以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1は、実施形態の飲料と食品の相性情報提示装置の構成を例示する図である。
飲料と食品の相性情報提示装置は、管理者側端末100と、ユーザ側端末120と、これら各端末100、120及びサーバ200間で相互にデータを送受信可能に各端末100、120及びサーバ200を接続するネットワーク300とから構成されている。
管理者側端末100、ユーザ側端末120は、情報処理装置であり、例えばパーソナルコンピュータで構成される。ユーザ側端末120は、スマートフォン、タブレットなどの携帯機器であってもよい。ネットワーク300は、インターネットやイントラネット等で構成される。サーバ200は、サーバ機器あるいはクラウドコンピューティング上に構築された仮想サーバ等で構成されている。
図2は、実施形態の管理者側端末100、ユーザ側端末120及びサーバ200のハードウェア構成を例示するブロック図である。
図2に示すように、管理者側端末100、ユーザ側端末120及びサーバ200では、システムバス15を介してCPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、ストレージ14、入力装置16、表示装置17、通信I/F18が相互に通信可能に接続されている。
CPU11は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、システムバス15に接続される各デバイスを制御したりする。すなわち、CPU11は、ROM12又はストレージ14からプログラムを読み出し、RAM13を作業領域としてプログラムを実行する。CPU11は、ROM12又はストレージ14に記録されているプログラムにしたがって、システムバス15に接続される各デバイスの制御及び各種の演算処理を行う。ROM12又はストレージ14には、CPU11が実行する制御プログラムであるBIOS(Basic Input/Output System)やOS(Operating System)や、本実施形態を実現するためのコンピュータで読み取りが可能で実行が可能なプログラム(「飲料と食品の相性情報提示プログラム」及び必要な各種データを保持している。ストレージ14は、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成されている。
ROM12は、各種制御プログラム及び各種データを格納する。RAM13は、CPU11の主メモリ、ワークエリア等として機能し作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。
入力装置16は、マウス等のポインティングデバイス、及びキーボードを含み、各種の入力を行うために使用される。
表示装置17は、例えば、液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。表示装置17は、タッチパネル方式を採用して、入力装置16として機能しても良い。
表示装置17の表示画面には、後述する飲料・食品相性情報提示画面510が表示される。
通信インタフェース18は、他の機器と通信するためのインタフェースであり、例えば、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi-Fi(登録商標)等の規格が用いられる。通信インタフェース18は、ネットワーク300と接続してデータの送受信の制御を行う。
サーバ200は、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)の通信プロトコルに従い、クライアント端末であるユーザ側端末120の表示装置17に、飲料・食品相性情報提示画面510を表示させるWEBサーバとして機能する。
ユーザ側端末120が、サーバ200にアクセスされると、飲料・食品相性情報提示画面510を表示装置17に表示させることができる。飲料・食品相性情報提示画面510には、相性が良い飲料及び食品の品目評価値の対応関係の情報の提示(表示)がなされる。提示は、表示による手段のみならずプリンタ等による出力を含む意味で使用する。
なお、飲料・食品相性情報提示画面510の表示には、ユーザの認証を条件にしてもよい。
(第1実施形態)
図3は、第1実施形態の飲料と食品の相性情報提示装置の機能構成を例示するブロック図である。図3に例示する機能構成は、サーバ200、管理者側端末100、ユーザ側端末120が備えている。
飲料と食品の相性情報提示装置は、飲料品目評価値格納部1010と、食品品目評価値格納部1020と、相性パターン格納部1025と、受付部1030と、判定部1040と、提示部1050を含んで構成される。飲料品目評価値格納部1010と、食品品目評価値格納部1020と、相性パターン格納部1025は、データベースとして構成され、サーバ200が備えている。なお飲料品目評価値格納部1010と、食品品目評価値格納部1020と、相性パターン格納部1025は、それぞれ別々のデータベースで構成してもよく、一体のデータベースで構成してもよい。
(飲料品目評価値格納部、食品品目評価値格納部)
図4A、図4B、図4Cは、飲料品目評価値格納部1010、食品品目評価値格納部1020に格納された品目評価値IVのデータを例示する。
図4Aに示すように飲料品目評価値格納部1010、食品品目評価値格納部1020にはそれぞれ、飲料の品目、食品の品目に対応づけて、味覚に関して複数の評価項目(例えば甘味、酸味、塩味、苦み、旨味)毎の品目評価値IVが格納されている。
図4Bに示すように飲料品目評価値格納部1010、食品品目評価値格納部1020にはそれぞれ、飲料の品目、食品の品目に対応づけて、匂いに関して複数の評価項目(例えば硫黄系、炭化水素系、芳香族系、エステル系、アルデヒド系)毎の品目評価値IVが格納されている。
図4Cに示すように飲料品目評価値格納部1010、食品品目評価値格納部1020にはそれぞれ、飲料の品目、食品の品目に対応づけて、食味に関して複数の評価項目(例えば硬さ、噛み応え、粘度、色彩、光沢)毎の品目評価値IVが格納されている。
味覚とは、人間の舌の味細胞により知覚し得る感覚をいい、甘味、酸味、塩味、苦み、旨味といった基本5味の各評価項目、辛み、渋みの広義の味覚の各評価項目、さらにはコク、キレ、濃醇、塩味・濃さ、渋みの余韻、ボディ感などの感性で示される各評価項目を含むものとする。
匂いとは、人間の臭覚により知覚し得る香り、臭いであり、エステル臭、有機酸臭などの化学成分で示される各評価項目、甘い香り、吟醸香、木香などの、感性で示される各評価項目を含むものとする。
食味とは、人間の触覚、視覚、聴覚により知覚し得るテクスチャ(食感)、温度、色、光沢、音などの各評価項目をいい、粘土、弾性、硬さなどの物理量で示される各評価項目、噛み応え、ザクザク感などの感性で示される各評価項目を含むものとする。
飲料品目評価値格納部1010、食品品目評価値格納部1020には、品目評価値IVが、品目基準値ISV(例えば0.0)に対する相対数値IDE(例えば+2.0)で格納されている。
品目評価値IVは、計測装置の計測値に基づいて数値化することができる。また計測装置の計測値と、官能検査で得られた官能値とを組み合わせて数値化することができる。計測装置は、人間の味覚、嗅覚、触覚、視覚、聴覚を知覚する感覚器官を模倣したセンサ、食品、飲料の成分を分析する分析機器を含むものとする。
味覚に関しては、味覚センサ、成分分析機器(ガスクロマトグラフィー、液体クロマトグラフィー、質量分析器、赤外線吸光分析器)などで構成される味覚識別装置の計測値に基づいての品目評価値IVを取得することができる。また計測装置の計測値と、官能検査で得られた官能値を組み合わせて味覚に関する品目評価値IVを取得することができる。
匂いに関しては、匂いセンサ、成分分析機器(ガスクロマトグラフィーなど)で構成される匂い識別装置の計測値に基づいて品目評価値IVを取得することができる。また計測装置の計測値と、官能検査で得られた官能値を組み合わせて匂いに関する品目評価値IVを取得することができる。
食味に関しては、ビジュアルアナライザ(色彩、光沢、形状、パターンなどを計測)、テンシプレッサ(咀嚼感、ザクザク感などを計測)、テクスチュロメータ(咀嚼感、硬さ、弾力性などを計測)、レオメータ(動的粘弾性などを計測)、クリープメータ(粘性、弾性などを計測)、ビスコメータ(粘度などを計測)、硬度計(硬度などを計測)などの食味識別装置の計測値に基づいて品目評価値IVを取得することができる。また計測装置の計測値と、官能検査で得られた官能値を組み合わせて食味に関する品目評価値IVを取得することができる。
例えば味覚センサは、舌の味細胞の生体膜を模倣した複数の脂質高分子膜に味物質を受容させるように構成されている。複数の脂質高分子それぞれが苦味、甘味、塩味、酸味、旨味、渋味、辛味などの味物質に反応して電極との間に電位差を生じさせる。検出した電位差を苦味、甘味、塩味、酸味、旨味、渋味、辛味などの品目評価値IVに変換する。味覚センサは、味物質そのものによって舌の感覚細胞に実際に生じる電位差を擬似的に再現できるため、味覚センサの検出結果は人の官能との高い相関を示す。
品目基準値ISVは、品目評価値IVの基準となる数値をいい、基準サンプルRSAが示す品目評価値IVを用いることが望ましい。また、品目評価値IVは、その品目(例えば特定の銘柄の日本酒)が属するカテゴリ(例えば日本酒)の各品目の品目評価値IVの平均値を用いることもできる。
基準サンプルRSAは、食品・飲料のカテゴリ毎に定められる。例えば、日本酒、ワイン、ビール、コーヒー、紅茶、コロッケ、とんかつ、うどんの出し汁、と言う具合に飲料・食品の各カテゴリ毎に基準サンプルRSAが定められる。カテゴリは、類似の飲料群、類似の食品群であってもよい。例えば、品目「銘柄Aの紅茶」や、品目「銘柄Bの烏龍茶」の品目評価値IVの基準となる基準サンプルRSAを、「紅茶、烏龍茶、緑茶などの茶系グループ」というカテゴリの基準サンプルRSAとしてもよい。
基準サンプルRSAは、品目基準値(例えば0.0)を確実に再現できる標準組成で構成されている。標準組成の一例としては、例えば、甘味に関してブドウ糖や果糖、ショ糖などが挙げられる。また塩味に関して塩化カリウム、臭化カリウム、塩化ナトリウムなどが挙げられる。また、酸味に関してL(+)-酒石酸、クエン酸、酢酸などが挙げられる。また旨味に関してL-グルタミン酸ナトリウム、イノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウム、コハク酸ナトリウムなどが挙げられる。また苦味に関して塩酸キニーネ、イソアルファ酸、L-フェニルアラニン、L-トリプトファンなどが挙げられる。また渋味に関してタンニン酸やクロロゲン酸、カフェ酸、没食子酸、エピガロカテキンなどが挙げられる。
