JP7399126B2 - 車止め - Google Patents
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Description
しかるに、この従来技術は、中実の金属棒(鋼棒)を用いるため、重量が重いという欠点がある。
しかるに、この従来技術は、多数のスペーサ(金属円柱)を溶接にて固着するため、製作工数が非常に多くかかるという問題がある。また、溶接付けを用いていることから線膨張係数の異なる材料を使用することができない。さらに、溶接付けした部分は腐食が生じやすいため、腐食を防止するためのメッキ処理または、防サビ剤の塗布が必要になり、手間と製造コストがかかる。
補強材は放射状の板材からなるもので、この補強材を対向して配置した2本の管体の接合部分に挿入して用いられる。
しかるに、この従来技術は補強材を差し込むだけで特別の固定手段は用いられていない。したがって、縦向きで用いられたとき落下の可能性があり、車止めに使った場合に基礎のコンクリートに接触すると、補強材が腐食するという欠点がある。
第2発明の車止めは、第1発明において、前記補強部材は、横断面視において、前記車止め本体の内壁面に最接近する部分が点当たり形状に形成されていることを特徴とする。
第3発明の車止めは、第1または第2発明において、前記補強部材が、アルミニウムの押出形材であることを特徴とする。
a)補強部材が放射状に延びる6~10枚の板材を有するので、車止め本体の周りのどの方向から外力が加わっても、大きな抵抗力を発揮することができる。したがって、車止めの強制停止機能を高めることができる。
b)車等の衝突による外力が生じても、補強部材の下端部が地表面より上部に移動することがなく、最も外力が加わる地表面付近の衝突抵抗力を高めることができる。
c)補強部材の下端部が車止め本体の下端部より上位にあることで、埋設部に用いられるコンクリートと補強部材の下端部との間に空間ができ、補強部材がコンクリートに接触することがない。このため、補強部材の材質がアルカリ腐食しやすいものであっても、腐食を防止することができる。
d)補強部材は車止め本体に差し込まれたピン状の部材または棒状の部材によって、その下端部が支えられているので、車止めの施工時に補強部材が落下することはなく作業性が良くなる。また、補強部材を溶接等により車止め本体へ固定する必要がなく生産性が向上する。
第2発明によれば、補強部材の先端部が点接触形状(点当たり形状)であるため、補強部材の先端部と車止め本体の内周面(内壁面)との接点を減らすことができ、補強部材の車止め本体への挿入が容易に行える。
第3発明によれば、アルミニウムの押出形状を用いると、軽量でかつ寸法精度の高い補強部材が得られる。このため、車止めの組立が容易となる。
(第1実施形態)
図1および図2は、本発明の第1実施形態に係る車止めAを示している。
この車止めAは、車止め本体1と補強部材2Aおよび保持材3とからなる。図示の車止め本体1は、1本の横中空管部11とその両端に湾曲部分を介して接続された2本の縦中空管部12,13とからなる。つまり、図示の車止め本体1は逆U字形である。ただし、本発明には、車止め本体1の縦中空管部12,13の間にさらに横中空管部が接続された車止め本体や、横中空管部の両端に直角に縦中空管部が接続された車止め本体、縦向きに延びる縦中空管のみの車止め本体も含まれる。
横中空管部11および縦中空管部12,13は、図1および図2に示したような断面が円形のもの以外に、断面が矩形のものであってもよい。
そして、補強部材2Aは、前記車止め本体1を構成する縦中空管部12,13に挿入される。挿入された状態の補強部材2Aの下端部は保持材3で支えられる(支持される)。
基礎5は公知の構造であり、コンクリートを打設したコンクリート部51とクラッシャラン52とからなる。
たとえば、補強部材2Aの下端部と縦中空管部12,13の下端部との間は、50mm以上であることが好ましく、100mm以上であることがより好ましく、150mm以上であることがさらに好ましい。
本実施形態の補強部材2Aは、横断面視で8枚の板材21~28が中心0(対称点)から外側に向かって放射状に延びた形状である。
