエネルギーロスが起こらない。また、雨にも強いという効果が得られる。
第2領域22を上記のような材料で形成することで、耐摩耗性に優れ、回転の際の摩耗によるエネルギーロスを防ぐことができる。
高剛性部30が嵌合する第2領域22の凹溝22aも、上記の高剛性部30の形状に応じた切り込み部を有するフォーク状の形状になっている。第2領域22は、凹溝22aの切り込み部を除いて、凹溝22aの外縁に概ね沿った形状を有する。
切り込み部31の幅は、分割部32a、32b、32cの幅よりも小さい。また、切り込み部31は、MP関節に概ね対応する踏み付け部まで延びている。これにより、高剛性部30の強度を維持しつつ、屈曲性を付与することができる。
なお、第2領域22の接地面が平滑面であればよく、例えば、第1領域21と第2領域22との間に溝が形成されていてもよい。
図6は、本実施形態に係るアウトソール10の概略構成を示す断面図である。図6(a)は図5(a)に示すAA線に沿った断面を内足側から見た図を、図6(b)は図5(a)に示すBB線に沿った断面を後側から見た図を、図6(c)は図5(a)に示すCC線に沿った断面を後側から見た図を、図6(d)は図5(a)に示すDD線に沿った断面を後側から見た図を、図6(e)は図5(a)に示すEE線に沿った断面を後側から見た図を示す。なお、図6において、高剛性部30にはハッチングを施している。
20・・・アウトソール本体
30・・・高剛性部
40・・・アッパー
21・・・第1領域
22・・・第2領域
22a・・・凹溝
100・・・投擲用シューズ
Claims (10)
- 第1領域と、前記第1領域よりも内側に位置し、且つ、少なくとも踏み付け部のうち足の第1MP関節、第2MP関節及び第3MP関節に対応する部分に位置する第2領域と、を有するアウトソール本体を備え、
前記第2領域上に配置された前記アウトソール本体よりも剛性が高いプレート状の高剛性部を更に備え、
前記第2領域の接地面は、平面又は曲面であり、
前記第1領域の接地面は、前記第2領域の接地面よりも幅方向の曲率が大きな曲面である、
ことを特徴とする投擲用シューズのアウトソール。 - 前記高剛性部は、少なくとも足趾部から中足部まで連続的に設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載の投擲用シューズのアウトソール。 - 第1領域と、前記第1領域よりも内側に位置し、且つ、少なくとも踏み付け部のうち足の第1MP関節、第2MP関節及び第3MP関節に対応する部分に位置する第2領域と、を有するアウトソール本体を備え、
前記第2領域上に配置された前記アウトソール本体よりも剛性が高いプレート状の高剛性部を更に備えるか、又は、前記第2領域が前記第1領域よりも剛性が高い高剛性部から形成されており、
前記第2領域の接地面は、平面又は曲面であり、
前記第1領域の接地面は、前記第2領域の接地面よりも幅方向の曲率が大きな曲面であり、
前記高剛性部は、足趾部から前記踏み付け部に向けて前後方向に延びる2つの切り込み部によって幅方向に分割された3つの分割部を有し、
前記3つの分割部は、内足側に位置するものほど幅が広くなっている、
ことを特徴とする投擲用シューズのアウトソール。 - 第1領域と、前記第1領域よりも内側に位置し、且つ、少なくとも踏み付け部のうち足の第1MP関節、第2MP関節及び第3MP関節に対応する部分に位置する第2領域と、を有するアウトソール本体を備え、
前記第2領域上に配置された前記アウトソール本体よりも剛性が高いプレート状の高剛性部を更に備えるか、又は、前記第2領域が前記第1領域よりも剛性が高い高剛性部から形成されており、
前記第2領域の接地面は、平面又は曲面であり、
前記第1領域の接地面は、前記第2領域の接地面よりも幅方向の曲率が大きな曲面であり、
前記高剛性部は、足趾部から前記踏み付け部までの部分が前後方向に湾曲し、それ以外の部分が平面状である、
ことを特徴とする投擲用シューズのアウトソール。 - 少なくとも前足部における前記第1領域の接地面は、内足側に位置する部分の方が外足側に位置する部分よりも幅方向の曲率が大きい、
ことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の投擲用シューズのアウトソール。 - 少なくとも内足側において足の第1基節骨又は第1末節骨の前方に対応する部分は前記第1領域とされ、
前記第2領域は、幅方向中央部が最も前方に突出している、
ことを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の投擲用シューズのアウトソール。 - 前記第2領域は、前記アウトソール本体に形成された凹溝を備え、
前記プレート状の高剛性部は、前記凹溝に嵌合され、
前記第1領域の上面と前記プレート状の高剛性部の上面とが略面一である、
ことを特徴とする請求項1から6の何れかに記載の投擲用シューズのアウトソール。 - 少なくとも前足部から中足部までの前記第2領域の接地面が平滑面である、
ことを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の投擲用シューズのアウトソール。 - 請求項1から8の何れかに記載のアウトソールと、
アッパーと、を備える、
ことを特徴とする投擲用シューズ。 - 前記アッパーの底面と前記アウトソールの上面とが接触している、
ことを特徴とする請求項9に記載の投擲用シューズ。
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