日本酒というカテゴリを例にとると、日本酒のカテゴリの100ミリリットル基準サンプルRSAは、グルコースを2.0グラム、水飴を0.55グラム、チロソールを0.20グラム、エタノールを15ミリリットル、コハク酸、コハク酸ナトリウム、グルタミン酸ナトリウム、グリシン、アラニン、塩化ナトリウム、リン酸二水素カリウムなどを適度に混合させた液体を用いることができる。また、この「グルコース2.0g、水飴0.55g、エタノール15ml、チロソール0.20g・・・」という標準組成の情報を用いてサンプルを作成すれば、日本酒の品目評価値IVの基準となる品目基準値ISVを確実に再現することができる。
基準サンプルRSAは校正サンプルとして機能する。
味覚センサ等の計測装置は、誤差を生じる可能性が高い。例えば、味覚センサを例にとると、同じ品目のサンプルAであっても、ある時期における電位差の検出値と、別のある時期における電位差の検出値とでは、その数値が異なることがある。このため、同一時期に検出した基準サンプルRSAの検出電位差(例えば100)に対するサンプルAの検出電位差(例えば105)の相対値(例えば5)に応じて品目評価値IVを求めるようにする。これにより別の時期に検出した電位差がそれぞれ同じ数値だけシフトしたとしても相対値としては同じ値(例えば5)が得られ、品目評価値IVの誤差をなくすことができる。
味覚について説明したが、匂い、食味についても同様である。
図5A、図5Bはそれぞれ、飲料品目評価値格納部1010、食品品目評価値格納部1020に格納されたデータを例示する。
図5Aは、例えば「特定の銘柄の白ワイン」という品目に対応づけられた品目評価値IVを示している。「特定の銘柄の白ワイン」という飲料の品目とペアリング対象の「肉料理」という食品のカテゴリとの相性を判定するために、「渋み・コク」、「酸味」、「濃醇」という評価項目が選定される。
図5Bは、例えば「豚肉ロースの生姜焼き」という品目に対応づけられた品目評価値IVを示している。「豚肉ロースの生姜焼き」という品目とペアリング対象の「白ワイン」という飲料のカテゴリとの相性を判定するために、「渋み・コク」、「酸味」、「濃醇」という評価項目が選定される。
したがって図5Aに示す飲料「特定の銘柄の白ワイン」の品目評価値IVと図5Bに示す食品「豚肉ロースの生姜焼き」の品目評価値IVの対応関係が、相性が良いとされる特定の対応関係としての相性パターンに一致していれば、「白ワイン」、「肉料理」というカテゴリの中で両者は相性が良いと判定することができる。
図6A、図6Bはそれぞれ、飲料品目評価値格納部1010、食品品目評価値格納部1020に格納された別のデータを例示する。
図6Aは、例えば「特定の銘柄のビール」という品目に対応づけられた品目評価値IVを示している。「特定の銘柄のビール」という飲料の品目とペアリング対象の「おつまみ」という食品のカテゴリとの相性を判定するために、「苦味・コク」、「酸味・キレ」、「塩味・濃さ」という評価項目が選定される。
図6Bは、例えば「ザーサイ」という品目に対応づけられた品目評価値IVを示している。「ザーサイ」という品目とペアリング対象の「ビール」という飲料のカテゴリとの相性を判定するために、「苦味・コク」、「酸味・キレ」、「塩味・濃さ」という評価項目が選定される。
したがって図6Aに示す飲料「特定の銘柄のビール」の品目評価値IVと図6Bに示す食品「ザーサイ」の品目評価値IVの対応関係が、相性が良いとされる特定の対応関係としての相性パターンに一致していれば、「ビール」、「おつまみ」というカテゴリの中で両者は相性が良いと判定することができる。
その他、「日本酒」と「和食」のカテゴリ、「緑茶」と「菓子」のカテゴリ、「コーヒー」と「デザート」のカテゴリなどについても同様である。これら各カテゴリ毎に図5、図6に示すデータと同様なデータが飲料品目評価値格納部1010、食品品目評価値格納部1020に格納されている。味覚について説明したが、匂い、食味のデータについても同様に飲料品目評価値格納部1010、食品品目評価値格納部1020に格納されている。
(相性パターン格納部)
相性パターン格納部1025には、図7に例示する第1~第4相性パターンPT1~PT4が格納されている。
第1~第4相性パターンPT1~PT4は、相性が良いとされる飲料及び食品の品目評価値IVの特定の対応関係を示す。相性パターンPT1~PT4はそれぞれ、図7に示すように異なる対応関係となっている。
品目評価値IVの評価項目が3項目、例えば「渋み・コク」、「キレ」、「濃醇」である場合を例にとり説明する。図7において飲料の各評価項目「1」、「2」、「3」の品目評価値IVを結んだ線を実線で示し、食品の各評価項目「1」、「2」、「3」の品目評価値IVを結んだ線を一点鎖線で示している。
・第1相性パターンPT1
3つの評価項目の品目評価値IVが全て、飲料と食品で一致若しくはほぼ一致している対応関係である。味の強さが一致していたり、匂いの強さが一致していたり、食感の強さが一致していたりしている点、3つの評価項目の品目評価値IVのバランスが取れている対応関係となっている点で、飲料と食品の相性が良い組み合わせであると判定することができる。「調和する」相性パターンという。
・第2相性パターンPT2
3つの評価項目の品目評価値IVが全て、第1相性パターンPT1ほどではないが、飲料と食品で近似している対応関係である。味の強さが近似していたり、匂いの強さが近似していたり、食感の強さが一致していたりしている点、3つの評価項目の品目評価値IVが近似しながらバランスが取れている対応関係となっている点で、飲料と食品の相性が良い組み合わせであると判定することができる。
・第3相性パターンPT3
3つの評価項目の品目評価値IVのうち2つの評価項目の品目評価値IVが一致若しくはほぼ一致しており、残りの1つの評価項目の品目評価値IVの偏差が大きい対応関係である。飲料と食品が一方にない味、匂い、食感を他方が補完する対応関係となっている点で、飲料と食品の相性が良い組み合わせであると判定することができる。偏差が大きくなっている評価項目(例えば「キレ」)が引き立つ風味となる。
・第4相性パターンPT4
3つの評価項目の品目評価値IVのうち1つの評価項目の品目評価値IVが一致若しくはほぼ一致しており、残りの2つの評価項目の品目評価値IVの偏差が大きい対応関係である。残りの2つの評価項目のうち、1つの評価項目(例えば「キレ」)の品目評価値IVは飲料の方が大きく、他の1つの評価項目(例えば「濃醇」)の品目評価値IVは食品の方が大きくなっている。飲料と食品が互いにない味、匂い、食感を相互に補完する対応関係となっている点で、飲料と食品の相性が良い組み合わせであると判定することができる。
(受付部)
「飲料と食品の相性情報提示プログラム」が実行されることにより下記の提示要求の受付け、判定、飲料と食品の相性情報の提示の処理が実行される。
受付部1030は、飲料と食品の相性が良い組み合わせの情報の提示要求を受け付ける。
ここで提示要求としては、飲料及び食品のうちいずれかの一方の品目(「特定の銘柄の白ワイン」)を指定して、他方のカテゴリのペアリング対象(例えば「肉料理」)の中から相性の良い品目を要求してもよい。また飲料及び食品の両方のカテゴリ(例えば「白ワイン」、「肉料理」)を指定して、両方のカテゴリの中から飲料と食品の相性の良い組み合わせの品目を要求してもよい。
提示要求はユーザの意思如何を問わない。ユーザが意思をもって提示の要求をしてもよく、他者例えばホームページの管理者によるリコメンドであってもよい。
「特定の銘柄の白ワイン」に合う「肉料理」の情報の提示要求を例にとると、以下のイベントが発生した場合に、提示要求を受け付けて、ユーザに対して「特定の銘柄の白ワイン」に合う相性の良い「肉料理」の情報を提示する。
・ユーザが、ユーザ側端末120の表示装置17の画面上で「特定の銘柄の白ワイン」という飲料の品目を指定すると共にペアリング対象の「肉料理」というカテゴリを指定して、情報提示を要求する旨のボタンを押した場合
・ユーザがユーザ側端末120の表示装置17の画面上で「特定の銘柄の白ワイン」に合うおすすめの料理を提示する旨のボタンを押した場合
・ユーザがユーザ側端末120の表示装置17の画面上で「特定の銘柄の白ワイン」に関する検索語を検索ボックス内に入力した場合
・ユーザがユーザ側端末120の表示装置17の画面上で「特定の銘柄の白ワイン」を購入することを確定するボタンを押した場合
なお、ペアリング対象のカテゴリとしては「肉料理」、「特定の店舗で提供される肉料理」、「特定の店舗で提供される料理」、「料理(全般)」であってもよい。
(判定部)
判定部1040は、受付部1030で受け付けた提示要求に応じた組み合わせの飲料(例えば「特定の銘柄の白ワイン」)及び食品(例えば「肉料理」)の品目評価値IVをそれぞれ飲料品目評価値格納部1010及び食品品目評価値格納部1020から取り出して、取り出された飲料(例えば飲料「特定の銘柄の白ワイン」)及び食品(例えば「豚肉ロースの生姜焼き」)の品目評価値の対応関係が、相性が良いとされる特定の対応関係(例えば第1相性パターンPT1)に一致している場合に、相性が良い組み合わせの飲料と食品であると判定する。
図5A、図5B、図8を用いて、判定部1040で行われる内容を説明する。「特定の銘柄の白ワイン」に合う「肉料理」の情報の提示要求があった場合を想定する。
図5Aに示すように、飲料品目評価値格納部1010から、提示要求で指定された「特定の銘柄の白ワイン」という品目及びペアリング対象となるカテゴリ「肉料理」に対応づけられた「特定の銘柄の白ワイン」の「渋み・コク」、「酸味」、「濃醇」の各評価項目毎の品目評価値IVのデータが取り出される。また一方で図5Bに示すように、食品品目評価値格納部1020から、提示要求で指定されたペアリング対象のカテゴリ「肉料理」の中の「豚肉ロースの生姜焼き」という品目及びペアリング対象となるカテゴリ「白ワイン」に対応づけられた「豚肉ロースの生姜焼き」の「渋み・コク」、「酸味」、「濃醇」の各評価項目毎の品目評価値IVのデータが取り出される。