仮に、1枚の板材21に真向から外力が加わると、その板材21の座屈抵抗で外力を受け止めるが、座屈抵抗は大きいので、大きな抵抗力を発揮する。
また、2枚の板材21,22の間に外力が加わると、2枚の板材21,22の屈曲抵抗で外力を受け止めるが、屈曲抵抗の2枚分は大きいので、大きな抵抗力を発揮する。
たとえば、板材の枚数は4枚から12枚が好ましく、6~10枚がより好ましく、8枚がさらに好ましい。板材がこのような枚数であると、高い衝突抵抗力を外力の方向に依存せずに発揮することができる。なお、板材の枚数が、4枚より下回ると対抗力に方向依存性が出てしまい、12枚を越えると、重量が嵩み、コストが増加してしまう。
本明細書において点当たり形状とは、面当たりで接触する場合の接触面積よりも狭い面積で接触する形状をいう。補強部材2A(具体的には、各板材21~28)の先端部を点当たり形状とすることで、補強部材2Aの先端部と車止め本体1の内壁面との接点を減らすことができ、補強部材2Aの車止め本体1(縦中空管部12,13)への挿入が容易に行える。
図4に示す本実施形態では、各板材21~28の先端部の横断面形状は、半円形に近い丸みを帯びた形状であるが、このほか三角形や台形状などであってもよい。
補強部材2Aは、長さが約500~750mmであり、外径が縦中空管部12,13の内径(内壁面間の距離)より少し小さい大きさである。図1の補強部材2Aは、長さが500mmのものを示している。
補強部材2Bは、8枚の板材21~28を中心0から外側に向かって放射状に延ばし、かつ各板材21~28の隣接する先端同士を8枚の連結板31~38で連結した形状である。
本発明で云う連結板とは、複数の板材を連結するものであり、図5に示したような板材の先端同士を連結するもの以外に、板材の中間付近を連結したものであってもよい。
各連結板31~38の連接点は、鈍角三角形状でかつ角が丸みを帯びた形状となっているので、図4に示す補強部材2Aと同様に点当たり形状となっている。このため、補強部材の車止め本体への挿入が容易に行える。
よって、補強部材2Bは、車の衝突等による外力に対し、大きな抵抗力を発揮することができる。
補強部材2Cは、8枚の板材21~28を中心に0から外側に向かって放射状に延ばし、かつ各板材21~28の隣接する先端同士を4枚の連結板41~44で連結した形状である。
各連結板41~44の連接点は、直角三角形状でかつ角が丸みを帯びた形状となっているので、図4に示す補強部材2Aと同様に点当たり形状となっている。このため、補強部材の車止め本体への挿入が容易に行える。
よって、補強部材2Cは、車の衝突等による外力に対し、大きな抵抗力を発揮することができる。
その結果、補強部材を用いない車止めに比べ、補強部材2Aを用いた車止めAは、約2~3倍の耐久荷重を発揮することが分かった。
したがって、本発明の車止めAは、自動車に対する高い強制停止機能を発揮できると云える。
1 車止め本体
2A、2B、2C 補強部材
3 保持材
5 基礎
21~28 板材
31~38 連結板
41~44 連結板
Claims (3)
- 中空であり金属製の車止め本体と、
前記車止め本体の内部に挿入される補強部材と、該補強部材を保持するための保持材とを備える車止めであって、
前記補強部材は、横断面視において点対称の部材であって、中心から外側に向かって放射状に延びる6~10枚の板材からなり、
前記補強部材は、前記車止め本体における地中に埋設される埋設部と地上に露出する露出部とにわたり、かつ前記埋設部ではその1/5~4/5にわたって配置されており、
前記補強部材は、その下端部が前記車止め本体の下端部より上位で保持されており、
前記保持材は前記車止め本体に差し込まれたピン状の部材または棒状の部材であって、前記補強部材の下端部を支持している
ことを特徴とする車止め。 - 前記補強部材は、横断面視において、前記車止め本体の内壁面に最接近する部分が点当たり形状に形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の車止め。 - 前記補強部材が、アルミニウムの押出形材である
ことを特徴とする請求項1または2記載の車止め。
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