図8は、図5Aに示す「特定の銘柄の白ワイン」の品目評価値IVと、図5Bに示す「豚肉ロースの生姜焼き」の品目評価値IVの対応関係が、第1相性パターンPT1が示す対応関係に一致しているか否かを判定する処理を示している。
相性パターン格納部1025から第1相性パターンPT1が取り出される。そして、図5Aに示す「特定の銘柄の白ワイン」の品目評価値IVと図5Bに示す「豚肉ロースの生姜焼き」の品目評価値IVの対応関係が、第1相性パターンPT1が示す特定の対応関係に一致しているか否かが判定される。
図5Aに示す「特定の銘柄の白ワイン」の品目評価値IVと図5Bに示す「豚肉ロースの生姜焼き」の品目評価値IVの対応関係は、3つの評価項目「渋み・コク」、「酸味」、「濃醇」の品目評価値IVが全て、一致若しくはほぼ一致している。このため、図5Aに示す「特定の銘柄の白ワイン」の品目評価値IVと図5Bに示す「豚肉ロースの生姜焼き」の品目評価値IVの対応関係は、第1相性パターンPT1が示す特定の対応関係であると判定される。これにより品目「特定の銘柄の白ワイン」と品目「豚肉ロースの生姜焼き」は、3つの評価項目の品目評価値IVのバランスが良く「調和」が取れている点で、飲料と食品の相性が良い組み合わせであると判定される。
味覚について説明したが、匂い、食味に関しても同様にして飲料の品目評価値IVと食品の品目評価値IVの対応関係が、第1~第4相性パターンPT1~PT4のいずれかに一致していることをもって、相性が良い飲料と食品の組み合わせであると判定することができる。
(提示部)
提示部1050は、判定部1040の判定結果に応じて相性が良い組み合わせである判定された飲料と食品(例えば品目「特定の銘柄の白ワイン」と品目「豚肉ロースの生姜焼き」)に関する情報を提示する。
以下、各実施例について説明する。
(実施例1)
図9は、ユーザ側端末120の表示装置17に表示される飲料・食品相性情報提示画面510を例示する。提示部1050は、「渋み・コク」、「酸味」、「濃醇」の各評価項目のレーダーチャート上に、飲料の品目評価値IVと食品の品目評価値IVを重ねて表示する。
例えば図8で説明したように「特定の銘柄の白ワイン」に合う「肉料理」の情報の提示要求があった場合には、品目「特定の銘柄の白ワイン」と品目「豚肉ロースの生姜焼き」が、相性が良い組み合わせであると判定される。
この判定結果に応じて、ユーザ側端末120の表示装置17には、「特定の銘柄の白ワイン」に対して「豚肉ロースの生姜焼き」は、相性が良い組み合わせであるという情報が表示されると共に、「渋み・コク」、「酸味」、「濃醇」の各評価項目のレーダーチャート上に、飲料「特定の銘柄の白ワイン」の品目評価値IVと食品「豚肉ロースの生姜焼き」の品目評価値IVが重ねて表示される。また「特定の銘柄の白ワイン」と「豚肉ロースの生姜焼き」は、3つの評価項目の品目評価値IVのバランスが良く「調和」が取れているという情報も併せて表示してもよい。
なお食品の品目「豚肉ロースの生姜焼き」を指定して、飲料のカテゴリ「白ワイン」の中から相性の良い飲料の品目の情報提示を要求した場合も、図9に示すのと同様にして「豚肉ロースの生姜焼き」に対して「特定の銘柄の白ワイン」は相性が良い組み合わせであるという情報を表示させることができる。また飲料及び食品の両方のカテゴリ「白ワイン」、「肉料理」を指定した場合も同様である。
これによりユーザは、相性が良い組み合わせの商品名、提供料理名(提供飲料品名)のみならず相性が良いと判定された根拠を取得することができる。例えばレストラン等においてスマートフォン、タブレットなどの携帯機器で構成されたユーザ側端末120に表示される飲料・食品相性情報提示画面510に示される情報を基づいて、たとえマリアージュに関する専門家でない者であったとしても自信をもって飲料、食品(料理)をオーダーすることができる。
(実施例2)
図10は、ユーザ側端末120の表示装置17に表示される飲料・食品相性情報提示画面510を例示する。提示部1050は、複数の相性パターン、例えば第1相性パターンPT1、第4相性パターンPT4毎に、相性が良い組み合わせである判定された飲料と食品に関する情報、例えば「特定の銘柄の白ワイン」と「豚肉ロースの生姜焼き」に関する情報、「特定の銘柄の白ワイン」と「サラダチキン」に関する情報を提示する。
例えば図8で説明したように「特定の銘柄の白ワイン」に合う「肉料理」の情報の提示要求があった場合には、第1相性パターンPT1を適用すると、カテゴリ「肉料理」の中の品目「豚肉ロースの生姜焼き」と品目「特定の銘柄の白ワイン」が、相性が良い組み合わせであると判定される。
第1相性パターンPT1と異なる第4相性パターンPT4を適用した場合について図11を用いて説明する。
図11は、図8と同様にして、品目「特定の銘柄の白ワイン」の品目評価値IVと品目「サラダチキン」の品目評価値IVの対応関係が、第4相性パターンPT4が示す対応関係に一致しているか否かを判定する処理を示している。
相性パターン格納部1025から第4相性パターンPT4が取り出される。そして図11に示す品目「特定の銘柄の白ワイン」の品目評価値IVと品目「サラダチキン」の品目評価値IVの対応関係が、第4相性パターンPT4が示す特定の対応関係に一致しているか否かが判定される。
品目「特定の銘柄の白ワイン」の品目評価値IVと品目「サラダチキン」の品目評価値IVの対応関係は、3つの評価項目「渋み・コク」、「酸味」、「濃醇」の品目評価値IVのうち1つの評価項目「渋み・コク」の品目評価値IVが一致若しくはほぼ一致しており、残りの2つの評価項目「キレ」、「濃醇」の品目評価値IVの偏差が大きい。このため品目「特定の銘柄の白ワイン」の品目評価値IVと品目「サラダチキン」の品目評価値IVの対応関係は、第4相性パターンPT4が示す特定の対応関係であると判定される。これにより品目「特定の銘柄の白ワイン」と品目「サラダチキン」は、互いにない味を相互に補完する対応関係となっている点で、飲料と食品の相性が良い組み合わせであると判定される。
これらの判定結果に応じて、ユーザ側端末120の表示装置17には、図10に示すように「特定の銘柄の白ワイン」と「豚肉ロースの生姜焼き」に関する情報に加えて、「特定の銘柄の白ワイン」と「サラダチキン」に関する情報が表示される。「特定の銘柄の白ワイン」に対して「サラダチキン」は、相性が良い組み合わせであるという情報が表示されると共に、「渋み・コク」、「酸味」、「濃醇」の各評価項目のレーダーチャート上に、飲料「特定の銘柄の白ワイン」の品目評価値IVと食品「サラダチキン」の品目評価値IVが重ねて表示される。また「特定の銘柄の白ワイン」と「サラダチキン」は、互いにない味を相互に補完しているという情報も併せて表示してもよい。
(実施例3)
図12は、ユーザ側端末120の表示装置17に表示される飲料・食品相性情報提示画面510を例示する。提示部1050は、例えば第3相性パターンPT3に対して、相性が良い飲料と食品の組み合わせを複数、たとえば3つの飲料と食品の組み合わせに関する情報を提示する例を示している。
例えば「特定の銘柄のビール」に合う「おつまみ」の情報の提示要求があり、第3相性パターンPT3を適用した場合について図13A、図13B、図13Cを用いて説明する。
図13Aは、図6Aに示す品目「特定の銘柄のビール」の品目評価値IVと図6Bに示す品目「ザーサイ」の品目評価値IVの対応関係が、第3相性パターンPT3が示す対応関係に一致しているか否かを判定する処理を示している。
相性パターン格納部1025から第3相性パターンPT3が取り出される。そして図6Aに示す品目「特定の銘柄のビール」の品目評価値IVと図6Bに示す品目「ザーサイ」の品目評価値IVの対応関係が、第3相性パターンPT3が示す特定の対応関係に一致しているか否かが判定される。
品目「特定の銘柄のビール」の品目評価値IVと品目「ザーサイ」の品目評価値IVの対応関係は、3つの評価項目「苦味・コク」、「酸味・キレ」、「塩味・濃さ」の品目評価値IVのうち2つの評価項目「苦味・コク」、「塩味・濃さ」の品目評価値IVが一致若しくはほぼ一致しており、残りの1つの評価項目「酸味・キレ」の品目評価値IVの偏差が大きい。品目「特定の銘柄のビール」の品目評価値IVと品目「ザーサイ」の品目評価値IVの対応関係は、第3相性パターンPT3が示す特定の対応関係であると判定される。これにより品目「特定の銘柄のビール」と品目「ザーサイ」は、一方にない味「酸味・キレ」を他方が補完し「酸味・キレ」が引き立つ風味の対応関係となっている点で、飲料と食品の相性が良い組み合わせであると判定される。
図13Bは、図13Aと同様に品目「特定の銘柄のビール」の品目評価値IVと品目「枝豆」の品目評価値IVの対応関係が、第3相性パターンPT3が示す対応関係に一致しているか否かを判定する処理を示している。
相性パターン格納部1025から第3相性パターンPT3が取り出される。そして、品目「特定の銘柄のビール」の品目評価値IVと品目「枝豆」の品目評価値IVの対応関係が、第3相性パターンPT3が示す特定の対応関係に一致しているか否かが判定される。
品目「特定の銘柄のビール」の品目評価値IVと品目「枝豆」の品目評価値IVの対応関係は、3つの評価項目「苦味・コク」、「酸味・キレ」、「塩味・濃さ」の品目評価値IVのうち2つの評価項目「苦味・コク」、「酸味・キレ」の品目評価値IVが一致若しくはほぼ一致しており、残りの1つの評価項目「塩味・濃さ」の品目評価値IVの偏差が大きい。このため品目「特定の銘柄のビール」の品目評価値IVと品目「枝豆」の品目評価値IVの対応関係は、第3相性パターンPT3が示す特定の対応関係であると判定される。これにより品目「特定の銘柄のビール」と品目「枝豆」は、一方にない味「塩味・濃さ」を他方が補完し「塩味・濃さ」が引き立つ風味の対応関係となっている点で、飲料と食品の相性が良い組み合わせであると判定される。
図13Cは、図13A、図13Bと同様に品目「特定の銘柄のビール」の品目評価値IVと品目「焼き鳥」の品目評価値IVの対応関係が、第3相性パターンPT3が示す対応関係に一致しているか否かを判定する処理を示している。
相性パターン格納部1025から第3相性パターンPT3が取り出される。そして、品目「特定の銘柄のビール」の品目評価値IVと品目「焼き鳥」の品目評価値IVの対応関係が、第3相性パターンPT3が示す特定の対応関係に一致しているか否かが判定される。
品目「特定の銘柄のビール」の品目評価値IVと品目「焼き鳥」の品目評価値IVの対応関係は、3つの評価項目「苦味・コク」、「酸味・キレ」、「塩味・濃さ」の品目評価値IVのうち2つの評価項目「酸味・キレ」、「塩味・濃さ」の品目評価値IVが一致若しくはほぼ一致しており、残りの1つの評価項目「苦味・コク」の品目評価値IVの偏差が大きい。このため品目「特定の銘柄のビール」の品目評価値IVと品目「焼き鳥」の品目評価値IVの対応関係は、第3相性パターンPT3が示す特定の対応関係であると判定される。これにより品目「特定の銘柄のビール」と品目「焼き鳥」は、一方にない味「苦味・コク」を他方が補完し「苦味・コク」が引き立つ風味の対応関係となっている点で、飲料と食品の相性が良い組み合わせであると判定される。
これらの判定結果に応じて、ユーザ側端末120の表示装置17には、ユーザ側端末120の表示装置17には、図12に示すように「特定の銘柄のビール」と「ザーサイ」に関する情報、「特定の銘柄のビール」と「枝豆」に関する情報及び「特定の銘柄のビール」と「焼き鳥」に関する情報が表示される。
「特定の銘柄のビール」と「ザーサイ」に関する情報については、「特定の銘柄のビール」に対して「ザーサイ」は、相性が良い組み合わせであるという情報が表示されると共に、「苦味・コク」、「酸味・キレ」、「塩味・濃さ」の各評価項目のレーダーチャート上に、飲料「特定の銘柄のビール」の品目評価値IVと食品「ザーサイ」の品目評価値IVが重ねて表示される。また「特定の銘柄のビール」と「ザーサイ」は、一方にない味「酸味・キレ」を他方が補完し「酸味・キレ」が引き立つ風味であるという情報も併せて表示してもよい。
「特定の銘柄のビール」と「枝豆」に関する情報については、「特定の銘柄のビール」に対して「枝豆」は、相性が良い組み合わせであるという情報が表示されると共に、「苦味・コク」、「酸味・キレ」、「塩味・濃さ」の各評価項目のレーダーチャート上に、飲料「特定の銘柄のビール」の品目評価値IVと食品「枝豆」の品目評価値IVが重ねて表示される。また「特定の銘柄のビール」と「枝豆」は、一方にない味「塩味・濃さ」を他方が補完し「塩味・濃さ」が引き立つ風味であるという情報も併せて表示してもよい。
「特定の銘柄のビール」と「焼き鳥」に関する情報については、「特定の銘柄のビール」に対して「焼き鳥」は、相性が良い組み合わせであるという情報が表示されると共に、「苦味・コク」、「酸味・キレ」、「塩味・濃さ」の各評価項目のレーダーチャート上に、飲料「特定の銘柄のビール」の品目評価値IVと食品「焼き鳥」の品目評価値IVが重ねて表示される。また「特定の銘柄のビール」と「焼き鳥」は、一方にない味「苦味・コク」を他方が補完し「苦味・コク」が引き立つ風味であるという情報も併せて表示してもよい。
つぎに第2実施形態について説明する。
(第2実施形態)
図14は、第2実施形態の飲料と食品の相性情報提示装置の機能構成を例示するブロック図である。
第1実施形態と同様の構成要素には同様の符号、附番を付して説明を適宜省略する。
図14に例示する機能構成は、サーバ200、管理者側端末100、ユーザ側端末120が備えている。
飲料と食品の相性情報提示装置は、飲料品目評価値格納部1010と、食品品目評価値格納部1020と、相性パターン格納部1025と、飲料・食品組み合わせ品目評価値格納部2010と、受付部1030と、提示部1050を含んで構成される。
飲料品目評価値格納部1010と、食品品目評価値格納部1020と、相性パターン格納部1025、飲料・食品組み合わせ品目評価値格納部2010は、データベースとして構成され、サーバ200が備えている。なお飲料品目評価値格納部1010と、食品品目評価値格納部1020と、相性パターン格納部1025、飲料・食品組み合わせ品目評価値格納部2010は、それぞれ別々のデータベースで構成してもよく、一体のデータベースで構成してもよい。
飲料・食品組み合わせ品目評価値格納部2010には、飲料品目評価値格納部1010及び食品品目評価値格納部1020に格納された飲料及び食品の品目評価値IVの対応関係が、相性が良いとされる特定の対応関係に一致している特定の組み合わせの飲料と食品の品目評価値IVが格納されている。ここで、特定の対応関係は、相性パターン格納部1025に格納された第1~第4相性パターンPT1~PT4である。
具体的には、飲料・食品組み合わせ品目評価値格納部2010には、図8に例示するように、飲料及び食品の品目評価値IVの対応関係が、相性が良いとされる第1相性パターンPT1が示す特定の対応関係に一致している特定の組み合わせの飲料と食品の品目評価値IVのデータが格納されている。また図11に例示するように、飲料及び食品の品目評価値IVの対応関係が、相性が良いとされる第4相性パターンPT4が示す特定の対応関係に一致している特定の組み合わせの飲料と食品の品目評価値IVのデータが飲料・食品組み合わせ品目評価値格納部2010に格納されている。また図13A、図13B、図13Cに例示するように、飲料及び食品の品目評価値IVの対応関係が、相性が良いとされる第3相性パターンPT3が示す特定の対応関係に一致している特定の組み合わせの飲料と食品の品目評価値IVのデータが飲料・食品組み合わせ品目評価値格納部2010に格納されている。同様に飲料及び食品の品目評価値IVの対応関係が、相性が良いとされる第2相性パターンPT2が示す特定の対応関係に一致している特定の組み合わせの飲料と食品の品目評価値IVのデータを飲料・食品組み合わせ品目評価値格納部2010に格納してもよい。
受付部1030は、飲料と食品の相性が良い組み合わせの情報の提示要求を受け付ける。
提示部1050は、受付部1030で受け付けた提示要求に応じた組み合わせの飲料及び食品の品目評価値IVを飲料・食品組み合わせ品目評価値格納部2010から取り出して、取り出された飲料と食品に関する情報を提示する。
具体的には実施例1で説明したのと同様に、「特定の銘柄の白ワイン」に合う「肉料理」の情報の提示要求があった場合に、飲料・食品組み合わせ品目評価値格納部2010から対応するデータを取り出して、図9に示すように、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面に、品目「特定の銘柄の白ワイン」と品目「豚肉ロースの生姜焼き」に関する情報を提示する。
また実施例2で説明したのと同様に、「特定の銘柄の白ワイン」に合う「肉料理」の情報の提示要求があった場合に、飲料・食品組み合わせ品目評価値格納部2010から対応するデータを取り出して、図10に示すように、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面に、「特定の銘柄の白ワイン」と「豚肉ロースの生姜焼き」に関する情報を表示すると共に、「特定の銘柄の白ワイン」と「サラダチキン」に関する情報を提示する。
また実施例3で説明したのと同様に、「特定の銘柄のビール」に合う「おつまみ」の情報の提示要求があった場合に、飲料・食品組み合わせ品目評価値格納部2010から対応するデータを取り出して、図12に示すように、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面に、「特定の銘柄のビール」と「ザーサイ」に関する情報、「特定の銘柄のビール」と「枝豆」に関する情報及び「特定の銘柄のビール」と「焼き鳥」に関する情報を提示する。
以上、主として味覚を例に取り、説明したが、匂い、食味に関しても同様にしてユーザ側端末120の表示装置17の表示画面に同様な情報を提示(表示)することができる。
以下の各実施例においても第1実施形態のように、提示要求に応じて相性の良い組合せを判定して判定結果を提示してもよく、また第2実施形態のように、相性の良い組合せを格納部に予め格納しておき、提供要求に応じて格納部から相性の良い組合せを取り出して提示してもよい。
(実施例4)
料理と調味料について相性の良い組み合わせの情報を、同様にしてユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510に提示(表示)することができる。
図15は、実施例1で説明したのと同様にして、料理に合う調味料の情報の提示要求があった場合に、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510に、相性が良いと判定された品目「焼魚(さんま塩焼き)」と品目「柑橘果汁(すだち果汁)」に関する情報を提示する例を示している。
図示しない評価値格納部から料理の品目評価値IVと調味料の品目評価値IVが取り出される。
料理の品目「焼魚(さんま塩焼き)」の品目評価値IVと調味料の品目「柑橘果汁(すだち果汁)」の品目評価値IVの対応関係は、3つの評価項目「苦味・コク」、「酸味」、「濃醇」の品目評価値IVのうちのち2つの評価項目「苦味・コク」、「濃醇」の品目評価値IVが一致若しくはほぼ一致しており、残りの1つの評価項目「酸味」の品目評価値IVの偏差が大きい。品目「焼魚(さんま塩焼き)」の品目評価値IVと品目「柑橘果汁(すだち果汁)」の品目評価値IVの対応関係は、第3相性パターンPT3が示す特定の対応関係であると判定される。これにより品目「焼魚(さんま塩焼き)」と品目「柑橘果汁(すだち果汁)」は、一方にない味「酸味」を他方が補完し「酸味」を引き立たせる対応関係となっている点で、料理と調味料の相性が良い組み合わせであると判定される。
この判定結果に応じて、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510には、図15に示すように「焼魚(さんま塩焼き)」に対して「柑橘果汁(すだち果汁)」は、相性が良い組み合わせであるという情報が表示されると共に、「苦味・コク」、「酸味」、「濃醇」の各評価項目のレーダーチャート上に、料理「焼魚(さんま塩焼き)」の品目評価値IVと調味料「柑橘果汁(すだち果汁)」の品目評価値IVが重ねて表示される。また「焼魚(さんま塩焼き)」と「柑橘果汁(すだち果汁)」の組み合わせは、一方(「焼魚(さんま塩焼き)」)にない味「酸味」を他方(「柑橘果汁(すだち果汁)」)が補完し「酸味」を引き立たたせるパターンであるという情報も併せて表示してもよい。また「酸味によって追加で塩味で味付けをしなくても満足度の高い食べ口である。減塩効果がある。」という情報を併せて表示してもよい。
なお、同じ柑橘果汁の調味料であっても、さらにその品目が「すだち果汁」、「ゆずポン酢」・・・と細分化されることがある。相性の良い順番を付与するなどして、「すだち果汁」、「ゆずポン酢」など「焼き魚(さんま)」と相性の良い柑橘果汁の各品目に関する情報を提示してもよい。
図16は、同様にして、料理に合う調味料の情報の提示要求があった場合に、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510に、相性が良いと判定された品目「唐揚げ」と品目「レモン果汁」に関する情報を提示する例を示している。
図示しない評価値格納部から料理の品目評価値IVと調味料の品目評価値IVが取り出される。
料理の品目「唐揚げ」の品目評価値IVと調味料の品目「レモン果汁」の品目評価値IVの対応関係は、3つの評価項目「苦味・コク」、「酸味」、「濃醇」の品目評価値IVのうち1つの評価項目「苦味・コク」の品目評価値IVが一致若しくはほぼ一致しており、残りの2つの評価項目「酸味」、「濃醇」の品目評価値IVの偏差が大きい。このため品目「唐揚げ」の品目評価値IVと品目「レモン果汁」の品目評価値IVの対応関係は、第4相性パターンPT4が示す特定の対応関係であると判定される。これにより品目「唐揚げ」と品目「レモン果汁」は、互いにない味を相互に補完する対応関係となっている点で、料理と調味料の相性が良い組み合わせであると判定される。
この判定結果に応じて、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510には、図16に示すように「唐揚げ」に対して「レモン果汁」は、相性が良い組み合わせであるという情報が表示されると共に、「苦味・コク」、「酸味」、「濃醇」の各評価項目のレーダーチャート上に、料理「唐揚げ」の品目評価値IVと調味料「レモン果汁」の品目評価値IVが重ねて表示される。また「唐揚げ」と「レモン果汁」の組み合わせは、調味料の「酸味」と唐揚げの「濃醇」さが補完し合い、味わいがまとまるパターンであるという情報も併せて表示してもよい。また料理と調味料の組み合わせによって減塩効果が期待されるという情報も併せて表示してもよい。
なお、「唐揚げ」と相性の良い調味料は、「レモン果汁」以外にも「きざみタマネギのドレッシング」など存在することがある。相性の良い順番を付与するなどして、「レモン果汁」、「きざみタマネギのドレッシング酢」など「唐揚げ」と相性の良い調味料の各品目に関する情報を提示してもよい。
(実施例5)
相性の良い調味料の組み合わせの情報についても同様に、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510に提示(表示)することができる。
図17は、調味料に合う他の調味料の情報の提示要求があった場合に、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面に、相性が良いと判定された品目「だし醤油」と品目「柑橘類」に関する情報を提示する例を示している。
図示しない評価値格納部から調味料の品目評価値IVが取り出される。
調味料の品目「だし醤油」の品目評価値IVと調味料の品目「柑橘類」の品目評価値IVの対応関係は、3つの評価項目「苦味・コク」、「酸味」、「濃醇」の品目評価値IVのうち1つの評価項目「苦味・コク」の品目評価値IVが一致若しくはほぼ一致しており、残りの2つの評価項目「酸味」、「濃醇」の品目評価値IVの偏差が大きい。このため品目「だし醤油」の品目評価値IVと品目「柑橘類」の品目評価値IVの対応関係は、第4相性パターンPT4が示す特定の対応関係であると判定される。これにより品目「だし醤油」と品目「柑橘類」は、互いにない味を相互に補完する対応関係となっている点で、相性の良い調味料の組み合わせであると判定される。
この判定結果に応じて、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510には、図17に示すように「だし醤油」に対して「柑橘類」は、相性が良い組み合わせであるという情報が表示されると共に、「苦味・コク」、「酸味」、「濃醇」の各評価項目のレーダーチャート上に、調味料「だし醤油」の品目評価値IVと調味料「柑橘類」の品目評価値IVが重ねて表示される。また「だし醤油」と「柑橘類」の組み合わせは、柑橘類の「酸味」とだし醤油の「濃醇」さが補完し合い、味わいがまとまるパターンであるという情報も併せて表示してもよい。また、だし醤油と柑橘類を組み合わせた調理例は、ポン酢であるという情報を併せて表示してもよい。
図18は、調味料に合う他の調味料の情報の提示要求があった場合に、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510に、相性が良いと判定された品目「だし(かつお節・いりこ)」と品目「味噌」に関する情報を提示する例を示している。
図示しない評価値格納部から調味料の品目評価値IVが取り出される。
調味料の品目「だし(かつお節・いりこ)」の品目評価値IVと調味料の品目「味噌」の品目評価値IVの対応関係は、3つの評価項目「苦み・コク」、「酸味」、「濃醇」の品目評価値IVが全て、同程度に近似している。このため品目「だし(かつお節・いりこ)」の品目評価値IVと品目「味噌」の品目評価値IVの対応関係は、第2相性パターンPT2が示す特定の対応関係であると判定される。これにより品目「だし(かつお節・いりこ)」と品目「味噌」は、品目評価値IVが近似しながらバランスが取れている対応関係となっている点で、相性の良い調味料の組み合わせであると判定することができる。
この判定結果に応じて、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510には、図18に示すように「だし(かつお節・いりこ)」に対して「味噌」は、相性が良い組み合わせであるという情報が表示されると共に、「苦味・コク」、「酸味」、「濃醇」の各評価項目のレーダーチャート上に、料理「だし(かつお節・いりこ)」の品目評価値IVと調味料「味噌」の品目評価値IVが重ねて表示される。また「だし(かつお節・いりこ)」と「味噌」の組み合わせは、3つの評価項目の品目評価値IVが近似することで相乗的に味が深まるパターンであるという情報も併せて表示してもよい。また、だし(かつお節・いりこ)と味噌を組み合わせた調理例は、味噌汁であるという情報を併せて表示してもよい。
図19は、調味料に合う他の調味料の情報の提示要求があった場合に、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510に、相性が良いと判定された品目「豚骨ラーメンスープ」と品目「味噌」に関する情報を提示する例を示している。
図示しない評価値格納部から調味料の品目評価値IVが取り出される。
調味料の品目「豚骨ラーメンスープ」の品目評価値IVと調味料の品目「味噌」の品目評価値IVの対応関係は、3つの評価項目「苦味・コク」、「酸味」、「濃醇」の品目評価値IVのうちのち2つの評価項目「苦味・コク」、「酸味」の品目評価値IVが一致若しくはほぼ一致しており、残りの1つの評価項目「濃醇」の品目評価値IVの偏差が大きい。このため品目「豚骨ラーメンスープ」の品目評価値IVと品目「味噌」の品目評価値IVの対応関係は、第3相性パターンPT3が示す特定の対応関係であると判定される。これにより品目「豚骨ラーメンスープ」と品目「味噌」は、一方にない味「濃醇」を他方が補完し「濃醇」を引き立たせる対応関係となっている点で、相性の良い調味料の組み合わせであると判定することができる。
この判定結果に応じて、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510には、図19に示すように「豚骨ラーメンスープ」に対して「味噌」は、相性が良い組み合わせであるという情報が表示されると共に、「苦味・コク」、「酸味」、「濃醇」の各評価項目のレーダーチャート上に、料理「豚骨ラーメンスープ」の品目評価値IVと調味料「味噌」の品目評価値IVが重ねて表示される。また「豚骨ラーメンスープ」と「味噌」の組み合わせは、一方(「豚骨ラーメンスープ」)にない味「濃醇」を他方(「味噌」)が補完し「濃醇」さを引き立たたせるパターンであるという情報も併せて表示してもよい。また、豚骨ラーメンスープと味噌を組み合わせた調理例は、豚骨味噌ラーメンスープであるという情報を併せて表示してもよい。
(実施例6)
食品を構成する材料(食品構成材料という)についても、その相性の良い組み合わせの情報を同様にしてユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510に提示(表示)することができる。
図20A、図20B、図20Cはそれぞれ、食品構成材料の相性が良い組合せのパターンを示す。
図20Aは、食品構成材料の物性が対照的な対比型相性パターンPT11を示す。図20Bは、食品構成材料の物性が似ている同調型相性パターンPT12を示す。図20Cは、食品構成材料が様々な物性を持つ複合型相性パターンPT13を示す。複合型相性パターンPT13は、対比型相性パターンPT11の要素と、同調型相性パターンPT12の要素を兼ね備えている。
(食品構成材料の相性を判定するための評価項目)
食品構成材料の相性を判定するための評価項目は、食味を表す物性値、特に食感を表す物性値を用いることができる。
食感を表す物性値は、硬さ(柔らかい/硬い)、粘性(粘度:さらさら/どろどろ)、弾性(弾力:弱い/強い)、ざらつき(つるつる/ざらざら)、クリスピー感(弱い/強い)などである。
本実施形態では、少なくとも硬さ、粘性、弾性を含む3つ以上の複数の評価項目を用いて食品構成材料の相性の良い組み合わせを判定する。なお図20A、図20B、図20Cに示すレーダーチャートにおいて、「硬さ」、「粘性」、「弾性」以外の評価項目の軸は、音、水分量、摩擦特性など、食味を表す物性値を用いることができる。
図示しない相性パターン格納部には、対比型相性パターンPT11、同調型相性パターンPT12、複合型相性パターンPT13のデータが格納されている。
対比型相性パターンPT11、同調型相性パターンPT12、複合型相性パターンPT13はそれぞれ、相性が良いとされる食品構成材料の評価値IVの特定の対応関係を示す。図20A、図20B、図20Cに示すレーダーチャートにおいて、一方の食品構成材料の各評価項目「硬さ」、「粘性」、「弾性」の評価値IVを結んだ線を実線で示し、他方の食品構成材料の各評価項目「硬さ」、「粘性」、「弾性」の評価値IVを結んだ線を一点鎖線で示す。
・対比型相性パターンPT11
3つの評価項目「硬さ」、「粘性」、「弾性」の評価値IVのうち2つの評価項目(例えば「粘性」、「弾性」)の評価値IVが一致若しくはほぼ一致しており、残りの1つの評価項目(例えば「硬さ」)の評価値IVの偏差が大きい対応関係である。一方の食品構成材料にない食感を他方の食品構成材料が有しており対比的な食感が得られる点で相性が良い食品構成材料の組み合わせであると判定することができる。
・同調型相性パターンPT12
3つの評価項目「硬さ」、「粘性」、「弾性」の評価値IVが全て一致若しくはほぼ一致している対応関係である。一方の食品構成材料と他方の食品構成材料
の食感が似ており同調した食感が得られる点で相性が良い食品構成材料の組み合わせであると判定することができる。
・複合型相性パターンPT13
3つの評価項目「硬さ」、「粘性」、「弾性」の評価値IVの全てが一致若しくはほぼ一致していると共に、3つの評価項目「硬さ」、「粘性」、「弾性」の全てで評価値IVの偏差が大きくなっている対応関係である。各食品構成材料(1)、(2)、(3)、(4)(5)を組み合わせることで様々な食感が得られる点で相性が良い食品構成材料の組み合わせであると判定することができる。
(対比型相性パターンPT11の例示)
以下、対比型相性パターンPT11に相当する相性が良い組合せの食品構成材料を例示する。
・やわらかい材料と硬い材料の組み合わせは相性が良い。例えば目玉焼きにカリカリベーコンは相性が良い組み合わせである。
・口どけが良い材料と口に残る材料の組み合わせは相性が良い。例えばポテトチップスにチョコレートをかけた菓子の組み合わせは相性が良い組み合わせである。
(同調型相性パターンPT12の例示)
以下、同調型相性パターンPT12に相当する相性が良い組合せの食品構成材料を例示する。
・弾力がある材料同士は相性が良い。例えばモツとこんにゃくの組み合わせは相性が良い組み合わせである。
・硬い材料同士は相性が良い。例えばクッキー生地とナッツの組み合わせは相性が良い組み合わせである。
・粘り気が強い材料同士は相性が良い。例えば納豆とオクラの組み合わせは相性が良い組み合わせである。
(複合型相性パターンPT13の例示)
以下、複合型相性パターンPT13に相当する相性が良い組合せの食品構成材料を例示する。
ハンバーガーを例にとる。ハンバーガーは、ふんわりという食感のバンズ、シャキシャキ感という食感のレタス、ジューシーさという食感のトマト、もっちりという食感のチーズ、弾力、ほぐれ感という食感のパテから構成されている。ハンバーガーは、様々な食感を持つ材料の組み合わせであり、複合型相性パターンPT13に相当する相性が良い組合せの食品構成材料である。
アップルパイも同様である。アップルパイは、サクサクという食感のパイ生地、シャキシャキ感という食感のリンゴコンポート、なめらかさという食感のカスタードから構成されている。アップルパイは、様々な食感を持つ材料の組み合わせであり、複合型相性パターンPT13に相当する相性が良い組合せの食品構成材料である。
(相性が良い食品構成材料の提示例)
相性の良い食品構成材料の組み合わせの情報についても同様に、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510に提示(表示)することができる。
図21は、食品構成材料に合う他の食品構成材料の情報の提示要求があった場合に、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510に、相性が良いと判定された品目「目玉焼き」と品目「カリカリベーコン」に関する情報を提示する例を示している。
図示しない評価値格納部から食品構成材料の品目評価値IVが取り出される。
食品構成材料の品目「目玉焼き」の品目評価値IVと食品構成材料の品目「カリカリベーコン」の品目評価値IVの対応関係は、3つの評価項目「硬さ」、「粘性」、「弾性」の評価値IVのうち2つの評価項目(「粘性」、「弾性」)の評価値IVが一致若しくはほぼ一致しており、残りの1つの評価項目(「硬さ」)の評価値IVの偏差が大きい対応関係となっている。このため品目「目玉焼き」の品目評価値IVと品目「カリカリベーコン」の品目評価値IVの対応関係は、対比型相性パターンPT11が示す特定の対応関係であると判定される。これにより品目「目玉焼き」と品目「カリカリベーコン」は、一方の食品構成材料にない食感を他方の食品構成材料が有しており対比的な食感(やわらかい/硬い)が得られる点で相性が良い食品構成材料の組み合わせであると判定することができる。
この判定結果に応じて、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510には、図21に示すように「目玉焼き」に対して「カリカリベーコン」は、相性が良い組み合わせであるという情報が表示されると共に、「硬さ」、「粘性」、「弾性」を含む各評価項目のレーダーチャート上に、食品構成材料「目玉焼き」の品目評価値IVと食品構成材料「カリカリベーコン」の品目評価値IVが重ねて表示される。また「目玉焼き」と「カリカリベーコン」の組み合わせは、一方の食品構成材料にない食感を他方の食品構成材料が有しており対比的な食感(やわらかい/硬い)が得られるパターンであるという情報も併せて表示してもよい。また品目「目玉焼き」と品目「カリカリベーコン」を組み合わせた調理例(例えば「ベーコンエッグ」)の情報を併せて表示してもよい。
同様に図22は、食品構成材料に合う他の食品構成材料の情報の提示要求があった場合に、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510に、相性が良いと判定された品目「納豆」と品目「オクラ」に関する情報を提示する例を示している。
図示しない評価値格納部から食品構成材料の品目評価値IVが取り出される。
食品構成材料の品目「納豆」の品目評価値IVと食品構成材料の品目「オクラ」の品目評価値IVの対応関係は、3つの評価項目「硬さ」、「粘性」、「弾性」の評価値IVの評価値IVが全て一致若しくはほぼ一致している対応関係となっている。「粘性」が高く粘り気が高いレベルで同調している対応関係となっている。これにより品目「納豆」と品目「オクラ」は、各食品構成材料の食感が似ており同調した食感(粘り気が強い食感)が得られる点で相性が良い食品構成材料の組み合わせであると判定することができる。
この判定結果に応じて、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510には、図22に示すように「納豆」に対して「オクラ」は、相性が良い組み合わせであるという情報が表示されると共に、「硬さ」、「粘性」、「弾性」を含む各評価項目のレーダーチャート上に、食品構成材料「納豆」の品目評価値IVと食品構成材料「オクラ」の品目評価値IVが重ねて表示される。また「納豆」と「オクラ」の組み合わせは、食感が似ており同調した食感(粘り気が強い食感)が得られるパターンであるという情報も併せて表示してもよい。また品目「納豆」と品目「オクラ」を組み合わせた調理例(例えば「オクラ納豆」)の情報を併せて表示してもよい。
同様に、食品構成材料に合う他の食品構成材料の情報の提示要求があった場合に、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510に、食品構成材料「バンズ」、「レタス」、「トマト」、「チーズ」、「パテ」は相性が良い食品構成材料であるという情報を表示すると共に、併せてこれら各食品構成材料の組み合わせは、様々な食感が得られるパターン(複合型相性パターンPT13)であるという情報及び調理例は例えば「ハンバーガー」であるという情報を表示することができる。
(主成分分析による相性判定方法)
以上、相性パターンを用いて食品構成材料の相性判定を行う場合を例にとり説明したが、食品構成材料の多数の物性値を主成分分析することで食品構成材料の相性を判定してもよい。
図23は、横軸を「柔らかい/硬い」という物性値とし、縦軸を「さらさら/どろどろ」という物性値とする2つの評価軸からなるグラフである。図23は、食品構成材料の各品目毎の「柔らかい/硬い」、「さらさら/どろどろ」の各評価値を、評価軸上の座標位置にプロットした散布図を示す。
食品構成材料の硬さ、粘性、弾性・・といった多数の物性値を主成分分析して、これら多数の物性値をまとめて「柔らかい/硬い」と「さらさら/どろどろ」という2つの評価軸に合成する。そして食品構成材料の各品目毎に、「柔らかい/硬い」、「さらさら/どろどろ」の各評価値を取得して、図23の散布図上にプロットする。プロットされた座標点をPR1とする。
図23の散布図上にプロットされた座標点PR1が近い品目の食品構成材料ほど、相性が良いと判定する。一例として、「どろどろで柔らかい」A1群に属する食品構成材料同士は、相性が良いと判定される。また「どろどろで硬い」B1群に属する食品構成材料同士は、相性が良いと判定される。また「さらさらで柔らかい」C1群に属する食品構成材料同士は、相性が良いと判定される。また「さらさらで硬い」D1群に属する食品構成材料同士は、相性が良いと判定される。
(実施例7)
(共通揮発性香気成分の数による相性判定)
つぎに匂いの成分を用いて、飲料と食品の相性、料理と調味料の相性、調味料の相性、食品構成材料の相性を判定する方法について説明する。
匂いの成分には、各種の揮発性香気成分がある。各種の揮発性香気成分と匂いの質の対応関係を図24に例示する。例えば揮発性香気成分「アセトアルデヒド」は、「エーテル、花、フルーツ、グリーンアップル、スイート」という匂いの質に寄与する。
相性判定対象(例えば飲料と食品)で共通する揮発性香気成分の数が多いほど、つまり同じ匂いの成分が多いほど、匂いの質が共通している点で相性が良いと判定することができる。
伊予柑ピールと酒の相性を判定する場合を例にとる。日本酒、赤ワイン、白ワイン、ビール、コニャック、ジンと伊予柑ピールの共通揮発性化合物の数を図25に示す。
白ワイン、ビールは、他のカテゴリの酒(日本酒、赤ワイン、コニャック、ジン)と比べて共通揮発性化合物が39と高く、他のカテゴリの酒に比べて、伊予柑ピールとの相性が良いと判定することができる。
(主成分分析による相性判定方法)
匂いの成分分析機器から出力される各種成分の出力ピーク値を主成分分析することで、飲料と食品の相性、料理と調味料の相性、調味料の相性、食品構成材料の相性を判定してもよい。
図26は、横軸を「穏やか/華やか」という評価値とし、縦軸を「フローラル/フルーティ」という評価値とする2つの評価軸からなるグラフである。図26は、例えば飲料、食品の各品目毎の「穏やか/華やか」、「フローラル/フルーティ」の各評価値を、評価軸上の座標位置にプロットした散布図を示す。
匂いの成分分析機器から出力された各種揮発性香気成分のピーク値を主成分分析して、これら多数の揮発性香気成分をまとめて「穏やか/華やか」と「フローラル/フルーティ」という2つの評価軸に合成する。そして飲料、食品の各品目毎に、「穏やか/華やか」、「フローラル/フルーティ」の各評価値を取得して、図26の散布図上にプロットする。プロットされた座標点をPR2とする。
図26の散布図上にプロットされた座標点PR2が近い品目の飲料と食品ほど、相性が良いと判定する。一例として、フルーティで穏やかなA2群に属する飲料と食品は、相性が良いと判定される。またフルーティで華やかなB2群に属する飲料と食品は、相性が良いと判定される。またフローラルで穏やかなC2群に属する飲料と食品は、相性が良いと判定される。またフローラルで華やかなD2群に属する飲料と食品は、相性が良いと判定される。料理と調味料の相性判定、調味料の相性判定、食品構成材料の相性判定についても同様に適用することができる。
(基準臭範囲設定による相性判定方法)
匂いの評価値IVの許容最大値~許容最小値の範囲を基準臭範囲SZとして設定しておき、相性判定対象(例えば飲料と食品)の評価値IVが、その基準臭範囲SZ内に収まっていれば相性が良いと判定してもよい。
図27は、匂いの各評価項目(評価項目A3、評価項目B3、評価項目C3、評価項目D3、評価項目E3)毎の評価値IVをレーダーチャートで示す。評価項目A3、B3、C3、D3、E3は、図4Bに示したのと同様にそれぞれ、硫黄系、炭化水素系、芳香族系、エステル系、アルデヒド系の匂い成分とすることができる。また評価項目A3、B3、C3、D3、E3はそれぞれ、揮発性香気成分であってもよい。
図27に示すレーダーチャートにおいて、飲料の各評価項目A3、B3、C3、D3、E3の評価値IVを結んだ線を実線で示し、食品の各評価項目A3、B3、C3、D3、E3の評価値IVを結んだ線を一点鎖線で示す。
各評価項目A3、B3、C3、D3、E3毎に基準臭範囲SZが設定される。基準臭範囲SZは、人が好ましい匂いと感じる許容最小値から許容最大値までの範囲である。
飲料の各評価項目A3、B3、C3、D3、E3の評価値IVが、基準臭範囲SZ内に収まっており、かつ食品の各評価項目A3、B3、C3、D3、E3の評価値IVが、基準臭範囲SZ内に収まっていれば、飲料と食品の匂いは、人が好ましいと感じる範囲にあり相性が良い飲料と食品の組み合わせであると判定される。料理と調味料の相性判定、調味料の相性判定、食品構成材料の相性判定についても同様に適用することができる。
(実施例8)
飲料と食品の相性を、味覚センサの検出値を用いて診断する飲料と食品の相性診断方法について説明する。
本実施例の方法では、飲料の洗い流しによる食品の後味に基づいて飲料と食品の相性を診断する。
図28Aは、本実施例と対比される比較例の手順を示しており、味覚センサ10によって食品の後味を計測する手順を示す。図28Bは、本実施例の手順を示しており、図28Aと対比して味覚センサ10によって飲料の洗い流しによる食品の後味を計測する手順を示す。
実施例に用いられる味覚センサ10は、食品を口に含んだ瞬間の味である「先味」と、食品を飲み込んだ後に残る持続性を有する味である「後味」を計測することができるセンサである。「後味」は、例えば、渋み、苦味、コクで表現される。味覚センサ10のセンサ部11を液体に浸して「無味」に相当する基準電位Vrを検出するために、基準液RSを用いる。基準液RSは、人間の唾液に相当する組成の液体であり、例えば塩化カリウムKClと酒石酸を所定の比率で混合した溶液が用いられる。
(比較例:食品の後味の計測)
ステップ1:図28Aに示すように、味覚センサ10のセンサ部11を基準液RS中に浸して、基準電位Vrを検出する。
ステップ2:つぎに、センサ部11を食品のサンプル液SI中に浸して、電位Vsを検出する。先味の計測値は、下記式(1)により得られる。
Vs-Vr=先味計測値 ・・・(1)
ステップ3:つぎに、基準液RSによってセンサ部11を簡単に洗浄する。簡単に洗浄するとは、センサ部11を完全に洗浄するのではなく、センサ部11に食品のサンプル液SIの成分を若干残す程度に洗浄することである。センサ部11を上下動させて基準液RSによってセンサ部11に付着した食品のサンプル液SIを洗い流す。
ステップ4:ステップ1と同様にして、センサ部11を基準液RS中に浸して、基準電位Vr´を検出する。後味の計測値は、下記式(2)により得られる。
Vr´-Vr=後味計測値 ・・・(2)
ステップ5:アルコール溶液AL中にセンサ部11を浸して、センサ部11を完全に洗浄し、リフレッシュする。次回の計測の準備が完了し、ステップ1への移行が可能となる。
(実施例:飲料の洗い流しによる食品の後味の計測、相性診断)
実施例では、基準液RSによってセンサ部11を洗浄する代わりに、相性診断対象の飲料TSIによってセンサ部11を洗浄するようにしている。以下ステップ10~ステップ60の相性診断方法について説明する。
ステップ10:図28Bに示すように、味覚センサ10のセンサ部11を基準液RS中に浸して、基準電位Vrを検出する。
ステップ20:つぎに、センサ部11を食品のサンプル液SI中に浸して、電位Vsを検出する。先味の計測値は、下記式(1)により得られる。
Vs-Vr=先味計測値 ・・・(1)
ステップ30:つぎに、相性診断対象の飲料TSIによってセンサ部11を簡単に洗浄する。センサ部11を上下動させて、相性診断対象の飲料TSIによってセンサ部11に付着した食品のサンプル液SIを洗い流す。
ステップ40:ステップ10と同様にして、センサ部11を基準液RS中に浸して、基準電位Vtr´を検出する。飲料の洗い流しによる食品の後味の計測値は、下記式(3)により得られる。
Vtr´-Vr=飲料の洗い流しによる食品の後味計測値 ・・・(3)
ステップ50:アルコール溶液AL中にセンサ部11を浸して、センサ部11を完全に洗浄し、リフレッシュする。次回の計測の準備が完了し、ステップ10への移行が可能となる。
ステップ60:以上のように計測された飲料の洗い流しによる食品の後味の計測値Vtr´-Vr(旨味・コクの評価値IV)に応じて、飲料と食品の相性を診断する。
(飲料の洗い流しによる食品の後味の評価値を用いた相性診断例)
鮨(マグロ)と日本酒の相性診断を例にとり説明する。
図29Aは、日本酒の5銘柄IT1、IT2、IT3、IT4、IT5の洗い流しによる鮨(マグロ)の後味の評価値(以下、洗い流し後味評価値という)IVの数値を例示したグラフである。洗い流し後味評価値IVは、旨味、コクで表現することができる。洗い流し後味評価値IVの値が小さいほど、日本酒による鮨(マグロ)の洗い流し度合いが大きく日本酒が楽しめるという評価となる。洗い流し後味評価値IVが大きいほど、日本酒による鮨(マグロ)の洗い流し度合いが小さく、口腔内で鮨(マグロ)の後味が残り日本酒と鮨(マグロ)が調和し、食事の満足感が高いという評価となる。
図29Bは、洗い流し後味評価値IVを用いた相性診断結果を示す。
銘柄IT2の日本酒の洗い流し後味評価値IVは一番低く、銘柄IT2の日本酒と鮨(マグロ)の組合せは、「お酒を楽しむ(洗い流し度合いが大きい)」という相性診断結果が得られる。
銘柄IT1の日本酒の洗い流し後味評価値IVは二番目に低く、銘柄IT1の日本酒とマグロの組合せは、「お酒を楽しむ(洗い流し度合いが大きい)」寄りの「お酒と食事をバランス良く楽しむ(洗い流し度合いが中間)」という相性診断結果が得られる。
銘柄IT3の日本酒の洗い流し後味評価値IVは三番目に大きく、銘柄IT3の日本酒とマグロの組合せは、「食事を楽しむ(洗い流し度合いが小さい)」寄りの「お酒と食事をバランス良く楽しむ(洗い流し度合いが中間)」という相性診断結果が得られる。
銘柄IT4の日本酒の洗い流し後味評価値IVは二番目に大きく、銘柄IT4の日本酒とマグロの組合せは、「食事を楽しむ(洗い流し度合いが小さい)」という相性診断結果が得られる。
銘柄IT5の日本酒の洗い流し後味評価値IVは一番大きく、銘柄IT5の日本酒とマグロの組合せは、「食事を楽しむ(洗い流し度合いが小さい)」という相性診断結果が得られる。
(日本酒以外の飲料の洗い流し後味評価値を用いた相性診断例)
日本酒以外の飲料、例えばお茶(緑茶)、清涼飲料(コーラ)についても洗い流し後味評価値IVを用いた相性診断が可能である。
図30A、30Bは、ピザと、日本酒、お茶(緑茶)、清涼飲料(コーラ)をそれぞれ組み合わせた場合の洗い流し後味評価値IVを例示するグラフである。
飲料の洗い流しによる食品の後味は「コク、素材感の余韻」、「旨みの余韻」で表現することができる。図30Aは、「コク、素材感の余韻」の洗い流し後味評価値IVを示す。図30Bは、「旨みの余韻」の洗い流し後味評価値IVを示す。
図31は、食品に合う飲料の情報の提示要求があった場合に、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510に、相性が良いと判定された食品の品目「ピザ(マルゲリータ)」と飲料の品目「特定の銘柄IT6の日本酒」に関する情報を提示する例を示している。「特定の銘柄IT6の日本酒」はコーラより控えめであるが洗い流し効果があり、連食性に優れているということがわかる。
ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510には、飲料「特定の銘柄IT6の日本酒」の洗い流しによる食品「ピザ(マルゲリータ)」の洗い流し後味評価値IVが表示される。特定の銘柄IT6の日本酒の洗い流し後味評価値IVを、茶(緑茶)、清涼飲料(コーラ)の洗い流し後味評価値IVと比較して表示してもよい。また「特定の銘柄IT6の日本酒」はコーラより控えめであるが洗い流し効果があり、連食性に優れているという情報を表示してもよい。
また食品「ピザ(マルゲリータ)」、飲料「特定の銘柄IT6の日本酒」それぞれのコク、キレ、濃醇の品目評価値IVを重ね合わせたレーダーチャートR16も併せて表示してもよい。また「ピザ(マルゲリータ)」と「特定の銘柄IT6の日本酒」の組み合わせは、ピザ(マルゲリータ)の「キレ」と特定の銘柄IT6の日本酒の「濃醇」さが補完し合い、味わいがまとまるパターン(第4相性パターンPT4)であるという情報も併せて表示してもよい。
(実施例9)
相性を判定するために用いられる評価項目の数は任意であり、例えば3つ(3軸)であってもよく、例えば6つ(6軸)であってもよい。
図32は、特定の銘柄IT7の日本酒(にごり酒)とチゲ鍋スープについて6つ(6軸)の評価項目の品目評価値IVを重ね合わせたレーダーチャートR21と、特定の銘柄IT7の日本酒(にごり酒)とチゲ鍋スープについて3つ(3軸)の評価項目の品目評価値IVを重ね合わせたレーダーチャートR22を併記して表示する例を示す。
レーダーチャートR21は、苦み・コク、酸味・キレ、旨味の余韻、苦み・コクの余韻、濃醇・ボディ感、旨味という6つ(6軸)の評価項目で構成されている。レーダーチャートR22は、コク、キレ、濃醇という3つ(3軸)の評価項目で構成されている。
飲料に合う食品の情報の提示要求又は食品に合う飲料の情報の提示要求があった場合に、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510に、相性が良いと判定された食品の品目「チゲ鍋スープ」と飲料の品目「特定の銘柄IT7の日本酒(にごり酒)」に関する情報が表示される。
ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510には、6軸のレーダーチャートR21が表示される。また「チゲ鍋スープ」と「特定の銘柄IT7の日本酒(にごり酒)」の組み合わせは、チゲ鍋スープの「酸味・キレ」と特定の銘柄IT7の日本酒(にごり酒)の「旨味の余韻」さが補完し合い、味わいがまとまるパターンであるという情報を併せて表示してもよい。
ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面510には、3軸のレーダーチャートR22が6軸のレーダーチャートR21と併せて表示される。また「チゲ鍋スープ」と「特定の銘柄IT7の日本酒(にごり酒)」の組み合わせは、特定の銘柄IT7の日本酒(にごり酒)が濃醇さを補完するパターン(第3相性パターンPT3)であるという情報を併せて表示してもよい。
(実施例10)
ユーザの飲食履歴の情報を用いて、相性の良い飲料と食品、相性の良い料理と調味料、相性の良い調味料、相性の良い食品構成材料を、ユーザに提示する実施も可能である。さらに本日摂取してもよい食事のカロリーの範囲内で、相性の良い飲料と食品、相性の良い料理と調味料、相性の良い調味料、相性の良い食品構成材料を、ユーザに提示する実施も可能である。
図33及び図34は、図3及び図14に相当する実施例の相性情報提示装置の機能構成を例示するブロック図である。図33及び図34に例示する機能構成は、サーバ200、管理者側端末100、ユーザ側端末120が備えている。図3又は図14に対して、購買履歴データ格納部1060が付加されている。購買履歴データ格納部1060には、ユーザに対応づけて当該ユーザが過去に購入した若しくは提供を受けた飲料、食品、調味料、食品構成材料の品目を示すユーザ別履歴データが格納されている。
図35Aは、ユーザID1に対して「ユーザID1が過去に購入した飲料と相性の良い惣菜の品目」を提示するという要求に応じて、ユーザID1のユーザ側端末120の表示画面に表示される相性情報提示画面530Aを例示している。
たとえば店舗STO1(スーパーマーケット)のショッピングカートに取り付けられたタブレット端末を、ユーザ側端末120とすることができる。店舗STO1は、店舗側端末120の図示しない管理画面を介して図35A、35Bに示す相性情報提示画面530A、530B及び購買履歴画面531に表示する内容を変更する等の管理権限を有する。例えば店舗STO1は、相性情報提示画面530A、530Bに提示される品目を、店舗STO1で取り扱うことができる商品の品目に限定することができる。
ユーザ側端末120におけるログイン操作に応じて、受付部1030は、ログイン操作したユーザのユーザID、つまりユーザID1を取得することができる。
ここで、各ユーザID毎に、購買履歴が対応づけられている。ユーザ別購買履歴データUDは、ユーザIDの項目と、商店等で購入した若しくは飲食店でサービス提供を受けた品目IT(商品名)の項目と、購買数(購買金額)の項目を含んでいる。ユーザ別購買履歴データUDは、サーバ200の購買履歴データ格納部1060に格納されている。また購買履歴データ格納部1060には、カロリーデータCDが格納されている。カロリーデータCDは、ユーザの許容摂取カロリー及び購買した若しくはサービス提供を受けた商品のカロリーのデータである。
例えばユーザID1がユーザ側端末120でログイン操作を行うと、上記購買履歴データ格納部1060に格納されたユーザ別購買履歴データUDを参照して、ユーザID1が過去に購入したビールのカテゴリ内の品目IT11のデータが取り出される。そして、品目IT11に対応づけられた品目評価値IVのデータが飲料品目評価値格納部1010から取り出される。取り出された品目IT11に対応づけられた品目評価値IVのデータに基づいて、ユーザ側端末120の表示画面には、購買履歴画面531が表示される。
購買履歴画面531には、「お客様がいつもご購入のIT11の味わいチャートです。豊かなコクと芳醇な香りが楽しめるビールです。」という情報と共に、品目IT11に対応づけられた品目評価値IVのレーダーチャートの情報が表示される。
図34の第2の実施形態を適用した場合を例にとる。
飲料・食品組み合わせ品目評価値格納部2010から、「特定のビール」という品目IT11と相性の良い「惣菜」のデータが取り出される。「特定のビール」という品目IT11と相性の良い惣菜として、「きんぴらごぼう」という品目IT21、「ひじき煮」という品目IT22、「焼き鳥」という品目IT23がユーザID1への提示候補として抽出される。この結果、図35Aに示すように、ユーザ側端末120の表示装置17の表示画面に、「お客様にお奨めの本日のお惣菜は、品目IT21のきんぴらごぼうです。」という情報と共に、品目IT21に対応づけられた品目評価値IVのレーダーチャートの情報が表示される。また「品目IT22のひじき煮もお奨めです。」という情報と共に、品目IT22に対応づけられた品目評価値IVのレーダーチャートの情報が表示される。また「品目IT23の焼き鳥もお奨めです。」という情報と共に、品目IT23に対応づけられた品目評価値IVのレーダーチャートの情報が表示される。
これによりユーザID1が過去に購入した「特定のビール」だけでなく、「特定のビール」と相性の良い「きんぴらごぼう」、「ひじき煮」、「焼き鳥」の購入を促すことができる。
「きんぴらごぼう」、「ひじき煮」、「焼き鳥」の中からユーザの許容摂取カロリーの範囲内でお奨めの惣菜を提示してもよい。
ユーザの許容摂取カロリーは、ユーザの属性に応じた1日当たりの必要エネルギー量(例えば成人男子の場合2700kcal)から1日の間にこれまで実際に摂取したカロリー量を減算した値である。購買履歴データ格納部1060には、ユーザの属性に応じた1日当たりの必要エネルギー量及び1日の間にこれまで実際に摂取したカロリー量が格納されている。
1日の間にこれまで実際に摂取したカロリー量は、ユーザのユーザIDに対応づけて食事内容を登録することにより自動計算によって取得することができる。またユーザに装着されたウェアラブル端末、スマートウオッチ、スマートバンドに設けられたセンサ部と算出部により、摂取カロリーを計測することで取得することができる。取得された1日の間にこれまで実際に摂取したカロリー量は、サーバ200の購買履歴データ格納部1060に送られる。
一方、品目IT毎のカロリー量は、品目ITに対応づけて飲料品目評価値格納部1010及び食品品目評価値格納部1020に記憶されている。
例えば、ユーザの1日の残りの許容摂取カロリーが500kcalである場合には、「特定のビール」(500cc)と「きんぴらごぼう」(200g)の組合せだけが500kcal未満であり、許容摂取カロリー未満であるという条件を満たし、特定のビール」(500cc)と「ひじき煮」(200g)の組合せ、「特定のビール」(500cc)と「焼き鳥」(200g)の組合せは500kcalを超えるため、許容摂取カロリー未満であるという条件を満たさない。なお、食品の品目によって1包装当たりの重量(容量)が異なる場合や同じ品目の食品であっても包装毎に重量が異なる場合には、食品1包装毎にカロリー量を対応づけておけばよい。
この結果、図35Bに示すように、ユーザ側端末120の表示装置17の相性情報提示画面530Bに、「お客様にお奨めの本日のお惣菜は、お客様の許容摂取カロリーを考慮すると、品目IT21のきんぴらごぼうです。」という情報と共に、品目IT21に対応づけられた品目評価値IVのレーダーチャートの情報が表示される。
これによりユーザID1が過去に購入した「特定のビール」だけでなく、許容摂取カロリーの範囲内で、「特定のビール」と相性の良い「きんぴらごぼう」の購入を促すことができる。
以上、ユーザが過去にスーパーマーケット等の店舗で購入した飲料と相性の良い食品を提示する場合を例にとり説明した。
しかし、ユーザが過去にレストラン等の店舗でサービスの提供を受けた飲料と相性の良い食品を提示する場合にも同様に実施してもよい。
また、ユーザが過去に店舗で購入した食品と相性の良い飲料を提示する場合や、ユーザが過去に店舗でサービスの提供を受けた食品と相性の良い飲料を提示する場合にも同様に実施してもよい。
また、ユーザが過去に店舗で購入した料理と相性の良い調味料を提示する場合や、ユーザが過去に店舗でサービスの提供を受けた料理と相性の良い調味料を提示する場合にも同様に実施してもよい。
また、ユーザが過去に店舗で購入した調味料と相性の良い他の調味料を提示する場合や、ユーザが過去に店舗でサービスの提供を受けた調味料と相性の良い調味料を提示する場合にも同様に実施してもよい。
また、ユーザが過去に店舗で購入した食品構成材料と相性の良い他の食品構成材料を提示する場合や、ユーザが過去に店舗でサービスの提供を受けた食品構成材料と相性の良い他の食品構成材料を提示する場合にも同様に実施してもよい。
2021年5月12日に出願された日本国特許出願2021-81158の開示は、その全体が参照により本明細書に取り込まれる。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願、及び技術規格は、個々の文献、特許出願、及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。